このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
しかし……物の見方とは面白いものですね。
日本人からすると、物理的に小切手を送り合う米国の決済システムは非常に非效率的なものに見えますが、逆にクレジットカードの利用しやすさでは日本は劣っているように見える、と。
一方で日本ではEdyやらSuicaといったプリペイド/ポストペイ式の電子マネーの普及によって、小銭の流通量が億円単位で減っていたりと、発展というものは一様ではないのだなぁとかなんとか。
以前、はくほー氏の脳内世界地図では中国が日本海に面しているという素敵な形状をなしていると書いたことがあったが、先日職場でも同じような話があった。一体日本の地理教育はどうなってるのだろうか?
とはいえ、私も主要国以外は位置関係が大分怪しいですが。バルト三国を北から順番に、とか言われると、南端がリトアニアだけと、残る二箇国はどっちがどっちだっけ?となりがちです。
しかし、地球の裏ならともかく、すぐ庭先の地理くらいは憶えておきたいものです。
注意喚起です。
ASUSから発売されたEee Boxですが、Dドライブにマルウェアが感染しているそうです。
ASUSは確か前はリカバリCDにクラッキングツールを入れてたんだっけ? ……なんでこういう間拔けなことをするんだ?
パリモーターショーでPininfarinaが電気自動車「B0」を発表したそうな。2009年より量販予定とかいう話だけど、ほんまかいな。電池回りは仏Bolloré社(の子会社のBatScap社)らしいけど。
最高時速130km、航続距離は250km。バッテリ重量は300kgで容量30kWh。バッテリとは別に回生用のキャパシタを積む、と。バッテリ/キャパシタは床下レイアウトで、モータはフロントに置いて、前輪駆動。
ふむ。手堅いというべきなのかな。
i MiEVの場合、バッテリ重量が165kgで容量が16kWh。航続距離が160kmくらいだったと思うので、特に何か技術的に凄いというわけではないのですな。
モータの配置もガソリンエンジンを置換した格好で、In-Wheelモータとかいうわけでもなく。折角のモータ駆動なのに等速継手とか使うなんて……とか思うのだけれど、現用の自動車技術の流用ができるという点では手堅い。
結局のところ、この手の電気自動車って、バッテリ生産量の問題に帰結しちゃうんだよな。
サイバーダイン社、10日よりHALを販売開始。
なんか各国軍部のダミー企業が次々と発注をかけそうなんだが……。
ノーベル物理学賞に南部陽一郎、益川敏英、小林誠の三氏が選出。事由は対称性の破れについて。(プレスリリース)
素晴らしい!
マンナンライフが「蒟蒻畑ポーションタイプ」の製造を一時中止。
低能が権力を握ると碌なことにならないな。
岐阜1区の有権者は激しく反省してくれ。
今年のノーベル物理学賞受賞者のうち、南部博士を巡って、日本人だとかいや違うだとかいう言説を散見して思う。
以前書いた記憶があるけど、日本人と日本国民は似ているようで違う。
南部氏は米国籍を取得し、その際に日本国籍を放棄しているので日本国民ではない。これは間違いがない。
では彼が日本人ではないのか?と言われると、日本人の定義に依る。日本人≠日本国民という定義なら、彼が日本人に含まれていても何らの不思議はない。大体、そういう話は日本だけの話ではなく、世界に枚挙に暇がない。
南部氏本人が自分を日本人と思っているかどうかは、残念ながら私には知る術もない。
個人的には「日本国民の」と書いて精確な記述を心がけるのも悪くない思いますが、曖昧なままにするのも日本的で良いかも知れません。
え? ジャイアンツ優勝? なんでまた?(おい)
でもCSがあるからな。
なんか米国が対北テロ指定国家解除とか流れている。
まあ、アメリカにはアメリカの事情があろうし、恐らく、外交チャンネルでは日本側と非公式の交渉が事前にあったはず。この辺の外交ってのは公式なやり取りだけでは分からない部分があるので、関係各所の動きを注意深く見守る必要がある。
外務省の発表を見る限り、慌てた様子もないので、日本側も承知の上での既定路線だったのだろう。
ていうか、米国が譲歩するのは暫く前から見えていたので、どうやって日本の内国感情を刺戟しないように発表するかに腐心した感がある。
「形は国が決める? こんにゃくゼリー 自民、議員立法へ 消費者行政迷走」とな。
モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している
で済むんだったら、「蒟蒻ゼリーは喉に詰まるものだ」という常識を共有するのが一番楽な対処だよ。圧倒的に死者が多いのは餅なんだから、規制するなら餅からだろ。
馬鹿馬鹿しい。阿呆に権力を持たせると碌なことにならんな。
経団連が「経団連:移民受け入れ提言…人口減対策 定住前提に」とか言っているらしい。
私は移民受け容れの考え方そのものに反対はしない。
が、受け容れに伴う社会コストの増大を、雇傭企業側が全面的に負担することを条件としたい。過去にも書いているが、現時点でも碌でもない状況に陥っているのに、ただ無策に移民を受け容れれば結果がどうなるかは推して知るべし。
それよりまず現状をどうにかするために金を出せ>経団連
「「eポルシェ」が2009年に登場か、独誌が報じる」とな。
ポルシェ博士の夢が100年の時を越えて実現するのかッ……!
