宗教との対立、というと、米国のGallup Organizationから「Third of Americans Say Evidence Has Supported Darwin's Evolution Theory」なんて世論調査が出てましたね。米国でダーウィン進化論を信じる人は1/3、という話なんですが、最初この記事を見たときは「“ダーウィンの”と限定したらそれでもいいかも」と思ったんですよ。今は色んな進化論がありますのでね(もちろん、必ずしもダーウィニズムと対立するわけではなく、多くは相補関係にあるのですが)。しかし調査報告全文を読むと、笑ってばかりもいられないかなぁと。
適応と選択による自然淘汰がダーウィニズムの根幹で、この部分については科学的には殆ど疑問の余地はありません。問題は進化の方法論で、ダーウィンが「種の起源」を著した頃には遺伝子もDNAも知られていなかったので、その辺はどーしょーもないことで、最新の科学で補っていく必要はあります。つまり「ダーウィンの」という限定の範囲によっては、私ですら「それはちょっとね」と思うところはあるんですよ。
現在では突然変異やらウィルスによる遺伝子の書き換えやら摂取による混淆まで、ありとあらゆる原因が挙げられているので、どれが発現し、どれが選択されるかなど、それこそ「神のみぞ知る」ってものですな(笑)。
そういう充分な科学的知識に基づいて答えを選択しているなら良いのですが、何しろ
Just your opinion, do you think that Charles Darwin's theory of evolution is —
愛知万博のトヨタパビリオンで公開される搭乗歩行型ロボット「i-foot」が報道に対して公開されたとかで、写真が載ってましたね。いいなぁ、あれ。ガワつけて腕つけたらがんばれ!!ロボコンみたいじゃん。
まだトヨタのページには情報がないんですけど、コンセプトにしても楽しくて笑えるよ。
人民日報日文版より「対中円借款停止の議論について回答 外交部報道官」という報道が。
ここでいう「対中円借款」というのはODAのことであろうと思われますが、これに歴史を持ち出すとはいい根性ですなぁ(笑)。以前化学兵器の処理費用についても中国国内で「賠償」と報道していたことを採り上げたことがあるんですが、中国は対内的に日本からの供与や援助を、ことごとく「賠償」と説明しているのでしょうか。
そういうことやってるから、対中感情が悪くなっていくんでしょうが……。
# 念のため書いとくと、友人や親戚のトラブルシュートが嫌なわけじゃない。どっちかというと、そーゆーロクでもない商品を平気で売りつけている連中の方が嫌なわけ!
ちなみに、日本の軍事費は額面では世界5位ですが、経済規模比でいうと138位ですな。すぐ上にスイスがいますが、国の規模とスイスには海軍がないことを考えると(だって海ねーもん)、日本が異様に低いことがお分かりいただけると思います。
異様に低い軍事力が周辺国に余計な軍事的野心を抱かせることもあるんですから、その辺気をつけて欲しいです。
なんか先日も似たような話をしたんですけど、こんどはNewsweek誌で「聖書の内容を信じるか?」みたいな世論調査をやったようです。
別に67%の人が聖母マリアの処女懐胎を信じていても別に一向に構いはしないのですが、なんというか「幸せな人達が多いのね」って感想を抱きました。でも僕はそんな幸せな国では生きていけません。
多分、戦前の日本も似たような状況だったのではないかと思いますが、そう思うと、現代日本で生まれたことを感謝したくなりますね。
電撃の配本日だったので、TRONSHOWが跳ねた後、飯を漁りに行く駄目人間ズと別れて単独行動。神保町で12冊ほどと、富士見ミステリーを1冊だけ。電撃は「マージナル・ブルー 空曜日の神様」が見つけられなかったし、富士見はそもそも全部揃ってなかったなぁ。
それと、ハヤカワの新しいコミック文庫で、ふくやまけいこの「東京物語」が再刊されたので購入。大都社版を持っているので購入する気はなかったのですが、書き下ろしと未収録作があったので敢え無く陥落。
TRONSHOWからの帰りに今日も神保町へ。
昨日手に入れられなかった本を漁書。
