哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2006年2月分

Caution!
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、並びにパーソナルメディア社は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2006年2月1日(水曜日)
 えー、bottom.htmlの先頭部分が鬱陶しいほどに伸びてしまったという事情から、こーゆー形態を取ってみました。本当はきちんとスクリプト組んで最新5日分だけをbottom.htmlに〜とかすりゃいいんですが、それをやったが最後、「文科系的日常」ではなくなってしまいそーな気がしたので、こういう形で。
 blog? なにそれ? 美味しい?

 ちょっと豆知識。
 普通「ひらく」と言ったら「開く」なんだけど、開拓するようなときには「拓く」って書くこともある。更に珍しい用法としては「啓く」ってのがあるが、「蒙を啓く」(即ち「啓蒙」)、「進路を啓く」(「啓開する」)などのように使う。
 それほど難しい用法でもないのだが、珍しいという話。
 なぜか最近漢字に自信が無くなった人が居るらしいので。

 「イ・スンヨプ、巨人宮崎キャンプ恒例の青島神社参拝不参加」ってのは、なんなんでしょ? 別に信教の自由の問題だから、参拝に参加しなくても僕はどうとも思わないのだけど、記事の方が明らかに変。
 「日本の軍国主義の象徴である神社」って何ですかそれは。まるで神道そのものが軍国主義の権化みたいじゃないか。
 もしかして韓国人は日本の神道を根絶やしにするまで矛を收める気がないんじゃないかと勘繰ってしまいそうになります。

 キー三つだけかよ。意味ねぇ……。
 話のネタにはなるだろうけど、それだけだな。

 講談社ブルーバックスのとある本工作舎の某本に良く似ていることについて工作者からタレ込みがあったので載せておく。
 今後の展開を興味深く見守ることにする。

 きさらちゃんの日記経由、「後藤弘茂のWeekly海外ニュース ヘテロジニアスマルチコアも視野に入れたAMD」を読んで。
 AMDはK9コアがどっか行っちゃって、今後どーするのかと思っていたんですが、K8コアで2008年まで凌ぐんですか。そらまた無茶苦茶な……。で、その代わりコプロを載せて特定処理を分担させるヘテロジニアスマルチコア化を行う、と。
 そう言えば某所で、ヘテロジニアスマルチコアで特権コアとユーザコアを分離して、特権コアはOS動作に専念させちまえばいいんじゃないかというアイデアが出て、それは結構いいアイデアなんじゃないかとYashiromannくんに全てが投げられたなんてことがありました。とりあえずそのアイデアは先日のBクラで先生に投げてきました。
 こうやって既成事実は作られていくんですね(謎)。


2006年2月2日(木曜日)
 画伯のblogで「防衛特定財源」という話が出た。
 いきなりなアイデアの割には、案外と面白いんじゃなかろうか。
 特定財源は特別性・緊急性が求められる特定の事業に対し、特別な会計を立て、そのための收入源として用意するものです。ちょっと調べてみると、特別会計は現在31あるそうな。
  • 国有林野事業特別会計
  • 地震再保険特別会計
  • 厚生保険特別会計
  • 船員保険特別会計
  • 国民年金特別会計
  • 労働保険特別会計
  • 農業共済再保険特別会計
  • 森林保険特別会計
  • 漁船再保険及漁業共済保険特別会計
  • 貿易再保険特別会計
  • 国営土地改良事業特別会計
  • 道路整備特別会計
  • 治水特別会計
  • 港湾整備特別会計
  • 空港整備特別会計
  • 登記特別会計
  • 特定国有財産整備特別会計
  • 国立高度専門医療センター特別会計
  • 食糧管理特別会計
  • 農業経営基盤強化措置特別会計
  • 特許特別会計
  • 自動車検査登録特別会計
  • 自動車損害賠償保障事業特別会計
  • 産業投資特別会計
  • 都市開発資金融通特別会計
  • 財政融資資金特別会計
  • 外国為替資金特別会計
  • 交付税及び譲与税配付金特別会計
  • 国債整理基金特別会計
  • 電源開発促進対策特別会計
  • 石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計
 全部が全部特定財源を持っているわけではない(一般会計からの繰り入れも多い)そうですが、統合した方がいいんじゃないかとか廃止した方がいいんじゃないかと思うものもちらほら見え隠れしますな。
 それはともかく、現在の日本を取り巻く国際関係を鑑みるに、戦争ヤる気満々な隣国が複数存在し、国防の強化は特別性・緊急性のある事業であると考えられます。現在存在する特別会計のうちいくつかを廃止し、特定財源を擁する「防衛整備特別会計」などを創設し、ミサイル防衛や兵器研究・開発など、直接戦力整備には繋がらないものの、将来的な防衛力整備に資する研究開発などを分離してみてはいかがでしょうか。
 こうすれば、一々馬鹿馬鹿しい国会審議を経る必要もなく、比較的自由に大きな金額を、失敗の可能性も少なくない研究開発に宛てられるのではないかと。

 で、その自衛隊に対する立場の話なんですが……「自衛隊「違憲」と転換 社民が宣言案ですか……。
 首から上の器官に重大な問題が存在するのではないか?
 非常に個人的な意見なのですが、社民党がこんなことを言い出せば、結果的に「改憲して自衛隊を合憲化するしかない」という結論に落ち着くだけじゃないかと思いますよ。そうすれば違憲かどうかなんて不毛な議論が必要なくなりますからね。
 自衛隊と呼ぶかどうかはともかく、国防のための武力組織の必要性については殆ど異論がないと思います。社民党ですら、国境警備隊に改編するつもりだそうですからして。そうすると、社民党の案は当然のように「国境警備隊は合憲か否か」という問題を生起させることが予想されるわけで、なんでそんな馬鹿馬鹿しい提案をわざわざ飲まねばならんのかと思ってしまいます。議論が続くんなら現状維持でいいし、議論を收束させるなら改憲しちゃった方が早い。

 「音楽CD、再販対象から除外をですか。いよいよ動きが出てきましたな。折角だから書籍・新聞も段階的に見直すべきだとは思いますが、それはともあれ、音楽業界はこれで媒体商売から脱却を余儀なくされるんじゃないでしょうかね。


2006年2月3日(金曜日)
 節分……ってことは、明日が立春ということか?

