急に気温が下がって過ごしやすかった一日。
それは良いんだけど、お昼にうどんを食べようと茹で始めたんだけど、冷たいうどんにするか温かいうどんにするか迷いながら作ってたら、どうにも中途半端なヌルいうどんが出来上がってしまった……。
やはり作り始める前にコンセプトをきっちり決めないと半端なものになってしまうのでイカン。そう思ったのであった。
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急に気温が下がって過ごしやすかった一日。
それは良いんだけど、お昼にうどんを食べようと茹で始めたんだけど、冷たいうどんにするか温かいうどんにするか迷いながら作ってたら、どうにも中途半端なヌルいうどんが出来上がってしまった……。
やはり作り始める前にコンセプトをきっちり決めないと半端なものになってしまうのでイカン。そう思ったのであった。
2019年に池袋で起きた自動車事故の一審判決が出たとかでニュースに。
判決では被告のペダルの踏み間違えを事実認定し、自動車運転処罰法の過失運転致死傷罪で禁錮5年という判決だったそうな。
これについてはまあ、法律上目一杯やったな、という印象。
ただ、気になるのは判事が説諭を行ったという報道がなされていることですね。東京新聞を引きますが、どうにも裁判官として一線を踏み越えている印象があります。
禁錮5年の飯塚被告に異例の説諭 裁判長「過失は明白。遺族に真摯に謝って」
2021年9月2日 18時47分
「被告人、いいですか」。東京・池袋で2019年4月、暴走した車に母子がはねられて死亡した事故の裁判。東京地裁の下津健司裁判長は、飯塚幸三被告(90)に禁錮5年の実刑判決を言い終えると、異例の説諭を始めた。
「過失は明白。判決に納得できるなら被害者遺族に真摯に謝っていただきたい」
裁判長は、はっきりとした口調で言い切った。被害者や遺族が行方を見守る中、「認めて謝罪するところから実践していただきたい」と諭した。飯塚被告は車いすに座ったまま、じっと聞いていた。
事故では横断歩道を自転車で渡っていた松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=当時(3つ)=が死亡し、通行人ら男女9人が重軽傷を負った。
判決では「踏み間違いに気付かないままアクセルペダルを最大限まで踏み込み続けた」と認定。被告の態度についても厳しく指摘した。
判決理由で、裁判長は「被告人が本件事故に真摯に向き合っていないこともあり、遺族らは一様に被告人に対する峻烈(しゅんれつ)な処罰感情を有している」と語った。
法廷で「申し訳なく思っている」などと謝罪の言葉は口にしていた飯塚被告。
判決では、「アクセルとブレーキを踏み間違えた記憶は全くないと述べ、自らの過失を否定する態度に終始している」「事故に真摯に向き合い、自分の過失に対する深い反省の念を有しているとはいえない」とも指摘していた。
裁判長の言葉を聞いた飯塚被告は、最後にゆっくりとうなずいた。弁護人に車いすを押され、うつむいたまま退廷した。
何度かこの日記でも書いたのですが、日本では原則としては犯罪には犯意を必要とし、過失は本来犯罪とはされません。ただし、特別の規定がある場合、例外的にこれを犯罪とします。(刑法38条)
今回は自動車運転処罰法の特別の規定に基づき、過失が犯罪として裁かれたわけですが、当然刑法犯として裁かれるというのであれば憲法38条に基づき何人も、自己に不利益な供述を強要されない
ことになります。被告は法廷で過失そのものが無かったと争っていたわけですから、当然過失の否定は被告人の権利として認められなければなりません。(過失を認めると被告人の不利益になるんだから)
裁判所が証拠と証言に基づいて事実を認定することは、これはこれで裁判所の職務です。法の特別の規定によって過失を刑法犯として裁くのもまた職責でしょう。しかし、そうであるならば、被告人の自己弁護の権利を侵してはいけない筈で、「事故に真摯に向き合っているとは言えない」などの言説は、被告人の法廷戦術を否定することになりかねません。