対照的ともいえる二つの記事がありました。
一つは毎日インタラクティブからで「携帯端末:本や新聞を読む時代が来るのか」。
もう一つはHotwiredから「若年層のネット移行で、紙媒体の新聞・雑誌が絶滅する?」です。
毎日の記事は、記事の送り手たる新聞社側からの見方を表していて、後者のHotWiredの記事は読み手に焦点が当たっています。結果的に前者では「紙は絶対になくならない」と書き、後者では「印刷メディアは姿を消すだろう」と書かれているわけです。どちらの記事が正しいか、については余り興味がありません。ただ、前者の記事を見るにつけ、私が文藝家協会に勤めていた2002年時分から新聞各社の姿勢が基本的に変化していないのだと確認するばかりです。
そのうち新聞社は、「新聞紙面は全体として一個の著作物だ。個別の記事を独立して読むのは著作権法違反の疑いがある」とか言い出すんじゃないでしょうかね。
読み手側の意識も行動も変化しているのに、送り手側が旧態依然とした様式に拘っているわけで、このままでは誰もが不幸になる結末が招来されるのではないかと、些かならず不安に思います。
Hotwiredの記事を一読すれば瞭然ですが、かつては新聞紙面を取捨選択するくらいしか選択の余地がなかったニュースの受け手は、現在より能動的な方法で記事を收集し、採読し、考察し、時には再発信します。記事は単品でバラ売りされ、その質が問われます。紙面の組版という制約による記事の長さの制約もなければ、新聞社側の都合による見出しの大小も関係ありません。ネット側の読者は自らの興味のあるニュースのより詳細な記事を求め、それに応じるサイトがアクセスを増やすわけです。
現状問題は、このアクセスに対して料金を課金する方法がないことであり、またそれに呼応する必要を新聞社側が感じていないことではないでしょうか。折角のインタラクティブメディアなのに、それを活かしきれていない苦悶が見え隠れします。
今はまだ、Hotwiredが報じるようなニュースリーダーは少数派かもしれません。しかし世代交替が進むにつれて、「ニュースはタダ」という観念が成立した時、既存のニュースメディアはどのような方法で生き残っていられるのか、実に難しい問題だと思います。
TRONSHOWが跳ねた後、東京シューレへ。
毎回肩書きが違う人、と言われてしまった。でもそれって俺のせいじゃないよね(そうか……?)。
BBC発「We will be able to live to 1,000」。
なんかものごっつぅ怪しい風体のドクトルが「人間は近い将来1,000歳まで生きられるようになる!」とか言ってるんですけど、その予想の当否はともかく、何の抵抗もなくこういうことを喋れるっていう精神構造が凄いよ。やはり科学者たるもの、こうでなくっちゃ。
言うまでもないんですが、寿命が1,000歳まで伸びた日にゃ、人口問題、食糧問題、エネルギー問題なんぞであっという間に火達磨状態になりますな。経済・社会システムも大幅な変更を余儀なくされるでしょう。
それでも人間「できる」ことを実現してこなかったためしがないので、こういう超楽観的な科学者なりなんなりが実現しちゃうんだろうなぁ。
雑談の中で出た話題で、スペースコロニーが実現化したら、主要産業は農業になるだろうという話が。
宇宙には資源がないので(空気も水もないがな)、最も手軽な産業は空気と水と光があればなんとかなってしまう農業なんだよなぁと。水(=酸素と水素)については彗星を長期計画でトラップすることによって確保できるけど、鉱業資源は宇宙では全くといっていいほど手に入らない。月にも鉱物資源はあるけどそれはあるというだけで、鉱脈をなしていないので、採掘は絶望的なほど効率が悪くなるはず。アステロイドベルトから有望そうな小惑星を見つけ出して採掘するなんてのは、冗談みたいな話だし。地球上のように、異様に含有率の高い鉱脈なんてものは、宇宙にはない。
となれば、当面農業で食い繋ぐことになるだろうなぁと。
しかしそれはそれで、オニール型コロニーの内側に延々続く稲穂の群れってのも、壮観な光景ではあるんだよな(笑)。
北米大陸の地下水が渇水でもしないかぎり、地上の農作物と価格競争ができるとは思えないのだけれども。
はい?
