宇宙がらみで思い出したけど、そろそろ中国の神舟が有人で打ち上がるんじゃなかったっけか?
ここんとこ多忙にかまけて日記をサボり気味だったので、纏めてレスポンス(笑)。
原ジャイアンツ監督の辞任について。
しょーがないかな、というのが本音。
正直、優勝なんて最初から狙うべくもないチームだったのは編成段階の問題としても、去年に引き続く故障者の続出は、練成段階の問題だし、チーム防禦率を見れば運用段階でも問題が少なからずあったと思う。
ただ、原さんは優秀な監督(少なくともその素質はある)と見ているので、年月を置いて、再び監督になって欲しい。
後任の堀内さんについては、人望がないことはほぼ間違いないが、コーチとしての手腕についてもまた疑うべくもない人。問題は、トップに立って大丈夫かどうかですね。
ジャイアンツの問題は、どちらかというと編成・練成レベルに多くあると思うので、某オーナーが引退して、その後こそが勝負時だと思います。
「首元に振り払えないナイフを突き付けられながら生きていくのって、結構辛くありませんか?」について、「辛いけどそれが人生ってもんだろ?」とか思った。人生なんて、大鎌背負って追いかけて来る死神から全力で逃げているようなもんですから。辿りつく所は必ず「死」なので、それまでに何を成したか、何を残したかが、その人の人生ということになるんだと思います。
いきなり話は飛びますが、「遺言状は生きているうちに書いておくもの」というのは当然の筈なんですが、「遺言状を用意してあります」なんて言うと自殺するんじゃないかなんて思われたりするのは不思議なことですよね。
「MSに対し、「脆弱性の責任」問う初の集団訴訟へ」との報道。
コンピュータソフトウェアは、その使用許諾を見ると判るとおり、とにかくその使用によって発生したあらゆる損害に対して免責を謳っている。個人的には民法における不当契約に当たるのではないかと思っているのだが、それはともかく、今回の訴訟は、Microsoft社が不当な商慣行を行っているというもの。今回の訴訟内容の妥当性はともかく、全世界のPCの98%だかのOSを押さえている企業には、相応の責任が伴って然るべきだ。
ただ、気をつけなければならないのは、この問題はなにもMicrosoft社だけのもんだいではないということだ。超漢字だって、基本的にWindowsと大して変わらない免責条項がくっついている。
この訴訟を、そういった「免責」のあり方について考え直す機会にしてみたい。全てのソフトハウスについて注目せざるを得ない訴訟になるだろう。
BTRON.com-BBSをちょっと荒らしてしまったフォントの話題。
現状日本には、
「わたしゃあくまでコンピューター屋さんじゃないし、Windowsはろくにつかってないんですが、と強調してもあんまり信じて貰えてない今日この頃....。」って、ンなこと誰が信じるっちゅーねん。私が言うならともかく。
おっと、「プラネテス」は明朝からか。
昨日のニュースになりますが、日本電子が「キャパシタの性能を画期的に向上させ、蓄電システムの広範な実用化を可能とするナノゲート・キャパシタを開発」なんて発表してましたね。
ハイブリッドや燃料電池などなど、自動車は今や電動へ向かってまっしぐらですが、また一つ、これで状況が変わりそうですね。
いい時代に生きてるなぁ>自分
昨日のフォントの話の別篇「文字セット篇」。
先達てUnicode 4.0がリリースされましたが、総勢漢字が6万の大台に乗っている筈です。GTもGT-2003で字数を増やして7万だかになってたような。文字鏡は最早言うに及ばず。中国でもGB 18030とかとか、20世紀末には考えられなかったことに、万を単位とする文字セットが百花繚乱状態になっている21世紀なわけです。
こうなると、「とにかくあるんだからいいじゃんか」は良いのですが、フォントを含め、実裝上の世知辛い問題が色々噴出してくるわけです。携帯電話にTRONコード載せるのはいいとして、GT全部載せるのは流石に困難が伴うわけです。
で、求められるようになっているのが、「文字セットのプロファイル」なんですな。
実を言えば此度のJIS X 0213改訂の主眼もここにあって、万単位に育ってしまった文字セットから「標準的に利用するものはこれです」と暗示する機能を求められていたりします。
ま、その辺の動きについては色々と水面下や水面上だったり、私も絡んでいたりするものがあったりするため多くを語ることはできませんが、単純に文字の多さを競っていた時代は、一応收束しつつあり、今はより利用頻度の高いコンパクトな文字セット(のプロファイル)の模索が続いているのでありましたとさ。
「ご冗談でしょう、坂村健さん」について。
まーセンセも口の輕い人だからねぇ〜。受けそうだとなったら煽りまくるし。これだからあんまセンセに喋らせたくないんだけど(爆)。
これ書いた八田真行さんって、坂村先生と直接会ったことないんだろうな。坂村先生がGPLを知らないというのがそもそも間違いだもん。大体、先生ってばRMSと知り合いだったろう、確か。武田賞を同時に受賞してたし。
つまり、坂村先生は明らかに確信犯的にあんなことを言っているのであって、無知から喋っているわけではない(なお悪い)。
で、この八田さん、なんで「公開書簡」にしたんでしょうね? 坂村先生って、そーゆーのに応答したことが私の知る限り過去一度しかなく、それ以後そういった公開書簡類への返答を一切しないと言い切ってたりするわけなんですけど。
よーするに、坂村先生のことをよー知らん人が週刊ダイヤモンドの記事だけ見ていきり立っている図なわけです。しかも効果の薄い「公開書簡」という形で。これで坂村先生が反応してくれると思っているなら、自意識過剰ですな。先生に文句がある時は、先生がいるところに乗り込んでいって面と向かって罵倒しなきゃ駄目です。
で、誰かこれに反論しますか?
