最近、こんなハンドルを見つけてしまい、微妙に物欲が刺激されていたりして。
最近すっかり忘れていたが、私の自転車は一応フォールディングできるなんちゃってロードだったものが、部品交換の果てに今や折り畳み不能になっていたのですが、これを装着すれば再び折り畳みが可能になりそうな予感。
問題は、ハンドルが前に出過ぎちゃうことだなー。
話題の強度計算書偽造問題を見ていると、結局、検査ってやるだけ無駄なんじゃないかとか思ってしまいそうで怖いな。実際には、悪意を持った人間に対してシステムは元々弱いって面があるんだけど。
ただ、今回の一件も、三菱のリコールもそうなんだけど、本来機能することが期待されていた制度が全然役に立ってなかったっていう点で、究明すべき点はあるんだよね。その能力がない人間に権限を持たせているんじゃないか、という疑いがあるわけで。それはまずいよね、と。
しかし、嫌な事件が立て続けに起きますね。事件そのものは非常に痛ましいと思いますし、犯人の検挙に全力を挙げてほしいと思うのですが、一方で、このようなことが続くと、より一層世間が窮屈になりやしないかと心配です。
某奈良県じゃないですが、より一層“犯罪”要件が緩められるようになると、意味もなく逮捕されたりする社会が到来しそうで怖いですわ。
今でも、下手に工具なんぞ持って歩くと逮捕されちゃうしねぇ……。
そいいえば、韓国では最近「韓国の国家危機マニュアル、日本右翼団体の独島上陸想定」とか報道されていて、はあ、まあ、そりゃ結構なことですが、「日本との関係に配慮して、日本政府が侵攻する状況は除外した」ってのは不可思議な話です。
本気で対策を纏めるのであれば非公開に日本の侵略を想定するのが筋で、間違っても公に触れるべきではないですね。たとえ嘘でも「そんなこと想定したこともない」と言うべきものです。上の言い方だと、「内心日本が攻めてくると思っています」と言っているのと一緒で、言われた側としては「ああ、韓国は日本が攻めてくると思っているんだ」と認識して隔意を持ってしまうわけです。相手が仮想敵国であればそれが目的だったりするわけですが、韓国にとって日本は仮想敵国なんでしょうか。だというならば、日本も相応の態度を採った方が宜しいのでしょうか?とか考えてしまいます。
ODA代替事業化が懸念されている中国における遺棄化学兵器処理事業ですが、共同処理機構を立ち上げることになったとか。
とりあえず中国側の「200万発」の主張が退けられたことは僥倖ですね。当初の70万発から40万発程度と、これまでの調査結果を反映した形になっています。
あとは、中国にたかられないように気をつけて事業を進めて欲しいものです。
広島と栃木で連続した少女殺害事件にまつわり、思っていること。
防犯ブザーの有用性について疑問を抱いています。広島の事件でも栃木の事件でも被害者は防犯ブザーを所持しており、にもかかわらず有效に機能していません。もちろん、ケースとしては防犯ブザーが機能した事件もあり、一概には言えないのですが、防犯ブザーを所持していることに安心してしまっているのではないか、という疑いはあります。
防犯ブザーを有效に活用するためには、指導・実演に加え試用・練習などが不可欠なのではないかという気がします。「怪しい人にイタズラされそうになったらブザーを鳴らして」と言葉で説明しても、本当にその瞬間に行動できるかといわれれば、無理だろうという気がしてなりません。
この辺、物品に対する過度の信頼があったのではないかと。
そういえば以前、女性の方にスタンガンの所持について意見を求められたことがあって、その際「ナイフは使えますか?」と訊ねかえしたら驚かれた、なんて経験があります。スタンガンは武器様態としてナイフと同列ですので、ナイフで人を刺せるくらいの技量がないとスタンガンで不審者を倒すのは困難です。逆に相手がナイフの捌き方を知っていた場合、有效打を与えられない可能性があります。
ちなみに催涙スプレーをお薦めしておきましたが、それだって咄嗟の時に使えるようにしておかないと意味がないことでは同じですね。そういう点では、自爆覚悟の催涙手榴弾とかの方がいいのかも。
