2024年12月1日(日曜日)
「国内唯一のトロリーバス ラストラン 立山黒部アルペンルート 」とかで、葬式鉄が集まるイベント?があったらしい。
補修部品とかも手に入りにくくなっていて、先に廃業した関電トンネルバスから譲り受けた車輛から部品取りをしていたとか聞いていたので、已むを得ない仕儀ではないかと思う次第。
そんで後釜はEVバス だそうで、やはりバッテリ技術の進歩でトンネルを往復しても問題ないくらいの航続距離が保てるようになったことが大きいんでしょう。
まだ車種等は分かってないのですが、整備や運用を考えると、関電バスのと同じような方式(ハセテック製のアレ )にするんじゃないですかね。
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そう言えば最近地元のクロネコヤマトにもEV配送車(eCanter )が配備されたらしく、時折配達にやって来るのですが、本当に静かで良いんですよ。EVはこういう業務用途から広まっていって欲しいですね。
2024年12月2日(月曜日)
通院。
検査結果に取り立てて問題もなく。
ところで、病院の受付に列が出来ていて、なんじゃいな?と思ったらマイナンバーカード保険証の受付けによって発生している列だった。
これまでは診察券だけで済んでいた受付けが、マイナンバーカード+診察券という形になって2回列に並ばなきゃならなくなったのね……。(しかも診察券の受付機がスペースの都合で2台→1台に)
マイナンバーカードを持たない人は有人の受付へ……という案内がなされていたわけですが、むしろ診察券なくせという感想がないでもなく。
2024年12月3日(火曜日)
夜、突如韓国の尹錫悦大統領が非常戒厳令 を宣布。
あー……尹錫悦の政治的自殺というか、このまま独裁者への道を突っ走ることができるのか⁉という感じですが。
政治的に弱体な尹錫悦大統領には他に手がなかったのかも知れませんが、白色テロ やって権力を掌握できるほどの胆力があるようにも思えないんですよねぇ。
上手くいくにしろ失敗するにしろ、日本にとっては周辺状況の悪化が更に進行するという碌でもない事態ですね。頭痛い。
2024年12月4日(水曜日)
朝起きたら非常戒厳令は解除 されていた。というか、尹錫悦腰砕けですか。
やはりこの人、色々と覚悟が足りなかったな……。
市主催のペーパードライバー講習 を受けに自動車教習所へ。
東京に転居して以来殆どまともに運転してなかったので、こういう講習会はありがたい。
で、教習車がプリウス (ZVW50)だった。
結構癖あるよね、この車。教習車としてはどうなんだろう……。
ともあれ僅かな座学を経て、教習所内のコースをぐるぐる回り、その後路上へ。運転そのものは結構スムースにできたけど、やっぱ注意が行き届かない感じ。あと、車庫入れは結構斜めになってしまった。
この辺は少しずつ慣れていくしかないな。
ともあれ事故もなく2時間の講習を終えられた。
終わった後に講師の人に「プリウスって教習車として向いてるんですか?」と水を向けたところ……予想通りのお答えが。
まあ、色々あるんだな、自動車学校の世界も。
2024年12月5日(木曜日)
「美保基地所属KC-46Aに係る事故調査結果について 」と、本国でトラブル続きのKC-46A ですが、やはり日本でも……。
ただ、KC-46の対抗馬だったKC-45 (A330MRTT )は、採用し辛いのですよね。日本のエアラインではどこもA330 を使ってませんので、整備拠点がなく……。それに、KC-46でもデカいのに、A330はもっと大きいですからして。
とは言え、今や空中給油機 は作戦上不可欠な存在ですから、どうにかしないといけないわけですが、開発元のボーイングはようやく再起動 したばかり。
こんな調子で空中給油機まで国産化しなきゃいけない羽目にならなきゃ良いんですが……。
2024年12月6日(金曜日)
