このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
先月26日に早稲田大学で行なわれたシンポジウム「コンテンツ振興のための次世代制度を考える」(IT Media記事,C Net記事)にパネリストとして出席した島本和彦がblogに追記を書いていた。
同じく著作権ネタだが、先月30日の文化審議会著作権分科会(IT Media記事,Impress Watch記事)での三田さんのインターネットの発達によって、著作物の二次利用が盛んになりつつあるが、我々が文化を享受できる時間は限られている。インターネットで過去の映画やテレビ番組を見られれば、今創られている芸術を楽しむ時間が少なくなる。これは、現行のクリエイターに大変重要な影響が出てくる。著作物の二次利用の促進は、ネット業者とネット機器のメーカーが主導で動いていて、文化を創っている人がなおざりにされる傾向がある。我々は、まずは文化ありきという『Culture First』を掲げているが、文化や芸術がなければコンピュータもテレビもタダの箱。文化を大事にするのは、(二次利用を促進する)経済産業省よりも文化庁にがんばってもらいたい
という発言はかなりヤバいと感じた。
内心の正直な吐露なのだろうが、少なくとも言うべきじゃなかった。
これは著作権者の我が儘、と指弾されても仕方ない。一度でも公開されたコンテンツへのアクセスが(有料で構わないので)常に確実に確保されているならばこの論法も成立するが、実際のところTV放送は垂れ流しであって、見逃した番組を見るリーガルな方法はない。技術の進歩はそれを可能にしているというのに!
コンテンツを使い捨てているのは寧ろコンテンツホルダーであり、二次利用はコンテンツの有效利用に繫がっている訳だが、それをクリエイターの側から否定しようというのは、賛意を得られにくいと思う。
無論、文藝家協会が、会員の著作のうち、既に絶版になって久しい作品について、電子図書館でも作っているというならば話は違おうが、そうでもなし。
今年4月から、福島県の6つある全ての県立病院の産婦人科が休診の見込みだと。
原因は、医師の逃散。
まあ、当然だな。
誰だって嫌になるだろうよ。
日教組の教研集会が東京で開催される予定だったのですが、総会会場だったグランドプリンスホテル新高輪が昨年11月に予約をキャンセル。これに対し日教組が仮処分を求め、ホテル側が抗告、使わせろ、使わせない、の泥仕合になっていたのですが、結局ホテル側が頑として折れず、総会が中止になる羽目に。
どっちもどっちだな、と。
品川駅前の一等地にあるホテルで教研集会を開こうとする日教組も日教組だけど、裁判所の仮処分命令をぶっちするホテルもホテルだ。どっちにも同情できん。
日教組は奧多摩か三宅島ででもやりゃぁ良かったんだし、ホテルも最初から受けるべきじゃなかった。
事故といえば、先月30日に東はマレーシアから西はフランスまで地球を1/4周する規模の海底通信ケーブルSEA-ME-WE 4と同電話線FLAGがエジプトのアレクサンドリア沖で断線し、極東を除くアジア地域とヨーロッパの間の通信が大きく障害を起こしているのですが、SEA-ME-WE 4のセグメント2、インド‐スエズ域でも断線したそうな。
アレクサンドリア沖での断線も、当初船舶の錨によるものと思われていたのですが、当該海域に船は居なかったとの報道もあり、何分雲行きが怪しいところですな。
全て偶然なら、良いのですが。
前述の“ポリティカル・コレクトネス”などの言葉狩りは、社会的潔癖症の一種だと思っているのですが、最近は鳩山法相が4日の参院予算委員会で児童ポルノの単純所持も禁止する意向を示したとのことですが、実はこれ、法相の後に福田首相が、マンガ、アニメの類も禁じようと発言してるんですよねぇ。
明らかな行きすぎであり、表現の自由の侵害が濃厚であると思います。
行き着くところへ行き着けば、「英小売店、女児用ベッド「ロリータ」の販売を中止」みたいな話になるでしょうね。もう手後れかもしれないけれど。(本来「Lolita」ってのは「Dolores」の愛称でしかない)
