哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2006年9月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2006年9月1日(金曜日)
 矢代君のところで、一挙に色んなソフトが公開されて、ほくほく。
 素晴らしい。流石は坂村研へ飛び込んだ勇者だけのことはある。

 先日のコミティアでドイツの漫画事情をレポートしているサークルさんがあって、スペースでドイツで発行されている漫画本や雑誌を展示していた。
 興を惹かれたのが綴じで、なんと右綴じ左開きになっている。当然コマの送りも右から左で、日本と同じ。吹き出しの中の台詞が左横書きのドイツ語。
 確か米国では左右反転したり、あるいはコマを並べ替えたりして対応してたと思ったんだけど……というと、ドイツではどうも「マンガは右綴じ左開き」という確固たる認識があるらしい。なんと現地の人間が書いた漫画も右綴じ左開きだった(笑)。
 日本でも左綴じ右開きの漫画はないわけじゃないので、これはある種の誤解に基づいているわけだけど、それで慣れちゃうドイツ人も凄いと思った。
 あるいは欧州の方がイスラム圏に近い分、右綴じ左開きの本に抵抗が薄いのかもしれない。

 「「家出少女泊めるのが生きがい」 ネットで告知の男逮捕ですか……。
 新聞記事以上のことは分からないけど、つまり、家出少女を見つけても手助けせずに深夜徘徊させておくべきだ、と受け止められると思いますよ、この記事だと。それが本当に厚意からだったとすると、逮捕されちゃ割に合わない。


2006年9月2日(土曜日)
 以前にも話題にしたけど、アリスソフトが配布フリーソフトを追加したとか。年1回ペースで追加しているみたいですが、「ぷろすちゅーでんとG」「あゆみちゃん物語」「Rance4」「アンビヴァレンツ」「宇宙快盗ファニーBee」「闘神都市2」「アリスの館3」「学園KING」「夢幻泡影」「ランス4.1」「ランス4.2」「D.P.S全部」「鬼畜王ランス」って、結構最近のソフトだったような気もするんだけど……。20世紀末くらい?
 アリスソフトが配布フリーを始めてから隨分経つけど、後追いをしようとするメーカがないのがとても残念。

 著作権ってのは極めて強力な排他的独占権で、何故そのような独占権が認められているかといわれれば、それは著作物を安定的に流通させるため、その点に尽きます。私は、著作権保有者にはその著作物を常に流通させ、利用可能状態にする義務があると考えており、それを果たさずに権利だけを主張することに疑義を抱いています。
 この考え方は著作権法の中に一部で取込まれていて、たとえば「出版権」などがそれに該当します。出版権者は出版の義務を負い、義務を果たさない場合出版権は消滅します。
 私個人としてはこの考えを著作権法全体に敷衍し、芸術的創作者としての著作者の権利と、それを流通させる流通権者の権利を分け、後者には流通の義務を科すべきであると考えています。
 著作物は流通し、利用されて始めて価値を持つものなのですから。

 ささのさんの日記に触発されて書くと、技術と芸術の間に横たわる、狭いけども険しい渓谷の存在を思い起こす。
 芸術的才能ってのは数限られた人間の天賦の才であって、凡百の人間が血を吐くほど努力しても決して手に入らない。その苦しみを味わったことも噛み締めたこともないような人間だからこそ、クリエイターだなんて自称できるんだろう。

 「産科医と契約できず 市立病院産婦人科10月から再び休止 尾鷲市ですか。
 尾鷲市が何を考えているのか知りませんが、辞める医師が「月一回の週末休み」を要求したって辺りが過酷な勤務実態を物語っているようにしか思えません。
 ていうか、一人ってのはいくらなんでも無理だろう。2〜3人でローテしないと回らないって。
 誰が責任を取るのか知りませんけど、結局ワリ食うのは妊婦さんなんだよねぇ。どうすんのさ。


2006年9月3日(日曜日)
 眼鏡のレンズを新調しました。
 によって両面非球面のレンズを取り寄せ、しかも今回は事前加工という豪快さ。フレームを一旦先に預けて3次元スキャナで読み取って、測定データでレンズを先に削って送ってくれるというサービスがあるんだそうで。お蔭で眼鏡屋に出向いて5分でレンズを付け替えるだけ。
 便利な世の中になったねぇ。
 左右共に4段ほど近視が進行していて、右目の乱視も進行しているという駄目っぷり。
 これ以上近視が進行したら労災を考えてみよう。

 最近、なんか過去のタブーに平然と触れる人が多くなったなー。
 と、「靖国神社:朝鮮戦争で殉職海保職員の「合祀」拒否という記事を見ながら思った。
 遺族の気持ちは分からんでもないが、正直、有耶無耶にするしかない問題だと思う。

 歯車の誇りはな、口に出しちゃぁお終ぇよ


2006年9月4日(月曜日)
 Genesisさん先日の件反応してたので、もうちょっと調べてみた。
 とりあえずまとめサイトがあったので、読んでみる。
 ……。
 つまり、件の医師は病院に住み込みで年363日勤務して、152件の出産を受け持ち、10件は帝王切開だったということなのかな?
 凄いなー。東京医科歯科大学医学部附属病院産科の実績とかスタッフ見ると、そんだけの数一人でやったんだー、よく事故らなかったなーと思います。
 凄いね。そんな勤務形態が許されるんだ。これからデスマーチプロジェクトにはプログラミングができる医師を投入しようよ。24時間365日扱き使っても労基署は文句言わないらしーぜ(違)。
 こちらのblog(1,2)によれば「勤務条件の改善の為に、分娩室横に生活スペースを作り、24時間対応が出来るように整備した」とか書いてあって、どこの開発会社かと。「快適な開発環境維持のために、社員に寝袋を配りました」みたいな。
 かかってるのは妊婦さんと新生児の命の筈なんだけど、なんかどっかの業界みたいな話だ。
 確かにこんな勤務を一年続けた挙げ句に浜口文生市議に「3千万円で医師を公募すれば大学の助教授クラスが飛んでくる」とか言われちゃったら、気持ちも切れるわな。
 浜口文生市議には是非新しい産科医を呼んできて貰いましょう。