あと、事件そのものの痛ましさとは別に、これを社会問題化しようという動きには注意が必要でしょうね。こういった問題では、調査・統計資料を見て判断しないと、「印象」で動くと下手を打ちますからねぇ。
少年犯罪データベースなんか見てると、そう思うこと多いから。
統計の上で言えば、未成年者が被害者となる殺人事件は、去年は182件、二日に一人の割合だよね。一昨年が156件だから、増えることは増えている。ちなみに3年前は156件で2年前と同じ。今年はまだ上半期の統計しかないけど、殺人は75件で、昨年上半期の86件を下回っている。
もちろん、一件一件の事件は痛ましいものであることには間違いなく、深い悲しみを覚えることに異論はないが、では犯罪全体の増減という話になると話はまた別で、これは印象で語ってはいけないことだと思う。
2〜3日に一件、未成年者が死亡する犯罪が起きても、それは統計上不思議ではないのだから。
ASEAN+3での日中韓首脳会談が議長国中国によって延期されたようですが、その件について温家宝総理のコメントが人民網に載ってたんですが……。
1895年、中日甲午戦争(日清戦争)で、日本は中国の台湾を占領した。1931年の「9・18事変」(柳条湖事件)では、日本は中国の東北3省を占領した。1937年の「7・7事変」(盧溝橋事件)では、日本は中国への全面的侵略を開始した。柳条湖事件は関東軍の自作自演による侵略だったことは確かだし、盧溝橋事件はきっかけはともかくそれを侵略の糸口にしたことは間違いない。これらは確かに日本が一方的に仕掛けた侵略です。でも、日清戦争は違う。
6月にあんなことがあったわけですが、韓国側が捜査権譲渡を求めているというニュースが。韓国側は正気か?
まず大前提なのですが、日本のEEZで操業する船は、その船籍がいずこの国であれ、日本当局の指示に従わねばなりません(除く軍艦)。停船命令が発せられたのに逃亡している時点で、国際法に違犯するんです。違法操業云々以前の問題です。
これまでも、海上保安官が航走中に移乗するとか、カラーボールをぶつけるとか、はっきり言えば温情的な対処を取ってきています。これがオホーツクのロシア巡視船なら、発砲してますがな。
それを何ですか、捜査権を渡せとは。主権侵害も甚だしい。盗人猛々しいとはこの事か。
海保は突っぱねるようですが、当然だ。
真面目に、発砲に関する規定を変更し、逃亡を企てる輩を速やかに砲撃して止めることを進言します。
Sony伝説その3かな>「ソニーBMGのコピー防止機能付きCDにまた別のセキュリティ問題」
この翻訳記事がイマイチなので、ここからEFFにリンク張っちゃいますが、今回の俎上に上がっているのはSunnComm社のMediaMaxというDRM技術。一部では既に「EULA(End User License Agreement)でDisagreeにしてもインストールされる」(訳)と話題沸騰中のアレです。
今回のリストはこちら。パッチのダウンロードはこちらからどうそ。
これはもうあれですかね、音盤買うなってことですかね?
帰京の列車が雪のため目茶苦茶になってしまい、一時間ほど余計に時間を食いました。っつーか、駅にやってきた車輛が489系だった辺りで「あれ?」ですよ。
帰路は特急はくたかで北越急行ほくほく線経由、越後湯沢乗換えで上越新幹線というルートだったのですが、ご存じの通りほくほく線は狭軌在来線で唯一160km/h運行を行う路線。そのため、車輛も160km/h運行に対応した681系でないといけないわけですが、編成の都合上489系が通行することもあります。ですが、本来681系用に組まれたダイヤ通り489系が走れる道理もなく、681系が来る筈のところに489系が来た時点で新幹線との連絡がどうなるんだと疑っていたら、やはり直江津で放送があり、行き先が越後湯沢から長岡に変更になった。当然、新幹線の指定席はパァで、振替て貰うにしろ、最悪指定席が取れない可能性すら出てきた。乗客の中には車掌さんを問い詰めている人もいたけど、車掌さんを苛めてもしょーがないですしねー。
