このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「中国当局、米商務長官のPCデータ盗み→システム侵入図る」とか。
信じらんねぇ。これが一国の政府のやることか? いや、末端の職員がやったことかも知れないけど、そういうことは「やってはいけない」と思わなかったのか。
「郵便事業会社、全車両を電気自動車に 2万1000台を順次」という、電気自動車好きには堪らないニュース。
どこのメーカのものが納入されるにしろ、少なくない台数だけに、電気自動車市場の立ち上げに貢献しそうです。
できれば同業他社も踏み切ってもらえれば、と思いますな。(でも同業他社さんってトヨタ・クイックデリバリーだけだったり)
毎日新聞が「消せない:児童ポルノと性犯罪/1 広がるネット流通」という連載記事を始める一方で、「児童ポルノ:被害者1696人、特定できず 画像で年齢判断、立件−−07年」という首を傾げるような記事を載せていた。
児童ポルノが禁止されるのは、搾取される被害者児童が実在するからであって、その実在が証明できない場合、これを立件するのはどうかとは思いますな(つまりもっと徹底して被害者を特定すべきだ、と)。この論法を拡大すれば、「18歳以下に見えるから」という理由で、アニメだろうがCGだろうが取り締まれるわけで、事実英国ではそのような潮流が起きていますから、何を児童ポルノとするかを含めて、再考の余地があると思います。
私は現在与党プロジェクトチームで推進されている「単純所持の禁止」にも懐疑的です。本当にそれで「児童ポルノの被害者」を減らせるのか、と。
ちなみに、「児童ポルノ犯罪の増加」は全く根拠になりません。飮酒運転の取締を強化したら飮酒運転が増えた、だからもっと飮酒運転を厳しく取り締まらなければいけない、と発言するのと同じで、それでは因果が循環しています。法が厳しくなったんだから摘発者が増えるのは当然です。
法の施行によって被搾取児童が減っているという統計が欲しいんです。(そのためにも、被害者の特定は必要なんですよ)
「渋滞回避の秘策!? 首都高からTXに乗り継ぎ」という記事があって、面白い試みだな、と思う一方で、小菅ジャンクションなどで慢性的に渋滞が起こる
というのは、過去に書いたことがありますが、どう考えても計画・設計上のミスです。堀切‐小菅ジャンクションの設計、あれで渋滞が起こらないと考える人間がいたら、お目にかかってみたい。
地球を一周して、外電にて「日本人科学者が常温核融合実験に成功」とかいうニュースを知る。
日本語での情報を探ってみると……うーん……。
まあ、化学反応ではない何か別の反応が起きているようだ、というくらいが今の段階では限界かな、と。
「青少年ネット規制法案、国の関与なしで与野党合意」とかいう記事。
根本的にこの手の規制法案には反対なのですが、どうしてもやるというなら、有害情報の判断は国会か、国会付属機関が行うべきである、というのが私の持論です。
第三者機関などという監視も弾劾もできない正体不明の組織で、有害情報を定めるのは、思想的偏向が蔓延する可能性が著しく高く、適当ではありません。
このような、言論の自由を抑圧する可能性が高く、基本的人権の蹂躙を齎す可能性がある決定は、国権の最高機関たる国会において議論するのが、最低限度必要であると思料します。
某所にて「カンガルー駆除終了 514頭が安楽死」というニュースを教えられたわけだが、最も人道的な方法
というのが、殺されたカンガルーにとってどの程度の意味を持っていたのかは不明。
極めて個人的には、薬殺してしまうと、肉の食用に支障が出るのではないか?と。
火を通せばいいのかなぁ。
就任以来支持率の下落が止まるところを知らない李明博韓国大統領ですが、「日本は自ら過去謝罪を 李大統領」といよいよ日本叩きを始めた模様。
全き様式美。これも一種の伝統芸というものなのだろう。
「硫化水素自殺者を書類送検=第三者に重過失傷害、全国初−宮城県警」は、適切な措置だと思う。
なんかUSBメモリ経由で感染するマルウェアの被害が増えているとかいう報告が飛び交っているわけですが……Windowsの自動再生機能ってセットアップ直後に無効にするのが当然だと思っていた。あんな危険な機能がなぜ搭載されているのか理解に苦しむが、Microsoftのやることなので深くは考えずに無效にすることにしているのだが、普通は違うのだろうか?