ていうか、超漢字全体を一つのアプリだと思って使えばいいんちゃう? 巨大なアイデアプロセッサみたいなもんじゃん。
ごちゃごちゃした内容の調査とか研究とかを手ぇ付けたところから片付けて実身にしといて、最後にまとめて実身仮身ネットワークにして提出〜、って感じで使ってます(これだと図表の再利用もすごく楽だし)。文字とか図形とか仮身とか、データ形式を考えなくていいのが楽です。手軽ですし。もっとも、WordとExcelとPowerPointでも同じようなことはできると思うのですが……昔やろうとしたらOLEがどうこうとか訊かれて、なんか知らんけどディスクアクセスしっぱなしになったなぁ。でも今なら主記憶も仮想記憶も外部記憶も逝ぬほどあるから、もしかしたら快適に動くのかも知れない。
個人的にはユビ研の仕事は基本的に超漢字上でやっているので、提出物も全部TADで、開いた仮身などでハイパーリンクしまくった文書を提出していたりします。果たして受け取った側は全部のドキュメントを読んでいるでしょうか……。
ジャイアンツの球団代表特別補佐に長嶋一茂氏が就任したよし。
一茂氏ってのは選手時代から結構不遇な人でねぇ、個人的には平均は満たしていた選手だと思っていたけど、とにかく親の後光が邪魔になった人という印象が強い。何しろ僕の世代は長嶋茂雄のプレーを直に見たことはないので、彼に何をそれ程強く求めているのか、理解し難いものがあった。プロ野球選手としてみた時に、あんな年で引退するような選手じゃなかったんじゃないかなぁという思いはある。
その後はタレント活動の方に行ってしまって、阪神タイガースのユニフォームを着たりしていたわけですが、指導者としての資質が試されることはなかった。まあ、多分幸いなことなんだろう。
此度、球団代表特別補佐という職に補されたわけですが、とりあえず現状は海のものとも山のものともつかない人選という気がします。まあ、あまり期待せずに見守りたいです。
さて、近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの合併に伴って、新球団オリックスバファローズに確保された旧近鉄の岩隈投手が、オリックスバファローズではなく楽天ゴールデンイーグルスへ行きたいと言っている問題について、パシフィックリーグ会長が2005年一年はオリックスでプレーして、来シーズンオフに移籍を話し合いたい旨を発言しました。
個人的にはさっさと移籍させた方がいいと思いますけどね。やる気のない選手なんて有害無益でしょ。下手したら、成績を落としかねないし、それがチーム成績にも直結しちゃうんだから。士気を維持するのも球団運営側の仕事の一つなんだから、インセンティブなりなんなりで岩隈のやる気を引き出せないというのであれば、トレードなりなんなりを認める方が良いでしょうよ。それでもし他の選手も雪崩を打つようであれば、この合併話が最初から選手の支持を受けていなかったということで、それはそれで上層部の責任なわけだしね。
まあ、世の中には業績悪化は社員が働かないからだと言い切った人もいましたけどね、昔……。
スクールランブルの7巻が出てたんですが……この作品って、どこから来てどこへ行くのか、本当に見えない作品ですよね…。
本田技研のASIMOが新型になりました。3km/hで走ることができるようになったと言っていますが、個人的には腰回転軸の追加がトピックかと思いました。
歩行の動画を見ているとわかるのですが、足運びとは逆に上半身を振って慣性モーメントを打ち消しながら歩いています(いわゆる逆足歩行)。腰関節を採り入れたのはP3改の頃でASIMOの発表と同じ頃だった記憶があるので、隨分時間がかかったなぁ。それだけ難しかったってことでしょうけども。
しかし本当にこのまま昔考えた「現実世界へのアクチュエイタ」って方向に進まないかなぁ。
個人的には「ヒューマノイド・アクチュエイタ構想」って呼んでるんだけど、例えば坂村先生のPAPIみたいに最初からアクチュエイタを組み込んだ住宅ならともかく、一般の住宅をあと付けで電脳住宅にしようと思えば、センサーネットワークとサーバコンピュータはどうにかなったとしても、アクチュエイタは簡単にはいかない。そこで、人型ロボットであるASIMOを動かし、暑くなったら窓を開け、雨が降ったら窓を閉め、連絡があれば風呂を焚き、電灯を燈して回らせる。