ここ暫く天気が悪くて自転車の乗れなかったこともあり、雨中をちょっと4kmほど散歩したら疲労困憊してしまった。
自転車と歩行って使う筋肉違うから、自転車乗りは歩くのが苦手になるってよく言われるけど、実感したわ。
2024年12月7日(土曜日)
BSスペシャル 「破綻の航跡 “暁の宇品” 陸軍船舶部隊の戦争 」は、陸軍船舶司令部 を扱った比較的珍しいドキュメンタリでしたね。
大日本帝国では海上陸兵輸送については陸軍自身が担当し、海軍はその護衛、という役割分担がなされていました。そのため、当時の列強国の陸軍としては珍しくかなり大規模な船舶部隊を擁していました。現代の揚陸艦 の走りとも言える陸軍特殊船 “神州丸 ”や“あきつ丸 ”などが有名です。
内容についてはネタ本 に頼り過ぎじゃないかというか、ネタ本の実写化作品といった風合いがないでもないところでしたが、まあまあ良作と呼んで良い出来栄えじゃなかったですかね。
ただ、この手の作品・番組で、日本軍の兵站軽視、という話題が何度も出てくるのですが、実のところどうにもならなかったからああなった的な面がないでもなく。日本は日露戦争 で補給に苦しめられ、第一次世界大戦 を研究した結果、我が国にはあんな総力戦 はできない、と判断され、短期決戦が徹底的に志向されました。兵站はその短期決戦を充足させるだけあれば良い、とされたわけです。
問題は、じゃあ戦争が短期で終わらなかったらどうするんだ?という点について、何らのプランBがなかったことなんですな。
当時の日本の戦争計画は動員から動員解除までの2年を想定して練られており、それ以上については考えられていませんでした。番組中でも陸軍の船腹損失予想に3年目以降がなかったことが触れられていましたが、そりゃそうでしょう、としか。だって短期決戦なんだからそれまでに戦争終わらせる想定ですもの。
それが期せずして長期戦に引き込まれてしまい、泥縄式に総力戦を戦う羽目になったのですから、兵站部門が悲鳴を上げるのは当然なわけです。
理論的な話をするならば、戦争計画が破綻した時点で適切に修正するなり手仕舞いするなりをしないといけないわけですが、それができるような体制ではなかったのですよね、大日本帝国は。
その辺にまできちんと目を配った番組を作って欲しいなぁと思わずにはいられません。
さて、翻って現代ですが、実は現在自衛隊に海上輸送群 という共同の部隊 が設立されるべく準備が進行しています。この部隊には海上自衛隊のみならず陸上自衛隊が運用する輸送船が含まれることになっており、既ににほんばれ型輸送艦 “にほんばれ ”、ようこう型輸送艦 “ようこう ”が進水しています。これらは陸上自衛官によって運用される艦艇という点で、かつての陸軍特殊船を想起させるものになっています。
番組中では陸軍に徴用された民間船舶の話題も出ていましたが、現在自衛隊ではPFI(民間資金活用)事業として“はくおう ”や“ナッチャンWorld ”を傭船しています。
何故か番組ではこれらの現在の動きについては全く触れていませんでしたが、現在が中々刺激激な状況であることを示している良い事例ではないかと思う次第です。
2024年12月8日(日曜日)
オバマ大統領 によって引き起こされたアラブの春 、その一環として始まったシリア内戦 ですが、数日前、反政府勢力HTS が攻勢に出たと思ったらあっという間に政府軍が瓦解、本日アサド が逃亡して終幕 。なんともあっけない幕切れと言うか……。
アサド政権はロシアやイランが軍事援助を行っていて、頑強に反政府勢力に対して攻撃を加えていたのですが、今般の崩壊によってロシアは最早自分の勢力圏を守る力すらなくなっていることが明らかになったわけで、世界のパワーバランスに与える影響は小さくないと思われます。果たして次に失陥するのはどの地域だろうか。
ともあれ、シリアにとってはこれからが第二幕、新政権発足への長い道のりが始まります。なにしろHTSはイスラム原理主義ですし、シリア内戦には他の多くのプレイヤーがいます。彼らがまとまることができなければ、次なる内戦が始まることでしょう。