昨今の警察のやり方からすれば、別件逮捕のために大いに活用されるでしょう、というのもありますな。
ぶっちゃけると、私には言論表現の自由のほうが大切です。
徐々にだけど、確実に息苦しくなってきてるなぁ。>都産貿からR18本は袋詰めせよという指令が来たようです
ウチの本も、野球本を含めて全部18禁ってことにして袋詰めにしてやろうか、とか思うよ。
餃子問題では相変わらず中国公式発表の飛ばし具合が素晴らしい。中国国内報道では、農薬は日本国内で混入された者らしい。情報統制国家って素晴らしいな。
そういえばオーストラリアは、日本の調査捕鯨を国際法廷に提訴するための決定的な証拠を手に入れた、らしい。調査捕鯨の様子を撮影した写真やビデオを公開したとか。
「“科学的調査”と言いながら鯨を殺している」とか言われても、こちらとしては「そりゃぁ捕鯨だもんな」で終わってしまう辺りがなんとも。
そういえば、捕鯨は利権であり、政府から多大な金銭補助で行われている、日本国内では捕鯨は経済的活動たり得ていない、という主張があるらしい。
それが事実なら、捕鯨反対派の採るべき方法は簡単で、商業捕鯨を再開させ、調査捕鯨を禁じればよい。そうすれば経済的に成立しない商業捕鯨はあっという間に消滅するだろうな。
はくほー氏が年次の御賜物を頂いて嬉しがっているわけだが、私の興味は昨年報告したバグ仕様が修正変更されているかどうかで、直っているなら有償でもまあ良いか、直っていなければ寝言は寝て言えとJustsystemに訴えよう。
コミティア終了後、銀ブラOff組に合流し、茶をしばいたり、飯を食ったり。
検証Thanx。Upgradeはペンディングに決定。
韓国ソウルの観光名所として知られる崇礼門(南大門)が全焼。どうやら放火らしい。
犯人見つかるといいけど。
AFP通信から「世界記録はもう生まれない?「スポーツ選手は肉体の限界に近づいている」、仏研究報告」という楽し気な記事。
当り前だけど、種としての人間の限界は間違いなく存在し、その中で特に優れた肉体的資質に恵まれた者が、徹底的なトレーニングの果てに辿り着けるところは、ほぼ見えつつあるということなのでしょう。
ではスポーツの魅力はなくなってしまうのかとさにあらずで、より高度で複雑な、駆け引きを多用するようなスポーツが主流になるのではないかと推測されるところです。特に球技などは肉体的な差が成績の差に直結しないのですから、そちらの方に重点を移していけばいいんじゃないかな。
来週開催される「回生技術,その最先端を知る 〜電車もクルマも民生も」はとても興味がある内容なのだけれども、参加費4万円は個人ではちょっと出せないなぁ……。
最近面白いなと思ったものは、コマツのフォークリフトですか。バッテリとキャパシタを併用することで回生エネルギーを効率よく回收するというアイデアが秀逸です。2003年の登場以来、電気二重層キャパシタの利用範囲は地道に広がっています。
個人的には、次は路線バスや宅配便の配達車輛辺りが電動化のターゲットではないかと睨んでいますが、はてさて。
「海外有志が制作中の同人ギャルゲー『かたわ少女』がすごい」を見て、唸る。
今の日本じゃ、同人でもこの言葉遣いは無理かもしれない。
悲しいことだ。
「平成19年(2007)の殺人発生数は戦後最低」という実に喜ばしいニュース。素晴らしい。マスコミは大々的に報じるべきでしょうな。
もっとも、彼らからしてみれば、耳目を惹く事件が少なくなったということで、一件当たりの報道に割く紙面や時間が増えるだけのことなのかも知れませんが。
そういえば、少年犯罪データベースには「子どもの犯罪被害データベース」という項目もあって、殺人被害数を見ても幼児強姦被害統計グラフを見ても、下げ止まりの感があります。
この数字をより一層下げるために児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律を改正し、言論の自由を制限するのが合理だとは、とても思えません。