グループポリシーエディタ使えばレジストリいじる必要もないんだし、無效にしてれば慌てることもないだろうに。
「充電30秒で20分、キャパシタだけで走る電気自動車の試作品」という記事があって、キャパシタだけ、というのが珍しいかな。
キャパシタ、つまりコンデンサなので、一気に充電ができる良さがあるものの、ゆっくり電気を取り出すのがまた難しかったりするわけですが、その辺は制御回路でなんとかかんとか、ですね。
ただ、最近のキャパシタは重量エネルギー密度はリチウムイオン電池に匹敵するのですが、体積エネルギー密度は遙かに及ばないので、嵩張るのですよね。
昨日「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」が衆院を通過。来週には参院を通過する見込み。
現時点で法案全文が読めないというのはどういうことだろう。
今年で丸7年になる椅子が壊れた。
2001年に購入したアーロンチェア。
保証期間ってどうなってたっけ、これ(苦笑)。あんまり前のことで、わかんねぇわ。書類も出てこねぇし……。
やや旧聞に属するが「看護師174人が試験合格 インドネシア、8月来日へ」というニュースがあった。
いよいよか、と。
私自身は外国人労働者の受け容れに反対の立場だが、その理由は日本側の受け入れ態勢の不備にある。例えば、彼らがイスラム教徒だとして、宗教的ストレスを一定以下にできる職場環境や生活環境の提供が可能か、という点について憂慮しているが故だ(インドネシアはイスラム教国だけど、ムスリムばかりではないけどね)。
かつて日系ブラジル人出稼ぎ労働者に対して行った仕打ちを、私は恥ずべき過去だと思っている。それらに対する考察も反省も無いまま、新たな外国人労働者を受け容れることに、私は強く不安を感じる。
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」が参院を通過、成立。
また碌でもない法律ができたものだ……。
先月28日に紹介した日本デジタル家電によるロクラク裁判だが、判決文が読めるようになっていたので、ざっくり目を通した。
ふむぅ。
結局のところ、一般市販品であるロケフリを使っていれば、単なるハウジングサービスですという主張(行為の主体は顧客です)も通るが、ハードから何から込み込みのサービスと看做されればアウトって所なんでしょうか。
ロケフリのデジタル版とか出てきたら、ますます話がややこしくなりそうだな。
半ば忘れかけていたのだが、VAWW-NETジャパンとNHKの上告審の判決が出て、NHK勝訴となったそうな。本放送が2001年の話だから、なんとも気の長い話ですね。
判決文を見ないと何が認められ、何が認められなかったのかは分からないのですが、順当な結果だとは思っています。
昨日のVAWW-NET‐NHK裁判の判決文がwebに載っていた。
で、読んでみた。
この裁判は結局のところ被取材者たちが期待したとおりの番組を放送する責務が取材者側にあるか、というただその一点が争点であり、条件によってはその“期待権”とやらが認められる場合もあるが、今回はそうではないと判断されたということだった。
政治によるNHKへの介入については事実認定すらしていない。つまり、それ以前の問題であると切って捨てられたわけだ。
2001年当時ならともかく、2008年現在では被取材者には対抗手段があるわけで、それこそVAWW-NETは自らの所信を世界に対して発信することができる。
それが受け取って貰えるかどうかは分からないが。
コンピュータネットワーク社会では誰もが世界中に向けて情報を発信できるわけだが、それが受け取って貰えるかどうかは保証の限りではない。一方的な意見を毎日書き込んだところで「荒し」と受け止められるのが精々だろうし、思想的に偏向した意見を表明しても共感を得ることはできまい。
ある意味、少数派が厳然と少数派であるという現実と向き合わねばならないのが、コンピュータネットワーク社会ではないかと私は思っている。
まあ、どういう結果が出るか事前にある程度想定できたわけですが、先月行なわれたMiAUのアンケートの結果が出てた。
サンプルの偏りが物凄いが、逆言うとそう言う層の多数意見をして見ることはできる。彼らが一体どのような役割を果たしているかをどう捉えるかによって、結果の見え方は変わってくる。極一部のGeekな連中という風に捉えれば無視しても良いだろうし、デジタルデバイスのトレンドリーダ層と見れば無碍にもできまい。
ちなみに私は少数意見だったようだ。
アンケートと言えば産経が頭がおかしいとしか思えないアンケートを取っている。