 国会図書館独立行政法人化しようという動きがあるそうな。独立行政法人化そのものは利点も欠点もある話なので、良い悪いとは思わないけど……。
 国会図書館の問題は人員で、司書を始めとする専門職が不足気味なのに、図書館のトの字も知らないような天下りが国会から降りてくるってのが問題になってました。法改正があったので多少はマシになるかもしれませんが。
 独立行政法人化がそれらを解消する手立てとして有效だと言うのであればそれは歓迎すべきですし、そうでないならば避けるべきでしょう。所詮、そんなの手段に過ぎませんから。
 一個人利用者としては、不利益より利得の方が大きいように感じます(印象)。
 ただ、国会議員の方にとっては、不利益のような気がしますな。

 「刑法犯の減少率戦後最高 高齢者の摘発は急増だそうな。
 やはり今後は、漸減傾向にある少年犯罪よりも、老人犯罪の増加に注意していく必要があるだろう。何しろ今後65歳を迎える世代は、少年時代には少年犯罪を増やし、青年時代には石畳を引っぺがして警官隊に投げ付けていた世代だ。過激な暴力行動については、過去最も悪い前例を打立ててきた実績がある。
 こういった世代が会社という軛を失った後、どのような行動に走るか予想も出来ない。
 皆さん、今後は老人に注意ですっっ!

 ハンセン氏病補償法の改正が可決成立したそうな。補償対象が、戦前大日本帝国臣民であった韓国・朝鮮・台湾人にまで拡大されました。
 やはりこれは国家の責任ではないかと思います。
 しかし間違ってもこれを殖民地政策の謝罪だと考えてはいけません。これは誤った施策に対する補償を平等に行うという原則上必要な処置だからです。
 本来であれば韓国や台湾が日本から分離されたときに適切に処理されなければならなかったものなのですが、当時のゴタゴタは現在もなお片付いておらず、日本の責任を果たすことが出来るようになったことを喜ばしく思います。


2006年2月4日(土曜日)
 こんな寒い立春もあったものかと言うくらい寒かった。

 欧州の方で、新聞の風刺戯画に予言者モハメッドを描いたらイスラム世界からの反発がもの凄い勢いで出て、大使館に火を放つような騒ぎになったとか。
 言論の自由と宗教の対立とかいう構図で報道されている例が多いようですが、果たして本当かね。こういう大規模抗議が起きている時ってのは、大抵原因なんてただの引鉄に過ぎなくて、積もり積もった別種の不満が火種を得て炎上しているだけってことが多いんだよね。果たして抗議行動を取っているイスラムの中で、どのくらいがちゃんと問題の風刺画を見、記事を読んだことがあるのやら知れたもんじゃない。報道を見る限り、既にデマが流布しているみたいだしねぇ。
 だから一層厄介なんだけど。
 この構図は日本と中国・韓国の間にも見られて、やれ歴史認識だ妄言だと騒ぎ立ててデモだの投石だの放火だのを行うけど、連中は実際には物事の原因も経緯も把握していなくて、ただ世論とか風潮とかに乗っかってその最前線にいるだけだったりする。
 正確な情報が伝わるルートがないと、話は余計さらに歪められ、尖鋭化したデマが飛び交い、騒ぎが拡大再生産される。日本もかつて色々経験したわな。
 結局は教育しか方法はないんだろうなぁ。教育のないところに情報ツールだけが入り込むと、碌なことにならないってのはここ20年の教訓みたいなもんだから……。

 ウォン高が素晴らしい勢いで進行しており、貿易依存度が極めて高い韓国はデッドラインに指がかかっていると評判ですが、本日は日韓財務相会談があったそうな。
 協調介入でも申し込んでくるかなぁと思ってたんだけど、結局、現在片務である通貨スワップを双務にして、額面を増やしただけに留まったそうな。
 とりあえず、一安心って所か。

 不穏といえばイランの核開発問題もどこへ行くやらって感じです。IAEA国連安保理へ問題を付託することに決めちゃったので、経済制裁から最悪武力行使なんてこともありえますわな。
 イランは自国の石油市場への影響力を鑑みて瀬戸際外交を展開しているように見えますが、あまり良い傾向には見えませんね。日本としても大手石油輸入国の一つなので、下手打たれては困るんですけども。


2006年2月5日(日曜日)
 「土地争いで住民が銃撃戦 中国広東省、20人以上負傷とかなんとか。古代末の日本みたいな話だな。
 古代(つまり平安期)の日本は治安組織が京にしかなかったので、地方では自らの生命財産は自らで守るしかありませんでした。なかなか素敵な自由の時代で、地方では群盗が跋扈し、度々軍団が派遣されたりしたわけですが、あまり効果は上がらなかったようです。結果的に武装し実戦を潜り拔けた下級貴族や下級官吏らが地方において武士となるわけです。さらに時代が下ると、地方において力を持った武士達が政権を奪取するに至ります。この辺、隨分荒っぽい時代だったらしく、中世の訴文を読ませられたことがありますが、悪口を言ったの言わないので殺し合いになるという、なんかどっかのヤクザを見ているような有り様でした
 文献上中国はこのような治安崩壊状態ではなかったと思うのですが、どうもそのうち武士でも誕生しそうな勢いですな……。