もちろん、事故の調査は行われ、原因の究明と再発の防止は行われて欲しいのですが、刑事司法という枠組みは、これとあまり相性がよくありません。当然刑事罰を受ける可能性があるとなれば、黙秘権を始めとした権利を縦横に駆使し、少しでも刑を軽くする権利が被告人には生じるわけで、その結果原因の究明が妨げられようとも、それを禁止することはできません。この点について、法制度の改善が必要だと、私などが主張しているところです。
ですが、現行制度は現行制度なので、事故が刑事司法に持ち込まれることはこれを阻止することができません。であるならば、当然被告人には刑事司法の中で取りうる手段を取る権利があります。にもかかわらず、裁判官が事実認定を争っている過失事案そのものにおいて被告の弁護行動を非難するというのは、正直言って行き過ぎであると思います。
そしてそれを招いているのが、処罰感情に任せた過失の刑事事件化なのではないかと心配するところです。
首相が総裁選不出馬とのことで、俄にざわめき出した週末。
なんというか、当初から党内基盤の弱さは指摘されていたところですが、結果として思い切った手を打てないまま状況に流されるばかりで、このコロナ禍を生き残ることが出来なかった、って感じですかね。
目覚まし時計としてカシオのTQ-720Jを使ってるんだけど、最近ベル(アラーム)が鳴らなくて困ってた。電池切れかと思ったんだけど、チェッカで見る限りは電池残量はグリーン。
はてさて、これはベルを叩くハンマーの駆動系が壊れたか……?と思ってあれこれいじっていたら鳴るようになったので、接触不良だったのか? それはそれで鳴ったり鳴らなかったりすると困るんだけどなぁ……。
ともあれ、鳴るようにはなったので一旦様子見とする。
ただ、この時計は電波時計で、電池を入れ替えた途端に電波受信モードに入って時刻が0時0分で固定されてしまうのだよねぇ。無事電波を受信したら自動で現在時刻に合わさる……んだけど、受信できない場合15分近く止まったままになってしまうという。その間強制的に受信を止める方法も、手動で時刻合わせする方法もないときた。
もうちょっとどうにかならないのか。
パラリンピックも全日程終了だそうで……。
いやはや、会場の外は無茶苦茶な状況でしたが、多少は落ち着いてきたのでしょうか。東京の実効再生算数も少し前から1を下回るようになり、ようやく鎮火の兆しが見え始めたといったところ。
しかし、医療崩壊を起こして在宅療養中の死者を出してしまったことは痛恨事で、内閣支持率はだだ下がり、遂には首相交代という流れに。
非常に高く付いたオリンピック・パラリンピックでしたな。
TBSのドキュメンタリー解放区で放送された「10万年後からの警告 ~高レベル放射性廃棄物の行方~」なんだけど、観始めてすぐに「これ、観たことあるぞ……?」と。
でHDDレコーダの中を漁ったら、BS-TBSのドキュメントJで放送された「♯145 ネアンデルタール人は核の夢を見るか ~高レベル放射性廃棄物の行方」と同じものっぽい。元は北海道放送の制作。
まあなんというか、政治性・党派性でコチコチになった番組で観るのが辛いやつだったので、途中で気づいて良かったと言うべきか……。いやまあ、反対派の人は意気上がる内容だと思うんですが。
「トヨタ、全固体電池は特性を考えハイブリッド車から導入へ 2020年代前半に量産車投入で、電池関連の総投資額は1.5兆円」とかいう記事があった。
実はトヨタは全固体リチウムイオン電池の開発ではかなりの論文・特許数を誇っていて、恐らくこれを次世代モビリティ用バッテリの本命と見ているのだろう、という観測は以前からされていました。そんでいよいよ実験車に載せて公道を走るところまで来た、と。
しかし、寿命が短いという課題が見つかったというのは……。意外と言えば意外な課題ですね。全固体にすれば耐久性は上がるものだとばかり思っていたので。それだけ既存のリチウムイオン二次電池の耐久性能が高いのかも知れません。
一方で液体電解質を使うリチウムイオン電池が本質的に危険であることは論を俟たぬところでして、最近でもGMのシボレー・ボルトが電池を起因とする大規模リコールが進行中であることもよく知られているところです。
