哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2005年8月分

Caution!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、並びにパーソナルメディア社は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2005年8月1日(月曜日)
 永岡洋治衆院議員が自殺されたそうで。郵政民営化法案に反対の立場を表明しながら党議拘束に従って賛成票を投じたことが原因ではないかと言うことですが……
 人の死を利用するときほど、政治が醜く見えることはないですなぁ。

 きさらちゃん経由「無理だと分かっているけれども」。
 まー、初々しいね。
 きさらちゃんも書いてるけど、なにも東大を目指さなくてもBTRON Clubに入るなりなんなり、方法はいくらでもありますな。必要なのは意志だけではなくて、それを実現するために智慧を使うことです。
 あと、先達として言っておくべきだと思うことは、必ずしもそれが幸せに繋がるわけじゃないということくらいかな……。

 某呑んだくれ画伯が「掲示板(BBS)を標的にした広告投稿を防ぐ手立てが今のところ無く」とか書いているのを見て、POSTされた投稿文をベイジアンフィルタを通してチェックするBBSとか作ればいいんちゃうかな、とか思った。
 要素技術的にはSPAMフィルタで使われているものと同じだから、負荷にもよるけど技術的には難しくないのではなかろうか。

 事故は不可避とはいうものの、これはまた酷いタイミングで起きたな……>「スーダン副大統領、ヘリ墜落し死亡
 先月NHKで放送したばかりの話だったりするわけで、南北宥和がなんとか進行していたところにこの有り様。悪魔の実在を検証したくなりますな。

 「月面基地前 PREMIUMBOX I ロケットの夏編」を通販特典のために購入決定(おい!)。
 いや、もう、このラインナップはゲーム本体なんかそっちのけの価値がある!


2005年8月2日(火曜日)
 SMEがレーベルゲートCDの廃止を公表したのが去年の9月だったのですが、レーベルゲートCD2でリリースした音盤をCD-DAで出し直してるんだそうです。
 酷い話。
 結局、アーティストもレーベルもリスナーも、誰一人得をしなかったね。むしろ、大損ですな。
 2002年時点でこの結末が予測できていなかったんでしょうか。少なくとも起こりうる未来の一つの姿として予想に入っていなかったとしたら、かなり間拔けだと思います。
 実際、結末は非常に間拔けだったわけですが……。

 一方PC用のソフトウェアでは「利便性を下げても不正コピーは阻止する」と認証の導入が進んでいるんだそうで。
 既に認証が採り入れられたAdobePhotoshop CSなんぞ使ってますが、2回に1回くらいの割合で起動時の認証に失敗して立ち上がらないんですよね、これが……。凄くイラつきます。CS2からはすべての製品が認証付きになったんですけど、恐くて導入できません。全てのAdobeソフトが2回に1回こけてたら、堪らんですよ。他にも、認証機構にセキュリティホールがあったりしましたし。
 頻繁にバージョンアップしてその度に銭を要求したり、木で鼻を括ったような回答をくれるなど、ユーザに優しくないことこの上ないAdobeですが、他のメーカもこういった態度をとっても文句を言われない会社になりたいとか思ってるんですかねぇ……。
 MicrosoftやAdobeの場合、認証機構を強要して利便性が下がっても代替製品がないのでやりたい放題です。これが私的独占の素晴らしさってやつですね(笑)。
 しかしそうでない場合がどうなるかは、認証を採り入れたゲームなんぞが会社ごとなくなってしまったりしたことが暗示(明示だろう)しているような気はしますな。

 昨日ですが、さとみくんの魔手にかかって着々墜ちていってるようです。
 ET IN ARCADIA EGO.


2005年8月3日(水曜日)
 1日に逝去したサウジアラビアのファハド国王の弔問に、皇太子徳仁殿下と橋本龍太郎元首相が参列されたそうな。
 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀の弔問使は川口順子元外相でしたから、明らかに扱いが上ですな。当然っちゃ当然ですが。
 サウジアラビアは世界最大の産油国で、当然のように日本から見ても最大の供給国でありまして、日本は原油の約25%をサウジアラビア一国に依存しています。ある意味で日本経済の生殺与奪を握っている相手と言えましょう。
 政治体制はいわゆる絶対王制で、王族が政治経済の殆どを牛耳っております。民主主義なんかどこ吹く風と言った感じで、新国王にもアブドラ王太子が順当に即位しています。で、これが中東における米国の最大の同盟国で、ともに手を携えて(形はどうあれ)選挙で選ばれたサダム大統領が支配するイラクを自由と民主主義をもたらすために攻め滅ぼしたというのですから、質の悪い冗句のようですな。
 王族による富の独占、30%にも達する失業率と貧富の較差、各種自由の制限などなど、国内には問題が山積みのようです。最近では多くのイスラム系テロリストの出身国となっていることからも、国際的に難しい立場に立たされています。悪い言い方をすると、国内の不満分子が国外で暴れているわけですね。
 日本としては、日本経済の安定のためにもサウジの安定が不可欠なわけですから、放っておくわけにもいかず、かといって火傷するわけにもいきませんから、今後とも微妙なお付き合いをすることになるでしょうねぇ。

2005年8月4日(木曜日)
 黒船来寇
 というわけで、待ち望まれていたiTunes Music Store-Japanが営業を開始しました。
 品揃えは公称100万曲以上、焦点だった価格は、90%が150円で、残りは200円。やはり米国のように一律99セント、っちゅーわけにはいかなかったようですね。先行サービスの多くが150円くらいを底値にしてましたから、この辺が落し所だったんでしょうか。それでもORICON STYLEOnGen Music SERVERMoraは値下げすることになりましたから、一定の効果はあったと思います。
 別に廉けりゃいいってもんでもないですが。
 個人的には廉いなりの音質じゃぁねぇってところですけど。Apple Losslessとかで提供してくれるんなら、150円万歳ですよ、ええ。でも現状ではAAC128kbpsらしいんでね……。
 でもま、音楽業界の態度がこれで変化していってくれればありがたいですよ。

 私自身が既に入っているのですが、面白い試みだなと思っているのが「recommuni」。SNSと音楽配信サービスを融合させているということだけど、ざっくばらんに言えば会員制音楽配信サービス。面白いのは、会員が音楽データをアップロードして、許諾をrecommuniが代行して取ってくれる。許諾が取れたものは有料(無料の場合もある)で会員がダウンロードできる。ポイントとしては、DRMがないこと。
 試聴はないけど、アップした会員や、同好の会員が曲にレコメンドを付けて曲を熱心に紹介しているので、レコメンドが多くついた曲は、レコメンドを読んでいるだけで結構楽しい。たまにはダウンロードしちゃったりもする(笑)。
 現時点の不満点としては、今一つ参加者が少ないことや操作性がイマイチなこと。音楽面では、サポートしているフォーマットがMP3のみってところ。せめてロスレスフォーマットを一つくらいサポートして欲しいなぁ。
 CD流通が止まっちゃった曲とかの流通に積極的に使えるかもしれないなんて思っている。
 まーなんにせよ、原盤権の問題はおっきいんだけどね……。