幸い、なんとか長岡で指定席を分捕れたのですが、本来Maxの筈が200系を堪能してしまいましたよ、ええ。
なお、小熊は鉄ではありません。断じて。
なんか塾講師が小学校6年生の女生徒を刺殺したとかいうニュースで沸き立っているようですな。
前にも書いたんだけどさ、驚くほどの頻度じゃないとは思うんだが……。
それに、広島の事件と栃木・茨城の事件、今回の京都の事件って同列に並べていいのか?という気はするし。被害者が女子小学生だという点以外に接点も共通点もなさそうなんですが……。しかも、統計的に異常な数字を見せているわけでもない。事件が痛ましいのは当然なのですが、これほどまでに世間を沸騰させる何かがあるのかと、考えてもよく分からない。
だって去年も一昨年もそれ以前からも、そんな事件いくらでもあったじゃないか。
NHKのニュースによると、子供を狙った犯罪を減らすには「子供に対する性犯罪を誘発するような雑誌やゲームやインターネットサイトの規制強化」「子供に対する性犯罪者への罰則強化」が必要だという答えが20%以上を占めているようで。
規制はここ10年強化され続けていますし、罰則というか法律も強化されています。にもかかわらず犯罪が増加しているのであれば対策には意味がないことになりますし、減少しているのであればそもそも「犯罪が相次いでいる」というのは心理的な思い込みに過ぎないわけです。ちなみに統計上は減少傾向にあり、去年やや多目でしたが、今年は一昨年水準にまで戻りそうなので、下げ止まってんじゃないかという気がしますが……。
犯罪がゼロになればそれは素晴らしいことですが、それは無理だろうしねぇ。
去年の12月にプロトタイプが公開されていた、新型ASIMOが発表されましたね。着実に進化しているなー。
今回の進歩は、地味なところから派手なところまで多岐に渡りますが、全身協調動作が一つ大きいですよね。これが可能になることによって、人間では当たり前の、体を傾けながら角を曲がる、などの行動が取れるようになりました。
あと、仕様変更として大きいのは、手の改良ですかね。これまでのASIMOの手は握ったり開いたりできますが、基本的に物品の把持には使用できませんでしたから、手首から指にかけての駆動系を一新している筈です。
個人的に惜しいな、と思うのは、HRP-3Pの時も書いたのですが、脚部自由度が増えていないことですかね。人間と共存することを考えると、姿勢制御範囲に余裕を持たせるのは大切だと思うのですが……。
次の課題、なのかなぁ。
と、いうわけで朝っぱらから坂村先生のありがたーいお話なんぞを拝聴したりして有意義だと思われる一日をまったりと過ごした。
PMCのブースで超漢字4.2のアップデータは売っていないのかと質問したら、ネットのみと言われた。が、どうもその後同様の質問が相次いだらしく、BTRON Club会員に限り、事前にwebサイトで注文し、会場受け取りが可能となったとか。
実は前回のBTRON Clubの時も同じことを訊いたんだけどねぇ。
売る気あるんか?
えーと、あちこちで「T書体」のことが報じられてるんですが……今んとこ、ノーコメントかなぁ。っつーかさー、制定母体すら定かじゃない文字セットを「○○万字!」とか言って有り難がる時代はとっくに終わったんじゃね?とか思っている私がいたりするわけなんですが。
この辺は次回のBTRON Clubで発表するつもりなんですが、下手なことを発言すると反作用が恐くてねぇ……。
宮崎大学で兎の解剖写真をblogにupしていた医学部生6人が処罰された、と新聞で報じられていました。個人的には何が問題だったのかよく判りません。
人間だったら死体損壊罪でしょうが、兎じゃあねぇ……誰かが飼っていた兎を殺したのであれば、器物損壊罪だけど。
魚を捌くとか精肉に包丁を入れる、なんて画は平気でテレビでも流しているだろうにとか思うわけですが、兎だと何が駄目なんですかね? 調理済みじゃないと駄目なんですかね?