設問が、
報道を見ると、緊急地震速報はそれなりに役立った模様。
仙台では緊急地震速報によって本震到達5秒前に地下鉄をスローダウンさせたそうで、震源からある程度遠い地域においては役立つものであることが確認された。
しかし、原理的に震源付近では間に合わないものだということは何度も説明されているにもかかわらず、「「緊急速報」間に合わず、震源付近で揺れの数秒後」などと報じる新聞には呆れかえるな。頭が悪いんだろうか。
興味深かったのは、中国での報道がやや大きかったこと。やはり大きな地震被害を受けたばかりだからだろうか。
地震発生から対策本部設置、自衛隊出動といったタイムラインとか、歴史上の大地震の一覧などを載せている。中には
$AHU1>JGJ@=gIO5XUpWnN*F5715D9zとか書いてる記事があったりして。事実だけど……いや、まあ、事実は事実なんだけど。y7"IzTZHU1>!#
(適当訳:日本は世界で最も頻繁に地震が発生する国家の一つで、地球上のM6以上の地震の20%は日本で発生する)
先月紹介した、NHKによる民放ドキュメンタリー放送ですが、1回目の放送が今日だったのですが、予約ミスって前半撮れなかった……(涙)。来週土曜日に再放送、来週日曜日に2回目の放送があるので、今度こそ間違わないようにしないと……。
「裁判長のお弁当」が面白そうだったのに……。
大阪の西成で暴動とか聞いて、昭和30年代のニュースかと一瞬日付を確かめてしまいました。
そう言えば都知事が秋葉原事件の容疑者をして「半狂人」と評したそうですが、歩行者天国中止と刃物の取り締まりについての見解は妥当ですね。ヴァーチャルコミュニケーション論は私にはなんとも。
私が今回の事件から考察した対策・改善点は以下の通り。
「マンガや雑誌に埋もれ、仙台市の男性死亡 地震による可能性」とな。
全く人事ではないな。
USS Kitty Hawk(CV-63)に代わって日本に着任する予定のUSS George Washington(CVN-73)の広報ページが、隨分日本向けに味付けされている件について。
まあ、いいけどね……。
内容が縦書きなのにPDFが左綴じになっているのは、「さすがちっとも分かってない」ってところですが。
立場の違いと言ってしまえばそこまでだけど、日本の国語政策を預かるのが旧国語審議会(現文化審議会国語分科会)であると規定するならば、工業規格たるJISが常用漢字の改訂に追隨するのが道理であって、そのことを想定せずに工業規格を作ったのだとすれば、工業規格の策定時に問題があったんじゃないか、と言われても仕方ないと思う。(まあ、この意見は“旧国語審議会は日本の国語政策を主導してはいない”とすればそこまでなんだけど)
今後、新常用漢字表(仮称)が定期的に見直しされるようになるわけだから、結果としてJIS漢字規格も定期的な見直しを余儀なくされると思う。であればそのために必要な体制作りを考えるのが建設的と言うもので、オブザーバを漢字小委員会に送り込むくらいのことはしといてもいいんじゃないかな。
個人的には、常用漢字の「国語の改良」についての役割は終わっているのではないかな、と思っています。当用漢字以来半世紀以上を経て、略字体は不可逆的に浸透していて、たとえ常用漢字が廃止されたとしても、旧来の伝統字体の世界に戻ることはないと思います。
じゃあ常用漢字の改訂には意味がないのかと言われるとさに非ずで、とりわけ立法・行政・教育の分野ではこのような指標が存在することが望ましいと思います。
私見としては、今後増大することが予想される“日本語教育”における指針としての役割は決して小さくないと思うのですが、本件については極めて微妙な問題である上、現在の漢字小委の対象範囲からは外れているので、とやかくは言わないことにします。
ただ、戦前・戦中期に於いては、殖民地や勢力圈、占領地での日本語教育はかなり真剣かつ重要な問題として議論されていたことは確かでして、その当時の意見を復習しておくことは大事かも知れません。
ダビング10問題(過去日記1,2)の続き。
17日に経産相と文科相の間で政治決着が図られ、とりあえずBlu-ray Discが補償金対象となることが合意されたそうな。
これに対し、まず権利者団体の団体である“デジタル私的録画問題に関する権利者会議”は戸惑いと失望を感じざるを得ない
とする声明を発表。
一方機器製造側の団体であるJEITAは全ての関係者間での理解が深まり、ダビング10の一刻も早い実施につながることを期待
する声明を出しました。
この感触だと、これは経産省側の攻勢なのかな?