 忘れかけていた裁判の最高裁判決が出た模様。
 うーん……。
 なんだかなーといった感じの判決。私が期待したものではなく、単に、認知による利益がないからとか言われちゃうと、じゃあ現在の婚姻や出生における認知も利益なのかねとか思ってしまう。まあ、利益なんだけど。
 ただ、判決文にしろ付帯意見にしろ、現行法制度の不備は指摘しているので、今後の議論が待たれるところと言ったところですか。
 些か期待外れな判決でした。


2006年9月5日(火曜日)
 昨日紹介したまとめサイトにくっついている投票。私が最初に見た時はまだ投票数が一桁だったのに、今見ると88票。明日までどこまで伸びるのだろうか。
 それにしても、3,000万で助教授を探してこいというのが約半数とはね……(苦笑)。

 FreeDOS 1.0がリリースされたとか聞いても、もう何の感慨も湧かない辺り、駄目駄目だなー。
 Windows 9x時代はファイルフォーマットがFATだったから、緊急時にFAT32が読めるようにしたDOSとかはかなり重宝したけど、NTFSが主流になっちゃうと、緊急用にはコマンドコンソールかWindows PEだもんねぇ。最近はCDからブートするWindows PEが便利。Bart's PEで起動CD作っとくだけだもんねぇ。
 それに……もうDOSのメモリマップなんか忘れてしまったし、config.sysの書き方も記憶の彼方だよ……。


2006年9月6日(水曜日)
 朝からニュースって言えば新宮様御生誕ばっかりで、日本だけじゃなくてロイターCNN、果てはアルジャジーラまで報じている。それぞれ書き方やニュアンスが違ってて面白いけど。(アルジャジーラの「Chrysanthemum throne」って最初なんのことか分からんかった)
 日本ではテレビ東京高橋名人街頭インタビューを果たすという怪挙を成し遂げた模様。

 ny氏や工作者が主張するところによれば、Firefoxのマスコットキャラ(現在名称絶賛募集中)には萌えやツンデレが不足しているらしい。彼ら主張によればFirefox子だったりFirefoxたんだったりしなければならないようだ。
 良く分からないが、彼らの主張だけは書き留めておこうと思った。

 上の記述を見た某π氏から「個人的には以下の方が好み」などというメールが来た。

 なんだか良く分からないが、取り敢えず晒し上げておくことにする。

2006年9月7日(木曜日)
 朝寝坊する。

 やや旧聞ながら、ひまわり7号待機運用開始
 静止気象衛星の軌道予備機の必要性はこの日記でも過去に触れているので敢えて書きませんが、めでたいことです。

 漫画家小畑腱が銃刀法違犯で逮捕された
 一昨年くらいから、警官による路上工具狩りが看過し得ぬほどの傍若ぶりを発揮しておりましたが、有名人の逮捕というところまで来たか、と(参考)。本件も、「アーミーナイフ」ってことなんで、要するにヴィクトリノックス(もしくはその類似品)じゃないですか。それが車のコンソールボックスに入ってたから逮捕、と。車を停めた理由は、整備不良の筈なのに、逮捕理由は銃刀法違犯ですか。
 素晴らしいね。
 こういう法の恣意的な運用が続くと、警察の力を弱めないといけなくなる。この御時世に、だ。


2006年9月8日(金曜日)
 電車で椅子に座ると、あっという間に寝入ってしまう……。
 駄目だな。
 今日は寝よう。

2006年9月9日(土曜日)
 やるなら今日じゃないかと言われていたのに、何もしなかったらしく、ちょっと拍子拔けの9月9日は朝鮮民主主義人民共和国の建国記念日。

 フィリピンとのEPA(経済連携協定)が纏まったらしく、看護師の受け容れが本格化しそう。
 しかし……フィリピンもいい加減、メイドさんの派遣とか看護師の派遣とか介護士の派遣とか、人身売買一歩手前みたいな仕事で外貨稼ぐのをどうにかせんとあかんと思うのだが……。
 やっぱり質の問題が気になるねぇ。
 要するに、芸能ビザでの入国が厳しくなったから介護士で入国させろって言ってるように見えちゃうんだよなー。
 かといって現在みたいに厳しいままだと、文字通りの人身売買による入国が問題化してしまうので、適度な厳しさで有用な人材の確保は行いたいところなんだよね。


2006年9月10日(日曜日)
 魚津大火50年ということで、色々田舎では行事があった模様。
 そういえば亡祖父の家(at 火ノ宮)は焼けなかったんだよな……。
 戦火に遭わなかった魚津では、この大火をきっかけに道路を拡幅したり目拔き通りを作ったりと都市計画を進め、私の出身小学校もその時焼失し、鉄筋コンクリートで建て替えられた……その建物に私は6年間通いました。ちなみに私の卒業後すぐに、老朽化で建て替えられたという……。

