このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
そういえば柔道の世界選手権で日本男子は金メダルなしに終わったとか報じられていましたね。国際スポーツとなった以上、已むを得ないところもあるのではないかと思いますな。
一方で剣道の第14回世界選手権(於サンパウロ)では日本は男女個人・団体の全てを制覇する完全優勝。
特に男子団体では三年前に敗れた米国を決勝で4-0で下し、見事雪辱を晴らしました。(男子団体試合動画 via YouTube:1,2,3,4,5)
特に前回のメンバーでもあった大将寺本選手、副将高鍋選手の感慨や一入でありましょう。
しかしこれで終わりではありません。次の大会は三年後。勝って兜の緒を締めよ、の気持ちで頑張っていただきたいものです。
というわけで、昨夜撮っておいたNHKの「知る楽 歴史は眠らない」の9月シリーズ「戦後日本 漢字事件簿」第一回を視聴。
うーん。
話を単純化することは視聴者に分かりやすい番組作りには不可欠なんだろうけど、やはり戦前・戦中における“殖民地日本語”“大東亜語”とかの話を拔きにしてしまうと、戦後の日本語改革が何もないところから突如沸いて出てきたような印象を与えてしまうような……。
それに、戦前の漢字政策ったって、それほど単純じゃないしね。
もっとも、その辺は語り始めると番組に收まらなくなるだろうし、視聴者も苦しいだろうからなぁ。
なんかジェラルド・カーティス米コロンビア大教授が「小選挙区制度は日本に不向き」と発言したとか。
カーティス教授といえば日本政治学の大家で、「代議士の誕生」(サイマル出版会刊)は日本の政治研究における金字塔であります。60年代における日本の選挙、代議士排出システムはどのようなものであったかを知るための必読書です。版元廃業のため長らく絶版でしたが、この度復刊するそうな。
かつて平成5年まで続いた中選挙区制度は、一党が圧倒的多数を占めることを妨げ、様々な小政党に棲息域を与えて来たという評価は根強いものがありますね。
もっとも、現在の小選挙区比例代表並立制も、かつての細川政権が二大政党制を目指して導入したものなので、思惑通りといえば思惑通りなんでしょうけど。
ただ、二大政党制が日本に於いて良い制度なのかは、些か疑問があるんですよ。どうしても大正‐昭和初期の立憲民政党‐立憲政友会による二大政党制を思い出してしまうんですよね。野党が与党を攻撃するためにあらゆる手段を行使した結果、憲政が崩壊し、軍部の擡頭を招いてしまった過ちを、繰り返しやしないかと、今の民主党を見ていると懸念が深いのですよね。
ちなみに私自身は、中選挙区制や、制限連記制の大選挙区制が良いのではないかと思っています。参院は逆に完全比例代表にすると良いのではなかろうかと。
北が国連安保理に「ウラン濃縮は完了段階」と通告してきたそうな。
状況は一向に好転しないまま日本では政権が交代しますが、果たして次なる首相・外相・防相はどのような策を以ってこの問題に当たるのか、注視したいところです。
なにせ、前の国会では北朝鮮船の臨検を実施するための船舶検査法が、民主党の反対で廃案になっておりますので、きっと他のもっと良い手を打ってくださることでしょう。まさか旧案と同じ案を提出するなどということはないと信じますよ。
なんか民主党の考える内閣には、「国家戦略局」なる部局があって、副首相以下の民主党議員が詰めて予算他の国家戦略を討議するんだそうで。
民主党の議員さんたちが永田町の官僚より実務に精通し、かつ優秀でもある、という前提が成り立つなら、それなりに機能するんじゃないでしょうかね。まあ、手っ取り早く動かそうと思えば、民主党の議員にも官僚出身者は少なからずおられますし、元官僚の民間人の登用という線もあるのでしょうけど、そういう人達を国家戦略局に配置するのは、官僚の天下り禁止を叫ぶ党の綱領に抵触するんじゃないかという気はしますが。
元本職の投入を忌避するとなれば、その道については素人同然の議員が官僚の頭越しに命を発することになり、結果として国政の混乱と迷走を生むのではないかと危惧されるところです。
民主党のこれまでの準備を踏まえたお手並み拝見といったところですか。
昔話をしますと、かつて日本では軍内部での権力鬪争に敗れ、退役した将官が政党に取り入り、政府の陸軍大臣/海軍大臣となって軍政を壟断し復仇を遂げることを阻止するという建前で、軍部大臣現役武官制が復活した、なんていう過去があります。
その制度が今度は逆用されて軍部の意に沿わない政権を潰すために使われるようになるのはご存じの通り。
口当たりの良い政策が良い結果を生むとは限らないのが、この世界の常でしてね……。
先月、Blu-ray Disc参入を宣言した東芝ですが、第一号機を発表、何やら「東芝、BD参入に激しい葛藤 次世代テレビでリベンジ」とか記事にもなっておりますな。
噂によれば某社のOEMということですが、正直言えば、昨年の撤退以来、何をしていたのかと。
まあ、HD DVDを推しちゃったような経営陣だからこそ、HD DVD撤退後も即座にBlu-rayへ移行できなかったんだろうけど、これは糾弾されて然るべき判断ミスだと思う。
漢字小委があって傍聴していたのだが、審議会が終わらないうちにニュースが配信されていたりして。
「電車痴漢対策を強化へ=「相談増加、悪質手口も」−すり捜査員も投入・警視庁」という記事に接して思うこと。
サモアで、自動車の通行帯を右側から左側に変更する措置が、7日に取られたそうな。
珍しい事例ですな……。
日本では米軍統治下で右側通行だった沖縄の交通を、本土復帰後の1978年7月30日に左側通行に変更した「730」などの事例がありますが、国単位でやったのは二十何年振りなんじゃなかろうか。
しかしその理由も今ひとつよく分からんのだよなぁ。それって本当に意味のある変更なんだろうか……。
まあ、陸続きじゃない島国だからできることではありますな。
会場からの質問に答えた形ですが、これはどうも日本の記者のようですね。(でも質問がやや変だけど)Q A question from Japan.