このようなことからも全固体リチウムイオン電池の実用化は多方面から期待されているところですので、是非とも実用化まで漕ぎ着けて欲しいものです。
朝日に「どうなるキラキラネーム 読み仮名の戸籍記載、法制化へ」という記事があったわけですが、個人的にはあまり気が進まない方向。
現行の制度では、戸籍の氏名欄に書かれた文字列が氏名であり、それがどのように発音されるかについては、原則として規制がありません。日本人の氏名は文字列からは正確な読みを確定することができず、その多様さには定評があります。また本家分家で漢字は同じながら読みを変えたり、逆に読みは同じで漢字を変えたりといったことも歴史的には広く見られます。
人名を含む固有名詞の読みが難しいことは吉田兼好の徒然草にも言及があるほど歴史的なもので今更多少の解決を図ったところで焼け石に水という気がしなくもありません。そもそも日本人は歴史的に見れば人生の節目節目で改名するのが普通だったので、一生をほぼ一つの名で過ごすようになって150年程しか経っていません。
DQNネームについては色々な意見があるわけですが、根底にあるのは知能不足なので、法で規制してもどうにかなる問題ではありません。そしてさらにDQNネームから改名を求めるときに、通名の使用実績が求められる現在では、漢字は同じままで読みを穏当なものにする、という方法が便宜的に良く用いられます。読みを法で確定すると、これができなくなりむしろ不便を強いる面がでるでしょう。
不正防止については、そもそも絶対的に重複を排除できない戸籍の文字列に頼るのが問題で、実際に同姓同名の取り違えなどが行政で発生している以上、今後はマイナンバーなどの固有番号で人定を行うようにするのが正道であると考えます。
こういった希望が生じるのは分かるのですが、むしろマイナンバーを識別子として、氏名は今よりも自由に変えられるようにする方が、全体としては利便性が増すのではないかと思います。
ビデオレコーダに録画をセットした憶えのない番組が録画されていて、一体なんだろう……?と思って視聴してみたら、坂村先生出演番組だった(笑)。
TVerに配信があったのでリンク。「世界の何だコレ!?ミステリー 忠犬ハチ公“感動物語”に隠された壮絶秘話」
普段民放のバラエティ番組なんて観ない人間なんで、現在のバラエティ番組というものと接近遭遇したわけだけど、このスタジオパートの芸能人って何のために存在しているんですかね……?
AEON系のミニスーパー“まいばすけっと”には無人セルフレジがあるんですが、いつも空いてるんですよね。楽なのでよく使わせて貰っていて、レジの順番の列を横目にセルフレジに直行するですが、どのくらいの使用率なんでしょうね。
もちろん慣れは必要なんでしょうけど、昨今の状況を考えると人と対面せずに処理できるのは安全面でも有利だと思うのですが、積極的な誘導はしていないのかな。個人的な感想では、決して難しい操作ではないと思うんだけども……。
そういえばファミマも結構早い段階からセルフレジを導入していますが、飲み物一つとかだとアレが本当に楽ですね。
昨日からコルヒチンを服用してて、副作用で下痢になって一日ぶっ倒れていた……。
一旦服用停止。(下痢が治まったらまた服用)
そういえば少し前に「アップル、Arm技術と競合する「RISC-V」のプログラマーを募集」とかいうニュースが話題になってました。
MacのCPUをIntel(x64)からARM(ARMv8)に切り替えたばかりなので、直様RISC-Vという話にはならないでしょうが、先日も奇天烈なニュースが世界を駆け巡ったところでもあり、将来を見据えた布石ですかねぇ。
ARM社の商売としてはARMのISAを売りにしているというよりは、Cortexなどの自社設計したマイクロプロセッサのIPを販売し、他社のIPと組合せた実装を方々で作って貰うという形態ですが、Appleはその点既存の設計を用いずプロセッサを自社設計しているので、ISAに拘る必然性が薄いと言えば薄いのですよね。