 飮酒運転による事故がまた増えているようで、厳罰化を求める声が上がっているとか。しかし先年道交法が改正されて、飮酒運転に対する罰則が強化されたばかりだというのに、更に社会罰の強化を求めるというのも、どんなものなんだろうか。確か統計では去年酒気帯運転は減少していた筈なんだが……。最近耳目を惹く大きな事故があったことが影響しているのだろうか。
 懲罰だけでは犯罪を防げないというのは自明な話で、完全な撲滅は不可能にしろ、一定以上效果のある対策を考えるのであれば、事件そのものも然る事ながら、その背景にある原因を調査考究しないといけません。しかしどうもそのような意見がみられず、ただひたすらに厳罰化を求めている辺りが、短絡的に過ぎるのではないかと懸念するところです。
 つくばに暮らした経験などから言わせてもらうと、公共交通機関が発達していない(もしくは発達する余地のない)田舎町では呑み屋に駐車場があることなど珍しくもなく、当然のように車で呑みに行って車で帰ってくることになります。
 そらぁ飮酒運転なくなりませんわな。
 車で呑みに行くってのが論外だという意見はもっともなのですが、論外でもなくなってないところを見れば、根絶不能な要因が別にあると考えるべきなんでしょう。運転者の過失だけではなく、違う側面からの対策も必要なのではないかという話。

 Korea Timesから「No Response to Japan’s Imperial Birthという記事。
 まあ、外交儀礼ってのは取り敢えず守っておけば波風立たないという最低ラインの礼儀作法で、相手国の元首に慶事があれば祝電の一つも打つのが礼儀なんですが、特に理由もなくこれをぶっちぎるというのが既に理解の果てです。というか、国家首脳の慶弔ってのは重要な外交の場であって、そこで何をするか、誰を送るか、それだけで外交になってしまうものです。
 韓国の今回の行動は、皇位継承第三位の親王の誕生に際し、韓国は公式に慶意を表明しなかったということであり、日本から見れば潜在的敵対国家であると認識するに足る行為であるといえます。日韓の外交交渉が行き詰まりを見せつつある中、韓国が一層強硬な姿勢を打ち出した、という風に理解されるわけで、実は韓国政府には事態を打開する意志がないのではなかろうかと訝ってしまいます


2006年9月11日(月曜日)
 H-IIA F10射ち上げ成功
 さて、次はΜ‐Vのラストフライトなわけですが、さとろみ特派員の現地レポートに期待しよう。

 とりあえず、9.11から5年。
 大分世界が分かりやすくなった気がする。

 中国から「外国通信社の中国国内でのニュース配信に新管理規則」と凄まじいニュース。
 外国通信社からの配信は一度全部新華社を通じて検閲されねばならないとはね。一体どこの独裁国家かと。
 ……。
 いや、中国は押しも押されぬ一党独裁国家の雄なんですがね。


2006年9月12日(火曜日)
 相変わらず飛ばしてんなぁ>台湾総統<台日の準軍事同盟関係に期待
 でもまあ、極東アジアの中で日本が手を結ぶべき相手は、間違いなく台湾なんですけどね。ロシアがその次かな。
 他の国はコトバ通じねぇからな。

 そんなこんなで、『「北朝鮮には交渉の意志がない」米国最終判断とかいうニュースが間接的に飛び込んできております。事実だとすると、北の核実験は行われるでしょうね。
 外交的メッセージってのは相手に理解される形で行わなければ意味がないわけで、北の側が実際に何を考えているのか知りませんが、少なくとも米国に伝わる形ではなかったようです。
 米国はどちらかというと、繊細な解釈を要する外交的アッピールを読み解くのが不得手な国で、余り難解な状況が続くとあっさり交渉を放棄する傾向が強いように見受けられます。
 ですので、誤解を受けるような物言いや行動はせずに、分かりやすい行動を示すべきだったのではないかと思います。

 「山口・徳山高専女子学生殺害:容疑少年の実名報道、各地図書館で閲覧制限という報に接し、mixiの方にも書いたのですが、改めて日記の方にも。
 私は、「図書館の自由に関する宣言」と「図書館員の倫理綱領」に従い、資料を閲覧に供するべきであった、閲覧制限は誤った判断であると信じる。
 司法の場によってその出版物が違法であると断じられたというのならば、致し方ない。また、その違法性が強く疑われ、司法警察の手によって捜査活動が行われている、または司法の場で公判が進行していると言うのであれば、閲覧制限もやむを得ないと考える。
 しかし今回の一件について言えば、被疑者は既に死亡していることもあり、果たして違法であるのかどうか、俄に判断が付かない灰色事案である。
 であれば、従うべきは図書館の原則であり、即ち図書館は資料提供の自由を守るべきであると考える。
 これは、被疑者少年の名前が公開されたかどうかとは無関係な原則論だと考える。

 その上で、被疑者少年の氏名を公開したことについて、私は反対の意見を表明します。理由は過去に述べているので繰り返しませんが、報道以外の適切な方法で、きちんと知る権利が保護されていれば良いのであって、報道が何もかも垂れ流す必要性を私は感じません。
 今回の一件についても、徹頭徹尾匿名で、警察や裁判所で実名が閲覧できるようになっていればそれで済んだんじゃないかと思います。
 大抵の場合、そこまでして実名を知る必要はないことが多いですしね。


