昨日、奈良県で「子どもを犯罪の被害から守る条例」が可決成立したそうです。
条例の大きな柱は2点。
これは日記であってblogじゃねぇんだってばよ(笑)>サトミくん
blog化って言っても自分で全部スクリプト組むのは大変だしねぇ。そこまで労力を傾けて得られるものは何ぞやと言われると答え無いし。少なくとも私にとっては費用対効果が見合わないものです>blog
大体、このような一般常識的小市民の日記を喜んで読んでいる人などさほど多くもなかろうて。
都議選投票日。投票所になっている近所の小学校で投票。
誰に投票しようか悩んだんですが……結局、東京都青少年の健全な育成に関する条例に反対している政党という点が決め手になって某候補に入れました。
政策の效果って評価されない、あるいは評価される必要がないんですかね?
なんか争点が薄いなどと言われている都議選ですけど、東京都が現在最も力を入れなければいけないのは、伝染病などの疾病対策と、治安対策でしょ。特にHIV/AIDSは国内感染者の4割が東京都って状態なんですけど。
なんで健全ナントカとか、愚にもつかないことを論ってるんですかね? 暇なんですか?>都議会
都議選に絡んで画伯が
「アニメ観光産業」って書いてたんですが、それはこういうのじゃない?
いつからそんなもの出来たんだろう?
アニメスタジオ見学ツアーなんだろうか?
安価にVPN作ろうと思ったら、やっぱYAMAHAのRT-57iがいいのかなぁ。
Steve FossettとMark RebholzがVickers Vimyの復元機で大西洋無着陸横断飛行の再現に成功したそうな。
John AlcockとArthur BrownがVickers Vimyで初の大西洋無着陸横断に成功したのは1919年6月14日〜15日にかけてのことでした。使用したVickers Vimyはヴィッカース社が第一次大戦末に開発した爆撃機で、残念ながら、あるいは幸いにも実戦投入前に終戦を迎えました。当時としては最大級の爆撃機で、360馬力のロールス・ロイス・イーグルVIIIエンジンを二機積み、なんとペイロードが1t以上もありました。(ちなみにB-52のペイロードは31.5t。C-17は72.5tです)
欧州大戦後に起きた航空隆盛の波のなかで、長距離を荷物を沢山積んで飛べる飛行機として利用され、いくつもの長距離飛行記録を打ち立てました。大西洋無着陸横断はその一つです。
さて、ここで「あれ? 大西洋を初めて飛行機で横断したのはリンドバーグじゃなくて?」と思った人は、残念でした。リンドバーグが達成したのは大西洋単独無着陸横断飛行です。
ともあれ、1903年にライト兄弟が初飛行をしてから僅かに16年で飛行機は大西洋を横断したのでした。技術の進歩に瞠目せざるを得ません。きっと当時は楽しかっただろうなぁ。
「MaxMuse、後藤真希のシングル「スッピンと涙。」をCD発売と同時に配信」とかいう記事を見掛けた。私ゃこの人知らんのですが、そりゃそうだわな。大塚愛の「さくらんぼ」が音盤54万枚で着うたダウンロードが100万超ということになったのは記憶に新しいところで、ネットワーク経由の販路はもはや確立済みと言っていいでしょう。となれば、両者に差を付ける必然性などない上に、タイムラグがあればそこに海賊行為や不法ネット放流が行われるわけですから、当然のように同時リリースが最大利益ということになります。
海賊行為を抑え込むには、著作権を振りかざして取り締まるだけでは效果が薄くて、何度も書いているように、商品を可能な限り素早く入手可能な状態にし、かつ適価で流通させることが肝要です。以前某日記に書きましたが「より素早く、できれば世界同時に、大量の商品を一気に出荷する」ことが最大利益を得る方法だと私は考えています。
でまあ、そう考えるのはどうも私だけではないようで「封切りと同時にDVD発売——Warner Bros.の異例の海賊対策」とWarnerもこういう方向に走っておりますな。そのうち、劇場映画は公開日に映画館にいくと、グッズ売り場でDVDを売ることになるでしょうね。映画を観た人にDVDをその場で売りつければ、「もう一回観たいけど映画館ではいいや。自宅で観よう」とか思う人が買って帰ったりするでしょうよ。最初からDVDだけを買う人は、映画館では観ないでしょうから損失はない、と。
日本でなら、例えばアニメコンテンツなどを、TV放送と同時にDVDリリースするなどの手立てが考えられますよね〜。
某勾玉電脳乱土では蔵元の名前が画像で表示されていたりするわけですが、梯子高に拘る割には「茨」の字には無頓着なのかなぁとふと思ったり。
ちなみに梯子高はUnicodeにはばっちり入っていたりするので、HTMLの場合実体参照で髙とか書いとけばよかったりするわけですが、実際にUA上で表示されるかどうかは神の味噌汁です。
いきなり話しが逸れましたが、問題は「茨」です。
「茨」の字は草冠(艸/⺾/⺿)+「次」です。論点は「次」の方にあって、これの本来の字体はで欠部二画の形声文字……つまり、「欠」が部首で「二」が音符です。だから音読みは「ジ」だったりするわけですね。これを二水「冫」に「欠」へと字体を変更したのは昭和24年の當用漢字字体表ですが一体何を考えてこのような字体変更を行ったのか、私には理解できません。理解はできませんが内閣告示になっちゃったのでそれはそれとします。