どこの馬鹿がやったのかと思っていたんだけど、中学生だったのかよ。
見てくれることは嬉しいし、データの増補や訂正に力を注いでくれるのであれば嬉しいのですが、悪戯は勘弁だね。
中学生・高校生くらいのエネルギーって、wikiで巧く集約できればかなりお翁ものになると思うんですがねー。
NHKといえば、デジタル放送のスクランブル化が取り沙汰されていますが、個人的にはやめた方が良いかと。
NHKは放送法第二章に定められる公共放送で、他の民放にはない多くの責務(研究開発や政見放送の実施など)を科せられています。税制的には優遇されていますが、予算は国会の承認を必要とし、また広告宣伝による收入を得ることができません。緊急警報放送設備を全国の放送局に完備しているのもNHKだけです。
これは非常に良く出来た制度で、国家に近すぎず遠すぎず、民放とも一定の距離を置いていて、絶妙なバランスではなかろうかと思います。
運用上の問題が起きていることは間違いありませんが、それは財政の透明性を確保するなどの運用上の努力で回復できるものだと考えています。もし国民の意志として、NHKが不要であるとの結論に至ったのであれば、閉局もやむなしでしょう。
数年、耐える必要があるとは思いますが、今性急にスクランブル化などの方法で「見れない」人を作り出すことは、NHKの将来を禍根を残すだけのように思います。
個人的にはデジタル放送でのコピーワンスも止めた方が思うがね。NHKの存在意義を考えれば、むしろ著作権については、悪用を取り締まる程度でいいんじゃないかと思うんですけども。
先日のASIMOに続いて、SonyのQRIOもバージョンアップしたそうな。
モノを持てるように、主に手首と手を改良したようですね。他にも細々したところは変わっていそう。
SDRシリーズはソニー再編の中で開発が大幅縮小と伝えられるところで、今後が危ぶまれていますが、これが最後のバージョンアップ、なんてことにならないことを祈っています。
あと顏認識だとかラベル認識だとか、どこぞの自律移動支援などにも転用できそうな技術があれこれ見られたわけなんですが、要素技術は凄いんだけど、製品に組み込まれているとそれほど魅力的に感じないというか、製品があまりにも単体として完結し過ぎていて、製品間の連携が全く取れていないのが、なんともはや。スゴ録のブースで、学習型の自動番組録画機能を紹介したと思えば、その対角線上の場所でweb上でユーザの好みを学習する電子番組表システムをVAIOで走らせていたりする。しかも両者には連携機能がないとか言われると、こいつらアホか?と
ただ、ここの要素技術は確かに素晴らしかったので、音頭取る側がよくなれば一気に改善される可能性はありますね。それだけが慰めでしょうか。
NHKスペシャル「欺かれた“安全性” 〜耐震強度偽装マンション〜」を流し観してて、他にもあるんじゃねーの?とか思った。この連中だけが特別だったと考えるより、これは氷山の一角だと考える方が道理のような気がするんですが。
続いて針路を西に取り、一路西荻へ。怪しい集団の忘年会に参加。まともな人物は私一人だった。
お店にも多大な迷惑をかけ、出る時に「ご迷惑おかけしました」と言うと苦笑していた。なぜか人型ロボットとか繰り出してたもんなぁ……。
平成17年版の消防白書によると、日本の火災で最も多い出火原因は、「放火」だそうで。総ての火災のうち13.6%(放火の疑いを含めると23.2%)が放火だというのですから、こりゃなんか拔本的な対策が必要なんじゃないかと思わんでもありませんな。あと、煙草の投げ棄てによる出火が多いのも気になります。これは放火に含めてもいいんじゃないか……。
厳罰化しても效果が期待しにくい領域だけに、即効性のある対策も思い付きませんが……放火専門の特別司法警察職を創設するってのはどうでしょうかね。警察と縄張り争いするだけかなぁ?