2005年8月5日(金曜日)
 ロシア、カムチャッカ半島南部海域で昨日、ロシア太平洋艦隊所属の救難潜水艇が事故を起こし着底、これの救助に海自の潜水艦救難母艦「ちよだ」が派遣されたと報じられています
 ちよだは足が遅い(17kt)んだよね……。配備は横須賀。カムチャッカ沖まで急いでも三日。船内の酸素は残り48時間ということですので、間に合わない可能性もありますな……。(足だけならもう一隻の「ちはや」は21kt出るんですけど、配備が呉なんだな、これが)
 潜水艦救難については、数年前から日本、米国、豪洲、韓国、シンガポールの5箇国でパシフィック・リーチという西太平洋潜水艦救難訓練を行っていたりしますが、他国の潜水艦はもとより、自国の潜水艦に接合し救助を行うのも、実に大変です。その中で自衛隊の救難部隊は、韓国の潜水艦への接合・救助訓練を完遂したことがあり、国際的にもその練度と技量の高さが知られています。
 そんな技術など実践で発揮されることがないに越した事はないのですが……。
 露潜水艇乗組員の無事を祈りたいところです。海自隊員の無事も。

 なんとなく「佐久間艇長の遺書」を読み返してみたりして。

 しかし、日本には現在16隻の潜水艦がいるわけですが、救助艦艇が2隻で足も遅いっちゅーのは、些かお寒いですな。もうちょっと足の速い母船の導入を考えてはどうでしょうか。(DSRVだけで40tあるので、空輸ってわけにもいかんしね)

 あらりんに私も応援と言うことで(笑)。
 1chip MSXの予約台数必要数がまだ残り2,300だそうです。あと2週間ほどですので、興味ある方はどうぞ!

 そういえば、明日はFTRONのチャットらしい。

 オンキヨーe-onkyo music storeという高音質音楽ソフトダウンロード販売をおっぱじめるんだそうな。
 昨日書いたけど、やっぱ「廉かろう悪かろう」じゃねぇ。
 で、USBオーディオデバイス“WAVIO”シリーズとか作って売ってるオンキヨーだけにこういう方向に走るのは分からんでもないのですが……そんなのよりとりあえずSE-U55GX問題をどうにかしてくれよう。正規のASIOドライバ提供してくれよう。
 IEEE 1394接続の後継機種でも可(死)。

 そういえば、最終的にうちでは、SE-U55GXに汎用ASIOドライバであるASIO4Allを咬ませて、バッファを最大に取ってさらにSE-U55GXからの入力を殺すことによってノイズを撃退しました。
 なんだよそれ……。


2005年8月6日(土曜日)
 読売の「カナダ、初の黒人総督任命…元TV記者の女性というニュースに興が唆られました。ニュースの内容にではありません。なぜこれがニュースになったのか、です。
 カナダ総督が誰であれ日本にとって大きな影響を及ぼすとは考えられません(カナダの名目上の元首代理ではありますが)からそれ単体がニュースになったとは思えません。黒人、というところがもしかしたら見出しにもなっているくらいなので重要だったのかもしれないのですが、現総督のアドリエンヌ・クラークソンは中国系移民の女性だったりするので、黒人女性が総督になってだからどうしたという気もしないでもないです。
 つまり、事実報道というには重きを置いているところが変ですし、少数民族的トピックとするには機を失している(先代の時にやるべきこと)わけで、もしかしたら「黒人」であるところを何か強烈に訴えたいのかもしれないと思うんだけど、それって人種差別、もしかして?(苦笑)

 いやはや、自殺サイト殺人とはね……。自殺サイトで心中相手を募って、のこのこやってきた自殺志願者を次々と殺していたというのは、ある種の需要と供給の合致かもしれない、などと考えてしまいましたよ。
 殺人嗜癖のある人間が無差別ではなくて自殺志願者をターゲットにするってのは、事の発覚を遅らせることができるという点で、頭がいいやり方だろうなぁ。殺された方も自殺するつもりだったんだから、死ぬってことには変わりないわけだし
 模倣犯が出なければいいんですけどねぇ。

 広島原爆記念日ってことで、世界各地で色々やってますな。結構BBCが大きく採り上げているのは驚きですが、日本のNHKや民放も色々特集組んでますな。個人的に感傷的でない、学究的な特集番組は有り難く視聴させてもらっています。
 60年…還暦と言うことでそろそろ被爆者の数も少なくなってきて、どう原爆を語り伝えるかに広島では苦労しておられるようで、平和記念館でも証言の收集だけじゃなくて、これまでは集めてなかったような些細なものまで集めてるみたいだし。
 わからんではないんだけどね……ただ、歴史学徒として言わせてもらうと、限界はあるんだよ。いつか誰も彼もが忘れ去る時がくるから。その時に役に立つものと考えると、最後は文字資料なんだよなぁ、今のところは……。


2005年8月7日(日曜日)
 桑田が好投したのに打線が見殺しに……。嗚呼、嗚呼。

 ちよだじゃ間に合わねぇかもって話だった露潜水艦事故ですが、英国から空輸された無人潜水作業艇によって絡まっていたワイヤーが排除され、無事浮上したそうです。乗組員は無事、とのことです。これを受けて現場へ急行中だった自衛艦隊には撤收命令が出たそうです。
 結果的に海自の派遣は無駄に終わりましたが、ロシア外相は感謝の意を表明しとります。(注:この事態の推移でもし自衛隊にまで仕事が回ってきたら、それはそれで悲惨な話だと思われるので、無駄に終わることは良いことなのです)
 仕事がなかったのは良いことなのですが、一方で海自の潜水艦救難体制には些か疑問が付きましたなぁ。まあ、米国や英国のように救難機材を航空機に積んで最寄りの空港まで飛ばす体制ってのは、七つの海を作戦海域としている国故のものなのでしょうが、とはいえ“専守防衛”な日本だって領海は結構広いわけで、例えば南鳥島沖で事故った潜水艦を救助しにいくのに今の体制で間に合うのかとか、多少考えた方がいいかも知れません。
 飛行機までは要らんにしても、もうちょっと足の速い救難艦が欲しいかなぁ。でなければ、救難艦をもう三〜四隻くらい増やして各地に配備するとか(コスト的に割に合わんけど)。

 なんか気がつくと解散総選挙が取り沙汰されておりますねぇ。一体何をどう思えばいいんだろうか。
 私個人として言わせてもらえば、財政投融資への郵貯・簡保の流用を止めて頂ければ、現状の公社だろうが民営化だろうがどっちでも構わないのですが……強いて言えば、民営化する方に賛成です。
 問題は解散総選挙となったときに、誰に投票するかですね。民主党が単独政権とか鼻息荒いんですが、あそこの以前の選挙公約とか独自予算案とか見てると、とても政権は任せられないというのが本音。民主党に投げるくらいなら共産党の方がまだマシっぽい(困ったもんだ)。
 とりあえずは、明日の国会を見守りましょうかね。

 昨日のチャットで、なぜか「日記オタ」などと不当なレッテルを貼られる。極めて心外だ。確かに日記を書いているが、必ずしも毎日というわけでもないし、量も決して多くはない。内容に至っては極めて平凡であると自他共に認めるところであるしな。


