このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「共産党に海外メディア取材殺到 党員増なぜ?」ですか。
日本共産党って、本当に共産主義なのかどうかかなり怪しいところがあるような気もするのですが(^^;、正直申し上げますと、共産党が人気と言うより、他の野党があまりにもあんまりだからではないかと思います。
民主党は外交・防衛では全くアテにならず、社民党に現実対処能力があるとは党員ですら考えてないでしょうし、国民新党はある意味「古き良き(?)自民党」でしかないわけで。
書いててなんかどーしよーもない気分になってきた。
児童ポルノ規制法強化に反対していることからも、反自民批判票を入れるにはここしかないような気がしてきたよ。
そう言えばジンバブエ、から「危機のジンバブエ、大統領は盛大なパーティー開催」なんて話題。
一応去年の3月の大統領選挙以来擦った揉んだしていた新政権については、2月にムガベ大統領‐ツァンギライ首相という与野党連立政権が誕生したわけですが、大統領は相変わらずのようですな。
公務員の給与も米ドルで支払われるようになったため、天井知らずのインフレだったジンバブエ・ドルは名実共に唯の紙屑になったわけですが、この大統領様は一体どうやって米ドルを得ているのか、不思議に思わなくもないところです。
「歴史問題」を語る時、私は三つの必要不可欠な視点があると思います。
まずは政治的な視点。
まずはと初っ端に「政治」が来るなんて、想像を遙か彼方に超越していました。私なんか逆に「歴史学に政治なんか関係あるか!」と一蹴してしまう口ですが、この点の隔たりは小さいようで遙かに大きいですよ。日本では
日本が中国を相手取った戦争が侵略戦争だったかどうかに対する認識はそれだけで充分に議論の対象足りえます。まあ、9割方の人は侵略だったと考えるでしょうが、それを否定する意見が抑圧されることもまたありません(参考)。
共同歴史記述こそ将来の目標とか言われると、「いや、そんなの無理だから」と一言で終わってしまいそうです。
なんか丸の内にある東京中央郵便局旧庁舎の取り壊しが話題になっているそうで。鳩山総務相が視察したりなんたりしているそうな。
えーと。
確かにあの建物は日本におけるモダニズム建築の代表作品の一つなんですが、私モダニズム建築嫌いだからどうでもいいや(おい)。ポストモダンはもっと嫌いだけど。
文化財として貴重なことは貴重なんですが、モダニズム建築物を保存するには東京駅側の丸の内の一等地ってのは些か高価に過ぎる嫌いがありますね。
大体、取り壊しを始めるまで重文指定すらしてなかったって辺りで、駄目でしょ。反省し爾後に活かすとして、今回は取り壊しても良いと思います。
先月のGoogleの一件について、文藝家協会は和解プロセスに参加するそうな。
グーグル書籍検索訴訟和解へ 日本の著作にも効力三田さんの懸念は私も共有するところですが、一方で和解プロセスへの参加と手続き代行を行う決定をしたというのは、一つ朗報でしょうか。国内で類似のサービスを提供せんとする組織が現れたときには、窓口があるということもであるわけですから。
2009年3月3日 朝刊
米インターネット検索大手「グーグル」の書籍検索をめぐる米国内での著作権訴訟が和解する見通しになり、日本語の著作にも和解の効力が及ぶことが分かった。日本文芸家協会(坂上弘理事長)は二日開いた理事会で、和解に応じる会員の解決金受け取り業務などを代行する方針を決めた。
訴訟は、米国内の図書館の蔵書を著作権者に無断で電子的にデータベース(DB)化して検索サービスを行っていたグーグルが、米作家協会や主要出版社から著作権侵害で訴えられていた。サービスは、世界中の書籍の全文をネット上で閲覧できるようにするもの。
和解の対象は米国内で著作権を持つ権利者すべてで、ベルヌ条約に加盟する日本の権利者も含む。和解内容は(1)グーグルは無断でDB化した書籍の権利者に少なくとも総額四千五百万ドル(約四十四億円)を支払う(2)今年一月五日以前に各国で出された書籍のうち、絶版と見なした書籍をDB化し、商業利用できる−など。
