2023年10月1日(日曜日)
「米NY市に記録的大雨、街路や地下鉄で洪水発生 「命脅かす」事態」というからどんだけ降ったのかと思って調べてみたら、9月の降雨量が356mmで記録史上2位だとか……。
東京なんて颱風が来たら月間降雨量が500mm超えることもあるわけでして、そう考えると都市の排水インフラが足りなかった、という話になるんじゃないか的な。
勿論こういう問題は相対的な問題で、ニューヨークでは過去の例から適切な水準の排水インフラを構築していたのだと思われるわけですが、今般それを溢水したことをどう考えるか。今後もこのような事態が起こることを想定してインフラの強化に乗り出すか、今回を特異事例として都度対処で済ませることにするのか。
その辺は当地の主権者たちが選択することではありますが、米国の政治風土を考えるとインフラ強化は難しいだろうなぁ……。
2023年10月2日(月曜日)
今年のノーベル医学生理学賞はカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏か。順当過ぎて意外性も何もないけど、当然の受賞ということですな。去年受賞してても良かったくらいだけども。
mRNAワクチンはCOVID-19禍において世界を救ったと言っても過言ではなく、その業績は称えられて然るべきでしょう。
ただ……本来想定されていた適用分野への応用が進んでいないのが残念と言えば残念ですが。
2023年10月3日(火曜日)
NHKを見てたら「#NHK AIアナウンサーについてお答えします。」というミニ番組が。
まだ人が調整を入れていて、完全自動という感じではないんだな。
適用分野は今後も広がっていくんだろうけども、どこまで人手を不要に出来るかがポイントになりそうな感じ。番組中でも採り上げていたけど、気象情報の読み上げみたいに定形度が高い用途なんかは確かに向いてるんだろうな。
2023年10月4日(水曜日)
UPS代わりに、UPS機能を持ったポータブル電源でも買おうかと物色していたところ、「不燃性の「固体電池」を使用したポータブル電源発売 2500回以上の充放電に対応」とかいう話題が。
全固体リチウムイオン電池は現在もなお研究開発が進んでいる分野で、少量のテスト販売などがされているけど、コンシューマレベルで供給できるような電池ってあったかいな?と。
会社のwebサイト見たけど……中のセルにどこの全固体電池使ってるのか分からんでは手が出しにくい。
安全性の面からも全固体リチウムイオン電池は望ましいんだけども、今すぐ手を出すには不安が大きいな。
純粋なUPSならユタカの常時インバータモデルを選んじゃえばいいんだけども。
2023年10月5日(木曜日)
自衛隊へのトマホークの配備が1年前倒しされるそうな。
ここ最近の国防関連の動きを見ていると、明らかに2025年くらいの“有事”を想定していて、ちょっとやそっとでは中国は止まらないと考えているらしいことが窺えます。
というか、止まらんだろうな、と私ですら思いますもの。
ただ、このような準備が全て無駄に終わって欲しいとは、切に望みますが……。
2023年10月6日(金曜日)
「バイデン氏、「国境の壁」建設再開へ 前政権決定の資金活用」とかで、何重にも皮肉な話だなぁ、と。
以前書いたのですが、難民受け入れに寛容なバイデン政権になってから国境地帯で命を落とす越境挑戦者が増えていまして、彼らの政策が難民の命を脅かしている面が確かにあったのですよね。
最近は中国からの亡命目的の入国も増えているそうで、恐らくこれまた少なくない人が犠牲になっているものかと。
前も書いたんですが、これ米国側だけの問題じゃないので、一国でできることには限界があるのですよ。移民輸出国側に手当しないと。
それはともかく、体裁としては前政権時代に可決された予算に拘束されているという話なのですが、一方でこの予算を取り消す法的措置が議会で取れなかったという話でもあり。
先日は下院議長が解任されるという史上初の事態が起こっており、つなぎ予算の間に事態が正常化するか見えないところがあり、そうなれば政府閉鎖が避けられない米国行政府としては、無理そうな案件は手放す判断をしたところもあるんでしょうね。
とは言え、恐らく壁を推進していた共和党強硬派は、これを妥協とは思わないでしょうし、取引もしないでしょうけども。つまりバイデン政権の一方的な損になるものと思われ、敵方は早くも意気軒昂といった様相。
個人的には、共和党は党を割るべきではないかと思いますがね。妥協ができない強硬派を身内に抱えるリスクは、数による党勢・影響力よりも価値があるとは思えないですわ。
2023年10月7日(土曜日)