沖縄で14歳の女子中学生が米兵に暴行されたとかで、騷ぎになっています。
個人的には、騷ぎすぎだと思います。
去年の広島の件などは、最終的に容疑者は不起訴になっています。つまり、起訴に足る証拠が集まらなかった、もしくはその事実がそもそもなかった(被害者の讒謗であった)、ということ。
今回の件も、米兵を一方的に責めるには、些か疑問を感じる事実関係があります。新聞報道によれば、被害者は20時半頃沖縄市の繁華街で米兵に声をかけられ、バイクに乗ったということなんですが、軽率の感は否めません。
これではナンパされてほいほいついてった、って形にしか見えません。親の教育が強く疑われるところです。
勿論、合意のない性交渉は強姦(もしくは強制猥褻かも)なので、犯罪なんだけど。[後日注:合意がないだけでは強姦にはならない]
とまれ、現段階で大きく騷ぎ立てることが、良いことだとは思いません。原則的に、刑が確定するまではあくまで“被疑者”なんですから。
物言えば唇寒し、な風潮なんですが、欧州だとこう言うのも、というニュースが二件。
一つは「仏極右政党党首に罰金、禁固刑 ナチス占領「擁護」で」というもの。
ナチス・ドイツのホロコーストを肯定するものは何もありませんが、かといってここまで行ったら行きすぎじゃない? 歴史学徒としては“ナチスの占領は少なくともフランスでは非人道的なものだけではなかった。誤りもあったが”というのは特に否定すべき要素もない話で、単なる事実の指摘じゃないのかと思わずにはいられません。無論、フランスの正史に於いては、ナチ占領下のフランスではド・ゴール率いる自由フランスに導かれ、レジスタンス運動が各地で展開され、不服従が貫かれたことになっているのは存じていますが。
二つ目は「French police 'made Nazi salutes'」というもの。バーでナチ式敬礼をしたという理由で警官3人を停職にした、と。酔った上での行状ってことなんだろうけど、そこまで忌避せにゃならんことなんだろうか、と。
こう言うのって、言論の自由とは関係ないのかなぁ。
そういえば、どういう偶然かかたわ少女を日記で採り上げたGenesisさんが、「捜査中の未確認情報は垂れ流されるのに確定判決の情報は仕入れるのが難しいってどうよ」とか書いてたんだけど、やはり最後は有料サービスかなぁ、と。NIFTY会員を辞められないのがこの辺に理由があるんだよねー。
鳩山法相が志布志事件を冤罪と呼ぶべきではない、と発言した件について、謝罪に追い込まれた模様。
個人的には、用語の定義の問題かな、と。
つまり、法廷で有罪が確定した犯罪が誤りであった場合、これを冤罪と呼ぶ。そういう意味では、志布志事件は法廷で無罪判決が確定しているので、冤罪ではない。刑が確定するまで被疑者は“推定無罪”であり、これをあたかも刑が確定しているかのように断罪しようとするのは、むしろ報道に責任がある。
この点に於いて、法相は全く正しい。
ただし志布志事件は警察・検察による“冤罪の企図”があり、違法な捜査が行われ、特別公務員暴行陵虐罪が疑われる状況ですので、多少、言葉を選んだ方が良かったとは思いますな。
あとは、「逮捕=有罪」のような短絡的な思考を以て事を断ずることの危うさに思いを致すべきでしょう。
教育絡みで、神奈川県が県立高校に於いて日本史を必修とすると発表した。
政策レベルでは“何を教えるか”が問題になり、現場では“どうやって教えるか”が問題になり、最前線では“誰が教えるか”が問題になろうな。特に「新たな学校設定科目(神奈川の郷土史を学習する科目、近現代史を学習する科目)」は。
私は日本近現代史が専攻なのだが、これを高校生に教えるというのは、結構な骨だと思ったりするのだが。正直、教えるなら古代から近世くらいまでが、史的評価もある程度固まっているから、楽だ。
近現代になると色々タブーもあるでなぁ。
NHKがトップで報じていましたが、先月以来今か今かと待たれていた東芝のHD DVD撤退が現実化するとか。
はっきり言って、東芝がどうしてここまで、4年にも亙ってHD DVDに拘り続けたのかは全く分かりませんが、ここに至る意思決定プロセスは確認してみたいな。