私? しませんよ、そんな後ろ向きなこと。面倒臭い。
もしかして八田さんって、週刊ダイヤモンドの販促員?
いや、だってOn Lineで「ご冗談でしょう、坂村健さん」を読んだら、週刊ダイヤモンドも読まんとあかんわけで、普段読みもしない人が参照のために週刊ダイヤモンド買ったりすると、週刊ダイヤモンドだけが大儲けと……(笑)。
CEATEC JAPAN 2003にPSXがお目見えしたそうで。個人的に狙っているので、興味津々。
家のテレビ周りの配線が、CATV導入後、自分でも時々間違えるほどになっていて、少し台数を減らしたいとか思っていたりするので、「PlayStationとしても使えるHDD / DVDレコーダ」はうってつけなのです。
単に21pinマルチRGB出力からアップスキャンコンバータ嚙ましてTVチューナ付きディスプレイモニタに出力するのが嫌になっただけという話もあるけど。
「わたしは単に英語を読んでその通りにファイルをいじっただけなんですがこれって別に詳しくなくてもできる程度ですよね?」
ぼくにはとうていまねができないので、Genesisさんはとてもくわしいヒトだとおもいます。まる。
本当にカリフォルニア州知事はシュワルツネガーなんですか。それでいいんか?
中教審が文科相に出した答申がWebに載ったのでチェック。
前回の「ゆとり教育」への社会からの反発が予想以上に強かったことに対して、慌てて出した新たな答申なわけですが、今度は「確かな学力」ですか。学習意欲とか総合的な学力とか、確かにこれまでとは一風変わったことは言ってますが……。
個人的には総合学習よりも、より深く基礎を教えるべきではないかと思いますがねぇ。広汎で深淵な知識があった上で総合知識が問われるわけで、リレーションするべき知識が少なければお話にもならない。
あと、個に応じた指導とかわけわかんない文言が並んでるのはいつものことですが、「学習内容の習熟の程度に応じた指導」とか書いたすぐ側で「学習集団による学習内容の分化が長期下・固定化するなどして学習意欲を低下させたりすることのないよう」とか書かれると、一体なんなんだとか思わなくもないですな。逆だろう逆。飛び級や留年をもっと大々的に認めてしまえよ。40人×Xクラスの学習集団が落第者もなしにみんな進級するってシステムの方が気味悪いだろうが。学習速度なんてみんな違うんだから、飛び級や留年が出るのが当然だろう。
余談ですが、学習速度が早いことと頭が良いことは等価じゃないなんて当たり前なことの筈なのに、早熟児を天才と看做す風潮が、逆に「進度別クラス分けは差別だ!」とかいう悪平等主義者を育てているんじゃないでしょうかね。
それはともかく、本来最重要であるべき「20年後の日本の姿」とかが丸っきり拔けている答申ってのはどーにかしてもらいたいもんです。教育方針ってものは、国の未来の設計図だろうが。
そんなこんなで、仕事帰りにシューレに寄って学生ゼミを堪能。
26日に、フリースクールネットワーク主催で「フリースクールカルチャーフェスタ」(要するに文化祭みたいなもん)をやるそうですので、興味のおありの方は覗いてみてやって下さい。
(なんかここ数日急にアクセスが増えたんで、宣伝効果も増えるといいなぁ)
中国の有人宇宙船・神舟5号の打ち上げが15日に定まったそうな。
日本は、どうする?と考えた時に素直に喜べないよな。
「情報セキュリティ総合戦略」なるものが発表されたようなので、取り敢えず概要だけ目を通す。
うーん。
非常にマトモなことが書いてある。
『しなやかな「事故前提社会システム」の構築(高回復力・被害極限化の確保)』『「高信頼性」を強みとするための公的対応の強化』などはITのみならず、危機管理論としてこの日記でも散々書いてきたことに一致するので、私としても納得のいく概要。ちょっと真面目に本体を読んでみようかと思った。
問題は、この内容を実踐できるかどうかなんだけど。(現状で全くできていないことはいうに及ばず、この内容を果たして理解できるのかどうかも怪しいと思うのだが)
最後の最後になって、坂村先生が委員であることに名簿を見て気づく。あれ? これの委員もしてたんだっけ……?
ロイター電で「宇宙はサッカーボール状の球形をしている可能性=科学者グループ」という報に接して思ったわけですよ。記事本文では「5角形の曲面が合わさった球形」としているのに標題が「サッカーボール状」とはどういうことかと。
正5角形で構成される正多面体は正12面体です。サッカーボールで知られる正5角形と正6角形の組み合わせは、いわゆる角切20面体……正20面体の角を切り落とした多面体なわけです。
両者が全く違う形状であることは、小学生にだって分かりそうなものですが……。
尾瀬へ行ってきますので、明日の更新はありません。もしかしたら明後日もないかも。
なんかラポートが営業停止とか聞いて、また一つの時代が終わったのかとしみじみ。
頼むから少し黙っててくれと言いたい>坂村先生。
でなければ、穏当な表現を選ぶとかさ〜。
反応すんのに疲れてくる。>日経エレクトロニクスの件
あとね、前言ったけど、坂村先生の反論だって鵜呑みにしちゃいけないんだってばよ……。
Nullius addictus iurare in verba magistri.