2006年9月13日(水曜日)
 「陸自・玖珠駐屯地の武器庫から小銃、拳銃など紛失……なんですと?
 前代未聞の話だな。盗まれたにしろなんにしろ、早いとこ銃が出てこないと大変なことになりますね。
 内部犯行の疑いが濃いということですが……軍法会議がないと駄目なんですかねぇ。

 電力線通信解禁なんて速報が飛んでる……。
 詳細は数日しないとわかんないかな。


2006年9月14日(木曜日)
 ユニバーサル・デザインをUDって略したら劣化ウランみたいだよ。<それはDU

 なぜか日本語のニュースがないようなんですが、トヨタが一本足で1.6inchほどジャンプするロボットを作ったと、インドからAFP電。
 これ単体は要素技術なんで一見面白くも何ともないですが、個人的には「爪先」が出来たことに、ようやくか、という感慨を抱きました。
 足関節を増やし自由度を上げることは、運動性の向上、引いては「人の中での運用」を考えれば、是非とも実現したいものではありますが、同時に一つ自由度を増やせば制御は一段と難しくなります。特に、一つの目標に対して無数の解が存在するなんて状態に陥りかねないので、その辺の円滑な制御が求められるわけですが、トヨタは流石地道な努力になると強いですよね。
 さらなる人型ロボットの進化に期待大です。

 昨今の飮酒運転事故を受けてか、「飮んだら動かない車、日産が開発へ」とか書かれていて、果たして意味があるのかと。
 強制となれば致し方ないでしょうが、こういう装置が着いている車を買う人間は、そうそう飮酒運転をしない気がしますが……。強制とするならば、やはりドライブレコーダと同じで商用車からということになって、今一つ抑止效果が上がらないのでは、という気もしますし。
 やはり、酔ってても大丈夫な車の開発、が本道ではないかと思います。
 ITS-AVCSSとかの研究ってやってた筈だし、DARPA GRAND CHALLENGEに見られるようなロボット制御自動車の研究も進んできています。マーカの埋め込みだのタグの設置だの、バラ撒ける公共事業が増えて、自律移……ごほごほ。
 やはり規制して乗らせないよりも、「酔ってても自動で運転してくれるクルマ」の方が訴求力がありませんかね?

 個人的には、人型ロボットによる後付け型自動運転装置などというものに期待してしまいますが(笑)。
 人型の理由は、人間向けに作られた設備をそのまま流用できることなんだからさ!

 PLC(電力線搬送通信)についてny氏から資料提供
 極めて個人的意見としては、そこまでノイズが邪魔なら、屋内配線を全部シールドすれば……とか思って、次にシールド線を引くんなら一緒にネットワーク線引けばいいや……って思って、なら今のコンセントにネットワーク用の端子を一つ、左右の中央に付ければいいんじゃね?とか思って、それじゃPLCにならんがな、と最後にオチが付いた。

 任天堂Wiiのプレゼンがあったそうで。
 確かに「次世代機」と言うより、「旧〜現世代機の集大成」って感じですね。特にバーチャルコンソールが(笑)。
 PCエンジンやMSXのゲームまで遊べるとあっては、これは手に入れんとあかんかと……(なんか違う気もするが)。

mongolian with alphabet/kana  逆の例だけど、左縦書きのモンゴル語(蒙古文字)にローマンアルファベットが混じる場合は、文字送りが一致で行送りが逆になってたよ。>さかいさん
 なお、「小熊さんならそんな資料持っててもおかしくないよね」などと思ってはいけない。
 なんでそんな資料持ってるんだという疑問については……あれだ、「青春の蹉跌」ってやつだ。

 任期の問題か、最近飛ばしまくりの陳水扁台湾総統ですが、とうとう『「台湾」名義での国連加盟』とまで。
 さて、今後の動きが楽しみだな。


2006年9月15日(金曜日)
 麻原彰晃被告の一審判決(死刑)が確定したそうな。まだ最高裁のページに情報がないので、最高裁の判断を確認することはできませんが、妥当であったのだろうとの心証を抱きます。
 弁護人の方は、最善の努力を払われたと思いますが、かような結果になったことを、悔やんでおられるのでしょうか。

 次なる興味は、果たしていつ死刑執行命令が下るのかということに移るわけですが、杉浦法相は無理だろうなぁ、流石に。
(総辞職前に執行命令にサインしたら、伝説になるだろうけどねぇ

 どっかで見たことのある人の名前が載ってるなぁ>「「ブログ炎上」って何だ
 まあ、美崎さん本人を知っている人間としては、多分「自由な意見が発表できるネットなのに、逆に、本音の意見が言いにくくなっている」という趣旨でインタビューに答えたんじゃないだろうとは思うんだけど、変に火がつかないか心配ね。
 美崎さんのサイトが今何処へ逝ってしまったのかは知らないんだけど。
 記事の内容について多少ぶちまけると、自由な意見が発表できるからこそ、炎上も起きるんだろうが、と。
 これまで言論界だの報道だのといった“特権的地位”にあった連中が、技術の進歩によって一般人と同じレベルに引きずり降ろされてみたら、勝負にならないような連中が一杯いた、というだけの話じゃないかと。適者生存じゃないけど、今後は寧ろblog界隈で大きな反響を得ているbloggerあたりを記者としてスカウトするなんてことが起きるんじゃないかねぇ。