同協会の三田誠広知的所有権委員長は「将来は日本で流通していても絶版扱いされ、日本からもネット上で読めてしまう事態も考えられる」と懸念を示した。
東京新聞2009年3月3日朝刊
先月日経の一面を飾った三菱自工とPSAのi MiEVのOEM話ですが、成約したとかいう話。
新聞紙面の方では、今年度2,000台、来年度10,000台を予定していた生産台数を、早期に20,000台まで引き上げるとか書いてあった。そらまぁ、車台のほうはどうにでもなるだろうけど、ともかくバッテリが問題だろうと……。
同じ紙面には日産のポルトガルでのバッテリ生産なんて記事も踊っていたりして、どこもみんな大変そうだなぁとか思ったりした。そういえば数日前、朝のNHKおはよう日本でGMが電気自動車に賭けているとか報じてたな。
そして産業技術総合研究所からは「新しい構造の高性能「リチウム−空気電池」を開発」とかいうプレスリリースが。
世界はどしどしと変な方向へ向かっている。実に素晴らしい。
i MiEV | 国内仕様 | 欧州仕様 |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,450mm |
全幅 | 1,475mm | 1,520mm |
全高 | 1,600mm | 1,600mm |
重量 | 1,080kg | 1,080kg |
ところで、昨年から話題を攫っている印度タタ・モータースの“10万ルピー車”nanoなんですが、いよいよ今月発売だとか。しかし何度見てもiに似ているな……。
なんか民主党の小沢代表の公設秘書が收賄の容疑で逮捕されたとエラい騒ぎですな。
かつての佐川急便事件を思い出しますね。
思えば小沢氏は金丸信氏の子分だったわけで、果たして似たような道を辿るのか、興味深く見守っています。
あと、私個人として着目しているのは、報道時における小沢代表の「肩書き」です。日本のマスコミに於いては、報道に際してどのような肩書き・敬称を用いるかで、大体の姿勢が判明します。
つまり、「小沢代表」「小沢民主党代表」などと書く場合と、「小沢衆院議員」「小沢議員」さらには「小沢氏」と書く場合では、新聞が訴えようとしている“印象”が異なるわけです。どれがどうとは敢えて書きませんが。
ちなみに私が最初にニュースに接したときは「小沢氏」でしたが、徐々に「小沢代表」が増えている感がありますな。だからどうしたと言われると何ですが。
典型的独裁者への道を突っ走っている南米ベネズエラのチャベスたんですが、消費者物価上昇に対して物価統制令を発令。逆らった精米所に軍を送ってこれを制圧という、実に素晴らしい独裁者振りを発揮しています。
で、国内企業だけに留まらず、とうとう穀物メジャーのカーギルの精米所にも手を出した模様。
市民救済だのといった人気取り的なお題目を掲げて経済原則を無視した法令を発し、企業がこれに逆らえば(というか、普通は従えない)権力を以ってこれを国有化、というのは左翼政権も軍事政権も、左右を問わず経済的に苦境に面した政権が等しく通る道であります。独創性に欠けること甚だしいわけですが、当然結果も凡庸かつ予想範囲内になるのではないかと思われます。
経済原則を無視した強権を発動すれば、当然経済活動は停滞し、外資は引き上げられ、余計商品が不足し、インフレが進行する一層悪い状態に陥るでしょう。
というわけで、行ってきた。
色々面白い話は聞けた。
そしてビンゴ大会でこんなのが当たった。
「<中台>漢字字体の統一を!繁体字の世界遺産化の動きも論議促進?—全国政協会議」とかいう面白おかしい記事があった。
この手の記事は過去にも何度か上がっては消えているので、今回も蒸気だろうと思うわけですが、今まさに日本も常用漢字表の改訂を控え、之繞の点を減らせだの増やせだのの議論の真っ最中。他人事とは言え、動静を窺うくらいは良いかも知れず。