さて、問題の「茨」ですが、先にも書いたように「茨」は草冠+「次」で、茨の字自体は當用漢字にも常用漢字にも入っておりませんので、いわゆる「表外漢字」ということになります。よって、當用漢字字体表の字体も常用漢字の字体も影響を及ぼさない筈ですから、「茨」の字体はもしくはとなるはずで、実際表外漢字字体表でもそのようになっています。
これがなぜJIS X 0208の例示字形がになっているかについて語ると恐らくこの日記は長大無辺なものになると思われるのでざっくり省略しますが、行きすぎた変形ではないかと私は思います。
で、蔵元の戸籍上の字形がどうなっているのかは私の知るところではないのですが、梯子高にあれだけ拘っている以上、もしかしたら戸籍の方も二水になっているのかもしれないと思うのでありました。とすると、一体いつから蔵元の苗字の字体が二水の茨になっていたのかという新たな謎が生まれることになり、一体どこのどいつが書き間違えやがったのか異体字を生み出しやがったのかと異端審問の一つも開催したくなったりするわけですが、宗教的正義が平和を生み出したことはないという歴史家の良心が私を押し留めるのでありました。
つるかめ、つるかめ。
昨日ロンドンでおきた連続爆破事件。犠牲となった方々には心からお悔やみを。
しかし、サミット開催中で厳戒体制にあった筈のロンドンで、これほど見事にテロが実施されるということは、改めてテロを防ぐことの難しさを考えさせられますね。やる側は何時でも何処でも狙えるけど、守る方はそうもいかんわけで。
ロンドンは世界でも有数の監視カメラ都市ですんで、犯人が見つからずに行動し得たというなら、そっちの方も気になります。犯罪逮捕に效果がなければ、意味がないのでねぇ。
「ギリシャ人の難しい発音の名前にストロー英外相、ギブアップ」(原文)。
なんか前ちょっと書いた記憶もあるんですが、ギリシャ人の名前って言ったって、それも所詮は主格の時の話で、英語なんぞより余程屈折語らしい屈折語であるギリシャ語では当然人の名前だって格変化するので(以下略)。
そういうわけで、相手に理解もされなきゃ発音もできない名前を後生大事に抱えていてもしょうがないので、Giorgos Dimitrakopoulos氏をGeorgeと呼ぶことには一定の理解ができますし、自らも同じ立場に置かれた時はしょーがないと諦める必要があります。
世界は広いからねぇ。
このニュースが笑い話で済んでいるのは、異文化交流の歴史が長い欧州だからだろうが、昨今の極東地域だと、相手の言語を勉強しろとでも言いたげな人間がいたりするのが、やや気になる。いいじゃねぇか名前くらい。人間できることとできないことがあらぁな。
というわけで、別に揶揄しているわけではないのです>蔵元
7日に言及しようとして第6世界へ行ったっきりになってしまったのでうっかり忘れいていたのですが、「インテル、M・フリーマンの映画製作会社と共同事業--ネットで作品封切りへ」という報道がありました。
過日私も書いたのですが、この考え方が現在取りうる手段の中で最良の選択肢であろうと私は考えています。DVDなどの媒体商品は、現在のそれとは違った意味を持つ商品として、変質すると思います。
考えられる方向としては、所有欲を満たし、またネット配信では得られない特典を付けられた「グッズ」としての価値。もう一つは、ネットで配信することが不可能なほど高品質なコンテンツ供給体としての価値。あるいはその両方でしょうか。
前者であればただヲタを生産すればいいのですが、後者については消費者教育が不可避でしょうね。高音質にしろ高画質にしろ、それが見分けられなければ意味がないわけで、当然そんな奇特な技能所有者は自然発生しにくい。であれば誰かが育てなければいけないわけで、結局は売りたい側が育てるしかない。それをしてこなければ、あとは技術の進歩に伴う商品の低廉化によって、廉価販売競争に巻込まれるわけだ。
ともあれ、また一歩踏み出した人達がいるってことさね。
踏み出したといえばこっちも。
慶応大学電気自動車研究室が中心になって開発している電気自動車eliicaですが、ナンバーを取得して公道を走ったそうです。
個人的にはまだまだ実験車の域を出ないと思っているのですが、受注生産でも200台も造るとなれば大したもの。して、お値段は一体いくらなのであろうか。リチウムイオン電池の値段が一番高そうだが……はてさて。
機構的には車輪内部にモータを仕込むイン・ホイール・モータなので、ばね下重量が大きい分、特に悪路での運動性に難があるのではないかなどと思ったりするのですが、とりあえずはアスファルト舗装されたオンロードだけ走ってればいいのか。
ところでこの車の排気量税(自動車税)ってどうなるん?(笑)
AppleがIntelプロセッサを採用すると発表したのは記憶に新しいところですが、その時のAppleの説明は、消費電力当たりの性能がIntelプロセッサの方が高いということでした。これに対してPowerPCの旗手、IBMは反論を展開していたりするわけですが、有言実行とばかりに超低電圧版のPowerPC 970FXなんて発表したりして。これならPowerBookに乗るんと違う?
