哀愁日記
底に哀はあるの。
もしくは、
西紀2011年12月分
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
- 2011年12月1日(木曜日)
- 横浜DeNAベイスターズ誕生の日。
「元医師のインドネシア女性、日本で夢の漫画家デビュー」って記事があって、奇特な人も居たものだな……と思い、少し調べてみた。
っちゅーことで、この「国境なき学園」を描いているVIVIANさんらしい。
アイルランドで医師免許取ったけど、投げ捨てて日本に渡って漫画家を目指し、畑健二郎のアシスタントに、とか、どんだけ根性あんねんな。
ゴミ処理場のように、その必要性は理解していながらも、いざ自分の近所にできるとなると反対する、そういう行動を「NIMBY」と言ったりしますが、「武雄市長、震災がれき受け入れ断念 抗議千件、脅迫も」ってのはいくらなんでもヒド過ぎ。
「(提案すれば)職員に苦しみを与える」「武雄市民が楽しみにしているイベントを妨害する」「九州、佐賀県、武雄市産品の不買運動を呼びかける」
なんてのは立派な脅迫ですから、刑事事件として立件しても良いくらいです。
都知事は、被災地からの瓦礫の受け入れについて、反対意見を一蹴しましたが、真面目な話、脅迫には屈するべきではなかったと思います。一度応じてしまえば、要求はエスカレートします。信頼関係なき犯罪者との交渉では、妥協は禁物なのです。
そういう意味で、この市長さんは、下手を打ちましたな。
後々まで尾を引くと思います。
- 2011年12月2日(金曜日)
- 朝起きると、扁桃腺が腫れぼったい。熱はないが、喉は痛い。
終日、トローチ剤とのど飴を舐め続けた一日だった。
- 2011年12月3日(土曜日)
- その程度で驚いていてはいけない。
米国では義務的な健康保険への加入(つまり国民皆保険制度)は違憲だ、という訴えが真面目に裁判されている。
どうも自分の健康は自己責任の範囲であるという意識が強いらしい。
米国は自由の国なので、様々な自由が訴えられる。自由を制約する法律は少なければ少ない方が良いらしい。
生粋の日本人である私には理解しがたいが、ちょっと変わった処では、ノーヘルで自動二輪を運転する権利を主張する人々もいる。ちなみにその中心人物は、抗議行動としてのノーヘル運転中に事故を起こして頭を打って死亡したそうな。仲間は彼の勇気を讃えて追悼集会を開いたという。
私としては、死ぬくらいならメット被れよと思うわけですが、米国では自由を貫いて死んだことは価値ある死であるらしい。
なので件の少年も、自らの自由意志が発露できる年齢であれば、問題視されなかった可能性が。
- 2011年12月4日(日曜日)
- 喉の痛みは引いたが、風邪が鼻に回ったのか、ティッシュ大量消費の日。
明日辺りは頭痛かのう?
ロシアで下院議員選挙があったようですが、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」は苦戦しているとか。
なんか批判系メディアのサイトが攻撃されたりとか、不可思議な事象も起きているようですが、きっと何の関係もない偶然、超自然的現象なのであろう。
そういえばなんか民間選挙監視組織が選挙違反とかで摘発を受けていたような……。
そこまでやるんなら、圧勝を期待したいところですよねぇ。
- 2011年12月5日(月曜日)
- 今日も喉飴が手放せない一日。
「60年求刑の連続強姦致傷被告に懲役50年」とかいう記事があって、どうしたもんか。
罪は憎むべきものなのですが、罰が過酷に過ぎやしないか、と。
もしこの被告が刑期を満期勤め上げた場合、釈放時には85歳ということになります。残りの人生は死を待つばかりでしょう。もし、模範囚と過ごしていたとしても、仮釈放は刑期の1/3を過ぎないと認められない(刑法28条)なので、最速コースでも16年8月は服役しなければいけません。この場合、娑婆に戻った時に51歳くらい。再就職はかなり難しかろう。最近は仮釈放中の受刑者の犯行などが問題となったこともあり、仮釈放は認められにくくなっており、1/3刑期で仮釈放が認められるケースは殆ど無く、2/3を超える場合が殆どです。33年掛かったとすると、68歳です。働くことは期待できません。