確かに、もし両者を統一するというなら、繁体字(正字体)に統一するというのはある程度の説得力は持ちます。以前書いたように、「いわゆる康煕字典体」の方が偏旁の組み合わせをきちんと表現しているので、字体の記述が豊富であり、読手に多くの情報を与えてくれるからです。但し、実際に行った際の労苦は小さくないだろうなぁとは思うのですけど。物事を簡単にするのは容易いが、複雑にするのは困難なものです。
他にも、簡体字では複数の文字を纏めて一文字に集約した例(「範」「范」→「范」)があり、これらの分離も問題になろうかと思います(日本も「辨」「辯」「瓣」を「弁」に纏めたりしてるけどね)。ちなみに大陸の中国人はこの問題について極めて疎いため、平気でとんでもない「繁体字」を使ってくれます。
文字レベルですらその有様なのに、単語レベルになると科学技術用語や固有名詞などで大陸と台湾の間で訳語が異なるもの(LASER:中「激光」台「雷射」)などがあり、統一となれば流血の惨事に至り兼ねないと、他人事ながら心配になります。
統一してくれたほうが仕事上も色々有り難いのですが、全く期待できないあたり、残念でなりません。
先週、「大韓民国の物語」を読んだ。現在の韓国では比較的珍しい、殖民地近代化論に基づいた、自主近代化論に基づく歴史教育批判といった感じの本。
殖民地近代化論ってのは、大日本帝国による韓国併合が朝鮮半島に近代化を齎した、という考え方で、他方自主近代化論というのは李朝末期の朝鮮(大韓帝国)は近代化を始めており韓国併合は朝鮮半島の近代化を阻碍した、という考え方です。で、当然ながら、国際的には殖民地近代化論が定説です。
しかし、朝鮮史の世界で唯一、自主近代化論が優勢なのが朝鮮半島内部でありまして、そちらの国々では未だに自主近代化論に基づいた歴史教育が展開されています。
でまあ、前出の書籍はそれに対する批判本ですな。
著者は経済史が専門のようで、当時から現在までの経済統計などを元に殖民地近代化論を是とするわけですが、一方で多様な視点に基づく歴史学のあり方に寛容かというとどうかとも感じました。
ともあれ、このような本が韓国内で出版されるようになったこと自体は、喜ぶべきことかな、とは思いました。
2003年の立ち上げ以来、どうなってるのかなーと時々様子を見ていた可視光通信コンソーシアムですが、とうとう可視光通信標準規格1.0版の規格化を果たしたそうな。
仕事柄、あちこちに赤外線マーカをつけてはuIDを振って端末が受信して〜という作業を間近で見ているわけですが、可視光通信が実用化すれば、位置情報マーカとしてわざわざ赤外線マーカを設置して回るのではなく、既存の照明設備が利用できるのではないか、との期待があります。
まあ、可視光通信には可視光通信なりの難しさがあるとは思いますが……。
「DVD±Rディスク寿命に関する認定マークを導入 −寿命30年以上の製品にマークを発行。CDs21発表」とかいう記事を見た。
追記型光ディスクの寿命に関しては昔から色々議論があるところで、かつてはネット上でも各社メディアを天日干しにして耐久度を観察する、なんてサイトが幾つもあったものです(例1,2,3)。
また、ちょっと前になりますが「長期保存のための光ディスク媒体の開発に関するフィージビリティスタディ」なんて研究があったりします。
まあ、あと経験則的に、台湾メーカは避けるとか、中国製は論外とか、あることはありますな。
あと私の場合、できるだけDVDでは±R(色素系)は避けて±RWを使うようにする、というのがありますが、どの程度違うのかは神の味噌汁ですね。
とまれ、このような認定制度ができるのは決して悪いことじゃないです。ただ、どこの国とは言いませんが、マークを偽造する連中が出るんじゃないかとは思うわけですが。
「ハイブリッド車:視覚障害者が音実感 静かさに驚きと不安−−宮若で体験会 /福岡」とかで、日本でもハイブリッド車の静穏性が問題になりそうな気配。(関連日記1,2,3,4)
しかし、車に音を鳴らせ!ではなくハイブリッド車の接近を感知するセンサーを持ち歩けるようにするなど、何らかの工夫が必要
というのは発想が180°違ってて素晴らしいですね。