2005年8月8日(月曜日)
 風があったから少しは楽だったね……。
 心持ち。

 8月28日、NHKスペシャルに坂村先生出演
 まともな番組だといいなぁ。

 結局解散しちゃったのね。
 どうも現在の衆院の選挙制度は今一つ有效に機能していない感が強いんだが……。やるんなら、単純小選挙区制+決戦投票制とかにした方が、死票が出にくいし、得票比と議席数比がより近くなる。そういう意味では小選挙区より大選挙区の方が良いし、単記制より連記制の方が良いし、全国区比例代表ならもっと良い。まあ、「投票プール制」は冗談にしても……
 とりあえず公示待ちだねぇ。


2005年8月9日(火曜日)
 長崎原爆の日。

 色々ありましたが、とりあえず地球帰還を祝したいと思います。>ディスカバリー
 むしろ問題はこれからですよね。メインタンクの断熱材問題が予想以上に深刻であることが分かった以上、計画されていたスケジュール通りに射上げが今後なされる可能性は低く、ISSの日本モジュール「きぼう」の射上げも怪しくなってきました。もし射上げられたとしても、長期の保存によって寿命は縮まっており、当初想定した程の成果が上げられるかどうか未知数です。
 アメリカの宇宙計画におんぶだっこという日本の有人宇宙計画は、米国が躓いた時に一緒に派手に転倒して骨折の挙げ句再起不能になる可能性を常に孕んでいます。もちろん、独歩すれば自ら躓いて転倒して頭を打って死ぬかもしれませんが、それでも米国の巻き添えを食うか、自らの力で倒れるかでは大きな違いがあると私は考えます。

 先月Μ-V6号機で射上げたX線天文衛星ASTRO-EII「すざく」ですが、一部の機器が使用不能になったと発表されました。XRSはすざくの目玉だったんだけどね……。
 検知機を冷却する液体ヘリウムが拔けちゃった、ということなので、配管のどっかに穴でも空いたかなんかしたんでしょうか……
 是非とも原因を追及してもらいたいものです。しかし……最近こういった機能が万全でなくなるケースが多発しとりますな。経験不足の面は多少あるにしても、些か多すぎるように感じます。


2005年8月10日(水曜日)
 サークルチェック、サークルチェック……終・わ・ら・な・い。
 明日は前日設営(爆)。

 東京ジオサイトプロジェクト「最終章」のページが、気付いたらオープンしていた。って、まだあちこち作りかけだけど。
 これで最後だというし、また見に行きたいものだ。

 「東芝EMIがパソコンでの使用を考慮した音楽CDを販売に」という、時代に逆行してるんじゃないかと突っ込みたくなるような話が。
 「セキュアCDはCCCDじゃないからCCCDマークつきません」って、なんだかなぁ……。言い分を見ていると、レッドブックに準拠しているってことなんだろうか。先月Sony BMGも似たようなことしてたなぁ。
 しかし、CDをPCにリッピングして、あるいはネットワーク上から音楽ファイル購入してポータブルオーディオへダウンロード、っていう楽しみ方が常態化しちゃってる状況で、彼らのやっていることって一体何なんだろうと些か理解に苦しみますな。
 私の場合、ポータブルオーディオで音楽を聴くという楽しみ方をしないんで、売る方も買う方も理解できないというのがさらに問題ですが(笑)。


2005年8月11日(木曜日)
 七夕。

 前日設営へ。
 毎回思うのだが、今度こそ普通に机や椅子を運ぶ行列の一人になろう……と思っているのに、なぜか最前線でトラックから机を降ろしたり、パレットから椅子を取り出したり、空になったパレットを運んだりしている。だからこのポジション、休めないからキツいんだってばよ。
 T崎さんやN内くんや糸野がいたが驚くほどのことはないだろう。
 多分。

 そう言えば、以前から「禿げたら剃る」と明言していた糸野くんであるが、いよいよ夏コミ終了後に剃髮するらしい。院生時代から後退し続けていた彼の額と、今や落ち武者の月代とばかりになった頭頂を見る度に、一体どこからが禿げなのかと彼の判断を生暖かく見守ってきたその答えが明かされた。
 そうか。
 あれ以上がハゲなんだな。
 ちなみに私は父方も母方も祖父の代までふさふさなので、禿げる可能性は相当低いでしょうな。

 自殺サイト連続殺人の容疑者が「江戸川乱歩に影響受けたと供述しているそうで。
 こりゃ江戸川乱歩は禁書になるかも知れんな(爆)。
 神奈川県じゃゲームソフトが有害図書に指定されるくらいなので、きっと江戸川乱歩は軒並み有害図書に指定されるんだろう。なんせ因果関係がよくわからなくても指定するくらいなんだから、現役(?)犯罪者が影響を受けた作品となれば覿面だろう。


2005年8月12日(金曜日)
 第一日目。
 元始に神有明を創造り給り。(以下略)
 というわけでもないのでしょうが、全国各地から続々と集合するヲタの群。
 とりあえず私は今日は肩慣らし。ピックアップしたサークルもそれほど多くはなかったので、行列にも並んでみましたよ。ただ、一番の目当ては委託コーナー。
 そうそう。
 今回は企業ブースにも行ってみました。企業ブースには縁がないので、昨冬などはその存在すら忘れていた感がありますが、今回は怖いもの見たさで入ってきました。
 ……ありゃぁ人間の居るべきところじゃないわ。

 「耳なし食パン登場=特殊な焼き方で外も白く(元ネタ「 Crust-less bread to hit shelves)だそうな。
 学生時代、パンの耳一袋50円を聖蹟桜ヶ丘のパン屋で買って帰ったりしたものですが、そういった貧しい慎ましい食生活ってイギリスでは成立しないのでしょうか。


2005年8月13日(土曜日)
 第二日目。
 明け方まで降り続いた雨も開場を迎える頃には上がり、10時頃に待機行列に並んだ私も40分頃には入場できました。
 西館のメカ・ミリ系を攻略し終わって、さあ東館にと思ったところで白衣を着た怪しい男と遭遇。5月の新刊を売りつける。まあ、なぜか毎回のようにこの手の遭遇戦が起こるので、新刊を少し持っていっていたのだ残念ながら主目標のてつまさんには会えなかったが。
 あと、西館で目当てにしていたteardropの本が、開場後1時間かそこらで売り切れていたのには参った。明日の委託先は優先して回らんとあかんかねぇ……。

 15日が近付いてきたんで、色々人民網とかが煩くなってきてるな。これで首相の靖国参拝でもあれば、蜂の巣を突ついたような騒ぎになるだろうね。
 でも、効果がなくなりつつあるのは幸いか。


2005年8月14日(日曜日)
 最終日。
 前日設営の筋肉痛がようやく拔けてくる(笑)。洒落にならん(鬱)。
 決戦日ということで、大手というよりも入手困難本になりそうなサークルを優先的に回る。昨日手に入れ損ねた「Orbital Pretty 4」も無事確保。
 しかしそのため優先順位の高いサークルが散らばってしまい最適軌道を採ることができず、推進力(体力)を大幅に消耗。東館を回り切る頃には体力全壊の様相をなす。特に左の握力。
 そんなこんなで、散会を待たずに帰途に着きました。
 で、帰ってきてから、挨拶しなきゃいけなかったとこを一つ忘れたのに気付いた、と(滅)。

