哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2025年5月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2025年5月1日(木曜日)

先週から悩まされているOneDriveの同期バグ。OneDrive同期アプリケーションの新版、ビルド25.065.0406.0002が配信されたと聞いて、あれこれいじって手元のOneDriveアプリを更新したのだけれど……バグは直っていなかった。

マジかよ……。

これでちょっと吹っ切れて、本格的にOneDriveアプリのロールバックを計画する。

もちろん、ただ旧版を入れても放って置くと勝手にアップデートされてしまうので、まずは更新リングを変更する。

遅延リングは、運用ロールアウト全体で監視されたビルドを提供するため、中断されるリリースは少なくなります。

現在「Production」になっているのを「Deferred」にして、顕著なバグがないバージョンだけがインストールされるようにする。ただ、これを設定するにはグループポリシーを弄らないといけない。

というか、レジストリを直に書き換える。

このポリシーを有効にすると、次のレジストリ キーがセットされます。
[HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\OneDrive]"GPOSetUpdateRing"=dword:0000000X

この値をセットした上で、OneDriveを一度アンインストールし、遅延リングの最終版「ビルド25.005.0112.0003」をインストールする。

とりあえずサブマシンの方でやってみて、現状評価待ち。これで動けばメインマシンも同様にする。


2025年5月2日(金曜日)

OneDriveは結局駄目だった。MSからはロクな連絡がなく、「その対処法は全部試した後だ!」状態。

はあ、どうすんべ。


2025年5月3日(土曜日)

前回酷い目に遭ったコースをもう一度走ってみた。というのも、気象情報で前回と風向きが逆だったので、これなら行けるかも……と思ったもので。

実際、海岸沿いの道に入ったあたりから追い風に乗って楽に走れて、平均速度も20km/h超え。

風向きによっては走っても良いな、このルート。

なお、膝痛。


2025年5月4日(日曜日)

迫りくるWindows 10のEoLを前にWindows 11への移行用新マシンのための情報収集なんぞをしておったわけですが、最近のIntelプロセッサはbig.LITTLE構成で性能が直感的に分かりにくい。(AMDも次のZen5でbig.LITTLEになるらしいけど)

16コア(P8E8)と24コア(P8E16)って差額出す程性能が違うんだろうか、とか。

ただEコアとは言いつつもSkylake級の性能があるとかいう話でもあるんで、IvyBridgeからの乗り換えだと考えるとEコアでも充分という気もしなくもなく……。

とりあえずコアが沢山あってメモリを山程積めば、VMwareもSandboxieもBluestacksも問題なく動くやろ、という雑な考えではあるんだけども。


2025年5月5日(月曜日)

台湾(中華民国)初の国産潜水艦の試験が難航しているという報道

まあそりゃそうだろ、としか……。

いくらあちこちの国々から支援を受けているとは言うものの、それまで全く潜水艦を作ったことのないところに、既存の艦のライセンス生産でもなく一足飛びに独自設計の艦を建造したわけで、問題が生じなかったらそっちの方がおかしいわな。

産みの苦しみと割り切って時間をかけるしかないのですが、問題はその時間がどれだけ残っているか、なんですよね。


2025年5月6日(火曜日)

現在韓国議会の過半数を掌握し、次期大統領を輩出すると目されている“共に民主党”の関係者が、『共に民主党シンクタンクの元副院長「三権分立は幕を下ろすべきだ」「司法府の解体も考えるべき時期」』とかいう放言をなさっておられるご様子。彼らが政権を取ったら人民裁判でしょうな。

まあ韓国の場合、俗に「国民情緒法」と呼ばれる水準で司法が世論に左右されるので、今更司法の独立がなくなっても大した影響はないのかも知れませんけれども。

ただ、間違えて欲しくないのは、権力分立自体は民主主義の必要条件でも十分条件でもないことです。世の中には議会統治制だとか貴族院司法だのといった形態があって、「三権分立」が絶対でも唯一解でもないのです。要はきちんと権力の監視ができていれば良い。

で、韓国の場合それができているかと言われると……。

まあ「形式をより実態に合わせようとしている」とでも言えば、多少はポジティブに聞こえるかも知れません。


2025年5月7日(水曜日)