2006年9月16日(土曜日)
programmable keyboard 20keys  以前から16進の入力用のテンキーが欲しいと思い続けて幾星霜。
 とうとう自作しちまいました。
 とはいえ、プログラマブルキーボードを買ってきて、キーマップを変更しただけなんですけどね。
 始まりはUser's SideXkeysX-KEYS DESKTOPを見たことで、ただこいつはキーボードというよりは単なるボタンで、PS/2の信号を横取りしたり、Windowsに常駐ソフトを入れたりと、甚だ面白味に欠ける、廉いだけのシロモノだったんです。
 ただ、こういうものがあるんなら、ちゃんとしたキーコードを吐くプログラマブルキーボードもあるんじゃないかと思って探してみたら、台湾のGIGA-TMS社がそんなものを作っていました。しかもCherryの青軸じゃねーか。
 国内ではテクノベインズ社扱っていたので注文。
 木曜日に届いていたのですが、受け取れなかったので金曜日帰宅後にGet。
 キー配列をどうしようか多少悩んだのですが、TK-80風に左下から0〜という風に並べて、左上にリターンとしてみました。通常のテンキーと敢えて配列を完全に違えて、混同を防ごうという意図も多少あったりして。頂頭の「U+」というキーが、一体何に使うかを如実に物語っていますな。
 多少のトラブルはありながらも、シリアルポートからのキーコードの転送に成功。USBキーボードとして正常に動作することまでは確認しました。
 受け取りが遅れたせいで、実際の使用が連休明けになってしまったのが些か残念。

 某尾鷲市尾鷲総合病院で巻き起こった産科医辞職騒動ですが(過去日記1,2、月半ばとなり、どうなったかとまとめサイトを覗いてみる。
 凄ぇなぁとか感動するのは、辞める医師に対する感謝が殆ど見られないこと。そりゃぁ放り出される方としては感謝の仕様もないのかもしれないけれど、この医師に対する冷たさってのはなんなんでしょうかね。雇われナントカ的な身分である私としても、色々思うところはありますな。
 医師ってのは業務独占資格を有する技能職で治療業務を独占します。それ故に様々な特権と同時に義務を科せられており、そのバランスについては常々議論があるところではあります。しかしだからといって「医師だから診療するのが当然」って感じで見られたら、医者の側からだって愚痴の一つも出てきますわな。人間だもの。
 今回の一件に至った背景には、尾鷲市(含む市長・議会・市民)の中に医者に対する偏見ともいえる思い込みがあったのではないかと感じずにはいられません。

 先日から「ネットの完全定額制もはや限界 事業者ら適正コスト検討という記事を巡ってあちこちで議論が交わされているようですが……。
 本質的には誰かがお金を負担しているわけで、それを定額だ無料だといって濫用すれば、いずれこうなるのは目に見えていた話じゃないかと。『水道料金を定額にしたら水源が干上がった』みたいな、なんというか、あたりきしゃりきな話だとしか思えません。
 本来的には従量制が妥当なのだと思いますが、かといって現在の世情で完全従量制も難しいので、一定通信量まで定額とか、それを越えたら帯域制限もしくは従量課金などの方向が摸索されるのではないでしょうか。超個人的には、回線単位で細かく課金徴集できる電話回線のようなシステムが理想だと思いますが、現段階だと悪用され放題になりそうなので、難しいかなぁ。
# でもそうなったら、野良無線LANとか野生ホットスポットが減るかも。

 僕らにはPS3があるぢゃないか!>BE環境
# PS3ってFortranでベクトル計算するマシンぢゃないの?(おい)


2006年9月17日(日曜日)
 撮り貯めていた、というか、殆ど撮りっぱなし状態になっていた「クロースアップ現代」や「NHKスペシャル」を纏めて観る。
 目が痛くなった。

 比較的面白いと感じたのは「変わらない“オウム”」。
 旧オウム=現アーレフを解体しろという意見があちこちで見られたんだけど、私は賛成しかねた。寧ろ、危険ならば一箇所に纏めて監視すべきだと思うけどねぇ。
 アーレフを完全に解体したとして、そうしたらば今度はオウムの思想を持った人間が個々人となって市井に溶けこむことができるのか、それを許せるのかという話になっちゃうじゃん。監視するにしても、監視しきれんし。生かさず殺さずじゃないけど、一過所に纏めといて、おかしな動きをしないように公安辺りに張らせとくのが、リスクコントロールとしては上策なんじゃないかと思う。

 凄く駄目だと思ったのは、「マグロが食卓から消える? 〜世界の魚争奪戦〜」で、それはもうどうしようもないデキだった。もうアホかと。
 日本が世界のマグロの25%を食い尽していたのが、今や世界中がマグロを食うようになったので奪いあいになっている、水産資源争奪戦の中で日本は遅れを取っている……という話なんだけど、水産資源としてのマグロの保護とかの視点は一切ナシで、とにかくマグロを手に入れろ!の一本槍。
 それでマグロ資源が枯渇したらどうすんのかね……。
 マグロなら2002年に一応完全養殖技術(卵から成魚にまで育てて、その卵から次世代を孵化させる)ところまで来ているので、資源が完全に枯渇して値段が暴騰すれば養殖技術に弾みがつくんかもしれんけどな……。

 速報性の高い内容なんかが、殆ど過去のものになっていたのは痛いなぁ……。


2006年9月18日(月曜日)
 一昨年去年と繰り広げられた地獄の饗宴が、今年もはくほー氏の主宰によって執り行われた。三連休の末尾に集った勇者は8人。王様すみれれ夫妻にはくほーny画伯、π、さとろみ、そして私。
 饗宴の様子はリンク先各人のレポートを参照されたし。

