哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2013年5月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2013年5月1日(水曜日)
 経験的には、降水確率30%が、自転車で出かけた時に何処かで雨に遭遇するかどうかの境なんですが、本日は30%でも天気が良さそうだったので大丈夫だろうと踏んで出かけたら、やっぱり駄目でした。
 経験侮るべからず、ですな……。
 お蔭で帰路を急いでしまい、買ってくる筈だったものを買い忘れ。
 間拔けであった。

2013年5月2日(木曜日)
 NHKに「「憲法改正の必要あると思う」42%という記事があって、現実を見ない教条主義者が孤立化していく様を見るようだ、と。
 もう少ししたら尖鋭化して、「9条を守るためにはテロをも辞さない」的行動に走ってくれるのではないかと期待されるところ。
 ちなみに、個人的には9条1項は残しても良いかな、と思っている。2項を廃止するだけで充分なんで。

2013年5月3日(金曜日)
 「中国が新たに建造する空母は6隻か、日本の挟み撃ちが可能に」とか。
 ふああ。空母6隻とは凄い話ですなぁ。
 米国が10隻の正規空母を擁している以外は、他の国は精々1〜2隻の空母を運用しているだけで、それも稼働率を考えるのもアレなのが世界の趨勢でして、それを考えると6隻も用意しようというのは、どれだけ軍事費を投入する気なのか、他国事ながら心配な話です。
 空母というものは、艦単体で戦鬪力を持つものではなく、艦載機を搭載して、周囲に護衛艦艇を待機させ、空母艦隊を構成して初めて機能します。空母打撃群のサブシステムである、と言い換えることができるかも知れません。
 空母を戦力として運用しようとすれば、空母自体を維持することは勿論のこと、空母航空団を編成してこれを錬成し、それ自体に攻撃力も防禦力もない空母を守るための防空艦や対潛艦艇を必要数揃え、戦力の遠隔投射の為に補給艦まで引き連れる必要があります。これを空母の数だけ揃えるわけです。
 米軍は10隻の空母に対して、10箇の空母航空団(航空機各90機)、総計90隻近いイージス艦を持っているわけでして、一箇の空母打撃群の戦力を維持するための費用は、海軍の予算を圧迫します。英国が空母を持つの持たないの揉めたり、フランスがシャルル・ド・ゴールの後継が作れなかったりと、先進国でも米国以外では複数の空母を運用できていないのが実情です。
 それを6箇も整備しよう、というのですから、気宇壮大なことだ、と。
 その前に軍事費に押し潰されるんじゃないかね……。

2013年5月4日(土曜日)
 やはりコミティア新刊は仕上がらなかった……。
 でも夏までには仕上げたいなー。

2013年5月5日(日曜日)
 コミティア。
 コミティアが東456ホールぶち拔き4700サークルとか色々間違ってる。
 サンシャインやTRCでやってた頃は一桁少なかった……。

2013年5月6日(月曜日)
 振替休日は腰痛で始まる。
 昨日買ってきた同人誌の整理をしたりして過ごす、充実した一日であった。
 しかし、連休中も起床時間を出来るだけずらさないようにしてたのに、お昼寝癖がついてしまった。

2013年5月7日(火曜日)
 AMDのBobcat後継のJaguarコアに続いて、IntelからはATOM後継のSilvermontが発表、と。
 個人的に、省電力メニィコアが好きなので、この流れで8コア品とかが気軽に手に入るようになると嬉しいですね。Jaguarは2/4コア(PlayStation 4用は8コアだけど)だそうですが、Silvermontは2〜8コアだそうですので。
 早くベンチマーク性能とか見てみたいもの。

 米国ではピザを野菜に規定したわけですが、旧宗主国英国はスコットランドでは“健康的なピザ”が開発されたとの。一日に必要なミネラルやビタミンの三割が摂取できるそうですが、なんというか、そこまでしてピザにして食わねばならないものなのか?という気がします、写真を見ると。
 私にはわからない深甚なる理由があるものと推測されますが、栄養的にバランスのとれたフィッシュ・アンド・チップスなるものも開発されるそうですので、生暖かく見守って行きたいと思います。
 ジェイミーも大変だな。

 あー……やっぱり


2013年5月8日(水曜日)
 4月に発生した風力発電風車のナセル脱落事故の中間報告が出ていたので読む。
 材質の間違いねぇ……。
 同形の風車全部点検せんとあかんね。