2024年12月9日(月曜日)
「“ダイヤモンド”をデータストレージに 数百万年もデータ保存、読み出し精度はほぼ100% 中国チームが発表 」という研究が紹介されていたんですが、この手の技術は過去にも色々あって、日本でも石英ガラスに記録する研究 などが過去にありました。
ただこういうのはメディアそのものより読取り装置の方が問題ですからね。
Blu-ray Disc の終焉が見えてきた昨今、次世代の可搬記録メディアが存在しない問題は、大規模なデータを手元で管理しなければいけない場面では小さからぬ問題です。
業務用途で使われるLTO は、個人や小規模事業で使うには金かかりすぎるんだよ……。
Blu-rayは相変化ディスクなので色素系に比べて安定性も高く、容量単価も民生用だけあってそれなりの範囲に留まっていてくれたのでありがたい規格だったんですけどねぇ……。なんとか次の大容量メディアが登場して欲しいのですが。
2024年12月10日(火曜日)
数日前に、ウクライナのゼレンスキー大統領が、ウクライナの戦死者が4万3千人と発表したそうな 。
夏 に、ロシア側の戦死者が推定12万人という数字が出ていたので、交換比としては1:3とかになるのか。
やはり人命が廉い国との戦いはこうなるんだよなぁ……。
日本も覚悟しておかないといけないことだとはいえ、頭が痛いことこの上ない。日本の場合下手したら十倍とかだから……。
2024年12月11日(水曜日)
今年最後のWindows Update。
それはそれとして、Windows 11の方は24H2へのアップデートが案内されるようになったんだけど……手持ちのソフトが不具合起こすことが分かってる ので、当面入れないつもり。
なんかWindows 10の時よりもこの手の不具合多いように思えるんだけど、気のせいだろうか。まあだから段階的に配信してるんだけど、不具合修正よりも配信が先というのが納得いかんところ。
2024年12月12日(木曜日)
雪混じりの雨が降るぐずついた天気の晴れ間を突いてひとっ走り。眼鏡屋まで行ってきた。
来年早々に運転免許証の更新があるので、矯正視力が基準を満たしているか確認。なんとか両眼視力0.7はクリアできそう。
いい加減作り直した方が良いのは分かってるんだけども……。
2024年12月13日(金曜日)
7月にテレ東で放送された「日本⇔南極35000㎞!南極観測船“しらせ”に乗せてもらいました! 」はBSテレ東での放送がなく、折角の優良コンテンツがもったいない……というか俺に見せろと……。
仕方ないのでTVerで視たんですが、本当にねぇ……。
で、そのまま時間が過ぎて、なんでか不明なのですが12月15日に地元の富山テレビで放送されるという案内 が。
不思議なことに、富山テレビ ってフジテレビ系列なんです。まあ、こういうこともあるんでしょう。
しかし、3時間の番組が1.5時間に短縮されて放送。これは残念。
やはりBSテレ東はテレ東のサイマル放送にしてくれ、という感想ですね。
2024年12月14日(土曜日)
午前中に晴れ間を見つけて自転車で走ったんだけど、その後は霰が屋根を叩くような天気だった。
典型的な冬の北陸の天気なんだけど、今年は雪も多いらしく、自転車もそろそろ終いかもしれんなぁ。
3日 に戒厳令を出したものの竜頭蛇尾に終わった韓国の尹錫悦大統領ですが、国会での弾劾決議が可決した そうな。これで憲法裁判所が判断を下すまで、職務停止。
時間の問題だったとはいえ、案外早かったな、という印象。
やっぱ一度力に訴えるからには、貫徹せねばならんかったのだ……。
2024年12月15日(日曜日)
なんか妙にコーヒーの減りが早いなぁと思ってよくよく袋を見たら、以前より内容量が減っていたでござる。
ステルス値上げという奴か。
とはいえ、コーヒー は現在地球温暖化の影響を受けて栽培地 が危機に瀕して いたり、そのくせ世界的にコーヒー需要が増加していたり、その上円安だったりと、値上がり自体は当然と言えば当然なんだけれども。