 ロシアの警備艇が密猟船を追って日本領海に入り込んでしまったとか。一応国際法的には、ロシア側にあった追跡権は、対象船が日本領海に入った段階で消失することになります。しかし、たしかちょっと前には、同じ国境警備の航空機が、船舶を追って日本領空に入ってしまうという間拔けを晒したばかりだというのに、ロシアも大変そうですな。
 あんまりこういうことが続くようでは困るので、日本とロシアの関係機関がよく協議して連絡を密にするなり、共同訓練を行うなりの対策が必要でしょうね。
 流石に問答無用で討ち果たす訳にもいきませんからして。


2006年2月6日(月曜日)
 東芝ウェスティングハウスの全株式を取得するというが。
 東芝の原子炉ってGEの沸騰水型を技術導入したものだったのに、これで加圧水型の技術も手に入れることになりますね。すげーや(棒読み)。
 しかし……許可下りるんかね?

 日本テレビの「ニュース プラス1」が、無料でネットに流されるそうな。
 正直、もの凄く便利ですねぇ。いや、今までも「日テレNEWS24」とかありましたけど。
 不規則生活を送っていると、ニュース番組を見ようと思い立った時間が午前4時とか馬鹿みたいな時間になることもありまして、こういうサービスは実にあり難いですな。
 NetTransportとか使って手許にファイルしておけばビデオみたいに見れるかね。

 防衛施設庁の談合事件が話題になってますが、この防衛施設庁って、調べてみても謎の組織ですなぁ。防衛庁の外局ってことになってるけど、実際には防衛庁より古い組織なんだね。元々は進駐軍への物資・役務調達の任にあたる特別調達庁で、これが紆余曲折の果てに防衛庁の一部となっているけど、人員などの交流はないとか。
 これも戦後の負債の一つなんでしょうかねぇ。

 麻生外相について。
 本人の政治的志向はともあれ、やはり外相としての資質には疑問が……。
 あんな“正直”な外相ってネゴシエイタとしてどうよ?


2006年2月7日(火曜日)
 朝の天気予報によると、隨分な陽気になる……と聞いていたのだが、ペダルを漕ぐ足が攣りそうになるくらい寒かったねぇ。

 酒井さんからのツッコミを受けて、言われてみればそりゃそうだ。

 「フランス:移民選別受け入れ法案提出へ 昨秋の暴動受けですか。最近フランス共和国の自由(Liberté)・平等(Égalité)・博愛(Fraternité)という言葉の意味するものの難しさを痛感しております。
 移民の制限は各国の裁量だと思いますので、フランス語を勉強しろとかいうのも自由だとは思いますが……日本が取り立てて制限が厳しいわけではなくなりそうだな、このままでは。
 そういう観点からは、日本の入国条件って、昔からあまり変わっていないように感じますな。良くも悪くも。

 ロシアの国境侵入の件で「露、相次ぐ国境侵犯 再三抗議に謝罪なし 「異例の事態」と日本側とかいう痛い話。
 いたたたた……。
 ロシア、大丈夫か……。相互不信を煽っちゃうと、たどりつくところはヤバいところだよー。


2006年2月8日(水曜日)
 歯科へ行って診察を受ける。右下の埋伏智歯が七番を押してくれて、歯が微妙にぐらつくのが気になるのだ。
 レントゲンを撮って状態を確認し、とりあえず「経過観察」となる。
 あと、ついでに歯石取りなどを。
 レントゲンのコピーを頼んだら、明日も受診することに。

 「米電信会社、150年以上に及ぶ電報サービスに幕」とな。
 記事によれば今回電報を廃業したウェスタン・ユニオン社が電報業務を始めたのが1856年だそうですので、なるほど150年というわけですね。電報の技術は1832年から、電報のサービスは1839年から存在するそうで、各地諸所に分散していた電報会社が大同団結したのがWUであった、と。しかし技術の発展と共に電報は次第に使われなくなり、米国での昨年の実績はわずか2万通であった、と。
 翻って、かつては緑の自転車で運ばれていた日本の電報ですが、日本での開業は1869(明治2)年、東京‐横浜間ということですから、明治政府が頑張った跡が伺えます。日本の電報も、電話やその他通信技術の発達普及と共にその「緊急連絡手段」としての役目は終えたように思えますが、調べてみると日本での電報は年4700万通以上発信されているそうな。米国の2,350倍だ! 一体なにが起きている!?と驚く所ですが、その殆どが慶弔用と聞いて、納得。
 そうね、日本人って、好きよね、祝電・弔電……。
 私もかつては職務として電報を大量に出す仕事をしていたので、なるほどと思いました。しかも、電話はもとより、FAXやインターネット経由での申込みができるなど利便性が高い上、様々な台紙があり、目移りして、祝電など送る際には選ぶのにかなり悩んでしまいます。
 どうやら日本での電報は当面安泰のようです。
 しかし、そうなると果たして日本と米国のこの差が一体なにによって生み出されてきたのか気になる所ですが、とりあえず軽く調べた範囲では論文などは見当たりませんでした。単なるNTTの営業努力によるものなのか、文化的差違に基づくものなのか。
 なかなか世界には謎が多くて困りますね(笑)。