中々楽しいですな。果たしてIntelとIBMを相克させてAppleが利を得ることができるか、注目です。ま、正直三社ともども思惑だらけってところはあるので、三つ巴の戦いが良い方向に進めば、いち消費者としてはあり難い限りです。
2003年7月に行われた岐阜県可児市市議会議員選挙において使用された電子投票システムに障害が発生し、投票が一時ストップした件で、選挙の結果次点となった候補らによる選挙無効訴訟を起こしていたのですが、8日最高裁にて選挙無効が確定しました。これにより市議は全員失職、可児市選挙管理委員会は8月21日に投開票という日程を発表しました。
なお、この再選挙は紙による投票を行うそうです(厳密にはプラスチック製の偽紙なのですが)。
電子投票システムがまだまだ発展途上の技術であることは周知の事実であり、問題が起きたのであれば、選挙管理委員会は速やかに選挙無効を宣言すべきだったと思います。電子投票機器に問題あったことが問題なのではなく、それを想定していなかった、あるいは受け容れなかったことに問題があったのではないでしょうか。
電子投票システムには利点があり、今後とも機器を改良・発展させていくべきだと思っていますが、その中で高信頼性・高検証性の獲得は優先度の高い項目だと思っています。今後ともこのようなトライ・アンド・エラーを暫くは続けていくことになると思いますので、選挙管理委員会はもっと真面目に仕事してほしいと思います。
紙の投票が信頼性が高いかと言われると、いつぞやの沖縄であった「投票総数が有権者数より多かったのに選挙が有效とされた」なんていう変な話もあったりするからな。結局は選挙管理委員会の有識に任されているところがあるんだよね。
なぜか列島戦隊ブームです。
韓国が建造していたLPX(次期多目的揚陸艦)が進水、「独島」と命名されたそうな。ちなみに進水したのであって就役したわけではない。戦力化は2007年の予定だと。
ともあれ、実を言えばまともに運用できる強襲揚陸艦を考えたら、このくらいのサイズにはなるよな、という気はします。日本のおおすみ型は先のスマトラ沖地震津波被災地へ派遣された際に色々問題が見つかっていて、その中に「大型ヘリを運用するには艦が小さ過ぎる」なんてのがあったし。他にも陸自が指揮するためのスペースとか通信設備とかにも問題があったそうです。
文化庁から「平成16年度「国語に関する世論調査」の結果について」が発表されてたので、概要を閲覧。最終的な報告書は印刷物になるようだ。
宇宙と関係あるような内容な話題。
むしろ現在の日本語が置かれた状況に於いて火急の要をなしているものは、今後見込まれる日本語人口の漸減、ゼロサムゲームのパイ皿が近い将来減少することが確実なことではなかろうかと思うのですが、どうでしょう。単純な人口減少だけではなく、歳を取れば目も悪くなり、どうしても読書からは遠ざかるわけで、年齢構成の高齢化も見逃せない要因となる筈です。
関連する話題ですが、「インドネシア、長期滞在の外国人に語学検定義務づけ」なんて記事がありました。
おろしや国から「全キートップにカラーディスプレイを搭載したキーボード」なんてキワモノが。
多言語っぽい話題ですが、なんか去年の10月の都知事の「フランス語は国際語として失格」とかいう発言に、「名誉を傷つけられ、営業を妨害された」としてフランス語学校の校長らが民事訴訟を起こしたらしいんですが……フランス語が国際語として適格か不適格かなんざ知ったことじゃありませんが、都知事の発言も発言なら提訴する方もする方だな。なんだか「首都大学東京」設立がらみらしいんですが。
そう言えば、呉港から船に乗ったら、おおすみ型輸送艦が3隻全部集結してました。
さとみくんが変なこと言ってる。彼は既に人外への道を歩み始めていたのではなかったろうかと思ったりするわけだが、本人的にはまだ人外には至っていないつもりだったらしい。
米海兵隊によるV-22 Ospreyの最終評価が先日終了し、合格となったそうな。現在先行少数生産を行っているV-22はこれによって次年度からの本格量産が始まることになる。
「「児童ポルノ」閲覧制限 国会図書館、摘発対象指摘受け」なんつー記事が。
北区の「区民とともに歩む図書館委員会」ワークショップとやらに参加してきた。
いけね、Bクラの発表資料作んなきゃ。
ロンドンで第2のテロが起きたというニュースが……。
中国が人民元を切り上げ、同時に固定相場制を廃止、通貨バスケット制へ移行するそうな。いよいよ中国経済も正念場ですなぁ。ここを乗り切れるかどうかが、将来にかかってくるでしょう。
今日、某所の会合で話が出たのでリンクしておきます。
すでにFATフォーマット済みのUSBメモリを超漢字でフォーマットしなおすのに、どうすりゃいいんだっけと3分程悩んだ。すぐにディスク設定でフォーマットしちゃったんだけど、これ、あとで今度はFATフォーマットに戻すのができないんだっけ?
いやはや大きな地震でしたね。うちでは震度4、本棚から本が落ちてきました。怪我はしませんでしたけど、配架し直すのが大変で大変で……。
次期Windowsの名前が「Windows Vista」になったとか報じられていますが、さっと頭を「Hasta la vista, baby」なんてフレーズがよぎりましたよ、ええ。
日日日がなんかもの凄い勢いで新刊予定に……。追従できるか?
あ、一問目のそのネタ、私も考えたんだよね。「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」。名言ですね。
気がつくとスペースシャトルの射上げカウントダウンが再開されてるじゃないか……。26日射上げ? 原因究明は棚上げ? 大丈夫なんか……?