こんなん、事実上の終身刑と同じやん、と。
社会復帰が事実上不可能であるというのに「徹底的な矯正教育が望まれる」と言うのは詭弁も良い所です。裁判長は正直に「甦生が期待できないから一生娑婆に出てくるな」と言うべきでしょう。
しかし、そうなると、この被告のこの先の人生には何の希望もないことになります。矯正教育が成功する余地は極めて小さいと思われます。それどころか、受刑者が自暴自棄になり、刑務所内秩序の維持に協力しなくなる可能性も否定できません。なにせ、もう失うものは何もないのですから。
社会復帰(つまり就職して働いて経済に貢献して税金を納めて貰う)を期待するのであれば、それが期待できる年齢で出所できることが必要条件になります(十分条件ではない)。そうでないのであれば、何らかの出所後の手当がなければ、出所→再犯→再收監の悪循環に陥ります。そして何の展望もない“事実上の終身刑”となれば、刑務所内の秩序に従う意味すら失われるでしょう。
私としては、そのような刑罰体系は、構造的な税金の無駄遣いじゃないかと考えてしまいます。
「歩きスマホご注意!ホーム転落、5割超は酔客」と、駅のプラットホームからの転落事故が過去最高ペースで増加中との由。
統計上、事故と自殺は区別されていますので、数字は事故のみです。列車との接触や線路への転落は、ダイヤへの影響が大きく、経済的損失も小さくないものですから、鉄道各社も防げるものなら防ぎたいと思ってはいると思うのですが……。
ホームドアというほぼ完璧な対策があることがわかっているのに、適用できないというのが残念なことです。
- 2011年12月6日(火曜日)
- 明治の粉ミルクから放射性物質が検出されたとかで、回收のお知らせが出ている。
しかしなぁ、22〜31Bq/kgって、殆ど無いに等しいんではないかと。
仮に全てCs-137で31Bq/kgだとしても、2.23ng/kgにしかならない。1缶850gなので、最大に見積もって1.9ng/缶くらいか。
Cs-137の経口の実效線量係数が1.3×10-5mSv/Bqだから、1缶分飮んだとして、0.34μSvの実效線量になる計算か。粉ミルク1缶消費するのにどのくらいかかるものなのか。
……なんか影響出るの、これ?
- 2011年12月7日(水曜日)
- LEDバックライトの液晶画面って、目に優しくないな……。
一日眺めてたら、目がチカチカして敵わん。
- 2011年12月8日(木曜日)
- 米テネシー州オビオン群で、Bellさん夫妻のお宅が火事になり911通報をし、近隣のサウス・フルトン市から消防隊がやってきたものの、このBell夫妻が年75ドルのFire protection feeを払っていなかったために、消防隊が見守る中、家は全焼するに任せられた、と。
あっるぅえー? どっかで聞いた話のような……。
- 2011年12月9日(金曜日)
- 朝、氷雨の中を出勤。東京の西の方では雪が降っていたらしい。
明治の粉ミルクの件、日本産科婦人科学会が「乳児用粉ミルクの放射性セシウム汚染について心配しておられる 妊娠・授乳中女性へのご案内」を発表していた。
線量係数がICRPのものと多少違うけど、桁は違わないくらいなので、結論は同じ。
「Whimsical Texting Icons Get a Shot at Success」と、iPhoneへの絵文字搭載以後、米国でも絵文字を使う人が増えているという、多分、憂うべき記事。
文化の伝播と拡散が、これ以上の悲劇を産まないことを切に願って已まない。
- 2011年12月10日(土曜日)
- 時事に「漢字に挑む外国人看護師たちと出会う」という記事があったんですが……なんだかなぁ、と。