2006年2月9日(木曜日)
 藤田元司元ジャイアンツ監督死去。享年74歳。
 現役時代は存じ上げませんが、その監督としての手腕、特に“手堅い野球”をやらせたら右に出るものがない堅実さが忘れられません。
 深く哀悼の意を表します。

 テレビはNHKくらいしか見なくなって久しいので、画伯が採り上げるまでTVコマーシャルまで打っているとは知らなかったのだけれども、朝日新聞社の「ジャーナリスト宣言」について。

「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。ジャーナリスト宣言。朝日新聞」
……と並ぶ言葉として、2月2日の社説で「寛仁さま 発言はもう控えては」と三笠若宮寬仁親王殿下に言を慎めと書いたことを思い出させてくれます自分達の発言はいいけど、他人の発言は尊重しない、そんな素敵な姿勢が浮かび上がってくるようです。

 謎の永世中立国として一部で有名なトルクメニスタンですが、高齢者10万人の年金ゼロにするそうな。
 確か去年は、医者を減らして軍人として地方に配備したりしていなかっただろうか。でも虐殺してないからカンボジアよりマシだね!
 トルクメニスタンから届く記事(こことかここ参照)って、実にイイ感じでぶっ壊れた記事が多くて、首都の広場にある高さ14mのニヤゾフ終身大統領の像は太陽に向かって回転するとか言われても驚きもしませんな(笑)。
 日本人の“永世中立国”感を根こそぎ破壊するような国ですな。


2006年2月10日(金曜日)
 もうなんか書かずにおれないので、思い切って書こう。
 藤田監督時代のジャイアンツの成績。
年度 順位 試合数 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差 チーム本塁打 チーム打率 チーム防御率
1981(昭和56)年 1位 130 73 48 9 .603 135 .268 2.88
1982(昭和57)年 2位 130 66 50 14 .566 0.5 133 .254 2.93
1983(昭和58)年 1位 130 72 50 8 .590 156 .275 3.77
1989(平成元)年 1位 130 84 44 2 .656 106 .263 2.56
1990(平成2)年 1位 130 88 42 0 .677 134 .267 2.83
1991(平成3)年 4位 130 66 64 0 .508 8 128 .253 3.72
1992(平成4)年 2位 130 67 63 0 .515 2 139 .262 3.69
 去年のジャイアンツのチーム防御率は4.80。一昨年は4.50。その前は4.43。ちなみに、昨シーズンセントラルリーグ優勝のタイガースのチーム防御率は3.24、一昨年のドラゴンズは3.86。2005年アジア覇者マリーンズのレギュラーシーズンチーム防御率が3.21。
 チーム防御率ってのは、要するに一試合で何点失うか、という数字。当然小さい方が良いわけだが、下げるのは非常に難しい。
 平成元年、2年頃のジャイアンツの数字は、5点勝負と言われる現代野球としては破格に近い。鬼のような「守りの野球」だ。
 思い出してみると、1989年頃のオーダーというと、1番緒方、2番川相、3番篠塚、4番原、5番クロマティ、6番岡崎、7番駒田、8番中尾……といった感じで、他にも中畑や山倉、吉村、村田、上田、井上らがいて、一人一人をみると傑出した選手というわけではないが、全体としてのチームバランスはとても良かったように思う。特に篠塚‐川相の二遊間は芸術だった。
 投手陣に至っては、斎藤槙原桑田という空前絶後の三本柱を擁し、水野宮本香田ガリクソンらが控えていた。まさに投手王国。確かにこの面子なら、シーズンチーム防御率が3点を切ってもおかしくない。
 野球の面白さは、ホームランの数じゃない。いかに点をやらないかが基本なんだと僕に教えてくれたのが、藤田巨人だった。

 野球といえばWorld Baseball Classicアジア予選が来月に迫っております。
 日本が出場する予選Aグループは、日本、韓国、台湾、中国の四箇国による総当たり戦。2次リーグに出場できるのはこの中の2箇国。
 正直、1位は日本で搖るがないと考えます。もし韓国に敗けても、台湾・中国に取りこぼしをするとは思えないので、1次予選の通過は間違いないでしょう。
 脱落するのは無論中国で、昨年のアジアカップから特段の進化がない限り、リーグ内の1チームに敗北するナショナルチームが、この予選ラウンドを通過する可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。
 注目は実は韓国と台湾で、3年前のアテネ五輪予選でまさかの番狂わせを起こして以来、実は台湾ナショナルチームは韓国ナショナルチームに対して4連勝を飾っていたりします。韓国側が今一つ意気が上がっていないという点を差し引いても、両国で熾烈な2位争いをすることが予想されます。
 そしてなんとこの両者は、初日初戦でぶつかるのでありました……!