シャトルに絡んで、「実験棟「きぼう」打ち上げ延期も、NASAが通告」なんてのも。
去年の11月に進水したテクノスーパーライナーの実用一番船ですが、どうやら就役を待たずにポシャりそうです。
去年紹介した2WD自転車ですが、どこへ消えたかと思っていたら、しぶとく開発が続いていたらしい。前は前輪シャフト駆動だったのが、チェーン駆動になってる。うーん。個人的にはシャフトの方が好きなんだが。
「巡査発砲:重傷の会社員に道警幹部が「運がよかった」発言」という記事に違和感を感じました。
“折り込み済みのリスク”といえば、先21日ロンドンで、ブラジル人男性ジェアンシャルレス・ジメネゼス氏(27)が捜査官にテロリストと間違えられて射殺されちゃったなんて事件がありました。詳しい報告がまだなので何とも言い難いのですが、7日、21日とテロが続いて治安当局がぴりぴりしてるところに、捜査官に呼び止められたところを逃げ出したとあっては、最悪の事態へ向かって走り出したといわれても言い訳できないような気はします。
権力と暴力の関係について、昨日の朝日新聞の天声人語に「もとよりテロという暴力は許し難いが、「権力」は、「暴力」と同居しないよう踏みとどまるべきだろう。」とか書いてあって、何考えとんじゃこいつは?と首を捻りました。
で、同じ天声人語に思わずツッコミを入れちゃったのが、「かつて日本では、関東大震災で「朝鮮人が襲撃してくる」というデマが広がり、多くの人が殺害された。」って下り。大震災当時「不逞鮮人の一派は隨所に蜂起せんとする模様」とか書き立ててた張本人が朝日新聞だったじゃないか、と。
「「規格分裂は許容できない」,米国ビデオ・ソフト流通の業界団体が次世代DVDで声明」という記事があって、米国のビデオ・ソフト販売/レンタル事業者の業界団体が規格統一を呼び掛けたとか。
NHKスペシャル「21世紀の潮流 アフリカ ゼロ年 第4回 40万人を死なせたのは誰か 〜南アフリカ・エイズ薬と命の値段〜」が、なんかもの凄く他人事っぽく南アフリカのHIV/AIDS蔓延を取り扱っているのはなぜなんだろうと思った。
で、我々は実は直接的に選挙管理委員会を選んでいるわけではなかったりして。
彼の息子の未来に幸多からんことを……。
去年くらいからですかね、なんか妙に日本各地で○○戦隊だとか××レンジャーだとか、ローカル戦隊が雨後の筍のように発生していてですね、もしかして日本のどこかで一億総オタク化計画でも進行しているんじゃないかと思っているんですが。私が目にしたものをピックアップしていくと……。
北は北海道から南は沖縄まで、全国満遍なくこの手のヒーローは日本に遍く遍在しているようです。
いつから日本はこんな秘密戦隊が全国各地に存在するような国になっちまったんでしょうかねぇ……。
別に他国の軍艦の命名に文句を付ける気はありません。米国だって強襲揚陸艦Iwo Jimaなんて艦を第二艦隊旗艦にしてるしね。多少気になるのは、韓国軍におけるこの艦の役割です。韓国軍は北朝鮮を主要仮想敵として、逆上陸作戦のために海軍と海兵隊による揚陸作戦能力をかねてから重視してきています。そういう点では別に新型の揚陸艦を用意することに疑問はないのですが、問題はそのサイズで、基準排水量13,000トン、満載排水量19,000トンってのは、北を相手にするだけというには些か大きすぎるような。ここんとこ韓国は機動艦隊創設計画とか大洋海軍への足場とか言って、KDX-2/忠武公李舜臣級駆逐艦だとかKDX-IIIイージス艦だとかのを作ったり計画したりと軍拡に余念がないのですが、領海が日本海、黄海、東シナ海やらの一部にしかなく、大洋に接しない国に沿岸海軍以上の軍備が必要だという意見がそもそも分かりません。
日本の場合、太平洋に面している上に島嶼も多く、領海と排他的経済水域を合せると447万km2の海域を網羅しなければならないため、海軍は必然的に外洋海軍の性格を持たざるを得ませんが、韓国にはそんな事情はありません。韓国が外洋海軍を持とうとするならば、それは日本の管理水域を突破して外洋へ出る意志があるということになり、それはつまり日本を仮想敵にしていることに繋がります。
もっとも、韓国が日本の同盟国で日韓両軍が極めて緊密な連携下にあるというなら話は別ですが。(だとしても、なんだか「イタリア海軍が大西洋に飛躍」的な不条理さは感じるけどな)
そういった問題を解決するための大きさを考えていったら、13,000トンってのはそれほどおかしな数字じゃないね。日本の次の輸送艦もこのくらいの大きさになるんちゃう?
