このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「ミサイル防衛:PAC3配備中止の要請書、市民団体が岐阜基地に提出 /岐阜」という記事にPAC3がミサイルの撃ち落としに成功しても、破片は各務原市近辺に落ちてくる
とか書いてあって、こいつら頭は大丈夫か?と。
つまりこの団体は「迎撃に失敗して」もしくは「迎撃しないで」「ミサイルが直撃したほうが良い」と考えているわけだ。理解はできないが、言論は自由だからなぁ。
脳の具合がよろしくない人が居ることは仕方のないことですが、新聞報道においては十分に配慮しないと、本人たちの名誉を毀損することになるんじゃないかねぇ。
小形さんの連載も終わったようなので、宿題に手をつけねばならんかな、とか。
全体を通じて現状認識や論点整理、資料の提示が中心で、初心者にも比較的とっつきやすいんじゃなかろうかと。
積もりに積もった問題のツケを今になって支払わされている、というのは、恐らくこの問題に関わった人間に共通する感想だと思う。ただ、なぜこのようにツケが積み上がったのか、それをどう返済すべきか、については様々な意見が生じるところ。
私としては国語審議会(現文化審議会国語分科会)以外の組織が国語国字問題について政治的影響力を行使しうる体制が構築されてしまったことに第一原因を求めたいところだが、そうなると戦後の国語審議会が志した急進的な改革こそが問題だったということになってしまう。いや、多分そうなんだろうけど。
最終的な漢字廃止を視野に入れた漢字の字種制限、音訓制限、略体字の採用など、現代では到底合意が得られないと思われる数々の施策が立案され、施行に移されたことがそもそもの原因だった。これらは國民の生活能率をあげ、文化水準を高める上に、資する
ために行なわれ、そしてある程度の成果を上げたが、当然のように急進的な改革には反対も多く市民生活における不合理などという悪影響もあり、当初の思惑を貫徹することができなかった。
直接的にはこの辺が問題の源泉ということになろうかと思う。
勢いがあるうちは良かったのだろうが、改革派が力を失うにつれ保守派が擡頭し、両者の鬩ぎあいの中で戦場が拡大していった。話が国語審議会の中に收まっていればよかったのに、正体不明な人名漢字が策定されたり、JIS漢字の83年改訂による略字体の制定などが行なわれ、25年を経ても未だに禍根が残っている。
時間がかかっても、国語審議会なり文化審議会国語分科会で合意を形成し、それに基づかない改訂は一切なにも行うべきではなかったのだ。
とはいえ、過去は既に取り返しが付かない段階にまで混乱してしまっている話で、これを收めんと今新たに権力が行使されれば、また新たな混乱が産み落とされるのは必定というもの。現行の漢字小委員会が、これまでの漢字施策を継承し、大きく変更を加えない形で「新・常用漢字」(仮称)を定めようとしていることは、時代への足場固めという側面もあろうかと。「常用漢字」という名前を止めてしまうのも良いだろうなぁ。そうすれば多少は過去のしがらみから逃れられるやも知れず。
とまれ、常用漢字の改訂ではあるものの、常用漢字との連続性についてはひとまず置いて、次世代へと繋がるものを策定して欲しいと考えています。
んで、諮問にある「情報化時代に対応する漢字政策の在り方」っていうのは、今回は現状を追認することによってひとまず混乱を收拾するのが精一杯じゃないかね。JIS漢字規格についても2004年改訂までは国語審議会に従って動いていたわけでもなく、またその内容が必ずしも“政治的に”裏付けられたものでもない。ましてや国際規格をや。
とりあえず国字政策と情報規格の主従関係をきっちりさせた上で一度整合させ、次回からは政策→規格という流れが出来るように筋道作るのが良いのではないかね、と。無茶苦茶な言い方をすると、国語分科会がもし“今度から黒は黑に”と言ったら、法務省もJISも間を置かず倣う、という体制作りがまずは重要かな、と思うわけだ。
