このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「石垣市議ら尖閣上陸で中国「厳正なる抗議」」とかなんとか。
まあ、石垣市議に外交問題の機微をどうこう言ってもしょうがないんですが……。
外交、即ち国家間交渉の難しい所は、絶対的強制力の不在です。
言い分に理があるとか、法的正しさがあるとか、どれほど主張したとしても、結局最後にモノを言うのは強制力、即ち暴力です。
国内法がなぜ守られるかといわれれば、それは法の制定者たる国家が正統に暴力を独占しているからで、法を守らない者に対して強制力を行使できるからです。しかし外交の場である国際社会には、正統に独占された暴力が存在せず、個々のプレイヤである国家がそれぞれ応分に強制力を行使し得る立場にあります。
単純に言えば、国際社会においてある国の言い分は、その国の持つ強制力の大きさ分しか通りません。
勿論、賛同者を増やすなりしてより多くの国を糾合すれば、より大きな主張を通すことができますが、当然何らかの代償を支払うことになります。当たり前ですが、外交における国家の強制力は元々自国のためにあるものですから、それを他国のために無償で提供してくれる国は、滅多にありません。
かくして、外交というのは高度に複雑な取引の場と化します。
その交渉過程においては、時に、内国的には不正義と看做される取引がなされる場合があります。最近の例を挙げれば、2010年10月の尖閣沖で逮捕された中国漁船船長の釈放の件などがあります。
外交ってのは自分の国の正義だけでは通じない殺伐とした場所なので、自国が圧倒的有利な力を有していないのであれば、国内正義を曲げることも時に必要なんですな。
そのことを説明できないとすれば、政府に問題があるでしょうし、理解しない国民を多く持てば、外交が難しくなりますわな。
「Kodakが破産申請を準備か」という、時代の波を感じさせるニュース。
2006年にコニカがフィルム事業から撤退したのが記憶に新しい所ですが、2005年には独アグファも破産したので、今やフジが最後の砦か。(ちっちゃいメーカは他にもいくつか残ってるけど)
なんかまた金氏朝鮮王朝から船が流れ着いたようですね。しかも有人で。
困ったものよ……。
輸入先 | 比率 |
---|---|
サウジアラビア | 29.2% |
UAE | 20.9% |
イラン | 9.8% |
カタール | 11.6% |
クウェート | 7.0% |
オマーン | 2.7% |
イラク | 3.3% |
その他中東 | 2.1% |
スーダン | 1.2% |
アルジェリア | 0.1% |
ナイジェリア | 0.1% |
インドネシア | 2.4% |
ベトナム | 0.2% |
ブルネイ | 0.3% |
マレーシア | 0.5% |
中国 | 0.1% |
ロシア | 7.1% |
その他 | 0.3% |
総輸入量 | 214.3Gℓ |
昨年7月に起きた平和台駅のエレベータワイヤ断絶事故は、どうやら三菱電機側の不手際であった由。
通常より著しく使用回数の多いエレベータで、気がついていたけど対処する前に破断しちゃった、と。
良かったのやら悪かったのやら。
絶賛地球へ落下中のフォボス・グルントですが、愈々大気圏突入が迫ってきたようで、「打ち上げ失敗の火星探査機、15日ごろインド洋へ落下 露宇宙庁」なんて記事が。
しかし、落下予測時間に前後一日のズレがあるのに、どうしてインド洋に落ちるのは分かるんだろうか……。
International CESにSonyが出品したCrystal LED Displayなんですが、当初55インチフルHDサイズの面LED素子を面単位で形成したんだと思っていたら、なんと単素子を面に並べて画面とする方式だそうで……。
約600万個のLEDを並べる方法を思いついたのが実現のきっかけという話だけど、これは凄い。
面形成だとどうしても面積が大きくなると製造が難しくなり、歩留まりが下がります。液晶ディスプレイの場合、特に基盤用ガラスの大型化が、製造世代を分けてきていました。そしてその上に高密度で回路を形成すればするほど、単位面積辺りで不良品が出る率が同じなら、不良品が発生する頻度は上がってしまいます。液晶ディスプレイパネルの大型化は、信頼性の向上を伴わねばならず、大きな投資が発生する原因の一つでもありました。
