哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2023年4月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2023年4月1日(土曜日)

なんかロシアが新たな「外交政策の概念」を承認したとか報じられていたわけですが、ロシアを独特な「国家文明」と宣言し、単なる国家ではなく、ユーラシアと太平洋地域の強国として特別な地位を確立すると主張した。国外のロシア人やロシア語を保護する立場にあるとした。とか正気とは思えない文言が並んでますな。プーチン大統領の妄想がそのまんま文章化されているというか……。

もちろんかつて19世紀の覇権主義全盛の時代はこのような考えが罷り通ったのですが、20世紀の第一次第二次世界大戦の反省から、現在では主権国家対等の原則が国連憲章に謳われているわけです。

ロシアはこれらの原則を不服とし、ロシアに特別な地位を与えよと言っているわけでして、どこをどう考えたらそういう要求が認められると思ったのか、不思議でなりません。

ただ、恐らくロシアはロシア帝国崩壊から第二次世界大戦は戦勝国となって世界の半分を支配した関係から、主に西側で進展したそれらの国際秩序に適応することができなかったんだろうなぁ、と思ったりしたわけです。

あー、そういえば我が国の隣にもいましたね。第二次世界大戦で一応戦勝国になっちゃって、その後国際社会から長らく分断されてた国が……。


2023年4月2日(日曜日)

明日から第4クールに入るので、今日のうちに食べたいものを食っとく。

1週間くらい使い物にならない人間になっちゃうのよねぇ。

ガリレオX、放送時間移転してたのか……。

来週リピート放送あるからなんとかなるけど、この時期あれこれ移動があってこういうことがしばしば起こるよね。


2023年4月3日(月曜日)

抗癌剤第4クール初日ということで、病院へ行ってオキサリプラチンを点滴。

点滴自体が3時間かかって、点滴前にGo/NoGo判断のために採血と血液検査するので全体で5時間かかるんだよね。

で、その間に読もうと思って買っておいたのが笹本祐一「星の航海者〈1〉 遠い旅人」。

星のパイロット」シリーズの世界を引き継いだ作品ということで、ニヤリとさせられる登場人物がちらほら。

「星のパイロット」から数百年が経過した未来。「ブルー・プラネット」で無人探査機が送り込まれたくじら座τ星系は既に人類の入植が始まって新たな社会が築かれていた。

そこへやってくる星からの使者〈銀河を渡る風〉。冷凍睡眠技術で恒星間開拓の初期から生き続けているメイア・シーンを、くじら座τ星系第5惑星ディープ・ブルーに住むジャーナリスト、ミランダ・カーペンターが出迎えるに当たり、過去の記録を調べていく……という筋書きで、恒星間航行の初期段階が色々語られます。

それにしても、フロリダに本社があるD社が世界初の宇宙コロニーを軌道テーマパークとして建設するとか、病院じゃ笑えなかったのが惜しいネタ。

他にもスウのファミリーネームがフェルナンデスになってたりとか。マリオは老人になってるのに遙かに年長の劉健が年齢不詳で出てくるとか。

笹本ファンなら読んで損なしの一冊ですね。

惜しむらくは、二人の主人公、メイア・シーンとミランダ・カーペンターが出会うまで話が進まずに1巻が終わったことですかね。続巻はいつでるのかねぇ。生きてる間に完結してほしいなぁ。


2023年4月4日(火曜日)

今日は案外と体調が良かったけど、前回もそうだったからなぁ。

前回は翌々日から体調が崩れた。今回はどうだろうか。


2023年4月5日(水曜日)

昼頃から体調が急降下。

やっぱりかー……。


2023年4月6日(木曜日)

「Suica」に新改札システム 運賃計算を改札機からサーバに移行 首都圏は23年夏ごろから」とかいうニュースが話題を呼んでいるそうで。(JR東プレスリリース

Suicaのドラスティックな改革ですなー。

Suica(を筆頭とする交通系ICカード)はカード自体に料金情報や改札の通過情報が記録され、各自動改札機で精算処理が行われるというリッチクライアントな分散処理体系になっていて、ネットワーク処理は夜間のバッチ処理(主に精算処理)に使われているという構造でした。なので、最悪ネットワークが落ちても入出場処理も料金授受も可能という、耐障害性の高いシステムとして高い評価を得てきました。