 「首相「NHKの英語放送拡充を」 国内向けと海外発信ですか。悪くない着想だとは思いますよ。それこそ地上デジタルで帯域が空く(予定)のですから、外国語放送専門のチャンネルとか用意しても良いのではないですかね。日本の場合、英語とスペイン語あたりが多数派でしょうか。プラス、中国語韓国語、地域によってはロシア語って辺りでしょうかね。アフリカ系の人は比較的少ないので、フランス語は需要が少ないでしょうか。
 ただ、個人的には海外向けの日本語放送の拡充の方をお願いしたい所です。主要な関係国で国内と同等の番組が視聴ができるとなれば、NHKの株もまた上がるでしょうし。


2006年2月11日(土曜日)
 「「キリストは実在しなかった」と牧師を訴えた男性という記事を読んでまず、違和感を覚えました。
 考えるまでもなく、イタリアはカトリック教国で、「牧師」とはプロテスタントの教職を示す言葉です。イタリアにおいてプロテスタントが皆無とは思いませんが、相当な少数派であることは間違いないでしょう。
 果たしてこの記事は正しいのか?
 疑問は解かれねばならなりません。
 というわけで原文を探し出したのですが、“priest”とありました。恐らくこれを「牧師」と訳したのでしょうが、現地の情勢を考えれば、これは「司祭」と訳すのが適当だったのではないかと思います。
 もしかしたら、違うソースからプロテスタントの牧師であることが分かる内容があったのかもしれませんが……私には読み取れませんでした。

 で、肝腎の記事の内容については……特にコメントないです。
 この神父さんが「こんな足の裏では死んでしまう! 壺を買わないといけません!」とか言っていたんでもなければ、どうでも良いことなのではなかろうか。イエス・キリストは多分実在の人物だとは思うんだけど、証拠といわれても困るしねぇ。
 明確な被害者が存在するんでなければ、宗教なんて信じている人間が幸せなんだろうから、放っとけばええねん。


2006年2月12日(日曜日)
 今年の早稲田は強いな、と大学選手権の決勝で関学を着々と潰していく様子をテレビで観ながら思ってたんだけど、まさかトヨタを破るとは! 日本選手権準決勝では東芝府中と対戦。なんか観に行きたくなってきた。
# ラグビーの話です。

 「川崎の精密大手 核関連機器を不正輸出 警視庁、あすにも強制捜査 北に流出かですか……。先般のヤマハ発動機ヘリ輸出といい、どうも意識の低い事件が多いなぁ。故意にやってるから始末に負えないや。
 そういうことをすれば、回り回って、最後は自分達に災厄が降りかかってくるとは考えないんだろうか。考えないんだろうな……。
 日本は武器・兵器輸出に最も鋭敏な国の一つの筈なんですが、「兵器転用が可能な民生品」についてはこの有り様なんだよね。どうも危機感のあり方に問題があるような気がするんだ、この国って。

 僕の記憶が正しければ、長野県は教育熱が高い県として名が通っていたと思うんだけど、「1.4+3=1.7? 小五の4割が誤答、県教委調査っちゅーのは、なんなんでしょうか。
 そのうち民主的手続きによって「1.4+3=1.7」とか決議される日が来るのかもしれないなぁ。
 そんな時代にまでは生きていたくないやね。
 「1.4・3・+」とか小学生が書くような時代なら来ても全然OKだけどっ。


2006年2月13日(月曜日)
 「藤田監督への追悼」…ほろり。

 NHKスペシャルの再放送時間の確認をしようと思ったら、情報が更新されていない。仕方ないので番組表を繰ってみたら……なんですか、これは? 深夜時間帯はオリンピック一色じゃないか。
 冬季五輪はバイアスロンくらいしか興味なくて、そのバイアスロンも日本は入賞の目もないので放送は殆ど行われないため、僕としては観るものがない。
 というわけで、僕にとってはトリノ五輪なんぞ邪魔でしかないということに……。

 なんか防衛庁の省昇格は今国会見送りの公算が強くなったらしい。残念。
 しかし、防衛施設庁談合のせいっちゅーのは、とんだとばっちりだな……


2006年2月14日(火曜日)
 「中教審、「ゆとり」見直しの報告だそうで。
 私自身は、実はゆとり教育だろうが学力重視だろうが構わないと思っています。学校教育に求めるものは、水準の学力を持った人間を輩出すること、それだけです。それさえ満たされるなら、伸び伸び育てようがスパルタ教育を施そうが、自由というものです。勿論、受ける側の選ぶ権利を保障した上でね。
 さて、それでは「ゆとり教育」がなぜこのような批判に晒され、短期間の裡に撤回されるに至ったかといえば、それはひとえに「ゆとりを持たせるために学習課程を削った」ことに尽きます。上記の通り、学校教育の目的は水準の学力を持った人間を輩出することにあるのですが、この水準を下げてしまったわけです。そりゃ批判も受けるわな。
 ではどうしたら良かったのか。
 単純な話です。学習内容は減らせない、でもゆとりは持たせたい、ならば年限を伸ばせばいいんです。
 たとえば小学校が6年のところを7年、8年在籍できるようにすれば、その分ゆとりを持って学習ができます。勿論、6年で済ませられる子は6年で卒業したらいいですし、5年で終わった子がいれば5年で卒業させれば良い。その分、上級学校で学習に詰まったら時間をかければよろしい。
 どうしてこんな単純なことに気付かなかったんでしょうねぇ?>中教審
 こんなことだと、学力重視とか言ってもまた柔軟性に欠ける政策を決定したりしやしないか心配ですわ。

 米国のNew York Timesが麻生外相をこき下ろした社説を掲載したとかで、あちこちで報じられていますね。
 でも所詮NYTだもんなぁ……。
 NYTといえば、米国紙の中でも反日的な記事を載せるので有名な新聞ですんで、このくらいは書くんじゃないか〜って感じの内容ではあります。
 一番有名なのは、Norimitsu Onishi東京支局長ですけど、この人もどうも分からんのですよね。名前は日本人みたいなんですが、カナダ国籍で日系カナダ人だとか。外務省から抗議を受けるような記事を書く人なんですよね……。
 しかしこの社説、信じ難いくらい変だな。日本領海内で潜水艦を潜航させたり、EEZ内で調査を行ったりしている中国について、「China has no recent record of threatening Japan.(中国が日本に対し最近脅威を与えた記録はない)」っちゅーのはなんでしょうか。空自のスクランブルも中国軍機相手が増加しているんですがね。中国の軍事的脅威は先だって米国防総省も認めた所だってのに、一体なに寝言こいてるんですか、この社説は。

 ただ、麻生外相の“外相としての”資質には確かに疑問が。
 あんな正直に発言する人を外相に据えるってのは、どんなもんかと。


2006年2月15日(水曜日)
 歯科に行ったら、「予約日は明日ですよ」と言われた。orz...