「職務質問をネットで動画投稿 県警、規制策なく困惑」という記事を見て、警察は何か勘違いしとりゃせんかな、と。
制服を着て公然たる行政警察活動を行っている姿には肖像權が成立する余地はありませんし、むしろ警官の肩にカメラを付けて職務中は回しっぱなしにするくらいの意気が必要であろうかと思います。
第三者の目から見て問題になるような行動を制服警官が行うことは厳に戒められるべきですし、自分が行っている行動に後ろめたいところがないのであれば録画を忌避する必要はないでしょう。
市民から見ても警察から見ても、充分に合理的で必要限度の権力行使であることが合意されなくなってきていることこそが、真の問題点でしょうね。もっとも、自業自得でしょうけど。
毎日新聞の奥村隆記者による「空:私が首相になったら /千葉」は実に示唆に富んでいます。
奥村記者の未来図は、まるでキューバか旧東側諸国のようですね。
そういえば某国のチャベスたんも似たようなことしてたっけ。
素晴らしい社会主義独裁国家。民主主義も糞もあったもんじゃないな。大体、内閣総理大臣は独裁者じゃねぇってばよ。
きちんと類例を史上に探せば、医療の完全無料化が相当なコスト負担の上にしか成立しないことは、すぐに分かります。それに、医療スタッフの国外流出にも悩まされることも。それを防ごうとすれば、行き着くところは国家社会主義です。はい。
私はそういう社会はご遠慮申し上げます。
で、「医師5人が時間外勤務拒否 県立八重山病院」とかいう記事があったり。
残業代も払わないで勤務させりゃ、そりゃぁこうなるわな。次は逃散でしょうか。
昨日、とうとう海自への海上警備行動が発令されまして、本日艦隊が出航したとのことなのですが、期待は高まるばかりらしく「ソマリア護衛希望2600隻…登録が殺到、調整困難か」なんて記事が踊っていました。
如何に護衛艦の派遣が待ち望まれていたか如実に分かる記事ではありますが、一方で今般の派遣は法律面の準備が充分ではないことは不安点として常々指摘されるところです。
待っている人が沢山いることを鑑みて、海賊対策法案は速やかに審理を進めて欲しいものです。
朝日にデロリアンを電気自動車化した、なんて記事があったので本家を探し出して往訪。
どうやらゴミを燃料にしたり、タイムスリップしたり、空を飛んだりする機能はないようだ(あたりまえだ)。
新常用漢字表(仮称)のパブリック・コメント募集開始。
配付資料のpdfが全部ビットマップだ……。
昨夜はニュースチェックもせずに早々に寝てしまったため出遅れてしまったが、産総研がHRP-4Cを発表、というなんとも世界を席卷しそうなニュース。
HRP-2、HRP-3と出渕デザインだったから、次も……と思いきや、女性型ですよ。
しかも各部をスリムに削り倒して、重量43kgというのが凄い。実際、ぱっと見で、人間の女性が服を着込んでいるようにも見えるわけでして。
残念といえば相変わらず膝を伸ばして歩けないことで、既にテムザックの「進歩」あたりが実現している機能だけに、もう少しなんとかならんかったものかと。しかし足首から爪先辺りの外観を見るに、もう1関節くらいありそうなので、モーションプログラムの改善によって克服できるのかもと期待してみたり。
ああ、世界はとても楽しいな。
昨年のプリンスホテルv.s.日教組の件ですが、プリンスホテル側が書類送検となったそうな。
当然ですね。どう解釈してもプリンスホテル側の所業は旅館業法に違反しています。
しかし、日教組側についても、個人的には教研集会を開くに当たってもうちょっと場所の選定には気を遣うべきだと思いましたけどね。
毎日新聞に「記者日記:傷つく心 /埼玉」という記事があって、いつから新聞紙面ってのは記者の感想文を載せるようになったのかと。こんなセンチメンタリズムに溢れた文章を、文藝家が作品にするなら理解できるが、新聞記者が紙面を占めるべき文章じゃなかろう。
この問題は昨日今日始まった問題じゃないし、明日明後日解決する問題でもない。
