このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
昨年末の記事なんだけど「ローソン、電気自動車150台を導入へ…充電設備も合わせ」とかなんとか。
生産台数2,000台なんですが、既に日本郵便やら東電、中電、環境省、自治体、田辺製薬などが導入を宣言していまして、需要が供給を遙かに上回ってしまう様相が……。
実家の弟もi MiEV欲しいとか言っているのですが、これは個人は買えそうもない予感。
ソマリア沖の海賊対策に派遣される自衛隊の続報で、「ソマリア沖海賊、刑法で摘発へ 海自艦同乗の海保活用」とかなんとか。
そこまでやるんだったら、巡視船しきしまあたりを乗員丸ごと海自にレンタルした方がいいんじゃなかろうかとか。用途的には一番合ってる筈だから。
今後もこのような海賊対策が求められるようなら、しきしま級を2〜3隻増やすことも考えないといけないだろうけど。
「「言葉狩りより芸術性」放送禁止用語を堂々流すTOKYO MX」という記事に思う。
色々言い分はあろうかと思うけど、私はこの手の言葉狩りが大嫌いな人間なので、基本的には歓迎しようと思う。
一方で、このことの裏側を覗けば、それだけテレビメディアの影響力が薄れてきていることが理由の一つになっているんだろうなぁとか思う。しかもU局だし。影響力が小さくなっていけば規制を敷く必然性が薄れるのは必然でして、恐らくこのような技が使えるようになったのは、テレビというメディアの退潮が原因の一つでしょう。
「昔、テレビというメディアが大きな影響力を持っていた頃……」という前置きで語られる日が来るのも近いかと思われます。
昨年末、中国青年報に「日本がなければ改革開放は異なっていた」とかいう記事が載ったらしい。中国青年報は中国共産党の機関紙なので、国のご意見だと思ってさほど問題はない。
目新しいのは、日本の対中ODAをはっきりと経済援助と書いている点。
過去に触れたことがありますが、中国はこれまで日本からの援助を頑なに「賠償」と対内的に呼んできた過去があります。金額も細目も明らかにされず、反日愛国教育もあって、感謝などというものが終ぞ得られない相手でした。
それがここに来ていきなりの方針転換に、中国国内からも戸惑いの声が聞こえるようで。
まあ、我々の与り知らない国内事情があるんでしょうが、根本的なところではあまり変化はないようなので、喜ぶのもなんですが。
穿った見方をすると、共産党支配に影響を及ぼさない範囲で、反日感情を和らげ、外交オプションを増やそうとしているのではないか、と受け取れますが。
さとろみくんのblogに何やら難しいことが書いてある。
私が学生だった頃はそんな難しいことは考えなかったけどなぁ。
学部生だった頃は“どんだけ単位とっても学費は一緒”という恐ろしい考えのもと、興味を引いた授業は片っ端から受講しまくり、一年の取得単位数が80を超えるという、裁判所もビックリな生活をしていました。月曜日の朝一から土曜日の夕方まで授業漬け。しかも嬉々として受講。
2年次以降は取得可能な授業をあらかた刈り尽くしてしまったため、他学部の授業を単位にならなくても受講しまくったため、龍円先生など学部違うのに顏憶えられた。
流石に大学院に進学するともう少し知恵が付いて、「效率よく勉強したい」とか、週の半分は東京に居て別の大学に居たとか、勉強しているよりどこぞの委員会に出席していたとか、ほとほと学内に居ない幽霊院生になってしまったわけだが、とまれ、あまり模範的な学生とは言いかねる様相だった。
当然なにか明確な勝利条件を見据えて勉学に励んでいたかというとそげな道理もなく、気がつけば今のような境遇に落ち着いた。思えばあの頃もう少しその辺り考えていたら、今頃高等学校で歴史を教える理想の人生を送れていたかも知れないと思うと、学生時代の目標設定は大事であると言えなくもないかも知れない。
かなり平穏で、大きな事件も発生していないと言っていることですしね。
歴史的経緯からみても特別永住者には配慮が必要。権利義務の面では日本人と対等に扱われるべきだってのはなんでしょうね?