開発期間12年!オールガラス製のラムネが30年ぶりに復活 懐かしくて新しい 職人技光る1本」とかいう記事があり、一度途絶えた技術を復活させるのって大変なんだなぁ的な。

技術的には「コッドボトル」と呼ばれるものなのですが、英国人のコッドさんが19世紀に発明した炭酸飲料向けの瓶です。当時はまだ王冠が発明されておらず、炭酸水を入れた瓶を封止するのに様々な方式があったらしく、コッドボトルもその一つ、ということですね。

利便性の高い王冠によってコッドボトルは市場から駆逐されていったのですが、なぜか日本インドでのみ生き残り、その日本も全ガラス製のラムネ瓶は90年代を最後に生産が終了していたとのこと。

それを今回再製造するのに12年の研究開発期間が必要だった、と。インドの山奥に修行にでも行っていたのかも知れぬ。

そう言えば火浦功がラムネ瓶の謎を追う短編小説を書いてたっけな……。なんて作品だっけ?


2025年5月8日(木曜日)

昨日始まったインドとパキスタンの武力衝突で、パキスタン側がインドのラファールを撃墜した、と発表して、事実ならば戦闘で損失したラファールはこれが初めて、と。

さほど広くもないエリア両軍合わせて百機以上が飛び交っていたということなので、そりゃ犠牲は出るだろうよとは思うので、墜ちたこと自体は問題じゃなくて、どんなシチュエーションで落とされたかなんですが、そちらの方は霧の中。噂ではパキスタンのJ-10JF-17から発射されたPL-15ミサイルだという話ですが、これがどのくらい発射されて、どの程度当たったものか。

ともあれ、PL-15にコンバットプルーフが付いたことは、果たして良いことなのか、悪いことなのか……。


2025年5月9日(金曜日)

米副大統領、インド・パキスタンの紛争は「我々に関係ない」」だそうで、これが、これこそが、米国が望んでいたものなんだろうなぁ、とか。

そして多くの覇権主義国家が望んで已まなかったものです。

「米国は自国の利害に関係しなければ介入してこない」

このメッセージによって世界は一層不安定化するでしょう。自分たちが米国に大きな利害を与えていないと考えている国々にとって、武力に訴えるハードルが著しく低下したのですから。(実際に米国に利害が及んでいるかどうかとは関係がない)

あるいは米国に害以上の利を与えることができると信じる国々にとっても、「ディール」が可能であると思わせるでしょう。

いやはや、困った話ですが、改めて、米国は恃みにならない、という前提で安全保障を考える他ない時代ですね。


2025年5月10日(土曜日)

対馬仏像、日本へ引き渡し完了 韓国浮石寺住職「世界の模範に」 盗難12年半で解決」と、盗難当時碌でもない事態に陥りそうと言っていた事件が予想通りに碌でもないことになって解決に13年。

それでも戻ってきて良かった、ですわ。なんだかんだ理由をつけて韓国が返還しない可能性も少なからずあったので。

先日も書きましたが、韓国では司法の独立性が非常に低く、司法が世論に阿る決定をすることが常態であるため、時の政権の意向によって判決が左右されることが珍しくなく、この事件の裁判も二転三転しています。右派政権の間に決着が付いたので、政権交代前に帰ってきて本当に良かった。

ちなみにこれが原因で、韓国は外国の博物館・美術館から美術品貸してもらえなくなったのよね。まあ自業自得としか言いようがありませんけれども。


2025年5月11日(日曜日)

一昨日のNHKのBSスペシャルで放送された「HumanAnimals 見えない“隣人”」は凄い番組だった。

これぞNHKというか、よくぞやったな的な。

イスラエル市民の強烈過ぎる同胞意識と被害者感情が、ガザに住む一般市民…というか「ガザには一般市民などいない!」という欺瞞が真実の物語となり、リベラルを自称する人間をしてガザの住民には同情しないと言い切らせる。

これを見て、ホロコースト盛んなりし頃のドイツ市民はきっとこんな感じだったんじゃないかなと思いましたわ。歴史は繰り返すんですね。

イスラエルが志向していることは「パレスチナ問題の最終的解決」以外の何物でもないと、彼ら自身が見事に主張しているんですから。

これ、国際戦犯法廷を開いてイスラエルの責を問う必要があると思うのですが……恐らく米国が反対するだろうなぁ。


2025年5月12日(月曜日)