「どちらかが正しくてどちらかが間違っている」なんて、そんなに世界が単純なら幸せよ。
日記、尾瀬篇。
11日夜。集合場所のサンシャイン文化会館1Fバスターミナルへ向かう道には、雨が降っていた。直前の天気予報は確認してこなかったが、どうも良からぬ状況だと思いつつ、ツアーバスに詰め込まれる。
今回の尾瀬ハイキングパーティーは5名。リーダーSio姐御、ゆきさん、かをるさん、風間さんに私という顏ぶれ。ゆきさんとかをるさんは尾瀬経験ありらしい。
深夜バスは途中2度程のトイレ休憩を入れて、午前4時にはバスの乗り換えと、これで寢れるわけねーだろーがーという行程。全員、寢不足の状態で午前5時過ぎに鳩待峠に放り出される。
ここで雨具を着込んで準備を整える。当初は暗夜行の予定であったが、雨なので予定変更。配給された朝食もここで食べてしまう。6時頃、夜明けを待って鳩待峠を出発。尾瀬行の始まり。
山の鼻までひたすら下る。睡眠不足の中での行程で、既に景色など記憶に残ってない(ひでぇ)。山の鼻で休憩。
山の鼻から、いよいよ尾瀬らしい湿原の風景が見えてくる。秋の枯色に池塘が穴を空けていたりする、手加減なしの自然の姿。湿原を取り囲む山々は緑・赤・黄のパッチワーク。あたかも箱庭の中に放り込まれた1/8人間の気分。
景色よりも、その景色の中に取り込まれた自分、その自分を客観的に鳥瞰する時、湿原に分け入ってネイチャーゲームに浸らんとする欲望に駆られた。
牛首からヨッピ橋へ向かい、吊り橋を渡った先で休憩。めいめい仮眠を取ったり。雨は上がっていた記憶がある。
再び吊り橋を渡って、湿原に渡された木道を竜宮に向かって歩く。しかし、湿原といっても一様ではなく、穴が開いたように池塘があるかと思えば、清流がうねっていたり、そう言った地形の変化に沿って植生が変化しているものだから、「湿原といえども」決して一様ではない。不幸にも小熊は植物学・博物学に疎いので、何がどう生えていたとは言えないのだが。
時々、水底引っぺがして水質の指標生物探したくなっていたのは一応秘密。
他にも、寢不足の脳味噌は、延々と広がる枯草原を前にして「それを作れば彼らはやってくる」とか阿呆なフレーズを垂れ流していたりしました。なんだよ、ここにスタジアムを作ったら池永正明が戻って来たりするんか?(そもそも池永氏は存命だっつーの)
とにかく竜宮から見晴へ。所々木道が崩壊していたが、無事見晴へ到着。恐らく他の4人は何も気づかなかったろうが、私はここで脳がシェイクされていた。正面の某山小屋の看板に、でかでかと異体字が! それもGTにもない異体字が! 一瞬、写真撮っといてもらおうかと思ったが、「こんな所にまで来て仕事なんて嫌だ!」という虚仮の一念で無視する。ちなみに昼食を採った食堂の看板にも異体字があった。見えない、見えない。
見晴から温泉小屋方面へ。宿の元湯山荘には午後も早々に到着し、チェックインしてしまう。5人で6畳一部屋を占拠。おお、一人一畳以上のスペースが! 富士山とは雲泥の差だ(爆)。ここで荷物を下ろし、身輕になって瀧を見に行く。平滑の瀧、三条の瀧と二つの瀧があるらしい。ここでちっと失敗して、手袋を置いて来てしまった。平滑の瀧・三条の瀧ともに道が險しく、鎖が掛けられているところもあり、手袋は必須であった。平滑の瀧は、「これが瀧かい?」って感じでしたが(名前通り「平滑」なんですわ)、三条の瀧はなかなか見応えがあった。
險しい山道を駆け拔け、当初予定通り午後4時までに宿へ戻り、風呂に与るという計画は達成された。
6時に夕食。想定ではその後もう一度風呂へ……とか言っていたが、とにかく前夜がほぼ徹夜の状態では体力が続くわけもなく、布団を敷いてしまえばあとは引きずり込まれるように次々と沈没していった。
午後8時頃、次々と寢苦しさで起き出す。6畳間に5人では流石に暑い。窓を開けたりなんたりと、様々な工夫が凝らされ、快適になったところで、9時の消灯を迎える。ちなみに小熊はロビーでBS 1のMLB録画中継を観てた(笑)。
早朝から出立する人々を尻目に翌朝はゆっくり。あんまり急いでもね。
宿から見晴へ向かい、見晴から尾瀬沼へ拔ける峠越えルートにはいる……。いや正に峠道。左手に山、右手に沢という格好で、延々続く山道。途中休憩所も小屋もなし。かをるさんやゆきさんは「こんな道通った記憶がない」とか言い出すし。さらに雲行きまで怪しくなってきて、この天気の悪さは一体誰の日頃の行いが悪いせいかと、全員が「自分じゃない」と言い張ったりしながら、なんとか雨が降らない裡に沼尻平に到着できた。休憩所に入ったところで雨が降り出すという、絶妙のタイミング。一体誰の行いが良かったのかという議論になった。
沼尻平から尾瀬沼の南岸ルートに入り、延々歩く。沼はガスがかかって、幽玄。
尾瀬沼を半周して、長蔵小屋で昼食。昼食は宿で頂いたお握り。一つは梅干しで一つはわかめご飯。汗が冷えた身体に薪ストーブが暖かかった……。
そして最後の沼山峠越えにかかるが、雨中行軍の様相。沼山峠バス停に13時半に到着。着替えたり着替えたりする。
ここの売店で、「磐梯サイダー」なる商品を発見。とりあえず飲んでみる。三ツ矢サイダーやキリンレモンなどのすっきり系ではない、コクのあるサイダーであった。
