このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「「よく当たるもんやな」 裁判員呼び出し状3回連続、確率6万4千分の1」という記事はどの辺に突っ込んだらいいのか……。
それは乱数の代わりに疑似乱数を使った馬鹿プログラムなんじゃないか?
家に帰ってきて、日本シリーズを見ているうちに、倒れるように寝てしまう。
古来から、月と人間の間には深い関係があると考えられてきました。たとえば、身体に関わる漢字を見てみると、「肘」「膝」「腰」「胸」「脳」「腸」「肝」「臓」「肩」「腎」など、多くの漢字に「月」という文字が入っています。それは「肉」の字が変形した「にくづき」だッ!!!!
USB接続のラジオで短波が聞ける奴が出たそうな。
5月に話題になっていた、NHKの映像ライブラリがNHKクリエイティブ・ライブラリーとして31日に発足していた由。
もうちょっとライセンスが緩いといいんだけどなぁ……。
でも、これは小さいけども偉大な一歩だと思います。
続いて竹橋へと移動し、国立公文書館の秋の特別展「天皇陛下御在位20年記念公文書特別展示会」を観賞。
御親筆の筆跡からありありと伺える陛下の衰えなんぞを悲しく思ったり。
そして竹橋から神保町へ歩いて移動し、最終日の神田古本まつりに突入。
実に文化的一日であった。
巨人も勝ったし、言うことなしだ。
某工作者が某所で「エコフィン」なる製品を紹介していた。
要するに、段ボール製の棺桶。
棺桶を段ボールで作ることがエコなのかどうかについては議論がありそうだが、どうせ燃やしてしまうものなのだから簡素で構わないという人はいるだろうな。
まあ、私のように墓も要らん、という人は少数派にしろ。
8月に韓国から射上げに失敗したKSLV-1ロケットですが、失敗原因調査の中間報告が出たそうな。
失敗直後から取り沙汰されていたように、フェアリングの分離失敗による重量増加のため、所定の速度を得られなかったということみたいです。
まあ、フェアリングの失敗というのは他の国でもあることなのですが、気になったのは、二つ考えられている原因の一つ片側の分離火薬だけが216秒後に正常爆発し、もう片方の火薬は衛星分離540秒後に遅延爆発
という奴ですね。
日本のH-II系のフェアリングの場合、火工品は確かに2系統なんですが、これは冗長系を含めての話で、どちらか片方が着火すればボルトは分断され、フェアリングは分離します(片側着火でのフェアリング分離放擲試験もやってる)。
なので、片側が着火しなかったから片側が分離しなかった、というのは、些か腑に落ちないのですよね。そういう設計だったのかもしれませんけど、どっちかというと機械的な問題の方がありそうな気がする。
ま、なにはともあれ、宇宙開発にはこういった失敗は付きものです。
経験を積むためにも、失敗を乗り越えて進むことが重要ですし、他所様の失敗は他山の石にする必要もあります。
slashdot経由、『「35過ぎて独身でいること」の限界とはなにか』。気が付くと来年三度目の年男なわけですが、私の場合はちと仕事内容がアレなので一般化は難しいですが、私の周りには「いい歳こいて独身」の友人知人が溢れていますので、独身だから〜という感覚はないですね。というか、結婚して子供生まれると負担は上がるんと違うか?とか思ってたり。
子孫を残す、という生物としての根本的な機能を放棄している点については申し開きもできないのだけど、まあ、妹は子供3人いるし、弟も今度結婚するし、血族という視点なら問題なかろうとか。
「小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について」
ぎょえー。
ここまで来て、ここまで来て!