音楽配信は、レンタルや中古CDの代替として普及する」という記事があって、まあ、表題部分については特に異論もなく。
 ただ、記事中の

まず、CDの売り上げがどんどん縮んできています。ところが一方で、JASRACの権利料徴収額は右肩上がりに増えているんです。つまり、音楽に接する機会というのは増えているはずなんです。なのにCDが売れない。これは、例えて言うならば、いくら上から上質の音楽を流し込んでも、流し込むバケツに穴があいているようなものです。どこからか、権利者が正当に受け取れるはずの対価が漏れてしまっているのです。
ってのは、理屈になってないような気がする。CDの売上が減っているのに権利料徴収額が増えているってのは事実だけど、そこから導き出されるのは「音楽提供媒体の多様化と、その中にCDが占める割合の低下」であって、「権利者が正当に受け取れるはずの対価が漏れてしまっている」という結論は逆立ちしても出てこない。
 恐らくこの小池オリコン社長の頭には「音楽はCDで買うものだ」という固定概念が出来上がっちゃってるんでしょうね。だから「オンラインで聞いたリスナーはCDを買う」とか思ってて(もちろんそういう効果はあるだろうが)、結果、表題部分の「レンタルや中古CDの代替として普及する」というところに落ち着いちゃう。
 でもよく考えるとこれってすげー馬鹿馬鹿しい話で、小池社長の言い分が正しいとするならば、オンライン配信が定着してレンタルCDを駆逐したらCD売上は回復するってことになる。そんな未来が来ると思うか、本当に?
 先日紹介したオンキヨーe-onkyo music storeなんかはCDを上回る音質をオンラインで配信しようという試みだけど、それ以前にiTMSなんかの128kbps/AACで満足しちゃう人もいるわけですよ。そういう人はやっぱりCDは買わないでしょう。逆にe-onkyo music storeが成功したら、他社も追従するでしょうから、やっぱりCD売上は回復しないでしょうや。とすると、どっちに転んでもCD売上は回復しない、ということになりませんかね。
 ていうか、どうしてCD売上が回復するなんて考えられるんだろうか?

 ところで、件のe-onkyo music storeですが、今のところGlobeの曲で96kHz/24bitの楽曲を配信していますが、試聴しただけでゾクっと来ます。
 しかし、ちょっと前までだと、50MB以上あるデータをダウンロード販売しようなんて狂気の沙汰だと思ったものですが……。


2005年8月15日(月曜日)
 敗戦記念日。
 なんか例年にも増して「敗戦」という単語を用いるところが少なかったように思う。
 戦争の記憶の風化が問題になっていると言われているが、なるほど、こういうことかと一人得心したり。

 また大きな暴動が起きるかもしれない、と言われていた中国・上海ですが、敗戦記念日は静かにすぎた模様。「抗日戦争勝利60周年」とかいって大々的に国民を煽っといて、一方ではこういう締め付けもやれるって辺りに、一党独裁国家の面目を見ることができますな。
 気分的には「好きにやらしとけ」って所ですが、放っておくと日本に害を為しそうなところが難ですな。

 あらりんの日記を読んで、究極的な対策は「ホームドア」だろうなぁと思った。
 東京だと、東京メトロ南北線やゆりかもめなんかが完全閉鎖型のホームドアを採用してますね。人間の胸の高さくらいのホームゲートは、都営地下鉄三田線や、今度開業するつくばエクスプレスなんかが採用してたと思う。
 南北線は開業以来人身事故ゼロを記録しているとか(笑)。そりゃそうだろう。転落どころか、飛び込みだってあれじゃできない。
 ただ、金がかかる上に列車の編成上の問題もあるので、全ての駅、全ての路線に採用できないのが難しいところですね。
 とはいえメリットは大きいので、新路線を中心に導入を進めてほしいものです。できれば既存路線へも。
 そういえば、隠れたメリットに、駅ホームの空調がやり易くなるってのもあったりするんですが、環境エネルギー的にもよろしいのではないのでしょうか(爆)。


2005年8月16日(火曜日)
 先月に引き続いての東京震度4でしたよ。被害は数冊ばかり本が落ちてきた程度。
 ただ、震源は宮城沖で、今後も余震、ならびに本命と見られる地震が待っているとかいう話なので、油断できませんね。
 そう言えば弟の家はどうだったんだろう。福島県中通りで震度5弱とか言ってたけど。

 今日からNHKで、BBCが制作した「アウシュビッツ」という番組が金曜まで5回にわたって放送されるんですが、今日はその第1回。再現映像をふんだんに散りばめた試聴しやすい番組作りは向こうの特徴ですかねぇ。
 第1回と言うことで、アイシュビッツがまだ絶滅收容所じゃなかった頃のお話だったんですが、中々興味深い話が色々と。
 番組の最後でふと思ったのが、これは先日の戦略爆撃のNHKスペシャルと通底するものがあるな、ということでした。
 戦略爆撃の方で、ざっくばらんに言うと「B29沢山つくっちゃって、遊ばせとくのは勿体ないから爆撃した」という意味の説明があったのですが、システムを一度作ってしまったら、それに效用があるかどうかは二の次になって、とにかくシステムを動かすことが第一になってしまうわけですね。まあ、その結果日本は主要都市はおろか地方都市まで満遍なく爆撃されることになったわけですが……。
 で、アウシュビッツ、というか絶滅收容所にも、同じ匂いを感じたんです。最初の方針がどうこうとかいうのはおいといて、とりあえずそういう人間を大量に「処分」するシステムができちゃったから、もう後はそれの是非だとか效果だとかは棚上げされて、とにかくそのシステムに人間を押し込むようになっていったんじゃないだろうか……。
 明日以降が楽しみです。


2005年8月17日(水曜日)
 国民新党なる政党が結成された由。議席取れると良いねぇ(他人事)。
 社民党よりは上になるかも知れん、と一瞬思ったけどね。
 自民党の方も、なんか昔の社会党みたいなマドンナ旋風頼みみたいなことやってるし……。
 どないしよかね、この始末。

 久しぶりに都立中央図書館に行ったら、利用方法をすっかり忘れていた。困ったもんだ。
 最初自転車で行こうかと思って地図を確認したら、なんか仙台坂登るのが嫌になって麻布十番から徒歩を選んでしまった。距離の問題というより、あのキツい坂を上るのが嫌だったという話。

 「英語が読めたら…露海軍、説明書読めず潜水艇救出失敗ってアンタら……。
 いくらなんでもロシアンジョークだと思いたいんですが。
 こんな連中が原潜を運用しているかと思うと……。


2005年8月18日(木曜日)
 Bクラ発表の下書きだとか調べものだとかKaTOさんの同人誌の校正とか自分の同人誌の増刷とか、むっちゃ忙しいねん……。
 なんでや?