なんか4年前から言っていることに進歩がないのは、私の頭が進歩していないのか、世間様が進歩していないのか、一体どっちなんだろうねぇ……。
なんかライブドアのホリエモンが「早ければ3年以内、遅くとも5年以内に民間企業による有人宇宙飛行の実現を目指す」とか言ってますねぇ……。商売になるのかどうかが難しいところですよ。民間企業、それも製造業でもないサービス業者がこういった分野に参入してくる時代になったんですね。もっと宇宙へ近付きたいと思っている人間からすると、もうちょっと国が後押ししてくれないものかと思わなくもないところです。
中国と日本の関係が冷却化してますね……。何事もなければいいのですが。
当初予定通り、地底へ行ってきました。
4月にも行った「TOKYO GEO-SITE PROJECT」の第3弾です。レポート書いたら疲れたよ。
明日は銀座のSONYビルにQRIOでも見に行こうかなぁ。
やっぱり一流の危機管理ってのは、「危機的状況にそもそも陥らない」であって、「危機的状況に陥ったのを手際よく立て直す」ってのは二流の仕事だよな。そういう点では私ってどーしよーもなく二流であって、一流になりたいと思いつつも果たせない自分に苛立つものがあったりなかったり。「小熊さん大活躍」って誉めそやされるのは困り者で、「給料泥棒だねぇ」って言われるのが理想なわけじゃないですか。
理想通りに進む物事なんてないって思ってるから、何かあったときのことを考えて準備しておいたり頭の中で予行演習を繰り返したり策を講じておいたりするわけですけど、全てが無駄に終われば此れ幸い、出番がなければ万々歳、お役御免は無上の喜びってもんですな。速やかに隠居すべし、ですよ。役立たずでありたいと望む自分がいて、それを果たせず不本意ながら力を発揮してしまい、さらにそれが喜ばれるってのは、心理的には重いよなぁ。
自分の仕事が無くなることに全力を傾ける仕事ってのもどうかとは思うのですが、でもまあ、それが世間様の幸せのためなんだからしょーがないよねー。
こんなこと書いてると、また友人たちからツッコミを喰らいそうですが……。
最近、人民網日文版が面白いですねぇ。中国の対日政策の迷走ぶりが目に浮かぶようです。
中国側はこれまで「お詫び」だの「賠償」だのという用語を駆使して日本から援助を引き出してきていたわけですが、いい加減日本がそれに疲れたのか飽いたのか、最近の右傾化を受けたというわけでもないでしょうが、日本側が中国側の言い分を唯々諾々とは聞かなくなってきた、と。困ったことに中国としては国内に向けて日本を悪者とする“正史”を長らく敷いていたために、日本が中国に対しこれまで行ってきた援助などを“賠償”として正当に評価しない傾向があり、悪く言えば「日本になら何やってもOK」的な世論を醸成してきてしまったんでしょうな。この辺は韓国も同様ですが。
名を捨てて実を取ればいい話であれば極めて単純な話で、日本の内政問題には口出ししない代わりにODAは引き続きお願い、と頭を下げてしまえばすむ話なんですな。しかし恐らく世論はそれを許さないのでしょう。我が国正義と長年国民を煽ってきたツケを中国側は払わされている形になっているわけです。
日本は日本で、軍事衝突が50年近くも事実上絶えていたためか、なんか火遊びに夢中になっている気がする。ここに来て軍を減らすことが良い方向に向かうとは、周辺諸国との緊張状態を考えると、徒に不安定要因を増やすだけのように感じます。
そう言えば最近気になっていたのですが、来年度予算の財務省原案が出来上がっています。現在復活折衝がちゃんちき行われている頃かと思いますが、この辺の原案他の資料は財務省のサイトで公開されています。
相変らずシャレにならない予算だと思うのですが、さて、省庁別に見たときに実は一番金使っているのは、内閣府を除くと(防衛庁他を含むので)厚生労働省なんですね。そんで総務省と財務省が予算額で続きます。
本当はこの辺の圧縮が必要なんじゃないかと思いますが……。
気になっているのは厚生労働省で、実は予算の殆どは恩給や社会保障費などの削減が難しい項目なんですよね。しかし社会保障費の圧縮、あるいは増加の抑制はどうしても必要ですので、何らかの方法を考えていかねばならないことは間違いないと思います。しかも一方では医療問題については大規模な予算投入が近い将来必要であること間違いなし、という状況も待っています。
