このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
壮絶なる異論反論の嵐となった前回から一ヶ月。
『シリーズ「JAPANデビュー」第2回「天皇と憲法」』が放映されたのですが、なんというか、実に穏当な内容で、踏み込んだ内容になっていなかった。
有り体に言えば、日和ったな、と。
“天皇と憲法”というお題なのに、天皇について殆ど触れていないんだから相当なもんです。いや、多分大部分の視聴者にとってはあれは実に納得のいく「近代天皇」の姿でしょうが、それはつまるところ、教育の場に於いて教えられる近代天皇の姿をなぞっているからであって、史実に基づく近代勃興期の日本における天皇の果たした役割を描きはしなかったからです。
番組では実に簡単に内閣制度を導入したと紹介していましたが、実際にその制度移行に当たり、明治18年から19年にかけて明治天皇と伊藤博文の間に起きた確執が最終的に機務六條という形に收束し、天皇親政が放棄された経緯を追わないと、明治憲法下における天皇の役割があくまで立憲君主に限られることは憲法条文からだけでは摑みきれません。
明治の最初の20年間における明治天皇の果たした役割の大きさは、まさにこの点にあると言っても過言ではありません。日本が立憲君主制へと移行するまで、明治天皇は専制君主として政治に大きく関与していましたし、その意志決定は確かに国家の最終決定だったのです。その当時、日本が道を誤らなかったことは、明治天皇の聡明さに拠るところ大です。そしてさらに非凡なのは、その専制君主としての権限を合意の上で立憲制へと委譲していったことです。
ではその後、天皇は立憲君主として単なるお飾りになったのか?と言えばそうでもなく、常に内奏や進講によって国政を把握し、重要事項に於いては御前会議を要請するなどして意志決定に参加しました。もっとも、立憲君主として抑制の利いた範囲内ではありましたが……。
そういった、天皇の側から見た憲法による制約、という視点が見事に拔け落ちていたわけだけど、果てさて、何があったのやら。
昨日の『シリーズ「JAPANデビュー」第2回「天皇と憲法」』だけど、よくよく思い直して再視聴してみたのだが、もしかしたら、元々の番組の意図は、天皇制の危険性を訴えることだったのかも。
立憲君主制度を目指した明治憲法が崩壊していく中に於いて、天皇自身の意志すら無視して“天皇”というものが政治利用され、ついには立憲政体の崩壊に至ったところを強調し、天皇制そのものを問い直そうとしたのかもしれない。
そう考えると、御厨教授の最後のセリフが巧く番組にハマったのではないかと。
まあ、想像なんだけどね。
Genesis先生も注目している(枕詞)「かたわ少女」ですが、プレイアブルになった模様。
で、連中がコミケットにROMを持ってサークル参加するのはいつですか?(棒)
痛みを紛らわすわけでもないけど、早朝からTVを点けていたら、未明から新型インフルエンザの国内初確認ということで、大した情報もないのに何度も何度もリピート放送状態。にもかかわらず、必要な情報がないのはどういうことかと。
どこの誰かとか、何人か、とかはあまり重要ではなくて、乗ってきた便名、出発地、発症者の座っていた席の座標、何人隔離されていて、何人が解放されて上陸しているか。入国している人達への注意喚起など、報ずべきことは多いだろうに、首相談話とか厚労相記者会見とか大阪府教育長の会見とか、どうでもいいがな。
その辺の「伝えるべきことは何か?」の見定めが非常に悪いのが日本の報道の問題点だと思うのだけど、悪い方向に出なければいいが。
NHK放送技術研究所、今年の一般公開は21日から24日まで。
21日午後の研究発表「一般ユーザーによって作られる映像コンテンツ」とかが面白そうだが。
今年から展示解説、発表予稿集の販売がなくなり、webでの公開となるようだ。過去の予稿集の処分とかに困っていた身としては、あり難い面もあり、持って歩けない不便な面もあり。
噂はあれども影は見えず、と秘密主義の中で開発が続けられている日産の電気自動車ですが、「日産自動車、電気自動車を追浜工場で生産」というプレスリリースで2010年秋に年間5万台の規模で立ち上げ、2012年の量販に向けて生産台数を拡大していく
と発表しましたね。現用車台を利用する三菱のi MiEVやスバルのプラグイン・ステラに比べると、一年遅れってところですか。
ただし、既存車の改造ではなく、電気自動車専用車台というところで期待されるところです。
ハイブリッド車投入が出来なかったグループの起死回生の一打として注目される電気自動車ですが、果たして生き残るのはどの車なんでしょうかね。
漢字小委員会の傍聴へ行って来たわけだけど、なんというか、集まった意見を前にぐだぐだになった印象。
220件もあると精査しているわけにもいかんだろうし、既に終わった話を蒸し返すのも大変だし。
二回目の意見募集も含めて、大変なことになるだろうなぁ。
