このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
朝、Firefox 3.5が公開されたと聞き及んで、会社のPCに導入してみる。
幾つかのAdd-onが動かなかったが、一つを除いて、動作しないことはなかろうと判断し、xpiファイル中のinstall.rdfの中身を書き換えて強引にインストール。ちゃんと動いた。
追っかけ、新版は公開されるだろうけど、当面の対処はこれで良かろう。
ここんとこずっと工事をしていた、JR王子駅中央口から飛鳥山公園へ向かうモノレール型エレベータだが、17日から運行を開始するそうな。
JR王子駅から飛鳥山への上り坂は、いつも自転車で駆け上がるのだが、徒歩でもしんどい坂ですので、このような設備ができることは望ましいことだと思います。
JR王子駅南口を改良して、高架構造とし、公園と直結させてしまうと、尚のこと良いと思いますが。
読売は「碍」の字に対して何か含むところでもあるのかと書いた新常用漢字表(仮称)への「碍」の追加問題ですが、一月半を経て、Yomiuri On Lineに記事が上がっていました。
障害者団体の受け止め方は複雑と書きながら、「障碍」表記に賛成している団体を敢えて採り上げないあたり、何かの圧力なんでしょうかねぇ。単に紙幅の問題かも知れませんけど。
2月に報道があった郵便事業での既存車両の電気自動車改造ですが、レスポンスに「ガソリン車をEV化…エネルギー代替車両を郵便事業に導入へ」と記事が。
要は現用のサンバーを電気自動車に改造したわけですが、天井部分にバッテリ積んでるのかな、このデザインは?
改造を行ったゼロスポーツのwebサイトにも情報はいっぺん通りだけなので、中身をどうやったのかわかんないのですが。
でもサンバーEV改造だったら、本家スバルでやってもいいんじゃねぇかって気がしますが、どうなんでしょう。正直プラグイン・ステラより売れそうじゃね?
仏ルノーはカングーをEV化して発表。
モータ出力は44kW、最大トルクは190Nm。蓄電池はAESC社(Automotive Electric Supply Corporation。日産とNECの合弁)製リチウムイオンバッテリで容量15kWh。これでこのプロトタイプでは約100kmの走行が可能であるとある。発売時には、160kmの走行距離を達成する、らしい。
KANGOO BE BOP Z.E. | i-MiEV | |
---|---|---|
全長 | 3,871mm | 3,395mm |
全幅 | 1,829mm | 1,475mm |
全高 | 1,812mm | 1,610mm |
ホイールベース | 2,313mm | 2,550mm |
車重 | 1,591kg | 1,100kg |
最大出力 | 44kW | 47kW |
最大トルク | 190Nm | 180Nm |
電池容量 | 15kWh | 16kWh |
航続距離 | 100km | 160km |
最高速度 | 130km/h | 130km/h |
都議選公示。
我が北区では、定数4に対して立候補者が5人。現職4人に元が一人。
氏名 | 年齢 | 現/新/元 | 会派 |
---|---|---|---|
和田宗春 | 65歳 | 民主 | 元 |
曽根肇 | 57歳 | 共産 | 現 |
原田大 | 32歳 | 民主 | 現 |
高木啓 | 44歳 | 自民 | 現 |
大松成 | 48歳 | 公明 | 現 |
所謂“ダガーナイフ”規制により両刃の刃物が所持できなくなったわけですが、すると牡蠣の殼剝きナイフが該当したという馬鹿みたいなニュース。
ダイバーナイフが該当するというのは前から言われていましたが、こんなものも引っかかるんですね。
立法の馬鹿さ加減が光ります。一体誰がこんな法改正を望んだのやら。
仕事が終わった後、MiAUの勉強会へ。
小形さんの講演を拝聴。
久しぶりに晴れ間が見えたので、自転車に乗って22km程走る。
静岡県知事選挙は民主党推薦の川勝平太氏が当選。
それは良いんだが……私の記憶が間違ってるかも知れないんだけど、川勝さんって、「つくる会」に参加している新自由主義の人じゃなかったっけ? どうして民主党推薦??