パレスチナのガザ地区を支配するハマスがイスラエルに対して大規模攻勢をかけ、双頭な被害が出ている模様。
ロケット弾5,000発を撃ち込んだだけでなく、戦闘員をイスラエル領内に送り込んで戦闘行為を行っているようで、かなり直接的な戦闘が生起している様子。
イスラエルは奇襲を食らった形ですが、遠からず体勢を立て直して反撃に出ると思われるのですが、両者の軍事力の非対称性を考えると、反撃は酷いことになりそうだな……。
特に現代戦において不可欠な航空戦力に於いてイスラエル側が圧倒的であるため、イスラエル側が慎みをかなぐり捨てれば、そりゃぁ大変なことになるでしょう。しかしどうもイスラエル側に自重を求めるのも難しそうなんだよね。
2023年10月8日(日曜日)
昨日の今日でレバノンのヒズボラが「ヒズボラ、イスラエルを攻撃 大量の砲弾・誘導ミサイルで」と、イスラエルを攻撃したとか。
きちんと協同していたのなら同時攻撃になったでしょうから、この感じからすると尻馬に乗っただけか。ヒズボラもバックはイラン(の革命防衛隊)ですからね。でもこの様子だと、今回の攻撃は革命防衛隊の主導じゃないのかな。
イスラエルは第4次中東戦争以来の宣戦布告を行い総力戦体勢へ移行ということですが、これが短期に收拾できない場合、先進国(とりわけ米国)の対処能力が飽和して、この期を逃すまじと次の火の手が上がることが危惧されますね。
我が国の近傍では、中国ですけれども。
2023年10月9日(月曜日)
気象庁から「令和5年10月9日05時25分頃の鳥島近海の地震について」「令和5年10月9日05時25分頃の鳥島近海の地震について(第2報)」と、「なんだかよくわからない地震で津波っぽい現象が起きてるから避難してね」という、トンガの噴火の時みたいな警報が出た。
観測網が充実したせいでしょうか、原因がよくわからない自然現象が現出するのが発見されるというのは、心躍りますね。
2023年10月10日(火曜日)
全銀ネットで障害が発生して他行宛の振込ができなくなっていたとの報。
日経電によれば3連休中の全銀システムの中継コンピューターの切り替え作業で不具合が発生したとみられる
とのことですが、明けが五十日だったのが痛いですね。
それにしても、全銀システムの対外的な影響のある障害は1973年の稼働以来、初めて
ということで、全銀ネットって優秀だったんだなぁと。直接エンドユーザが接するシステムではありませんが、社会のインフラ基盤として默々と50年間稼働し続けて来て、話題に登るのはトラブった時だけ、というのも悲しいものです。
原因究明と再発防止策が報告書で公開されたら読んでみないとな。
2023年10月11日(水曜日)
Windows Updateの日。
先月末にWindows 11に大型アップデートが突如やってきていて、Explorerが置き換わったりしたんですが、こいつがまたBuggyで、特にコマンドライン系のプログラムからファイルを読み書きするとフォルダの更新が止まってしまうなどの訳の分からないバグがあったりしたのですが、どうも今回のUpdateで解消したっぽい。
Windows 10より使いやすくなっているところは確かにあるんだけど、完成度という点ではやはりまだまだ未成熟という印象だなぁ。
いずれ移行しなければいけないにしろ、当面サブマシンで様子見という感じ。
2023年10月12日(木曜日)
「全銀システムの大規模障害、中継コンピューター2台ともに不具合で冗長構成が機能せず」と、同一機種の2台構成だと、同一原因で同時ダウンする可能性が排除できないのよねぇ……。4月にNTTのフレッツ光で起こった大規模障害なんか類例で、稀なバグが原因だったわけですが、同一機種で正副系を構築していたので両方とも同じバグでダウンするわけです。
より高度な信頼性が必要な領域ですと異種冗長性(Dissimilar redundancy)を確保する方向に話が進むと思うのですが、一方で今回は磁気テープをハンドキャリーするという中々にアナログな方法で対処するとか、それなりに対応策が用意されていたことが窺えます。(テープ輸送は原始的だけども通信回線が全部ダウンしてもテープが届けば処理ができるという意味では状況によっては有用な方法ではある)
異種冗長性は、それができれば堅牢なのは分かっているのですが、大変コストが掛かるので、余程の用途じゃないと難しいんでしょうね。B777の“トリプル‐トリプル”とか心躍りますけど、実際やるとなると地獄でしょうからね。
それこそかつてのCTRONのような分厚い(なんてもんじゃない)仕様書が必要になることは間違いないわけで……。
ところで今回障害が起きた全銀RCってCTRON採用システムだったんですよね、かつては。そのリプレースでトラブルが起きるとは、皮肉なものです。
