予約していた本が届いたと図書館から連絡があったので取りに行った帰り道、いきなりゲリラ豪雨に降られてえらい目に遭う。服はずぶ濡れ。干しておいた洗濯物は洗い直し……。
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予約していた本が届いたと図書館から連絡があったので取りに行った帰り道、いきなりゲリラ豪雨に降られてえらい目に遭う。服はずぶ濡れ。干しておいた洗濯物は洗い直し……。
先月物議を醸した韓国発の超電導物質LK-99ですが、中国から追試に一部成功したなんて報告が入ってきて驚き。
ただ、確認されたのは反磁性だけで、超伝導性については検証されておらず、超伝導とは違う現象なのかも知れないとかいう話も飛び交っており、まだまだ先は長そう。
書こうと思って忘れてたんだけど、先月放送のBS1スペシャル「“死の荒野”にて〜テキサス 不法入国の現場〜」は、なかなか内容が捻転してて面白かった。
不法移民を厳しく取締り壁を作ったトランプ政権から、移民に寛容なバイデン政権に移行した結果、国境突破を試みる人が増大し、結果として砂漠で遭難して死亡する人や、ギャングに食い物にされてしまう人が増えているという、なんとも矛盾した話。
尤も、国境で死なないことは、本国で死なないことを意味しないけども。
この問題って結局のところ受け入れ側(米国)だけの問題じゃなくて、脱出側(中南米諸国)の問題が絡んでいるので、米国だけにフォーカスしてもしょうがないんだよね。そして近代の外交原則は内政干渉を否定するので、米国としても中南米諸国の内国問題に手がつけられないのだよねぇ。
難民輩出国の内政をどうにかしないといけないんだけど、そういう国は百年以上に亘ってどうにもならなかった歴史があるのでなぁ……。
引越の手続きのために少し出歩いたんだけど、昼日中に出歩く天候じゃないな……。
健康に害があるレベルの暑さというか。
最高気温もそうだけど、最低気温が27℃とか、ここはどこの国だ……。
外付けHDD(not NAS)のバックアップをば……と思ってFastCopyを走らせると……終了予定時間が20時間後とか言われる。
でもハードリンクやソフトリンクのコピーができるのってコイツくらいなんだよなぁ。
ソフトリンク(シンボリックリンクとジャンクション)なら後でスクリプト書いて一括で修正しても良いんだけど、ハードリンクばかりはそういうわけにもいかず。
あまりに時間がかかるようだったら、ZCopyでも使った方が良かったかなぁ。(FastCopyは速い一方でリソースも食うので)
Windows使ってるくせにハードリンクやジャンクションを多用するお前が悪いと言われればそこまでなんだけども。
買い物に出たらやけに人出が多いなと思ったら、土曜日だったか。
しかも結構な割合でノーマスク。
COVID-19感染者は定点観測データでも増え続けているので、第9波に入っているのは確実なんだけど、なんか危機感の無さが感じられる……。
広島原爆の日ということもあり、あれこれ特集番組が組まれたわけですが、NHKスペシャル「原子爆弾・秘録 〜謎の商人とウラン争奪戦〜」は、着目点は良かったけど制作側の能力が追っついてなかった、という感想。
目の付け所は良かったんだけどねぇ……。
NHK広島放送局の制作みたいだけど、ごくごく基本的な認識に齟齬があって、どうしたもんかね、これ。目の付け所が良かっただけに、非常に残念だったなぁ。
極端な話をすると、この人物がどういう行動を取ったにせよ、戦中戦後の原爆開発は進められただろうし、冷戦は起こったと思うけどね。キープレイヤーというよりはバイプレイヤーなんだよ、この人は。
結局のところ、人類は手にした技術を使わずにはいられない存在なのだよ……。
まあそれでもNNNドキュメント「伝承の期限 どうつなぐ?ヒロシマの記憶」よりは遙かにマシだったんだけども。NNNドキュメントの方は、もう箸にも棒にもかからないというか……。
国立科学博物館が財政逼迫の改善のためにクラウドファウンディングを開始し、9時間で目標額を達成した由。
私自身かはく友の会会員ですので、科博の危機とあらば寄付するのも吝かではないのですが、それはそれとして、本来国が十分な予算を付けるべき案件であって、このような形で寄付を募るのは緊急避難であるべきだろうと思います。
なにやら国の税収は過去最高らしいですが、税を取られた挙げ句寄付まで求められるというのは納得がいかないところがありますわな。
ぶっちゃけると、商品貨幣論で回っている日本政府の財政制度の問題なのですが、いい加減金本位制が終焉して半世紀になりますので、信用貨幣論に基づいた財政法が必要なのですが、どこから手を付けたら良いか分からないレベルの問題なのですよねぇ……。
立秋。
秋ってなんだったっけ?(茫)
昨日のNHKスペシャル「発見 昭和天皇御進講メモ〜戦時下 知られざる外交戦〜」は小林亮夫・岡田亨ペアの番組だろうなぁと思って見てたらやっぱりそうだった。
シリーズ3作目ってことかな?