読売に「国内初の電気自動車タクシー、松山で8月にも誕生へ」という記事があった。
都内では最近、トヨタ・プリウスのタクシーを見かけることも珍しくなくなりました。
一日辺りの走行距離が何キロくらいなのかによって導入の可否に差はあろうかと思いますが、コミュータ系の用途にこそ電気自動車が向いていることを考えると、補助金を出してでも推進する価値はある程度あろうかと思いますね。理想を言うなら、i-MiEVではなく、タクシー専用車台が望ましいところですけど。
あとは路線バスとか。発進・停止を短い区間で繰り返す用途には電気自動車が向くのですから、EV/PHV型の路線バスなどは有望なんじゃないでしょうか。
それにしても、タクシーに軽乗用車を使ってはいけなかったとは驚きです。運転代行なんかは軽が多かった記憶があるのだけど、変な規制もあったものですね。代行は客乗せるわけじゃないからいいのか……。
日本ではエコカー買い替え補助やエコカー減税などもあって新車販売台数の首位にトヨタ・プリウスが輝く有様ですが、一方で苦戦を強いられているのは輸入車だそうで、日本でも比較的販売台数が多いフォルクスワーゲン社では“ハートフルキャンペーン”なるものを行っているとかとか。
最初は「ふーん」とか思っていたのですが、報道記事の方を見ると穏やかではない。ドリザス社長が言うに日本の現行エコカー推進制度はアンフェアと感じる
んだそうで、事実エコカー減税の方では、輸入車に該当車種がない。
正直、日本で売る車なんだから日本の排ガス規制くらいクリアしとけよと思わないでもないのですが。
この辺、時々思うわけですが、どうして売り先の国の市場に合わせてモノを作らないのかと。本当に売る気あるのかと。VW辺りはちゃんとやってますが、ナンバープレートの取り付け部が欧州規格(Europlate)のままになってる輸入車とか、もうね、アホかと。それで売れると思っているのか。
日本の自動車市場が小さすぎるのが問題なのかどうか知りませんが、もうちょっと売る側の努力を期待したい話でした。
個人的には、日本は生き残りをかけてエキセントリックな市場形成を目指すべきだと思うので、この種の補助や規制はどんどんやると良いと思います。
H-IIB / HTVの射上げが9月11日に決定。
サイトもオープン。
日本宇宙開発史上最大のロケットと、最大のペイロードが、無事に上がることを望んで止みません。
Technobahnに「メートル法かヤードポンド法か? 計測単位を巡ってNASAが大もめ」とかいう面白おかしいニュースが。
先月、NASAは費用がかかりすぎるという理由で、次期ロケットでもヤード・ポンド法を使い続けるという決定を下したばかり(参照)。
まあ、米国が宇宙開発を始めた時にわざわざヤード・ポンド法を選んだ(言うまでもなく、技術導入元でであるドイツではメートル法でV2ロケットなどを作っていた)わけで、今更という気がしないでもない。1999年には単位の混同によって火星探査機を失っているくらいだし、慎重になるのは悪いことじゃない。なにせ人が乗っているロケットの話だしね。
そういえば、今度日本が射ち上げるHTVにはISSとドッキングするためのドッキングポートが付いています。共通結合機構(Common Berthing Mechanism)って言うんですけど、ヤード・ポンドに華氏温度なんだよな、これがまた……。
ちなみにロシアと欧州は、ロシアが作ったAPAS(Androgynous Peripheral Attach System)なんてのを使ってたりする。
ドッキングはAPASの方が楽でいいんだけど、内径が800mmなもんで、荷物の運び入れに難がある。その点CBMは約1.3メートル四方のハッチがあるので、大荷物も運び入れられる。両者一長一短ってところが、何とも難しい。
その後、10人ほどの集団で、お台場のガンダムを観に行くことに。
潮風公園には、特に何のイベントがあるわけでもないのに、人の群れが……。
凄い集客力でした。
あれは全国47都道府県にあまねく設置して、「ガンダム47箇所巡り」などにすると良いと思います。
そして呑み会。
都議選の結果は、なんかだグズグズな感じ。
民主党は自民、共産の議席を奪うも、公明は鉄壁。自民逆風とか言って、共産が伸びないのが理解できん。都政においては自民、公明、民主が与党だから、石原都政が嫌なら共産に投じるしかないのだが……。
ということなので、民主は第一党なんだけど組む相手がいないんじゃぁ、野党化というわけにも行くまいて……。共産党と結託して都政を混乱させることはできるだろうけど、共産党もそう易々と手を組める相手じゃないから、生産的な議会運営にはならないんじゃないかねぇ。
朝鮮日報の「オバマ大統領「アフリカは韓国を手本とすべき」」という記事を見て考える。
一体何を手本にすりゃいいのか、と。
確かに1950年代、韓国は極めて貧しかった。というか、韓国は戦争やってたし(朝鮮戦争1950‐53年)。もっとも、それを言うとケニアだってマウマウ団が独立鬪争を繰り広げてはいたけど、規模が段違いだからね。