「反対…でも守って」 海自がピースボートを護衛 ソマリア沖ピースボート自体にどうこう言うつもりは、特にはありません。日本には言論表現の自由がありますのでね。
2009.5.14 01:38
海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。
海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。船旅は寄港地のNGO(非政府組織)や学生らと交流を図ることなどを目的としている。
66回目となる今回の船旅は約3カ月半に及ぶ地球一周で、北欧5カ国とフィヨルドを巡るのが目玉。約600人が参加し、4月23日に横浜港を出発後、中国とシンガポールに寄港。ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載されている。
ピースボート事務局によると、船旅の企画・実施会社が護衛任務を調整する国土交通省海賊対策連絡調整室と安全対策を協議し、海自が護衛する船団に入ることが決まったという。 ピースボートは市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねている。事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(企画・実施会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090514/plc0905140140001-n1.htm
昨日の漢字小委について、三紙ほど記事にしていた。
新型インフルエンザの国内感染を確認。第一例は神戸だったけど、どうも既に学校関係を経由して、県外へも拡散している模様。
発見が遅れたかな。
スリランカ政府が、タミル・イーラム解放の虎の制圧を宣言。四半世紀にわたる内戦に終止符。
アキバの老舗珈琲店・古炉奈が6月14日に閉店するそうな。
この日曜日に行ったばかりだったけど、そんな雰囲気なかったのに。
色々な思い出があるお店だっただけに、残念なことです。
客の回転率が悪かったのだろうか……。
そういえば、駐日米国大使が政治経験のないジョン・ルース氏(wikipedia)に内定したと報じられておりましたなぁ。米議会の承認はまだですが。
珍しい人選ですな……。
通常、この手の論功行賞人事は、米国と友好関係が深く、また大きな外交問題を持たない国に選定されることが多く、外交交渉が難しい国に行なわれることは稀です。要するに、両国関係が非常に安定しており、政治問題もなく、主に儀礼的な職務を大過なく務めることが期待される国が対象ということです。
しかし日本駐箚アメリカ合衆国大使というお仕事は、残念なことに両国の友好関係に比べると実務的な問題が多く、在日米軍問題やら貿易問題やら共通の外交問題への対処やらで、大使の外交官としての能力が問われる場面が少なくありません。特に感情面が絡む問題については、両国の文化的相違もあって、“米国の顔”である大使の言動一つで国内世論の風向きが変わりかねないところがあります。
こういった国に対して外交官としての経歴はもとより、政治家としての経験もない人物を選任する意図が今ひとつ摑めません。
好意的に解釈すれば、日米間には現在取り立てて大きな問題はなく、有能な外交官を擁する必要がない国であると判断したということなのかも知れませんが、はてさて。
以前、コマツのバッテリーフォークリフトを紹介したことがありますが、豊田自動織機からハイブリッドフォークリフトなんてものが。
走行はシリーズハイブリッドで、荷役はエンジンとモータで油圧ポンプを回すパラレルハイブリッドとか、なんっつー複雑なシステムかと……。それでいて通常のディーゼルエンジンフォークに比べて燃料消費量50%とか。
こういう良い意味で変なモノが出てくるのが日本の長所なんでしょうな……。
「【中国ブログ】南京大虐殺の際、中国軍は何処で何をしていた?」という記事を見て、苦笑した。
記事中に出てくる米人が言うように、まともな国の軍隊なら、虐殺が起きていれば国民を救出するために、打てる限りの手を打つでしょうよ。
日本も米軍が沖縄で民間人を卷き込んで戦争を仕掛けてきたときには、多大な犠牲を払って菊水作戦をやってますからね。たとえ戦略・戦術的価値がなかったとしても、それをするかしないかでは、軍というものの存在意義に拘わりますもの。(しかし沖縄の人々は、菊水作戦程度の犠牲ではお気に召さないようですが)
もっとも、中国の場合は大戦中はもとより、その後の国共内戦を経て大陸では文化大革命やら天安門事件(第一次、第二次)、台湾でも二・二八事件と以降の白色テロと、何人死んだか分からないくらい国民が権力によって殺されているので、何をか言わんやですがね。
「調べても分からない」というのが、中国という国の全てを物語っていますね。
