薬の副作用で酷い下痢に悩まされた。
というわけで一旦服用停止。
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守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
薬の副作用で酷い下痢に悩まされた。
というわけで一旦服用停止。
スイスが次期戦闘機としてF-35を選定した、という報道があったのですが……果たしてこのまますんなり決まりますかねぇ。
本件は元々2014年に一度グリペンに決まりかけたものが国民投票でひっくり返され、そして再選定に際してはなんとグリペンが辞退となったなどという経緯があったりします。少し前に「スイスの次期戦闘機選定でF-35Aがトップスコアを獲得、但し勝者に選ばれるかは別問題」という記事が流れて、性能は断トツだけど選ばれる目は低いだろう、という観測だっただけに、意外な結果とも言えます。
俎上に載せられた4機種(F-35、スーパーホーネット、タイフーン、ラファール)の中でラファールが有力と考えられたことにはそれなりの理由があり、スイスは兵器調達こそ西側の物を選定していますが、一方で依存し過ぎて国の中立性が損なわれることをも危惧しており、兵器に使用される技術について一定程度のアクセスを要求することが知られています。
その点においてF-35は機密の塊で、原開発国である米英両国を除くと、イスラエルが一部の技術にアクセスできる程度で、他の国にとっては丸ごとブラックボックスと言って良い仕様です。重整備はFACO / MRO&Uに持ち込まねばなりませんし、部品調達などもALIS / ODINと呼ばれる兵站情報システムを使用することになっていて、米軍に丸ごと依存します。
日本の事例ですが、日本には独自開発した空対空ミサイル(AAM-4、AAM-5)や空対艦ミサイル(ASM-2、ASM-3)などがありますが、これらがF-35に搭載可能になる可能性は殆どありません。これらは日本の戦略・戦術的要求に従って開発されたものですから、これらが使用できないことは日本にとって戦略的・戦術的選択肢が狭まることを意味し、それは即ち国防の独自性を損なっているわけです。これに対して日本は最終的に次期戦闘機の開発に舵を切ったことは記憶に新しい所です。
スイスは元々航空産業が盛んで今もピラタス社などの航空機メーカが存在しますが、残念ながら第4~第5世代ジェット戦闘機を開発できる程の力はありません。となるとどこからか買わないといけないのですが、そうなるとどうしても売り手の力が強くなる傾向があります。スイスがどれほど望んでもF-35の技術情報が開示される可能性は低いですし、整備に補給に米国の影響力が強く出るでしょう。これを果たしてスイスが肯んずるか、が疑問視されていたわけです。
スイスが東側兵器を購入しないことは国家の方針として示されているので、そうなると選択肢はさらに狭まり、米国以外の西側製で、場合によっては米国に睨まれるような外交政策を取っても問題なく供給が続く国、となると、どうしても最後はフランスに行き着くところがあるわけです。
しかし今回、スイス政府はF-35を選んだ。これは大きな選択であったと考えられます。たとえ米国の紐付きになろうとも、性能的に隔絶した戦闘機を選ぶ、と。
しかし従前の通り、スイスの戦闘機購入はこれから恐らく国民投票という難しい局面を迎えることになろうと考えられ、そして国民投票ではしばしば合理性より感情が結果を支配しているのですよね。いやはや、大変なことだ。
先週のNNNドキュメント「セックスと同意 「性犯罪」刑法は変わるのか」をようやく観たのですが、危惧していた程酷い番組じゃなくて良かったという感想。
この種のドキュメンタリでは、制作側が取材対象に過剰に感情移入した結果、法も制度も飛び越える感情満載な番組作りが行われることがまま見られるところ、本作はその手前で踏み止まっていたという印象。
日本の刑法では性犯罪の構成要件が厳しい、という指摘は以前からなされているところですが、一方で性犯罪での冤罪が社会問題になるなど、厳しい要件であるにも拘わらず処罰感情が優先されて客観的証拠に基づかない裁判が横行したという悪しき過去があるんです。
過去の反省に立つならば、客観的証拠、特に物証に基づく刑事裁判を揺るがすわけにはいきません。