 「乗っ取り機撃墜は違憲=連邦軍展開も認めずという時事電を読んで、じゃあどうすりゃいいんだ?と首を捻った
 テロリストが民間旅客機をハイジャックして高層ビルの密集する人口密集地に接近しています、さあどうしますか?とかいう状況になったら、違憲もへったくれもないような気がするけど。
 勿論そんなことをするテロリストが悪いんですが、放っておけば被害が5,000人規模、撃ち落とせば被害が300人程度となれば、申し訳ないけどそういう判断をしても責められないと思う。
 実際そういう場面で撃墜ってことになったら、緊急避難が認められんかな?

 著作権業界って、学習能力ないんか?>「ミスター&ミセス・スミス」のDVDにrootkit
 全く無関係というほど無関係じゃない身なので、色々思う所もあるわけですが、こういう消費者を蔑ろにした態度が、業界全体を危機に陥れかねないと危惧します。
 利用者あっての著作物なんですから〜。


2006年2月16日(木曜日)
 あー、今年も確定申告の季節か……。面倒くせぇ……。
 この苦しみを全国民で分け合うべく、源泉徴收制度の廃止を提言したい所。サラリーマンだけが年末調整他で納税申告を人任せにできるなんて不公平だっ。自分で毎回確定申告書書きやがれ!

 とはいえ、数年前から国税庁のweb siteとかで申告書を自動作成してくれて非常に便利になったので、昔ほど負担じゃないんですけどね。でも面倒なものは面倒だわさ。

 「作家フィリップ K. ディックをモデルに作られ、ディックの著作と伝記から構築されたAI人格を持つアンドロイド"Phil"が輸送中に失踪、製作元のHanson Robotics社では現在目撃情報を募集しています」……。
 “注:本当のニュースです”という注意書が必要なくらい、現実離れした話ですね。
 既に界隈では、攻性防壁に追われた電脳生命体がボディに入り込んで逃げ出したんだとか、ハリソン・フォードを呼んでこいだとか、きっと精巧な人形だから人込みに紛れているに違いないとか言われたい放題。あんまり精巧すぎて故PKDの魂が宿ってしまって、今頃作品の一つでも書いててくれるとかだと、読者は喜ぶのではなかろうか。

 怒濤の3月に備え、未読の切り崩しにかかり、2日で5冊とかいうペースで読んでいるのですが、今月に入って買ってきた本が20冊越えてる辺りでもう……。


2006年2月17日(金曜日)
 ちょっと寒さがぶり返したくらいで、覿面に体調を崩してしまっている自分に完敗。

 なんか民主党に証拠も出さずに他人を追及する素敵な代議士がいるとかで話題になってますね。なんか見たことある名前だなぁと思ってたら、この人前から色々風評のある人なんですねぇ。
 民主党が謝罪する羽目になんなきゃいいんですけど。
 個人的には、裁判が終わってからでもいいんじゃない?ってところ。

 MTSAT-2の射上げが明日に迫っていますが、一方で先月射上げた「だいち」からは着々と観測データが届いているようで善哉善哉。なんかこの辺の三次元地形データって、無意味にスクリーンセーバーとかでぐりぐり動かすと面白いかもとか思ったり。
 国内だけじゃなくて、外国の地形も基本的には撮れるんだよね、これ。


2006年2月18日(土曜日)
 H-2A F9射上げ成功おめでとー!
 MTSAT-2もとりあえずGTO(静止トランスファ軌道)に乗りましたので、このまま順調に軌道遷移が成功し、機器が正常動作すれば、念願の、念願の気象衛星の軌道予備機誕生です。
 さあ、次はΜ-V-8だ!

 JAXAになってから、報道発表に本当に力入れるようになったよね。報道だけじゃなくて、webを使った様々な情報発信が増えて、宇宙好きを地道に増やしている所なども、好感度高し。
 やはり一般大衆の支持を受けてこその宇宙開発だよね。
 もっともっと、宇宙が身近だと知ってもらえるようにしないとね。

 そうしないと、どっかの馬鹿どもが必要な予算措置を怠って、気象衛星がなくなったりするからな、この国の場合……。


2006年2月19日(日曜日)
 東芝府中の壁は厚かったな。でも、ここまでよく健鬪した!>早稲田

 コミティアだったんですが、特に新刊もなく、まったりと。
 その中で出た馬鹿話。
 日本でムハマンドを風刺画にしたら……やっぱり「ムハマンドたん」とかになるんだろうか、と。
 いや、絶対に止めてほしいが。


2006年2月20日(月曜日)
 税務署行って確定申告してきました。毎年3月頃にやってるんですが、どうも3月に入ると忙しくなりそうなので。

 「中国次官「13億人の心の問題」=政策対話で靖国参拝中止を要求」より、「(中国の)13億人の『心の問題』はどうするんだ」って、ナイィブな思春期の若者ぢゃないんだから……。
 それこそあれだ、中国お得意の報道官制で靖国関係の報道を一切シャットアウトすりゃいいんじゃね?(微笑)