どうもここのところ物忘れが激しい。
早く隠居しろとのお告げに違いない。
芸団協CPRAのウェブサイトで「放送番組に出演された著作隣接権者を捜しています」という呼びかけが。
その昔、国会図書館が著作者情報 公開調査を行ったことがありますが、こういった著作権処理に関わる高コスト体質が、過去番組の配信を拒んできたわけです。
当り前ですが、配信を行うことによって得られる利益よりも、著作権処理にかかる費用が上回れば(上回ると予想されれば)、誰もそんな赤字商売はしないわけです。かくして番組はライブラリの奧深くに仕舞い込まれ、再利用されることなく朽ちていくことになります。
そして現行法においては、著作権処理にかかる費用、それも調査、交渉にかかる費用は膨大になり勝ちです。そりゃそうだ。権利者を草の根分けて探し出し、何度も交渉を重ねるんだから、人件費だけで馬鹿にならなりません。
本人が生きていればまだしも、本人が既に故人の場合、誰が権利者なのかそもそも遺族にも分からないなんてことはありがちな話です。本人が生きていても、かつての芸能人人生を隠している場合など、複雑な事情が絡むこともあります。
可能であれば法改正による対応が望まれるところです。
とりあえず、お心当たりの名前を見かけた方は、CPRAへ協力してやってください。
「公明「障がい者」表記を推進」とな?
寝言は寝て言え。
私の見解は過去に言及済みだが、このような言葉狩りを率先して行おうという公明党の意見には全く賛同できない。
どうしても「害」の字を使いたくないというのであれば、「障碍者」へと戻すべきだろう。
最近また農薬入りインゲンで問題になっている中国産品ですが、デモ吹きすさぶタイ王国から韓国経由で「殺傷武器に突変した中国製催涙弾」なんてニュースが。
催涙弾だとして買ったら、RDX入りの破片爆弾だった、という……。
一瞬、「いや、中国だったらこれで催涙弾として通用するのかもしれん」と思ったことは一応内緒。
下野新聞から「パラオの慰霊碑守りたいと来日」という記事。
これはとても大切なことだね。
OWSってのはこちらかな。まだサイトには公式の情報がないようだけど、準備され次第、些少ながら寄付をしたいと思った。
私の母方の祖父は南方だったが、激戦になる前に内地に帰ってきたため、戦中戦後の、一番ひどかった時分を経験せずに済んだらしい。しかしその祖父と入れ替わりに南方に赴いた人がいるわけだ。一国民としても、慰霊碑の手入れ費用くらい、負担しても罰はあたるまい。
朝っぱらから実家からメール。なにやら画像が添付されている。
まぁた孫(私の甥)の写真か?と思ったら、古文書。
母の友人が所蔵する手紙らしいが読めないので読んでくれとか。
署名を見ると「山本五十六」……。おい。昭和の文献じゃねぇか。
しかしそこそこの能筆でかつ漢語の引用句が多く、なかなか読み解けない。
実家に電話をかけ、書道をやってる母と二人でで読み進めるが、戦陣訓というか、戦にあたっての心構えみたいなものを書いているだけ。一体誰に(どういう関係の相手に)宛てた手紙なのかさっぱり分からなかった。日付は年号がなかったが、恐らく昭和16年1月。その時点で日米開戦を意識した文面だったのが印象的だった。
母が言うには、地元で五十六の筆を見るのは地元で二度目だという。五十六は長岡の人なので新川とも縁があったのだろうか。
キングジムの「ポメラ」が各方面で興味を引いているようで。
ネットブックよりも更に割り切った仕様に驚きながらも、昔のNECのモバイルギアなんか思い出して、出先でメモるだけならこれでもなんとかとか思ったり思わなかったり。
個人的にはdocomoのポケットボード様のものの方が良いように思うのだけれども。
文化審議会国語分科会漢字小委員会の傍聴に。お題は前回から漢字の読みについてなんだけども、あれだね、結局の所、表だけ作って音だ訓だって書いても、結局同音訓異義語だの使い分けだのについては、読み手の常識に頼らざるを得ない。
それこそアカデミー・フランセーズのような組織で辞書でも作った方が良いのではないか、と狩野さんに感想を漏らしたりした。
夜会合、今後も続ける=ホテルのバー「安い」−麻生首相正直申しまして、記者の質問がおかしい。というか、一国の首相に庶民感覚なんざ求めてどうする、と。庶民感覚で国政を操れるなら、籤引きで首相を選べばいい。