特効薬などない話ですが、これ以上膨れ上がらないように未来を見据えて手を打って欲しいものです。つまり、予防衛生や公衆衛生なんですがね。予防衛生や公衆衛生って派手さがなくて効果もすぐには現れないので軽視されがちですが、医療費の全体圧縮を考えたら必須の項目だと思うのですが……最近かなり軽視されているようですな。
先日、授業中に携帯電話でメールを出している子供がいる、という話を聞きました。携帯電話の麻薬的習慣性…という方向に話が向かいかけたので、ちょっと待った、と制止しました。
「ベル友」という用語に聞き覚えはないでしょうか。
恐らく既に多くの人の脳からは零れ落ちているのではないかと思いますが、90年代中頃に下は中高生くらいからの若者層に見られた現象で、四六時中公衆電話とポケットベルでショートメッセージを交わし続ける交友関係が一時期話題になったことがあります。ちなみに90年代末になりポケットベルはPHSに取って代わられ、そして最終的に現在のケータイへと移行して行きます。
こうして見ると、要は技術が変わっただけで、人間の行動様式としての「コミュニケーションツール依存症」とでも言うべき状態が連綿と継続しているだけ、という見方が成立します。さらにこれを敷衍すると、「子供の長電話」であり、かつての「ペンパルブーム」もこれに分類しても良いのではないかと考えられます。
これは技術の問題ではないのではないか、というのが私の考えで、恐らく人間が普遍的に持っている何かがこの現象の下敷きになっており、その発露が「所構わずケータイメール」なのではないか、と考えているわけです。別の切り口を見せれば、「何時でも何処でも誰とでも」という人間の要求を叶えるために技術が進歩した、と。
このような考えに立つと、道具であるところの携帯電話を無闇に取り締まっても無駄で、人間の行動原理を解き明かし、有効な対策を講じない限り、手を替え品を替え、同様の現象が繰り返されるだろうと思われるわけです。
よく世情を観察すれば、「「mixi依存症なんです」——ソーシャルネットで人生が変わった26歳女性」なんて記事が見つかるくらいですんで、これってやっぱり人間側の問題なんですよ。
技術系の話題が続きますが、8月に採り上げたクローン猫ですが、第1号が5万ドルで売られていったそうです。
私には倫理的な問題とかはまーったく分からんので、猫でも犬でも好きにすればいいがな、と思う程度ですが、絶滅危惧生物の類であれば、こういう技術を使ってでも保護したい、あるいは絶滅した動物を生き返らせたいと考える人間はいるかもね。
ところでこのクローン製造会社(?)であるGenetic Saving and Clone社なんですけど、なんで日本語サイトがあるんでしょーか。
本当はNortia Order TAD Working Groupの打合わせのはずだったのだが、人頭が揃わなかったのでそのままカラオケに。3時間ほど歌う。クリスマス・イブということで、冬っぽいのとか雪っぽいのとかイベントっぽいのとか歌ってみる。
で、家へ帰る途中、おつとめ品を漁ろうと深夜営業スーパーに入ったら、既にクリスマス関係のポップやデコレーションを撤去して、正月飾りが進行中であった。
なんか何年か前にもツッコんだ気がするのですが、だからクリスマスって明日だろうと。
いやね、私ゃ別にクリスチャンでもなければ教条的宗教論者でもないし、“酒を呑む口実は何だっていい”的な日本のスタイルは大好きだけど、こういう宗教的寛容さと単なるデタラメを混同するような社会には、やや苦いものを感じるわ。
で、キリスト教が最大勢力で、かつ思想信条に大きく影響していることがアンケート調査からも明らかな米国の方では、「“苦し”この夜…Xマスの祝い方巡り、米で議論過熱」なんて見出しが踊っていたりします。政教分離ってのは、特定宗教に阿るような政策の禁止を謳うもので、宗教的行事への公費の出費を戒めるものだとは思うのですが、病的に追求することがそもそも不可能なものでもあるんですよ。ちょっとアレな例ですけど、無縁仏を火葬にしたら、あとでムスリムだったことが分かって揉めたなんてことがあります。イスラムでは火葬は御法度なのは分かるんですが、じゃあどうしろというのだということになりますわな。もし最後まで身許が分からなかったら、無縁仏としてどっかのお寺に葬られることになるんですがねぇ。