被害者団体などから「不同意性交罪」の創設を訴える声があるのは知っていますが、番組中でも危惧の声が紹介されたように「同意」もしくは「不同意」の立証は難しく、客観性を維持できるのかはかなり疑問です。
また性的同意年齢(なぜか番組中では「性交同意年齢」となっていたが……?)の引き上げについては、これも番組中で疑問を投げかける声があったように、一律犯罪となる線引だけに、検討には慎重を期すべき点があります。現行の13歳ってのは旧民法の婚姻年齢から来ているので、見直しは必要だろうけど、その場合でも性的搾取罪のような別規定を設けた方が法的に健全ではないかという気はします。
こういった反対側の視点をきちんと織り込んで、被害者の声だけを垂れ流さなかったという点で、この番組は評価できると思います。達成すべき目標が被害者の救済なのか社会正義の実現なのか再発防止なのか、その辺を見極めたら、もっと良い番組になっていたでしょう。
都議選。
期日前投票を済ませてはいたのだけれども、北区選挙区の結果は、都民ファーストと維新の会が落選し、自民・共産・公明の現職揃い踏みと相成った。良かった良かった。
梅雨の最中、コロナ禍で外出もままならない中となると、組織票を握ったところが有利という印象ですが、その割には自民は勝ちきれなかった印象。まだ結果は出揃っていないのですが、共産党も現状維持。都民ファーストは大幅に議席を減らし、何故か立憲民主党が躍進(と言っても改選前が8なので)するという謎の挙動を示しています。
勝ちきれなかった自民党、総崩れを防いだ都民ファースト、という構図なのかな。
ワクチン接種一回目。
特に有害な副反応などはなく、注射した腕を挙げると痛い程度。あと、ちょっと平衡感覚の失調が僅かにあったかな。でもこれは副反応なのかどうか不明。
次回は3週間後。抗体ができるのは、オリンピックに間に合いませんな(笑)。
「NHK地域局発」として、総合テレビの午前10時くらいにで地方局制作の番組を流しているのですが、本放送が6月18日だったかんさい熱視線「“破綻の危機”はなぜ起きた?~検証・第4波 医療体制の教訓~」が放送されていたので視聴したわけですが……なんだろう、この完全に本質を外した感じは?
医療リソースを効率的に運用して第5波では破綻を防ごう!みたいな構成なわけですが、大阪の第4波に関して言えば完全に医療資源で対応不能な数の感染者が発生したことが問題の根幹であって、そこから目を背けていて医療体制をどうこうしても仕方ないと思いますが。
勿論医療側が現有リソースでより多くの患者に対応できるようになれば救える命は増えるでしょうが、それはそれとして、大阪の場合まずは感染の抑えこみに失敗したところが事の発端でして、それは医療というより行政の問題ではなかったかと思うわけです。
防火に失敗したから消火に過大な負担がかかって結果として犠牲が多く出た、といった時に、消火を検討することも必要ですが、やはり防火を点検するのが本筋ではないでしょうかね。
医療資源の上限は決定的で簡単に増やすことはできないものですから、行政側は医療が破綻しないように感染拡大を防ぐために積極的な措置が必要ではなかったのか。それを検討して欲しいものです。
迂闊にも気づいていなかったのだけど、Microsoft謹製のWindows用パッケージ管理ツール「Windows Package Manager」が正式版になっていた模様。
Windows用のパッケージマネージャというと「Chocolatey」辺りが有名処ですが、WPMはMicrosoft主導のオープンソース・ソフトウェアという辺りがこれまでとの違いでしょうかね。なんでもそのうちWindowsの標準機能になるとかならないとか。
とりあえず現状ではMicrosoft StoreからのインストールとGitHubからのインストールパッケージ実行の二つの方法がある……ということなんですが、どうにもMicrosoft Storeからのインストールは上手くいかないので、GitHubからインストーラをDLしてきてインストール。
ちょっと触った感じは、結構良好な印象。
コマンドラインから「winget upgrade」とか叩くと、インストールされているソフトの中でUpgrade可能なものが一覧で出力されたりと、面倒がって更新をサボっていたアプリケーションが一覧されるとか、大変よろしい。そんで「winget upgrade hogehoge」とか叩けばそのままアップデートが走る。