市役所に行って印鑑登録をしたんですが、その直後に、市役所に設置されている証明書発行機(コンビニにあるようなマルチコピー機)で印鑑証明を発行しようとしたのですが……できなかった。結局窓口で取得したのですが、どうやらデータがリアルタイムに更新されていない模様。

一体どういう仕組みになってるんだか……。


2025年5月13日(火曜日)

鉛から金への錬金術に成功するも、富までは程遠い」とかで、そりゃ理論的にできるのは分かってるけど本当にやるやつがあるか的な。

当たり前ですがタダで無限のエネルギーが使えるとかいう環境であればともかく、どう考えても採算が合うような技術ではないので、大地を掘って金を探すか、川を漁って砂金を探すかした方が良いに決まっています。その点では、砂金甲子園の方がまだ建設的と言えるかも知れません。

でもまあ、夢はありますけどね。


2025年5月14日(水曜日)

以前書いたMEV-1が役目を終えてIS-901を墓場軌道に送り返した、という記事が。

夢のある技術だなぁ。

将来的には墓場軌道にある衛星を始末するところまで行って欲しいものだけど……流石に難しいか。MEV-1自体も最後は墓場軌道に入って終わりになるんだろうかと思うと、もうちょっと技術が進歩して欲しい気持ちがないでもなく……。

とりあえずは、こういう合体機構で寿命延長をする前提の宇宙機を最初から設計する、というあたりですかね。


2025年5月15日(木曜日)

マルチコピー機で戸籍を取ろうとしたらできなかった、と言われて、おかしいな……と思って確認してみたら、うちの市は対応してなかった。

なるほど。

データのリアルタイム反映もしてないみたいだし、田舎の金のない自治体は辛いやねぇ、という辺りか。


2025年5月16日(金曜日)

2022年末にコンペに勝利して米軍での採用を勝ち取ったベルV-280ですが「新しい名前は「MV-75」に!米陸軍の新型ティルトローター機 名称決定へ」となったそうな。

番号からすると、陸軍のヘリコプタの系譜って感じなのかな。

米軍は今年に入ってから様々な開発・調達計画が「見直し」の名の下にズタズタにされてるんだけども、MV-75の未来もどうなるやらというところはあります。

確固とした定見があった上での「見直し」であればまだ理解もできたでしょうが、単に国のトップ集団の思いつきでやってるようにしか見えませんからね、現状では。勿論、米軍の開発や調達には問題が多くあったのですが、それが是正されるとも思えないのですよね。

日本にとって悪いことには、そういう米軍の混乱が、覇権主義国家に誤ったメッセージを与えるだろうということなんですよ。


2025年5月17日(土曜日)

今月開催のDSEI Jpanに出展するBAE動画で、次期戦闘機ことGCAPの主翼がラムダ翼に戻っていたとか。

次期戦闘機のCGやモデルはこれまで何種類かお披露目されているわけですが、翼平面型がデルタだったりラムダだったりと一定していません。得失のある話なので、まだ何を優先するか、決定していないのかも知れませんが……そんなんでスケジュール大丈夫か?というところもあり。

迷彩としてのディスインフォメーションなら問題ないのですが……。

個人的には初の実用ラムダ翼には心惹かれるのですが、戦闘機に必要なのはロマンではありませんからね。


2025年5月18日(日曜日)

昨日のNHKの「フロンティア」、酷かったな……。

南大東島 神秘の水中地下世界」と題した回だったのですが、学術調査かと思ったら水中探検だったでござる。つまり“危険を冒して貴重な映像撮ってきた”だったんだよね……。

NHK的には美麗な映像が撮れて満足なのかも知れませんが、学術的には意義の少ないものになっていました。

やたらと人間がカメラを担いでダイブすることに拘っていたのですが、水中ドローンやAUVは使ってないし、三次元スキャナを使った計測もしてないみたいだし、リブリーザも使ってなかった。

「探検」したかったんだろうなぁ……。

要するに本質的には「8,000m級未踏ルートに挑む」的な番組でして、どれだけ取り繕っても科学番組とは言いがたかった。

「フロンティア」は玉石混淆の傾向が強いんだけど、今回は「石」だったなぁ。


2025年5月19日(月曜日)