守勢に立っている(と思われる)権利者側では、実演家著作隣接権センターの椎名理事が日経BPのサイトでインタビューに応じていたけど、交渉の余地はないようなことを放言するのはいかがなものかと。
“ダビング10”に人質としての価値がないことが明らかになってきた現在、末端消費者からの糾弾を受ける立場にあるのは権利者団体になってしまっています。妥協する価値がダビング10にはないとなれば、JEITAは幾らでも遅滞戦術を選択できます。
一方で映像ソフト協会なんぞは「ダビング10」が「ダビング5」になったとしても
補償金は必要であると主張しています。であれば一層妥協の価値はありません。同じ補償金が必要ならば、EPNの方が良いに決まっているんですからねぇ。
とか書いている間に、7月5日頃にダビング10スタートとなったらしい。
ダビング10についてですが、予定されていた6月2日(月)の実施が延期をされているわけですけれども、消費者の利便を確保するという観点から、早期の実施が望ましいものであります。オリンピックも近づいておりますし、こうした認識から、事務方に調整を急ぐように私から指示をいたしました。そうしたところ、今般暫定的な措置として、政令改正により、現在市販をされているようなブルーレイディスクを私的録音補償金の対象に追加することで、文化庁と合意をいたしました。この経産省と文科省の手打ちを受けて、19日の総務省情報通信審議会デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会第40回においてダビング10開始日の決着が図られた。
ダビング10の実施日の確定については、総務省の情報通信審議会の場で、関係者間の話し合いが続けられますけれども、この合意がダビング10の早期実施に向けた環境整備の一助となることを期待しております。この措置がというのは、今回のブルーレイの措置がという意味です。
(質疑応答)
【ダビング10】
Q: ダビング10の件ですけれども、細かいところはまずブルーレイディスクそのものと録画機も課金対象となるのでしょうか。
A: DVDとブルーレイと片方でやれば課金されて、片方でやればされないというのは、不公平な話でありますし、されないほうが全部主流になっていった場合に、全く課金システムが機能しないということになりますから。
Q: 政令改正はいつごろお考えなのでしょうか。
A: これはできるだけ早く対応したいと思っております。
Q: 先ほどの幹事さんの質問の中にも、著作権団体はHDDのほうをしっかり課金すべきではないかという意見が強いのですけれども、今回の経済産業省、文部科学省の合意によって、ダビング10の早期実施にめどがついたというふうにお考えでしょうか。
A: 環境整備には資するものと思います。よく考えていただければ、ハードそのものに、例えばハードディスクに何回入れようと取り出せないわけですから、取り出した対象に対して課金されれば、それは権利者の権利が移転するという理屈になりますけれども、中に入っているものに何回できたから何回分寄こせとか、あるいはこれによって複数の人たちが恩恵に浴するからといって、取り出せないものは一人でそこでしか見ることができないわけですから、取り出して物理的に分散できるものに対して課金されるという理屈はわかりますけれども、そうでないというのは理屈の上から理解が難しいでしょう。
先に報じられた郵便事業会社の電気自動車導入ですが、三菱自が参入の意向だとか。
先月、この盗んだ鯨肉が動かぬ証拠だ、と気炎を上げていたグリーンピースですが、幹部二人が逮捕された模様。
ちなみに告発された調査捕鯨の肉持ち出しですが、不起訴になったそうです。