頭が複数あったら末端は混乱しますがな。良しにせ悪しにせ、国字政策のヘッドクウォータは一元化すべきでしょ、と。で、それを担うことが出来るのは旧国語審議会の流れを汲む国語分科会だけでしょうなぁ、と思っている。
長々と書いた割にはとりとめのない文章になりましたが、私は工業規格に遠慮して政策を複雜怪奇にするのはこれを最後として欲しいと思う。出来るだけ明快で筋道が通った国字政策を求めたい。
ド近所にあるタナカワークスの社長が逮捕されたそうな。
別にタナカワークスに対して思い入れがあるわけではないのですが、ASGKの説明などを読む限り、ちょっとやそっとの改造で実弾が射てるようになるとは思い難いんですが……。
なんか“勇者バケツプリン”ことはくほー氏が本年4回目のバケツプリンを企図しているらしい。
全く以て、彼のバケツプリンに賭ける情熱は理解不能だ。
広島から「ワニバーガー」なる記事に出会う。
見出し見て爬虫類の鰐かと思ったんだけど、鮫の方なのね。古語では鮫のことを鰐といいますが、広島では現代でもそう言うんだ。ちなみに「因幡の白兎」(古事記)では鮫のことを鰐と書いていた筈。
はくほー氏によって「随分小さい」と評されたタカラトミーの「ギガプリン」ですが、家電Watchにレビューが。
注意点としてもう1つ。今回は一人で食べるために作ったが、これはどうにもムリがある。なんたって20人分なので、プリンのひとヤマを崩しただけでも腹がいっぱいになってしまう。後で食べようとバケツに戻そうとしたが、手元が滑ってプリンが床に崩れ落ちてしまった……。夢にまで見た自分専用のでっかいプリンが、このような形で夢破れてしまうのは悲しすぎる。よほどのスイーツ好き、それもプリン好きの人以外には、1人用としては勧められない。やはり大人数が集まるパーティー向けの製品であることは間違いない。なるほど、はくほー氏のように年に二度も三度もバケツプリンを食べたくなるような人以外にはお奨めできないもののようだ。
「大手新聞社の友人が嘆く「一次情報の蹂躙」」というエントリを見て、嘆くところが違っとりゃせんかね、と。
Yahoo!ニュースは確か報道各社と契約してニュースを配信しているので、Yahoo!への出稿は報道各社の利益になっている。一方、Googleニュースは違った筈。(ただし、Googleニュースは見出しとリードだけで、記事そのものは各社のサイトへのリンクとなっているので、本社サイトのアクセスに貢献しているという見方も可能だ)
問題のWeb系媒体がどこのサイトなのか分からないけど、どちらにしろ、Yahoo!やGoogleとは根本的に異なる。問題はあくまで二次系Webメディア。その辺を取り違えると話が発散する。
この先は話を二次系Webメディアに絞る。
悪い言い方をすれば、売り方を心得ている連中が利益を上げるのが商業主義の理だ。パクられた、と感じたA氏は思い違いをしている。記者が足を使って、取材した内容を、パソコン上だけで編集し、1本電話取材を追加しただけで、ほぼパクり、ニュースにする。
というのは切実だが、実は存在しない逸失利益を主張しているに過ぎない。商売の神髓は買い手に売りつけることであって、良い品を並べることではない。買い手(ここでは読み手)に届かない記事を出してしまった時点で、A氏は自分と自分の属する新聞社を嘆くべきなのだ。僅か一本電話をかけて肉付けし、読者の興味を惹くような記事を掲載できなかった事を悔やむべきなのだ。
個人的な見解だが、新聞社はこのまま行けば「売り方を心得ているニュースサイトの下請けソース採掘業」になるだろう。独自の視点などは一切求められず、ただ街のゴミを拾うが如く、ニュースを淡々と採集し続ける機関に成り果てる。愚直と呼ぶなら素晴らしいことだろうが、そこには報道としての矜恃は最早存在し得ない。そこで集められた情報から、ニュースサイトが取捨選択し、時には追加取材をして、面白おかしく仕立て上げるわけだ。