 先週なんかはリポビタンDが主食、みたいな生活だったわけですが、あれ、ガラス瓶なんで重いんですよね。1.5ℓペットボトルとかないんでしょうか。せめて外国版みたいに缶入りにしてくれるとあり難いんですが。
 こう、スーパーの飲料品売り場を眺めていると、飲料と容器の間には根強い文化的相関性が見られるのが面白いところです。
 例えば牛乳はガラス瓶か紙パック(Lパック)で、PETボトルで売られているのを見ることはありません。
 茶類は紙パックとペットボトルで、ガラス瓶は見ません。
 100%果汁類は紙パックとガラス瓶。ペットボトル・缶もありますが、少数派ですね。
 ビールは缶あるいはガラス瓶で、これまたPETボトルでは売られていません。
 日本酒はガラス瓶、PETボトル、紙パック。チューハイなら缶もありますが、清酒の缶はまず見ません(数は少ないけど存在はするらしい)。
 炭酸類に缶が多いのは理解できるのですが、じゃあなんでビールのペットボトルはないのかとか、牛乳の1.5ℓペットボトルはなぜないのかとか、疑問は尽きません。
 文化って面白いなぁ。

 ところでリポDのような健康飲料やビールの瓶が着色瓶なのは、紫外線に弱いビタミンB2の保護のため、のハズなんですが、ビタミンB2って牛乳にも入ってるんじゃなかったろうか。でも牛乳瓶が着色されているのは見たことがない。これまた不思議な話ですねぇ。白濁してるからいいんでしょうか?


2005年8月19日(金曜日)
 「自己規制?名前白紙に 海自、新型イージス艦という報道。一体どこまで本当かわかったもんじゃないですが……。
 14DDGの7,700tってのは、現用のこんごう型よりは一回り大きいのですが、でも現在建造中の16DDHこと「13,500トン型護衛艦」に比べると小さいですからねぇ、旧戦艦名を付けるのは些か誇大ではないかという気はしますな。
 これまでのイージス艦が旧海軍の巡洋艦・巡洋戦艦名を付けていることを考えても、山の名前が適当なんではなかろうか、と。
 調べたところ、海上自衛隊の「自衛艦番号・艦名付与基準一覧表」(昭和35年施行)とやらは下記の如くなっているそうな。
護衛艦 DD 天象地象、山岳名、地方名
DE 河川名
潜水艦 SS 大型は「潮」、水中動物名
小型は「潜水艦何号」(番号)
掃海艦 GP 列島・諸島名
掃海艇 MSC 3字で「島」のつかない島名
4字で「島」のつく島名
掃海母艦 MST 瀬戸名
掃海母艇 MST 水道名
敷設艦 ARC 海峡名
駆潜艇 PC 草木名 鳥名(トン数により2字・3字・4字)
輸送艦 LST 半島または岬名
練習艦 TV 神社名
潜水艦救難艦 ASR 城名
補給艦 AOE 湖名
海洋観測艦 AGS 風光明媚の地名
 よくネタが尽きないものだと感心するような複雑さですな。
 ともあれ、旧金剛級4隻(金剛・比叡榛名・霧島の名前は既に使われていますので、旧巡洋艦で金剛級に互せそうな奴といいますと……やはりあれだ、八八艦隊構想における天城級巡洋戦艦だろう!
 「天城」「赤城」「高雄」「愛宕」の4隻。建造が開始されたもののワシントン軍縮条約によって巡洋戦艦として就役することができず、天城と赤城は航空母艦に改装されることになった。ところがなんと天城は建造中に関東大震災で大破。とうとう就役せぬまま処分されてしまったという悲劇の艦ですな(爆)。赤城は空母として完成したもののかの有名な三段空母(笑)。その後改装によって空母史上2隻しか存在しない艦橋が左舷にある空母として知られています

 さらにウンチクを追究すると、「天城」の名前はその後1942(昭和17)年に建造が始まった雲龍級空母に引き継がれた。1944(昭和19)年に就役したものの載せる飛行機もなく、1945(昭和20)年、呉港への空襲によって破壊された。同形艦の「葛城」は破壊を免れ、戦後第2復員局所属の引揚船となり、航空機格納庫に復員軍人その他を満載して海を走ることになる。復員業務終了後に、解体された。
 しかしそう考えると、「天城」「葛城」で16DDHってのもアリだなぁ……(でもそれならまず「赤城」が先に来そうではあるが)。

 ところで、13,500tの16DDHって、はるな(4,950t)の代艦なんですよね。排水量が倍以上になっても代艦。


2005年8月20日(土曜日)
 アレを毎年恒例にしようという一部勢力が暗躍中であるという。

 えと、各党の選挙公約が出揃ったようですんで。

 宗教政党には絶対に票を投じないので無視。国民新党のは論外。中学校の生徒会選挙か、これは。自衛隊の縮小・再編を謳っている社民党共産党が次いで脱落。現下の状況下で軍縮は愚策。この時点でもう自民党民主党しか残ってねえ。
 その上で両者を見比べると……結局自民か……。ツマンネェ。

 そういえば最高裁の国民審査もあったっけ。
 現在の裁判官はこちらに一覧が。とりあえず、最近の最高裁判決でおかしな判断をした(意見をつけた)裁判官っていたかなぁ……。

 一仕事終えた後、シャワーを浴びて自転車でひとっ走り……と思ったら給湯器が壊れた。ギリギリのタイミングで管理人室はClose。連絡やらなにやらで走りに行けず。その上、給湯器が直るのは月曜明けたあとと言われた。
 夏場で良かったよ……(鬱)。

 5回1失点で桑田が好投したのに、その1点で完封負け喰らっている巨人にさらに鬱。
 失点した5回の守りもなぁ……センター越えの打球を三塁打にした外野の責任も大きいと思うぞ。あれはセンターが深追いし過ぎた上にバックアップが乱れた三塁打でしょ。いや、野村の走塁は見事だったけど。
 そして再三スコアリングポジションにランナーを送りながら攻め切れなかった……いや、広島の黒田が良かったんだけどね。でも最後の最後で正攻法しか得点方法がないチームの弱さだとは思うんだ。
 ああ、書いてて鬱になってきた……。


2005年8月21日(日曜日)
 「そのうち、劇場映画は公開日に映画館にいくと、グッズ売り場でDVDを売ることになるでしょうね。」と書いたのは先月だったのですが、「映画封切りと同時にDVD発売=ディズニー提案に、劇場主が反発とディズニーも同じように考えてるみたい。
 ごく常識的に、理詰めで考えていけばそうなるわな
 利用者に対して制限を上回る利得を提供できなければ、著作権による作品の保護なんて破られるんだ、というのが僕の考え。良い悪いじゃなくて、法による保護が利用者の保護にも繋がらないようでは、理解が得られないし、最終的には多くのものを失うことになると考えているってことね。
 だから、こういう方策には賛成。

 以前某SNSだったかで、「アル・カイーダというのはテロ“組織”というより、テロの“フランチャイズ”じゃないか」という意見を読んで、なるほど慧眼だと思ったことがあったんだけど、「英同時テロ、両実行犯は共通マニュアル使用?なんて記事を見て、さもありなんとか思ったり。
 アル・カイーダはテロのやり方をマニュアルにして頒布し、これを見て実行した連中がアル・カイーダを名乗る。うん、よくできてる。
 まあ、金が儲かるわけじゃなくて、ただひたすらに恐怖をまき散らしているというのが、通常のフランチャイズ・チェーンとの違いってことになるんだろうけど。
 迷惑千万な話だけど、頭だけはいいな。


2005年8月22日(月曜日)
 給湯器がまだ直らない……。

 きさらちゃん2WD自転車購入したらしい(過去日記1,2)。
 ふむぅ。今度乗らせてもらおう。
 カタログにもどこにも重さが書いてないのが気になるんだよねぇ。自転車って軽くてナンボだろうとか思ってるんで。
 今乗ってるママチャリの方が大分ヘタって来ているので、次は何にしようかなぁと長らく物色しているんだけど、第一候補はこれだったり。軽快車で10kgなら素敵ですよ(笑)。

 先日からロシアとの合同訓練を大々的に挙行している中国ですが、今度は元級潜水艦(通常動力)が戦力化されたとか聞こえてきましたなぁ。中国の潜水艦戦力は、個艦性能はともあれ、数は揃ってきているから厄介です。原潜5、通常動力61でなおも増加中。ロシアからキロ級とか買ってるしねぇ。これに対して日本には潜水艦が16隻しかない。せめて24隻は欲しいなぁとか思うんですけど、贅沢ですかね?