為念書いておくと、告訴/告発を受けた捜査機関は捜査に着手する義務があります。但し、捜査の結果起訴に及ばずとなれば不起訴になります。不起訴の場合、告訴/告発者に対して理由を説明し、告訴/告発者がこれに不服である場合、検察審査会へ不服申し立てができます。検察審査会は検察の判断を審査し、判断の当不当を判断し、「不起訴相当」「起訴相当」の判断を下します。「起訴相当」の判断が下った場合、検察は再び捜査を行いますが、最終的な起訴判断は、現行法では検察官に委ねられています。来年施行の改正法では、裁判所が指名する弁護士により起訴が行なわれます。
それはさておき。
このような確信犯に対して逮捕が必要だったのか、はちょっと考えたほうが良いかも知れない。グリーンピースが行ったことは全き犯罪であるから、捜査の上で司法の裁きにかけることは必要だが、そこに逮捕が必要であったかは、多少疑問がある。逮捕と拘留は被疑者に証拠隠滅や逃亡の虞がある場合に認められるものであって、被疑者が捜査機関からの出頭要請に応えている限りは必要ないものなんですよね、本来は。
本件については被疑者たちが確信犯であるため、保身を図るとは考えにくいのですが……。
まあ、保釈請求するだろうから、その後かな。
ところで、グリーンピースの非合法的な調査手法については一切触れず、連中の言い分を垂れ流している濠洲のニュースサイトはどうにかならんものか。
「平安人は勉強家? 九九を何度も練習 豊岡の木簡」とかいう記事を見ながら、まさかこの木管を書いた主も一千と百年以上も後の世に恥を晒すことになるとは夢にも思っていなかっただろうな……とか思った。9世紀頃の手書き文字というだけで充分貴重なんだけど、当時の人間が九九を学んでいたことや、間違えていたことなどがかくて後世に伝えられたのであった……。南無。
祢布ケ森遺跡は但馬国国府跡と考えられている遺跡。平安初期の役人達がここに詰めていたわけで、その他数多くの出土木簡から、当時の役所の姿を伝える重要な遺構。
そう言えば日本古代木簡字典ってもう出たんだっけ?
slashdot.jp経由、「コーヒーメーカーの脆弱性が発覚」と。
これは大変です。RFC2324の速やかな改訂が必要でしょう。
やはりコーヒーメーカーにもファイアウォールは必要だったんだよ!!
これまたslashdot経由で、「Probe shows kiddie porn rap was bogus」という困ったニュース。
職場で使っていたPCがマルウェアに感染し、そのマルウェアによって児童ポルノがダウンロードされ、それが見つかって解雇、そして刑事訴追へ……という、まさに“単純所持の違法化”によって危惧される最悪のケースをそのまま辿っているなぁ。
このニュースが日本で翻訳されて紹介されることがないだろうというのが、些か残念だけど。
「弁護士の隣に被告席=裁判員制度で実現へ−偏見排除へ見直し容認・法務省」という記事があった。
戦前の法廷では、被告人の正面に裁判官と検事、横に弁護士という配置だったと聞きますので、それから比べると隨分変わりますね。
とかく日本では逮捕起訴されたら犯罪者扱いという風潮が拔けませんので、裁判員制度導入を前に、このような配置換えとなったんだそうです。むべなるかな。
本家グリーンピースが日本メンバーの釈放を求めるメール発信を行っている。彼らの事情説明は陰謀論に満ちているな。日本の国家的腐敗だとか書いてある。
むしろ日本から「合法的活動を求める署名」とか集めて送ってやりたい気分なんだがね。
とりあえずグリーンピース・ジャパンの特定非営利活動法人格は剥奪すべきじゃないかと。犯罪組織が法人格を持つのは宜しくないですから。
朝のNHKのニュースで「クイックショナリー2漢字リーダー」が紹介されていた。
モニターとしてイスラエルの大学で日本語を学んでいる学生さんが紹介されていて、漢字を調べる手間が大幅に減ったとかなんとか。