NHK技術研究所一般公開は、純粋な意味での放送技術よりも、ネットワーク関連技術が増えたな、という印象を受けた。2chに書き込まれた感想スレの分析技術とか、真面目なんだか不真面目なんだか分かんないものもあったりして。
個人的には「風カメラ」が面白かったな。スポーツ中継だけじゃなくて、応用はかなり広がりそう。
しかしネットワークサービス関連はなぁ……SPIDER Proとかある時代に、お前ら何やってんのかと。
家に帰ってきたら、韓国から盧武鉉前大統領自殺のニュースが飛び込んできて、驚いた。
在任中の不正資金授受疑惑で検察の事情聴取を受けていたので、逮捕も間近と思われていた矢先。全ての秘密を胸に秘めて、冥界の門を潛りましたな。
盧武鉉前大統領と言えば、その在任中の言行の奇矯さは歴代韓国大統領の中でも群を拔き、日本でも言行録が作られるほどでした。“飯嶋酋長”の藝名も凜々しく、日々笑いを提供してくれたことを懐かしく思います。
それにしても、韓国大統領という職は、末期哀れな仕事ですな。常人の神経ではとても就任できそうにありません。
どうでもいいことですが、日本の場合、政界を引退し、陶芸家になってしまった元首相なんてものが実在します。悠々自適な第二の人生を羨むべきか、この人に本当に首相の器があったのかと疑うべきか、悩ましいところです。
あとドキュメントスキャンも3冊分ほど進めた。
しかし購入後半年経つが、fi-5530C2じゃなくてfi-6670にしとくべきだったと思うことしきり。設置スペースと重量の関係で5530を選んだのだけど、コイツで300ページもある本をスキャンするのは現実的じゃないうことが分かってきた。スタッカには100枚載ることになってるけど、実際には紙厚の関係でそこまで載らないし、連続で300pもスキャンすると各部が熱を持ってえらいことになる。
最悪なのは「原稿がマルチフィードされないよう、分離させるゴム部品」であるパッドユニットが熱を持ってくると表面の抵抗が増すのか、紙の表面を剥ぐのだ、これが! おかげさまで原稿が破壊読み出しに。6670はこれがローラになっているのだが、5530では廉く上げるためか、ゴムパッドなんだよな。
とはいえ、家には6670を置くスペースがないってのも事実なんだよな……。重さも17kgもあるし。当面はだましだまし使っていくしかないか。
今困っているのは、ホッパの位置が1mm程左にずれているらしいこと。紙サイズを指定してスキャンをかけると、内容がずれて一部が切れる。精度悪いな……。
4月にキヤノンからDRのA3機の新型が出たんだけど、凄いのは私がDR-9080Cを使って出した要望の一部がきちんと織り込まれているところ。特に「長尺対応」は強く言ったのだが、本当に対応してる……。
そういえば「アラビア語やペルシャ語の文献を読ませると文字向き検知が正常に働かない」とか無茶な要望も出したのだが、どうなっただろうか。
ただ、値段はなぁ……。fiの倍するから……。あと、キヤノンのDRはスキャナ内蔵メモリがフローする組み合わせのスキャンができないので、カタログに載っている各種スキャンモードの全てが直交組み合わせで使えるとは限らないことが、カタログからは分からないのが難点。
毎日に「家電:電源ワイヤレス化、総務省が検討に本腰」とかいう記事が。
えーと、地球環境保護とか、炭酸ガス排出規制とか、そっちの方面から考えると、効率の悪いことはしない方がいいんじゃないかなーとか。
個人的には、棚上げになっている家庭用電源の200V化とか、ネットワークケーブルを兼ねる新型電力線とかの方がいいんじゃないかなーと思わないでもないです。
わかってるよ。それは総務省じゃなくて経産省の仕事だっていうんでしょ。
なんか次の衆院選に、宗教法人幸福の科学が新党「幸福実現党」を作って挑むんだそうで。
ご苦労様です。
私は政教分離原則から決して宗教政党には票を投じないので、好きにして下さいとしか。
ここ数年、VHSのテープを全く使っていないことに気付いた。確認してみると、最後の録画は2001年頃だったようだ(おい)。NHKオンデマンドにどっぷり浸かってしまって、「プロジェクトXとかもうどうでもいいや」という気分になったので、処分することにした。
どうしても処分できなかったVHSテープは僅かに5本。クレヨン社のライブビデオとか(笑)。
そうか。坂村先生は時代の風:新型インフル騒ぎ=東京大教授・坂村健
ところで私が海外でどうしていたかだが、文化は郷に入れば郷に従え。海外では、マスクをしていると感染者と思われて、かえって周囲がいやな目で見る。同調化圧力に弱い日本人としては当然マスクはすぐ外した次第(ちなみに、成田には律義に日本のマスク文化に合わせてくれる逆のアメリカ人もいた)。
http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20090531ddm002070084000c.html より
同調化圧力に弱い日本人だったのか……。