 DOS窓用MIFESって……なんか欲しいかも……。


2005年8月23日(火曜日)
 当選した!>東京ジオサイトプロジェクト4

 先の夏の甲子園大会を二年連続で制覇した駒大苫小牧ですが、なにやら暴力事件を隠蔽したとかで処分を喰らうとかいう話になってますねぇ。
 今大会では高知県代表明徳義塾が開会式直前になって暴力事件と喫煙が発覚して出場が取り消されるなどの事態になっておりましたが、始まる前から終わった後まで、処分だらけの甲子園ですな。
 極めて個人的に、高野連という組織について私は常々、なんで70過ぎたご老体どもが高校野球を仕切っているのかと不思議でならないんですが、どうしてなんでしょう。高校生といえば15から18くらいでしょ? 多少大人の手を借りることはあるかもしれないけど、このくらいの組織の運営なら、生徒が主体になってやることもできるんじゃないかなぁとか思うわけ。
 野球は選手だけでやるもんじゃなくて、マネージャーやスコアラー、試合となれば審判も必要だし、事前・事後の事務仕事だってあるわけよ。こういった仕事は全部大人(老人)が仕切ってる上で、選手は野球だけやっていれば良い、的なあり方ってどうよとか思うわけですが、どんなもんでしょ。
 まあ、その点大学野球だと、組織の運営に学生が関っていたりして、隨分違ったものになるわけですが……。

 本気で走る用じゃないのか……>YAHICHI
 折角の2WDなんだから、山岳サイクリングとかやるもんだとばかり……。

 水風呂はもうヤだよぉ……。銭湯行こう。


2005年8月24日(水曜日)
 つくばエクスプレス開業。
 なんかつくばの盛り上がりようを見ていると、明治時代に初めて鉄道が通った村落ってこんな感じだったのかもとか思いますな(おい)。
 提灯行列につくばエキスプレス音頭とか作れば完璧。

 話題になった14DDGの艦名は「あたご」になったようです。
 初代愛宕は摩耶級砲艦で日露戦争の旅順封鎖作戦で沈没。二代目愛宕は前述の通り八八艦隊計画の天城級巡洋戦艦として進水して愛宕と命名されたのですが竣工前に条約によって廃棄決定。
 良く知られている三代目愛宕は、高雄級一等巡洋艦の二番艦として進水。姉妹艦は高雄、鳥海、摩耶。1932年竣工で、第二次大戦中は第二艦隊に所属して転戦。1944年10月23日、フィリピン沖海戦で潜水艦の魚雷を受けて沈没。
 とまあ、こんな艦名歴です。
 建造中の15DDGはじゃあ「たかお」ですかねぇ? 他に三音で山の名前となると……

  • みかさ(三笠)
  • かすが(春日)
  • はるひ(春日)
  • いぶき(伊吹)
  • うねび(畝傍)
  • あおば(青葉)
  • くらま(鞍馬)
  • はぐろ(羽黒)
  • つくば(筑波)
  • あきば(秋葉)
……あたりが候補ですか?

 ちなみに「あたご」(7,700t)は「たちかぜ」(3,850t)の代艦です。排水量が倍近くになっても代艦(笑)。

 そういえば、Blu-ray DiscHD DVDの規格分裂が決定的になったと報じられていますね。個人的にはBlu-rayが優位と見ていますのでHD DVDの行く末が心配です。潔く規格を棄ててくれるといいのですが、無理でしょうねぇ。
 コンテンツホルダをどれだけ抱え込んでも、プレイヤが普及しない限りコンテンツの数が揃うことはありません。そしてプレイヤの普及という点で、PS3というキラーコンソールを持つBlu-ray陣営に対して圧倒的に不利なんですよね。
 いくら既存のDVDの技術を流用できるからと言っても、それだけだったらEVDと大差ないんですよ(EVDについては過去日記1,2,3参照)。中国企業なんかのキャッチアップを躱して技術的優位性を維持し続ける(そして価格競争に巻込まれない)ためにも、一層高いレベルの開発技術が必要な規格へのシフトが製造各社の戦略として肝要なんじゃないかと思うんですが……。
 東芝がどこら辺に勝算を見ているのか、気になります。


2005年8月25日(木曜日)
 颱風襲来で色んな予定が吹っ飛んでいきました。明日の東京ジオサイトも検討に入っているそうな。

 「次期戦闘機企画室を設置=F4後継機選定で空幕という記事で、次期主力戦鬪機候補がF/A-22F/A-18EEF-2000の3機種に候補が絞られたらしいことが報じられています。時事通信ってところがアレですが、過去の日記で表にした8機種の内5機種が既に脱落しました(笑)。F-15Eが脱落したのは意外ですが、となれば、昨年から噂されている通り最右翼候補はF/A-22ってことでしょうね。
 問題は1機2億ドルと言われる調達価格ですよねぇ。ただでさえ配備数が減らされて単価が上がり気味ですから、ライセンス生産なんかさせてくれなんて言った日にゃ、いくら吹っ掛けられるか見当も付きませんな。しかし空自の高い稼働率を維持するにはライセンス生産が必要という事情があったりするんだよなぁ。空自は機体の少なさを稼働率を上げることによって補っていまして、とりわけF-15Jの稼働率9割以上、事実上ほぼ100%というのは、自国での生産能力があってこそ達成できる数値だったりするわけです。ちなみに普通は適宜予備機を用意して、そこまで偏執的に稼働率を上げたりはしないんですが
 予備機を充分に用意できないから稼働率を上げるしかなくて、その結果予備機の必要性を理解しない財務当局によってさらに機数が減らされる……悪循環じゃ〜。
 それはともかく、整備のことまで考えると、F/A-18Eも視野に入ってはきますな。しかしF/A-18E/Fは加速力に劣り邀撃任務に向かない点から考えても、大幅な改修がないと採用は難しいでしょうね……。
 ユーロファイターは当て馬でしょう。現在飛んでるトランシェ1は対地攻撃能力がありませんし、トランシェ2はようやく契約したばかり、最終的に当初予定通りの対地攻撃能力を持つトランシェ3はまだ影も形もないのですから。

 「自殺サイト、発信者の情報開示…総務省などが指針とかいう報道を見て、なんだかなぁと。
 厚生労働省の統計によると2003年度の日本の自殺者は32,109人で交通事故死者の約4倍という数字になっています。なんと現代日本では車にはねられる心配よりも首を吊る心配をしないといけないようです。雑な書き方をすると、級友や同僚が明日交通事故に遭う可能性よりも、突然首を吊る可能性の方が高いということになってしまいます
 確かどこぞの国際機関からも日本の自殺の多さについては何やら指摘を貰っていた記憶がありますが、文化的背景に基づく心中の横行ってのは日本の特色っぽいので根絶は不可能かと思うところもあるのですが、自殺を防ごうという取り組みを行うことには異存はありません。
 その上でちと思うのですが、この問題に対処する官衙が警察ってのは妥当なんですかね?