 朝の待ち合わせの駅前で、何やら行列が出来ていてあれは何だと思えば𠮷野家。はくほー氏やさとろみくんは行列を撮影していたが、その行列はNHKのニュースでも報道され、ロイター電となって世界を駆け巡っている模様。


2006年9月19日(火曜日)
 フォクすけ

 日本が対北追加制裁を決議し、豪洲がこれに同調、米国も追って制裁の予定。一方で中国と韓国はこれに合流せず。
 旗幟鮮明になりましたな。

 「心で書いて憲法9条理解 立場超え「写九」人気とな。
 先月の「核廃絶」じゃないけど、これは明らかに致命的に間違ってるだろう。
 これで戦争が無くなるなら、イラクでみんなで写九させれば良い。今まさにアナン事務総長が「イラクは国家瓦解の危機」と言っているくらいなんだから、そりゃぁ効果あるだろうよ。
 方法間違えたら、平和になるものもならんわな。

 あちこち昨日の鍋プリンを私が中心になってやったかのようなストーリーが捏造されている……。


2006年9月20日(水曜日)
 「超漢字V」ですか……。
追記公式の更新がいやに遅かったのは如何なものか。

 自民党総裁選は余りにも順当に安倍さんが勝利。

 タイからクーデターの報。
 去年から隨分荒れているなぁと思ってはいたけれど、とうとうか。国王という統治装置が安全弁になっているお蔭か、クーデターとなっても無血であったのは幸いですね。
 もっとも、国王の卓拔した政治手腕に依存する民主主義って物がそもそも矛盾の塊みたいなもんではあるんだけど。
 無能な国王のせいで国が紊乱するよりはマシなんだけど、無能な国王がいても正常に国が回るのが立憲君主制の民主主義というものであるハズなんだがな……。
 まあ、無理言ってもしょうがないんだけど。日本だってほんの60年前までは、天皇が大権を行使しなきゃ戦争止められなかったもんな。


2006年9月21日(木曜日)
 今日から秋の交通安全運動だそうで、あちこちにテントが設営されて警官やら安協やらがニラミを效かせてましたな。
 なんでも今回は特に飮酒運転を重点的に取り締まるのだそうで、飮酒運転による重大事故が多発している昨今を鑑み、報道各社も力を入れているようです。力が入り過ぎたのか、朝日新聞では「飮酒運転摘発、厳しい姿勢で」と書いた中川裕史記者が自ら飮酒運転で検挙されたそうな。一身を賭して飮酒運転の危険性を訴えようとしたのではないかと思われますが、些か方法が悪かったようです。
 つるかめ、つるかめ。

 𠮷なんて書き方をさらっとするのは良くない兆候のような気がするな。
 自戒しよう。
 ところでもーすぐUnicode 5.0のコードブックが刊行されるよーですが、いい加減利用するのが辛い重さなんですがどうしましょう。
 やはりこのような仕事は若くて体力のある若者に任せるべきではないかと思うのです。

 字ばかり沢山あってもしゃぁないというか、適切に使う方法が提供されなきゃ駄目なんだよなぁとは最近つとに思う。


2006年9月22日(金曜日)
 私を陥れんとする悪の陰謀が……。

 元々は手書きの字体(楷書)と印刷の字体(いわゆる康煕字典体)の違いに過ぎんのだけどね。>違い
 手書きと印刷で字体が変わるなんて当たり前のことだし、書体が変われば字形が変わるのも当たり前。そんな当たり前のことを当たり前だと思えなくなったのは、時代が変わって常識や基礎教養が変ったからで、良い悪いの問題じゃない、んだと、思う、思えば、思わないと、思う時、思え。
 ……。
 ふっと、たまに、世界征服をしたくなることがありませんか?

 「「著作権保護期間の延長を」——権利者団体が要望書 ネット時代も意識」だと。
 普段はこの日記には著作権関係のことは書かないようにしているのですが……。
 管理実務者や利用者の利便を全く考えていない、独善的な主張です。寧ろ、著作権の保護期間の起算方法を変えるなり、短縮を訴えるべきだと考えます。
 正直、無方式で死後50年の保護は、処理が繁雑で長期に過ぎます。そして作者の死後保護され続ける殆どの著作物が、事実上利用できなくなります。草の根分けても著作権継承者を探し出せ、関連団体は継承者を把握し続けろと言うのは簡単ですが、実行がどれほど難しいかは、考えるまでもありません。管理している殆どの著作物は利益を生まない状態であるにも拘らず、管理費用は時間に比例してかかるんですから。これでは一部の富を産む著作権のために、多くの著作権を塩漬けにしてしまいます。
 つまり、現行制度は費用対効果が悪過ぎなんです。
 著作権という強大な独占権を享受したいのであれば、特許権や商標権のように、何らかの義務を負うか、費用を負担するのが妥当であると、私は考えます。
 極めて個人的にですが、無方式で発表後30年、その後は文化庁に登録(要登録料)で、最大著者の死後70年(勿論、特許権と同様に、時間の経過と共に登録料が加算される)という制度はどうだろうかと思っています。殆どの作品は発表後30年以上経済的価値を維持できませんし、それ以後も経済的価値を維持できる作品であるなら、登録料くらい払えるでしょう。
 著作権は基本的に経済権であり、作品の経済的価値を独占する権利であって、作品の芸術性を保護するのは著作者人格権という著作権の一部の権利です。
 経済権だからこそ費用対効果が重要なのです。