7-zipが新旧2バージョンインストールされていたとか、気付かなかった問題も指摘されたりして。
何かしらの理由があって更新を止めているソフトもきちんと表示されたり、アップグレード先としてβ版が表示されたり、アップグレードしたら新旧2バージョンがインストールされていたりという問題もないではないけれども、その辺は今後に期待だろうか。(互換性の問題でインストールしてあるPython 2.7系をPython 3.x系にアップグレードさせようとするのとかはどうなんだろう……)
あと、本日はWindowsのPrintNightmareの緊急パッチが公開されてたので、Windows Updateをかけて回った。
東京に四度目となる緊急事態宣言発出の報。期間は12日から来月8月22日まで。見事に五輪期間中ですな。
これを受けて五輪は無観客開催となる見込み、と。
普通に考えりゃ中止か延期だろう?と思うわけですが、一体何がこれほどまでに五輪開催への執着を喚起させるものか。
緊急事態宣言は回数を重ねる毎にその効果が弱まってしまいますので、恐らく今回の宣言の効果は前回を下回ることが予想されます。その中で五輪を行うというのは、控えめに言って愚行ではないかと思う次第。
winget絡みでClassic ShellをOpen-Shellに入れ替え。
この手の便利ソフトは自分の環境を特化させ過ぎると余所の環境を触った時に困るという問題はあるので、できるだけ使わないように気をつけてはいるんだけれども、こればかりは手放せないのよね。
スタートメニューの機能・デザインの変更はマイクロソフト社内での研究を元にしていて、確か大多数のユーザは限られた数のアプリケーション・ソフトウェアしか使っていないといかいう結果に基づくものと聞いた憶えがあるんだけれども、そうやって多くのユーザに適合させた結果「例外」については切り捨てられて行ったのよね。ファイルの関連付けも、サードパーティー製ソフトウェアを使わないと弄れなくなった。
つまり一つの作業、一つの種類のファイルに一つのアプリケーション、という使い方、使われ方に最適化が進んでいるのが今のWindowsで、Webブラウザだけで5~6種類、PDF関係ソフトも6~7種類、画像編集ソフトもあれこれ、テキストエディタも5種類くらいを使い分けている……といった使い方はあまり想定されていない。
でまあ、そういう使い方をする向きには、やはり階層型に整理できるスタートメニューが使い易いのよね。
開発が終わってソースコードが公開されたClassic Shellを引き継いだのがOpen-Shell、と。機能追加はなされていないけど、バグフィックスや新OSへの対応などが行われている模様。
これはこれでよいと思う。Windows 11時代にもなんとかして生き残って欲しい。
先日緊急パッチがでたPrintNightmareですが、まだ完全には解決してないとの報道が。
結構根深い問題臭いなァ……。
しかしプリントスプーラを止めてしまうと印刷そのものができなくなってしまうわけで、業務上どうにもならないケースもあるだろうし、こりゃ完全なパッチがリリースされるのが先か、被害が出るのが先かのチキンレースになってしまっている感。
まあ、初っ端から手違いで始まった問題というところもあるんだけど、急いで作成したパッチが不完全だったという混乱ぶりは、末端ユーザとしては勘弁して欲しいなぁと思わずにはいられない。
NHKスペシャルの大型シリーズ“2030未来への分岐点”の第5回が「AI戦争 果てなき恐怖」という標題だったので、どんなもんかなぁと思って視聴してみたわけですが、思った以上に酷い内容だった。このシリーズ、1作目と2作目観て、その後は見捨ててたんだけど、相変わらずだった模様。
ドキュメンタリ番組になんで小芝居を差し込もうとするのか?については最早ツッコミ疲れの様相ですが、内容の浅薄さときたら……。
「戦争」というテーマを取り扱っている割には、国際社会の根本的無法性について無頓着なのが気になります。そして戦争を規制する条約についても、本件について最も関連すると思われるジュネーブ諸条約を無視して、現在死文化している(つまり、效力を有しているとは一般に考えられていない)パリ不戦条約を持ち出すなど、視聴者に提示すべき情報に大きな錯誤があります。