さて、ではその後どの辺りで差が付いてきたか、と言われると、1965年以降、韓国に膨大な外国資本が注入されたのが大きい。戦争で焼け野原になり、インフラが破壊され、輸出するものといえば兵士と労働者くらいだった国に、見返りもなく8億ドルも供与した気前の良い国があったのだ。もちろん、当時の韓国の指導者がその金をばら撒いたり着服したりせず、開発に投資したことも重要だが、なにせ元手を手に入れられたことが大きい。
ちなみに金を供与したほうも外貨準備高が当時18億ドル程度の国だったのだが、全く太っ腹な国もあったものである。韓国がそのような国を見つけられたことは僥倖以外の何者でもなく、神でも仏でも思い切り感謝すべきだろう。もちろん、当の相手国には最大限の感謝を払って然るべきだと私は思うが、実際のところは未だに韓国はその国に対して金をせびろうとしている。
浅ましい話だ。
それはともかく、ケニアも近隣諸国なり縁故のある国から、どっかりと金を借りて開発投資すべきだった、という話なのだろう。
あるいは更に遡る話なのかもしれない。韓国は65年に金を借りたときに、既に高等教育を受けた技術官僚が揃っており、また近代教育を受けたエリート、准エリート層が形成され、また識字率も後進国としては極めて高いレベルにあった。
これの原因を探っていくと、殖民地統治時代に、下は初等学校から上は京城帝大に至るまで教育施設を充実させ、文法・正書法を整備し辞書を編纂し、各地方に図書館を設立した教育政策が浮かび上がってくる。ついでにこのときに各種インフラ整備も行なわれているが、それについては後の内戦で自ら焼き尽くしたので戦後の発展にはあまり貢献していないかも知れない。
ともあれ、やたらと教育熱心な国が宗主国になったため、それまでは極一部の統治層のものであった読み書きが一般市民にまで解放され、大学までの高等教育が整備された結果として、知識の集積と一般化が広く行なわれていたことも原因の一旦であろう。
ケニアは英国などではなく、このような国の殖民地になるべきであった。オバマ大統領はそう言いたいのかも知れない。
どちらにしても、ありそうにない話だと思わずにはいられない。
IT Mediaに「MS、Windows 7向けに旧JIS互換フォント 最後の旧JIS対応に」という見出しがあって、「MSは78JISをサポートしてたのか?」と思って記事を読んだら、90JISの話だった。
紛らわしい書き方すんな!
「新JIS/旧JIS」といえばJIS C 6226-1978とJIS X 0208-1983の事に決まっとるだろーが!
NECの98シリーズが旧JIS(正確にはJIPSコード)で、Epson互換機が新JISだったり、本体漢字ROMとプリンタ漢字ROMの違いとか、隨分悩まされたものだ。
ちなみに、NECの旧JISフォントFont Avenueは、未だに提供されていたりする。
サーチナに「【中国ブログ】まさか!中国人を恨む民族が存在するとは・・」という翻訳記事があって、大いに笑った。
教育の力は偉大だな。
教育で賢者を育てることは難しいが、愚者を産むことはかくも容易い。
6月中旬から新型インフルエンザの国内発症者数が右肩上がりになり続けて、ここまで粘ったけどとうとう駄目か、感染拡大期に入ったか?と思っているのですが、厚生労働省はまだ判断を保留している模様。
それにしても、東アジアではタイの状況が酷い。患者数はあっという間に日本を追い拔き、死者も7人。鷄インフルエンザの本場であることも考えると、意識して情報を追う必要があるように思う。
車の通行めぐりトラブル、大学生刺され重体 大阪で、Wikipediaに「中井多賀宏」のエントリがある。blogもあるようだ。
2009年7月14日0時24分
13日午後7時5分ごろ、大阪府箕面市箕面8丁目の路上で「人が刺されている」と110番通報があった。箕面署員が駆けつけたところ、同市内に住む大学生の男性(23)が腹から血を流して倒れており、病院に搬送されたが重傷という。
通行人らが、大学生の車と通行を巡ってトラブルになって現場から逃走した男の車のナンバーを覚えており、捜査員が男を自宅で発見。容疑を認めたため殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
箕面署によると、男は、箕面市桜ケ丘1丁目、会社役員中井多賀宏(たかひろ)容疑者(36)。現場から約40メートル東の市道交差点で、2人の車が出合い頭に衝突しそうになったことから、中井容疑者が大学生の車を追いかけて口論になり、所持していたナイフで大学生の腹を数カ所刺した疑いが持たれている。中井容疑者の自宅から凶器とみられる折りたたみ式のナイフが見つかったという。
http://www.asahi.com/national/update/0713/OSK200907130147.html
ゆっくりと、静かに、しかし確実に進行している、言論の不自由の話題が「今年厄年だけどもう少し手心を加えて欲しいですよゴッド。」に。
経営判断と言われればそこまでですが、印刷が終わって出荷を待つばかりだったコミックを全部破棄した上に“なかったこと”にしてしまい、作家には補償なしというのは如何なものかと。
これが一昔前だったら、完全に闇から闇だったでしょうね。作家側が発信力を持てる時代で良かったと。
NHKオンデマンドに繋がらないなー。
サーバは生きてるみたいなんだけど、セッションが確立しない……。
DoS攻撃でも喰らってんのか?