戦前・戦中を通じて宮内省御用掛として昭和天皇に外交関係を進講していた松田道一の遺したメモを基に、天皇がどのように外交関係を理解していたかを追っていたわけですが、これほどまでに不正確で的を外した情報を基にしてたら、判断を誤るのは当然だろうと思いましたね。
もちろん、番組を見る側の知識は戦後3四半世紀が過ぎて色々な情報開示があった上での知識で、当時渦中にいた松田が得ることのできた情報とは質・量ともに著しく差があることは確かですが、それにしても松田の情勢判断が酷い。
番組の最後に一橋大学の吉田裕名誉教授が「精査されない情報が集まってきている」「自分の期待に即して情勢を判断をしている」「現実と願望が取り違えられている」と散々な論評をしているのが全てを表しているのではないかと。
ただまあ、外務省には戦前も戦後も情報機関がないの、どうにかしないといけない案件ではあるのだよな。
とは言え日本の場合、戦前の陸海軍のように、情報機関は正常に機能しているのに情勢判断に全く寄与できなかったなんて話もあり、組織機構の問題じゃないところがあるんだよなぁ。
長崎原爆の日だったけど、あんまり原爆関係で良いドキュメンタリの放送はなかったなぁ。
式典の方も颱風の影響で中止だったようなので、静かに思いを致すのには良い環境だったのかも。
特に民放は、ドキュメンタリの作り方を考えないといけない時期に来てると思うんだよね……。
そういえば原爆ではありませんが、幣原喜重郎を採り上げた歴史番組があったのですが、やはり政府の統制下にない軍事組織は作っちゃいけないな、と痛感しますね。
どこの国とは申しませんが、政府の言うことを聞かない軍事組織が外交を滅茶苦茶にしている例は現代でもありますので、これこそは国家の制度上最も避けるべき点ではないかと思う次第。
九州西岸沖を通った颱風6号が朝鮮半島を縦断しているそうで、何でも観測史上初のことらしく。
韓国は下水インフラが日本に比べると貧弱な上に半地下式の住宅も多いので、かなり酷いことになるんじゃないかなぁ……。
そういえばフランスのニュースで、近年の気候変動で風力発電風車の倒壊が相次いでいるそうで、まあ欧州製の風車と言えば沖縄に立てたら颱風で全滅したことのある実績があるわけですが、これまで比較的気候が安定していた地域でも、激しい気象による影響が出始めているのかな。
良いことではないのでしょうが、日本が経験してきたことが活かせる面もあるかも知れず。
先月来話題になっている韓国発の常温常圧超伝導物質LK-99ですが、結局どうやら超伝導体ではなく、これまでにない磁石だろうというところで結論になりそうですね。
もちろん、これまで知られていない材料から作られた磁石ということで、それだけでも大層な発見ではあるのですが。
今回は査読なしのプレプリント投稿から始まったこともあり、世界的な動きが賑やかで見てて面白かったところはありますね。
ただまあ、この手の話題の場合どうしても関連企業の株が買われたり売られたりという投機的な動きが附隨するため、株価操作のためにやらかした疑いとか出て来かねないわけですが、どうも韓国の研究者たちが既に仲間割れを始めているようで……。
どうしてそうなるかなぁ。
「“中古車など輸出禁止”日本の措置 ウラジオストクで懸念拡大」とかなんとか。
富山県はロシアへの中古車輸出の一大拠点なので、地元経済への影響も深刻だろうなぁ。
ロシア側としては輸入元が日本から中国に変わることになってどのくらいの影響があるものか。
ちなみにロシアからの木材の輸入が途絶えたために名産品「鱒寿司」のわっぱが作れなくなったという問題も起こっていて、最近は一部プラスチック製容器も出始めていたりと、地元経済への影響は小さくないのですよね。
そう簡単に元に戻ったりはしないだろうなぁ、これは……。
うっかり天気を鑑みずに洗濯機を回しちゃって……。
颱風接近中なんだった。
予報を見ると明日も雨かー。エアコンの除湿とサーキュレータでどこまで乾くかなぁ。
NNNドキュメント「でくのぼう ~戦争とPTSD~」は、以前NHKで放送されたネタの民放版。
内容的にはあまり生産的ではなかったんだけども、地元の関係者を探し出したりと、地方局制作の番組としては頑張ってたなぁ的な。