例えば、「攻撃されるべきではない人が攻撃される」という事態を考えるのであれば、「交戦者規定」が問題になりますが、これを論ずるためにはハーグ陸戦協定から現在に至る明文・慣習の両法・条約と戦争の実態を検討しなければいけなくなるわけですが、その場合「総力戦以降の戦争においては交戦者と非交戦者を区別することは無意味である」という結論が導かれ兼ねません。(実際そのような法理で民間地への爆撃が実行され、少なくとも勝者の側は裁かれなかった)
戦争というのは悲しいかな最低最悪のプラグマティズムが発露する場所であって、センチメンタルな反戦思想など砲弾の一発で粉砕され蹂躙されます。「そのようなことはあってはならない」と言うのは簡単ですが、それを貫くには敵よりも強力な実力(ここでは軍事力)が必要になるわけです。
そして戦争とは善悪ではなく、己の正義なり利益なりを貫き、相手にそれを強いるために行われるものですので、どんな崇高な理念も負ければ灰燼に帰すわけです。己の思想を貫きたかったら相手にそれを実力で強いろ、というのが戦争という代物なんですなー。
AI兵器を規制する条約を作ろうみたいな話が希望とともに語られていましたが、これもちゃんちゃらおかしいわけで、対人地雷も核兵器も禁止する条約はあっても、守ってない方が有利になるんだから軍事大国は締約国に入っていません。AI兵器の禁止条約が結ばれても、同じことになるのは目に見えています。
グレーゾーン作戦にしても、当該国家に国家としての責任を問うとして、その責任に応えるであろうか?と言われると、強制力もないのに応えるわけねーべ、という身も蓋もない答えになります。ロシアのサイバー攻撃にしろ、中国のサイバー部隊にしろ、その存在すら認めていないのでは当然というものでしょう。
有り体に言えば、力で報復する、その能力を担保し、相手に理解させることでしか安全保障は成立しません。
そういう根本的な部分を踏まえない、夢か寝言か、みたいな番組であったなぁ、という感想でした。
twitterに、東京都の65歳以上の層では「第5波」が来ていない、というtweetがあった。
これがワクチン効果か・・・高齢者の世界では第5波が始まってない。 pic.twitter.com/r1m58at4x9
— にゃんこそば⛅データ可視化 (@ShinagawaJP) July 10, 2021
むーん。
ワクチンすげーな……。
ワクチンだけで全部解決、というわけではないことは承知の上で、それでも予防接種によって集団免疫が確立すれば、COVID-19の被害はかなり抑えられるという見込みが立つだけでも、展望としては明るいと思う。
あとはそれまでにCOVIDの蔓延を促進するようなイベント(五輪とか)さえなければな。
読売に「【独自】往年の作品、ネット配信しやすく…著作権者不明でも料金納付すれば使用可能に」とかいう記事があったわけですが……前車の轍じゃないのかと。
過去にもこの種の集中許諾管理機構は設立されたことがありまして、例えば日本複写権センターですとか私的録音補償金管理協会、同録画とかがぱっと思いつくところです。
一々許諾を取ろうとすると大きな手間が発生するため、補償金を払って一括許諾という形にしたところまでは良かったのですが、ではその団体から本当にちゃんと個々の著作権者までお金が分配されたのかという話になると、それは全て闇の中……という話になります。
勿論理想を言えば権利者一人ひとりを草の根分けても探し出し、弁護士を派遣して改めて契約を交わすべきなのでしょうが、そのための費用を誰が負担するのか?という話に帰結します。放送局だって営利企業なので、それによって発生する費用が想定される利益を上回るようでは手を出しません。かくして著作物は存在すれども利用されない、孤児作品(Orphan Works)となっていきます。
この問題の根底には、著作権法によって発生する権利は、原則無方式主義であり権利者の死後70年間存続するという簡単に発生し長期に存続するものでありながら、無体財産権であり実体がなくその所在確認が著しく難しいという構造問題があります。
そして近年の技術の発達によって、かつては出版社やレコード会社、放送局といった大きな媒体で主に発生していた著作権は、インターネットサービス等によって爆発的にその発生地点を増やしています。初音ミクなどを使って著作物を公開した人には漏れなく著作権が発生しますが、ではこれが作者の死後70年まで保護されるとして、一体どれだけ追跡・管理が可能でしょうか?