日本で仕事をするなら、日本語の読み書きができなければ、選べる職種は非常に限られます。
日本は識字率が9割を超える状態を半世紀以上維持しており、最低限の日本語の読み書きができることが「当たり前」になっている、世界的にも珍しい国です。そこで、肉体労働ではない職種に就こうとすれば、日本語の読解は不可欠ということになります。
これは是非の問題ではなく、単なる現実的問題というやつです。日本への労働力の輸入を考える際に、単純な集約型労働に供するのでなければ、日本語識字の問題は常に重大な問題となります。
そして、単純労働に供する目的であったとしても、日本社会で生活していくことを考えれば、書類一つ外国語で供されないことの多い日本社会のこと、日本語の読み書きができるようになることが、本人の生活にも、またスキルアップ、キャリアアップのためにも必要であることは言うまでもありません。外国人労働者を、単なる低廉単純労働力として看做し、“用済みになったら国に送り返す”などという、今となっては歴史的な(化石的な)前提に立つのでなければ、来日外国人労働者への日本語教育は、受け入れ側の義務として考えられなければならないものです。
外国人労働者の受け入れに積極的な企業さんたちは、そういった社会的教育コストについて、全く頓着していないのが不思議。彼らに負担させるべきなのかも。(来日一年目でJLPTN5、その後徐々にハードルが上がっていき、合格率が低い会社はペナルティ、とか)
- 2011年12月11日(日曜日)
- 「ロシア、火星探査機「フォボス・グルント」との交信を断念か」と、一時は交信ができたというニュースもあったフォボス・グルントですが、残念ながら運用終了ということになりそう。
ただ、話を聞いてると、この機体、最初から成功の目がなかったんじゃないかと思えてくる……。
- 2011年12月12日(月曜日)
- JAXAのはやぶさプロジェクトのページに、「はやぶさ後継機に関する予算の状況について」という文書が掲載された。
既に報じられている通り、東日本大震災の復興予算捻出のために、予算の減額が示唆されている。
元々、はやぶさ2の予算は昨年事業仕分けによって削減されたものが、はやぶさの帰還による社会の熱狂に後押しされて、予算が復活した経緯がある。それが改めて削減されるということは、民主党政権は小惑星探査の意義など全く理解しておらず、単に国民が盛り上がったから予算を付けてみた、位の感覚だったということだろう。
小惑星探査は、今すぐ実益を得るようなものではない。太陽系の、地球の成り立ちを解明するための手がかりを得ることであり、そのための手段を得ることである。それは今日明日の利益には繋がらないかも知れないが、惑星科学、地球科学への貢献を通じて、人類社会全体への利益となる。そしてそれは日本という国の国際的地位を高めることに繋がる。
今年の震災に際して、我が国に世界中から差し伸べられた救いの手は、多くの国にとって我が国が救うに値する国であることを示している。私達はその助けを得たことを感謝するだけではなく、我が国への援助が意味のあるものであったことを示さなければならない。また、日本がその価値のある国であることを示し続けなければならない。
現在優先されている準天頂衛星システム(QZSS)は、米国のGPSを補完する機能を持ち、実用性が高い一方で、その利益は日本しか受けられない。GPSが米軍の測位システムとして整備されたのは周知の話だが、その一般利用の解放によって全世界の住民が受益者となった。しかし、その補完システムは我が国近傍でしか機能しないというのは、理不尽な話である。このような専ら我が国しか利益を得ないシステムではなく、小惑星探査という人類全体への貢献を期待できる計画こそ、第一に優先しなければならない計画であると私は信じる。
ノリエガ元将軍がフランスから故国パナマへと移送されたそうな。