さすが監視カメラ王国というべきでしょうか。犯行前にキングス・クロス駅に集合したところを監視カメラが捉えていたとか。しかも実行犯4人は既に身許特定済み。また関係容疑者も逮捕といいますから、9-11の時のFBIの動きに比べれば手際がいいと感じますね。
事前に犯罪を抑止することには効能はないのかもしれませんが、事後に速やかな容疑者の特定を行うのには、それなりに效果が高いことが窺えるな、と。
でも見えてきた事件の背景は絶望的だけどね。
ざっと目を通した感想としては、「こんなもんじゃねぇの?」ってところか。
面白かったのは慣用句についてで、慣用句は文法的ではなく経験的なものなので、とにかく本を読まなければ身に付かない。ただし、これもまた宿命的な問題ではあるのだが、たとえ誤用であってもそれが広まってしまえば慣用になって定着する。この辺の見極めがまた難しい。
漢字の使用については、これが実態だってことでしょうね。戦後営々と続けられてきた漢字制限ってのは、結局は賛同を得られることなく終わり、そして忘れ去られるんでしょうな。でもそう言ってしまうには、犠牲は大きすぎたような。政策や教育の混乱が、表記に対する不安という形で顕れているような気がします。今後の教育の変革が求められるところです。
言葉の変化は常に起こっていることで、これを押し止めるのは不可能なのですが、一方で変化を最小限に止めようとする力も働き、両者の拮抗が次世代の日本を形作るわけだ。その動きを眺めやるのに良い調査だと思う。ただ、その割りには調査内容が毎年変化し過ぎのような気がするけど。
射上げ再開を目指したスペースシャトルですが、残念ながらセンサー故障で射上げは延期と相成りました。慎重なのは悪いことではないので、これ自体がどうこうとは思わないんですが、報道はどうなんでしょうね。
個人的には日本でも有人宇宙飛行に向けた実験など行って欲しいと思うのですが、予算がねぇ……。
サントリーミュージアム[天保山]で「ガンダムと美術 来たるべき未来のために」展が明日から開催されるそうな。
展示物を見ても「1/1スケール コアファイター」とか、なんだかよく分かんないものが多いんですが、好きな人ならきっと大阪の果てまでも観に行くのでしょう。行かんけどな。
大体、よく言われることなんだけど、IT化の波とやらのお蔭で、記述言語としての日本語を扱う機会は格段に増えていて、振興も何もケータイのメールなんぞまで含めれば、前代未聞の大日本語氾濫期でしょう。「活字文化の危機」とか訴えている人は要するに紙に文字を刷って食ってた人達の話で、先のTIBFを見るまでもなく、今やケータイで小説を読む時代です。また、「電車男」などに見られる新しい形態の文学(……?)も生まれてきており、blogブームのお蔭で過去に無いほど多くの人間が日本語を書いています。私個人としては心中去来するものはありますが、この流れが突然止まる、あるいは退潮するとは考えにくいので、今後も電子媒体上での日本語の活性化は続くと思います。
というわけで、政策レベルでこのような法案を取りまとめるまでもなく、文字活字文化は振興を極めており、一体何のためにこの法案を通したのか些か理解に苦しみます。
こういった部分を見逃しながら、「文字・活字文化の振興」などと言われてもちゃんちゃらおかしいわけで、国会議員は杞の国の人か?と揶揄してみたくもなります。
私に言わせれば、日本はもっと日本語人口を増やすことに積極的であるべきです。
6月14日のNHKクローズアップ現代で不法滞在外国人の子女の教育問題を採り上げていましたが、不法滞在云々はともかく、日本で生活する以上必要とされる日本語技能の習得を公的に保障することは、行政サービスとして重要だと私は考えています。
これはどう考えてもやり過ぎというか労働市場の参入障壁にしようという意図が明白ですが、言葉を学ぶことを奨励するという点だけは評価していいかな。でも、語学習得に対する補助金とか助成とかがないんであれば、単純に負担だよな。
インドネシア語は元々海洋マレー語といってあの辺の多島海で使われていた交易語なので、比較的習得が容易であるという特徴を持ちます。まあ、交易言語は面倒な文法などが省略されて簡単になる傾向があるので、参入障壁にしやすいという側面もあるんでしょうかね。これが日本語だったら、障壁というよりイヤガラセに近いからな(笑)。
そう言えば昔、片岡先生からMITで似たようなものを見たと聞いた覚えが。人間考えることは大差ないってことか。
それはともかく、私のような「時々他言語を入力する」ような人には嬉しいですね。たまにハングルを入力しようとした時に「あり? 2ボルの並びってどうやったかな?」とか戸惑ってしまうクチなもんで、言語切替えと同時にキーボードマッピングが切り替わり、連動してキートップまで変わってくれるとありがたいです。要するに、覚えてしまうほどは入力しないんだけど、コード入力するには回数が多いという、スキマ向けなんですけど。
個人的には訴訟主体となりうる資格が提訴側にあるのかどうかが気になりますが……。
主目的地が目的地だったので、途中で何箇所か観光を兼ねようと思い立ったため、名古屋でPAPIに寄り、呉で大和ミュージアムに寄り、最後に広島で原爆観光(?)をしてきました。振り返ってみると、結構強行スケジュールだったような。
PAPIの感想は次のBクラで発表するとして、大和ミュージアムはあれですな、“男の子の夢”って感じ(笑)。なんだかんだ理屈つけても、とにかくこのでっかい模型を作って飾りたかったんだろうというのがミエミエ。金があったらきっと砲塔とかを可動にしたに違いないですね。
しかし1/10スケールとはいえ、26.3mもあるわけで、でかいですよ、とにかく。その大きさがもう、圧巻。
うちらのご先祖は、この10倍もあるような艦を造って走らせてたんだなーとか思うと、不意に、「よし、次の護衛艦は3万トンくらいにしようぜ」とか馬鹿なことを口走りそうになりますね。
転地訓練の最中の筈なんだけど、艦の出番は終わったってことかなぁ……。あるいは、束の間の休息か。
自衛隊が暇なのは本来良いことなのだけれど。
吟遊詩人などとヌルいことは言わずに、堂々と「人外見習い」とか名乗ればいいのに。
とはいえ、モヒカン族でも人外でもない私が言っても説得力は薄いか。
すげー! 100マイル時超だよ!!