画伯に突っ込み喰らっちゃったけど、ネタはあっても年末忙しくて抛擲した記事が多いんですよね。で、これも昨年末のネタ。
日本のトイレの素晴らしさは世界に知れ渡っているらしいのですが、それを更に軌道上まで知らしめようという計画が持ち上がっているそうな。
是非とも世界をあっといわせる素晴らしいトイレを開発して、世界に日本の名を知らしめて貰いたいものです。
今朝の日経一面トップがi MiEVでびっくりした。webの方にはヘッドラインだけ。
2010年からi MiEVをPSA・プジョーシトロエンにOEMで提供、という話なんですが、現在JDMモデルであるi MiEVを欧州や米国で販売するには、色々と越えなければいけないハードルがありそうですが。
そもそも、左ハンドルモデルがないし。
あと、日本の軽自動車という法制による制限類って外国で売る場合にはあまり意味がないんだよね……。
何はともあれ、まずは台数を確保するのが大変そうです。
フラッシュメモリ媒体のデファクトスタンダードであるSDカードですが、現在のSDHC規格では最大容量が32GBまでとなっており、既に最大容量のカードが市場に流通している状態で、新規格の策定が急務となっていましたが、SDアソシエーションから「SDXC」規格がアナウンスされました。
で、プレスリリースを読んでみたんですが……なんじゃこりゃ?
最大容量が2TBとありますが、現在既に32GBのSDカードが出ていて、毎年倍々ゲームでフラッシュメモリの集積度が上がっていることを考えると、2TBというのは些か心許無いと感じずにはいられません。現用最大の僅か64倍ですから、今のペースでフラッシュメモリの集積度が上がっていくとすると、4年足らずで上限に達する計算になります。
規格の寿命を考えたときに、2TBというのは少なすぎるように、私には思えます。
恐らくこの2TBという数字は、512byte × 32bit LBAではないかと思われるのですが、いっそ将来を見据えて64bit LBAとかにしといてもいいんじゃないかなぁ。
最大容量2GBのSDに対して32GBのSDHCを作ったのが2006年だったことを考えると、多少は学んでいると推測されるのですが、こう言うときは思い切ったほうが良い規格ができると思います。
使用するファイルシステムがexFATというのも、気になります。exFATはMicrosoftがWindows Embedded CE 6.0/Windows Vista SP1で採用したファイルシステムなのですが、現状Windows以外の実装がありません。ライセンス回りも不明確で、Microsoftのプロプライエタリフォーマットである可能性があります。
同じWindowsでもXPでは対応していないので(そういえばWindows Feature Pack for Storageをリリースするという話は何処へ行ったのだろう?)、Vistaの普及度を考えると色々冒険であるように思います。
個人的にはUDF辺りにすれば良いんじゃないかと思いますけどね。その方が色々と後腐れ無いんじゃないかと。
ところでSDカードとかつて市場の覇権を争ったSonyのメモリースティックですが、こちらも最大容量2TBへと拡張されたそうな。
しかし、名称が「メモリースティック PRO 高容量向け拡張フォーマット(仮称)」というのはどうにかならなかったものか。ただでさえメモリースティックは「DUO」だの「PRO」だの「HG」だのといった記号がわんさか付いてて訳が分からないというのに、この上更に名前まで長くなったら、売り場面積が表示だけで埋め尽くされてしまいますよ。
いつのまにかスタンダードサイズがなくなってDuoが標準になってるし。
ぺらんとしたプレスリリースを読む限り、SDXCと同じような感じですね。なので同じような問題が生じるような気がします。
産経電「韓国人元慰安婦、韓国政府と米軍を告発 NYタイムズ紙」だそうな。NYTの元記事は「Ex-Prostitutes Say South Korea and U.S. Enabled Sex Trade Near Bases」。