定期検診。

腫瘍マーカが少々上がり気味なこと以外は問題なし。これまでの変動の範囲内ではあるので、特異的な何かではなく。


2025年5月20日(火曜日)

午前中に市役所まで母を送迎したんだけど、うっかり運転用の眼鏡をしないで、普段遣いの眼鏡で走ってしまったことに後で気づいた。

普段遣いの眼鏡は敢えて度を落としているので、本来これでは運転に必要な矯正視力を満たさないのよね。

まあ自分自身、帰宅してから気づく程度のものなんだけども。

さて、市役所では身分証としてマイナンバーカードを出して、母の暗証番号も一応憶えていったんだけど、カードの物理的チェックだけで通ってしまった。

それで良いのか?


2025年5月21日(水曜日)

5月14日に愛知県犬山市の入鹿池に墜落したことで話題となっているT-4ですが、初飛行から40年が経過し、後継機が求められる時期に差し掛かっていて、これまでも様々な話が飛び交っていました。米国との共同開発だとか、イタリアのM346とか

そして幕張メッセで開かれているDSEI Jpanで三菱重工から独自開発のコンセプトワークが飛び出すなどGCAPで手一杯じゃないんかい。

どこまで本気なのかわからない提案ではあるものの、夢のある話ではありますのう……。


2025年5月22日(木曜日)

“魔法の終了呪文”がいらないCLIエディタ「Edit」。Windows 11に標準搭載へ」という記事で、むしろ驚いたのは64bit版WindowsにおけるCLIエディタ不在の方。

64bit版Windowsって最初はxpとかだった気がするので、それこそ四半世紀ほど経っている話じゃないか。

その間、誰も問題にしてこなかったというなら、それは必要ないものなのではないか……。(私自身気づいてもいなかった)

WindowsでCLIエディタが必要になるシーンというのは想像つかないのですが、まあちょっと使ってみても良いかな。


2025年5月23日(金曜日)

なんか米価のせいで農相が交代したりしている昨今ですが、首相が「コメは3000円台でなければならない、増産に舵切る必要=石破首相」とか言って、新農相は備蓄米を放出しまくるんだそうですが、何を考えてるんですかね?

そりゃ経済原理的には増産すれば値段は下がるでしょうが、その結果として農家が赤字になったら結局は共倒れですし、そもそも備蓄米は急な不作等に備えてのもので、米価調整のためのものではないわけです。

本来的に政治家が目指すべきところは「米5kgに5,000円を支払うことが苦にならない所得の実現」でして、そうであって初めて農家も継続的に業として米作を続けることができるわけです。最近流行の言葉を使えば、「持続可能な米作」というやつですかね。

もちろん、所得の増大は直ぐにできるわけではないので、急場を凌ぐためには減税、給付金、現物支給などの方策が取られるわけですが、一番手っ取り早いのは減税なのですが、それはしないんだそうで。

物価を抑えるというのは古来多くの為政者が取り組んでは敗れ去ってきた筋の悪い施策でして、おこめ券でも配る方がまだしも効果があると思うのですがねぇ……。

この際だからマイナンバーカード米穀通帳機能を実装したらどうですかね。そうしたら次回からは米の配給ができると思いますよ。(投げ遣り)


2025年5月24日(土曜日)

“燃料不要ロケット”実現へ前進 レーザー光を使った推進技術の実証に東北大学などが成功」という記事があって、この技術自体は凄いんですが、このままでは宇宙ロケット用途としては使い所は難しいな的な。

というのも地上から照射されたパルス状の高出力レーザーを、ロケットに取り付けられた曲面鏡が反射・集光し、空気をプラズマ化。発生した衝撃波が機体を押し上げることで、推進力を得るという仕組み上、空気がない所では、このままでは動作しないんですよね。

ソーラーセイルを搭載した宇宙機に推進力を提供するのには使えるのかなぁ……。

推進剤に点火する外部からのエネルギー供給として使うという手もあるんでしょうが、どちらかというと精密な目標を追尾し続けるサーボ技術としての側面が強い気がします。レーザー兵器の実用化には、必要な技術ですからね。


2025年5月25日(日曜日)