ここでシャトルバスに乗り、七入へ。七入でツアーのバスに乗り換えて、あとはひたすらバスの旅。途中休憩にお店で茸汁などをごちそうになり、干芋を買う。
連休最終日の渋滞などに巻き込まれながら、21時過ぎに池袋に到着。22時過ぎに自宅に帰りつく。
その後は延々お洗濯〜(笑)。
だって今日はお仕事だったんですもの。
天気は悪かったですが行って良かったと思いました。今度は春か初夏あたりに行ってみたいですね。
朝、複雑な思いで神舟の射上げ成功の報に接する。
勿論それ自体は喜んでも良いのだが、自国の不甲斐なさを思うとやるせないところもある。
朝、NHKの「おはよう日本」にJAXA理事長の山之内秀一郎氏のインタビューが流れたが、有人宇宙飛行については、「やるともやらないとも言っていない」「日本は中国とは違う」「国威発揚のための有人飛行はない」などなど、理想と現実の間で苦しい状況にあることが窺える言葉を並べていた。小熊の見るところ山之内氏は現実主義者のようで、「今は宇宙開発に置いていかれないようにする」「廉くて確実。目指すはロケットの新幹線」と恐ろしく堅実なことを言っていた。
だから日本独自の有人飛行の芽はまだ残っていると見た。
恐らく山之内氏は、必要性を理解している。きちんと世論が構成されて予算が出るとなれば、絶対にやるタイプだろう。
ということは、とにかく宇宙へ行くための世論形成が必要ということになる。
これがまた難しいんだ……。
「愛犬「アドルフ」に「ナチス式敬礼」教え込む、逮捕」
見出しが日本語になってないってのはともかく、下らないと言えばこれほど下らないニュースもないね。
犬に右手を斜め上に挙げる芸を教え込むのも下らなければ、「反ナチス法」なんて法律で逮捕するのも下らない。どっちもどっちだ。
戦後ドイツ……というか、「戦後世界」において「ヒトラーとナチ」が「絶対悪」でなければならないという政治的構造は理解してるけど、とても賛同できんね。よしんば「ヒトラーとナチ」が「絶対悪」であったとしても、今のやり方は草を刈って根を残すようなものだ。
正確には、根は刈れないというべきなんだがね。
ナチス・ドイツを否定するならば、「ナチス・ドイツという結果」だけではなく、それを招来したプロセスを否定しなければならない。現在の世界ではそのプロセスが「アドルフ・ヒトラー」という個人に帰結されている。アドルフ・ヒトラーはこの世に生まれ落ちた悪魔の化身で、その卓拔した扇動能力で国民を騙し、かの恐るべき所行に及んだのである! 許すまじ、アドルフ・ヒトラー!
阿呆かっての。
ナチ党がイタリアのファシスト党の真似をしてあんな制服ごっこを始めたのはちょっと調べりゃわかることだし、あの時代にヒトラーのような優生思想は珍しくもない。絶滅收容所がなかっただけで、日本でもアメリカでも隔離や断種の強制は実に平然と合法的に行われていた。
ユダヤ人に対する扱いだって、ナチを批判できる国が一体いくつあるってんだ? いかにして大虐殺は達せられたかを考えれば、命からがら逃げてきたユダヤ難民の受け容れを拒否して、独逸に送り返していた連中は「善意の第三者」だったのか? なぜロシアには「ポグロム」なんて単語があるんだ?
わかってるよ。忘れなきゃいけないって言うんだろう? 覚えてたらとてもじゃないけど、全員有罪になって戦後世界秩序が成り立たないって言うんだろう。
でもさ、ナチを生んだ構造を抱えたまま戦後半世紀を経て、そして未だに払拭できていないんじゃないかってことは、憶えておかないとマズいと思うのよ。社会的進化論ってやつは、思わぬ所で息づいているからね。
明日、江戸東京博物館で催される「100年前の日本語を聴く」という公開イベントに行く予定。
なかなか興味深い。
自転車ではなくて電車になったので、さしたる労力でもないかと、池袋へ移動する。昨夜、糸野クンから電話があり、「池袋のアニメイトで高田明美画の鮎川まどか様の色紙を買ってきて下さい。土下座して証拠写真送りますから」と断ったら呪われそうな勢いで頼まれていたのだ。午後6時頃にアニメイト8階の「ぴえろ25周年記念 ぴえろアニメワールド2003 IN池袋」で色紙を探したが、すでに売り切れた後であった。
哀れなり、糸野。今ごろ彼は血の涙でも流しているのだろうか。ヤフオクで張り合いでもしているのであろうか。ヲタクって、色んな意味で無残な生き方だよな……と僅かながらも思ったり。ま、私には関係ない話なんだがね。
糸野クンへの憐愍の情を抱きながら階段を降りていると、3階から2階へ向かう踊り場で、竹居さんと遭遇する。この広い東京で、なんでまたアニメイトなんぞで遭遇しなければならないのかと、私をアニメイトへと送り込んだイトノタイスケの名を天に向かって呪う。
そのままスタバで雑談を3時間ほど。
昨日、東急ハンズで自転車用のフロアポンプを買ってきた。
実は自宅に現在フロアポンプが二台、イギリス式バルブ用とフランス式バルブ用がそれぞれあって、鬱陶しく思っていた。たまたまハンズでアタッチメントで米国式を含めた三種類のバルブに対応したポンプを見かけてしまい、こりゃ便利だと思ってしまったのだ。