「(夜の会合を重ねるのは)これまでのスタイルだし、これからも変えるつもりはない」。麻生太郎首相は22日昼、毎晩のようにレストランや料亭、ホテルのバーなどで秘書官らと会食していることを記者団に質問されて、「逆切れ」した。
「庶民の感覚と懸け離れているのでは」という記者団の指摘に対し、首相は「たくさんの人と会うとき、ホテルのバーは安全で安いところだという意識がある」などと反論。逆に「周りに30人の新聞記者がいる。警察官もいる。(ホテルなどよりも)安いところに行って営業妨害と言われたら何と答える」「今聞いてんだよ。答えろ」と、得意の逆質問を連発した。
飲食費については「わたしは幸いにして自分でお金もありますから、自分で払っています」と、ポケットマネーであることを強調した。 (了)
(2008/10/22-13:18)
東京で、妊娠中に脳内出血を起こした妊婦が、掛かり付けの産婦人科からの転送先を見つけるのに1時間半かかり、最終的に死亡した件。
正直、事情を聞いた段階で、どうにもならんわ、って思った。
「橋下知事、女子高生を泣かす…意見交換でマジ反論」とかなんとか。
記事の書き方については悪意染みているなぁとは思うけど、内容についてはまあ橋下府知事の意見は至極真っ当だと思います。高校は義務教育ではないから、教育を受ける機会は“能力に応じて平等”なのであって、能力がなければ機会は失われるわけです。
また、生徒個々人については奨学金制度が用意されているところですので、私学助成金の削減によって困るのは直接的には生徒じゃない筈なんだが……。まあ、生徒が学校の行く末を憂いて行動することを否定するつもりはないけど、私学助成が減らされてもなんとかなるような財務体質の改善とかをまず校内で訴えてはどうだろうかと思わないでもない。
もうこうなったら麻生の家に行くしかない!!の巻結末。
10月26日、午後3時、渋谷駅ハチ公前広場に集まってほしい。みんなで渋谷駅から徒歩15分の麻生の家に行くのだ。
(略)
「首相宅見学」ネットで呼びかけ 無届けデモ 3人を逮捕 警視庁何と申しますか、どこまで行っても「馬鹿でなかろうか?」としか言えないわけですよ。「憲法九条」を金科玉条にするのは結構なんですが、その一方で「集会、集団行進及び集団示威運動に関する条例」は丸ごと無視して構わない、というのでは筋が通らないと思うのですよ。
2008.10.26 20:06
インターネットなどで麻生太郎首相の私邸見学を呼びかけていたグループが26日午後、東京都渋谷区で麻生首相宅に向けて無届けのデモ行進を行った。中止の警告を無視したことなどから、警視庁公安部は、デモに参加していた男3人を都公安条例違反や公務執行妨害の現行犯で逮捕した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081026/crm0810262011022-n1.htm
橋下氏が府知事になってから大阪府の教育で色々揉めているようですが、学力調査試験の結果を公表するかどうかでかなり激しい軋轢があったようなので、ちょっと考えてみました。
普通に考えていくと、税金を使って実行された学力調査の結果を公表することは、理に適っています。
けど、重要なのは剥き出しの試験結果じゃなくて、その結果をどう分析し、いかなる対策を講じたか、の方なんですよ。更に言えば講じた対策は効果が上がったのか、も読み取ることが出来るようになるでしょう。(まだ2回目なので效果は確認しきれないだろうけど)
結果の分析からは、その他調査と組み合わせて因果関係や相関要因の洗い出しを行うことが大切ですし、それらにある程度目処が付けば、原因の推定や対策の立案などが可能になります。
そも、調査ってのはそう言う目的で行うわけですからして。
なので、試験結果の公表はそれ単体での意味というよりも、各自治体の教育委員会の分析・対策が妥当であるか外部の人間が評価することができるようになる、という点により大きな意味があるのではないかと思います。
小形さんのInternet Watchでの連載「“情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」」の第3部がスタートしたらしいので、見に行った。