コーヒーくらいは気ままに飮みたいもんだがなぁ……そのうち人造コーヒーしか飮めなくなったりしそう。
2024年12月16日(月曜日)
台湾にM1戦車 が到着したとの報 。前トランプ政権の時代に調達が要請 されたやつですね。
何分、これまで台湾の主力戦車はM48H だったので、大幅な刷新ということになりました。
ただ、台湾の道路事情でM1級の戦車の運用は大変だろうなぁとは思いますが……。その辺りも考えた上で、CM-32 ベースの105mm砲搭載型の開発 なんでしょう。(本邦における10式戦車 と16式機動戦闘車 の関係というか)
ともあれ、台湾にM1戦車が配備されるとなれば、上陸を考える側はそれなりの対応をせねばならんわけで、抑止力としては相応の意味があると思います。
勿論一方で、「数が揃わない裡にやってしまえ!」と考える可能性もないわけではないのですが……。
2024年12月17日(火曜日)
NHKのBS世界のドキュメンタリー 「“ブレグレット” EU離脱を後悔? 英国 破られた約束 」は、フランスの制作だったからか、なかなか辛辣な内容でしたなぁ。
Brexit によって得られるとされていた利益が何も得られなかった、という話なんですが、それ、Brexitの議論の段階で全部空手形、根拠のない約束と言われていたことばかりですからねぇ……。最初から無理だと言われていたことがやっぱり無理だったと言われても、それみたことか、以外の感想なんて出てきませんよね。
日本でもそうですが、有権者の耳に聞こえの良い公約を掲げて票を集め、辻褄の合わない政策を実行に移し、結果として社会を破壊していく有り様は、一体どうしたら防げるんですかねぇ。
2024年12月18日(水曜日)
前回 失敗したスペースワン のカイロスロケット ですが、2回目の挑戦も失敗 に終わりました。どうも姿勢制御系に難があるな。
記者会見 ではノズルに異常とか言ってるけど、ノズルのハードウェア的な異常なのか、姿勢制御系の異常なのかは未だ不明。ただ……発射直後にふらついてたんで、姿勢制御側になんか問題を抱えてるんじゃないかという気がしてならない。
ただ、1・2段分離やフェアリング投棄は成功させているので、前回よりは進歩している。
ロケット射上げなんてこんなもんよ。
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今は大成功を收めているSpaceXだって最初はご覧の通りさ!
2024年12月19日(木曜日)
ナベツネ 死す。
ジャーナリストというべき人物ではなかったけれども、昭和・平成にかけて政界に大きな影響を及ぼした人物だったことには違いありません。
この年末、NHKの「独占告白 昭和編 」「平成編 」の再放送があるかな。
2024年12月20日(金曜日)
「生き残りを賭けて日産自動車とホンダ、経営統合に向け協議へ 」とかいう報道が乱れ飛んでいるのを海外報道で知ったのですが(周回遅れ)、あんまりにも会社のカラーが違い過ぎませんかね……。
日産の業績がアレなんで救済合併みたいな面があるんでしょうけども、日産はまずは魅力的な車を作るところからやり直さないと駄目だと思うんだよなぁ…。
2024年12月21日(土曜日)
冬至。
最近話題 のMeiji Seika ファルマ が「新型コロナワクチン接種医療機関一覧 」というページを公開していて、そうそう、こういうのが欲しかったんだよ!と思って自県を検索してみたらNo Dataだった……。
まあ近所の医院で接種やってることは知ってるので、そこへ行けば良いんですが、できればレプリコンワクチンを打ちたいなと思ってるところ……だけど田舎では無理か。
最近はインフルとCOVID-19の二重流行だそうですので、大人しく既存のワクチンを接種するか。(インフルは接種済み)
2024年12月22日(日曜日)