現在の価値観で過去を断罪する行為は厳に戒められなければならないところですが、どうも米国などはそれを是とする傾向が強い気がします。
時間的・空間的に普遍な価値観の不在は歴史学の教えるところであり、それを学ぶことこそが歴史学の神髓であろうかと私なんかは思っていますが、どっちかというと米国では普遍的価値観の存在が信じられているように思えてなりません。まあ、それ故に米国は米国たりえるのだと言われるとそれまでなんですが。
事の事情は韓国でも日本でもさして変わりないのですが、昨今頓にその手の正義漢が増えて困りますね。
日本も降伏直後、進駐してくる連合軍将兵に対し慰安所をこさえてたことがありますが、そんなことを今さら断罪してもしょうがないでしょうに。個々の事情を一つ一つ詳らかにしていっても良いのですが、耐性のない普通の人にはかなり酸っぱい内容になると思いますよ。そういうクソだかゲロだかわかんないものに奇々嬉々として手を突っ込むのは歴史学徒だけにしておくべきだと思いますがねぇ。
どうしてもやりたいというなら止めはしませんが。
「演出かやらせか、テレビ番組で紹介されたブログの「仕込み」が判明。」という記事が踊っているわけだけど、個人的にはこれは仕込みの範疇だよなぁとか思う。ただ、やはり画面上に「※これはイメージです」の一言は欲しかったかな。
昨年も凄いニュースがありましたが、今年も飛ばしています、中国。
「警官1000人が大包囲作戦!地下兵器工場4か所を摘発—重慶市」って記事の中の写真見ると……一体これは……。
本当に政府によって統治されている国家なんだろうな、ここは?
昨日の仕込み番組の件。
朝日新聞に記事が載っていましたが、基本的には仕込みとして処理されるべき内容かと思います。ただし、やはり画面に「※これはイメージです」の一言は必要だったかな。
この程度の仕込みが問題になったらドキュメンタリなんか作れやしねぇぜー、とか思わなくもないわけだけど、制作側の意識の低さは気になるところ。
今やこの手の仕込みは瞬時に暴露されるという前提で番組を作らねばならないと思うのだが。
これまで専用モデルでしか使えなかったNECのLuiが、オプションボード込みで外販開始したらしい。
できればプロトコルをオープン化して、競合を誘ったほうが市場全体には良い影響を及ぼすのではないかと思うのだが、NECには無理か。
レビューを読む限り、まだまだって感じではあるのだけど、自宅環境を他所から使えるのは強いんだよなぁ。
パイオニア、LDプレイヤーの生産終了を布告。
VHDとの規格競争をやってたのは、今から20年も前のことだったでしょうか。
図書館情報大学で光学ディスクの授業の教材だったのも良い思い出です。
昨日のLD終焉について、Slashdot.jpの方で、DVD化されていないLDソフトをメディア変換する合法なサービスはないか?という問いがありました。
考えてみればこれは結構重要な問題で、LDはまだコピープロテクトがなされていませんでしたから根性があればなんとかなりますが、昨年消滅したHD DVDなどの場合、かなり強力なDRMが施されていますので、メディア変換をしたくてもできないということになります。下手に図書館なんかに收蔵されていた場合、捨てるわけにも行かず、再生することもできず、なんて馬鹿みたいな現象が発生しかねません。
しかしこの問題は今後も発生することが想定されます。CDは生き残りそうですが、DVDやBlu-rayだっていつまで保つか分かりません。次はMD辺り消滅しそうですが、Super Audio CDとかDVD Audioとか、レッドデータブックに掲載されてもおかしくないようなメディアもあります。
そう考えると、著作権法第47条の3を拡張して、再生機が簡単に手に入らない状況になった場合は、メディア変換を業として行うことを(勿論DRMの回避を含めて)可とするよう、法を改正すべきではなかろうかと思います。
最近日本の周辺国の領土的野心の伸張が無視できない所へ至りつつあるのですが、その裡の一国である大韓民国が対馬の領土化を議会に付託したという記事が。韓国国会は一院制で定数299ということですので、議員50人ということは、1/6の議員がこの議案に賛同する用意があるということですか。
ふうん……。