MR. MORRELL: Yes.
Q A new administration is coming next year.
MR. MORRELL: Yes.
Q The administration is thinking to pull out from the Indian Ocean refueling mission, which is the only Middle East contribution from Japan, and also were seeking to modify the Okinawa replacement base plans, and then -- and what -- and seeking to modify the SOFA [Status of Forces Agreement] between the United States. Do you have any concern about this?
MR. MORRELL: Let me make a general statement. Then I'll try to answer the specifics.
And I can tell you this: that we in our initial interactions between my colleagues here who deal with members of the newly elected party in Japan, they have reported back that the new government suggests -- that the new government places a very high value on the U.S.-Japanese alliance. And so while there has clearly been a change in political leadership in Japan, we are hopeful that there will be continuity in the strength of the alliance between our two countries.
And so we look forward to continuing to work with the Japanese government, with the new Japanese government, when it is formed, on security issues.
I think that with regards to the Indian Ocean refueling mission, we have greatly benefited from -- as has the world, for that matter -- from Japan's participation in those efforts, and we would very much encourage them to continue those efforts.
Japan is a great power, one of the world's wealthiest countries. And there is an international responsibility, we believe, for everyone to do their share, as best they can, to contribute to this effort to bring about a more peaceful and secure Afghanistan, to avoid it returning to a country that could launch attacks against Japan, the U.S., any of our friends and allies around the world.
So we look forward to working with them on that. And we also look forward to working with them on all the -- on all the existing agreements that we have in place and are trying to bring about an execution to, including realignment -- the base realignment, the Guam realignment and so forth.
So we look forward to working with the new government, and we're not going to prejudge where they are until we begin to sit down with them. And I know there was a lot of campaign rhetoric, and that's to be expected. But there's a difference between campaigning and governing, and we think that when the responsibility of governing comes about, that people will appreciate, as they -- we have every reason to believe they do, the importance of this alliance and the importance of working together on these agreements. Okay?