開発が始まったのが1982年。営々23年の年月をかけ、途中墜落事故により人命を損ないながらも実用化に漕ぎ着けた海兵隊やメーカの技術者には頭が下がる。
ティルトロータ/ティルトウィング機の着想は50年代から存在し、最初の実験機XV-3が初飛行を行ったのは1955年のことだ。1977年にXV-15が造られ、基礎研究が続けられた。こういった研究を踏まえ、米4軍統合先進垂直航空機(JVX)として開発が始まったのがV-22 Ospreyということになる。
基礎研究の段階から数えると、何と半世紀。
ヘリコプターの利便性と固定翼機の速度・航続力という欲張った要求を満たすには、ティルトロータ/ティルトウィングが最適であると分かっていても、半世紀に亙って研究開発を続けることができるかといわれると、日本には無理ではないかと考えてしまう。
しかし今、軍用のV-22に続き、民生用のBell/Agusta BA609も順調にテストをこなしてる。単純な民間機としてだけではなく、護衛艦や巡視船の搭載ヘリコプターに替わる次世代の艦載機としても有望だろう。
恐らく何も考えずに導入は行われるのだろうが、ほんの僅かでもいいから、これを国産開発できなかったのかと問うてみたい。
これって禁書だよなぁ。チクった朝日新聞って言論の自由を護らなくてもいいのか?
こういった「自主規制」の動きが広がるのは好ましくないと思いますけど、一般的にはどうなんでしょうか。流石に過去に遡って自主規制するような図書館はないでしょうけど。
有罪が確定した書籍については致し方ないと思うのですが、「ルールは決めてあるんだからお前ら自分で判断しろ」っていう法務省の言い分はかなり変。そもそもグレーゾーンが広い問題だし、自主規制の線引きだって誰が責任を持てばいいのかわかんない。言論表現の自由との兼合いだって難しい。だから裁判所ってものが存在するんだろう?
それにしても、嫌な世の中になってきたなぁ。
現在北区では新中央図書館の建設計画が進んでいて、その計画概要とそれに沿った建設デザインが出来上がってきたので、区民の皆さんを交えて意見交換しようというものらしいのだが、いやはや、50人くらいいたのかなぁ。意見が次々と出て凄まじかった。
北区民は政治的に喧しい人が多いのだろうか。私ゃノンポリなんだが。
障碍者対応の点や弱者支援の面で、確かに設計上問題がありそうな点がちらほら。ちなみに私も図面を見て発言したり。個人的にはネットワーク周りや電装系に興味があったんだけど、それ以前の段階で問題が噴出しそう(笑)。
……。
ねえ、隠居は〜?
……。なあ、この判定って「善人・悪人」の判定と違うんか? 悪魔は人と違うやろう!!
オー マイ ガッ!
あと少しで人の道を踏み外しそうです。
善と悪の区別が揺らぐときがありませんか?
自分の中の悪を上手くコントロールする事が出来れば完璧な人間と言えるでしょう。
というわけで、この判定はおかしい! 以上ッ。
前回より遙かに小規模と言うことですが、事態が悪化していくのを見るのは辛いものです。
「財務大臣になって予算を作ろう!」(要Flash)。何回やっても増税なしにクリアできないんですけど、そんなもんなんか?
マヂで分かりません。重量で多分3tくらい。1万冊までは行っていないと思いたいが。
読みかけの本ということでしたら、「国民の天皇」「戦争請負会社」「歴史の影」なんかが読みかけ。積読は山ほど。
「サマー/タイム/トラベラー 2」他合計13冊(7/22購入分)
私の人生をかなり豪快にねじ曲げた一冊。同人で今でも小説を書いているのは、この作品の影響といっても過言ではない。
私の尊敬する歴史学者の一人、John W. Dower氏の描く第二次大戦は、余りにも容赦なく、そして救いようがなく、そして公平。ここまで透徹した視線を私も持ちたいと思った。
私の人生を豪快にねじ曲げた本その2。NHKで坂村先生の語る未来像に惑わされて、そんでこの本を読んで崖から足を踏み外した。あとは落ちるばかり。
私の尊敬する隠者、兼好法師の隨筆。全編通じて漂う、捻くれまくった隠者の心理が堪らなく好きだ。世の中を睥睨する視線が好きだ。そしてそれでも筆をとってしまう兼好が好きだ。
私の卒論と同じテーマをより深く、緻密に掘り下げた本で資料価値も非常に高い。一介の学部生の卒論と大学教授の研究書では比ぶるべくもないが、それでもこの分野を自分はかつて歩んでいたんだと思わずにはいられない。
うーん。5人かぁ……見てみたい、という人5人ってことだから……。
とりあえず、musical batonを廻してくれたカリーさん。
んで、私以上のライトノベル読みであるところの永山祐介さんに投げておこう。
あとは……“生まれてきてゴメンなさい”きさらちゃん。
“鋼鉄の人外”さとみくん(笑)。
最後に、あの面白い作品の源泉を知りたいので、KaTOさん。
あ、嫌だったら無視して構いませんので、どうぞ宜しく。
震度5以上になって雨霰と本が降り注いできたら、私ゃ死にますな。
しかし、本が落ちる音ってのは、バサバサバサッじゃなくて、ドカドカドカッ!って音なんだなぁ。