「市街地での緊急狩猟を拡大 クマの人的被害多発受け法改正案 」とのことなんですが、砂川の一件 を見ても責任の所在が行政にあると明確でなければ、協力は得られにくい んじゃないですかね……。
一方で行政に責任があるとされたところで、今度は首長にその判断ができるのかという問題もあり……。
一朝一夕にこうなった問題ではないので、解決は簡単ではないのですが、とりあえず対処療法の手段は講じねばならず、誰かが責任を引き受けなければならない、という痛し痒しですな。
しかも砂川の裁判如何によっては、全ての努力が水泡に帰しかねない、と。
2024年12月23日(月曜日)
トランプ次期大統領がパナマ運河返還要求 だとか……。
もっかいパナマ侵攻 でもするんかいな。
これだからトランプさんは困るんだよなぁ。
米国が率先して戦後国際社会のルールを破却しにかかっている様相を帯びてきていて、まさに第三次世界大戦前夜って感じがひしひしと。
2024年12月24日(火曜日)
昨日はパナマ運河でしたら、今度はグリーンランド ですか……。いやまあ、グリーンランドについては大統領1期目にも言ってましたけども。
トランプさんの言う「America First」は、実際には「America Only」なんだよね。提案する側には利益があるんだろうけど、される側には何も利益がない。しかも相手の事情なんか何も斟酌しない。
こういう「外交」をやってると、アメリカが築いてきた国際的信用が既存されることになるんだけどなぁ。
まあ、トランプさんには「信用」というものの価値は理解できないんだろうけども……。
2024年12月25日(水曜日)
今年1月2日 に羽田空港で起きた海保機と日航機の衝突事故ですが、運輸安全委員会 から経過報告 が出ていました。
166ページもあってまだ読めていないのですが……直截的な原因は海保機の機長が管制の指示を誤解したこと、ということは、ほぼ確定として見て良いんでしょうね。
その後、管制官が海保機が滑走路に侵入していたことに気づいていれば、日航機に対して着陸復航を指示して衝突を回避できかも……といった、事故を回避できた可能性がどうして潰えたのか、といったところへ移っていくのでしょう。
それにしても、報道によれば警察が業務上過失で捜査しているらしいんですが、シカゴ条約違反 なの誰か止めてくれって感じ。
2024年12月26日(木曜日)
カザフスタンでアゼルバイジャン航空 のエンブラエル190 が不穏な動きをしている という話が聞こえたかと思うと、墜落の報。
当初はバードストライク か?という話だったのですが、墜落した機体に被弾痕と見られる損傷があったことから俄にロシアによる撃墜(誤射)説が持ち上がってきています。
事故原因の調査はこれからですが、ロシアがどう行動するかで大体見えてくるんじゃないですかね……。
2024年12月27日(金曜日)
14日 の韓国大統領弾劾決議を受けて、国務総理 が大統領代行を務めていたのですが、その国務総理が弾劾された と。そんで次は企画財政部(財務省)長官がこれを代行する、と。
韓国は本当に妥協のできない国ですねぇ……。
日本などは、与党が少数になっても野党と協議を持ってあれこれ譲歩したりなんたりしてなんとかして国政を回すことに努力するわけですが、韓国の場合はゼロは百か、みたいな党争が歴史的にも常態なので、こういう仕儀に。自分たちの思い通りになるまで弾劾を続けるんでしょうか(やるんだろうなぁ……)。
そうやって内部で争った果てに国が滅んだ過去もあるのですが、そういう文化って容易には変わらないのでしょうね。
2024年12月28日(土曜日)
防衛省から「新たな重要装備品等の選定結果について 」という発表があって、海自がUAV としてV-BAT を採用すると。
V-BAT はShield AI 社に買収される前のMartin UAVの時代から個人的に注目していたドローンで、コンパクトなテイルシッターVTOL です。