またOSとしてのMacOS(やiOS等のApple社のOS)で使っている実行プログラム形式であるMach-Oは複数のCPU向けのバイナリを一つのファイルに纏めることができる(ファット・バイナリ)ため、異種プロセッサが混じっていてもプログラム配布に制約が少ない(全くないわけではない)という特徴があったりするわけで、それもあって過去に何度もCPUアーキテクチャの乗り換えを実現しています。
というわけでAppleがARMに支払うライセンス料を惜しんでCPUアーキテクチャを乗り換えるという可能性はないでもないわけですが、一方でそのためのハードルはまだまだ高い(RISC-Vそのものが成熟しているとは言い難い)わけで、十年後とかを見据えてるのかなぁ、という感じです。
これによってRISC-V界隈が賑わう方が、現時点での効能として大きいかも知れません。
先日Firefox ESRに導入したLeptonがBuggyでちょっと困っていたので、自分でやるか!とuserChrome.cssを弄り始めたところで新バージョンが来てバグが解消された(苦笑)。
まあ、勉強したことは無駄にはならんだろう。
巡航ミサイルは翼が付いててジェットエンジンで飛ぶ、言ってしまえば無人航空機の一種なので、これを開発し得る能力があることが一つ驚異ですわな。ドローン技術も転用できますし(技術史的には逆ですが)。
一般的に核弾頭を搭載し半数必中界が数百メートルからキロメートルオーダーになる弾道ミサイルとは異なり、巡航ミサイルは低空を低速で飛ぶため命中精度を高く出来るという特徴があるのですが、逆を言えばきちんと誘導しようとすると下準備(目標選定や経路設定など)が必要です。
また低速・低空を飛行機のように飛ぶことから距離が長いと途中で発見され、迎撃されることも結構あって、被探知性を下げるのが難しかったりします。んで、ジェットエンジンやら誘導装置やらが価格を押し上げる傾向にあり、こんなものを釣瓶撃ちにできる国は限られることになるわけです。
ただ、北朝鮮の場合極めて近い距離に仮想敵の首都があるので、使い方によってはかなりの奇襲効果が見込めるのではないですかね。近年韓国では国内防諜体制が弱体化しているところであり、今回の発射の兆候も摑めていなかったらしく、奇襲を受けると甚大な被害を受けそうな雰囲気です。
日本としても備えなければいけない脅威がまた一つ増えて頭の痛いところです。
6月に報じられたエルサルバドルのビットコイン法定通貨化、実施に移されたらしいが、混乱している模様。ビットコインを米ドルに換金しようとする人が多いとかなんとか。
まあ、そりゃそうだろうなぁ……。価値が安定しないんだもの。
法定通貨と言うからにはエルサルバドルはビットコインで徴税を行い、予算編成もビットコインで行うことになるわけですが、こんな価値が不安定だったら、先の見通しなんて立たないんじゃないですかね。
ただまあ、“世紀の実験”だと思って外野から興味深く観察したいとは思います。エルサルバドル国民はたまったもんじゃないでしょうが……。
オーストラリアが2016年に導入を決定した新型潜水艦アタック級ですが、計画がキャンセルされることになったと報道。米英から原子力潜水艦導入の支援を受ける、と。
しかし……豪州は原子力動力は不可だったんじゃなかったのか? だからわざわざシュフラン級を通常動力に改造したのに……。対中国包囲網構築を考えると、四の五の言ってられないということなのか。500億豪ドル規模の契約を打ち切られた仏は怒り心頭のご様子。もしあのとき選ばれたのが日本のそうりゅう型改とかだったら、これ喰らってたの日本だったかも知れないと思うと、ぞっとしませんな。
かくして豪州のコリンズ級後継艦計画はまたしても白紙に戻り、混沌の歴史にまた1ページが加わったのでありました。
それにしてもコリンズ級後継艦の話が持ち上がったのが2000年代後半で、すったもんだの果てに曲がりなりにも決まったのが2016年。その後もあれやこれやの話が拗れて計画が遅延して2023起工とか完成は2030年代とか言われておりまして、その間日本はそうりゅう型からたいげい型へ更新が進み、下手をするとその次の新型が出ていそうな勢い。