インド洋給油、海自撤収の方針変わらず 民主・鳩山氏が強調民主党の鳩山由紀夫代表は10日午前、米国防総省が民主、社民、国民新の3党連立政権にインド洋での給油活動継続を求めたことについて「こっちには求められていない」と述べた。来年1月に期限を迎える給油活動を延長せず、海上自衛隊を撤収させる方針に変わりがないことを強調したものだ。都内で記者団の質問に答えた。 (11:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090910AT3S1000F10092009.html
こっちには求められていないってアンタ……。Morrellさんの話はもろに民主党(と政権与党)を指しているでしょうが。
サッカー世界杯の開催を来年に控えた南アフリカ共和国から、RFC 1149 "A Standard for the Transmission of IP Datagrams on Avian Carriers"(和訳「鳥類キャリアによるIPデータグラムの伝送規格」)の実装に成功したとか言う、微笑ましいニュースが飛び込んできた。
家に帰ったら、自宅鯖がHDDエラーでデータ吹っ飛ばしてた。
復旧作業にかかる。
仏PeugeotにOEM提供されるi-MiEVはiONという名前になったそうで。2010年末に発売、と。
独VWも2011年発売予定の小型車Up!をEV化し、E-Up!として2013年に販売を開始するとか。
Up!は元々smart for twoやトヨタiQなどと同コンセプトの超小型車で、エンジンリア置きなんですな。三菱iと同じように、電気自動車改造が比較的楽なんじゃないでしょうかね。
VWの公式発表他によれば全長3.19m、電動機出力60kW/210Nm、最高時速135km/h、車重1,085kg(うちバッテリ重量240kg)、バッテリ容量18kWh、航続距離130km、ってところのようですね。
……って、良く見たらフロントドライブになってる。わお。
E-Up! | Leaf | KANGOO BE BOP Z.E. | i-MiEV | |
---|---|---|---|---|
全長 | 3,199mm | 4,445mm | 3,871mm | 3,395mm |
全幅 | 1,641mm | 1,770mm | 1,829mm | 1,475mm |
全高 | 1,468mm | 1,550mm | 1,812mm | 1,610mm |
ホイールベース | 2,190mm | 2,700mm | 2,313mm | 2,550mm |
車重 | 1,085kg | — | 1,591kg | 1,100kg |
最大出力 | 60kW | 80kW | 44kW | 47kW |
最大トルク | 210Nm | 280Nm | 190Nm | 180Nm |
電池容量 | 18kWh | 24kWh | 15kWh | 16kWh |
航続距離 | 130km | 160km | 100km | 160km |
最高速度 | 135km/h | 140km/h | 130km/h | 130km/h |
駆動輪 | 前 | 前 | 前 | 後 |
そういえば「電気自動車開発技術展2010」(EVEX: Electric Vehicle Development Technology Exhibition)が来年7月14日〜16日に開催されるという話なんですが、公式サイトはまだないっぽい。
電気自動車のニュースを追っていて気づいたのですが、これまでの内燃機関自動車と電気自動車で、設計上の大きな違いになりそうなのが「熱設計」なんじゃなかろうかと思うようになってきた次第。
これまでの自動車においては、エンジンという熱源があったため、特に冬場の暖房については殆ど無尽蔵といって良い熱が供給できたわけですが、電気自動車は当然これがないわけです。冷房のみならず、暖房においても電力を使わざるを得ず、效率のよい冷暖房が不可欠です。現状、クーラーよりヒーターの方が電気喰うそうですから>i-MiEV