つまり、限度というか“適当”な線引きがあるんですよ。
もちろんその“適当”な線は、国民の合意の元に形成されるものですので、様々な議論があって然るべきではあります。ただその議論の中で忘れてはいけないのは、宗教的寛容さなんですよ。自分が信じる信教を大切にするが如く、他者の信教をも大切にすること。その前提を失ってしまうと、この手の話は教条主義的宗教裁判になりやすいんですよね。
なんで無神論者で無宗教な私がこんなこと書かねばならんのかと不思議でならんです。
いつぞやの野村総研の「マニア消費者層はアニメ・コミックなど主要5分野で2,900億円市場」という報告について、IT Mediaに「“オタクマーケティング”の時代到来?——NRIに聞く「オタク市場の力」」という記事が。
面白いな、と思った点がいくつかありました。
“オタクは「理想像を追求する『情熱』『消費』『創造』のスパイラル」”というのは、なるほど、と思いました。
私ゃオタクじゃありませんけど周囲にオタクな人は多いので、その行動様式を見ている限り、これは見事に当てはまりますね。映画の先行レイトショーのためにわざわざ大阪から上京してくるヲタなんか、典型ですよね。「ほしのこえ」の時だって、トリウッドに通い詰めてセリフを殆ど全部憶えて挙げ句の果てに用語辞典とか作っていたひととかいましたもんねぇ。情熱を傾けて消費し、さらに同人誌制作の方へ突っ走って行くのがオタクなのですね。
んで笑ったのが、“「オタク市場に物を売りたければ、オタクになるか、オタクのフリをして決してボロを見せないことが必要」”という節。ゲラゲラゲラ。
まあ、ハンパな品質の商品は買わない連中ではありますからねぇ。
まてよ、そういう「品質の満足を追及する」という観点で語ると、W. E. Demingが唱えるところのクウォリティによる商品競争力が発揮される市場を形成するためには、各市場においてオタクは購買層に必要な存在ということになるのではないだろうか。
購買層に影響力を持つ一定割合のオタクが、商品品質に極めて厳しく接し、それをフィードバックすることによって商品が磨かれ、チープレイバー(低廉な労働力)によって造られたより品質に劣る商品の蔓延を防ぐ。この構造が浸透しないと、市場は基本的に価格競争一辺倒になってしまいます。
とすると、アニメ、コミックの輸出による“オタク文化の輸出”は長期的展望に立つと、高品質商品の購買層を育てるという意味で戦略的に重要かもしれないぞ……。
自動車運転免許の更新に行ってきました。かなりおまけしてもらいましたが、眼鏡直さないと駄目だよと言われましたわ…やっぱり(ガックシ)。
眼科医に行ってきちんと測定からしないと駄目だな、こりゃ。
それはともかく、優良ドライバーなので講習は30分、道交法の改正のポイント(携帯電話の使用不可など)などをさらっと説明されたくらい。これなら教本だけ渡して何もしなくてもいいんじゃないかとか思わないでもないですな……。いや、知ってるよ、免許刷り上がるまでの時間が必要なんだってことくらい(^^;
個人的に言わせてもらうと、道交法改正のポイントも重要なんですけど、それよりこういう機会を活かしてBLS(Basic Life Support:一次救命処置)の訓練をすべきじゃないのかって思いますが。ああいう訓練って、何度も何度も機会がある度に訓練しないといけないものですよね。交通事故においてBLSの有無がもたらすものは大きいはずです。
あと、教本に自転車に関する記述が少なすぎる。
実を言えば、国の政策レベルで自転車をどうするかきちんと定まってないところがあるので致し方ないところはあるのですが、それでも都レベルとかでできることはあるだろうとは思いますね。歩道を走るのをやめさせるとか、あるいは路肩にきちんとした自転車道を作るとか、夜間の点燈に注意を促すとか。とりあえず「左側通行の徹底」をするだけで大分違うと思いますけど。
「本気でパワードスーツづくりに励むアラスカの青年」という馬鹿気たニュースが。
写真を見ると……デケぇよ、これ! しかも赤色で角まである!