著作権は、その著作物による経済権を独占するという強力な権利ですが、その割には発生は自動で無体財産なので金庫にしまう必要もないのですが、一方でその権利を誰が持っているのかを追跡するのが極めて困難なのです。
これらの非対称性の問題は近年とみに問題となってきており、構造的問題だけに構造的解決が求められるところなのですが、法や条約で雁字搦めになっていて根本的解決が難しいのですよね、困ったことに。著作権を維持するためのコストが利用によって得られる利益を越えて制度が破綻するまで続くんでしょうかね……。
なんかWindowsが再起動を要求してきて何事かと思ったらWindows Updateの日だった。今月は月初にバタバタしてたから、もう終わったみたいな感覚になってた。
PrintNightmare問題、どうなったんだろうか……。今回配布されたのは、7日に配布されたものと同じものなようなので、完全解決はしていないのではないかと思うのだけれども。
業務スーパーの冷凍食材を便利使いしているのですが、難点がひとつあって、業務用だけに一袋の量が多く、かつ口にファスナーが付いてない。んなもんで、開けては袋クリップで留めているのですが、最近、大型のクリップを見かけないので困ったなぁと。
長さ20cmくらいのクリップが欲しいのだけれども、非常に種類が少ない。というか近所のホームセンターに置いてない。なんでやねん。
で、あれこれ苦労していたのだけれども、とうとう大判のチャック付き冷凍袋を購入して移し替えてしまうという方法で決着を見ることになった。まあ、これはこれで……。
個人的には今からでも中止か延期すべきだと思っている東京五輪ですが、やる方は「バッハ会長「改善すれば有観客」要請 菅首相と面会時に」と、観客を入れての開催を切望しておられるご様子。
まあ国際的に比較すれば日本の感染者数は少ないというのは事実ではあるのでしょうが、一方で医療側のキャパシティというかリダンダンシーが著しく少ないというのも事実でして、大阪で起きたような医療崩壊が東京で起きれば大惨事です。
不幸なことにこの四度目の緊急事態宣言は目ぼしい効果を上げておらず、東京の実効再生産数は一向に下がる気配を見せません。今日時点で下がっていないということは今後2週間くらいは感染者数は伸び続けるということでして、恐らく五輪期間の終了までは感染者数が減るとは想定し辛いところです。
五輪選手や関係者からの陽性反応も相次いでいまして、果たしてこのような状況で選手に十全なパフォーマンスを発揮して貰えるのかを心配すべきなんじゃないですかね、IOC会長としては。
梅雨明けしたとか聞いたと思ったらいきなりの猛暑日。死ぬわ、これ。
今更だけど、なんでこんな時期にオリンピックやろうと思ったんだろう……? 前回同様10月にやれば良かったろうにな。
2回目のワクチン接種を明日だと思い込んでいて、問診票の穴埋めしとくかー、とファイル取り出したらもう1週先だった……。
どおりで、グーグルカレンダーからリマインダのメッセージが来ない筈だ。
まあ、明日間違って現場に行ってしまう前に気づいて良かったということにしよう。
NHKクローズアップ現代「カレー事件の子どもたち 闇に追われた23年」を視聴したんだけど、これ、どう見ても報道被害そのものなんだけど、そういう視点がほぼゼロなのが凄い。
百歩譲って、死刑囚本人が報道に晒されるのは致し方ないとしても、家族や周囲が晒し上げられるのはどう見てもコラテラル・ダメージ(付随的損害)です。それを社会や視聴者の責任に帰するのではなく、推定無罪原則を守らない報道の責任として深く受け止めるべきです。