2005年8月26日(金曜日)
 地底へ。
 台風一過の晴天の空の下、東京ジオサイトプロジェクト4「地底音楽堂計画」へ行ってまいりましたよ。
 里見くんが冠水を心配してましたが、いやいや、凄かったですよ、湿度が。湿度100%以上で照明の光条がクッキリ見えました。
 申込み順位が遅くて框に上げられた挙げ句、ポジションが舞台の真上だったもので、舞台の上は基本的に見えないポジションでした。唐沢なをきのトークは……あんま興味なかったから、正直つまらなかった。“地底のもつイメージ”を黄泉平坂の話からE.R.バロウズの「地底王国」を上映されてもなぁ、というのが多少。
 あと、スタッフの手際が悪く、開演が30分も遅れたのは問題。
 公演と音楽セッションが終わった後、直帰する里見くんと別れて、トンネルウォーク。地上に出たら日比谷のお掘りだった(笑)。

 酒井さんの日記経由「人間や生物や生態系を設計したやつは余程のバカだね」。
 この、「生態系全体や生き物の体は、なにか知的な存在が設計して作ったのではないかという考え」のことを「インテリジェント・デザイン論」と言うのですが、要するにここでいうインテリジェント(知的存在)が指しているものはアレだったりします。
 米国では例によって例のごとく、学校教育で進化論を教えるべきか否かの大論争が未だに続行中でありまして、現職の子ブッシュ大頭領がキリスト教右派を支持基盤にしている関係から、インテリジェント・デザイン論が各地で巻き返しているなんて事情があったりします。
 ちなみに私自身は進化論支持者というか、インテリジェント・デザイン論否定派というか。歴史学徒として悪魔の実在なら信じてもいいかも知れん(笑)。

 責任の問い合わせ先が間違っているとしか思えない話が二件あったので採り上げてみます。
 一件目。
 「政府「日本政府の責任残っている」 韓日協定文書公開によると、韓国政府はいわゆる従軍慰安婦やサハリン残留朝鮮人、被曝韓国・朝鮮人の問題について日本に法的責任があると今後追及してくるそうだ。
 いわゆる従軍慰安婦については、個別の事例を考究しないと何ともいえず一括りにできないと思います。少なくとも国が率先して従軍慰安婦を集めたという事実はなかった筈です。
 もしも、このいわゆる従軍慰安婦の中に挺身隊の問題が含まれるのであれば、未払い給与の支払くらいなら応じても良いと思いますが、基本的には当時の大日本帝国臣民に等しく科せられたものであり、韓国人だけを採上げることはできないと思います。
 サハリン残留朝鮮人については、これは日本に責任のないことです。責任は連合国、中でも当時のソビエト政府に存在し、補償などの請求はそちらにされるがよろしいと思います。1945年8月15日以降、朝鮮半島出身者については日本の統治権が及ばない存在でしたので、韓国が当日を光復と称し国を上げて喜んでいることからしても、その後日本政府が朝鮮半島出身者について責任をおうべきではないと彼ら自身が考えているように思います。
 なお、日本政府は人道的見地からサハリン残留朝鮮人に対し総額60億円以上の支援を行っていることも添記したいと思います。
 韓国・朝鮮人被爆者の扱いについて、過去、来日しないと被爆者手帳が交付されない、あるいは帰国すると健康管理手当が支給されなくなるなどの問題が存在したことは確かですが、多くの訴訟を経て解決されてきたと思います。不幸な歴史があったことは確かですが、現状はかなり改善されているのではないでしょうか
 そもそも被爆者援護法は被爆者の国籍に囚われずこれを援護する特別法であり、それを権原とする韓国人・朝鮮人被爆者の権利を日韓基本条約の請求権放棄と同列に語るのは間違いです。
 以上、第一点目でした。
 続いて第二点目。
 「『東京大空襲』で集団提訴へ 被災者ら準備によると、空襲被害に対する国家賠償や国の謝罪などを求める公算が大、とのことですが……。
 スジ論から言うとさ、やったのは米軍なんだから、まずは米国に補償を求めるべきじゃない? サンフランシスコ講和条約を読む限り、日本側から連合国側に賠償を請求してはいけないとは書いてないし
 とはいえ、米国司法がマトモに取り合ってくれるかといわれると難しいけどねぇ……。
 日本政府が補償するっていっても、一事が万事、一回認めたら日本全国全ての爆撃について補償せんとあかんくなるから、どう考えても認めんだろう。
 で、謝罪となると、もうなにがなにやら。


2005年8月27日(土曜日)
 明日のNHKスペシャルに坂村先生登場。

 ほとぼりが冷めたようなので、ちょっとだけ。
 先日のコミケットのおり、待機行列向けに出店していた米国系ホットドッグチェーン・ネイサンズのアルバイト店員が、自分のblogで待機行列の写真を載せて「大量オタ。これほんの一部ですからね。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」と書きはった、と。
 これが2chに晒されて、猛烈な勢いで反感が成長。
 blogは消滅し、ネイサンズのweb pageにはお詫び文が掲載されるという、結末に至った。

 まあ、大体言いたいことは毎日の記事の最後と大差ないんですが、キモいと思うことは感性の問題ですから止められません。またそれを表現することもまた言論・表現の自由の一つであろうかと思います。
 しかしながら言論・表現の自由には責任がつきまといまして、思ったことを素直に表現した場合に巻き起こる問題について、発言者が基本的に責任をとらねばなりません。自分一人では背負い切れないほどの責任を発生させる発言はしないようにする、というのが大人の言論ではないかと思います。
 とはいえ、時には他人に迷惑をかけてでも訴えなければいけないこともあることは確かで、時にそれが会社を傾かせ、同僚を馘首に追い込んででも、内部告発をすることが社会的に歓迎される場合もあります。
 平たく言えば「ケース・バイ・ケース」ってことなんでしょうね。
 残念ながら、この「きもい!」発言は社会的に歓迎されるような発言とは思えず、バイト先を巻き込んだ大騒動に発展させてしまった、と。
 別にご本人を責めようというつもりはありません。もう充分に責められたでしょうから。ただ、今回責め手に回った連中も、果たしてこれを他山之石とすることができるかな、というのが気になっただけです。
 重ねて言いますが、キモいと思う心は止められないのですから。

 前掲のblogのログに「もえるるぶ」の写真が載ってたんですが、実はこの本に先駆けて、米国では「Cruising the Anime City : An Otaku Guide to Neo Tokyo」なんて本が出版されていたりします(笑)。
 たまにアキバの虎の穴なんかでシリーズもののコミックン十冊まとめて買って詰め込んだ紙袋をいくつもぶら下げて歩く外国人男性などを目撃することがあるのですが(しかも余り珍しくない)、オタクの国際化も進むところまで進んだのかなぁとか生暖かい目で見守ってしまいたくなります。
 先日のコミケの帰りに、40歳位とおぼしき白人系の女性が同人誌満載の紙袋を持って水上バスで会場を後にするのと出くわしたりしたのですが、もう一体どこに驚けばいいのかわかんなかったですから、ええ。国際結婚したフランス人の嫁さんは日本語ペラペラなトルーパーヲタ、なんていう、もう形容する言葉が見つからない同人誌もあったしな……。
 ……。
 まあ、着実にオタクという文化は世界に受け容れられているってことでマトメましょう。
 うん。