2006年9月23日(土曜日)
 秋分の日=お彼岸でもあり、一部の人外幕張メッセへ逝っているであろう秋の日に、私は親戚の葬儀のために瑞穂町まで。片道二時間もかかった。
 なんというか……とても同じ東京とは思えない田舎町でしたな……。

 ドイツのリニアモーターカー、トランスラピッドが事故を起こし、21人死亡、10人が重傷という報。(先月には上海の実用線で火災を起こしていた記憶が)
 技術的問題ではなく、人為的事故の疑いということだが、乗っていた人の殆どが亡くなったことが気がかり。

 桑田が明日引退登板?の報。


2006年9月24日(日曜日)
 桑田はジャイアンツを退団し、他球団での現役続行を希望している由。
 個人的にも賛成。私はジャイアンツファンだが、今の桑田の扱いを見るに忍びない。活躍できる球団があるなら、是非行くべきだと思う。
 とても寂しいことだけれども。

 えー……まだ終わってませんが、ジャイアンツ2006を振り返って。
 シーズン前の大型補強もなんのその、の勢いで70敗してくれました。
 試合も観に行ったのですが……ミスが目立ちました。特に走塁面に於いて。足が使えない球団だという部分が元からあるにしろ、その上でミスまで加わっては勝てるものも勝てません。小技が利かない、小回りが利かない、守備が散漫、と勝てるチームじゃねぇな、というのが本音。
 補強時のミスは、やはり李承燁を獲得したことと小田幸平を失ったこと。この二点に尽きるかと。
 李承燁は、主軸打者とするには、得点圏打率が通常の打率より低いというのは致命傷だと思う。今年巨人の四番を担うべきだったのは、阿部慎之助だった。
 そして巨人捕手陣の中で最高のインサイドワークを誇った小田を中日に獲られたのは、チーム防御を弱くした原因としか思えない。野口を獲っても代わりに小田を獲られたんじゃ差し引きマイナスだよと思っていたら案の定。
 阿部がリードで評価される捕手になるのは、いつのことなんでしょうね……。

 21日の判決については、判決文を読んでからコメントしたいと思っているんだけど、大筋は酒井さんと同じになるんじゃないかと。ただ、どうも判決文はもうちょっと微妙な表現なんじゃないかと感じる所があったので、待ち。この難波孝一裁判長の過去の裁判を調べながら、判決文全文が公開されるのを待っている。
 判決言い渡し後24時間以内での判決文のオンライン公開を保証する制度とか欲しいねぇ……。


2006年9月25日(月曜日)
 とりあえず国旗国歌の件については、判決要旨は見つけた。400人だかいる原告の内、30人については主張が認められなかったってのも凄いけど、裁判所の判断もなんというか。思想信条の自由を最大限度大きくとって、式の進行を乱さない消極的反対であれば、校長の対処範囲内だとしているというのは、なんともはや……。百歩譲ってそうかも知れんけど、それでも救済されない原告が30人もいる裁判だったのかよとか思わんでもない。
 高裁じゃひっくり返るだろうなぁ。おおよそ尋常な内容じゃないもん。
 とりあえず事実の認定などが書かれた判決文全文を見てみたいわ。

 「北斗の拳 Online」とか聞いて、プレイヤーはモヒカンになって火炎放射器を担いで「汚物は消毒だ〜〜〜〜」とか言いながらNPCを殺してみたりとか、胸に七つの傷をわざと付けて「俺の名前を言ってみろ〜〜〜」とか言いながらNPCを殺してみたり、髮を白く染めて秘孔なんぞ突きながら「んん〜違ったかな〜〜〜」とか言いながらNPCを殺したりするゲームなんですか?と。で、最後にやってきたケンシロウに瞬殺される。
 ゲームにならんがな。


2006年9月26日(火曜日)
 小泉純一郎内閣総辞職。安倍晋三衆院議員が首相指名を受けた。
 麻生外相続投というのは、一つ大きな決断だと思われる。つまり、首相は変わっても外交方針は基本的に変わらないと周辺特定国家に対して示したわけで、お前等が折れろという明瞭な外交メッセージであると受け取れます。

 毎日新聞に、三つほど興味深い記事が。

 とまあ、飮酒運転への処分の厳罰化に疑問を呈する内容なんですが、私のとはちっと論調が違いますな。私はこれ以上の厳罰化が事故の抑制に役立たないのではないか、と考えているのに対し、こちらは厳罰を処すことそのものに疑問を呈しているようです。
 でまあ、ちょっと気になったので、果たして飮酒運転による事故の増減はどんな具合であろうかと、警察白書で過去20年遡って調べてみました。
第1当事者が「車両等の運転者」である死亡事故に占める、飮酒運転の件数と割合
(「第1当事者の違反別死亡事故件数」より作成)
年次 飮酒運転件数 総死亡事故件数 構成比率(%)
1985(昭和60)年 738 8459 8.72%
1986(昭和61)年 648 8492 7.63%
1987(昭和62)年 568 8376 6.78%
1988(昭和63)年 568 9209 6.17%
1989(平成元)年 598 9913 6.03%
1990(平成2)年 507 9981 5.08%
1991(平成3)年 525 9857 5.33%
1992(平成4)年 532 10157 5.24%
1993(平成5)年 508 9695 5.24%
1994(平成6)年 475 9555 4.97%
1995(平成7)年 405 9669 4.19%
1996(平成8)年 324 9015 3.59%
1997(平成9)年 328 8794 3.73%
1998(平成10)年 330 8402 3.93%
1999(平成11)年 335 8283 4.04%
2000(平成12)年 349 8332 4.19%
2001(平成13)年 296 8044 3.68%
2002(平成14)年 227 7650 2.97%
2003(平成15)年 175 7151 2.45%
2004(平成16)年 149 6769 2.20%
2005(平成17)年 138 6364 2.17%
 えーと……。
 21年前の日本では、日に2件のペースで飮酒運転で死亡事故が起きていた計算になりますな。それが今では2.5日に1件ですから、かなりいい感じで減っているようにしか見えません。自動車による死亡事故も減少傾向にありますが、構成比率も下がっています。
 この状況で、一層の厳罰化って必要なのかね?