報道機関はよく「知る権利」を主張しますが、「知る権利」は他者のプライバシーを侵害したり、あまつさえ、私的制裁を与えることを容認する権利ではありません。
その辺りはNNNドキュメント「遺族とマスコミ ~京アニ事件が投げかけた問い~」でも報道の姿勢について問うていましたが、報道機関はその報道によって何を成したいのか、あるいは成したのか、が問われるのだと思っています。
番組中でも実名報道をした挙げ句遺族の悲しみしか伝えていないと被害者遺族から責められていましたが、結局「何のために」という目的が抜け落ちて、報道のための報道になってることを、視聴者はぼんやりとでも感じているのではないでしょうか。
佐世保市女子児童殺害事件の被害者遺族となった毎日新聞の記者のことも番組中で取り上げられていましたが、その当の毎日新聞は2004年12月27日に『「書かれる側」の視点から』という記事で、取材攻勢を受けて人が壊れそうになると、被害者の実名を出さなくても記事として成立すると書いていたとか。そしてその毎日新聞記者氏が取材を拒否しているという事実こそが、雄弁に物語っているのではないでしょうかね。
本日開幕するモスクワ航空ショーでロシア統一航空機製造会社が新しい単発のステルス戦闘機を発表する、として話題になっていて、リーク画像が流れたりしていたわけですが、どうやらT-75、またはLTS“Checkmate”という計画名らしく。
ぱっと見、コックピット下の、機首がショックコーンを兼ねるダイバータレススーパーソニックインレットとか無尾翼デルタとか外に傾斜した二枚の垂直尾翼とか、後方にスライドするキャノピーとか、全体としてX-32と類似した要素で構成されていることが見て取れます。もっとも、T-75の方が隨分スマートですが。
単発・軽量・低費用のステルス戦闘機、というコンセプトに関しては、西側ではF-35がその位置にある(とされる)わけですが、F-35はその要件も厳しいわけで、近年ではロシアのS-400を導入したという理由でトルコがプログラムから外されたのが記憶に新しいところです。米国との関係上F-35が導入できない、導入し辛いという国にとっての選択肢になることを狙っているのでしょう。
それに、F-35はユニットコストはともかく運用コストが高いという話は以前から聞こえてくるところ。エンジンの整備も予定時間内に終わらないため、、エンジンがなくて飛べないF-35が出ているという話も……。
F-35は意欲的なコンセプトに基づいて技術的にも凄いことを達成した機体ではあるのですが、その分複雑化し、価格に跳ね返っているところがありますから、同様のコンセプトでCTOLのA型のみという機体を作れば、その分お廉くなるだろうというのは、道理ではありますね。
ただ、ロシアは米国に比してエンジン技術で幾分劣るところがあるので、非ステルス機に対して一層のエンジン出力が要求されるステルス機において、単発で十分な性能を発揮し得るのか、あるいはエンジンに合わせて機体を幾分小さくしているのか(しかしそれは兵器搭載量に直結する)、疑問は尽きないところです。
どうも今月のWindows Updateに伴ってスキャナのTWAINドライバがエラーを吐いて動作しなくなってしまい、ドライバの再インストールなどしてみたのだけれども、どうにもならず。メーカに問い合わせた所、サポート期間が今年の2月で尽きている、と言われてしまう。つまり、サポート外なので対応できないよと。
調べた所、当該機の発売は2008年だそうで、13年というのは破格の動作期間なのかも知れない……が、ドライバさえなんとかなればまだまだハードウェア的には動くんだけどなぁ……。