しかし、単素子を並べるのであれば、素子の段階で不良品を弾けば良いわけで、大型化に伴う歩留まりの低下は、それ程大きくはないだろうと見込めます。
問題は、そのような小さなLED素子を600万個も並べる技術の方で、具体的なことは何も語られていませんが、相当效率が良い方法を考案したんでしょうねぇ。
「フランス版「悪魔」ちゃんはOK、仏裁判所」というなんか良く分からない記事が。
翻訳の最中にスペルミスがどっかにあるんじゃないかと思うわけですが……。
いわゆる「悪魔」に類する「デーモン」の綴りは、フランス語では「Démon」です。どっちかというと悪霊に近いかも知れませんが、大元の意味は異教の神です。
これが「Damon」になると、ギリシャの伝説に基づくそれほど珍しくない名前になります。元F-1ドライバーのデーモン・ヒル(Damon Hill)なんかが有名所でしょうか。
紀元前4世紀、シラクサの僭主ディオニシウスが、ピタゴラス派のピュティアス(Pythias)に死刑宣告を下した所、ピュティアスは身辺整理の時間を欲し、これに対して友人ダモン(Damon)が身代わりとなった。そして約束の刻限が迫り、愈々となった時にピュティアスは現れ、ダモンとピュティアスの友情に心打たれたディオニシウスは死刑を撤回するという、どこかで聞いたような話の登場人物です。(青空文庫所收「デイモンとピシアス」)
調べてみたところ、フランス語でも「Damon et Pythias」なので「Damon」であるようです。
横着せずに「Damon」にしときゃ良かったんじゃないかねぇ……。
「日本の「軽」は不合理・廃止を…米自動車大手」とかいう奇矯な記事があって、なんだかな、と。
別に軽自動車市場への参入は誰にも阻害されないので、ビッグスリーも軽自動車を作って売ればいいんじゃないかと言われるのがオチではないかと。
ちなみに、外国企業が軽自動車を作って売った事例としては、ダイムラーがsmartブランドでsmart for twoに軽自動車規格モデル「smart-k」を作っていた事例があります(今はありませんが)。
よしんば、軽自動車という規格がなくなったとしても、フォードやGMのピックアップトラックが日本国内で売れるようになるとは思えませんがね……。
「ハドソンが解散へ コナミデジタルエンタテインメントが吸収合併」と、往年のゲームベンダ、ハドソンが消滅とか。
語りだすと思い出はおっくせんまんな状態になってしまいますが、栄枯盛衰、諸行無常ですな……。
新マシン導入に合わせて、現在独立したPCで運用している超漢字をバーチャルマシン上に移そうかと思って色々検討していた。
とりあえず、G4L使ってHDDイメージをVM上に移植することはできるんじゃないかと。
ただ、VMのメリットも重々分かってるんだけど、同時に独立したハードウェアで動かす利点もまたあって、リモートで動かせるならそれでもいいかも……と思って、超漢字マシンをリモートで制御する方法はないかと思案していて、ATEN IP8000に行き着いた。こいつはOS非依存で動くようなので、超漢字マシンをリモート状態にできるのではなかろうかと。そうすれば、モニタやキーボードの位置に縛られることもなくなるし、VMのようにホストマシンに縛られることもない。
Yahoo!オークションに、NECのスパコンSX-8が出品されているとかで話題に。
一体どこから出てきたもので、誰が引き取るというのだろう……。
「保安院の協議に反原発団体乱入 警察が出動(東京都)」とか、どこの反対派か知りませんが、馬鹿な事を。
その主張がいかようなものであれ、法を犯した主張が正当なものと受け止められることはないでしょう。こういう愚かな行為こそが、反原発運動の敵・「無能な味方」なのです。
正義の為に法を犯せば、それは唯の犯罪者です。
彼らが正統に裁かれることを切に願います。
楽しそうな職場だなオイ。
昨日の超漢字の件だが、VMwareはVNCに対応してるんじゃないかと指摘されて確認した所、VMware WorkstationにVMをVNCで操作する機能があるらしいことを知った。有償だけど、考えても良いか……。