私程度の人間でも2005年時点でHD DVDの不利を認識していて、2006年末には勝負ありと判断している。東芝の経営陣がその程度の分析ができないわけがない。
引くに引けなかった、という面はあるにしろ、ここまで徒に敗戦を引き延ばして得るものなど何もないでしょうに。
「紙のコピーにもDRM? 日立など、ミューチップ活用で」という記事の中に書籍の複写は、デジタル放送などと違って利用状況を把握する手段がないため不適切な複写利用が日常化しているのが実情
とあって、記者が不勉強なのか、ミスリーディングを誘っているのか。
著作物には複写権(複製権に含まれる)が存在し、複写する場合には事前に著作権者の許諾を得、対価を払わなければいけない。
が、コピー機の普及に伴いそれでは実情に合わないということで、複写権センターなる組織が設立され、ここと契約することにより、事前許諾がなくとも、それっぽいお金を払うことによって許諾を得たことになることになっていたりする。
この団体が徴收する“複写使用料”はサンプル調査に基づいて各著作権者団体へと分配され、最終的に各団体に所属する著作権者に分配されることになっている。果たしてその分配が適切であるか否かは、神のみぞ知るところであろう。
とまれ、このように、「法的に適切な利用」は確立しており、この枠組みに基づく限り、コピー機での複写は合法である。利用状況を把握する手段がないため
というのは必ずしも正しくはない。利用状況を把握できなくても丼勘定で処理する枠組みが用意されている。
が、ちょっと待って欲しい。
今やご家庭に至るまで複合機が浸透し、コピー機が蔓っているが、そいつら本当に複写権センターと契約しているのか?
勿論答えは否だ。
ではこのようなμチップを使ったDRMはそれなりに有效だろうか?
日本の出版物全てが統一的に処理されるならば、有效だろう。さすれば、複写権センターを解体し、実際の複写件数に応じた複写使用料の徴收と分配が可能になる。
中途半端に終わった場合、結局のところ許諾を求めるための団体が一つ増えただけのことに終わり、事態は余計混乱するだろう。
個人的には、現実的に実施することが不可能な複写権の現行規定を法改正により変更し、著作権者の具体的な経済的逸失を伴わない複写を権利制限として一律に認めるほうが、理に適っていると思う。
沖縄で、米兵の逮捕が相次いでいるそうで。
先日の未成年者略取に続き、飮酒運転、そして今度は酔っ払って民家に上がりこんだ不法侵入。
いや、正直申しまして、日本人でもやるよな、とか……。
それはともかく、何分時期が悪く、火に油を注ぐ形になってしまいました。
感情的でエキセントリックな意見は私の好むところではないので、少し論理的に考えてみようと思ったのですが、統計がどうも見つからない。
まず第一に、在日米兵並びに軍属・家族などによる犯罪は本当に多いのか? 単位人口当たりの犯罪率が、日本国民ならびにその他日本居住外国人に比べて有意に高いのか?
次に、その犯罪率は、米国内の犯罪率に対して高いのか低いのか?
一般に米国のほうが日本より社会全体における犯罪率が高いわけですが、これに対して在日米軍関係者の犯罪率がどの位置にあるか、というのは結構重要かな、と。たとえば、在日米軍関係者の犯罪率が、日本平均より高く、米国平均より低かった場合、米軍は努力しているのに評価されない、という、実にお互いにとって不幸な話だということになる。
で、“日米地位協定該当者”の日本国内における犯罪統計を探しているのだが……なぜか見当たらない。困ったもんだ……。
米軍を批難するのは簡単ですけど、日本人だって同じように犯罪を犯すもんであって、それをあたかも所属する組織の問題であるかのように誘導するのはどうかと思うのですけどね。警官の犯罪が連続したからといって「警察は自治体から出ていけ」とか主張する人はいないわけで。
そういえば海難審判庁と航空・鉄道事故調査委員会を統合して運輸安全委員会を設立する話はどうなってるんでしょうかねぇ……。