テイルシッターは……有人機では死屍累々だったわけですが無人機であれば人間の乗降などは無視できますからね。垂直離陸用のプロペラと水平飛行用のプロペラを別に積むくらいなら、真っ直ぐ離着陸してしまえという潔い姿勢は好感が持てます。当然ながらプロペラで発生させられる推力以上の重量にはできないので、有償荷重的には不利ではあるのですが純粋な観測機であれば許容できるでしょう。
Martin UAVの時は独ヒルト社 の42シリーズ エンジンを積んでいたのですが、現在はより大排気量・大出力のSUTER Aviation 社のTOA 288 エンジンを積むように変わっているようです。どちらも空冷2気筒2ストローク ガソリンエンジンなので、艦上で扱うのはやや不便ですね。ヘリ用の航空燃料が使えるような改良(エンジン換装)が望まれるところです。
こいつは見た通りの軽量安価なUAVで衛星経由の制御などもできませんから、基本水平線距離でしか飛ばせませんが、逆を言えば水上艦艇の目を水平線の向こうに届かせるくらいの性能はあるので、価格、性能、運用の手間などを考えると良いバランス点でないかと思います。(それ以上の用があるなら有人ヘリなり哨戒機なりを呼べば良い)
これが日本版CEC とも言われるFCネットワークと接続されれば、大きな力になるでしょうが、はてさて。
陸自の方では、遅れていた共通戦術装輪車(偵察戦闘型) が制式化。87式偵察警戒車 の後継ですね。
これにて共通戦術装輪車 はファミリー揃い踏みとなりました。
兵員輸送車 がファミリーから外れてパトリアAMV になったのは、はやり16MCVベースで純粋な人員輸送車は難しかったんでしょうね……。(諸外国では逆にパトリアベースで作ってますが)
24式機動120mm迫撃砲 は96式自走120mm迫撃砲 の後継を兼ねるんだろうか?というのはちょっと気になるところ。普通に考えれば24式は120mm RT の後継で96式の後継は共通装軌……だと思うのですが。RTの後継にしても、取得コストを考えると完全な代替は難しいと思われるので、ALAKRAN みたいなシステムと棲み分けられれば良いのだろうけども。
あと最近ではドローン対策として自走対空砲 が欲しいところですが、対空レーザーの実用化 の方が先か?
2024年12月29日(日曜日)
韓国南部の務安国際空港 でバンコク発のチェジュ航空 2216便(使用機材B737-800 )が緊急着陸(胴体着陸)に失敗して炎上、179人が亡くなった由 。
現在は未だ事故調査は始まってもいないため、原因などは全く摑めていませんが、直前にバードストライクが疑われる状況があった模様。少なくとも26日 のアゼルバイジャン航空機の事故のような要因は今のところ出ていない様子。
ただ、映像を見る限り、単純なバードストライクでは説明がつかない様相もあり、今後の調査が待たれるところです。
2024年12月30日(月曜日)
カーター元大統領 死す、の報 。
史上最高の元大統領だとか、最初から元大統領だったら良かったのにとか、色々言われる人で、確かに大統領退任後の業績が光る人でしたね。
就任中はというと……1期のみで再選できなかった辺りでお察しかと。
特にイラン大使館事件 の対処がマズかったことが足を引っ張った印象。
ちなみにこの際のイーグルクロー作戦 の失敗がV-22オスプレイ の開発に繫がったことは良く知られています。
それと、第二次大戦では潜水艦乗りだったことから、その名前が空母ではなく原潜 に付けられているのが、変わったところですね。
カーターの次がレーガン だったことを考えれば、時代の画期となった大統領でした。合掌。
2024年12月31日(火曜日)
大晦日でもゴリゴリPCに負荷かけてたら、今年最後のBSoD 。
ディスクキャッシュ回りらしい。というかWindowsって光学ドライブの書き込み回りに明らかにバグあるよね……。いやまぁ、Windowsの標準機能じゃなくてライティングソフト使えって話なんだろうけども。