丁度良いことに防衛大綱の見直し時期ですってよ。“対馬を狙う仮想敵国”への対抗策も考えないといけませんね。
異国の文化習俗というものは時に日本人には奇異に映るものです。これは逆の場合も含めてきちんと肝に銘じておく必要があります。
で、本日はロシアの人の「「海に人が…」市民通報し大騒ぎ 実は「寒中水泳」」なんてニュース。
教訓としては、「露西亜人は寒中水泳を嗜む」「アルコールが入っている限り露西亜人は大丈夫」とかその辺でしょうかね。
あと、日本では海水浴場を除く河川・港湾での游泳は条例で禁止されていることが多いので、きちんと手続きを取らないと逮捕される場合がありますので注意ですね。
以前から、刑事事件の実名報道については疑問を抱いているのですが、その辺について毎日新聞の意識が感じられる記事があったので紹介。
そんなの最初から実名報道をしなければ良いことじゃないか、と思いませんか?多趣閑言:新聞とネット /静岡
県内の事件で警察の発表により容疑者とされたが、その後不起訴となった本人から支局に電話をいただいた。「不起訴になったのに今もネットに容疑者で名前が出ている。就職もできない」。新聞記事は不起訴を報じているが、逮捕時のニュースがネットに残り、就職活動にも支障が出ているという。
紙面では不起訴になったことを報じれば、新聞社として一応は該当者の名誉回復を図ったことになる。「一応」としたのは、読者が継続的に新聞を読んでいるのが前提で、「都合のいい論理」との批判も免れないからだ。ただ現実に根が深く問題なのはネットだ。
新聞記事はさまざまな形でネットに流れる。毎日新聞は、不起訴や無罪となれば、出稿部から本社の記事管理部門に連絡。メディア部門からニュースをネットで扱う契約業者に記事削除を依頼している。「容疑者」の名前はネットから消えるはずだがそうはならない。記事を無断引用し、ネットにばらまく業者や個人が存在するからで、今回もそうだ。
電話では、毎日新聞として対応できる限界(記事の削除依頼など)を説明したが、本人の気持ちを思い、「できるだけのことはする」と伝えた。消えた名前がなぜか復活することがあり、度々電話を受けた。本社への相談ぐらいで何ができたわけでもないが、年明け早々に名前が消えたと感謝する連絡を受けた。
これまでのネット業者との交渉なども踏まえた本人の感想である。「ネットを使いこなす世代なら信ぴょう性がないのはよく分かっている」と言い、新聞の信頼性を再認識したという。「ネットは記事の羅列でニュース価値が分からない。新聞は記事を紙面のどこに配するかや大きさで示してくれる」とも話していた。あくまでネットとの比較だが、つらい体験から新聞の存在意義を感じてくれたことがうれしかった。【静岡支局長・照山哲史】
紙面では不起訴になったことを報じれば、新聞社として一応は該当者の名誉回復を図ったことになるという言い分には自己欺瞞の臭いを強く感じます。
二次会→カラオケで、その後1時間の自転車行で帰ってくる。腹減った……。
2007年12月に、終身大統領への挑戦に一度は失敗したチャベスたんですが、諦めずに再び終身大統領へ挑戦するらしい。
過去にも書いたとおり、再選が認められなかったのを無理矢理再選可能にしたり、その再選のカウントを新憲法施行からと数え直したりと、やりたい放題のチャベスたんですが、終身大統領への挑戦も一度は失敗したものの、諦めずに再挑戦です。やはり人間というものは、一度や二度の失敗にめげない粘り強さが大切ですね。
大日本帝国憲法 第七十三條この、日本国憲法を審議した帝国議会が“最後の帝国議会”であり、日本最初の男女平等な普通選挙によるものだったのです。(普通選挙そのものはその前からやってたけど)
將來此ノ憲法ノ條項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝國議會ノ議ニ付スヘシ
此ノ場合ニ於テ兩議院ハ各〻其ノ總員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多數ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ爲スコトヲ得ス