確かに春遍雀來編の漢英字典を買ってSKIPを憶えるより遙かに楽そうだ。
ただ、放送中にも指摘されていたが、片仮名の「ロ」と漢字の「口」などの区別が難しいと言う話。ま、そりゃそうだ。
他にも同綴異音異義語の問題も厄介だね。「市場」みたいに「いちば」と読むか「しじょう」と読むかで意味が異なるものがある。
昨年来航した深圳の親善訪問に対する答礼として、海上自衞隊の護衛艦さざなみ(たかなみ級護衛艦)が中国広東省湛江へ入港したそうな。
日本の軍艦が中国に入港するのは第二次大戦後初と言うことで、中国でもそれなりに大きな採り上げられ方をしているみたい。Google Newsでざっくり眺めた感触では、記事の本数は多いけど内容は全般的に抑制的で、また中国のニュースサイトには必ずあるコメント欄も静かなもの。
本当に興味がないのか、あるいは大げさにしたくないと考えているのか。
まあ、どっちであれ、こういった交流は回を重ねていけば自然と「当たり前のこと」になって、何とも思わなくなります。そしてそれが目的でもあります。
やや旧聞になるが、英Times紙がTimes Archiveとして1785年から1985年までの記事を提供し始めたそうな。
何と素晴らしいことか……。
ちなみに国内でも有料の新聞記事データベース検索はいくつもありますし、読売新聞は明治大正昭和の記事データをCD-ROM/DVD-ROMで販売しています……が、とても個人で買える価格ではない。
今回のTimesのそれは、個人利用に限れば登録のみで無償というのが素晴らしいのです。
KDDIの子会社、KDDIエボルバが国内電報業務に参入とか。
米国では2006年に一旦幕を下ろした電報ですが(WUの撤退を受けてiTelegramというサービスが立ち上がっている)、極東のこの栄えある国ではいかなる事情か電報は現在もなお年2000万件以上の需要があるらしく、新規業者の参入となった模様。
この科学技術の発展著しい21世紀、それもテクノロジーの国として知られる謎の国ニッポンから発せられたこのニュースは間を置かず翻訳され、世界に配信された。
世界の方々がこのニュースをどのように受け止めたのかは、定かではない。
大阪府警は23日、関大文学部3回生の忍足渡夢(おしたり・とむ)(20)=同市千里山高塚=と高校1年の内田ニコラス星斗(ほしと)(22)=同市上山手町=の両容疑者を同法違反(譲り受け)の疑いで逮捕した。あんまりとやかく言いたくないけど、親の顔が見てみたいよ。一体何考えてそんな名前付けたんだ……?
なんか日本人がイタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをしたとかで話題になっている模様。
悪いことは悪いので処分は必要でしょうが、ある程度の割合でこの種の人が出てくるのはしょうがないよねとも思う。つまり、予防できない類の病気じゃないかと。
建造物を見れば名を刻みたくなるのはどうもある程度広汎に見られる人間の性のようで、珍走団が壁に名前をスプレーで吹きつけるのもそうだし、観光地と見れば名前を書いていく奴も後を知れない。
古くは寛永年間にアンコール・ワット遺跡を訪れた肥前松浦藩士・森本右近太夫が落書きを残したのが知られるように、ある程度は人間の宿痾であると割り切る必要はあるかと思います。
ただし、罰は与えるけどな。
最初「誰が買うんだこんなもの」と思ったものの、そういえば親指シフトキーボードを搭載したノートパソコンなどというものを勇んで買うような人に、心当たりがあった。
秋葉原で刃物狩りをしていた警官が、傷を負う事件があった模様。
そんなな刃物狩りなんてことをしていなければ、事件も起きなかったろうに。たかだかツールナイフ一本じゃないか。
なんでそんな馬鹿々々しいことに警察の貴重なリソースを割かねばならんの?