ただ、過去において既に予見されていた問題であり、現状に至るまで無為無策のまま放置してきた政治の問題は指弾されるべきであり、長期的かつ深層的な報道を行わない報道姿勢も問われるべきでしょう。その時その時でお涙頂戴的な報道しかしてこなかったから、90年代の労働力解放以後続いている問題が一向に表に出てこないんだ。
そう言った問題を全部棚上げにして、新たな労働力の確保とか宣う連中は、性質が悪過ぎると思う。
なお、私は今回の法務省の対応については、これ以上は現行法制上望めないと思っている。
昨日の件に絡んで、「不況でブラジル人一家帰国、日本へ感謝の気持ち胸に」という記事について。
ジョーゼ・ホベルト・セガンチーニさんの件についてとても残念に思うのは、滞日17年にして日本語の読み書きがやはり満足ではないというところです。私は外国人労働者への日本語教育問題をとても深く憂慮していて、本来こう言った問題には公費を投じて制度を作るべきだと常々思っています。
旅行者ならともかく、労働者として日本に長期在住するとなれば、日本語の読み書きができないと不便ですし、また労働力市場における競争において著しい不利となります。彼らを単なる低廉労働力として使い捨てるつもりならばともかく、人間らしく生きてもらおうと思えば、日本人が受ける公教育程度の日本語教育は、無償あるいは安価で受講できるようにすべきかと思います。
でも実際にはやってるのがNPOとかだもんなぁ。しかも後手後手ときた。
残念なことです。
またまた毎日新聞の金子秀敏氏。
「早い話が:妄言批判という佞言=金子秀敏」の中で領有権はどの国でも売っていない。小学生レベルの常識だ
とか書いてますが……歴史を知らんのでしょうか、この人?
米国に限っても、1803年ルイジアナ購入(フランスより)、1819年フロリダ購入(スペインより)、1853年ガズデン購入(メキシコより)、1867年アラスカ購入(ロシアより)、1917年ヴァージン諸島購入(デンマークより)と、金銭で領土を購入しています。
このように領土とは金銭で売り買いされ得るものであるというのは歴史的事実です。
この金子氏は以前から全く根拠のない妄想を新聞紙面で垂れ流すという失態を犯し、しかも全く改まる気配がありません。
毎日新聞が何故このような人物に筆を預けているのか分かりませんが、この程度の基礎的な事実関係に間違いがある記事を載せてしまう編集部も編集部ですね。
すみれれさんの招集によって、秋葉原で印度料理を食べるべく集合。
話によると、最近秋葉原は印度料理店が多数出店する、印度料理激戦区なのだそうだ。知らんがな。
とりあえずカレーを喰う。
その後うろうろと秋葉原を周回し、あの店がなくなったとかこの店はまだあるとか。
地下鉄サリン事件14年という話から、マハーポーシャのチラシ配りの話が出てくる辺り、集まった人間の年代が知れよう。
散会した後、秋葉原にあるという大二郎へ行ってみた。
某ジロリアン氏辺りに言わせると大二郎は純粋なる二郎ではない、ということになるのかも知れないが、まあとにかく行ってみた。
で、だ。
腹壊した。
もうあんな脂っこいものは喰えない歳なんだな、と思い知らされた。
ISSへの長期滞在に入った若田宇宙飛行士のblog、軌道上より更新中。
しかし……ISSの中もケーブルでごちゃついとるな……。
にしても、運輸安全委員会のページは情報更新が遅いな。
速報くらい入れろよ。
「Google「ストリートビュー」が英国とオランダでも開始」だそうで、日本では散々問題になりましたが、向こうではどうでしょうか。
個人的に日本のGoogleストリートビューにやって欲しいのは、この後桜が満開になるのに合わせて撮影車を南から北へと走らせて、ストリートビューを見ると全国何処でも桜が満開というトンデモジャパンを演出してほしいですね。
こう言うのが、技術の有效利用って言うんですよ(違)。
日経メディカルに「名前も生年月日も同じ—どうしたら取り違い事故を防げるか」というコラムがあって、先の大阪市の事例を引き合いにして、医療現場での取り違え抑止を考察しています。