戦争は悲惨だと伝えたい気持ちは分かるんですけど、じゃあ今否応なく戦ってる人たちに対して何ができるのか、みたいな視点が欲しかった。求め過ぎだとも分かってるんだけれども。
ここでちょっと不思議だったのは、NHKの方で、「目撃!にっぽん」の過去放送分の紹介に、件の「ずっと父が嫌いだった~家族が向き合う戦争の傷痕~」が記載されていないことなんですよね。
YouTubeには予告も残ってるのに……。
新しい時計を買った。
CASIOのWAVE CEPTORの安いやつ。WVA-M630D-2A2JF。
癌で入院・手術してからというもの、アクティビティが下がったせいで、これまでの自動巻きの時計(SEIKO SNZ389K1)が度々止まるようになってしまって、どうしようかと悩んでいた。
入院前に買ったチープカシオは悪くないんだけど、蓄光塗料もライトもナシというチープっぷりから常用にはキツいところがあり、予備のCitizen BM8180は自転車で転倒した時にアスファルトで擦ってしまって風防に瑕が入っちゃったのよね。
んで、SNZ389K1に代わるメインの腕時計になりそうなのをずっと探していた。最初カシオのWVA-M640Dを見つけたんだけど、これベルトの取付部がカシオの独自仕様で、ユーザが自由に交換できないようになっていたので、論外だなぁと思っていたんだけど、一つ前の630はベルトの取付部が通常のバネ棒になってることを知って、これなら良いか、と。
メタルバンドはこの季節だと熱をもってしんどいこともあり、バンドはファブリック系のものに替えるつもりだったので、バンドをユーザが自由に交換できない時計は選から漏れるんですよね、私の場合。
ブルーバックにホワイトで算用数字というのが好みなんですよ、実は。
体調不良で寝たり起きたりの一日。
NHKスペシャルの「新・ドキュメント太平洋戦争 1943 国家総力戦の真実 前編/後編」は毎年一年ずつ作ってる「新・ドキュメント太平洋戦争」シリーズの3年目なんだけど、なんだかなぁ……。毎年微妙感が増していくというか。
最近のドキュメンタリに多いんだけど、なんというか、当時の“日本”に対する理解が甘いというかおかしいというか。戦後の日本をそのまま戦前までスライドさせて、それが日本であったかのように錯誤してる感じがする。
実際には面積も違えば民族構成も違うし経済構造も違うわけでして、さらには「戦争」は1937年から始まっていたものを1941年から切り取っているので、現代史的な前提知識が豊富な人ならともかく、そうでない人には幻影を与えてしまいそうな……。
大凡、作り手側の歴史認識が番組に反映されているせいだと思うのですが、そうだとすると、今後の番組はより一層微妙になっていくんだろうなぁ……。
NHKスペシャル「Z世代と“戦争”」、全然期待しないで観たら思いの外良かった。
事前アンケートの設問設定などから見て、制作側は既存の平和番組の延長線上で作ってたと思われるんだけど、スタジオに集められたゲストの方はウクライナの件を見て考えが変わっていた。その食い違いが浮き彫りになったところを隠さなかったのが、良い番組に繫がったのではないかと思われる所。
過去のNHKなら強引に自分たちの思う方向へ議論を誘導しようとしたと思うんだよね。でもそれができないほどロシアによるウクライナ侵略は事実として重かったものかと。
どんなに非戦平和を訴えても、突然隣国を殴り始める国があるという現実の前では、「現実への対処」が優先されざるを得ない。
ただ残念だったのは、スタジオに集められた若者たちに「暴力装置」への理解が足りなかったことですかね。国際社会に警察のような司法権が必要だという意見が何度かあったのですが、その背景には暴力の正当な独占という命題があって、国際社会ではそれを実現できないという構造問題にまで思いが至っていないようだったのが、ちょっと残念だったところですかね。
引っ越しのための箱詰め作業をしていたら頭痛がしてきて、風邪でもあるまいに、なんて思ってたんだけど、あとでふと気づいてポカリスエット1ℓばかり飮んだら治った。
脱水気味だった模様なり。
うっかり撮りそびれてしまった16日放送のNHK「明鏡止水 武のKAMIWAZA」をNHKオンデマンドで視聴。
今回はタイ捨流、小野派一刀流、柳生新陰流、宝蔵院流槍術など、戦国時代から続く流派が中心で、江戸以来、あるいは近現代に始まった武術とは色々と違ったものが見れて良かったですね。