不可逆圧縮信者はともかく、常識人の私はFLACを常用しているのですが、不満がないわけでもなくて、基本的にコマンドラインツールなので致し方なくあれこれスクリプトを組んで自動化していて案外面倒です。
で、今日flacTGFというGUIがあることを知った。
きしもとくんが「日本マスコミの問題点」とか書いているわけだが、最近の大学の一般教養レベルで大漢和や日本国語大辞典が出てくるかどうか、極めて怪しいものだと思ったり思わなかったり。
IT Mediaの「読めない、書けない——漢字をどうする?」なんて記事を見ると、きしもと君の言う一般教養とは身に付けることが最終目的となるものではないかという気がしなくもない。
それはともかく、「読めない、書けない——漢字をどうする?」の記事について言えば、机の上に電子辞書でも良いから国語辞典と漢和辞典を置いておけという話ですな。もっとも、漢和辞典は引き方を身に付ける必要がある辞書ですから、持っているだけでは意味がありませんけども。
あー。でも最近はタッチペンで直接書けるやつもあるか。それに先日紹介したクイックショナリー2漢字リーダーとかもあるしなぁ。
今ふと思ったけど、ケータイのカメラ使えばクイックショナリー2漢字リーダーみたいなのってケータイに押し込められるんじゃないかねぇ。そうすればもう何も恐れるものはない、って感じだ。ちなみに私は袖珍版の国語辞典を持ち歩いてるけどね。
ただ……記事について言えば、女郎花も梔も読めて当り前だと思うね。例が少々悪いと思う。
本日新装開店した新・北区中央図書館(赤レンガ図書館)を観に行きたかったのだが、結局その暇がなかった。
旧中央図書館が自宅からの最寄り図書館だったのだが、移転によってかなり遠くなってしまった。坂も登らないといけないし……。文化センター図書館も閉館しちゃって、結局統廃合の一種じゃぁ……。
「「大隈重信は何した人?」明治の偉人も小6の正答率3割以下」という記事を読んで、学力低下よりも指導要領か指導方法に問題があるんじゃないかと素直に思いました。
子供の正答率が高かった人として「卑弥呼」「フランシスコ・ザビエル」「マシュー・ペリー」「野口英世」「雪舟」っちゅーのは、どんなもんかと。極端な言い方をすると、卑弥呼と野口と雪舟は、特に学ぶ必要がある人物じゃないよね。名前知ってれば良いレベル。ペリーも、与えた影響は大きいが、本人の業績となるとそれほどでもない。ザビエルはイエズス会の創始者の一人として、カトリックの世界布教の文脈に於いて極めて重要な人物ですが、恐らくここでは「日本にキリスト教を伝えた人」くらいの意味でしかあるまい。
となると、歴史上重要な人は……?ということになってしまう。
逆に低かった方の大久保利通、木戸孝允、大隈重信、小村寿太郎、明治天皇となると、明治期の日本近代史を彩る錚々たる重鎭であって、誰一人欠かすことができない。解説しようにも業績が多すぎてとても紙幅が足りない。この頃の日本というのは、近代化の流れの中でそれこそ上から下までシャカリキになっていた時期なので、学ぶべきことが非常に多いのだが、一方で古代から始まる歴史の授業の一番最後になってしまうことから、充分な時間を充当できないという問題はかねてから指摘されているところです。
しかし、教師の側も「指導に時間をかけた人物」が織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、「時間をかけなかった」のが東郷平八郎、木戸孝允、勝海舟というのは巫山戯ているとしか思えない。東郷はともかく、木戸孝允と勝海舟は力を入れねばあかんだろう。どっちも日本の近代の幕開けを担った大人物だぞ。
これはやはり、指導要領/指導方法を検討する必要があるんじゃないでしょうかねぇ。
昨日の今日だけど、今度はなにやら「沖縄戦、原爆など初めて記載 新学習指導要領解説書」とかなんとか。
事実が真実に駆逐されていく様を見るのはもの悲しいものです。
何が悲しくて小学校の頃からンな史実を詰め込まにゃならんのか。特に戦争とは相手がいることですから、容易に憎悪へと転化し易いものです。教師がちょっと匙加減を操るだけで、容易に「米軍は悪」とか「旧日本軍は悪」といった“見方”を植え付けられるでしょう。実際にはそんな単純なものじゃないのですが。
私としてはそのような教えるのも理解するのも難しいものは、もう少し精神が発達してからでも良いのではないかと思います。
特に、自分の正しさを信じて疑わない教師などが現場に居る以上、そのような複雑な事例は課程に載せるべきではないかと思いますな。