間拔けな話だなとは思うけど、「本番」前に不具合が露呈して良かったね、とも。なんとなく新潟の教訓とかが活かされていない感じはあるんだけどね……。
しかしこんなの、ちょっと考えりゃわかりそうなもんなのに、初期設計の段階で地震計がいくつまで増えても大丈夫か算出してなかったのか、そもそも地震計の増設を想定していなかったのか、もしくは想定を超えた数の地震計を設置したのか。もしかしたら分かってたけど予算がなくて後回しになっていたのかもしれない。
ただやたらめったらサーバの処理能力や伝送経路の強化などを進めるのではなく、強化計画をきちんと立てて欲しいものですわ。
でもなんか洒落にするにはキツいような気もしたのでやめました。
身を削ってネタにするような大阪成分は僕の心にはないのです。
いや、失敗すれば大変なことだし、成功しても問題だぞ、こういう体制は。結果オーライで物事が進行して、致命的な破断が先延ばしされる状態は、最終的な崩壊がより大きくなることが多いので、余計悪い。
ここはじっくりと腰を据えて原因を究明すべきなのではないだろうか。
フロリダまで取材に行った方々による報告には、どうも不安がかき立てられる……。
結果オーライじゃ困るんだよ。
いい加減、本当に大事なことは自分たちでやんなきゃダメなんだと気付け、馬鹿!>政府
若い…若すぎる……。
原油価格の高騰によって黒字が見込めないとして運用母体の小笠原海運から契約破棄が申し入れられ、様々な代替案が提案されたものの拔本的改革にはならないとして就役を断念したということなんですが……船進水しちゃってんだよね……。
折角造ったのにこのまま廃船にすんのも惜しい。自衛隊ででも使えないだろうか……。ここで終わらせるのは簡単だけど、継続して研究開発を続ければ浮かぶ芽も出るかもしれないんだから……。
でも値段が大幅に下がったのは良いね。
2WD化のメリットが、重量増加を超えるほどあるか、というのが評価点になりそう。
警察官が職務執行上銃を使用すれば、このような事態が起きうることは当然で、流れ弾に当たってしまったのは、真に不運としか言い様がありません。しかし一方で、流れ弾が当たって骨折程度で済んだのは僥倖というべきで、「運がよかった」という発言は一面正しくもあります。死んでいてもおかしくなかったのだしね。恐らく幹部の発言はこの命を落とさずに済んだことについて言及している筈で、記事が流れ弾が当たったことを「運がよかった」と言ったように書かれているのは、誘導ではないでしょうか。
その上で、巡査の発砲が適切であったかどうかは別途審議されることで、恐らく問題ないという結論が出ているのでしょう。当たり前ですが、警官が発砲を躊躇することによって容疑者に逃亡されたり、二次被害を増大させたり、あまつさえ警官自身が殉職するなどの事態を招く方が問題でして、今回のような事態は起こらないにこしたことはありませんが、残念ながら「折り込み済みのリスク」と捉えなければならないでしょう。
ただでさえ最近は集団でパトカーを襲撃して逮捕者を逃すなんて暴挙がまかり通ってるようですので、こういう馬鹿どもに対しては躊躇なく発砲し制圧するのが世のため人のためではないかと思います。
でも流れ弾の防止策くらいは考えてもいいかもしれないけど。
捜査官は恐らく最悪の事態を想定したでしょうし、もし想定通り最悪の事態であったら、発砲を躊躇する方が余程マズい状況だったわけで、不幸なことではありますし、再発防止には取り組んで欲しいものですが、一方でこれもまた“折り込み済みのリスク”だろうなぁと思いますね。
人間がやることなので完璧とか無謬とかは求むべくもないし、過ちはどうしてもある程度の率で発生します。もちろんそれをよしとはしないで、過ちが起きないように改善できるところはしなければならないし、過ちは償うように制度化しなければなりません。日本にも刑事補償請求権(刑事補償法)などが存在するのはそのためなわけですが、死んでしまったら補償もクソもないってのは問題なんだよなぁ……。。
もちろん、そんなこと起きない方がいいし、一生遭遇しないで生きられるに越したことはないんだけど。
市民を代表する民主的な政府によって暴力が統制されることは、近代民主国家の原則の一つじゃないのか?
当たり前だけど、暴力ってのは容易に対抗できない物理力であって、であるからこそ国家の統制下に置かれなければならない。そうでなければ、暴力組織や武装組織の跋扈を掣肘することができなくなり、国家は麻の如く乱れることになります。ハイチなんかがいい例でしょう。
最終的に国内外の平和と安寧を担保するのは物理的強制力、即ち暴力であり、警察や軍隊といった暴力組織が国家統制下に置かれているのは、不思議でもなんでもありません。社会に不満を持った連中が徒党を組んで武装して異議を唱えるのは、言葉を飾れば「革命鬪争」になるんでしょうが、平穏に暮らしている一市民から見れば迷惑極まりない反社会暴力組織ですから、とっとと公権力によって鎮定されることが期待されるわけでして、当然そのための暴力を権力が備えていなければ困るわけです。
無論、誤りがあっては困るわけですが、羹に懲りて鱠を吹くような仕儀でもまた困るわけです。
なんというか、厚顏無恥もここに極まれりって感じ?