あー、やっぱ自宅にESXiサーバ立てるべきなんかなぁ。
昨日の飮み会で話題にしたのですが、「北朝鮮に拘束の日本人2人が帰国」という摩訶不思議な話が。
どうもこれ、外交メッセージっぽいんですが、日本側としては意図を図りかねているといったところです。
メッセージの読み解きのために文化人類学者か動物行動学者を呼ぶべきだと飮み会で指摘がありましたが、私も全く同意です。
ただまあ、北朝鮮に外交の意志があると分かったことだけは喜ばしいことなんじゃないでしょうか。
昨夜のNHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか
第1集 旅はアフリカからはじまった」は酷い出来だった。プレゼンターパートなんかなくてもいいし、小芝居とか入れなくていいよ。もっとガチな科学番組にしてくれと。
注文してたPC届いたー。
とりあえず開梱して、拡張カード類を突っ込んで……。今日は電源入れられないかな。
この度のPC更新によって、家の中にAMD CPUを積んだPCがなくなってしまって、どうしたものかなーと思っていたら、エプソンダイレクトから「コンパクトなネットトップPC 「Endeavor Sシリーズ NP30S」 が新登場」と、Bobcat搭載のコンパクトデスクトップが登場とな。
個人的にBobccatはZOTAC ZBOX nano AD10辺りのベアボーンが面白いなと思っていたのだけど、こっちも悪くないな。
先日は米自動車会社が軽自動車規格を非関税障壁だと訴えておった訳ですが、一方フォルクスワーゲンは淡々と、リッターカー「Up!」の5ドア版を開発して日本市場への投入を決めましたとさ。
個人的にはこれが正常な企業努力だと思うけどな。
尤も、この車がそのまま日本で売れるとも思えなくて、日本市場に適した商品展開が必要でしょうけれど。
librahack事件で名を馳せた朝日新聞の神田記者による「〈ニュース圏外〉密かに続くネット流出 さらす側の本音」が素晴らしい件。
雲間に隠れて見えない月は、存在しないのと一緒、ってことだ。
Responseの「【EVバッテリー レポート2011-12 vol.3】東芝SCiB開発者に聞く「次世代EVバッテリーに必要とされる性能要件」とは」は興味深い記事。
航続距離を求める所からエネルギー密度に注目点が行きやすい電気自動車用電池だけど、実際の用例からすると、蛮用に耐える堅牢さが重要だった、と。
SCiBが今の特性を維持しながら、容量を上げていくと面白いでしょうね。
米国で議論を呼んでいた学校給食の改善案が決定したらしく、「米、給食で子どもに毎日野菜を メニュー改革」と報じられていた。
毎日野菜が給食されることが決まったそうで、慶賀に堪えない(過去日記)。
個人的感想としては、MOTTAINAIの次は「SHOKUIKU」を世界に広めると良いと思う。
「ミッキーマウスを殴り倒したゲーム作者「600万円で起訴」 海外の反応」とかいう話があったのですが、そりゃぁあんた、相手が悪いよ、としか。
基本的に二次創作ってのは原著作権者の裁量の範囲内において行われているものであって、日本の同人市場は大凡著作権者の寛大な措置によって容認されているに過ぎません。著作権者がちょっとでも不快に思えば、いつでも摘発対象となる可能性を孕んだ、グレーゾーンなのです。
別にだから悪いわけではなくて、グレーゾーンでの活動であることを承知の上で、原著作権者の考えを把握しつつ、うまく立ち回る知恵が二次創作者に求められるのです。
つまり、相手をよく見ましょう、という事なんですが。
日本にも二次創作に不寛容な著作権者もいますし、外国でも寛容な人たちもいるでしょう。
そこで、ディズニーは、と問われると、そりゃあんた、相手が悪いよ、としか言えなくなってしまいます。
彼らが決してそのような行為を容認しないであろうことは、明白だと思うのです。
先日の「ミッキーマウスを殴り倒したゲーム作者「600万円で起訴」 海外の反応」は偽メールだったらしいとの報告。
「Dならさもありなん」と思い込んでしまったことに反省。