2023年10月13日(金曜日)
「ノア・スミス「《アメリカによる平和》のあとにやってくるのはうれしくない時代かも」(2023年10月9日)」という記事があって、我々はパクス・アメリカーナの終焉に立ち会っているんだろうな、という想いが。
「アメリカの平和」には、確かに問題点も少なからずあったけれども、それでも世界経済は過去にない程巨大化し、科学技術は発展し、人々の幸福は(全体として)増大した。世界人口が80億に達したというのは、まさにそれだけの人類を支えるだけの生産力がこの世界にはあるということで、まさに経済の力に他ならないわけです。
世界を何周もするような複雑な物流網が高度工業製品の製造、販売には不可欠で、そのためには自由な通商、通航が必要であり、米国こそが軍事力でそれを守ってきたわけですが、それが失われた時、果たしてどんなことが起こるやら。
間違いがないのは、真っ先に弱者が犠牲になることですね。
2023年10月14日(土曜日)
珍しくUSB 3.0のA-Bケーブルが必要になったので、ケーブル類を放り込んである箱を漁ると3本程出てきた。
というか、フルサイズのBコネクタって、本当に見なくなったよな……。最近は大抵Type-Cだもんな。
それ以前から、機器側はMicro Bが多かった気がするけど、それがType-Cに置き換わってるという印象。
USB 3.0のType-Bはゴツくて取り回しは不便なんだけど、拔き挿ししない前提なら悪くはないんだよなぁ……。
それはともかく、機器を繋いだ途端に「バスリセットに失敗しました」とか過去に見たことないようなエラーメッセージが出るなど。(拔き挿ししたら直ったけど)
2023年10月15日(日曜日)
NHKスペシャル「OSO18 “怪物ヒグマ”最期の謎」は、何分竜頭蛇尾な終わり方だったので、そもそも作らないかなぁと思ってた番組だったので、果たしてどんな風にまとめるのかと興味深く視聴した。
なんせ弱ってる羆を撃ち殺したらOSO18だった、という話で、死体も処分済みで手がかりが殆どないところから始まって、最後は堆肥の山をかき分けて骨を探し出して化学分析にかけるとか、NHK頑張ってるな、という感じ。
最終的には怪獣映画よろしく「あのOSOが最後のOSOだったとは思えない」「第2第3のOSOがやってくる」という感じの〆でしたな。
個人的には、OSO18を特殊例とし過ぎではないかと思う部分もあって、肉の味を憶えた熊は面倒くさい、という過去にもある例の一つではないかという印象。
ただ、北海道道東の環境から、他の羆がOSOと同じように肉の味を憶え易い環境が整ってしまっているというのは、むしろそっちを掘り下げた方が良かったような……。
ともあれ、こういう終わらせ方しかなかったよなぁ、という感じの番組でした。
2023年10月16日(月曜日)
インフルエンザの予防接種を受けてきた。
その後、そういえばCOVID-19の接種券が届かないなぁと思って市の担当部署に電話したところ、住民票とは別に転入手続きが必要だったらしい。
なので自転車を飛ばして健康センターへ出向いて手続きを済ませる。接種券が送られてくるのはいつのことか。まあ、インフルの予防接種から2週間は開けないといけないんだけども。
2023年10月17日(火曜日)
防衛装備庁がレールガンの艦載試験を行ったと発表していた。
レールガンは米軍が開発を諦めたことで知られていて、何故か日本の研究はそれなりに順調に進んでいるというのが不思議なところです。米軍は一体どこで躓いたのか……。
以前防衛技術シンポジウムで聞いた限りでは、エロージョンの問題は克服できているとのことで、一体どんな魔法を使ったのかはわかりませんが、その後も順調に研究開発が進展しているところを見ると、熟成に入ってきているのか。
艦載砲なら電力も艦の発電機から供給できますし、単純に初速が無茶苦茶早い砲として有望ですからねぇ……。
レーザー兵器も実用化が迫ってきていますし、近未来の護衛艦はレーザー砲にレールガンと、SF装備で戦うことになりそうですな。
2023年10月18日(水曜日)
「QualcommがRISC-Vベースの量産型SoC「RISC-V Snapdragon Wear」をGoogleと協力して開発すると宣言」とか。
QualcommもGoogleも、ARMのリスクを真剣に考え始めたのか、あるいは単にライセンスフィーを払いたくないだけか。
ともあれ、いきなり携帯電話本体とかではなく、wearデバイス向けから始めるというのは、それなりに堅実なんではないですかね。進んできているとは言え、未だRISC-Vは発展途上であり、ARMチップに比べれば遅れているのも確かですから。