拗れた原因は豪州がASCでの国内生産に拘ったせいなんですが、ここに充分な技術力があるならともかく、そもそもコリンズ級をマトモに作れなかった造船所ですからねぇ……。
今回も技術供与という話なんですが、米のバージニア級か英のアスチュート級をそのまま買った方が早いし廉いんじゃないですかね。もっとも、どちらもコリンズ級の倍以上のサイズだけに、運用できるのかどうかが問題になりそうですが……。
颱風が接近してくるという予報を聞いて、買い出しに出かける。
そういえばカップヌードルの怪しげな新商品、もう発売されているはずなんだけど、どこで売ってるんだろうか。どうせ買うなら、こういう時こそ挑戦しないとと思うわけなんだが、近所では見当たらず。
いと悔し。
首都圏情報ネタドリ!を見てたら、COVID-19の第5波が収束しつつあるものの、それでも第4波のピーク時並みの陽性者と報じていて、完全に感覚狂っちゃったなぁ、と。東京都の自宅療養も6千人以上とかで、調整中も1,500人くらい。
第5波ピーク時よりはマシになってるんだろうけど、状況は決して楽観できる状態ではないですね。
それでもワクチン接種が進んで高齢者の重症者が減っているのは幸いなんだろう。もっと早く、ワクチンが行き届けばもう少し状況は良くなるだろうか。
とうとう国家機関を経ずに民間人だけで軌道へ行ける時代になったんだなぁ。
先日のNHK「歴史探偵」の「大江戸SDGs」について、なんかヤバそうな内容だなぁと思っていたのだが、やはり悪影響もあったらしく。
江戸時代の日本の人口は大凡3,000万と言われていて、明治5年の壬申戸籍が3,311万人ということなので、まあ大体そんなものであろうと思われます。現在の日本の人口が1億2530万人ですから、雑に1/4くらいですかね。その上で、経済的にはほぼ国内で閉じていた(自由貿易ではなく管理貿易体制だった)ことから、民生の必需品が不足したからと言って輸入することも、余ったからと言って輸出することもできませんでした。物流については内航船舶が主体で、現在のようなJITなんか想像の果てです。空気から窒素肥料を合成することも出来なかった時代。
そういう環境であったことを前提として観る番組ですよ、あれは。
江戸市民の糞尿が堆肥として買われていたことは事実ですが、現在の1千万都民のウンコを肥料にしても使う人はいないわけですよ。ちなみに堆肥を使わなくなって寄生虫が減ったなんて因果があったりとか。
そも1.2億人の腹を満たすのに現在の日本の国土は完全に足りていないわけで、SDGsと訴えても江戸時代のようにはいかないわけです。エネルギーに関しては何をか言わんや。遠く中東から毎日タンカーで運んでくる以外に方法はありません。国内で満たそうとすれば山林が全て禿山になること請け合いです。
純粋に数が多い、規模が大きいということは、それだけで問題の解決を困難にするのですよね。
「塗るだけで表面が冷える? 世界一白い塗料がギネス記録に 太陽光の98.1%を反射」と、ホンマかいな?的な記事が。
確かに太陽光による熱移入がほぼゼロになれば、あとは放熱によって外気温と同じ温度になる、ってことなんだろうけど、本当にそんな上手くいくんかいな?
小屋でも作ってテストしてみて欲しい案件。
しかし「白」って言ってるけど、これ眩いばかりの白なんで、建物の外壁とかに塗ったらエラいことになりそう。屋根でも、飛行機から見たらキラキラ光って見えるだろうし。
果たしてどんな未来が待ち受けているのやら。
なんか日中凄く暑かったけど、30℃近かったらしい。道理で汗だくになってた筈だ。
って、明日は30℃超えの予報。
金曜日まで30℃超えの予報ですか……。
「EU、スマホ充電器を「USBタイプC」に統一へ…アップルの「ライトニング」端子を排除」とかいう愉快なニュースが流れていたんですが、どこまでマジなんですかね?(いや100%マジだろうけど)
独自端子を推進するAppleを狙い撃ちにした規制……と言いたいところなんだけど、Micro USB端子のスマホってまだ残ってないのだろうか?