しかし買った後で考えてみると、二台のポンプをこれ一台で置き換えてしまえば、まだまだ使えるポンプを二つ廃棄しなければならないわけで、しかも廃棄までの間は自宅に三台もフロアポンプを置いておかねばならない。フロアポンプなんてそうそう駄目になるものでもなく、生来の貧乏性が「もったいないもったいない」と心の中で大合唱する中、どうしたもんかと三台のポンプを眺める次第であった。
……間拔けだ。
マメな人だなぁ。なんか感心しちゃうわ。特に、八田さんの「ご冗談でしょう、坂村健さん」が「困ります、八田真行さん」という形で既に本人により訂正されているにもかかわらず、slashdot.jpの「TRONとMicrosoftが手を組んだらしい。FUDの分野で。」をわざわざ参照しているあたり。
実を言えば、八田さんはこの辺から誘導されたんじゃないの?という疑いを私は拭いきれていない。すなわちこの御仁、他人(ここでは八田さん)を誤誘導して焚き付けて、延焼して燃え広がった炎をさらに自分の文章に導くという、一人拡大再生産を演じてるのではないかと疑ってる。
ま、今のところ証拠も何もないので、あくまで疑念のレベルですけど。
先にどっちが伶俜するやら。
あなたのスタンドは「ザ・ワールド」です。 能力 :精密な動きとパワー。時を止める。 総評:非常に強い運気をあなたはもっています。自らの才能が新しく芽生え、さらにその才能によって高い境地に到達することができます。最もニガテなものは克服できないままですが、それでもあなたは無敵に近い状態です。何か事業を起こすチャンスかもしれません。 |
職場で使っているノートパソコンのキーボードの調子が今一良くない。反応の悪いキーが出てきてる。
自宅で愛用のキーボードがIBM 5576-A01という辺りで分かるとおり、私はかなりのハードキーパンチャーでして、ノートパソコンのキートップが吹っ飛んでいったこともあります。本当なら前の職場みたいに私物のキーボードを持ち込めれば良いのでしょうが、デカくて重くてうるさいキーボードを置くスペースなんかないのですよ、今の机には。なにせ、ノートPCが二台乗ってるもんで。かなり本気で同時使用してるから、切り替えってわけにもいかないのです。
少しは労って使ってやらねばならないとは思うのですが、反応の悪いキーにはつい余計に力が籠もってしまい、悪循環ですな。
しかし新品のノートパソコンのキーボードが1年に満たずにガタがくるとは、一体どういう設計をしているのだか。
笹本祐一「宇宙へのパスポート2」と柳沼行「ふたつのスピカ5」を購入してくる。
日本の宇宙開発は昨今、景気の悪い話ばかり聞こえてきて悲しい限りだ。旧宇宙研のΜロケットの打ち上げレポートなどを読みながら、こういう突貫系宇宙開発ってのも凄い話なのは分かるんだけど、本当は変なんだよな……と内心嘆息する。
選挙公約で宇宙開発の振興を掲げている政党はないか? あったらそこに投票する!
国境なき記者団がSecond world press freedom rankingを発表していたので、ランキングを閲覧。
日本44位/166国という評定が妥当なのかどうなのか評価方法を見ても今一判然としないのですが、なんとなく「本当かぁ?」っていう国が日本より上位に見られることは確かですねん。
っつーか、日本ってイスラエルと同点なわけ……? と思ってたら、米国(31位)とイスラエルについては特記事項がありました。
「The ranking distinguishes behaviour at home and abroad in the cases of the United States and Israel. They are ranked in 31st and 44th positions respectively as regards respect for freedom of expression on their own territory, but they fall to the 135th and 146th positions as regards behaviour beyond their borders.」
米国、イスラエルそれぞれのテリトリー内では31位、44位だが、域外においては135位、146位にそれぞれ落ちる、と。戦鬪で報道陣を巻き込んでいる関係ですね。
でも、もっと客観的な指標があると分かりやすいんですがねぇ……。
これも言論の自由関係の話題だが、ISPのぷららが「「Win-MX」「Winny」等の一部アプリケーションご利用時におけるトラフィック制御開始について」というアナウンスを出している。内容が内容なので、該当部分を全文引用する。
3.「Win-MX」「Winny」等の一部アプリケーションご利用時におけるトラフィック制御開始について