個人的にはどっかの誰かが言っているように、米国のSSNのような制度の導入が社会全体ではリーズナブルなんじゃないかとは思いますが、現場単位となると妙案は少ないですね。ただでさえ日本では人定が不安なので、現場の工夫にも限度があります。入院患者なら手首にタグでも付けてしまえと思いますが、通院患者だとどうしたもんでしょうかね。受付で診察券と入れ替えにブレスレットタグを渡して、診察前にタグリーダで読むと手元の端末に電子カルテが表示される、くらいの仕組みしか思いつきません。
それとて完璧じゃないことは間違いないしねぇ……。
ところでこのコラムで個人的に目に着いたのが、このところ男の子でも、女の子でも、同じような名前の子が多く見られる気がします。同姓同名の確率は、以前に比べれば高くなっているかもしれません。
という下り。オリジナリティ溢れる名前が増えている一方でバリエーションは減っているという、まるっきり“唯一なる存在になりたいという欲求が、没個性的な行動に走らせる”というのは、案外人間の様式的行動なのかも知れません。
ま、人間奇を衒ってみたところで、所詮浅知恵の枠内でしかないということでしょうかね。常識的行動こそ、あらまほしけれ。
さて、現在意見募集中の「新常用漢字表(仮称)」ですが、新聞協会が意見を提出したと朝刊に載っていました。新聞協会のサイトに、意見書が掲載されています。
内容についての詳しい分析は小形さんを始め、有識の方々がやってくださると思うので、私はちょっと政治向きの話を。
外形的に見ると、意見を募集しているものに意見が応募されただけの話であって、特段の意味を持つものではなさそうですが、実はそう言い切れない面があります。
名簿を見れば判りますが、新聞協会からは委員が一人、文化審議会国語分科会漢字小委員会に送られています。用語専門委員の金武伸弥委員ですが、Amazon辺りで検索すると、どういう方かは大体判ろうかと思います。
さて、小委員会の議事録を丹念に読んでおられる方や、実際の小委員会の傍聴に何度も出かけている方にとっては周知のことではありますが、この金武委員と甲斐睦朗委員は色々な意味で小委員会の“抵抗勢力”的存在となっています。
漢字小委員会では、実際の漢字表を作るに当たって、阿辻委員や笹原委員といった漢字の専門家による更に少人数のワーキンググループ(WG)を作り、そのWGが合宿に近い密度の作業を行って漢字を選定していました。
本来ならWGは作業部会であって、上位の小委員会で意思決定された方針に従って默々と作業を行うべきものなのですが、時間との兼ね合いもあって、最後まで積残された問題もありました。最後の最後には主査が一任してくれと頼み込む姿まで見られました。
そうまでして揉めたポイントのいくつかが、この「意見書」には書かれています。つまり、金武委員による復仇戦的な意味合いがあるわけです。
金武委員は新聞協会が選定する新聞用語集にある漢字が漏れたことや、あるいは逆に新聞用語集では使われない漢字が採録されたことについて、最後まで不満があるようでした。少し考えればわかりますが、新聞協会とWGでは前提とする資料が違うわけですから、結果が多少異なっていてもおかしなことではないはずです。まだ一般公開されていない頻度調査表の本体を見てみないとはっきりしたことは言えないのですが、私自身はWGの検討には一定の信頼を置いてよいのではないかと感じています(感想)。
また、字体については、表内における字体の統一を主張する金武・甲斐委員らに対し、主査以下が表外字を含めた字体の安定性を重視する意見は眞っ向対立し、最後まで妥協を見ませんでした。
というわけで、この「意見書」は漢字小委員会の場外乱鬪的性格があると、私は思っています。
しかしどうやら金武委員は新聞協会編集委員会を纏め上げられなかったようで、異なる意見を持つ社の意見を付帯意見として提出することになったようです。はてさて、その付帯意見とやらはどこへ行けば見れるのやら。(小形さんに期待)
国語施策懇談会へ行ってくる。
今回のお題は、“「「新常用漢字表(仮称)」に関する試案」の概要”。