自衛隊絡みですが、昨年12月14日に発生したヘリコプター搭載護衛艦しらねのCIC(戦鬪指揮所)で発生した火災ですが、原因は、私物として無許可で持ち込まれた缶飮料保冷温庫だったそうな。
CIC全損、修理には200億必要とも言われる損害を生じさせた原因が、中国製の家電製品だったことは、皮肉としか言いようがないね……。
フォーマット戦争、終戦の詔。
思い起こせば6年前の今日、Blu-rayは立ち上がったのでした。
この日を発表日に選んだ東芝の心中たるや、複雑なものがあったことでしょう。
3月1日のNHK「課外授業〜ようこそ先輩〜」にノッポさんが出演するのか。
嬉しくもなんともないが、予想通り、コソボでは火の手が上がっているらしい。
もう自分でもワケが分からないのだが、一体旧ユーゴスラビア諸国は何箇国に分かれたんだろうか、と確認してみた。
かつて | 途中 | 最近 | 現在進行中 |
---|---|---|---|
ユーゴスラビア連邦 |
スロベニア共和国(1991独立) (十日間戦争) |
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クロアチア共和国(1991独立宣言) (クロアチア紛争1990〜1995) |
|||
マケドニア共和国(1991独立宣言) (1992年独立達成) |
|||
ボスニア・ヘルツェゴビナ(1992独立宣言) (以後1995年までボスニア紛争) ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の連合国 |
|||
セルビア・モンテネグロ(2003年改称) ユーゴから残ったセルビアとモンテネグロの連合国 |
セルビア共和国 (モンテネグロ独立に伴う国家解体) |
||
セルビア共和国コソボ自治州 (1990年最初の独立宣言。1997年頃からテロ活動。1998年コソボ紛争へ。1999年NATO介入。UNMIK暫定統治へ) |
コソボ共和国(2008年独立) |
||
モンテネグロ共和国(2006年独立) |
どこぞと同じ“公共放送”でありながら、時代の最先端を突っ走っているBBCが、iTunes Storeでの番組販売を開始したというニュース。
プレスリリース中のWe want to give audiences a wide variety of options on how and where to view their favourite BBC shows
(我々は、視聴者が好むBBCの番組を、どこでも、どのようにでも提供する、多様な手段を求めている)というコメントは、実に素晴らしいと言うほかありません。
我が国の公共放送も、このくらいの気概を以って放送に臨んで欲しいものです。
「バージニア工科大学の学生、画期的な「重力電灯」を発明」とかいう記事。
基本的な原理としては、昔の重錘時計と一緒ですね。毎朝柱時計の錘を引っ張り上げていた、なんて思い出を持っておられる方も多いでしょうが、即ちアレです。
時計の針を回すのではなく、発電して燈火として利用しようというのが面白いですな。
錘の数を増やすなどして長時間化を図ったり、キャパシタなどを組み合わせて一度に何度も錘を上げ下げして充電する、などという改良も思いつくのですが、しかしこの機械の場合は調速機を用いて錘の落下速度を調節し、残り時間を可視化するところも評価点であろうかと思いますので、敢えて改良せずに使うのが粋というものかと思いました。
海中考古学調査を行っていたのは聞いていたので、興味深く見守っていた調査の終了会見があった由、「調査終え成果話す トルコ軍艦遺品発掘調査団」と記事になっていました。
参考:エルトゥールル号遭難事件(wikipedia)
故郷から、「魚津沖で珍しい右向きヒラメ獲れる」という奇天烈なニュース。
「左鮃の右鰈」とは諺の示すところですが、実を言えば左向きの鰈は種として存在するんだったりする。が、逆は確かにないハズ……。
しかし魚津水族館。こんなものを展示して、最後は食べるつもりか?