それを今般C/S型の中央処理に移行しようというのは、分散処理の限界がサービスの展開を阻む状況が看過し得なくなったということなんでしょうね。

既に一部で実験が始まっていますが、QRコード乗車券などは乗車券自体には何の機能も持たせられないので、全てをサーバ側で処理しないといけません。逆を言えばあらゆるサービスをサーバ側のプログラム次第で構築可能であるということでもあります。

JR東のプレスリリースを見ても、Suicaそのものというよりも、Suicaを用いた多様なサービスの展開のためには、現行の分散処理型では実現し得ないものがあるのでしょう。

実を言えば、えきねっと新幹線eチケットサービスなどは既にこのC/S型のシステムで運用されており、ICカード内には情報が保持されておらず、改札通過の際に中央サーバへ問い合わせる形になっています。

まあこの問題は、果たして朝のラッシュアワーなんぞでC/S型の処理が破綻しないか、ということろなんですが……。


2023年4月7日(金曜日)

宮古島で第8師団長を乗せた陸自のヘリが消息不明になっている

産経の記事の写真を見ると、ブレード破断が疑われる状況とか、なんたることか……。


2023年4月8日(土曜日)

今季からレギュラー番組化した「解体キングダム」の5日放送の第1回は中銀カプセルタワービルだった。

メタボリズム建築の代表作として建築の世界では知らない人はいない程の建築物ですが、残念ながら当初の新陳代謝は画餅に終わり、あえなく解体の日を迎えたわけです。

まあ考え方は斬新だったんでしょうがねぇ……。

モジュール化による着脱自在な設計って、建築に限らず色んな分野で出るんですが、どうも想定通りに上手く行ったものが少ない印象。やはり何か見落としがあるんでしょうね。

それはともかく、中銀カプセルタワービルの解体は、やはり思った以上に難しく、当初の「交換可能なモジュール」という考え方が上手く機能しなかっただろうことを思わせました。固着してて溶断とかしてたもんな。

しかし最後の方で、モジュールを取り付けた時に使っていた吊り環のナット穴がまだ使えることが判明し、そちらを使って解体がスムーズに進んだとか、そこだけは当初機能が活きたんだなぁとか感慨深かった。

昭和の名建築の最後でした。


2023年4月9日(日曜日)

統一地方選挙前半戦。当地では県議選だったのですが、当選挙区は定数2に対して3人が立候補。年長議員の引退に伴う後釜戦だったので、大変煩かった。

まあ、市を割ってのギスギスした選挙とかじゃなかったからまだマシだったけどな。

住民票はまだ東京に残しているので、こちらの選挙は関係なし。来週は東京へ行って不在者投票を行う予定……。


2023年4月10日(月曜日)

国賓として中国を訪問していたマクロン仏大統領、何を吹き込まれたのか「欧州は台湾問題で米中に追従すべきでない」とか言い出す。

まあウクライナ問題で手一杯で台湾まで手を広げる余裕がないって話かも知れないけど、中国大喜びだろ、これ。

中国にとっては台湾有事の際に西側諸国が結託してウクライナ並みの支援を行われる可能性が頭痛の種だったわけで、ここでフランス(と欧州)が距離を取ってくれれば、当面米国だけを見ていれば良い。そして中国周辺の狭い範囲であれば、局所的優位を作れるだけの戦力はある。

フランスとしては局外にいてエスカレーションを仲裁する役割を演じたいところなんだろうけど、ノルマンディー・プロセスと呼ばれた宇露仲裁プロセスがどういう結末を辿ったか、憶えてないんだろうかね?