「ぷらら」では、昨年12月の会員規約改訂により、平均トラフィックを大幅に超えるご利用のあった場合において事後的に個別対処をさせていただいてきたところですが、「Win-MX」や「Winny」などの違法著作物のネット流通に対する著作権保護対策が不充分であり、実態として違法著作物の流通が甚だしく行われている一部アプリケーションのご利用においては、11月より順次、上りトラフィックを中心に他の会員の通信において迷惑にならない程度にトラフィックを制御させていただくことにいたしました。 「Win-MX」や「Winny」などのアプリケーションを使い、ネットワーク上にサーバをたてて、自らに帰属しない他人の著作物を許諾を得ることなく公開することは、著作権法の第二条九の四、九の五及び第二十三条の「自動公衆送信権」及び「送信可能化権」の侵害行為に当たり、これらの著作物を入れたパソコン等をネットワークに接続し、誰でもダウンロード可能とした時点で、私的利用の枠を超えた「自動公衆送信権」及び「送信可能化権」の侵害行為となり違法となります。なお有料パソコンソフトや有料音楽ソフトのみならず例えばTV放送の録画物等も「自動公衆送信権」「送信可能化権」が認められており、基本的にほとんどのソフト、コンテンツが対象となるとお考えいただいた方が無難であると存じます。 また、「Win-MX」や「Winny」を利用したサーバからダウンロードされる上りトラフィックについては、ほとんどの地域において通常のブラウザやメールといった利用に応じて発生する下りトラフィックを上回っており、上りトラフィックに占める「Win-MX」や「Winny」の割合は、60%〜80%と看過できないレベルに達しております。またこれらの上りトラフィックの約90%が「ぷらら」会員からの利用ではなく、インターネットから流入するリクエスト要求に応じたダウンロードによるトラフィックであり、言い換えるならばごく一部の会員が設置した「Win-MX」や「Winny」を利用したサーバより「ぷらら」会員以外がダウンロードを行うことによって上りネットワークの占有状態が発生しており、 会員の皆様の速度低下要因になったり、それらのネットワークコストを「ぷらら」会員が負担しているといった著しく不公平な状況にあります。 つきましては、「ぷらら」は11月より順次、「Win-MX」や「Winny」などの一部アプリケーションをご利用になり、サーバ利用をされた場合に発生する上りトラフィックを中心にアプリケーション毎の帯域を制御するトラフィック制御裝置の導入を図り、他の会員の迷惑にならないレベルまでトラフィックの制御を行っていくことにいたしました。 なお本施策に応じてネットワークコストが削減できれば、上記で発表させていただいた値下げや割引制度のほかにも、新サービスの提供など出来る限り会員の皆様に還元してまいりたいと存じます。 会員の皆様のご理解、ご了承をよろしくお願い申し上げます。 (2003年10月20日更新) |
東風フォントの開発中止が伝えられる。
残念な話ではある。
個人的に色々思うことはあるが……やっぱり本当なら平成書体を無償公開すべきなんじゃないかなぁというのが最初に来るかな。誰が通るのかわかんないような橋一本架ける金があれば済む話じゃないか、って、どうしても考えてしまうよ。
しかし本当に、この国って必要なところに金かけへんな。
でも今なら、e-JapanだITだって色々盛り上がってるから、その辺の議員を焚き付ければ実現するかも……。名前が外字になる議員さんを煽って文字コード問題全般に口出しして貰うとか〜。
しかしあれだね、包摂基準だ書体のデザイン差だって、規格表や字体表にしつこいくらい書いてあるのに、実態はこんなん、ってことは、規格表や字体表が実態を反映していないのではないかと疑われますな。
中国・斉斉哈爾での化学兵器問題で、日本側が処理費用として出した3億円ですが、どーも中国側は「賠償」と報じているようです。
……。
実質はともかく、一応名目は「遺棄化学兵器処理事業にかかわる費用」であって、賠償というと日中共同声明の賠償破棄にモロ抵触するんですけど、仮にも外交部がそんな談話出していいんですか?
辞める人、辞めない人がニュースになっておりますね。
個人的な意見を言わせていただくと、自民党が今回定めたような「定年制」は本来あるべきではありません。政治への自由参加は保証されるべきです。
しかし、いくら矍鑠としているとは言っても、平均寿命を超えて、いつお迎えが来てもおかしくないお年寄りが「私にはまだ使命がある」などと言って第一線を張らんとするのは、迷惑極まりないことです。人間いつかは死ぬわけで、齡を経れば自然その日は近づくわけです。であれば、自分がいなくなった後のことを考え、後進を育て、組織を整え、適当なところで身を引くのがあるべき姿というものではないでしょうか。ある程度以上の歳となれば「あなたの役割は終わりました」と言われるのは、ある意味自然な流れでしょう。
その歳で「まだまだ現役」などと言うのは、後を託すに値する後進を育てなかったのか、育てられなかったのか、潰してきたのか……いづれにしろ些か才覺を疑います。
逆に生まれる人の話ですが、「代理出産:「米での子」認めず 出生届、不受理の方針 法務省」。
法の盲点って言うんですかね、こういうのも。
科学的に言うと、子供を欲した夫婦の妻たる人と、件の代理母から生まれた双児男児との間には、遺伝的繫がりは全くないわけです。勿論、ここで問題になっているのはあくまで法的な血縁関係ですが。記事中でも触れられているとおり、日本の民法ならびに判例は、卵子提供を受けた上での代理母出産には全く対応しておらず、現行法の枠内で対処しようとすれば「養子」に迎えるしかないわけです。
現行法は現行法でしょうがないんですよ、そういうもんだから。しかし、返答に一年もかかるってのはどうよ?!