ワークショップは順調に時間を超過して終了。
京都駅からサンダーバードに乗ったら、どこかで見たイトノ先生が同乗していた。
実家に着いたころには22時超。眠い。
「句点の正しい用法。モーニング娘。誕生の裏側と学校では教えてくれないこと」を読んで、まあこれだけなら笑える話で終わらないでもないのだけど、漢字小委員会での軋轢を念頭に置くと、砂を噛んだような気分になります。
学校教育現場で教えている「国語」とは、一体何なのか、と。
前回の漢字小委で邑上委員(新宿区立落合第四小学校長)が、小学校での漢字教育は基本なので、点画についても厳密でなければならない。許容字体は教えるのが難しい、という趣旨の発言を、村松委員(前目黒区立第八中学校長)が、表内での部分字体の統一が難しいことは理解したが、統一できないのであれば追加候補から外してしまえないか、などと発言されていましたが、とにかく教育畑の委員は文字の形や運用に搖らぎが生じることを頑なに拒否されています。
無論、背景には授業時間の削減や、学習困難児の増加などの要因が絡んでいるのでしょうが、それ以上に、「唯一の正しさ」への信奉があるのではなかろうかと、感じます。科学や数学ならともかく、言語に於いては正解が一つとは限らないにも拘わらず。
いやむしろ、言語などは社会において用いられ、常に変化し続けるものです。年寄りがいかに「ら拔き言葉は〜」と言ったところで、定着してしまった変化は逆行しません。その年寄りとて、かつては「最近の若い奴は何でもかんでも頭に「超」を付けたがる」とか批判されていたりする。
エントリで触れられているのは。」
ですが、確かに出版編集の現場ではこのような表記は、特別な意味を持つ場合を除き、行いません。文部省が定めた規則がどうあれ、世の出版物はそうなのです。
言語使用の実態、現実を無視して、教則通りの国語を教授することは、教育を受ける側にとって本当に利益になるのだでしょうか。
新常用漢字表(仮称)についても同じことが言えて、部分字体の混乱は社会の現状を反映したもので、敢えてこれを統一しないことが社会利益であると確認されたはずです。にもかかわらず、これに頑強に抵抗する彼らの思考は、何か異様なのではないかと思わずにはいられません。
阿辻委員が語気強く言っておられましたが、社会における文字使用と教育現場のそれと、どちらがメインでどちらがサブなのかはっきり認識すべきだと思います。
NHK-ODに繋がらない件だが、調査結果として「言われた時間、そのIP/ホストからのアクセスはなかったよ」と言われる。
ンなアホな。
さんざんっぱらping打ったりtracerouteかけたり80番にtelnet(おい)で繫いだりしたのに、「お客様から御申告いただいたIPアドレスからのアクセスは確認できませんでした。」って、あり得ないだろ、普通。
さらに「ところでその後もログインしてるみたいだけど?」とか言われたわけだが、そんなのproxy経由に決まってるだろ。ホスト名見ろよ!