一種の分業と言っていいだろう。素材業と加工業の分担みたいなものだ。巨大なネットワークを持ち、ニュースを拾ってくる会社と、それを末端へ報道する会社に別れるのだ。
この変化に対して新聞社が対応する方法は、二つほど思いつく。
一つは社内カンパニーのような形にして、社内のあらゆる段階の記事から独自の判断でWebメディア向けのニュースを生成する組織を内部に持つこと。
もう一つは、その手のニュースメディアに対し、契約によって、デスクを通す前の没になった情報を含めて大量の取材情報を有償で提供すること。
何となく後者の方が可能性が高いのではないかと個人的には踏んでいる。
ウマヅラハギ 全国にPR ブランド化へ魚津漁協ウマヅラハギ……? カワハギって呼んでた気がするけど……と調べてみるとよく混同されるらしい。なるほど。
2008年12月6日
12—3月水揚げ 魚津寒ハギ
体長25センチ以上 魚津寒ハギ如月王
魚津漁協(魚津市)は5日、農林水産省の農林水産物・食品地域ブランド化支援事業によって、魚津港で冬に多く水揚げされるウマヅラハギを全国にPRする「魚津おさかなブランド化事業」を展開すると発表した。 (武田寛史)
ウマヅラハギは冬が旬の魚で体長一〇〜三〇センチの白身魚。肝が珍味で刺し身や鍋物などにするとおいしい。
活(い)け締めなどの処理法で鮮魚としての品質管理を高め、地元消費量を増加させ、高級魚として全国での知名度アップを目指す。
十二月から三月ごろまでの魚津港のウマヅラハギの水揚げ量は、県内全体の水揚げ量の50%以上を占める。ブランド化に向け、十二月から三月に水揚げされたのを「魚津寒(かん)ハギ」、二月ごろに水揚げされる体長二五センチ以上のものを「魚津寒ハギ如月(きさらぎ)王」とネーミングして差別化を図る。
本年度から三年計画で漁協や仲買、行政などで設立した推進委員会と市内の飲食店二十店舗が参加する協議会で推進していく。
同市出身で経済産業省の商業活性化アドバイザーや地域ブランドアドバイザーなども務める沢崎聡氏がプロデュースをし、同漁協婦人部や魚津水族館なども協力する。
初年度の来年三月まではテスト期間とし、飲食店での料理提供による消費拡大、流通経路の確立などに取り組む。魚崎忠雄魚津漁協組合長は「魚津寒ハギを氷見ブリのように全国区になるように頑張りたい」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20081206/CK2008120602000190.html
定期的に観察しているジンバブエ事情。
相変わらず連立政権が成立しないまま3月の大統領選挙から年が終わろうとしていますが、その間に理解不能な数字に達したインフレ率やら桁を数えるのも嫌になる為替相場やら、色々と興味深いものを見せて頂きましたが、現在はコレラが蔓延だそうな(附記:外務省渡航情報)。ちなみにコレラ流行と相前後して炭疽病の蔓延も報じられていましたので、現地がどの様な状態になっているのか、想像もつきません。ちなみにマラリアも慢性的に発生してますな。
そもそも今般のコレラの流行の背景には、上下水道の機能不全があるのですが、その原因がハイパーインフレと為替相場の崩壊による石油輸入の停止によって、ポンプを回す電力が確保できなくなったから、という、最早どうしようもない理由だそうなので、ちょっとやそっとのことでどうにかなる状態ではないですな。
治安の方も崩壊傾向でして、国軍兵士が野党と化して商店を襲っているなんてニュースも報じられています。隣国へ逃げる難民も引きも切らず。
さて、と。
この状態で、何かできますかね?
ブラウン英首相は国際支援を訴えておりますが、今の状態で支援したって、底の拔けた風呂釜に水を汲むようなもんだと思いますが。
画伯によると私はAmazonを目の敵にしているらしい。
初耳だ!