特に板の間を前提とする現代剣道とは異なる足運びは野戦剣術という印象がありますし、甲冑の存在を前提とする攻防なんかは戦国風だなぁと。
それにしても一刀流の「切落」は、分かっててもなにこれおかしい、みたいな感想になりますよね。あれ本当におかしいわ……。
眼鏡の蝶番が壊れたので眼鏡屋へ。
今では少なくなったバネ蝶番モデルなので大事にしているフレームなんだけど、逆を言えば徐々に修理が難しくなってるんだよねぇ。
ということで修理には1~2日かかると言われて眼鏡を預けて家に戻り、予備の眼鏡を探し出したり。こちらはチタンフレームの古いやつ。度は大体合ってるけど、乱視が入ってなかったんだよな、この頃は……。
なんて思ってたら眼鏡屋から電話がかかってきて、修理が終わったと……。
いやまあ、早く終る分には何の問題もないんですケドね。
道東で数年前から問題になっていた羆“OSO18”が駆除されたとのこと。
暫くしたらまたNHKで特集番組でも組んでくれるんじゃないかな。
それにしても個体の特定から4年かかりましたか。もう少し効率よく狩る方法を考えないといけないかも知れないわけですが、相手に広大な自然環境を生かしてハイド&スニークをされると厳しいですな。
銃を積んだドローンを飛ばすわけにもいきませんし。
でもなんかその辺の対策は考えておいた方が良いように思うのですよね。
このタイミングで、残していた最後のプリンタが不調を来す。紙送りがおかしくなって、まっすぐ紙が送られない……。
もうちょっと前だったら粗大ごみの手続きもできたのに……。確認したら、最短の回収日でも引っ越しの翌々日だった。
不用品回収業者なら引っ越しまでに引き取りに来てくれるかなぁ。
駄目なら郷里まで持っていってそこで廃棄かな。無駄なことこの上ないな。
朝からプリゴジンが飛行機事故で死んだとの報。
はあ……事故っすか……。
ロシアだなぁ。何も驚くべきところがないというかなんというか。
ワグネルどうなるんだろ。
窓の杜で「「Kindle for PC」が8年ぶりのメジャーアップデート、v2.0.0がリリース」という記事があって、はてどんなもんかね、とkindle for PCを立ち上げて、バージョンを確認したら2.0.0。
しかし記事に書かれていたような機能は何も実装されておらず、スクリーンショットとも画面が違う。
どうなってんだ……?
……とひとしきり悩んであれこれ調べた果てにわかったことは、うちのkindle for PCはバージョン2.0.0(70269)で、記事で紹介されていたのはバージョン2.0.0(70301)でビルドナンバーが異なるということだった。
これまでもAmazonのバージョン管理は謎だったけど、一体これはどういうことなんだろうかね……。
(内部ではビルド番号でのみ管理されていて、バージョン番号はテキトーに付けてるのではなかろうか)
じゃあバージョンアップしようかね、と思った所、バグがあるとの情報を拝見し、回避を決定する。ライブラリディレクトリを別ドライブに移してるんだよね(量が量なので)。
それにしても、こんなバグをどうして事前のテストで見つけられないものなのか……。
Windows 11のWindows Sandboxってデフォルト英語で立ち上がるのか……なぜホストOSの言語設定を引き継がないのか、非常に疑問だ。
調べると、あれこれやって日本語化するテクニックが紹介されているのだけれども、Sandboxって何も考えずにぱっと立ち上げてさっと使ってパっと消す、というインスタント&コンビニエンスな使い方をするものなので、あれこれ事前設定を捏ねくり回すのはコンセプトに反すると思うんだがな。
手間暇をかけるのであれば、普通に仮想環境構築すれば良いんであってな……。(初期状態でチェックポイント/スナップショットを作成して毎回そこまで戻って使うとか)
近年、Microsoftの中で日本及び日本語環境の地位低下が感じられているけど、これもその流れの中の一つなのかも知れず。
先日のNHK「英雄たちの選択」で大岡忠相を採り上げていましたが、内容にはとりあえず触れないで、大岡忠相の立身出世については番組中でもちょろっと触れられていましたが、この人、8代将軍徳川吉宗に見出されて旗本から大名にまで駆け上がったという立志伝中の人物です。