あと、今後USB Type-Cの次の規格、あるいは全く別の汎用接続規格が登場したときに、その普及を妨げるという面も無きにしも非ずなわけで、「USB Type-C」と決め打ちするのもどうなんだろうねぇ。
実のところType-C端子はAppleが主導して策定したという経緯があって、その発言力が大きかったのは表裏のない端子の利便性がLightning端子の先行によって市場で受け容れられていたから、という因果関係があったりします。LightningはType-Cの生みの親だったりするんですな。
まあ、EUは自分とこで作ってるわけじゃないから、そんなことどうでも良いのかも知れないけれども……せいぜい「オープンな規格の端子を用いる」くらいにしとかないと不味いような気がする。
暗号通貨が法定通貨になる国がある一方、中国では厳しい取り締まりの対象になる、と。
暗号通貨への対応は国ごとにかなり違うところですが……ちなみに日本は「暗号資産」としていわば金融商品の扱いですね。実際の扱いも、投機対象と言ったところで、積極的にこれを通貨として使おうという風潮は見当たりません。一方で厳しく取り締まろうという意思も見えません。良くも悪くも“適当に”対応しているという印象です。
建前論はともかくとして、何故中国ではこれ程までにマイニングが盛んで、一方で国が規制を強めねばならないのかは、気になるところです。
8月30日のみずほ銀行のトラブルについて日経の「動かないコンピュータ」に記事が出ていて、あるあるだなぁ的な。
業務チャネル統合基盤のデータベースサーバのディスク装置が故障したのが直接的な原因とあるけど、その先だよね。この業務チャネル統合基盤DBサーバは稼働系と待機系に二重化されていて、それが更に多摩データセンタ(正)と千葉データセンタ(予備)で二重化されていた。問題が起きたのは正DCの稼働系のディスク装置、と。
でミラーリングされていたということはRAID 1構成だったご様子で、ディスクの障害検知と同時にミラーに切り替わり、更にホットスタンバイのスペアディスクへのミラーリングが始まった。ここまでは順調。
しかしスペアディスクへのミラーリング中にミラーディスクにも障害が発生した辺りからピタゴラスイッチに。
でもこれあるあるなんだよなぁ。
故障したディスクと同一メーカ同一ロットのディスクは似たようなタイミングで壊れることがしばしば見られる(それでなくてもRAID再構築中は負荷が大きくなる)ので、昔は製造ロットをずらせ、とよく言われたもの。
ともあれこれで正稼働系が死んでしまい、正待機系への切り替えが起きなければいけなかったのですが、これがまた失敗。これもあるあるというか正稼働系の死に方次第なんですが、正待機系のデータの正常性が確認できなくなって待機系が先に使用禁止になってしまったのではないかと。
かくして正待機系を動かすためには正稼働系を先に復旧させないといけないけど正稼働系はディスク障害で動かないというバケツの穴みたいな話に。
この時点で多摩DCを諦めて千葉DCへの切り替えを決断していればよかったのですが、千葉DCから多摩DCへの業務戻しに1ヶ月かかる(つまり1ヶ月は千葉DCの予備系で業務をしないといけない)上に千葉DCの予備系は最後の砦なのでバックアップがないという土壇場状態。
かくして判断に時間が浪費されていって結局業務開始に間に合わなくなった、と。
なんというか、難しい問題ではあるのですが……たら、れば、で言うと、最初のディスク障害が発生した段階で、正稼働系と正待機系を入れ替えて再構築中の正稼働系を待機に回していれば……とか、もっと早くに予備系への切り替えを決断していれば……とか、色々ありますわな。
多摩DCと千葉DCの関係も気になるところで、この記事だとどうも千葉での運用を日常的にはテストしてなかったようなんですよね。例えば東海道・山陽新幹線には総合司令所が東京と大阪にあって、時々大阪で運用を行っていたりします。緊急時対応は訓練しないと身につかないものであるのは当然とも言え、こういった訓練を定期的に行っていたかが問われそうですが、みすほは……やってなかったんだろうなぁ。
科博に友の会会員の更新手続きに行きたいのだけれど、入館が予約制になっていて困る。いや、窓口にしか用がないんだけど、それでも予約しないといけないらしい。
どうせなら一日観覧してきた方が良いのか、これ?