あと、RISC-V自体はオープンな規格ですが、政治方面では些かアレな感じの人達が「 米連邦議員の与野党の一部がバイデン政権に対し、中国で広く使われている自由に利用可能な半導体技術「リスクファイブ」の米企業による利用を制限するように要求している。」とかRISC-Vの制限を叫んでたりするので、政治的な火事に巻き込まれる虞はないわけではないのですが……。
2023年10月19日(木曜日)
「「プロジェクトX 挑戦者たち」が18年ぶり復活。“トモロヲ節”再び」とかでtwitterは大喜利状態ですね。
まあ放送当時から色々言われてた番組ではあったわけですが……。
NHKがどんな考えでこの番組の復活を決めたのかは気になるところですが、マネジメントレベルの失敗を現場の個人の努力でなんとかしました、って話を美談化するのは、令和の時代にはもう止したほうが良い気がしますね。
2023年10月20日(金曜日)
月曜に手続きをしたコロナワクチン接種券が送られてきた。素早い。
確認するとインフルエンザワクチンを接種して貰った医院で接種が可能だった。
明日にでも予約取っとくかぁ。
おっと、インフルのワクチンとコロナのワクチンに限っては、接種間隔を開けなくても良いのか。
2023年10月21日(土曜日)
COVID-19のワクチン接種は、予約が大分先になりそう。来月中旬とか……。
そんなに皆打ってるのかと思ったら話が逆で、接種者が減ったので日を絞ってるんだそうな。
Amazonの荷物がなかなか届かず、「配達しました」と20時過ぎにメール。
どこだよ……と家の周囲を探す羽目に。置き配は良いけどちゃんと玄関の前に置いてくれ。
ところで本日到着予定の荷物うち1つはとうとう届かずじまいだった。
2023年10月22日(日曜日)
こんな表示初めて見たぞ。
一体どうなってるんだ。荷物が途中で脱走でもしたのか?
まあ昨日は天気が悪かったし気温も低かったし、無理な配送はしなくても良いんだけど、翌日に延期するならそういう連絡は欲しいところだよね。
とはいえ、今日も届かなかったのだけれども。
2023年10月23日(月曜日)
先日キヤノンから「キヤノン、5nm対応で消費電力が10分の1になる半導体製造装置を発売」なんて話題が飛び出してきて、続報待ちの体勢だったんだけど、本日公開された「Canon EXPO 2023 レポート【後編】市場投入を目指す開発中の先進技術」という記事の中で、本装置はすでにキオクシア(旧東芝メモリ)の四日市工場に設置され、量産性の検証が行われている。
と、思ったより話が進んでいる感じ。
これまでのステッパは縮小投影露光装置という名前の通り、光学的に回路をシリコンウェハ上に形成するものでしたから、回路が微細化するに従い露光に必要な光源の波長が短くなり(=周波数が高くなり)、現在ではとうとうEUVと極端紫外線を用いるまでになっています。
そしてこの開発競争からキヤノンとニコンは脱落し、EUVリソグラフィ装置を作っているのは世界でASML一社という状況でした。
ただ、これはこれで危機的な状況だよなぁとは思っていたところだったので、別方向からの回答が出てきたことは嬉しいところですね。このナノインプリント技術は2000年代初頭から研究されてきていて、20年目にしての実用化というところが凄いところでもあります。
巧くいくことを祈りたいところです。
2023年10月24日(火曜日)
「NVIDIA、Windowsが動作するArm CPUを開発中とロイター報道」とか、Windows on ARMの歩みも不屈だなぁとか。上手くいかなかったらさっさとほっぽり出すのが通例のMicrosoftにしては珍しいというか。記事中にも触れられているWindows RTから数えると10年以上取り組んでる。
Windows NT自体はx86以外のアーキテクチャ上でも動作するよう設計されていて、事実かつてはAlpha版やIA-64版なんかもあったりしたわけですが、余り上手く行ったとは言えないところ。
MicrosoftがARM版に執心している事情も分からんではないのですが、ARM版ではx64版程の汎用性は見込めないんじゃないかなぁ……。
Macくらいにハードをガチガチにコントロールするならともかく。
挑戦的なプロジェクトというならRISC-V辺りに飛び込むのが野心的で良いと思うわけです。AppleやGoogleも食指を伸ばしているわけですしね。人的リソースの奪い合いになりそうでもありますが。
2023年10月25日(水曜日)
使ってるソフトがアップデートしたのでインストール……したらファイルの関連付けをぐっちゃにしてくれた。
自分が読めるファイルを全部考えなしに関連付けしやがってからに!