本気で書いてきているとしたら、相当重症だぞ。
先日採り上げた夏目漱石財団の件だが、朝日新聞に「我が輩は誰のもの?夏目漱石財団めぐり、親族間で異論」として記事が載った。
さすが朝日新聞。(註:漱石は朝日新聞の社員でした)
過去に房之介氏は「僕は基本的に、よほどでないとコメントはしない」と書いているので、これは「余程のこと」だったのでしょうか。
田母神氏に原爆資料館を訪れることや、被爆者と会って生の声を聞くよう求めている。ってのは、一体なんなんだろう。原爆資料館を観覧して、被爆者の証言を聞けば人間皆核廃絶の徒になるとでも言うのだろうか。どこの宗教だ、それは。
日産自動車が、8月2日のEV公開を前に、EVプラットホームを公開。
「FDDメーカー各社、生産撤退の動き加速−四半世紀の歴史に幕」って、無くなったら無くなったで困るんだけどねぇ。
生産能力を遙かに縮小して、高価でも生産してくれるところがあれば良いんだけど。
「教員反対で外国籍生徒の編入に遅れ」ですか。
受け入れ態勢の構築に時間がかかったにしても、申請書を渡さないなどというのは、憲法26条の精神に反します。「他校に行けばいい」などというのは、教職にあるものの発言としては、自己否定に近い。
香港から「三菱アイミーブ好評、パトカーに採用か」というニュース。元記事は「City to become second place in world to use electric police cars」のようだが、登録しないと中身は見れない。
それはともかく、三菱自工から提供された1台のi-MiEVを香港行政府内各部でテストした結果は良好で、三菱は10台の車輛提供に合意。内3台が警察車両として使われる予定とかなんとか。ただし、「Response vehicles」(対処車とでも訳すのか?)としてではなく、「Patrol car」(警邏車)として、離島や道路未整備地で使用するということらしい。それは日本のミニパトも一緒だったから、適材適所というものだろう。
しかし、英語の元記事を書いた記者は、日本の神奈川県警でi-MiEVを使っていたとか、やけに細かいことを知っているんだな……。
三菱自工としては年2,000台と言わず、月2,000台でも生産して、先行者利益を貪りたいところだろうに、バッテリ生産量の限界というのは悲しいものだなー。
日本では「平成の大合併」が一段落し、3,200以上あった地方自治体が1,798市区町村となりました。これは特に田舎におけるスケールメリットの確保が期待されたものですが、実際やってみると大丈夫なんかいな?と思うようなところもちらほら。
日本よりも地方自治の歴史も長ければ権力も強いスイスでも、なにやら合併の動きがあるようですが、あまりうまく行っていない様子が「当選者15万人の国」という記事にありました。
人口770万人(日本の6%)、国土面積41,290km2(日本の11%)の国に2,636の基礎自治体というのは些か想像を絶しますが、どれもが上手く回っているわけではないらしい。しかも、近年はさらに参政意欲の低下などから、自治体が政治放棄状態になることもあるとか。しかしそれでも、ボトムアップ型の建国を経験したスイスでは、自治体の合併が進まない、と。
どこの国でも、お国柄なりの事情ってものがあるものですなー。
「歩道橋事故「起訴相当」 法改正後、最初の議決」という記事に興が惹かれました。
事件そのものは痛ましいものであったと思うのですが、その後の責任追及の中で、検察と検察審査会がこのような事態になっていようとは。
検察審査会はこれまでは法的拘束力を持たず、検察審査会が「起訴相当」の議決を行ったとしても、検察が起訴をしないケースがありました(というか、大部分は起訴されていない)。しかし改正検察審査会法により、二度の「起訴相当」議決が行なわれた場合、裁判所によって指名された弁護士が公訴を起こすようになりました。
これは日本の近代法制史でも特筆すべき事柄で、検察官の起訴独占主義に大きな変革を与えるものとなります。これまでの準起訴手続(付審判請求)は公務員の一部罪状のみを対象としたものでしたが、検察審査会の決定によっては弁護士を検事役としてあらゆる公訴が可能になります。
もちろん良い面ばかりではなく、現実問題として公判を維持できるほどの証拠が揃わない事件について公判が開かれ、証拠不十分で無罪となるケースも少なからず出るでしょうし、そのために時間と労力が費やされることになる可能性は否定できません。裁判所から指名された弁護士は検察官の職務を仰せつかりますが、しかし検察官同等の権限を持つわけではないので、捜査上の問題は付きまとうことになります。
どちらに転ぶか分からない新制度ですが、どのように運用されるかも含めて、今後の成り行きに注目したいと思います。