2023年4月11日(火曜日)

全国で最高の気温だと……。

県内各地でことし初めての夏日 魚津市で28.1度 全国1位

こんなん、健康な人間でもヘバってしまうやろ。


2023年4月12日(水曜日)

ドコモの設定でどうしても認証が通らないところがあって問い合わせた結果、ドコモ回線使用中のスマホ・タブレットからしか設定ができない(ガラケー、ガラホ、PC等は不可)という回答を得て、一体何を考えてサービス構築しとるんかと小一時間説教したい気分。

自分らが売ってる商品の設定が、売ってる商品からできないとか、頭が湧いてるんじゃないか。

まあそれだけスマホが一般化したということなんだろうけど、本当に“それがないと生きていけない”社会になりつつあるよね……。


2023年4月13日(木曜日)

久しぶりに外食したら、自分の味覚が大分鈍ってることに気付かされた。

醤油やソース、辛子なんかの味が、かなり弱く感じる。酸味は大丈夫っぽいんだがな……。

これも副作用なんだろうなぁ。


2023年4月14日(金曜日)

先日放送されたBS世界のドキュメンタリーイノベーションの秘密 “半導体業界の覇者” ASML社」は、素人さん向けの企業紹介番組といった様相だった。

もっと技術的な内容が見れると思ってただけに些かならず期待外れだった。

“3年前に突如有名になった”みたいな言い方はなぁ……。ASMLってもっと前から業界では有名な会社だったし、一時は不可能とまで言われたEUVLを実現させたことで業界一人勝ちになったんだからEUVLについてもっと詳しく掘り下げて欲しかった。

難しいんだろうけども。

そんでもう一本「中国-アメリカ “新たな冷戦”を読み解く」の方は、制作がフランスの会社だったので、“フランスの見方”を読み取るのに良い教材、という感じだった。

先日のマクロン大統領の発言もそうだったけど、どうやらフランスは中国の戦力をかなり高く評価しているという印象。まあ、規模ベースでロシアを拔いて2番手ですからねぇ。全世界に広がっている米軍に対して、局所集中できる中国の方が、局所において優越するという判断も故無きとはいえないところです。

フランスだけに“パックス・アメリカーナ”に対する隔意もあるのでしょうけれども、“一帯一路”がそれに伍するものになるという考えは、いささか夢見が過ぎるように思われました。

あるいはフランスが新たな価値を提示できるとでも考えているのか……。

ただ……ウクライナ侵攻に至る道程を見てもなお権威主義国家に自制を期待できると考えているらしいところは、やはり距離の問題でしょうかね。


2023年4月15日(土曜日)

和歌山で選挙重税中の岸田総理がテロの標的にされ、難を逃れた

映像を見るに手製のパイプ爆弾だったようで、首相並びに周囲の聴衆他の人たちに一人の死者も出なかったことは、大変な僥倖であったと思います。動画を見る限り、SPの動きも大変改善されており、過去の経験が活かされているらしいことが窺えました。

しかし、このようなテロが立て続くというのは、「テロは有効な手段である」という考えが広まっているらしいことが察せられ、大変危険な事態であると考えます。安倍元総理暗殺事件の後、統一教会問題が俄にクローズアップされ、様々な議論がなされ、対策が講じられたことは、それ自体は被害者救済のためであったとは言え、結果として“テロによって社会を良い方に変革した”という印象を与えてしまったことは大変な間違いであったと言えましょう。

テロを許さないというのは、テロによる問題提起や事態打開を許さないということなんですから。


2023年4月16日(日曜日)

なんか上京する度に鳩の始末をしているよーな気がするヨ。

ベランダの隅に作られた鳩の巣

暫く留守にしている間に巣を作って抱卵までしておったわ……。

完全に縄張りにされちまったな。一回頑張って忌避剤塗布して鳩が寄り付かないようにしたってのに……。


2023年4月17日(月曜日)

期日前投票を済ませる。

これで今回の上京の主目的を達成、と。

今回の統一地方選、北区は区長選と区議選なのですが、候補者多いですねぇ……。

そういえば今回は公示当日に選挙公報がサイトにアップされていたお陰で、紙の公報の配達を待たなくて済んで良かった。

ともあれ、昨日の間にざっと目を通して気になるところを検索して票を投じる相手を決めて、今日はさっさと済ませた。

まあ、私の投票した候補者が受かることは少ないので、今回も多分そうなるだろうなぁと思いつつも。


2023年4月18日(火曜日)