結局レジストリエディタを駆使して修正することに。
ふんがーッ。
2023年10月26日(木曜日)
「トヨタが斬新「手動」ブレーキ発表!? 進化しない「ブレーキペダル」が足踏み式から進化する時代は来るのか」と、トヨタがハンドル部にアクセル、ブレーキを統合した「NEO Steer」をJMS2023に出展、と。
個人的には中途半端な印象。やるならメルセデス・ベンツF200くらいまで思い切って欲しかった。
他にも戦闘機よろしくHOTAS概念をぶっ込むとか、色々やれることはあったのではないかと思わずにはいられない。
なんというか、「これがトヨタの限界か……」って感想になってしまったのは大変残念。
出展物には面白いものが多くて良いんですけどね。
韓国から裁判ネタが二つ。
韓国は司法権の独立性が弱く、特に政治的、外交的な裁判において時の政権の影響を強く受けることが知られています。これらの事件も時の政権の反日的傾向に阿た判決が一度は出たのですが、現在の尹錫悦政権が親米・新日的な外交政策を取っているところから、判決が逆転したものかと。
ただ……そういう事情なので、政権が変わっったらまた判決も変わるんだろうなぁと諦めの念を抱くところでもあり。
2023年10月27日(金曜日)
昨日のネタをちょっと深掘り。
トヨタの「NEO Steer」の駄目なところは、「足で操作している物を手に移しただけ」なところなのよね。折角のBy-Wire化なのに、それを活かしていないというか。
アクセル操作というのは今のところ原動機の出力調整を行う操作なんだけども、人間は車を走らせるのに別に原動機の出力を調整したいわけではない。所定の速度を出したいわけ。
ブレーキも同じで、制動したいわけではくて、その結果として速度を落としたい(速度ゼロを含む)わけ。
つまり「自動車の速度を希望の速度にする」という目的のためにアクセルとブレーキ、場合によってはシフトレバーを人間が駆使しているのであって、By-Wire化はこれらをコンピュータに丸投げすることができる筈なんである。
人間は走行速度を指示するだけで、あとは車側が状況に応じて適切に加減速して所定の速度に遷移する、というのがBy-Wire化による新たな運転のあり方だと思うんだけど、トヨタのアレは本当にそこまで行ってないんだよね……。
これはハンドルも同じで、あれも別に前輪の切れ角を変化させたいわけじゃなくて、車の進行方向を制御したいんだから、あんな回す形を後生大事に残す必要がないんだよ。
で、そこまで突き詰めたのがメルセデス・ベンツF200なのね。だから私はあれを高く評価してる。そこまで突き詰めなかったトヨタに失望している。
2023年10月28日(土曜日)
中国から李克強前総理の死が伝えられて、なんとなく穿った見方をしたくなったり。
ああいう国でこういうタイミングで前触れ無く要人が死ぬと、どうも作為を疑ってしまいます。違うとは思うのですがね……。
2023年10月29日(日曜日)
「バイクだけだったホンダの「バッテリー交換式」一大勢力に! ショベルカーから軽自動車まで“乾電池”感覚?」という記事があって、一体ホンダは何を考えているのかと……。
ホンダがモバイルパワーパックe:を推進するのは理解できなくはないんだけど、8個使って軽自動車を動かすとかは流石に暴虎馮河というか……。
1箇10kgある電池を8箇交換することを考えたら、普通に高効率な電池を積んだ方が良いんではないか……。
ホンダの目論見としては交換ステーションを整備して、最も高価なバッテリをリースかレンタルか、ともかくユーザの負担から外すといったところではないかと思いますが、果たしてうまくいきますかね。台湾のGogoroという先例はあるものの、あっちは飽くまで原付きレベルですからね。
やはり重量エネルギー密度が現行(約1.3kWh)の5倍くらいにならないと厳しそうな印象。
2023年10月30日(月曜日)
病院で造影剤CTを受けたら、造影剤でアレルギー反応が出てバタバタ。
これまでこんなことなかったのになぁ。
以後、造影剤CTは本当に必要な時だけ、ということに……。
2023年10月31日(火曜日)
埼玉の戸田市と蕨市に跨って銃を使った発砲&立て籠もり事件があったそうで、ニュースが一色に。
なんとか深夜には逮捕に辿り着いたようで、些か慎重過ぎるきらいはありますが、人死がなくて良かったというべきか。容疑者も逮捕できましたから、裁判もできますしね。
しかし使用されたのは拳銃ですか。日本では猟銃などよりは余っ程入手が難しいのですが……。