戦争に行って人を殺したくないって意見は、多くの人に共通する意見じゃないかな。普通の人は、自ら進んで傭兵になったりはしないし(そういう人がいることは否定しないが)。
でも、“そんな事言ってられない事態”に陥る時ってのはあるんですよ。別に何も悪いことしていないのに攻め込まれて国ごと滅ぼされるなんてことは、それこそペロポネソス戦争のメロス島の頃から歴史上あり溢れ過ぎていて、否定する要素の欠片もない。
他国に攻めていくかどうかはともかく、自国の安全は自国で守らなきゃいけないってのが、歴史の示すところなわけです。しかも、実力と外交の両方で。
その前提の上で、必要な議論ができるようにするための教育なら良いのですが、ただひたすらに戦争の悲惨さを教えても意味がないような気がする。戦争は悲惨だけど、それでも起きるんだから。
その昔(今年も)、下らない事件がありましたが、またまたそのドイツから「観光客に「ナチス式敬礼」をした女性2人、逮捕される」。
僕はドイツ国民じゃないので論評する権利があるのかどうか怪しいところなんですが、行きすぎというかやり過ぎというか病的というか。もちろんナチのやったことを全面肯定する気はないのだけれども、一方でこのような思想・言論の規制を行うこともまたある種のファシズムじゃねーの?とか思うわけですよ。不文律的なタブーってのなら分かるけど、法律なんだもんなぁ。
まあ、日本国民には分からない政治的・社会的事情ってのもあるんでしょうが、端から見ていると、言論の自由に制限がある不自由な国という印象を抱いてしまいます。別にドイツ国民の100人や200人がナチを信奉していても、それがドイツの主流派だと考えるようなことはありませんし、またそれが主流となることもないだろうと思えます。それほど神経質になる必要もないと思いますけどね。
むしろ、こーゆーのの方がどうかと。
実は風邪が治らずに真っ赤なお鼻のトナカイさん状態なわけだが、こういう時はリポDだ!と思って買いに行ったら、復刻版なる箱が売られていたのでついつい手を出してしまった。
ナカミは普通のリポDらしい。
しかし、世界のリポビタンDによると、イタリア、イギリス、越南では缶入りで売られているらしい。缶の方が輸送や取り扱いなどに於いて便利なのではないかと思うわけだが、なぜに着色瓶での販売に拘るのだろうか。謎だ。
多分文化的問題なのだと思うのですが、世界には私には理解できない謎が多くて大変です。
「論文不正:京大教授を処分 女性助手に精神的嫌がらせも」って、これで処分が停職3ヶ月ってぇんだから良い身分だな! ハラスメントがどうこうというより、研究者としてどうよ?
以前米国におけるインテリジェント・デザイン論にちょっと言及したことがあったんですが、それに絡んだ裁判のニュースが米国から。
私に言わせるとID論なんての似非科学もいいところで、こんなもん教えるくらいなら聖書を教えた方がまだマシだと思う。聖書が科学的に正確かどうかなんて議論の余地がないけど、ID論はそれを隠蔽しようとしているところが悪質だからねぇ。
もっとも、この手の似非科学の蔓延は何も米国の専売特許じゃなくて、日本でもライフスペースから「水からの伝言」まで枚挙に暇がなく、どうしてこんなペテンに引っ掛かるのかと首を傾げるところがないでもなかったり。
兄が偽物なら弟も偽物、というわけで「トレス被告の“弟”収容 日系人「ヤギ」と偽り入国」だそうな。
日本国がなぜ“日系人”に対して就労目的のビザ発行が緩いのか、私には全く理解できませんが、きっとなにか私には分からない深遠なる理由があるんでしょう。私のイトコ達もそれで入国してましたからして。
しかしそれって翻ってみればこういう偽装を横行させる温床でもあるわけですよね。法務省も遅まきながら規制強化に乗り出すようですが、フィリピンとのFTA交渉であれだけ看護師の受け容れに難色を示していたことを考えれば、そりゃぁ「実は旧日本兵の子孫だ」とか名乗りたくもなるでしょうよ。ところでフィリピンというと、芸能ビザなら比較的簡単に取れたのに、看護師だと政府間交渉になる……とか、日本の入国管理には不思議が一杯です。
人口減少社会に入ったというこの日本ですが、今後の労働者人口の減少をどうにかして補わにゃならんわけで、今後単純労働にしろ頭脳労働にしろ、ロボット三等兵が間に合いそうにないからには、どういう形でか、受け容れていかねばならんのと違いますかね。
NIKKEI NETの清水正巳編集委員によるコラム「研究の失敗に寛容な風土はできるか」ではやぶさのことを採り上げていた。だが内容は酷いものだ。
冒頭に『日本の小惑星探査機「はやぶさ」による小惑星イトカワの探査ほど、成功したのか、失敗したのか分からないプロジェクトはない。』とされるが、そもそもはやぶさは「工学実験探査機」であり、そのミッションはなにもイトカワへのサンプル・リターンだけではない。主要な課題だけでも、電気推進、自律型の探査機技術、イトカワからのサンプル採取、地球帰還から再突入となっており、そのどれもが日本の宇宙技術開発に於いて未踏の分野だ。『今日のはやぶさ』のページ中の「ミッション達成度」にもあるように、イトカワの科学観測までは成功しているのであれば、いくつもの項目に「成功」の文字が並ぶだろう。単に「パーフェクト」ではなかったというだけだ。