2005年8月28日(日曜日)
 頑張レ。(他人事モード♪)

 NHKスペシャル、色々と懐かしいものが映っていましたなぁ(笑)。TK-1が初っ端に出てきたのはなかなか。昨日丁度美崎さんと「TK-1を紹介したページがネットにない。作らないといけないのでは?」なんて話してたところだったりして、ますます作らねばならんかも知れんと思ったり。
 それはともかく、BTRONの挫折と電子タグの話になんで坂村先生が出てくるのか、あの番組では予備知識のない視聴者には分からなかったのではなかろうか。あの辺の話を知っていれば坂村先生がどのように関っているかなんてのはあたりきしゃりきな話なんだろうけど、番組の中では全く説明されてなかった。
 わざとかもしれないけど。
 まー、当面あっちで忙しそうだな>センセ


2005年8月29日(月曜日)
 公示を明日に控え、気がつくと政争のド真ん中らしい、こちら東京12区です(笑)。
 「造反議員」の八代氏が無所属で出馬することになったとかいう本区は公明党との選挙協力区になってるらしく、自民党は候補を立てないそーですので、あとは共産党民主。無所属・公明・民主・共産という、どうにもなんねぇ四つ巴かよ。
 これで誰に入れろというのだ。
 せめて決選投票があればなぁ。

 「デジタル放送、録画1回限り規制緩和へ…利用者に不評とか報じられていて、そりゃぁ不評だろうがよ、と。やる前から分かってたことが実際にやって分かったからどうにかしましょ、という、最悪よりはちょっとマシ、って程度の話題っつーのがなんとも。
 アナログ放送を強制的に終了させるとしながら、現在よりも利便性の低いデジタル放送を受容させようなどというのがそもそも虫のいい話だったとは思わないのだろうか。少なくともおっぱじめる前に、これは消費者に受け容れられないのだろうかとは思わなかったのだろうか

 個人的に気になっているのは、デジタル放送の災害時の対応だったりする。
 大災害が発生した場合、テレビやラジオは重要な情報収集手段になる。恐らく支援物資の中にもテレビやラジオが含まれることになるだろうが、ではデジタルテレビが支援物資として送られてきて、いざ受信となった時に「B-CASカードを入れてください」とか表示されたりしないのだろうか。このような場合、B-CASカードがなくても受信できるように放送する機構ならびに体制が放送局内で整っているのだろうか。
 私は現状のテレビよりも利便性が劣るデジタル放送に生理的な不快感を感じているのは、多分この辺なのだ。
 考え過ぎだというなら、それでいいけどね。


2005年8月30日(火曜日)
 中央選挙管理会ってwebサイト持ってへんのか? この御時世に、悠長なこっちゃな……。
後日注選挙のページはありましたが、選管の情報は少ないなぁ……。

 選挙について思い付くままに徒然と。
 衆院の定数って480なんだけど、これって多いのか少ないのか。
 日本の人口は約1億2千万で、有権者数は約1億人。有権者約21万人に議員一人という計算だ。G7の他の各国はどうだろうかと思い付いて調べてみた。
 米国の下院は定数435で任期2年。有権者数はざっと2億人(人口2億9千万)だそうなので、有権者約46万人に一人ということか。
 イギリス下院の定数は幅が既定されているそうで、現在は646。有権者数は約4千4百万(人口6千万)ということですから、有権者6.8万人に議員一人。
 フランス国民議会は定数577。有権者数はわかんなかったけど人口6千万なのでイギリスと大差ないと思う。8万:1まではいかないんじゃなかろうか。
 ドイツ連邦議会は定数608。有権者数6千1百万(人口8千2百万)。有権者約10万人つき議員が一人、と。ちなみにドイツの選挙権は16歳以上らしい。
 イタリア代議員は630議席。有権者数4千2百万(人口5千8百万)といいますから、有権者6.7万人に議員一人。
 カナダ下院は定数308。有権者数はわかんなかったけど人口は3千2百万。カナダもイギリスみたいに、国勢調査を元に定数が自動的に変更される仕組みらしい。
 こう見ていくと……衆院って、実は定数がもっと多くてもいいんじゃないかって思えますな。もっとも、效率的に議論ができる上限人数ってのはあると思うんで、無闇に増やしゃいいってもんじゃないけども、有権者人口に対してどのくらいの比率で議員を出すのが適切なのかとかは少し考えても良いかもしれない。


2005年8月31日(水曜日)
 とりあえず、バージョンアップ

 昨日今日で、天国から地獄へ、って感じの話。
 昨日のことですが文部科学省が、従来「H2A能力向上型」と呼んでいたロケットを「H2B」とすることを発表しました(共同,時事)。H2A能力向上型についてはこちらを参照。要するに一段目を太くしてLE-7Aをクラスタにして低軌道への射上げ能力を増大させたロケットです。主として宇宙ステーション補給機HTVの射上げに使用する予定でした。
 このHTV、スペースシャトルの事故による飛行中止期間にNASAからも興味を持たれたとかで話題になっていました。もしかしたら文部科学省もJAXAもイケるかもしれない、と思ったのかもしれません。
 そして、今日。
 「国際宇宙ステーション、NASAが近く縮小案発表へときた……。ISSの縮小は以前から言われていたことなので、それそのものは「来るべきものが来た」って感じなのですが、タイミングの悪さったらないね。
 でもたとえ技術の修得が目的になってしまったとしても、H2Bそのものの開発は続けるべきだと思う。その技術は「ふじ」などにも利用できるから。
 いい加減、政府の連中も肚を括るべきだと思う。本当に宇宙開発が重要だというならば、米国に依存せず、自ら主導的に宇宙を目指すべきだ。

 recommuniで書いている日記の予稿で、今後の音楽販売のあり方を考察していたら、SACDDVD-Audioは現状のままでは聴取者に受容されない、という結論が出て自分でもびっくり。
 高度かつ堅固なコピープロテクトを持っていることそのものが原因なのではなく、コピーコントロールが聴取者のリスニングスタイルに合致しているか(合致させられるか)どうかが、新しい音楽販売形態の普及の鍵になると考察したからで、従って、リッピングできない&シリコンオーディオに転送できないSACDやDVD-Audioは聴取者の音楽聴取形態に合致しないので、その技術的高度性に関らず、普及しないだろう、と。
 うん〜。SACD好きな私としてはちょっと残念な結論なんだけど、論旨の展開に瑕疵はないようだから、希望を棄てた方が良いってことだな。
 ポイっ。

 「被害者数、中国側に誇張 抗日戦争で研究者指摘という、なかなか素敵な記事が。この研究者・王錦思氏は決して親日派などではなく、9.18事変戦争研究会の理事なんぞ務めていたりするようです(9.18事変=柳条湖事件)。検索してみると、愛国教育の必要性なんぞを訴えていたりもするので、どっちかといえば反日な人と見て良いんじゃないかな。
 でもそういう人から、理性的に研究を行おうという呼び掛けが出ることとは素晴らしいことだ。
 長生きできそうにないけど。