で、理解できない国と共同研究を進めていた件。「日中歴史共同研究、両国の溝埋まらず」と先行き不安だとか。
無茶苦茶な言い方をすると、この衝突こそが、この共同研究の成果じゃないかなと。
先の日韓の時もそうでしたが、お互いの見解には相違がある、ということを明示することが、先ずは重要です。というか、両国間の関係は未だにその段階です。
そして言論が不自由な国に於いては、政府の公式とは違う意見が存在し、それが公表できる場をこのような形で設けることは、小さくない意味を持ちます。言ってしまえば堤に風穴を開ける所業なわけです。
時間はかかりますが、こうやって情報の経路を作ることは、将来に資すると私は思います。
そーいえば、15日に米NY州でUSエアウェイズ1549便/エアバスA320がハドソン川に不時着した事故があったのですが、こう言っては何ですが、報道が過熱しすぎではないかと。
世の中には丁度一年前の1月17日にブリティッシュ・エアウェイズ38便/ボーイングB777がヒースロー空港敷地内に不時着した事故などがありまして、こう言っては何ですが、結構あるレベルの神業です。機長の判断や冷静な対応など、褒めるべき点は多多ありますが、これほど報道する必要はないと思います。
バックアップ作業は推定終了時刻を超えて猶も続行中……。
レストアするときはもっと時間かかるのか……。
SeagateのHDD問題で、ウチにも型番が引っかかるのが現役で2台ほどあって、S/Nの確認ページなどで大丈夫そうだったんで静観していたんだけど、なんか毎日のようにKnowledge baseの内容が変更されるわ、S/N確認ページは消滅するわ、公開ファームも出したり引っ込めたりと状況の錯綜が酷いので、一先ず緊急避難としてSeagateのHDDを現用から外すことにした。
代用品としてHGSTのHDDを調達してきて、WHSマシンに接続。続いてSeagateのHDDを取り外し指示をすると、中身が勝手にコピーされて取り外し可の状態に。これは素敵だ(笑)。もう1基の作業は、バックアップ中なので後回し。
作業の最中に家中のHDDを確認する羽目になったんだけど、QuantumとかMaxtorとか、Seagateに吸收された会社のHDDを結構持っていることに気づいた。そういえば昔ConnerのHDDも持っていたな。
しかし、システムドライブは全部WDという辺りが……。
ところで、ATAの120GBとか200GBのHDDとか、どうしたもんかね。WHSに繋げば使えるのは分かってるんだけど、とてもコストパフォーマンスが折り合わない。こんなもの動かすくらいなら、1TBの静音HDDが8,000円弱で買えてしまうという……。
昨日の件について、追記というか補足というか、書き忘れていたことがあるので。
表外漢字字体表においてデザイン差とされた「𠮟/叱」を新JCS委員会が包摂分離して別字としてエンコードしたのは、別に何も意地悪をしたかったとかそういう問題ではなく、ISO 10646/Unicodeとの対応関係のためです。
日本では「𠮟/叱」はデザイン差であると決定されたのですが(言うまでもありませんがこれは学問的な決定ではなく、政治的な決定)、UCSでは両者は分離されていて、もし「叱」(JIS X 0208 28区24点でUCSのU+53F1に同定)を「𠮟」に変更してしまうと、UCSのU+20B9Fと同定せねばならなくなり、運用上の齟齬を来すことになります。
私自身は文字を追加するという新JCS委員会の判断が間違っていたとは思いませんし、それはそれで合理であったと考えています。
しかるにこのような問題が発生するということは、言ってしまえば国際規格における漢字の包摂/分離関係を多国間で共有することは困難であるという、それこそ“20年前に通った道”を改めて認識することになるだけだったりします。
私は内国事情は国際規格に優越するという考えの持ち主なので、UCSのために内国政策をごちゃにするのはよろしくないと思うので、政策は政策で思うようにするのが良いのではないかと思います。