人数が少なくて身の入った議論ができた中で、本題から外れた話だったんだけど、学校が取り組まなければいけないことの優先度を考えると、不登校/登校拒否ってのは本来優先度低いよなぁって話が。
学校は教育を受ける権利を保障する機関ですから、教育を受ける権利を(不当な理由で)享受できない人がいれば、まずそれを救済するのが筋ではなかろうか、と。障碍児の普通学校通学とか、外国人子女の教育問題とか。
予算も人員も時間も限られているなら、目標に優先順位を付け、より優先度の高い問題から処理していくのが常道だと思うのだが、文部科学省の考えでは不登校/登校拒否問題は優先度が高いようだ。理由は不明だが、単に手っ取り早く効果が出そうだからではないかと邪推してみる。
鰻の集団殺戮が日本全土で繰り広げられ、蒲焼きにされた憐れな犠牲鰻を食べ尽す日であります。
不肖私めもこの大虐殺劇の片棒を担ぐべく、近所のスーパーで鰻買ってきました。
平賀源内の魂に幸あれ。彌栄!(謎)
何回かこの日記でも採り上げてきているんですが(1,2,3,4,5,6)、状況を見る限り、東芝/NECがどう頑張ってもBlu-rayは普及するでしょうね。PlayStation 3の力で。
Blu-rayの普及を止める手立てはなさそうなので、HD DVDとしてはBlu-rayを上回る普及度を目指さねばならないのですが、PS3を相手に回して、というのは大変だろうな。
既に技術的問題じゃなくて政治的問題でしかなくなってて、しかも歩み寄るとしたらHD DVD側からじゃないと、っていう状況だけに東芝の判断が注目されるところですね。
「Windowsの次期バージョンWindows Vista(TM)において日本語フォント環境を一新」と。
あれだな、燎原に敢えて火を放つような行為というべきなんだろうな(笑)。
実を言えばMS明朝/MSゴシックはWindows95に搭載されたver 2.0から最終版のver 2.30まで微妙に変化してて、さらにXPではGDIの仕様変更によるピッチの変化などがあったりして死にそうな目に何度もあったわけですが、これに拍車をかけようというのだから豪気なことです。
JIS X 0208の83年改訂に端を発し、NECのPC-9801シリーズを中心とした「新JIS/旧JIS」の問題は一応の終息を見るまでに15年くらいかかりましたから、恐らく今回の騒乱も15年くらいかかるでしょうね。それがわかっててやるんだから(以下省略)。
この問題は複数省庁に跨り、しかも数十年単位で折り重なった国語国字問題がモロに影響している案件なので、Microsoftが単純に悪いわけじゃないんだよね。
戦後の国語改革の中で漢字の筆画省略を推進した連中が国語審議会にいて、これをさらに推し進めようという一派が83JISを目茶苦茶にしたわけですが、一方で国語審議会は81年の常用漢字以降漢字制限や漢字の筆画の一層の省略には否定的になっていって、この流れを受けて文字コードの方も90年の補助漢字制定や97年のJIS X 0208改訂(色々言われているが、私はこの改訂を非常に高く評価している)、そして2000年のJIS X 0213へと多漢字化を推進していく。一方の国語審議会は2000年末の「表外漢字字体表」によって漢字の筆画制限路線を完全に放棄、常用漢字表に定めた略字以外は伝統的な字体を使いましょうと報告して終了してしまった。
ここに文字セット規格と国語審議会の答申に食い違いが生じてしまったわけだが、それぞれ別々の経緯を辿ったこともあって摺り合せも難しかった。JIS側は83年規格の大混乱を覚えているので、JIS X 0208に直接手を付けることせずに、事実上採用実績ゼロであったJIS X 0213を表外漢字字体表に擦り合せて手を打った。(改訂作業は2003年で、最終的にX 0213の「増補」が出たのは2004年だった)
今、2005年にして思えば、JIS X 0213の2000年初頭の規格化をもう一年遅らせ、表外漢字字体表との摺り合せを行なっていればもう少し状況は違ったのではないか……と思ったりもするのだが、無理だったろうな。
とまれ、誰に悪意があったわけでもないが、そういった経緯で表外漢字字体表への対応は丁重に無視され続けてきたわけだが、AppleがMacOS XのヒラギノフォントでJIS X 0213対応を謳ったことに対抗したのか、Longhornではシステムフォントを変更してX 0213と表外漢字字体表に対応する、と2003年頃にたしかMSの阿南氏が発言したのを記憶しています。[訂正]:2004年の2月でした。
さらにその後、日本語圏における漢字使用に対する意識は、より漢字を広汎に使用する方向へ傾倒し、法務省が人名漢字の拡張したときには、いわゆる康煕字典体を用いたため、JIS規格票と違う字が掲載されていた関係でトラブルまで起きました。
これらの流れからしても、いわゆる康煕字典体(=印刷標準字体)を使用したいという利用者からの要望が高まっていることは容易に想像がつくわけで、MSとしてはこれらに応えるべきと判断したのだろう。
そしていよいよ地獄の釜の蓋が開けられようとしている、というわけだ。
単純に喜んでいられるなら幸せなユーザだろうが、データベースなぞ作っていた人や、それらのクライアントとしてWindowsを使っている人達は、またぞろ頭が痛かろう。
私は単純に喜ぼうと思う。わーい、Windowsで印刷標準字体が使えるようになるんだー(血涙)。
Bクラでは坂村先生に宿題を出されてしまったので、次回までにその辺は勉強し直すことにする。
日本がAIDS/HIVの感染爆発前夜にあるといわれて久しいわけですが、対策予算は年々減少の一途を辿っています。反比例するように、感染者、発症者は増え続けています。一歩間違えば日本も南アフリカのようになりかねないと統計が訴えている現今に作られた番組というには、余りにも他人事っぽく描かれていたように思う。
なんでこんなに他人事っぽいんだろう……。
みんな悟っちゃってるのかね? 江戸時代の梅毒みたいに?