そんなわけで、車体内で発生する熱をどう有效に移動させて使うか、無駄なく使うか、が結構重要な課題になるのではないかな、とか思うのでした。
天皇陛下も韓国に友好的だ。李大統領が就任した当時、異例に祝賀のメッセージを送ったことに続き、昨年、李大統領が訪韓を要請したことに対し「政府が決めるべきことだが、ありがたく思う」とした。このフレーズにある「異例に祝賀のメッセージ」が虚偽であることは、論を俟たない。
氏名 | 年齢 | リンク | 党派・派閥 | |
内閣総理大臣 | 鳩山 由紀夫 | 62 | 公式,Wikipedia | 鳩山グループ |
副総理大臣 国家戦略室担当大臣 経済財政諮問会議担当大臣 総合科学技術会議担当大臣 |
菅 直人 | 62 | 公式,Wikipedia | 菅グループ |
内閣官房長官 | 平野 博文 | 60 | 公式,Wikipedia | 鳩山グループ |
総務大臣 | 原口 一博 | 50 | 公式,Wikipedia | 羽田グループ |
外務大臣 | 岡田 克也 | 56 | 公式,Wikipedia | 無派閥 |
防衛大臣 | 北澤 俊美 | 71 | 公式,Wikipedia | 羽田グループ |
財務大臣 | 藤井 裕久 | 77 | 公式,Wikipedia | 小沢グループ |
法務大臣 | 千葉 景子 | 61 | 公式,Wikipedia | 横路グループ |
文部科学大臣 | 川端 達夫 | 64 | 公式,Wikipedia | 川端グループ |
厚生労働大臣 | 長妻 昭 | 49 | 公式,Wikipedia | 無派閥 |
農林水産大臣 | 赤松 広隆 | 61 | 公式,Wikipedia | 横路グループ |
経済産業大臣 | 直嶋 正行 | 63 | 公式,Wikipedia | 川端グループ |
国土交通大臣 防災担当大臣 沖縄及び北方対策担当大臣 |
前原 誠司 | 47 | 公式,Wikipedia | 前原グループ |
環境大臣 | 小沢 鋭仁 | 55 | 公式,Wikipedia | 鳩山グループ |
国家公安委員長 拉致問題担当大臣 |
中井 洽 | 67 | 公式,Wikipedia | 小沢グループ |
金融担当大臣 郵政問題担当大臣 |
亀井 静香 | 72 | 公式,Wikipedia | 国民新党 |
消費者担当大臣 少子化問題担当大臣 食品安全担当大臣 男女共同参画担当大臣 |
福島 瑞穂 | 53 | 公式,Wikipedia | 社民党 |
行政刷新担当大臣 | 仙谷 由人 | 63 | 公式,Wikipedia | 前原グループ |
組閣から一夜明けたわけですが、早くもwebメディアのパージやら、官僚会見の廢止やら、情報統制に余念がないようです。様式美と申しましょうか、人間的で素晴らしいですね。事務方からの発表が規制されるということは、次は各省庁のwebサイトが閉鎖されるんでしょうか。
また、畑違いの任命による“政治主導”の暴走の徴候も見て取れますねぇ。前原さんとか。
民主党が主張する“政治主導”は、行政のエキスパートたる官僚よりも、選挙で選ばれた政治家(とそのスタッフ)の実務能力が高い場合にのみ、有效に機能するものですが、果たしてどうなりますことやら。
「民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知」ですか。
まあ、なんと言いますか、呆れますね。政府=与党という考え方が、既に、どこの社会主義独裁国家か、というところなんですが。次は野党の解散でしょうか。
個人的にはこんなことより、党議拘束の原則廢止、とかの方が有益だと思いますけど。
もっとも、今回当選した新人議員の質を鑑みてのことなのかも知れない、という辺りが悲しいところですけども。
昨日を以て「知る楽 歴史は眠らない」の9月シリーズ「戦後日本 漢字事件簿」4回シリーズが完結したわけですが、昨日の最終回は中々の内容でしたね。