今回動かなくなったのはTWAINドライバで、WIA経由でならまだ動作するので、即座に使えなくなるわけではないのだけれども……WIAは機能がチープなので、本当にただ取り込むくらいしかできないのよね。
まあ、元々高機能高性能なスキャナというわけではないので、WIA経由で細々と使い続けることにしよう。
昨年3月に放送されたBS1スペシャル「独占告白 渡辺恒雄~戦後政治はこうして作られた 昭和編」は「平成編」があるんじゃないの?と思っていたのだが、1年半近く経って本当に放送されてた。
とりあえず録画はしたので、時間を作って見とこうと思うのだが、なにせ資料と対比しながら視聴するような番組なので、実時間より視聴に時間がかかるのだよね……。
東京五輪の開会式の日(なお、一部競技は既に始まっているそうな)。
何もこんな状況でやらなくてもなぁと思います。ワクチンの接種状況を鑑みれば、秋に延期していればかなり状況が違っていたでしょうに。
東京都神奈川でコロナ病床が満床を超え、しかも現在もなお実効再生産数は1.3台をキープしているという状況では、とても喜んでいられない、という気分です。
先日の「独占告白 渡辺恒雄~戦後政治はこうして作られた 平成編」を視聴。
“昭和の手法”が通用しなくなり、徐々に政界への影響力を失っていくナベツネの姿が“政治改革”への「こんなはずじゃなかった」的な後悔と共に語られた、って印象。
御厨先生は偉くなったナベツネ自身が注目される存在となり、昔のように動けなくなったことを原因のひとつに挙げていたけど、“民主党はよく分からない”と内情に以前ほど詳しくないのに、かつてのような工作を仕掛けたりと、自己認識・自己分析の誤りも大きかったんじゃないかな。
以前できたことができなくなった、そのことに彼自身気づけなかった。
言ってしまえば「老いた」んでしょう。
また、多様性が増した社会への不適応が致命傷となったと思われる案件が見られ、やはり社会の変化に対し、追従できなくなっていたんだろうな、という印象が強く。
そして旧軍による戦争をあれほど批判し、権威主義的社会を嫌悪し、再来を防がんと欲している当の本人が、全くその旧社会の思想統制システムにどっぷり浸かって存在しているという、笑うに笑えない自己撞着性が怪物の怪物たる所以だったのでしょうな。
毎年梅雨が明けると戦争関連・原爆関連のドキュメンタリが増えてくるのですが、テレ朝系のテレメンタリーで「拝啓 国会議員様 核廃絶はできますか?」は広島ホームテレビ制作の“らしい”番組だった。
日本が核兵器禁止条約を締約していないのはどうしてなのか?、核兵器禁止条約は本当に核廃絶に繋がっているのか?といった根源的な問いをすっ飛ばしてしまっているんですよね。
日本は現在も核不拡散条約や包括的核実験禁止条約の締約国ですが、にもかかわらず、どうして核兵器禁止条約には参加していないのか、ということをまず原点として問わなければいけないのです。
そこら辺の理解をスキップして国会議員一人ひとりに突撃しても、何も得るものはないのですよ。
どうも日本の「平和教育」に通底する問題だと個人的には思うのですが、先日も書いたように、国際社会の根本的無法性や戦争のメカニズム、安全保障のプラグマティズムといった視点を涵養する方向ではなく、教条的(あるいは宗教的)理想主義への傾倒を続けて来て、実際の効果效力を蔑ろにしているのではないかと思うのです。
例えば、純粋に核兵器を廃絶する目的ならば、核兵器より安価で手軽で使いやすい兵器を開発して、全世界に普及させ、核兵器を時代遅れにしてしまう、という案でも良いのですが、恐らく受け入れられないでしょう。不思議ですよね?