norieが将軍ノリエガ将軍と言えば、米国の後ろ盾でパナマの権力を握った独裁者でしたが、米国の裏庭でやんちゃが過ぎたために米軍のパナマ侵攻を招き、米国に“逮捕”されました。麻薬密輸の罪で懲役刑を喰らったものの、模範囚として過ごし、刑期を短縮して出所したものの、次はフランスへ移送されマネー・ロンダリングの罪で服役。この度ようやく娑婆に戻ってきた……と言いたいところなのですが、政敵暗殺の罪でパナマでも服役するんだとか。
かつてはCIAの手先として南米左翼ゲリラ攻撃に貢献し、栄耀栄華を一度は極めた男が、“米国の正義”によって虜囚の身となったその人生は、「米国の正義」の体現者と言えましょう。彼には是非「American Justice」などと書かれたTシャツを着用して貰いたいものです。
まあ、世の独裁者が非業の死を遂げる中で、身の安全が保証されているのは良いことなのではないでしょうか。
- 2011年12月13日(火曜日)
- 12日に黄海韓国排他的経済水域内で違法操業をしていた中国漁民が韓国海洋警察に拿捕された際、凶器を以って抵抗し、警察官一名が死亡、一名が重傷という事件が起きた。
韓国側の報道まとめ。
中国側の報道まとめ。
中国国内の反応。
色々と考察すべき点が多いのだけど、まだ事態が進行中なので、落着点が見えた後かなぁ。
- 2011年12月14日(水曜日)
- TRONSHOW初日。
もう初日だけで「まだ二日もあんのかよ……」という状態。
- 2011年12月15日(木曜日)
- TRONSHOW二日目。
本日の教訓。
起こる可能性のあるトラブルは必ず起こる。
- 2011年12月16日(金曜日)
- TRONSHOW最終日。
危惧していた通り、トラブルが対処能力を超えて溢出する。
対処は無理だろうと想像していたようなことが狙ったように起こる。
Genesis先生談自転車のペダルを漕ぐようにして始動しているバイク
……。
それは通常「モペッド」と呼ばれるものだと思う訳だが。
「モペッド(Moped)」とはMotor + Pedalの造語で、エンジン付きの自転車のこと。で、モペッドの訳語が「原動機付自転車」だったりする。つまり、「原付」は元々動力付きの自転車を指していた。
しかし今や日本で“原付”と言ってモペッドを見ることはなく、両者の意味は乖離してしまい、「ペダル付きの原付」とか訳の分からない用語を見るに至る。
嗚呼昭和は遠くに成りにけり。
- 2011年12月17日(土曜日)
- 「米AP通信、中国空母試験航行の衛星写真を掲載」とかいう記事があって写真を見たところ、甲板上にアレスティング・ワイヤーが張られていない様子。
STOBAR機を運用しようとすれば、着艦制動のためにフックとワイヤーを使った機構が必要になる。単にワイヤーを張っているだけではなくて、ワイヤーは甲板下の油圧制動装置に繋がっていて、ワイヤーの繰り出しを制御している。これがまた着艦する機種と重量によって調整されねばならないというのだから、空母の運用ってのはノウハウの塊と言われるわけだ。
産経なので信憑性は不明と言われていたけど、「艦載機制動ワイヤ調達失敗 中国の空母開発に壁」という記事は、実際ワリャーグにアレスティング・ワイヤーがないところを見ると、事実だったのかも知れない。
尤も、だからと言って中国が諦めるとは思わないので、開発に依って戦力化が少し先延ばしされるだけだろうけど。
- 2011年12月18日(日曜日)
- FTRONの忘年会。
来週ははくほー祭りらしい。
- 2011年12月19日(月曜日)
- 金氏朝鮮王朝第二代である金正日総書記が土曜日に亡くなった由。
2011年は多くの独裁者が、その地位を逐われ、命を失った。
ロシアから「ロシア 世界一大きなヘリコプター量産開始」という記事。
しかし、このMi-26、初飛行が1977年とか……。就役開始が1983年。開発開始から40年近くかかっての量産。継続は力なり、ってこういう時に使う言葉なのかなぁ?