追加漢字の字体については、コンピュータとの関係はさほど重くないんじゃないかなぁ。国語分科会がかつての国語審議会当時の情熱を維持しているのならともかく、現実問題として、新規に追加する文字に対し略体化を推し進めることはないと思う。昭和56年の常用漢字制定後の流れからも、その方が自然じゃないかなぁと。
だからといって略体をいわゆる康煕字典体に戻すこともないと思うけど。
個人的願望を述べさせてもらえば、両字体を併記して「当面の間略字体の使用も認める」として「当面の間」を無限にするとかだととても嬉しいけど、そんなことにはなるまいて。
なぜその方が良いかと言われれば、過去にも述べたし、小形さんの記事にもあるように、その方が漢字学習上の論理性が高くなるから。
とりあえず第2回で宿題を頂いてしまったので、連載が終わったあとに少し纏めて何か書こうかと思う。
第2回単体の感想としては、「でも常用漢字表って、『この表は、固有名詞を対象とするものではない』って前書きに書いてあるじゃん」くらいですか(苦笑)。いや、だからああいうことになるんですけどね。常用漢字表の解説にあるデザイン差の同一視などは、まさに固有名詞には適用されないのだ!
そう。まさに小形さんが書いているように、積み重なった問題のツケを払うはめになっただけ
だと。その点は全く同意。
ただ、一体いつごろからこのような字体意識が生まれたのかについては、浅学にして知らず仕舞いなのだが……。
ちょっと前の話題になりますが、講談社が漫画雑誌「モーニング・ツー」をオンライン上で無料公開するという情報が流れました。
部数や流通上の、「モーニング・ツー」誌特有の問題も絡んでいるようですが、単行本を売るためのフリーペーパー化というのは、漫画雑誌の未来の形の一つなのかもしれません。
私の場合、作家を追いかけているので掲載誌をそもそも知らないなんてケースもありますんでね……。
米国から、GMとクライスラーの合併の報。
まあ、已むかたなき話かな、と。
これが80年代なら猛烈な日本叩きが起こったことだろうけど、今や日本の自動車会社は北米に多く工場を持ち現地生産をする、言わば「地場産業」化しているので、日本車メーカを叩く奴もいない、と。
しかし、GMとクライスラーかぁ。日本では両方とも余り力のある会社じゃないから、合併してもやっぱりシェアは取れないだろうなぁ。
「中国で銃器約188万丁など押収」という記事を読んで啞然茫然とする。
押收銃器が187万9000挺、爆薬2583トンとか、一体なんの単位だと。放射性物質2176個に至ってはもう……。
本当に政府が存在するんだろうな?
8月1日に1010デノミを実施したジンバブエですが、気がついたら……
1USD=3,949,870,500,674ZWD(2008-10-30 pm)
……という途轍もない数字になっていました。(Old Mutual Implied Rateによる)
1米ドルが三兆九千四百九十八億七千五十万六百七十四ジンバブエ・ドルであります。どこぞの仏典にでも出てきそうな数字でありますが、果たして為替相場として意味をなしているのかどうか、はなはだ疑問であります。
伝え聞くところによると、既にジンバブエ・ドル紙幣は流通しておらず、発行されているのかも不明。市中では専ら米ドルを使っているとか。中銀の公式によれば現在の最高額紙幣は50,000ジンバブエ・ドル札なので、もし1米ドルを両替したならば、七千八百九十九万七千四百十九枚の紙幣が必要という計算になるわけですが、それだけの枚数が出回っているとはとても思えませんしね。
南アのニュースを見ていたら、南ア‐ジンバブエ国境でニセ米ドル札が出回っているとかいう報道が暫く前にありましたが、一体現地はどうなっているのか、知りたいような、知りたくないような。
年頭の選挙以来政道は混乱を極め、与野党の連立政権は合意はすれども形は見えず、電気も止まり、放送も止まっているらしいとあってはね……。
年間インフレ率が220万%というのは、既に更新されています。10月9日のジンバブエ中央統計局(Central Statistical Office)の発表によれば、昨年7月から今年7月までのインフレ率は2億3,100万%です。
追記。
10月の最終為替レートは、1USD=11,851,630,480,952ZWDでした。
十一兆八千五百十六億三千四十八万九百五十二ジンバブエ・ドル。