 川口順子参議院環境委員長の解任動議について。
 国会会期中の国会議員の渡航には国会の許可が必要であることは、間違いありません。その上で、川口委員長が4月23日〜24日の渡航許可を得て北京を訪問。この際に楊潔篪前外交部長との会談が打診されたため、国会に渡航延長を申し入れたが野党によって拒否され、25日開催の参院環境委員会が流会となったというもの。(川口委員長による説明
 国益の観点からすれば、このご時世にパイプを繋ぐことの重要性は言うまでもなく、川口委員長の行動は有益ですので、本来は国会が許可を出すべき案件であったと思います。


2013年5月9日(木曜日)
 いよいよ中国が「沖縄「日本に奪い去られた」…中国が揺さぶりかと侵略意図を明確にしてきた、という話題。
 そろそろ日本は防衛大綱辺りで、対馬領有を主張する韓国と、沖縄侵略を意図する中国を、日本に対する侵略意図を有する国として名指しした方が良いと思う。
 その上で必要な軍事力の整備に邁進すべきです。

 「ボーイング社が講じた多階層の不具合防止対策」……うーん。
 結局、根本的な原因までは辿れないまま、対症療法的対処によって運行再開、といった所ですかね。
 今後同様の事故が起きなければ良いのですが……。


2013年5月10日(金曜日)
 会社のPCでは結構良いサイズのデータをぶん回す作業をよくやるわけですが、うっかりすると、32bit版のブラウザがメモリ不足で落ちるようなHTML+SVGのファイルを作る作業を今週ずっとやってたら、金曜になって「Cドライブの残り容量が不足しています」という素敵な警告を食らう。
 慌ててチェックしたら32MBくらいしか残ってなかった。(まてや)
 スプールファイルやテンポラリファイルが大量にディスクスペースを喰っているのだろうと当たりを付けてクリーンナップを始めるが、大して空き容量を確保できない。というか、根本的にデータ量が増えすぎている……。
 そりゃまぁ、フォントって簡単に言っても、こちとら6〜8万字オーダーだからなぁ……。
 というわけで、週末はシステムドライブ交換作業と相成った。

2013年5月11日(土曜日)
 さて、休日出勤して会社PCのシステムドライを交換するかな……と思って出かけてみれば、昨日仕掛けたバックアップが途中でエラーで止まっていた……。
 設定を見直して再度バックアップやり直し〜。
 バックアップ用のドライブをもっと大容量な物に替えないといかんなー……。
 またドミノ倒しみたいな話になってきよった。
 ドライブ交換の続きはまた明日。

2013年5月12日(日曜日)
 会社のPCのシステムドライブ交換の続き。
 朝出社すると、今度は無事バックアップが終わっていた。
 さあ、交換だ。
 色んなツールがあるんですが、今回はWindows標準のバックアップツールで「システムイメージの作成」→ドライブ交換→リストア→パーティションサイズ変更という手順で成功。
 さて、これで明日から仕事ができる……って休日はどこへ行った?

2013年5月13日(月曜日)
 「久米島沖の接続水域に国籍不明潜水艦と、まあ、恒例ではありますが。
 “国籍不明の潜水艦”なんて突き回して追い回して、ああ良い訓練だった、とすれば良いのですが、発表することには探知能力の露見などの問題もあり、慎重であるべきでしょう。逆を言えば、この程度は公表して良い情報と看做されているということでしょうが。
 領海に入らない程度の知恵はあるようですし、できるだけ事のエスカレートは抑えたいものです。

2013年5月14日(火曜日)
 会社のPCのUSB周りの調子がおかしく、あれこれ調べていった結果、USB Composite Device用のドライバが自動でインストールされないことが原因であると突き止めた。
 で、検索してみるとそのものずばり「Windows 7でUSB Composite Deviceが認識されないときの対処法」というページが……。
 同様の手続きを取り、ドライバの更新で手動でUSB Composite Device Driverをロードして解決。
 恐らく大分前からUSB Composite Deviceが認識されない状態になっていて、先週末のシステムドライブ交換の際に、USBデバイスを全部拔いてもう一度挿し直したことによって発覚した、ということなのだろう。USB Composite Deviceなキーボードを使っている身としては、結構致命的な事態だったけど、何とかなって良かったわ。
 というか、なんでこんなこと起きんねん?