今度こそ、Covid-19ワクチン2回目接種。
一回家を出た時に問診票を忘れてしまい、慌てて戻って時間に間に合うよう急いで接種場所に駆け込んだら、体温測定がアレで……(苦笑)。
ともあれ、概ね問題なく接種は完了。
痛みは前回よりある感じで、左腕を上げるのが億劫なくらい。これで一週間後に十分な抗体ができている、筈……。
本当の所は抗体検査をしないとわからないのだけれども。
極稀に抗体ができない人もいるわけで、自分がその「極稀」になった時に無自覚だと困るんだけど、そういうのどうするのかね。
腕の痛みは、夜には大分退いていて、気になるのは目眩くらいだった。倒れるほどじゃないけど、ふとしたときにクラッとくる感じ。
颱風接近で外は雨風だったので、家の中で大人しくしていた。
それにしても……気象庁のサイト、表示する度に広告が表示されるのが鬱陶しいなぁ。政府はこのくらい予算つけてくれよ……。
緊急事態宣言下で五輪やってる東京だけではなく、周辺3県にも緊急事態宣言が広がる由。
都の「最新のモニタリング項目の分析・総括コメントについて」あたりを見ても、全然歯止めがかかってないのが丸わかりなので、当然火は周辺に燃え広がるわけでな……。
幸いと言ってよいのか分からないのですが、ワクチン接種が進んだ高齢者の感染が減っていることで、健康かつ体力があることで死亡に至る例は減るのではないか、と推測されるところです。しかし今回のCOVID-19は後遺症が酷いことも知られており、人生全体におけるQoLを低下させる虞があるため、罹患しないに越したことはないのです。
また、Covid対策のために医療資源が大きく取られ、一般医療が制限される事態にも立ち至っており、このまま超過死亡が発生するような事態となれば疑いなく医療崩壊となります。
個人的には、2回接種を終えた身ですが、何も病気はCOVIDばかりではないので、医療機関が受診できなくなるのは困るわけです。事故で担ぎ込まれることもあるわけですから。
あと五輪については、日本のワクチン接種状況は大きな問題もなく進行しており、このまま国民の8割くらいが接種完了した状態を待って五輪でも良かった気がしますがね。そうすれば、もっと歓迎された催事になったでしょうに……。
もうすっかり元通りだろうと思って、ワクチンを接種した辺りをぐっと手で揉んでみたら痛みが走って自分でもちょっとびっくりした。腕も上がるようになったし、日常動作で痛みなんか感じていなかっただけに、まさかこんな形で影響が残っていようとは。
接種部の痛みは典型的な副反応として厚労省でも例示しているので別にそれ自体は何ら問題ないんだけど、結構続くもんなんだな。まあ、中には1週間以上経ってから出る副反応もあるらしいので、別におかしいことではないんだろうけども。
もう少し注意して見とくか。
JR西日本が「新型電気式気動車(DEC700)試験運転の開始について」という発表を出していたのに気づいて、ちょっと遡って「新型電気式気動車(DEC700)の導入について」というリリースを読む。
船舶などではこの手のディーゼル・エレクトリック方式はそう珍しくもなくなってきた感じなんですが、鉄道でもDF200やらDD200やらで、ディーゼル・エレクトリック式が増えて来た感じ。まあ、背景には大容量トルコンを作る技術が失われつつあるという事情があるわけですが……。気動車でもGV-E400とかH100が既にありまして、電気駆動系を電車と共用できるのがメリットとされるところ。
一時期はバッテリを積んだハイブリッドも模索されたんですが、結局鉄道用ではバッテリはあまりメリットがなかったのか、最近はバッテリはなし、もしくは小容量という感じですねー。
このDEC700は試験中にバッテリを積んだり降ろしたりするようで、適正なバッテリ容量を模索する意図があるのかも知れません。
バッテリ搭載して非電化区間へ乗り入れられるEV-E301 / EV-E801(BEC819)とか面白い試みだと思うのですが、やはりバッテリの重量エネルギー密度がもう少し上がらないと難しいっぽい。駅で停車中に充電して走行はバッテリで、という運用が実現すると、駅間の架線をなくしてしまえる(メンテナンスコストが削減できる)とか、夢が広がるのですがね。(そう簡単じゃないだろうけど)
「ワクチン接種完了していても「屋内でマスクを」 米CDCが助言」と現在主流のSARS-CoV-2 δ株への警告が止みません。ワクチンで重症化は防げるようですが、重症化しなければ良いというものでもありませんからねぇ。
この状況下で、まだパラリンピックを開催しようとしているようで、有観客とかいう言葉が聞こえてきて絶句しそう。オリンピックが中断されるかどうかの瀬戸際だと思うんだが……。