この清水編集委員ははやぶさを『一つ一つの技術を組み合わせ、全体システムをつくりあげるような技術開発プロジェクト』と分類し、『後者は着実にシステムをつくることが前提であり、出来上がったシステムが動かなかったり、目標を達成できなかったりすれば失敗であり、無駄な研究開発ということにもなる』と評したが、これは事実誤認に基づく讒謗だ。はやぶさは前述の通り工学実験探査機であり、その立場はむしろ『新発見やイノベーションにつながる発明』である。何しろ一度もやったことがない初挑戦の分野だ。
未知の分野に挑戦すれば成功ばかりとは言えない。途上、史上最大の太陽フレアに曝されたことや、リアクションホイールの2基喪失など、天変地異に近いトラブルも経験し、はやぶさチームはそれを創意工夫や応用努力で乗り越えてきた。そして3億kmという、リアルタイム制御も出来ない空間での自律制御を行った。これらの挑戦を一つ一つ乗り越えた果ての、現在なのだ。
そもそも、成功と失敗は二値的な排他関係にあるわけではない。失敗の中にも成果があり、成功の中に失策がある。成功したか失敗したか俄には判別がつかない事例とて少なくはない。火星探査機のぞみは、その主任務たる火星探査は行うことができなかったが、一方で運用チームには故障した衛星の運用と復旧、軌道計算などに於いては大きな財産を遺した。それらは少なからずはやぶさに活かされている。無論、はやぶさのここまでの運用の中でも、成功もあれば失敗もあった。それらは、次の機会があれば貴重な糧となるだろう。
予算逼迫の折りでもあり、成果主義の導入による效率的な予算運用は不可避だろう。だが、そうであるならばまず銘記すべき事は、成功と失敗は二元論ではないことだろう。この清水編集委員の冒頭の一言『成功したのか、失敗したのか分からない』のような考え方こそが、成果主義を結果論に落とし込み、本人が危惧する偽造捏造を誘発する苗床となるのだと警鐘を鳴らしたい。
もっとざっくばらんに。
『安い開発費では目標を達成できないというのであれば、失敗しないだけの開発資金を要求すればよかったではないか。』という一文には、殺意に近いものを感じましたね。
日本の宇宙機関の予算は、世界的に見ても非常に少なく、NASAの1/8、ESAの1/3と言われます。
予算がふんだんにあるのであれば、はやぶさのリアクションホイールだって冗長系が積めたし、ロケットだって震動が厳しいΜ-Vを使わなくても良かっただろうし、ハイゲインアンテナや太陽電池パドルを可動式にする事もできたよ。ミネルバだって宇宙の藻屑に消えずに済んだかもしれない。
でもそんなセリフは、今の5倍くらいの予算をつけてから吐け、と。
こんなこと書き散らしていたら、米国からサイエンス誌の「今年の科学的進歩ベスト10」に“はやぶさ”がランク・インしたと報じられていました。
「日本と準戦略パートナーに 台湾与党、初の内部文書」だそうな。まあ当然っちゃ当然やろうねぇ。
海洋進出を図る中国に対抗するには、日本列島‐台湾‐フィリピン諸島‐カリマンタン島のラインを完成させてしまうのが一番ですから。これにインドネシアが加われば、完璧です。逆に中国からしてみれば、海洋進出のためにはこのラインを断つことが必要となりますので、離間策だの内政干渉だの内憂幇助だのといった手を打ってくることになります。台湾を例に取ると、野党である国民党と中国共産党が接近してたりしますな。つまり抱き込み。
つい近年まで日本でも野党(与党もだけど)がやけに親中国だったりしましたが、最近はようやく目が覚めたのか何なのか、民間レベルでも対中国親近感が下がりっぱなしです。結局中国の覇権主義を前にしては、膝を屈するか仲間を募って対立するかしかないわけで、前者が採れないなら選ぶ肢は一つしかないわけでして。
もちろん仲良くできればそれに越したことはないのですが、中国という国は節度を持ったお付き合いができそうもないのでしてね……。
近所のスーパーに買い物に行ったら、これでもかとチキンが売られていたわけだが、“土用の丑の鰻”や“感謝祭の七面鳥”なんかと同じで、“クリスマスのブロイラー”というわけだな。
「旧日本軍:裁判抜き処刑100人 捕虜の米英飛行士らを」という毎日記事なんですが、どうも大元のPOW研究会は左がかった団体みたいですが、研究内容そのものは評価できるんじゃないかな。個人的感想ですが、共同代表の一人、内海愛子氏の研究は、これまでも内容は優れていましたし。ただ、朝鮮人BC級戦犯を“日帝の被害者”として補償を求める彼女の政治姿勢については全く賛同できませんが。
私はこの手の調査研究は(能うならば)解釈を加えるべきではないと思っていて、統計がきっちり出ていればそれで良いと考えます。わざわざ「虐待を含め旧日本軍の捕虜の扱いは人道的とは程遠かったことが改めて分かってきた」などというコメントを付与したのは、研究の質を落としこそすれ、質の向上には寄与していないと感じました。
彼らの研究からは、なにも日本軍ばかりを責めているわけではなく、誰も彼もを責めているように見えます。それが彼らなりの平和への道なのでしょう。
「社説:特急転覆 安全管理で浮ついてないか」より、「突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。」ってあんた……。
正直、こんな社説を載せてしまう毎日新聞の意識を疑わずにはいられません。頭おかしいんじゃないか?