先日のNHKスペシャル証言ドキュメント 日銀 “異次元緩和”の10年」。アバンタイトルの導入部分を観ただけで“駄目だこりゃ”感があったけど、マジで駄目な番組だった……。

結局のところ、日銀だけが頑張っても駄目だった、という話なんだけど、日銀と政府が協調しないといけないのに日銀がアクセル踏んでるのに政府がブレーキを踏み続けたために期待された結果が出なかったんだから、これ政府側がなぜブレーキを踏んだのかに斬り込まないと意味のない番組になるんだよ。

日銀は自分の権限の中で頑張ったのに、政府が台無しにしました、以上の情報のない番組だった。


2023年4月19日(水曜日)

昨年10月に射上げ失敗したイプシロンロケットの原因究明作業の報告書が更新されて事故原因が特定されていた。

RCSの推薬タンクのダイヤフラムが製造時の不良によって裂け、ヒドラジンがタンク内に漏れた結果としてダイヤフラムゴムが配管を閉塞させた、という、よくこんな原因突き止めたな、という印象。

タンク自体はフライト実績品だったということで、使用条件の違いによる品質保証まで気が回らなかった、ということなんだけど、これは見落としても仕方ないというか……。事故が起こった後でなら、そんなこともあるのかという感じだけど、事前に検討するのは難しかったのではないか。

イプシロン、H3と日本のロケットはここのところ立て続けに失敗しましたが、これらの原因究明を踏まえて、次こそは成功して欲しいものです。


2023年4月20日(木曜日)

SpaceXStarshipの試験射上げライブを拝聴。

大変SpaceXらしいというかなんというか、射上げ後数分で空中爆発という結末に。というか離床時点で止まってるエンジンが複数あるとか、いくらなんでもという気がしないでもない。

一段目のSuper Heavy BoosterはRaptorエンジン33基クラスターとかいう、頭おかしい構成だから、一発二発止まるのは想定内だろうけど、流石に5基も止まるとなぁ。

その上どっかから推薬が漏れてたんじゃなかろうか。明らかに酸化剤の減り方がおかしかった。

そんで姿勢がどんどんおかしくなって転倒するような状態で、最後は爆発。

大歓声が沸き起こっているあたり、SpaceXは慣れてるなぁというかなんというか。

さあ、次行こう次、って感じになってるのが凄い。金があっていくらでも失敗できる連中は強いな。


2023年4月21日(金曜日)

今期からBSテレ東で「居間からサイエンス」という科学番組が始まるというので録画しといたのを今日観たんですが……タイトルに偽りあり、だな。これでは「居間からサイエンティスト」だ。

今回はペロブスカイト太陽電池を採り上げてたんだけど、実際には宮坂力先生をスタジオに呼んで徹子の部屋みたいなことをやってただけだった。

それでペロブスカイト太陽電池の詳しい話をするならともかく、難しい話は全部オミット。そんでコーヒーの話やバイオリン演奏の話を後半ずっと聞かされて、もうね、なんていうかね……。

日本人がノーベル賞を受賞した時にやる、あの益体もない為人報道を番組一つ作ってやってるわけですよ。

これを科学番組と呼ぶのは、正常な羞恥心がある人なら憚られるんじゃないですかね。

どうも日本の報道機関では、科学者の為人を報じることが、科学を扱っていることになるみたいですね。

いい加減、どうにかしないといけないと思いますわ。

これに比べればサイエンスZEROガリレオXも万倍マシな番組ですよ。


2023年4月22日(土曜日)

内戦状態に陥ったスーダンから邦人を避難させるためにジブチに自衛隊機が派遣されたようですが……果たして任務を果たせるのやら。

前回のアフガニスタン派遣で問題になった所は、まだ改善されていないのですよね……。

当たり前ですが、このような救出作戦を行わなければならないような国というのは騷乱状態にあってまともな治安状態ではないわけです。だからこそ武力組織(自衛隊)を派遣するわけで、にも関わらず力の行使を前提とせず、空港まで自力で来てくださいでは任務が達成できないと思うのですがね。