しかも本人のWeb Siteまで見ると……あんた日本の巨大ロボットアニメ大好きなんだろう! ミエミエだっ!
日本のスコープドッグ製造も負けてはいられません。動力を付けましょう、動力を!(競ってどーする)
スマトラ沖地震に伴う津波被害が各地で報道されており、国連は史上最大の被害であるとし、先進各国からの援助を求めております。
で、津波に乗じて、インドネシアのアチェ地方にある刑務所から、囚人200人余が逃亡した、なんてニュースが。塀の一部が瓦解してしまったのでしょうかね。
災害時に刑務所は收監されている囚人の保護に当たらなければならないことになっています。しかし、刑務所の対処能力を超える災害が発生した場合、どうしたら良いのでしょうか?
日本の場合、監獄法第22条に規定があり、一時解放することができます。24時間以内に最寄りの監獄あるいは警察署に出頭すれば、お咎めなしということになっております。江戸時代も、大火となれば牢を空けていたそうです。ただ、この条項が本当に適用されたという話は現代ではとんと聞いたことがなく、阪神淡路大震災のときの神戸刑務所ですら、囚人が一時解放されたとは聞いていません。戦時中にはあったようですけど。
自然災害より戦災の方が酷いってことですかね……。
中国で竹の花が咲いたそうな。
古来凶兆として知られるものだけに、嫌気がさすね。
なんか最近外交カードの切り合い状態陥りつつある日中関係ですが、今日もまた「靖国解決なしに決定せず 新幹線で中国全人代副委長」なんて記事が踊っとります。要は新幹線を買ってもらいたかったら靖国で譲歩しろと言っているわけですが、日本国内には中国に新幹線技術を輸出することについて慎重な意見もあったりするわけで、日本にとって大きな痛手にはならないという見方もあります。
ま、日本と中国の政治的衝突はどっちにしろ近い将来不可避だと思われますので、この辺で心行くまで本音を叩き付けあえば良いのではないですかね。軍事衝突に至らない程度に。
そういえば反日では中国に並ぶもう一方の雄(笑)、韓国ですが、日韓国交正常化交渉の議事録などが裁判所の命令で公開される運びになったとか……。ていうか、韓国では日韓基本条約に附隨する様々な協定をこれまで公開してなかったのか? 「日韓基本条約の関係諸協定,日韓請求権並びに経済協力協定(財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定)」とか見れば、賠償請求権がお互いに存在しないことなんで、明々白々じゃん。第2条3項にきちんと書いてあるっしょ?
まさか韓国で公開されてなかったとは思わないが……思わないが……もしかして本当に公開されてなかったんか?
コミケが跳ねた後、イトノくんと愉快な仲間たちに誘われて忘年会に。場所は……秋葉原のメイド居酒屋「ひよこ家」(苦笑)。一般人の私はこれまでアキバ界隈に群生するという謎のメイド喫茶やらなにやらにはとんと縁がなかったわけですが、これにてメイド喫茶初体験でございました。なんでもイトノくんは昨日も一昨日も会場近辺の特設メイド喫茶に行っていたらしい。
なんだかなぁ……。まあ、彼はメイドスキーだからいいんだけど。
コミケが終わると、一年が終わった感じがしますよね。まあ、もう一仕事あるんですけども。