非日本語母語者への日本語教育の現場から漢字表の意味を問うというのは、現在の漢字小委員会が敢えて目を瞑っている分野への切り込みで、宜しいんじゃないでしょうか。が、その辺の問題は政治化しやすそうなので、漢字としては深入りしたくないですね、出来れば。
政治問題としては張り切って対処していただきたいところですけど>政権与党
両陛下の外国ご訪問は国際間の懸案事項や政治的課題を解決するためではないというのは全くその通りで、何も李明博大統領のポイント稼ぎのために天皇陛下が御協力賜る必要はないわけでして。
本田技研がASIMOの技術を応用した一輪車を開発とか「人との調和を目指した新たなパーソナルモビリティ技術を開発〜前後左右に移動可能な世界初の駆動機構を採用〜」とプレスリリースを出していた。昨年は「体重支持型歩行アシスト」を発表していたけど、こちらも中々面白い。
介護用品に「サドルチェア」というものがあって、うちの実家でも母が使っているのですが、この電動一輪車はサドルチェアの電動品としての使い方あるんじゃないかな、と思いました。
ところでパナソニックはベッドから車椅子に変形する「ロボティックベッド」なるものを発表しているのですが、老人Z?とかいう反応は当然のものなんでしょうか。
「種子島宇宙センターの代替検討」 前原担当相発言に地元困惑まあ、記事にもある通り、種子島宇宙センターには漁業権に絡む問題があったり、液酸・液水製造設備がないとか、年中好きに射上げが出来るわけではないことは確かで、より勝手の良い射場を作って頂けるならその方が良いことは確かです。
(2009 09/26 14:20)
前原誠司宇宙開発担当相は25日、種子島宇宙センター(南種子町)に代わる大型ロケット発射場確保を検討する考えを示した。地元南種子町や県からは「寝耳に水」「聞いていないので分からない」と困惑が広がった。
同センターは、宇宙航空研究開発機構の前身である宇宙開発事業団の発足とともに1969年に設立。基幹ロケット「H2A」を打ち上げる射場を抱え、総面積は約970万平方メートル。日本最大の宇宙開発施設だ。
「約40年間地元として協力してきた。突然で非常に遺憾」と憤るのは名越修南種子町長。「どんな発想でそんな発言をされたのか真意を確かめたい」と、直接会うことも辞さない構えを見せた。
同センターは、四方を海に囲まれ景観がよいことから「世界一美しい射場」とも評される。一方で、漁業補償の関係から、打ち上げ日数が諸外国の射場に比べ制限されている現実もある。
同町議会宇宙開発促進対策特別委員会の大崎壽徳委員長は「漁業交渉を進めるためインパクトを与えようとしたのでは」と推測。射場整備には用地取得など莫大な費用と時間が見込まれることから、「新たにゼロから造るムダやリスクを考えると信じがたい」と冷静に受け止めた。
県は、地元自治体などと「県宇宙開発促進協議会」を組織し、射場周辺のインフラの整備拡充などを国に要望してきた。担当の地域政策課は「大臣発言を直接聞いておらず、コメントできない」とした。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=19524
10平方キロの土地をメガフロートで作るには、300m×60mのユニットが560基程も必要であると、計算式が教えてくれた。
もしも実際にやったなら、国際鉄鋼相場と造船業界に影響を与えまくるだろうな……。
海上射上げなら米国のシー・ローンチ社という会社がウクライナのゼニットロケットを使って石油掘削基地を転用した海上プラットホームからの衛星打ち上げをやっていたのですが、爆発事故を起こして今年6月にチャプター11。
もっとも、曲がりなりにもこの会社が運営できていたのはゼニットロケット、さらに言えばそのメインエンジンたるRD-171の性能に拠っているところが大きいので、H-IIA/Bで真似ができるわけではない。というか、できない。
ゼニットロケットごとシー・ローンチを買收する……って、なんでそげなことをすることに……。
「極東開発工業(株)の電動ごみ収集車に、三菱自動車工業(株)の電気自動車のバッテリーシステムを搭載—ごみ収集車の圧縮装置を電気で駆動−」というプレスリリースに、興味が引かれたのだが、良く見るとゴミ圧縮装置を電動化するだけで、車自体は内燃機関で動くらしい。うーむ。