こういう場合、国の交戦権を行使してでも自国民を“自力”で救出する必要があると思うのですが、日本は憲法以下の法律がそのような事態を想定していないのですよね。。


2023年4月23日(日曜日)

統一地方選挙後半戦。北区は区議選と区長選だったのですが、区長選が物凄い混戦模様で、開票率84%に到るまで3候補が横一線とか。

NHK開票速報 北区長選

まあ、この直後に山田加奈子に当確が出たんですが。

現職に不満があるわけではないんですが、いくらなんでも88歳で出馬というのはねぇ……。これまで自民の推薦を受けてたのに、今回自民党が山田候補を推薦するなど、恐らく水面下では引退を勧められてたんじゃないですかね。

個人的な分析では山田加奈子候補が当選するだろうとは思ったのですが、一方で臍曲りな私は別の候補に投票したのであった。

区議選の方は速報がないみたいなんで、結果はまた今度……。


2023年4月24日(月曜日)

抗癌剤治療5クール目初日でオキサリプラチンの点滴をする予定だったのが、副作用の状態を鑑みて一回飛ばしとなる。

つまり今クールは点滴なしで服薬のみ。

確かに副作用で寝込まなくて良いのは有り難いは有り難いんだけど、抗癌剤で期待される効果を考えると喜んでばかりもいられないのだよなぁ。

でも最近は水仕事も辛くなってきていたので、この休薬で恢復するならその方が嬉しいのは確かなんだよなぁ。


2023年4月25日(火曜日)

スーダンに派遣された自衛隊ですが、帰国を希望する邦人45名の国外退避を達成したとの

困難のある中、任務を達成した自衛隊の労苦を大いに慰労したいところです。

新潟県の公文書データ10万件が消失 保守業者がテストなしで新機能追加し不具合に」とかいうニュースがあって、新潟県のプレスリリースを読んでもわけが分からない。IT Mediaの続報を見ても謎は深まるばかり。

 県では、データの集計作業のためにマクロ付のExcelを使用しているという。このマクロは拡張子が小文字でないと正常に動作しない仕様だった。一方、公文書管理システムの仕様では拡張子を大文字とするのが標準になっている。

そのExcelマクロを修正するのが筋なんじゃないの……?

報道を見る限り、公文書管理システムは全体としてCase Sensitiveで動作している様子が窺えます。一方でExcelマクロの方はCase Insensitiveな環境を前提に組まれていたのではないかと思われます。

実は通常のWindowsはCase Insensitiveなのですが、ディレクトリ単位の設定でCase Sensitiveへ切り替えることができます。かつてSFUを使っていた頃は、Windows側からはCase Insensitive、SFU側からはCase Sensitiveという動作に悩まされたこともありました。

ともあれ、Case Sensitive環境での動作を想定されていない件のマクロは大文字の拡張子を区別しないようにできなかったのでしょう。

問題は事の解決方法としてファイルの拡張子を一斉に変更するという方法を選択したことであり、そしてテストもせずに本番環境に適用したことでしょうね。

こんなことになるとは思わなかった、というところなんでしょうけども……。

韓国の尹錫悦大統領が「日本に「100年前のことでひざまずけ」とは言えない」と発言したとかで物議を醸している模様。

国際法的には当然と言うかなんというか。日韓基本条約はそういう遺恨を精算する条約だったわけで、そういった正常な関係が構築できない国とはまともに外交できませんよ、というのが前大統領時代の日本の対韓外交だったわけです。

そういう意味では尹錫悦大統領は法的に大変マトモなのですが、問題は世論がそれを受け容れられないことなのですよね。

尹錫悦大統領としては前大統領が破壊し尽くした外交関係の再構築を行わねばならず、そのためには国際法的に適切な態度を取らねばならないのですが、長年の愛国教育の結果として、韓国では国際関係的に適切な態度を国として取ることが極めて困難になっているのですよね。

この調子だと尹錫悦大統領の末路も哀れなものになりそうです。

まあ、せめて他山の石として我が身を振り返ることにしましょう。


2023年4月26日(水曜日)