 朝日新聞発『米の最新鋭戦闘機F22「日本への輸出有力」 専門紙とな。ちなみに記事内で触れられている米専門紙の記事はこちらで。
 現実問題として日本側はF-22が欲しいです。ロシアはともかく、中国、韓国両国は軍拡に邁進していますし、北朝鮮の危険度は下がっていません。台湾も遅まきながら軍拡競争に参画する様相を見せています。なぜか軍縮の真っ只中にいる日本としては、数の不利を質で補わねばならんわけでして、そのためにはF-22は現在取りうる最高の選択肢です。
 米国側は、まだ配備が開始されて間もない最新鋭機ということもあって、輸出には否定的でしたが、どうも風向きは変わりつつあるようです。
 本音を言えば国産戦鬪機を希望したい所なのですが、何分時間がない(2009年には配備を開始せねばならない)ものですから、現段階で取りうる最良の選択肢を選びたいものです。まだ紆余曲折はあるでしょうが……。


2006年2月21日(火曜日)
 次期南極観測船の建造が決まったそうで
 いやぁ、良かった良かった。
 でも“空白の一年”を作ってしまいましたけどね。2008〜09年は代替輸送で凌ぐそうですけど……。こういうところで金をけちってはいかんと思う。

 本日射上げが延期されたΜ‐V‐8ですが、明日の内之浦の天気も余り良くなさそう。なんとか射上げまで保ってくれるといいんだけど。
 現場の里見くんには頑張ってもらおう。


2006年2月22日(水曜日)
 島根県による竹島の日、らしい。
 パパッと解決する方法ないですかねぇー。

 『職務情報の削除指示 法務省、私物パソコンからですか。なんか対策にならない対策って感じですね。以前一度書いたことがありますが、どうもその頃から状況に変化がないようですな。まずは私物のPCを持ち込まずに済む環境を整えるのが第一歩だと思うのですが、どうもそういった意識が希薄であるように感じられます。

 産経新聞の論説に「【主張】国語教育 知にふたをする漢字制限」とかあって、ふーん……と。
 戦後期の漢字制限論を後押ししたのはむしろ新聞各社だったという歴史的事実を棚に上げているところが素敵です。
 漢字を教えることそのものには賛成ですが、何故今のような混乱を招来したのかについても、きちんと考察を深めてほしいものです。


2006年2月23日(木曜日)
 昨日の今日で何か予定調和的なものを感じますが、海自から大規模な情報漏洩というニュースが。Winny経由ってことですが、お話になりませんな。
 とりあえず大急ぎで漏洩した情報の価値を下げる対策を取って貰うとして、その次は原因の分析と対策の実行。関係者の処罰はその後ですな。漏洩させた隊員は警務隊に逮捕させて立件起訴というのが順当ですかね。
 どうも統幕の最初の仕事は三自衛隊に跨る情報機密保持対策になりそうな悪寒。
 自衛隊を含めて、官公署からのWinnyによる情報流出が一向に止まないのですが、拔本的な対策を国レベルで施する段階に来ているように思います。もっとも、その「対策」が「Winnyの違法化」になってしまいそうなのが、この国の首領の水準だったりするわけですが……。
 起きてしまったことは仕方がない。せめて備えよ。

 永田議員の件民主党内部が混乱しているようで。素人が見てもおかしいと思うようなメールをウラも取らずに証拠として振り回しちゃったんじゃ、勝負になりませんな。
 過去何度となくこの手の「自滅」を見てきているわけですが、こんなの見せられたら流石に政権を任せようって気にはなりませんがな。
 もう少し思慮深く行動してくれないものかと。


2006年2月24日(金曜日)
 「世界人口、65億に」とかなんとか。推計によると、明日、地球人口は65億人になるそうな。たしかつい最近60億を超えたとかで話題になってたと思ったが、調べてみたら1999年のことだったらしい。50億を越えたのが1987年というから、かなりの勢いで増えているね。
 思い出されるのは20億のバルタン星人が地球に亡命を求めてきた時、科特隊のイデ隊員が地球人口だって22億だとか言って共存の話を蹴った記憶が。そうかあの当時は20億かそこらしかいなかったのか、地球人。交渉決裂の果てにウルトラマンはバルタン星人を皆殺しにしたのですが(……)、子供心に生存競争って悲惨ね、とか刻みこまれたものです。
 今思えば、バルタン星人の20億くらい共存可能だったのかも。
 どうでもいいけど、初代ウルトラマンって、含蓄の深い話が多くてイイですよね。ジャミラとかシーボーズとか、容赦なくぶったおしていくウルトラマンが素敵です。

 さて、World Baseball Classicアジア予選まであと1週間となり、エキシビションマッチが始まりました。
 本日は日本代表対12球団選拔の第1戦。日本代表が7-0で快勝。ただ、黒田が打球を指に当てちゃったのが気になります。明日ももう一回12球団選拔と試合をして、他にも台湾対マリーンズや中国対ジャイアンツなどの試合が予定されております。


2006年2月25日(土曜日)
 先日海自の情報流出以後、報道で確認できる自衛隊の対策は大きく二点。
  1. 私物パソコンでの秘密情報取扱いの禁止
  2. 私物パソコンからのファイル共有ソフトの削除
 “とりあえす”感が強いですなぁ。陸自空自からの漏洩からは隨分日が経っているんだから、もうちょっと拔本的な対応ができてもおかしくないと思うんだけど。

 World Baseball Classicエキシビションマッチ第2戦。日本代表敗北〜。
 あららら〜。
 黒田も拔けちゃったし、なんか先行き不安……。


2006年2月26日(日曜日)
 最後の日々が過ぎていく……。

 なんかタイやらフィリピンやらで政情不安が吹き荒れてますなぁ。個人的には論評するほどの知識はないのですが、日本政府がどう対処しているのか、些か気になります。気を拔くと中国が動きかねないんで、そちらの牽制はしてると思うのですが。
 してるよな?