細かいことを言うと、実用性を考えるなら、著作者だけではなくて、作品名を入れて著作権者が検索できないといけないと思うのですよ。というのも、著作権法では著作権は移転可能な財産権ですので、著作者が必ずしも著作権者であるとは限らないのです。特に音楽著作権や映像著作権は、著作者と著作権者が異なることは往々にしてあります。恐ろしいことに、著作者自身が勘違いしているケースすら存在します。
著作者は著作者人格権という移転不能な一身屬性の権利を持つのでこれまた調査対象なのですが、著作権者はまた別途情報が必要なんですな。
ちなみに、著作者人格権は一身屬性なので本人が亡くなってしまうと、その時点で消えてしまいます。とはいえ死後の人格権保護については色々特例が設けてあったりしますので、著作者が死んだからと言って自由にできるわけではないのですが、これが実に複雑怪奇な事情を生み出していることもまた事実なのですよね……。
Windows Home Serverを立てて一週間。途中Seagateの件が絡んだりして中々安定運用まで辿り着かなかったけど、漸く落ち着いてきたので。
想像していた通り、ドライブエクステンダは非常に楽だわ。特に心理的に、残り容量を考えなくて良いのが素晴らしく。足りなくなったら足せばいいや、と。Seagateの件でHDDの取り外しも体験する羽目になったけど、空き容量さえあればドライブが外せるのも好印象。将来、大容量のHDDを足して、古くなったHDDを外すなんて運用も可能だろうし。
IISが動いているので、FTPdを動かしておくと、超漢字からのファイル転送も出来て便利。
出来合の中古PCを使っちゃったけど、専用マシンならもっと静かで良いかも知れず。
昔、CD-ROMブートしてディスクボリュームを丸ごとFTP転送するソフトがあったと思ったんだけど、思い出せない。超漢字のバックアップに使えるかなーとか思ったんだが……。
これまたどうしたもんか、という「奈良・田原本町の放火殺人:調書漏えい 取材源明示、草薙さん公判証言に波紋」なる記事。
本件については過去に一度言及しているのだけれども、私は草薙氏の取材・執筆姿勢の中に、取材源の秘匿について甘いところがあったのではないかと危惧していた。
私は彼女の判断を決して善しとはしない。
以前にも書いたが、言論人が言論の自由を掲げるように、警察や検察は法治を以ってこれを立てており、両者が鬩ぎ合えば犠牲者が出かねない。故に言論人は細心の注意を払って取材源が特定されないように配慮すべきだったのに、それを欠いた疑いが強い。
そして最終的に法廷に於いてこれを明らかにしたことによって、言論人として貫くべき筋も失ったのではないかと、私には思える。
漸く復活したSeagateのシリアルチェックページで手持ちのHDDのS/Nを入れて、大丈夫との結果を得る。
しかして、このチェックがどこまで信用できるものなのか……。
今日のNHKのニュース7で、新常用漢字表(仮称)の解説をやってましたね。漢字が増えるとか減るとか読みが増えるとか、基本的な部分だけで、特に解説等はなし。NHKのニュースサイトにも記事掲載。
見逃したけど見てみたい!という向きには、NHKオンデマンドなんかで観ればよいと思う。
実に便利だな、おい!
現地を視察した自民党の佐藤正久参院議員は「派遣国は自国籍船や自国の関係船を警護するだけで余力がない。今は海自が日本関係船だけを警護しても、批判されることはない」と話す。そうか。とりあえず派遣してから、法整備を急ぐ、と。佐藤一佐がそう言われるのであれば、信用しよう。
ロームがLED照明事業に参入するそうな。照明事業のページまで出来てら。
基本的に事業者向けで、一般ご家庭向けじゃないんですが、新規参入が増えれば価格競争が起きて、手に入りやすくなるかも知れません。
円形螢光燈タイプとか、どっか作ってねぇかな? 試しに買ってみたいんだが(笑)。
Windows Home Server標準のWindows Media ConnectサービスはDLNAと微妙に互換だったり互換じゃなかったりと動きが怪しかったので、サービスを停止させてPS3 Media Serverを使うことにした。メディアコンバータ機能があるため、これまでのDLNAサーバでは見れなかったFLACファイルファイルやら何やらがPS3から再生可能に……!