えーとですね、例えば自動車を運転していて「風の息づかいを感じて」「事前に気配」を察知できる方、どのくらいおられますでしょうか。ちなみに私はできません。以前は横風に無茶苦茶弱いドミンゴに乗っていましたが、その時は先行する車の挙動や高速道路なら吹き流しを見て、風を読んでいました。
実際問題として「風の息づかい」なんぞが感じられたら、今頃超一流のソアラーになってるんじゃねーかって気もしますし。その辺どうなんでしょう、全国上位のソアラーであるところのさとみ君なんかなら感じられるんでしょうか。つかさ、そんなんで事故が回避できりゃマイクロバーストで墜落する飛行機なんざでねぇんだよ、って思いません?
この社説は“全ての事故は人災である”という立場で書かれていますが、本当に全ての事故は人災なんでしょうか。私には到底そうは思えません。そもそも安全というものは費用対効果の中で確率的に語られるものであり、完璧な安全などというものは存在しません。事故は確率的に常に存在し、それが社会的許容限界を超えた時に問題となります。
敢えて悪い言い方をすれば、社会は許容範囲内の事故と付き合っていかねばならないわけです。
事故が起きることは悲しいことです。しかし未だ原因調査が端緒に付いたばかりであり、人災だったのか天災だったのか、あるいは避け得る事故だったのか避け得ぬ事故だったのかも判断付かない状況で、このような社説を載せることの無責任さを毎日新聞が理解しているのかどうか、そちらの方が心配です。
企業、西館、委託を回って、最後の最後に、東館に渡って某イトノくんのサークルへ向かい、挨拶だけでもしようと思ったのに、14時時点で彼は不在だった。まあ、企業ブースとか企業ブースとか企業ブースとかで行列に並んでるんだろうと思って、後が押していたので、脱出した。
明日発行予定の新刊の印刷をしに、某所Kinko'sへ。年末ということもあってか結構混んでいて、お蔭で出力が錯綜して店員が二人の客のプリントを混ぜて渡してしまうという大チョンボの当事者になる。一体何のためにあの出力票書かせているんでしょうか。枚数の確認もしないなら、出さんぞ、次から。
向こうの手違いで10分で終わるはずの出力が20分以上かかったのに、料金だけはしっかり取りやがった。
FedEx系列になってから、店員教育が一層疎かになってる気がするなぁ。
自宅に戻ってから、ちまちまと製本作業など。
印刷したブツに誤字脱字を見つけてへこんだりする。
「風の息づかいを感じろッ!」の件。
ソアラーさとみ君によると、翼があって浮いてりゃ感じられるかもしれんということなので、対策としては電車に翼を付けて……(違)。
なんか報道によると、原因にマイクロバーストが疑われているようで、もしそうだとしたら、事前に察知してても事故が不可避であった可能性が高いですねー。どうすんだろう、毎日新聞。
他にもツッコミどころは満載なんですが、一々ツッコミ続けると身が保ちそうにないので、このくらいで。
なんか「マガジン9条」とかいうwebマガジンで、“新春特別企画 国民投票”と題して、憲法9条改正についてのアンケートをやっているらしい。
で、選択肢が以下の通り。