んで、今後どうする、と考えると悩ましいところです。血縁とはなにか、家族とはなにか、という問題を真剣に議論せにゃならんからです。なぜか知りませんが、日本の政治家はこの辺妙に頑迷でして、社会の変化や技術の進歩にすっかり置いていかれている感があります。ここいらで性根据えて拔本的な変革を企図して欲しいものです。
うちにはJASRACから回文が来たのですが、RIAJを騙って金をせびるメールが横行しているそうです。もし見つけたら笑ってやって下さい。一瞬だけ、「RIAJならそーゆーことするかも……」とか思ったのは一応ヒミツだ。
うちのサイトはちゃーんとJASRACに許諾申請してお金払ってますよ〜。
ユビキタス・コミュニケータが発表になりましたね。一年で隨分小さくなったこと。しかしボタン類なんかがイネーブルウェア的には些か宜しくありませんね。触れて分かるようなデザインにすべきだったかと。
考えてみるとこいつの中身はなんだかんだでT-Engineなので、多分T-ShellことBTRONが動くんでしょーねー。
電子タグと言いますと、そういえばマルエツの潮見店でRFIDの実証実験やってるんだっけ。終わる前に一度見に行っとかなきゃなぁ……。
「環境観測技術衛星「みどりII」の運用異常について」。うわぁ……また太陽電池周りかよ。なんていうか……「みどり」ってなんか呪われてないか? 先代「みどり」も太陽電池パネルが破断して昇天してる。同じミスを繰り返したとは思わないが……。原因究明できるといいけど。
またマスコミに叩かれるんだろうなぁ(嘆息)。
引退ネタですが、世界唯一の超音速旅客機コンコルドが運用を終了たそうで。これで超音速旅客機というものは、その実用性を証明することなく表舞台から去ることになりました。あちこちの記事では、運用コスト高と事故が原因に挙げられていましたが、航路が殆どなかったというのも小さくない原因だったんですがね。以前にも一度書きましたが、超音速飛翔体ってのはかなり端迷惑な存在なのですよ、それ自体が。
技術的には、もっと追求されてもよかったとは思うのですが。
午後にアキバで怪しい謀議に参加し、その後一旦家に戻ってからSioさんのうちへまたまたまた出張修理に出かける。なかなかマシンが安定動作しない。寄せ集めマシンだからか?とも思うのだが、基本的な部品類は我が家で全く異常なく動いていたものであるだけに、疑うべきところが難しい。とりあえず本日はメモリモジュールがおかしいのではないことが確認できた。あとはCPUとHDDまわりということで、次はHDDをどうにかしてみることになった。
神代さんに「パートタイムプリンセス3」の感想を言づてして貰って辞去する。
NHKスペシャルの「地球市場・富の攻防8 復興ビジネス・市場経済の伝道師」を視てなんとも言えず嫌な気分になった。日本は明治開国の折、エリート達の粉骨碎身の努力によって当時の国際社会へ独立国として参加することを得、その後僅か30年程で「先進国」と(一応は)看做されるようになった。勿論外国から多くを学びとったが、その殆どは日本人が自ら学ぼうとしたのであって、間違っても「日本を世界の一員に!」とかいう国際的な干渉に流されたわけではない。
どうも今の国際社会とやらは、非常にお節介にできているようで、国のシステムまでああしろこうしろと懇切丁寧にご指導ご鞭撻してくれる。
当時も今も、経済システムからの要求が一国の体制を搖るがす最大要因であることに違いはないが、貪婪たる経済の魔物は、その変革さえも商いの対象にしてしまっているらしい。
軍事力と経済力による構造支配の拡大指向のことを、一般には「帝国主義」と呼ぶ。最近では「グローバリゼーション」とも言うらしい。
その刺戟的な表題に惹かれて「ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊」(正高信男著/中公新書)を買ってきた。隨分売れているらしく、2003年9月25日刊で10月15日第4版とある。表題が表題だけに、中身の方は、と些か含んで読み始めたのだが、意外や意外、靈長類研究や社会行動学の見地から、観察と実験を通じてケータイを持つ若い世代のコミュニケーションのあり方をサルと対比して描いている、しっかりした報告になっている。多少、論拠の薄いところや牽強付会気味のところがないわけではないが、大筋には無視できない説得力がある。
最も衝撃を受けたのは、第四章で携帯電話非所有者と携帯電話使用歴3年以上・メル友300人以上という二つの集団に対して行われた互恵行動・利他的行動に関する実験結果で、ケータイを持つ高校生が信頼による互恵行動を取る率が圧倒的に低いというものだった。これは参った。利己主義者を自認する私でさえも、「最終的に社会全体の利益となるように決断する」くらいの知恵は回る。「情けは人のためならず」というのは、利己主義者の原点だろう。
昔、政治学の講義において、共犯関係にある二人が逮捕され、別々に取り調べを受け、「もう一人は喋ったぞ」と言われたときにとるべき行動の損得というのを、ポリティカルゲームのネタとして教えられたことがあった。上の実験はほぼ同じ内容だったのだが、直接意志疎通ができない条件下において相手を信頼することの意味と価値は、実は非常にシビアに数字で表せる。信頼が崩壊したときの「最悪の確率」の高さは、恐らくこれまでの日本人は漠然と認識していた筈だ。しかしケータイ族がそれを共有しないということになると、これは意志疎通以前の問題として、信頼関係の確立が困難になる。彼らは一般社会において経済活動の一翼を担い始めている。将来が不安になる。
「米アマゾン、書籍の全頁検索サービス「Search Inside the Book」を開始」という報道に接して私が最初に思ったのは、「蔵書の検索に使えるかも知れない」だった。なにせ本が数千冊、重量にして3tだかあるとなると、その様相は図書館に近くなる。にもかかわらず専属の司書が置けるわけでもなければ検索のためのインデクスも作ってもらえるわけでもない。全ては所蔵者の努力次第ということになるが、月刊誌の掲載目録を三誌程もやれば、月の数日がその作業だけに費やされることを知ることになる。ましてや蔵書が月に30冊以上のペースで増えるとなれば、読書時間の確保が最優先課題となり、目録編成は疎か配架作業まで後回しになる。
知識を増やし見聞を広め心を豊かにするために本を読んでいるわけだから、読み終わった本は言わば情報の拔け殼である筈ではあるが、実際には脳内に一言一句が焼き写される訳もなく、引用や確認のために本を開くこともある。そして問題になるのは、その量である。
「はて、あれはどの本のどの辺りに書いてあったろうか……」
などという悩みは茶飯事となる。大体は覚えてはいるが、間違うこともある。時によっては数時間を書庫の中でうんうんと本を開いたり閉じたりする羽目になる。
Amazonに於ける今回の新サービスは、蔵書の多い一般市民にとって福音を齎すのではないかと、日本語版のサービスが始まることを期待してやまない。
で、実は今日は午後から夜にかけて、また蔵書の整理をしていたのですよ。新書架を入れてから5カ月が経過するのに、まだ配架が完了していないというのは恐るべき話だ(^^;
まあ、今回の移動の序でに配架順の検討などを行っているので余計に時間がかかっているのですが……。体が二つ要るよ、ホント。
へえ、今年のTRONSHOWは事前登録制ですか。うっかり去年までと同じ感覚で当日行ってしまう人が居そう。
今年は色々話題が多かったからね。80年代以来じゃないか、この注目度は。
しかし……11〜12月のスケジュールをしっかり把握しておかないと、なんだかとてつもない地獄を見る羽目になりそうな予感。
「日本ブレイク工業 社歌」。
なあ、この会社、どんな社風の会社なん……?