相変わらずアデン湾のソマリア沖では海賊被害が引きも切らず。「中国海軍:海賊に襲われたギリシャ船救助—ソマリア沖」とか「フランス海軍「突撃隊」、ソマリア沖で海賊9人を逮捕」とか「独企業所有のLPGタンカー、ソマリア沖で海賊に乗っ取られる」とか。
アデン湾はスエズ運河からインド洋へ出る航路ですから、ここを通らない場合、欧州から日本へ向かう船舶は大きくアフリカ大陸南端・喜望峰を迂回しないといけなくなります。当然航海は伸びて日数がかかりますし、その分燃料も必要になりますから輸送費が上がります。また納期の関係やどうしても日にちがかけられない貨物は危険を覚悟でアデン湾を通るわけですが、その場合の船舶保険の掛け金は当然上昇しています。そう言った費用加算は、最終的に消費者の肩にのしかかってきます。
関係諸国が海賊対策のために派兵しているのは、国民権益の保護が目的であると言えます。
現下の状況下でソマリア沖への派兵に反対する政党は、国民の利益を守ることに興味がないんだろうかと、誤解してしまいそうです。
野党では海保を出すべきだという意見も根強いようですが、私はその案には疑問を抱きます。
確かに私も、巡視船しきしまが用途的には向いていると書きましたが、あくまで自衛隊の指揮下で運用するのが前提です。海保をそのまま派遣するのは、諸条件を考えれば非常識極まりない。
海上での海上警察業務は一義的に海軍に委ねられた仕事であり、平時、領海内、などの一定の状況下で準軍事組織がこれを行うものです。
そもそも海保にはしきしま級は一隻しかありません。ローテーションも組めませんし、船団護衛は二隻以上の艦が組みになって行うので、その時点で単独は無理です。ヘリコプターも武装していませんしねぇ。海保そのものが遠洋での行動を考えた組織になってないのは如何ともしがたいわけで。
つまり、海自の艦隊の一員としてしきしまが参加するのであれば、有用であろうと考えられますが、しきしま一隻送り出して事足れり、とは決してなりません。
言い募れば、現地に集結している各国海軍との協調はどうするのか?というのもありますわな。軍隊と警察では、その行動原則は隨分違いますからね。
ていうか、常識的に考えて国外にまで出て行って武力行使するなら先ずは軍だろ。情勢が落ち着いてきて初めて警察組織だと思うが。
ちなみに、海保の英称は「Japan Coast Guard」ですが、米国のUS Coast Guardとは違いますんで、気を付けましょう。
海保は海上保安庁法第二十五条にあるように、「決して軍ではない」ことになっており、基本的に警察に類する準軍事組織です。(一応有事には自衛隊の統制下に入りますが)
一方、USCGは歴とした軍隊です。ですんで、平時は国土安全保障省下で海上警察任務に就いていますが、大統領の命令一発で米軍の一員として世界各地に派遣されます。今もイラクに派遣されてますしね。
……という話を、以前BTRON Clubの後の呑み会でしたら驚かれた。あまり知られていないらしい。
個人的には、海上保安庁法と自衛隊法を改正して、海上保安庁の準軍事組織(有事軍事組織)としての性格を明確にして、有事に於いては自衛隊の一部として統一指揮下で統合運用されるように定め、平時から連携訓練を積むべきだと思いますが、それはあくまで将来の課題ってことで。
Genesisさんとこの薬事法改正の話題を読んでいて、ふと、それじゃあ、注文に応じて薬剤師が各戸を回って訪問販売すればいいんじゃね?とか思った。
配置薬からさらに一歩進んだ形とでも言おうか。
かつては配置薬業者が唯一の医療、なんて地域もあったと聞くけど、今はそうじゃないんだから、サービス向上の一貫として、薬剤師によるOTC薬の訪問販売とかやってみたらどんなもんだろうかと思わんでもない>故郷