ともあれ、このMi-26は世界最大のヘリコプターでして、その積載量は20tと破格の数字を誇ります。これがどのくらい凄いかというと、自衛隊でも使用しているC-130輸送機の積載量が20tなんですな。戦術輸送機と同じ重さが積めるヘリコプター。どうかしてます。
無論軍用なのですが、この機体、日本に向いている面があるのですよね。
巨大な貨物スペースと積載量は、重機を積んで垂直に離着陸できるというメリットがありまして、この国の災害派遣では使い勝手が良いと考えられる面があるのです……。
とはいえ、さすがにロシア機は買わないか。
- 2011年12月20日(火曜日)
- 長年の懸案であった日本の次期主力戦鬪機(F-X)の選定が、ロッキード・マーチンF-35に決したそうな。報道に拠れば、1機辺り99億円の予算を組み、最終的に42機を導入するとか。
正直、2016年の導入には間に合わないと思うのですが、F-4EJの退役が伸ばせない以上、遅延によって生じる航空戦力の空白をどのように埋める算段なのかが気にかかる所です。
単に民主党の伏線になってしまうのが、最悪の結末というやつですが……。
「カイロでのデモ隊と軍の衝突によるエジプト研究所の火災で貴重資料等が焼失」とかいう報道を見ると、文化財の返還要求にほいほいと応じるのも考えものだよな、とか。
もっとも、政治的に安定している国でも天災とかあるわけで、一概にどこの国が良いといえるわけじゃないんだけど、国民レベルで文化財の価値が共有されていない国ってのは、問題があろうかと思う。
長くに亘ったWinny裁判だが、最高裁が上告を棄却し、無罪判決が確定したそうな。
- 2011年12月21日(水曜日)
- 昨日のWinny裁判の判決文だが、今日最高裁のwebサイトに掲載された。
この判例は勿論Winnyの開発を幇助とはしないという判決だけれども、同時に幇助となり得るソフトウェア開発の条件をも示している。
もっとも、余程明確な犯意を持っていないと該当しないと思うけど。
- 2011年12月22日(木曜日)
- 「東芝、二審も勝訴=「デジタル専用機は対象外」−録画補償金訴訟・知財高裁」と、一年前に一審判決が出た補償金裁判の控訴審が決したとの報。
特筆すべきは、一審判決ではデジタル放送のみ対応のレコーダは課金の対象(されど支払い義務はなし)という判決だったのが、そもそも課金対象じゃないよ、という判断に変わったことで、前回は痛み分けだったのが、今回は全面勝訴の様相を呈している所です。
原告のSARVHとしては到底認められない判決でしょうから、上告するだろうとは思うのですが、果たして勝ち目はあるんでしょうかねぇ。知財高裁判決が最高裁で覆った例としては、まねきTV裁判がありますから、逆転の目がないわけではありませんけれども。
- 2011年12月23日(金曜日)
- メインで使っているXPマシンがメモリエラーで落ちるようになった……。
今のマシンを組んだのが2007年7月なので、5年保たなかった形に。
渋い……。
メモリモジュールだけ交換するか、7へ移行するか。まあ、普通に考えりゃ後者だよなー。
でももうPC組みたくない病なので、メーカPC買うとなると、今ひとつ選択肢が……。HPのZ210SFFとか好きだけど。
- 2011年12月24日(土曜日)
- 本日は製造日。
PCの状態が非常に悪い。
POSTが通らねぇ……。エラービープをM/Bのマニュアルに従って紐解いた所、ビデオカードの初期化ができないとかいう状況らしい。
ビデオカードは夏に買い換えたばかりのものなので、カードに異常があるとは思いにくかったが、念の為、旧カードと差し替えてみるも、立ち上がらず。
愈々M/B臨終の疑い濃厚。
- 2011年12月25日(日曜日)
- PCは臨終を迎えし。
プリン喫食日。
はくほー氏の主宰により始まったバケツプリンの宴も10回目とかで、今回は普段のミートパイの代わりにアップルパイを焼いてみた。砂糖不使用でヘルシーなやつ。
なかなか美味しかった。
- 2011年12月26日(月曜日)
- メインマシン代替機は、HPのZ210 SFFではなく、Compaq 8200 Elite SF/CTにしようかなーとか。こいつなら4 core / 8 threadのCore i7 vProが選択できる。
ちなみに特段のHP好きなわけではなくて、単に幾つかの要求仕様に適合しているメーカがHP(の法人用)しかないというだけの話。
PS/2端子とシリアル端子って必須だろ、常考?