今日から選挙運動解禁ということで、あちこちで政策について話題になっておりますが……宇宙政策について熱く語っている政党はないっぽいですなぁ……。情報収集衛星なんぞどーでもいいから、独自の有人宇宙飛行だとか、測地衛星だとか、もっと日本の将来に有益な宇宙開発を謳い上げる政党はないのか?
他にも、少子高齡化社会対策として「産めよ増やせよ運動」とか「移民の受け入れ」とかぶち上げる政党があったら、面白いのに(爆)。
「鉛筆大「謎の弾丸」、米最強戦車1発で痛手」についてなぜか意見を求められたのでここに書いておく。
私ゃ専門家でもなんでもないし、実際に穴の穿たれた弾痕を見たわけでもないので、現時点で明言できるほどの見解はありません。
ただ、戦車の正面裝甲を貫通するほどのエネルギーを持った兵器を打ち込まれたにしては、乗員の被害が小さすぎるのが気になります。運動エネルギー弾にしろ化学反応弾にしろ、四箇所も貫通して搭乗員が無事というのは……米軍のM1Aのダメージコントロールには定評がありますが、四箇所に穴が開いてははさすがに……と思う。それに兵器として考えたときにも、四箇所も貫通しておきながら、戦車を完全な行動不能には陷れていないらしいところが不可解。
穴の形状を見れば運動エネルギー系だったのか化学反応系だったのかはわかると思うが……うーん。
現在伝わっている情報だけでは、不可解さだけが残りますな。続報待ちです。
別にBTRONを褒めそやすつもりはないんだけど、やっぱPowerPointで図表を作るよりも、基本図形エディタで作っちまった方が遙かに楽のような気がする。慣れの分を差っ引いたとしても。
マトモなドロー系ソフトが欲しい。
自宅に帰ればそりゃ揃えてるけどな。
観測史上最大規模の太陽フレアの影響で、北海道でオーロラが観測されたり、こだまが機能停止したりとエラい騷ぎですね。みどりIIも太陽フレアが原因ではないかと思われているようです。確かに米NOAAが観測情報を出したのと相前後しているので、蓋然性は決して低くないですね。
NOAAを責めるのはお門違いですが、もうちょっと早くに……とか思っちゃいますねぇ。ええ、知ってますよ。海洋・大気を領域とするNOAAの宇宙関連予算を「分野違いだ」とか言ってがりがり削り落として観測体制をズタボロにした挙げ句に「合理化でござい」とかほざいた阿呆がいたからなんですよね(おい)。どこに国にも似たようなのはいるってことか。
しかし、衛星もそれなりに対策はしているはずなんだけど、観測史上最大級の太陽フレアが相手では些か分が悪かったか。
対策と言えば、新エネルギー・産業技術総合開発機構が技術試験衛星SERVIS-1を打ち上げる予定だったんですよ、29日に。この衛星の目的がまた、価格の安い民生用電子部品が宇宙という酷環境でも正常に動くことを実証するのが目的だったりして。それこそ渡りに舟と、この太陽フレアの中に特攻ンで行って欲しかったです。
……一発で全滅かな、やっぱ?
M1A1の件。写真見てなおさらわけが分からなくなった。
この武器は一体何が目的なんだ……?
10時過ぎに地震。やけに長い時間搖れていた。HI-NETを見ると、なんかあちこちで連発して地震が起きているようだ。うーん……。
なんかこう……小松左京の「日本沈没」を彷髴とさせますな、この夏以降の地震の多さは。水と食料を少し多めに確保しておいた方がいいかも知れず。
「石原都知事:日韓併合の歴史観を改めて述べる」と先日のニュースが蒸し返えされていました。
記者会見のビデオを見て確認しましたが、正直、大した内容でもないです。石原都知事も別に歴史屋さんじゃないですから、都合のいいところだけ知っている知識の偏りはしょうがないでしょう。全体として大きく間違ってもいないんでね。
都知事が敢えて触れなかったであろう点をほじくり返しておくと、当時の李氏朝鮮(大韓帝国)に対して、日本・清・ロシアのみならず、西欧各国も隙あらば領土を奪わんと鵜の目鷹の目だったわけですよ。朝鮮半島は狙われていたんです。んなもんで、李朝には自分たちの力だけでは独立を保つことができなかった。日本の植民地になるか、ロシアの植民地になるか、二者択一だと言われたらば、都知事は「セカンドベスト」と言っておりましたが、次善の策として日本を選ぶというのは悪い選択ではなかったろうとは思います。心底は望んでいなかったのは当然としてね。
日本が朝鮮半島に食指を伸ばしたのがそもそも悪いのだと言われると、ではロシアが南下して来るのを指を咥えて待ってれば良かったのかという話になり、そうなるとまたそうも言ってられない国防(国益保護)上の問題があったわけですよ、当時は。
結局は置かれた立場や時代背景を考えなければどうにもならない問題でして、本来なら「そういうことです」で終わりなんですが、韓国も日本も、色々と政治的歴史観に関して問題を抱えているので、政治家がこの件について発言すると問題になることが多いようです。
歴史に善悪を問うなんて、つまんねぇ話よ。