そんなことはないぞう。米Amazonは普通に使うし。
単に私は日Amazonが配送業者を追加料金なしで確実に選択できてかつ時間指定ができて、それがヤマト運輸か日本郵便であれば何も文句は言いませんよ。佐川で送りつけられるから嫌っているだけで。
京都でエレベータが開扉状態のまま降下する事故があり、卷き込まれた女性が骨盤骨折の重症。事故機は東芝エレベータ製(1988年製造)。メンテナンスは東洋昇降機。
マスコミの動静に注目。
OpenSkyプロジェクトが制作している“メーヴェのような何か”のエンジン付きモデルが公開されていたそうな。
観に行きたかったなぁ。
それはともかく、いよいよジェットエンジンですよ。ただ、このサイズだと騷音も相当なものになりそう……。
今日からTRONSHOW。
一日交替もなく立ち番。
しんどかった。結石もずっと痛みっぱなしで、ブスコパン飮みっぱなし。
家に帰る地下鉄の途中で薬切れて悶え苦しむ。
まだ二日あるよ……。
忠臣藏のハリウッドリメイク「47 Ronin」の主役にキアヌ・リーブス……。
日本の伝統的な「忠臣蔵」に『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジーの要素と、『グラディエーター』のようなバトルシーンをミックスした作品になるという。
……。
わけわかんねぇよ。
夜、空を見上げたら、滿月がとても綺麗だった。
どうやら月が最接近しているらしい。
山本弘のSF秘密基地BLOGより、「毬江がテレビに出なかったわけ」。
そうか。
障碍者はアニメであっても出しちゃ駄目なのか。
やっぱ改憲して21条を徹底強化しようぜ。
ここんとこ忙しさにかまけてニュースのチェックもお座成りだったのだけど、中国からこんな話題が。
中国で一党独裁終了求め署名 作家や弁護士ら300人以上原文を探してみたけど、中国では全部404だった(当り前だ)。コピーは日本で見つけた。【北京10日共同】世界人権宣言の採択から60周年となる10日、中国で共産党の一党独裁体制の終了や人権保障などを求め、著名な中国人作家や弁護士ら計303人が署名した「08憲章」と題する文書が、インターネット上で発表された。
中国で、これだけ多数の人が実名で一党独裁を公に批判することは異例で、当局が署名者への締め付けを厳しくすることは確実。香港の人権団体によると、署名者の一人の著名作家で民主活動家の劉暁波氏は既に拘束されたという。
署名したのは、劉氏のほか、天安門事件で息子を亡くした丁子霖さん、人権擁護活動に取り組む李柏光弁護士、独立ペンクラブ副会長の作家、余傑氏ら。
同憲章では、中国は「人民共和国」の名の下、実質的には共産党の天下だと主張。独裁政権下で起こされた文化大革命などで数千万人の国民が犠牲になったとして、独裁体制を終わらせ、全面的な民主選挙を実施し、政党政治を実現するべきだと訴えた。
2008/12/10 10:08 【共同通信】
ネタなのか本気なのか今ひとつ分かりにくいのですが、韓国から「生計型犯罪の罰金刑軽減、政府が民生治安安定対策」なんてニュースが。
まあ、かつても「漁獲量が減ったから操業時間を伸ばします」とか、些かならず理解に苦しむ措置を行う国でしたので、驚くには値しないのかもしれませんが、彼の国における法治の在り様というものを垣間見るようで、興味深いところです。
個人的に思うところですが、このような対応をすれば、違法・脱法行為による利益が伸張し、遵法精神が冒され、社会的に不利益が生じるのではないかと。
実は15日の帰り道、地下鉄が停まった事故に卷込まれていました。隨分長い間停車していたのですが、白金高輪駅で発煙という車内アナウンスだったので、已むを得まいと肚を括って寝て忘れていたのですが(おい)、今日になって乗員の煙草の不始末だったと知った。
私は比較的喫煙には寛容な方だと思うのですが、これはあかんだろう、と。ただでさえ地下の(広大とはいえ)閉鎖空間で火気を起こすのは、頭がおかしいと判断されても仕方ないと思う。
どうせ南北線なんてATOによる自動運転なんだから、この際運転士をなくしてしまうというのもアリかも知れず。
6月に地裁判決で原告敗訴→控訴となっていたまねきTV裁判ですが、知財高裁でも控訴棄却となった模様。
原告は最高裁へ上訴すると言っているけど、知財高裁の判断が覆される可能性は低いだろうなぁ。
米ペ州ホランドにて、“アドルフ・ヒトラー”と名付けた子供の誕生日にネーム入りバースデーケーキを注文したところ、断られたとかいう珍奇なニュースが。
名づけは親の自由とは言うものの、こーゆーのは子供の将来を考えると避けるべき名前の一つじゃないかと思うのですが、それはそれとして、しかし罪のない子供の名前を理由としてケーキを断るのは如何なものかと思います。
過ちを過ちで彌縫することは出来ないわけで、名づけが誤っているからと言って、誤った対処をして良いわけではないのです。
「テレ朝が無承諾放映で抗議=秋田児童連続殺害公判」とか見て、こいつら頭がおかしいのか、と。
令状とって番組の素材ビデオを押收して証拠にしたとかいうならともかく、公共の電波に一度乗ったものが何に使われるか、一体何の権限があって制約できると考えているのだろう?