退役・除籍後、行く手を失い、横須賀に係留されたまま漂流していた砕氷艦しらせ(初代)(AGB-5002)ですが、ウェザーニュース社に引き取られることとなった模様。
イマイチ色物的な印象が拭えないプレスリリースなんですが……。
どうせなら洋上観測船として運用すれば良いのにと思わないでもない。
「少年のワイセツ画像DLで有罪に」という記事は、見出しだけを見ると普通の児童ポルノ事件のようにも見えますが本文を読むと画像は日本のアニメ絵で、虚構の子供達に苦痛を与えることも大きな罪であるとされた
とあって、これはなんぞや、と。
虚構の子供達に苦痛を与えるのが罪であるならば、虚構の人間を殺すFPS(First Person Shooting)ゲーム類はやっぱり殺人罪に問われるのだろうか。
正直、頭がおかしいんじゃねぇのか、と。
「慶應大とガリバー、インホイールモーターEVを完成」と清水教授のところのニュース。
既存自動車をIn-Wheel Motor改造してしまうというところが面白いですね。バッテリが鉛蓄電池ですけど。
こういった改造のノウハウが蓄積すれば、出資会社としても益になると言うことなんでしょうね。ゼロスポーツのような改造電気自動車販売でもするのかしらん。
えーと、民主党のすなる事業仕分けなる行為ですが、真っ先に議論すべきものが拔けてますよね。“母子加算”とか、“子ども手当”とか。
Spring8や京速計算機は、確かに国民生活を直接豊かにするものではありませんが、国(という経済圏)の競争力を将来に亙って維持するためには必要な投資です。
来年の種籾を今食ったら、来年の実りは得られなくなります。民主党の行為は、その手の愚行を思わせます。
“今”よりも“将来”のことを考えて、今ある富をみんなで分けるのではなく、将来へと投資し続けてきたからこそ、この国の発展はあるのです。
「ざんぼう」と入力して変換キーを押しても、「讒謗」は出なかった。ATOKの辞書ってどうしてこうも貧弱なんだろう? 一般ユーザを馬鹿にしているとしか思えない。
10日に、ブラジルで国の南半分が停電に襲われるという、大停電があったのですが、そろそろ原因が判っているかしらん、と思って調べてみたが、未だ情報が錯綜しているのか、確たる原因は判明していないようだった。一応、変電/送電あたりが原因っぽいが。
送電網、というのは見過ごされがちなのだけど、これに十全な投資を行うことが、電力網の維持や高效率化(=省エネ)には不可欠なのですが、そのことを訴えたら、一体どのくらいの人が研究開発投資に賛同してくれますかね。特に、仕分け人とか言う人達は……。
政治の文化大革命が始まったんだそうである。
京速計算機の予算が“仕分け人”とか言う人たちの手によって凍結される中、Top 500の更新がありました。今回のトップはクレイのJaguarで、IBMのRoadrunnerを躱しての奪首。
5位には中国の天河一号がランクイン。Radeonによるベクトル演算を行うマシンですね。
日本のものを探すと、SX-9に更新された地球シミュレータが31位に居るのが最上位。一位とは計算能力で一桁落ちてますね。
これで良いとはとても思えないのですが、民主党の人たちは日本の科学技術政策をどうするつもりなんでしょうか。
首相閣下はAPECにて「移民にとってもっと魅力的な国にするよう取り組むべき」と曰ったそうですが、まずは日本人にとって魅力的な国家であって欲しいのですよ、私としては。
ふくしま海洋科学館の調査隊が、インドネシアでシーラカンスの稚魚の撮影に成功した由。
綺麗に写っとりますなぁ。
成魚に比べると各鰭の比率が相対的に大きいのが特徴でしょうか。
NECエレから「電池が不要な家電用リモコンを実現」という面白おかしいニュース。
前々から試作していたけど、いよいよ実働品となった模様。
TLDの国際化が承認されたのは記憶に新しいところで、日本でも「.日本」とか言う漢字表記のTLDを導入するそうですが、エジプトではアラビア語表記のTLDを導入するそうで。
正直、誰が得するんだこんなのと思わないでもないのですが。特に、それが読めない人にとってセキュリティホールになりやすいところなんか。
そういう意味で、ローマンアルファベット26+数字10字少々というのは、最大公約数としては悪くない選択だと思うのですよね。
これを期に、世界の文字を読めるようになりましょう、あなたも!というわけにもいかないでしょうからね、ええ。
日本特有っぽい話ですが「IEとGoogle Chrome、振り仮名をサポート」というネタ。
ルビを指定するrubyタグ自体はXHTML 1.1でRuby Annotationとして勧告されたタグで、IEには先行して実装されていました。
此度RubyタグがHTML 5に入ったこととRequirements for Japanese Text Layoutの公開によって実際にどうインプリメントすれば良いのか英語の参照文献ができたことが大きかったのではないかと思います。
今後の展開次第ですが、FirefoxやOperaでの採用が続くと嬉しいですね。