この異数の出世、大岡忠相が有能であったことは間違いないことなのですが、問題はこの後、大岡忠相が新たに起こした形になる大名家はぱっとしないまま幕末を迎えることになります。
江戸時代の身分制は原則として家単位なので、個人が優秀で立身出世すると、結果として家の格が上がってしまうのですが、優秀な人間が二代三代と続くことは稀なのですよね。
大岡忠相程極端な例ではなくても、日本で最初の暦を策定した渋川春海なども、安井家の碁打ちからスタートして最後は士分を得て髷を結うに至るわけですが、幕府天文方としての渋川家は直系が絶えて弟子を養子にして存続します。というか天文方の家は多くが優秀な弟子を養子に迎えて存続するか、あるいは断絶するかという結末を迎えているのですよね。
日本地図を作った伊能忠敬も武士になったために武家伊能家ができてしまったわけですが、実子の秀蔵は破門され、嫡孫となった忠誨も早逝と、伊能の測量術を伝える者はいなくなってしまったのですよね。
江戸時代の武家社会ではある程度実力による出世が行われたのですが、問題は「後が続かない」ことだったのですよね。個人の能力によって得られた報酬が家の単位で与えられてしまう、という構造問題が、江戸時代の制度では解決できなかったのですよね。
最終的にこの問題は、明治維新によって世襲制が廃されることによって解決したのでした。
明日東京の居宅を引き払うので、今日は段ボール箱に囲まれてる。
最後の最後にパソコンを片すつもりで周辺から少しずつ梱包を進めていたのだけれど、足の踏み場もなくなってくると、作業スペースにも事欠くのだよなぁ……。
あと、転出届はマイナンバーカード使ってやってみたんだけど、ちゃんとできたんだろうか些か心配だ。なお、転入は役所へ行かないといけないらしい。
まあ、実家から市役所近いから良いけど。
引っ越し当日。
午前中からエアコンの取り外しなどが行われて午後に本番。当初見通しでは16時前には終わる話で、実際最初は非常に順調に進んでいたのですが……なんと炎天下の作業に引越屋さん1名が脱落。
増える休憩、遅れる作業、過ぎる時間。
それでもなんとか16時50分には完了し、駆け足で管理事務所へ飛び込んだのが終業5分前。
ようよう搬出を終えて駅へ移動して電車に乗ればダイヤ乱れが発生しており、大宮に付いた時には新幹線の時刻の10分前であった。大宮駅の新幹線ホームを目指して歩いているだけで時間が過ぎる中、目についた売店に飛び込んで土産を買い、ホームに上がれば新幹線到着ジャストタイム。
新幹線のシートに座ったら、即寝落ちである。
かくして晩飯を摂りそびれた東京最終日であった。
本日は午前9時半から搬入開始。
搬入作業自体は順調に進んで昼前には終わった……のだけど、その後色々あった。
一応住居は離れみたいな実家と分かれた家屋で、実家には本などの貨物を、生活物資は新居へ搬入してもらうため、テープで色分けをしたのだけれども、テープの上から養生の巻きダンボールや毛布とかが巻かれたりしていたため、間違って搬入された荷物が多数。また、指示が不明瞭だったためか順序が逆になってしまった必要なものが奥に、さほど必要ないものが手前に積まれてしまったり……。
その後半日作業したけど、これ全部終わるの何ヶ月後だろうなぁ……。
筋肉痛で体が痛い。明日は市役所。
午前中に市役所へ出向いて転入の手続き。
引き続いてマイナンバーカードの設定。必死に覚えた長いパスワードが無事通って一安心(笑)。これで証明書が更新されて……利用開始は2日くらい後からと言われる。
とはいえ、認証を必要としない用途には使えるわけで、そのまま郵便局で通帳の住所変更も、警察署での運転免許証の書き換えも、マイナンバーカードを提示して済ませられた。特に警察は、これまでは本籍地が記載されている住民票が必要だったと思うので、これは進歩ではなかろうか。
なんか運転免許証は将来マイナンバーカードと統合するらしいけど……。(する必要ないよなぁ?)
その後もあれこれと住所変更手続きを続けるけど、あとは大体オンラインで済ませられた。
しかし国会図書館。以前引っ越したときは紙の申請書を郵送だったのに、この一年半でオンラインで住所変更手続きができるようになっていたとは。証明書の画像を添付しなきゃいけないのはあるけど……マイナポータルからできるようになったりしないかな。