壇上に上がったのが、林史典先生、笹原宏之先生、前田富祺先生、阿辻哲次先生という顏ぶれというだけで、どういう方針なのか見える人には見えると思う。要するに、先の新聞協会の意見とは違うわけです。
でまあ、小委員会としての路線を林先生や前田先生、そして阿辻先生はよく説明されたと思います。
ただ、理解されたのかという話になると、些か残念な結果になるのではないかという気はしますな。結局の所、誰もマトモに「常用漢字表」を読んでいないということがありありと分かるだけ何じゃないかと。
さて、明日は京都だ。
昼飯を食べに構外へ出たり、セミナー後の懇親会場まで歩いたりの間に思ったのだけど、自転車のマナーが恐ろしく悪いな、京都は。
歩道の中を、歩行者お構いなしにかっ飛ばしている。逆に車道を走る姿は殆ど見られない。
東京は自転車便などのローディーが核になって自転車と自動車の棲み分け・マナーが形成されてきたんじゃないかと思っているのだけど、そういえば京都ではローディーを見なかったなぁ。だからマナーが悪いままなんだろうか。
参加スポーツの削減を進めているIOCですが、昨年全世界で好評を博したエクストリーム・聖火リレーを廃止することにしたそうな。
とても残念ですが、最初で最後のエクストリーム・聖火リレーは末永く伝えられることでしょう。
右足太腿の筋肉が腓返りを起こして、明日年休取ってたのに病休状態に……。
メンテナンス会社の責任濃厚と伝えられていた、2007年のエレベータ事故ですが、最終的にシンドラー社のメンテナンス要員が二人と、メンテナンス会社の社長以下四人が書類送検されたそうな。
記事を読む限り、引継ぎ不十分をシンドラーの責任と見ているようですが、だとすると、シンドラーとエス・イー・シーの間に一年間メンテを請け負った会社があることがやや疑問ではあります。シンドラー社が情報を引き継ぎに出さなかったのは問題ですが、事故との因果関係を法廷で立証するのは極めて困難であろうと推察されます。
検察が公訴に持ち込むかどうかが、注目されるところです。
一方のエス・イー・シー社に関しては、直接事故原因を看過したのですから、弁解の余地はないと思います。
但し、刑法的な責任を追及することが良いかどうかは、また別問題ということで。その辺は専門家に任せることにする。
海自+海保のソマリア派遣部隊が現地に到着した由。
護衛の申し込みが2600隻弱と相当な数に上っており、いかにこの派遣が待望されていたかが分かります。しかし今般の派遣は法的整備が不十分なままでの派遣であることもよく知られているところです。
いち早い法制の整備が望まれます。
金曜日のセミナーで、現在レビューに附されている試案に散見されるおかしな字形が、JS平成明朝W3[2004]で印刷されているためであると安岡先生により示されたわけだけど、日本語に相当な拘りがあると思われるJustsytemの蹉跌(笑)は置いといて、なぜ日本規格協会で作成している正統な平成明朝体を使わなかったのか、というのは謎である。
単に時間がなかっただけかも知れないが、あるいはJustsystemへの信用がそれほど高かったのか。
ただ、一方で「本物の2004平成明朝W3はどこで買えますか」ではないが、総計7万字形以上作られた平成明朝体のもっとも正確なブツが、どこで手に入るやら分からない(というか手に入らない)という状態はどうにかして欲しいものだと強く思う。
昨日身動きが取れない中、撮り溜めていたNHKスペシャル「揺れる大国 プーチンのロシア」をまとめて観たのだけど、第3回「離反か 従属か 〜グルジアの苦悩〜」の出来がもの凄く悪かった。というか、幾らなんでも偏向し過ぎだろう……。
昨年のグルジア紛争がグルジア側から仕掛けたものであることを巧妙にぼかしながら、あくまでグルジア=弱者=被害者というスタンスで番組を作っていた。
いいのか、そんなことして?
ロシアのやり方も決して褒められたものじゃないけど、一方を腐すためにもう一方の無法に目を瞑るというのは、賢いやり方じゃない。
一般市民が犠牲者だ、ということを訴えたいという気持ちは分かるのだけれども、でもその民衆こそが、愚かな指導者を選んだ責任者でもあるのだ……。