忠臣蔵を映画化するにしても、国外での赤穗浪士の知名度はどんなもんかと思って、Wikipediaの英語版を覗いてみたりして。
英語では「Forty-seven Ronin」というエントリが作られていて、松の廊下の刃傷事件から仇討ちに至る顚末が一遍通り記されておりました。流石に47人全員の名前とかは載ってませんでしたが。
ところが吃驚したのが、討ち入りの日付がGenroku 15, on the 26th day of the 10th month (元禄十五年十月二十六日, Thursday, December 14, 1702)
となっていたこと。
大凡日本人であればこれが間違いであることはすぐに分かろうかと思います。討ち入りの日付は、元禄15年12月14日、グレゴリオ暦では1703年1月30日、ユリウス暦であれば1703年1月19日になります。
つまりこれは、元禄15年を1702年として「1702年12月14日」を和暦に再度換算したものです。誰だこんな馬鹿なことした奴は。
とりあえず英語力に自信がないのできしもと君にGenroku 15, on the 14th day of the 12th month (元禄十五年十二月十四日, Tuesday, January 30, 1703)
に修正して貰って、一方では他の言語版はどうなっとるかと思ったわけです。
とはいえ、「Forty-seven Ronin」に他言語としてリンクされている16言語(日本語含む)全てが読めるわけではないので、分かる範囲で。
14. Dezember(12月14日)とだけ。
14 décembre 1702(1702年12月14日)ならびに
Genroku 15, le 19e jour du 12e mois (元禄十五年十二月十九日, Genroku 15, le 19e jour du 12e mois? Dimanche, 4 février, 1703)(これは切腹の沙汰が下りた日、元禄16年2月4日を誤記している)などの誤りがあり、英語同様の誤りを犯している。
No 15 Genroku, 26º dia do 10º mês (元禄十五年十月二十六日) (Quinta feira, 14 de dezembro de 1702)と英語版と同じ誤り。
15 декабря 1702 годаとあり、1702年12月15日を指していますが、討ち入りは14日深夜〜15日未明のことなので、「15日」はアリ。ただし暦法上別の問題があります(後述)。
ちなみにその「下地」を作っているものなのですが、実は現在もなお有效とされる、日本におけるグレゴリオ暦導入にまつわる法令だったりして。
明治5年太政官布告第337号「改暦ノ布告」という奴で、この中の諸祭典等舊曆月日ヲ新曆月日ニ相當シ施行可致事
という一文に拠ります。つまり、祭典等は旧暦の日付を新暦月日に読み替えて実施します、と。
なので本来夏の行事である七夕は梅雨時になったり、新暦の12月14日に泉岳寺で法要が営まれたりするわけであります。この辺、多分、外国には上手く伝わってないんでしょうね……。
中国韓国などは、今でも春節(新年の祝い)は旧暦でやりますものねぇ。
先日新たな障害が発生していた小惑星探査機はやぶさですが、2機のスラスタ回路を使って1機分の推力を確保するという裏技によって、地球帰還への目処を付けた模様。
どうにかしてるぜISASのやることはよ!(激賞)
補遺:松浦晋也のL/D「はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動」
それほど難しいことじゃないことでも充分大変だと思うのですよ。
POMERAの新型が12月に出るらしい。
前々から興味はあるのだが、テキストファイルの文字コードがShift-JISのみ、JIS第1第2水準漢字のみ使用可能、というあまりの制限の厳しさに、これは使い物にならないと匙を投げている。せめて補助漢字くらいは使えないと、テキスト入力装置としては物の役に立たない。
あと、かな漢字変換がATOKというのがなぁ。ATOKは規制語が非常に多く、標準状態では使い物にならないからな。結果、数千語単位で単語登録をしないといけないというのに、POMERAでは約500語しか登録できない。
しかし、人によっては使い道もあろうかと。モバイルギア使いだった親父などにはちょうど良いかも知れん。
産経に「【事業仕分け】「仕分け人」との議論かみ合わず 薄いスポーツ行政への認識」とありまして、マイナーな競技には金は出せないと仕分け人は仰るようです。
まあ別にスポーツしなくても死ぬわけじゃないですけどね、言わせて貰いますと、それなら全部ゼロにしろと。競技人口別で重み付けが違うのは仕方ないにしても、マイナー競技が差別されるなんて、屈辱モノですよ。メジャーな競技は、最初からメジャーだったんかい、と。
勝つことは尊いけど、勝つことだけが目的じゃぁないし、ましてやそれがメジャーであることは理由じゃない。
どうも民主党には未来を見据えて物事を育てていくという観点が決定的に欠落してるんじゃないか?