本当は自分好みのマシンを自作すりゃ良いんだろうけど、もう面倒臭くって……。
細かいケーブル結線するのが、ね。
- 2011年12月27日(火曜日)
- 先日の私的録画補償金裁判の判決文が裁判所のサイトに掲載された。
つらつらと読んだ範囲では、補償金は協議して妥結した範囲しか取れないよ、という結論かと。徴收する側が一方的に拡大解釈して要求しても駄目よ、と。
現在の補償金の枠組みは、アナログテレビ放送のデジタル録画についてのみ検討しているもので、現在のデジタル放送のデジタル録画にそのまま適用できるものではない。新しい枠組みについてはまだ合意がない。だからといって古い枠組みを敷衍するのはいけません……とな。
知財高裁の役割から考えると、「お前らちゃんと話しあえ」って感じか。
上告がなされるということなのですが、最高裁の判断が気になる所です。
先日起きた黄海での中国漁民による韓国海洋警察官刺殺事件ですが、余り宜しくない方向に話が進んでいるようで。
領海並びに排他的経済水域内における海上警察権の行使は第一に海軍に属するものと解されます(海洋法に関する国際連合条約第110条)が、近年は海軍ではない政府海上組織が初期対応を行うことが通例になりつつあります。これは国際社会の成熟が進み、重火器を使用しない程度の海上取締に海軍を持ち出すのは割鷄焉用牛刀の虞が強くなってきたためです。また、海上での領土問題などが生じた場合でも、初期の対応に海軍(最終兵器)を持ち出すと事態の收拾が難しくなる、などの事情から、武装が限定的な準軍事組織が初期対応を行うことが増えています。
これらの組織名やその性格は各国で異なりますが、米国であれば沿岸警備隊、日本であれば海上保安庁、韓国であれば海洋警察庁が相当します。ある意味で、海軍よりも困難な任務に従事している組織です。これらの組織は軍よりも装備が貧弱であり、対応が軟らかですが、それは別に弱腰だからではなく、国家間の無用な緊張を高めないため自制している結果なのです。
故に、警察力程度の実力行使で済んでいるならその範囲で済ませる努力を、関係国は尽くさないといけないわけです。
で、どうも中国側にその努力が足りないと言うか、努力が身を結んでいないと言うか、「そんなことをしたらこんなことになる」的な状況に陥りつつあり。中国が、状況の悪化を望んでいるとは思わないのだけれど、見た感じ有效な手を打てていないのも確かなんだよね。
外交的妥結のために国内を鎮静させるのって、何処の国でも難しい作業なのですが、どうも昨今、それが困難な国が増えている印象なのですよね。
我が国を含めて。
印度ラジャスタン州で公営病院の医療従事者のストライキが発生し、患者40人が死亡とか報じられている。「死者数の報道は正しくない」との反論もありますが、犠牲者が出ていることそのものを否定してはいない模様。
ストライキは、周囲の同調を得られて初めて成功する類の実力行使ですが、医療従事者の場合、天秤の一方に掛かっているのが患者の命とあっては、賛同を得られにくい側面があります。ですので、医療従事者がストライキを打つのは、よくよくのことです。こう言っては何ですが、相当酷い状況だったのではないかと推察されます。
日本では医療従事者のストライキは余り目にするものではありませんが(全くないわけではない)、諸外国では長期に亘るものもちらほら見受けられます。
日本の場合は、ストに至る前に逃散してしまうケースの方が多いように思われますが……。
- 2011年12月28日(水曜日)
- コミケ0日目。
前日設営は多少の不手際を含みながらも人海戦術で遂行さる。
- 2011年12月29日(木曜日)
- コミケ1日目はサークル参加。
いかなる天の配剤か、一日目の東ホールに配置されてしまった我がサークル。場違い感バリバリ。
ジャンル間違ったんじゃないのかとか思うほど。
16時で閉会を迎え、企業ブース(17時閉会)へ行ってみたら、既に販売終了になってる企業参加ちらほらと。これはあれか、サークル参加者は来るなと……。
- 2011年12月30日(金曜日)
- コミケ2日目は音楽系。
夏に引き続き参加の田中公平のCDを考えていたのだが、搬入2,000部と聞いて諦める。
午後になって一応回ってみたら、既に撤收状態だった。
が、あとでblogを読んでみると、午後2時まで残っていたらしい。惜しいことをした。もうちょっと早く回っていれば……。
- 2011年12月31日(土曜日)
- コミケ3日目最終日。
開場後にまったりと到着。待たずに入場。しかし代償として、いくつものサークルで完売の憂き目に会う。大丈夫……委託があるところが殆どだから……。
どうにもならないのもあるけどさ。
「みんなのカルテ保管庫」なる頭の痛くなるようなサイトの存在を知る。
何もかもきっとホーシャノーのせいね。
それでは皆々様、良いお年を。