横綱白鵬引退かー。
白鵬が大横綱であったことは否定できないことですが、その在位期間には大相撲の横綱制度を考えさせられる出来事が多かった気がします。
超個人的には、レーティング制度(イロ・レーティングやグリコ・レーティング)を導入して力士の力を数値化し、番付と連動させることを提案します。
そして番付としての横綱を廃止し、大大関の称号としての横綱へと戻し、一定レートを一定期間維持した力士に与えるように変えれば良いと思います。
というかレーティングについては、NHK辺り率先してやれば良いと思いますね。そうすれば、明確に見えてくるものがあります。昇格条件を偶然満たしたのか、実力で満たしたのか、とかね。
結局予約取って科博へ行ってきた。
窓口でサクッと手続をして、さて、そのまま帰るのもやはり芸がない。と思って通常展を見たら日本館企画展示室で加速器の企画展をやってたので、観覧。
すると第2会場が地球館地下3Fでやっているというので移動。
すると地球館2FでJAMSTECの展示をやっているというので移動。
なお、移動の合間に通常展を眺めるという常識的行動を取ったため、大変時間がかかった。
自民党の新総裁は岸田さんか。外交畑という印象が強かったんですが、Wikipediaによると元々は商工族だったらしい。
以前は経済政策は緊縮志向な感じが強かったんですが、総裁選では財政支出を訴えていたのでブレーンが囁いたものかと。あとはきちんと実行できれば、と言ったところでしょうか。ただ文教政策ではあまり期待できそうにないのが玉に瑕かな……。
まあ、四人の中では一番穏当な候補でしたので、次の選挙で負けなければ、ってところですかね。
「YouTube、ワクチン全般の誤情報禁止 著名チャンネルも停止」とかいうニュースが飛び込んできた。
うーん……。
YouTubeはCGMサービスを提供するインフラ企業であって、そこで配信されるコンテンツに一義的に責任を追う者ではないと思うのですよね。飽くまで責任を負うべきはコンテンツの制作者。
電話会社はその電話回線で何がなされていようとも(例えば犯罪の打ち合わせが行われていようとも)責任を負いません。同様に、YouTubeも自身が番組を作っているのでなければ、その内容には原則関知しない、というのが責任分限ではないかと。
勿論、法に抵触するとか、裁判所から命令が出たとかいうなら仕方ないと思いますが。
飽くまで責任はコンテンツの製作者にあるという原則を守らないと、このようにYouTubeが一体なんの権原に基づいているかわからない力で情報を統制することになってしまいます。
今回のSARS-CoV-2ワクチンに関しては、反ワクチン運動はまず間違いなくデマですが、しかし例えばシノファーム製ワクチンについては効果に疑問が持たれていますし、ロシアのワクチンもアデノウイルスの複製欠陥が充分ではないという指摘があります。日本で使用しているファイザー、モデルナ両社製ワクチンに異物混入が見つかったことも記憶に新しいところです。こういった問題を指摘する行為は、反ワクチンと紙一重のところにあります。
これが全てのワクチンに広げられると、過去に実際に薬害が起きたことも事実としてあるため、いよいよ話は難しくなってきます。
そういった微妙な問題を、誰が、どのような基準で、どのような検討を経て決断したか、が不透明な状況に置かれ、なおかつ異議申し立て窓口もなければ第三者による裁定もないとなると、その影響力を考えると些か不穏な話になってきます。彼らがその力を恣意的に用いれば、どのような影響があるかわかったものではありません。
個人的にはかつての電話会社やISPのように、原則としてサービス提供会社は免責とした方が良い気がします。