Genesisさんの解説を読みつつ、やっぱ大変だよなーとか思う。一割が廃業検討ってのは酷い話だ。
これまで紙ベースでやっていたものを電算化しようっていうのだから、作業手順等の変更は不可避なんだけど、その敷居を下げる努力ってのはどの程度行なわれているのだろうかと疑問には思うな。
個人的には、新規開業から徐々に攻めて行って、移行に10年くらいかけても良いじゃないか、とは思うのだが。
もっとも、仕分け人に後ろから囁いて「レセプトオンライン化なんて無駄です」と言わせる方が早いような気もする今日この頃ではある。
そう言えば実家では実際のオンライン接続を行うのにVPNとIPsecとISDNのダイヤルアップがあると聞いてきたのだが、実家の場合はISDNによるダイヤルアップが適当だろうなぁ。医院のネットワークは外部(実家の家庭内LANを含む)と物理的に遮断されているクローズドLANなので、これを改めて外部のネットワークとルータ経由で24時間繋げる理由がない。必要な時にレセコン機からダイヤルアップすりゃ充分だべ。電話回線はISDNになってるから、TAが一台あれば済む。確かどっかに転がってたと記憶するところなので、流用すればよろし。
でもなんかISDN接続はあまりきちんと説明されないとぼやいていたが。
日記に書くのを忘れていたが、25日から「改訂常用漢字表」の意見募集が始まっている。
手拔きで、小形さんのblogへのリンクを貼っておく。
印刷して眺めている段階。
……。さて今週は、見逃し番組でいよいよスペシャルドラマ「坂の上の雲」第1部 第1回を 配信スタートします。司馬リョウ太郎(遼・しんにょうへんの点が二つ)さんの 代表作の1つで、初めて映像化が実現。近代国家へと歩み出す明治時代を舞台にした 青春群像に乞うご期待!
司馬リョウ太郎(遼・しんにょうへんの点が二つ)ってのは斬新な表記法だな!
H-IIA F16が無事打ち上がった模様。乗ってたのが情報收集衛星のため、情報は極めて限定的。
いい加減、情報統制の無意味さを悟るべきだと思うがなぁ……。
先日、千歳のF-15からエンジンパーツが落下したんですが、今日は築城のF-15の尾翼の部品が落下したそうな。
原因はまだ発表されておりませんが、F-15Jも導入してから大分経ってますからね……。整備には万全を期して欲しいものの、「次」を考えねばならない時期でもあるのでしょう。
その昔、ドバイで雨が降って交通事故500件、死者発生などというニュースがありましたが、此度はサウジアラビアの地方都市ジッダで集中豪雨による洪水が発生し、死者が106名とか。どんなに降ったんだよ、と思って調べてみたら最大雨量90mmとか。
まあ、その位降れば日本でも死者が出ることはあるが……。
防災対策の不備を訴える記事があれこれ目に着くんですが、天災なのか人災なのか、地球の果てからでは分かりかねますな。
スイスの国民投票に於いてミナレット建築を禁止するイニシアチブが承認された由。
スイスの歴史を考えると、こんなもんかなぁ、と。
スイスはかつてプロテスタントが勃興した頃に国内における布教活動の結果内戦(カペル戦争)をやらかした過去があったりします。その後、プロテスタント州とカトリック州は相互に不可侵を取り決め、現在でも相手方での布教活動は御法度だった筈です。
移住した場合なども役所に届ける書類に宗教欄があったりして、宗教に鈍感な日本人からすると、ぎすぎすした感じを受けないでもないです。
スイスの歴史ってのは対立と鬪争の歴史なので、新たな一ページが加わることになるのか、興味深いところです。
翻って日本ですが、モスクはあれども、ミナレットはなかったような……。
もっとも、住宅地では高さの制限があるでしょうし、スピーカからアザーンを流せば騷音条例かなにかにひっかかりそうではあります。