ここしばらくkindle paperwhiteの不調に悩まされる。

やたらバッテリの減りが早かったり、USBケーブルを挿してても充電が進まなかったり。ファンヒータの前に置いてkindleを温めると改善したりするあたり、バッテリがヘタってきとるのかのう、とか思ったりして。

買ってからまだそんなに経ってないんだけどなぁ。


2023年4月27日(木曜日)

VAIO P復活!? リファービッシュPCと周辺デバイスで「VAIO第2章」スタート」とかいう記事があって、VAIO Pか……と。

最近、GPD WIN風味の超小型のゲーミングPCがあちこちから発売されていますから、ああいうPCに一定の需要が出てきているのかも知れません。(どっちかというとVAIO type Uでしょうが)

量を追うというVAIOの新しい姿勢はどこかで必然だったのだろうと思いますが、それによって尖ったPCの開発が滞ってはいけないとも思うのですよね。そうでなければ、SONY時代の轍を踏むでしょう。

果たしてZやPといった機種の後継をきちんと開発できるのかが経営姿勢として問われるでしょう。


2023年4月28日(金曜日)

ペットボトルのコーヒーを買おうとして、微糖と低糖ってどっちの方が甘いんだろう?と悩むなど。

Windows 10は現行バージョンが最終版に 今後の機能追加はなし 2025年10月にサポート終了」といきなりWindows 10の終焉が決まってしまった模様。

今後の機能追加はなし、セキュリティアップデートは2025年10月まで、と。

とりあえずノートPCでWindows 11の様子見をしているけど、まだ未完成というか発展途上というか、Explorerですら作りかけ感がある辺りが大変アレなんだけど、開発資源を集約する意味もあるのかね。

問題はうちのWindows 10機は全部がアップデート不可なマシンばかりということなんだよなぁ。

まあ、気にする必要がなくなる可能性もあるんだけれども。


2023年4月29日(土曜日)

4月3日に発生したNTT東西の通信障害について、「フレッツ光の大規模障害、発端は普通のマルチキャストパケットだった──NTT東西」「NTT東西、4月3日朝の通信障害は「未知のバグ」」と記事が出ていた。

NTT東西の発表文も確認してみた。

NTTが導入してから5年、メーカが発売してから10年ものの収容装置に未知のバグがあったとか、もうどうにもなんないだろ、これ、って感じの事態ではある。

しかも二重構成が同一機種だから切り替わっても同じ障害が発生して無限ループ状態とか、よく止めたもんだ。

再発防止策は……まあ、こんなの未然に防ぐのは無理だよな、という感じ。

障害が発生した時にどれだけ速やかに復旧できるかと考えると、同一機種による二重構成ではなく、異機種による多重構成にして異種冗長性を確保する、とかが考えられますが、これはこれで不安要因ではあるのですよね。

旅客機のフライ・バイ・ワイヤ・システムのような超高信頼性が必要な用途ではこういった異種冗長性(Dissimilar redundancy)を確保する場合があるのですが、高コスト要因ですし、なんといってもテストが大変になります。

IP電話にそこまでの信頼性確保が必要かと言われると、必要ないんじゃないかなぁ的な。


2023年4月30日(日曜日)

NHKの4月から第2シーズンに入った「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」なんですが、やはり地上波で30分というのは短すぎ、という印象。

これレギュラー番組化する前に2本特番をやってて、「東大キャンパス・ミュージアム 知の迷宮で宝探し」「発掘!キャンパス・ミュージアム 北海道大学の巻 北の勇者と宝探し!」はそれぞれ1時間半番組だったんですよね。それでも足りないくらいだったのに……。

恐らく取材と現地ロケでは膨大な素材が確保されていると思うので、やろうと思えば1時間半番組にすることもできると思うのですが、どうにも地上波ではそのような長大な番組はできないっぽいんですよね。

やはりBSで毎回1時間半でやって欲しい番組だなぁ。

今年の12月にNHKのBS再編があるんだけど、良い方向に向かうと良いんだけど、無理だろうなぁ。