どうせなら全部電化すりゃいいのに、中途半端な。
海上自衞隊小月航空基地35滑走路に着陸しようとしていた海自厚木基地所属のYS-11M(#9044)がオーバーラン、田圃に突っ込む事故。
幸い、人的損害はなし。
当時現地は小雨とのことですが、原因調査は端緒に着いたばかり。
そういえば、夫婦別姓を認める民法改正案が次期国会で通過しそうだという話。
まあ、毎年法案だけは提出されていましたから、今回は提出したら通るだろう、というくらいの感覚しかないですね。だって審議会から何からとっくに結論は出ていて、国会議員だけが揉めてる状態だったのですから。実施されたら実施されたで、元に戻せとまで反対する人もいないでしょうよ。
その程度の問題。
ちなみに私は夫婦別姓どころか創姓でもいいじゃないかという人ですので、基本的には歓迎しています。むしろ戸籍制度や人定のあり方に強く不満を抱いている人間で、どうせなら小手先の改正じゃなくて日本の人定・戸籍制度を含めた拔本的な見直しであって欲しいと思います。
あー。でも最近はちょっと創姓はやめた方がいいかも知れん、とか思っていたりして。
宇宙開発担当の前原国土交通相は29日、「日本も自ら有人打ち上げができる能力を開発していかなければならない」と述べ、日本独自の有人ロケット開発に向け検討を進める方針を明らかにした。言っていることは至極真っ当で、日本も独自の有人宇宙飛行を目指すべきという意見には賛成。なんだけど、熟慮の上での発言かどうかは、気になる。
宇宙開発を担当する大臣が、日本独自の有人宇宙開発に踏み込んだ発言をしたのは初めて。
表敬訪問した宇宙飛行士の若田光一さん(46)が「日本が世界に貢献するには独自の有人打ち上げ能力、有人宇宙船が必要」と呼びかけたのにこたえた。前原国交相は「有人打ち上げはどうしたら可能なのか。一つの大きな目標ができた」と語った。
日本独自の有人宇宙活動については、政府の「月探査に関する懇談会」が来年6月をめどに、月探査に関連して、その是非について報告書をまとめる。数兆円ともいわれるコストや、人命をかけることの意義が課題とされている。
(2009年9月29日19時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090929-OYT1T00969.htm
夫婦別姓問題のみならず、日本人の多く実は戸籍制度に相当無知だったりします。というか、戸籍にまつわる制度やら届出やら、知悉しているのは役場の戸籍係だけと言っても過言じゃありません。
例えば、戸籍は日本国籍者しか記載しない。つまり、国際結婚をした場合、配偶者は戸籍に記載されない。(配偶者が日本国籍を取得した場合は別だが、その場合は法律上は国際結婚ではない)
当然、外国人配偶者の姓が日本人配偶者の姓と一緒になる、なんてことはない。元の国籍のままなら。
ただし、日本人側が外国人側に合わせることは可能で、6箇月以内に「外国人との婚姻による氏の変更届」を提出することで、戸籍上の氏を変更することが可能です。ただし、離婚しても簡単には元に戻せませんが。
他にも「戸主」の問題とか。現在の新編戸籍には「戸主」という概念はないのですが、それでも未だに戸籍筆頭者を戸主だと思い込んでいる人は多くて、問題になることがあるのですね。
とまあ、この辺は戸籍問題にちょっとでも興味がある人間にとっては当然とも言える話で、この程度の前提知識もなく話に参加しようとするのは迷惑だな、と正直思いますね。
逆言うと、学べば学ぶほど理不尽さを感じるのが現制度なので、とっとと現状に合わせた改訂が必要だと思っています。
明治に戸籍制度が生まれてから百余年、戦後の戸籍法になってから六十年余、そろそろ改訂の季節でしょう。日本人が思い込んでいるほど、現在の家族制度は伝統でも文化でもないのですよ。
上の戸籍制度だけではなく、日本人が文化だとか伝統だとか思い込んでいるものの中には、少なからず「錯覚」が含まれていて、私個人としてはそのような錯覚に基づいた議論はご遠慮申し上げたいと思っています。