また、著作権法ですら、裁判手続等における複製を認めているわけで、“報道の大原則”とやらは著作権法にも司法手続きにも優先する、などと考えているのだろうか。だとしたらとんでもない思い上がりだと指摘しておきたい。
そういう反社会的な“報道の自由”を振りかざせば、最後は自分の身に降りかかってくるぞ。
なんか総務相が「都市部の若者を農村に 「地域おこし協力隊」創設」とか発表したそうで、思わず「それなんて上山下郷運動?」(wikipedia)とか考えました。
都会で職を失った派遣の若者をトラックに載せて過疎の農村に放り込んで自給自足の生活をさせるんでしょうか。
かつて毛沢東やポル・ポトが歩んだ道を、21世紀の日本が踏襲しようとは、夢にも思いませんでした。
素晴らしいですね(棒)。
以前からスケジュールされていましたが、来年一月から航空自衛隊那覇基地にF-15が配備されることが決まったようです。
まあ、当然ですね。今や日本のスクランブルの約半分が中国機を対象としているわけですので、その最前線たる沖縄に主力機を配備しないわけにはいきませんから。
それよりも、次期主力戦鬪機の方は見送りと相成ったそうで。
その分、懸案となっていたF-15Jの改修が進行するのは良いのですが、早いとこF-Xも決まってくれないと、日本の防空が不安になりますよね。
夕刻から川口にて、自主映画の撮影のお手伝い。とはいえ、何の技術もないので、人間照明スタンド(笑)。技術さんの指示に従ってあっちに動きこっちに動き。
色々面白かった。
1月に切れた海底通信ケーブルですが、19日にまた切れたらしく。SEA-ME-WE 4とSEA-ME-WE 3、FLAGだという話ですが、まだ詳報は伝わってきていませんが、前回同様船舶の錨によるものだとすると、敷設場所を考えたほうが良いのではないでしょうかね。
6月に現地選拔を行い来日研修中のインドネシア人看護師ですが、国内での試験を前に「漢字ムズカシイ…インドネシア人看護師ら日本語研修大詰め」とかなんとか。
インドネシアも長期滞在者にインドネシア語の試験を課していたりするので因果応報という気がしないでもないのですが、確かに日本語の書記体系は世界でも有数の複雑さなので、大変だろうなぁと同情します。その上医学用語に至っては江戸期に作られた言葉がそのまま通用してたりして、日本人でも医学の素養がない人には読解できかねるものですし。
まあ、しょうがないので虎の穴にでも放り込むしかないんでしょうかね。
昨日のはくほー祭で話題になったのが、東大IRT研究機構とパナソニックの共同研究によるキッチンロボット(プレスリリース)。
この発想こそが日本であると、皆いたく感動していた。
単に自動化を考えるなら、キッチンにベルトコンベアを付けて、そのまま流れ作業で洗う食器洗い機などを開発するのが合理的ではないかと思うわけだが、敢えてカメラとコンピュータとマニピュレータを使って既製品の食器洗い機に食器を次々と入れて行き、最後にスイッチを入れるという、人間がする作業を敢えてロボットでそのままトレースするというやり方が日本的と言わざるを得ない。
機械のために環境を変えてしまうのではなく、既存の環境にロボットを合わせてしまうのだ。ヒューマノイド・アクチュエイタ構想そのものである。
この思想に基づく研究開発の行き着く先は明快で、単腕では人間の動作がこなせないので双腕型となり、食器洗い機があるとは限らないので、片手にスポンジを持って片手に食器を持ち、手作業で茶碗を洗うようになるになるわけです。(おい)