2006年9月27日(水曜日)
 頭痛に悩まされた一日。
 薬飮んでも引きやしねぇ……。
 とりあえずKOSOVOでも見て笑っておく。

 コメントはしないで、紹介だけ。
 Shift-JIS誕生秘話


2006年9月28日(木曜日)
 全世界的に銅の相場が上がっているそうで、フランスでは電話線が盗まれて音信不通になった村が出るなどの愉快な事件が発生したりしていた訳ですが、フランスばかりではなく、中国では電話線の他に銅像が、チリでは電話線・電力線が、日本では兵庫にて電気ケーブル8tが盗まれたりと、世界銅盗コンテストでもやってんじゃないかという具合です。
 しかしものには限度というものがありまして、とうとう中国で高圧線に手を出して感電死する愚か者が出たそうです。類似の事件は南アでも6月にあったようですが、高圧線に刃を入れようというのは一体どういう教育を受けてきたのか、かなり興味があったりなかったり。
 でも放っておくと日本でも出てきかねないけどな……。

 朝っぱらから京葉線が止まってしまって大騒ぎだったそうで。東京駅で起きた漏電火災事故で信号システムがウェルダン焼きになってしまい、丸一日復旧しなかったとか。というか、今でも復旧はしていない模様。
 取り敢えず千葉方面‐新木場までは運行できるようですが、東京‐新木場は明日も運休する模様。
 まずは復旧、続いて原因究明、最後に対策ですかね。

 「なんでもHPとは…いやな時代である」なんですと?
 『「何だ、またHPか」という感じがする』とは一体どういうことなんだろうか。マスコミを通すより、全くダイレクトに生の声がファンに届くわけで、良いこと尽くめじゃないか。問題があるとしたら、これまでコメント類の中継・仲介を行うことを生業としていた報道各社の仕事が奪われてしまうことだが、概ね大したことじゃない。
 それよりも、『HPではいくら名文を並べ立てたところで、誠意は伝わってこない』などと、Web上に書いて置くのだから笑ってしまう。

 この辺に構造の変化を感じ取れない報道人というのは、かなりヤバいんじゃないだろうかと、他人事ながら心配になる。前述の通り、報道各社というのは、ルポルタージュの類を除けば、基本的に情報を右から左に流すことを商売としてきた。ところがweb技術はその市場を容赦なく食い荒らしている。全ての省庁が、記者クラブに流している情報を、ほぼリアルタイムでwebサイトに掲載するようになれば、報道の仕事は大部分消滅する。
 そういう部分を感傷で塗り固めて「誠意」なんて言ったところで、変わるものは何もないと思うけどな。


2006年9月29日(金曜日)
 もしもピアノが弾けたなら……。
 TPOは弁えましょう。

 昨日の件で忘れていたことが。
 独自取材に頼った、“情報を右から左”ではない報道として、ゴシップというものがあったと。
 案外これは頑強かもよ。

 DellApple東芝IBM / Lenovoと続いたSonyの二次電池リコールですが、とうとうSony自ら全世界での回收に乗り出すことに。
 これがSonyだけの問題で終わらなかったらどうなるんだろう。


2006年9月30日(土曜日)
 「意外と重いゾ!「自転車の交通違反」罰則という記事を見つけたんですが、何よりまず自転車の違犯として取り締まるべきなは逆走でしょう。次いで歩道の走行。この二つを取り締まるだけで、かなり事故は減らせると思いますよ。
 私が自転車に乗ってて一番怖いのは、逆走です。逆走しているという自覚がない奴等が多くて困ります。

 「アイスランド、「軍隊のない国」に 米軍、駐留継続せずだそうな。
 アイスランドってのは大西洋の北極圏付近に位置する島国で、人口30万人。バイキングの子孫と言われている。公用語のアイスランド語は格変化の難しい古ゲルマン語の色合いを色濃く残す屈折語として知られています。
 人口30万の島国ということもあって自前の軍隊は持たず、ずっと防衛を米国にアウトソーシング(苦笑)していたのですが、不幸にも米軍再編の関係で米軍が撤退する運びとなってしまった模様。
 まあ、普通は「基地の駐留経費の全額負担などを申し出て駐留継続を促」すよなぁ。
 現地の世情は分かりかねますが、概ね困っているのではないかと思いますね。なんせ山岳救助や海難救助まで米軍に頼っていたというのですからして……。

 重要情報なので、告知がてら。
 「9月27日(水)1:00〜13:30 に弊社サイトよりソフトウェアをダウンロードされた方へ」。
 Vectorでウィルス感染が発生し、4,000本近い公開ソフトが感染。発覚までの12時間半で8,000回近いダウンロードが行われた由。
 心当たりのある方は、対策を。