そういえば以前、立山黒部アルペンルートの新しい電気バスについて、ハセテックのやつになるんじゃないかと書いてたんですが、実際にはBYDのBEV「K8」だった模様

なんだかんだでちゃんとCHAdeMO対応してるんだなぁ。

こういう商用車から日本に食い込んでいって、乗用車へ展開、しかもローカル規格にも対応、と、やはり企業努力として非常に真っ当な方向なんだよなぁ、この会社。

ホント、どっかの国のビッグスリーは爪の垢を煎じて飲んだ方が良い。


2025年5月26日(月曜日)

WindowsがBSoD。死んだのはudfs.sysで、要するにUDFドライバ

どうもWindowsはこのドライバの出来が悪いんだよな……。

光学ドライブに高負荷をかけたり読み書きを長時間続けたりすると、このドライバが原因で落ちることがままある。

とはいえ、今となっては重要度も優先度も低いだろうからなぁ。


2025年5月27日(火曜日)

東京 江戸川区 工事現場で爆発 10人けが 約40棟が被害」をいう事故の報道を最初に聞いたときは、地下のガス管を損傷させたのかと思ったんだけども、続報によれば地中にアセチレンガスの入ったガスボンベが埋まっていたと……。

不法投棄かな。

事故様態としては不発弾の爆発に近いんですが、ガスボンベの不法投棄となると犯罪性が出てきます。しかし、これ……時効過ぎてそうな感じが。不法投棄の時効って5年なのよね。

工事の業者も被害者だし、周辺住民も全部被害者。なのに不法投棄をした犯人は公訴時効で立件できないとなると、揉めることになりそう。


2025年5月28日(水曜日)

兼業コメ農家の日本アカデミー賞監督 コメ5キロ2000円に「一般農家だと、ほぼ離農する金額だと思う」」という記事があって、ようやく一部で5kg2,000円では農家が食っていけない、という声が上がるようになってきた様子。

先日も書きましたが、農家が利益を得られない金額では農業そのものが破綻してしまうんですよ。

なのでこういう価格を統制する時には、常に、生業として成立するかを強く意識する必要があります。

他にも薬価や医療の診療報酬なんかが類例となります。今般のように急激な物価高が進行する際に統制価格の据え置きなどをやると、営業するだけ赤字になるなんてことになりかねません。実際それで廃業するケースもあるので、洒落にならんのですよ。

というわけで、政治家選びは大切だね、という話になるわけです。


2025年5月29日(木曜日)

先日の江戸川区でのガスボンベ爆発事故ですが、続報で「江戸川区の爆発事故 ガスボンベに1964年の刻印 出荷前検査示す」なんて記事が踊っており、昭和39年といえば東京五輪の年。高度経済成長真っ盛りで建設ラッシュの最中。

……時効どころの騷ぎじゃなかった。関係者全員墓の下の可能性も。

地中に埋められて還暦を迎えてなおガスを蓄えていたガスボンベ。隨分と高い品質だったようです。


2025年5月30日(金曜日)

ロイターに「アングル:日英伊の次期戦闘機、35年配備に遅延も 日本の防衛に空白」という記事があり、共同開発が決まったに危惧されたことではあったけれども、やはりか、という感想。

今回の次期戦闘機のように、開発完了のタイムリミットが決まっている案件では、共同開発って難しいと思うんですよね。

最悪の場合、日本はGCAPを離脱してでも独自開発をやらねばならんでしょうね。なにせ一国だけ配備時期が早いので。

英国側はGCAPに仲間を増やしたいらしいので、今後も遅延圧力は強いと思うのですよね。日本はどうするのか、そう遠くない将来に決断を迫られるでしょうな。


2025年5月31日(土曜日)

アズキの栽培化が日本で始まったことをゲノム解析で明らかに」というニュースが踊っていて、現在でも縄紋時代には栽培が始まっていたというのは定説ではあるのですが、小豆栽培化が日本発祥となると、かなり本格的な、ほぼ農業の段階まで進んでいたのではないかという話になりますね。

実のところ稲の栽培跡も見つかっているので、縄紋時代晩期には定住化も進んでいて、あと一歩で本格的な農耕社会、というところにまで至っていたように思えます。そうであれば余計に弥生時代への転換のきっかけが気になる所ではあります。

小豆が日本から大陸に伝播したことを考えると、従来のような大陸から日本への一方通行的な文物の流入ではなく、双方向の通航があった可能性が見えてきますね。

今後の研究に期待です。