原理は単純を、仕掛けは複雑を極め、人はもっと人らしく……というわけですよ。
日本政府がとうとうソマリア沖に海自を派遣することを可能とするよう、方針を決定したようなのですが、交戦規定もなく海賊船から攻撃を受けた場合には、警察官職務執行法に基づき同等程度の武器での反撃を認める。
というのは、一体どういう料簡でしょうか。アサルトライフルは元より、ロケットランチャーまで持ってるような連中を相手に、護衛艦は盾になれ、と言っているんでしょうか。
また、同等程度の武器での反撃
が上記のように「機関銃からロケットランチャー程度まで」という話になれば、相手側の犠牲も必至でしょう。反撃したあとどうするんですか。逮捕するんですか? 日本国内の法廷に引きずり出すんですか?
拙速にしてももう少し考えようよ。
「性犯罪者にGPS 出所時同意で装着、法務省検討」という記事を見て、確かに予てから議論のある問題なんだけど、どうなんだろう、と。
近代法の原則から言えば、刑期を終えた人は罪を贖ったわけで、差別されることなき一般社会人なわけですよ。前科がどうあれ、ね。
仮出所であればともかく、科せられた刑期を終えた人間の動向を把握しなければならない、という動機は私には軽いものには思えません。人権が云々というのではなく、私たちの近代法治国家のあり方として、それは容認されることなのか?という疑問が消えません。一度、ある種の犯罪を犯したものは、生涯消えぬ烙印を押されねばならぬ、という考え方は、近代法治に馴染まないと思うのですが……。
いかなる罪人も必ず更正させ得る、とはいかないことも理解しているのですが、まだ教育の方に望みをかけて良いのではないかと思います。
南米ベネズエラの独裁者、チャベスたんですが、今度は金鉱を国有化だそうな。
当たり前ですが、こういうことをしていたら、外国資本が逃げますよね。投資しても見合うリターンが得られないうちに召し上げられたらたまらない、と。
また、企業の国有化は多くの場合効率の低下、採算の悪化、先行投資の減少を伴いますので、長期的に見た場合、国際競争力という点では不利に働くことが多いのですが。事実、チャベスたんが召し上げた油田は素敵な採算性になっていたかと。
まあ、チャベスたんのことですから、永世終身大統領とかになって圧政を敷くくらいの芸は見せてくれるでしょう。
ホーム転落事故対策として最も有效なホームドア/ホーム柵ですが、設置に際しては、その線を走る列車のドアの位置及びサイズを統一しなければならないという問題がありますよね。まあ、そんなもんJIS規格でも作って統一してしまえという気もしますが(車輛の寿命を考えれば、20年もあれば統一されるんじゃなかろうか)、路線毎に利用者数だとか乗降人数に違いがあるので一様に統一できないという事情もまたわかります。
じゃあ、ホーム柵の方でこれに合わせることはできないだろうか、と考えていたら、こんなのを思いついた。
羽子板状、あるいはクリケットのバット状の稼働板をホーム端に掘った溝に並べる、というもの。羽子板の移動はリニアモータか超音波モータを使えば一枚一枚別々に動かせるだろう。溝には稼働蓋でも付ければ、ヒールの踵落とし対策にはなるかな。
こんなデザインなら、ドアの位置や大きさや数が違ってても対応できるんではなかろうか。
まあ、私が思いついたと言うことは、他の誰かもとっくに思いついているだろうが。