というか、漁業が盛んな街の水族館って、どうしても、こう、「食材の展示」って感じになるんだよね……悪いことじゃないんだけど……。
中国から、「ロシア製主力戦闘機 中国、一貫生産に成功 ロシア警戒、第三国へ輸出の可能性」という不穏なニュース。
Su-27クローンを輸出することよりも、中国国内配備数の技術的制約が無くなる方が怖いですな。これまではキーテクノロジーの部分を輸入に頼っていたため、配備数などに限度があったのですが、その箍が外れる、と。
日本にとっては中国の一層の軍拡を暗示するだけに、今から憂鬱になります。
韓国中央日報に「「韓国人がチワワ食べようとした」ヤフー・フランス伝える」という記事。
別に韓国人が犬を食おうが糞を食おうが文化であれば仕方ないが、他人のペットを食べるのはいただけない。日本で犬が失踪したら、在日韓国人を疑わねばならなくなりかねん。
昨日H-IIA F14が射上げに成功して、とりあえず「きずな」も軌道に乗ったわけですが、NHKの報道に画伯が憤っている。
私個人としては成層圏プラットホーム支持派(笑)であり、直接静止衛星と交信するのは無駄が多いと思っているので、成層圏プラットホームと静止衛星(場合によっては低軌道衛星も)を組み合わせた、多層構造の無線広域通信網を、と考えていたりする。
もっとも、NHKの批判はそんなことを想定してのものではなかったのだが……。
「大阪府橋下知事 民間vs財団の給与格差に…」の中の「むしろ邪魔」(民間業者)
は2008年の流行語大賞に選ばれてもおかしくない言葉ですね(笑)。
こんな飛ばし具合で、橋下知事が任期を全うできるのか、今から不安で一杯です。
日経BPの「列島沈没地図」が面白かった。
海進を進行させると、「繩紋時代みたいじゃん」とか。(繩紋海進ね)
1m海進しただけで私が今住んでいる場所が沈んだのには、笑うべきかどうか悩むところだが。
先月試乗会があったらしく、またちょこちょこ増えていたので、i MiEVニュースまとめ。(過去1,2)
そういえば韓国の大統領が交代したらしい。
新大統領の李明博氏は日本は大阪市平野区生まれだそうな。現地は歓喜に沸き立ち、記念碑建立に邁進する勢いだとか。ネタだと思いたいところだが、大阪なのでマジかも知れん。
ともあれ、先代よりはマシな芸を見せてくれると喜ばしいのだが。
どんな芸を見せてくれるか、と思っていたら、初っ端から「日本の天皇から祝賀メッセージ…盧大統領時にはなかったこと」ですか……。
一々指摘するのもアホらしい話ですが、友邦の元首が交代すれば祝電を送るのが外交慣行であり、我が国に於いては天皇陛下がこの任を担っておられます。つまり、国交回復後の歴代韓国大統領の就任に於いて日本国天皇から祝辞を送られていない大統領は、原則的にいないはずです。
というか、日本と外交関係を持っている国の元首はみんな貰っているものなんですがね……。
大阪出身だけに、ツッコミ待ちなのかも。
面白いニュースの伝播が見られたので、ご紹介。
先月発売されたMacBook Airについて、日米で太平洋を挟んだ議論になっている。
まず、新製品を分解することで知られる日経BPが「【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」」という記事を載せた(翻訳記事「[MacBook Air Teardown] 'No Waste Outside, Nothing but Waste Inside' [Part 5]」)。この記事は日本的視点から、実に当を得た内容になっている。
この記事を米Wiredが「Japanese Engineers: MacBookAir Badly Designed」として採り上げた(翻訳記事「日本の技術者チームが『MacBook Air』を語る「中身は無駄だらけ」」)。
この記事には、何件ものコメントが寄せられている。内容については、推して知るべし。
これを受ける形で、日経エレクトロニクスシリコンバレー支局のPhil Keys氏が「Apple Fans Anger Points Out Different Design Philosophies」と纏めている(翻訳記事「Appleファンの怒りが示す設計思想の根本的な違い」)。
色々思うことがあるが、友人π氏が宣った言葉を引用しておきたい。
appleが販売しているのはライフスタイルです。身に着けていると音楽に理 解のある文化人に見えるというやつです。ブルガリのキーリングの値段と 同様、合理的な説明はできません。至言であろ。
「警察庁、30年ぶり教則改正 自転車3人乗り禁止 春からはルール徹底」だそうです。