 World Baseball Classicアジア予選エキシビションマッチその3、日本代表対マリーンズ。5-1で日本代表勝利。二番二塁に入った西岡(マリーンズ)が攻守共に良い仕事しています。
 イチロー(マリナーズ)が一番に座る場合、その後ろを打つ選手の重要性が増しますからね。なかなか良い打線になってきているんじゃないでしょうか。


2006年2月27日(月曜日)
 そうか……。奴も鉄だったのか……。薄々そうじゃないかと疑ってはいたのだが。

 三月が近くなると、卒業式だ入学式だで、またぞろ君が代に反対する連中が増えてきますね。個人的には、国旗・国歌・国章へ敬意を払うのは一般的儀礼であると考えますので、これに無闇に反対するのは、品性を問われるんじゃないかと思いますが。
 ちなみに外国国旗・国章を毀損すると罪に問われる場合があります(刑法第92条)。
 話はずれましたが、とりあえず日の丸・君が代が嫌だというならば、幸い今は法律で定められていることでもありますので、法改正を目指せば良いのではなかろうかと。

 君が代が嫌だという人は多いのですが、じゃあどんな歌が良いのよ、って質問には答えらしい答えを聞いたことがないですな。
 他所の国がどうなっているのかと参考を求めると、「国歌の歌詞と日本語訳」なんてページに行き当たりました。
 血生臭い歌詞も少なくないですなぁ。
 フランスとか中国とか米国とか露国とか。
 鬪いだ勝利だ血だ神だと、放送コードに引っ掛かりそうな単語のオンパレード。日本以外のG7の中ではドイツが比較的マトモかな。流石敗戦国。イタリアはローマ帝国万歳だしカナダも神様が一杯……。
 こういうのに比べると、君が代って実に良い詩だと思うけどねぇ。

 国家といえば、台湾が国家統一綱領の運用停止表明をして話題を呼んでいますね。
 台湾が中華民国として“一つの中国”を中華人民共和国と同じように唱えている裡は、連中の争いはあくまで「国内問題」だわな。
 台湾政府側としても現状にそれほど不満がなかったってこともあるんだろうけど、SARSや鳥インフルエンザ問題など、独立国家として国際機関に加盟していないことのデメリットが最近になって明確化してきていたから、独立を志向すること自体は理解できるし、利得もあることです。
 問題は、日本はどうするのか、ですね。
 個人的には、情勢を見守りつつも、基本的に台湾の味方をすべきだと思っていますが。


2006年2月28日(火曜日)
 数日前からCPU Fan警告が出るようになって、騙し騙し使ってきたんだけど遂に限界っぽく。仕方ないので急場凌ぎに以前使っていた「デカい重いうるさい」の三拍子そろった巨大な銅製クーラーを取り付ける。
 起動すると……ああ、うるさい……。タービンブレードでも回っとんのかというくらい。
 Socket A用の静音クーラーってまだ売ってんのかなぁ……と訝しみつつ、神保町→秋葉原へ自転車でGo!
 自作系の店を数件巡ると、数は少ないながらもまだSocket A/Socket 370用のクーラーは数種類置いてあった。目についた19dBの静音CPUクーラーを買ってくる。
 自宅に戻って取り付けて、再起動。おお、前より静かになった(苦笑)。
 しかし考えてみると、半導体そのものはそうそう劣化しないにしても、ファンのような可動部品から駄目になっていくんだよな。Socket 7の頃はCPUにファンなんてまずなかったけど(K6-IIIの上位機種で少しあったかなぁ)、今やCPUからチップセット、GPUにまでファンが付いてる時代だもんなぁ。
 先日SioさんちのPCを診に行った時、M/B上のチップセット用のファンが作動不良起こしていたっけ。
 まあ、ファンが壊れるより前に性能が足りなくなるってことなんだろうけど……。(それも変な話なんだが)

 パーソナルコンピュータの道徳的損耗(moral obsolescence)が激しすぎるんじゃないかと思うわけだが、思ったからといってどうにかなる問題じゃないからなぁ。
 官公署におけるPCの配備不足にもこの辺が絡んでいるんだろうと想像はするんだけど。技術が進歩することによって、機械的にはまだ充分に稼動する産業機械が、利益を生む装置としての寿命を終えてしまうことを道徳的損耗と言うのは常識ですが、しかるにその激しく道徳的損耗を起こしてしまう機器を什器備品として備えねばならない方としては、この現象は堪ったもんじゃないわけだ。
 PCの減価償却期間、つまり税制上定められた「寿命」は4年間なわけですが、4年前のPCっつーと、2002年製でしょうか? 工夫すりゃ使えなくはないでしょうが、ド素人さんにぽんって渡してOfficeフルインストール!とかしたら結構大変なことになりそう。果たして目論見通りの生産性向上を成し遂げられるかどうか、難しい所です。
 となると、なかなか導入に踏み切れないというのもむべなるかな。特にPCは速い速度での陳腐化が想定されるだけにね。
 そういうときはリースにでもすりゃいいんでしょうけど、自衛隊だとそれも難しいか。それでもWinny入り私物PCよりゃマシって気はするけど。

 明日からまた勤め人生活ですよ。初日くらいはスーツ着ていくかぁ。