記事の書き方は変ですが、内容は要するにこれまで狂っていた自転車運行規則を正そうという話なので、推進すべきでしょう。まあ、他にも重要な案件はあるように思いますが。
例えば、逆走禁止とか、一旦停止遵守とか。個人的にはヘルメット着用義務化を5年後くらいにして欲しいものですが。
さて、記事にあった「大人1 + 子供2」の自転車運転ですが、こういうもので解決するのが良いと思います。ちなみに、これつけたら歩道走れませんけどね。
昨年12月、姫路で「18病院盥回し」の結果66歳の男性が亡くなった事件があったのですが、マスコミの絶大なる報道合戦の結果、3外科救急が撤退することになり、輪番が組めなくなりそうだ、と。
受け容れ能力のない病院の淘汰という、素晴らしき報道の成果と言えましょう。これで姫路の住民は心安らかに暮らせるようになるのでしょう、きっと。このまま救急指定病院が一軒残らず撤退すれば、誰もが救急医療を受けられなくなりますから、「受け容れ拒否」や「盥回し」などという問題に心を砕く必要がなくなります。運が悪かった、などということはなくなり、住民が救急医療を受ける権利は等しくなる。
以上、報道が導く輝かしい未来図でした。
「イージス艦事故:衝突時に仮眠の艦長を更迭へ 防衛相方針」と聞いて、呆然。
勿論艦長には艦の統率者として責任があるが、それが仮眠を取っていたためとは思われない。交代で仮眠を取るのはごく通常の勤務態勢であり、何らの失態でも失策ない。もしかして艦長たる者24時間不眠で働けというわけでもあるまいに。
責任はあると思うが、それは仮眠していたためではあるまい。
「ブリヂストン、日本初のSNS対応サイクリングメーターを発表」という記事。ブリジストンサイクルの公式はこちら。
正直、PCにログを手軽に吸いだせるサイコンは欲しかったりしますね、SNSまでは要らないにしても。
順調に国際承認が進んでいるコソボですが、一方でボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国(参考)が俺達も独立させろと暴れているらしい。かのボスニア紛争を経て95年末に漸く辿り着いた和平合意(デイトン合意)を、またチャラにしようというのか。
もうどうにでもなーぁれっ。
ケニアの方は相変わらず收拾がつかんらしい。
チャドは非常事態宣言が出た後、情報が入ってこない。
公称100580%のインフレ率となっているジンバブエは来月大統領選挙らしい。ムガベ大統領(84)は続投に意欲。なお、任期は6年。
もうどうにでもなーぁれっ。
予想外に話が大きくなったせいか、「【MacBook Air分解:番外編】我々はなぜ「無駄だらけ」と書いたのか」なんて追加記事を出したようだ>MacBook Air分解
蛇足に蛇足を重ねる、よろしくない記事だと思った。
先日の韓国大統領宛の祝電の件だが、竹居さんが調査して、
平成15年2月27日の官報3554号p.10に、と某所に書いていた。マスコミ報道が誤りなのではなく、大統領府の報道官の発言が間違いだった、ということですな。
皇室事項
御祝電
天皇陛下は、二月二十五日大韓民国大統領盧武鉉閣下の大統領就任につき、同日御祝電を発せられた。
とある。
韓国の一部マスコミによる報道は、誤りであろう。
NBオンライン上の「「テレビ」と「ウェブ」と「著作権」と」の中で某作家さんのやっている著作権確保運動
って揶揄されているのは、多分著作権分科会に某協会から出ているお方のことだろうなぁ。
いずれこのような日がくるであろうことは想像していたのですが、そろそろ方向転換の必要があるのではないでしょうか。
私は協会やJASRACが二十数年来果たしてきた著作権啓蒙への取り組みを高く評価していますが、店頭でPCを買ったらオマケに違法コピーソフトが付いた来た、なんて時代は、今や過去のものです。潮目が変わったのです。
今は一方的な保護を訴えるのではなく、利用者との互恵関係を築ける著作権のあり方を模索しないと、最終的に「市民の敵」のような扱いを受けることになりはしないかと、危惧しています。
果たして危機感はあるのか、協会の中は今どうなっておるのやら。
さて。沖縄のアレ。
「女子中学生暴行:容疑の米海兵隊員を釈放…那覇地検」というわけで、告訴取下げにより不起訴、釈放となり、晴れて無罪放免になったわけですが、果たして米兵を、米軍を糾弾すること著しかった各種団体の方々は、どの様な態度を以て自身の行動を正当化するのか、はたまた過ちを認めるのか、実に興味深いことです。
かつて日記に書いたように、この手の問題は、推定無罪原則もあり、公判が終わるまで待ってから議論しても良いくらいだと思いますがねぇ。