 「虫は未来の食糧源、国連FAOが報告書とかなんとか。
 日本でも東海地方を中心にハチノコを食べたりする食文化はありますけど、常食にとなると躊躇う向きがないでもないですなー。
 でもまあ、今後も続くであろう人口増大に対しては、虫でも食わないとやってけないというのも事実だろうし。
 慣れるしかないのだろうな。


2013年5月15日(水曜日)
 なんか先週から仕事がハマり気味。
 一つ問題を解決して一歩進むと次の問題が……って感じ。
 まあ、普通じゃないことをしているという自覚はないわけではないのだけれども……。

2013年5月16日(木曜日)
 やはりAdobe謹製のPDFプリンタはアレじゃのう……。PostScriptで吐いたあとGhostscriptを使ってPDF化するのが正解だったか。

 「Amazom、独自の仮想通貨「Amazon Coins」を提供開始」とかいうニュースがあるわけですが、現時点では商品券と大差無いような……。
 日本ではこの手の商品券や“電子化された商品券”であるところの電子マネーが盛んでして、古くは図書券やギフト券から、今やEdyやSuicaに至るまで百花繚乱です。
 記事には色々書いてあるのですが、一体何が目新しいのかよく分からないのですよね……。
 AmazonがBitCoinで決済を始めたら、そりゃ驚きますけども。

 「JARIが拡張現実実験車を公開、前方視界と仮想物を前方の液晶モニターで合成」という、この無理矢理感溢れる実験車輛にトキメキを覚える今日この頃ですが、Responseに「【JARI-ARV】描画遅延はないが、慣れるまで車幅感覚がつかめない」と実際に走らせた報告記事が。
 車のフロントウィンドウ等が無くなって、完全モニターで運転できる車とか、どっか作ってみないかなー。

 2011年に報じられた、宮城県の性犯罪前科者のGPS追跡ですが、この度凍結となったようで、幸いかな、と。
 過去の日記に書いていますが、この政策は、柔らかく言っても效率が悪過ぎます。厳しく言えば、金の無駄です。検討が中止されて良かったとしか言い様がありません。
 知事の考えに論を進めると、「犯罪を未然に抑止する」という考えは非常に危険です。犯罪は一種の社会現象ですから、統計的に見て多い/少ないと言った把握をすべきもので、当然対応も統計的に有效な手段を考えるのが筋です。
 それを個人を監視して行動を抑制し、犯罪を未然に防ごうなどという施策は、費用が嵩むばかりか、結果として社会の自由度を下げ、不満を増大させることになるでしょう。その結果は恐らく、全体主義的社会の到来という形で跳ね返ってくる筈です。
 こういった全体主義への傾倒は、ある種の人間にとって非常に甘美な誘惑であるようで、少なからぬ政治家が市民の自由を制約せむと言い放つことがあります。一有権者としてはその様な社会は御免被る、と言わねばなりますまい。


2013年5月17日(金曜日)
 Wiredに「なぜ予防接種はいまでも重要か」というエントリがあった。
 日本では現在過去最悪ペースで風疹の流行が進行していますが、過去に言及したことなので改めては書きません。このへんでも見て下さい。過去に予防接種集団訴訟を主導した連中に損害賠償を請求したいくらい、といったところですか。
 昨今の放射能ではありませんが、リスク/ベネフィットをきちんと勘案せずに、不安に振り回されている人が多いですよね。どうにかならないものですかね。それこそ、注射とかで治らないものかと。

2013年5月18日(土曜日)
 “国際博物館の日”記念講演「巨大イカ暗黒に舞う—カメラがとらえた深海性大型イカ類—」を拝聴。
 今年放送されて好評を博したダイオウイカ番組の裏話というかスタッフトークというかぶっちゃけ話というか。
 しかしそれにしても、ディスカバリーチャンネルは金あるなー……。こういう科学番組制作会社が日本にもあればいいのに。
 ……WAC?(まてこら)

 で、その後渋谷に移動して「セデック・バレ」を観て来ました。
 霧社事件を取り扱った魏徳聖監督の4時間半を越える大作映画なんですが……なんというか……前作「海角七號」でも思ったんですが、魏徳聖監督って素人役者を使いたがる癖があるんでしょうかね。せめてもう少し演技指導を強化するとか、なんとかならんものかと……。
 あとまあ、これは映画なんで脚色というものなんでしょうが、日本軍が弱くて弱くて……。冒頭の台湾平定戦でも散々にやられ、霧社事件でも次々とやられていきます。何度も何度も釣り野伏に引っかかり、斬り込みを受ければ背を向けて逃げ、と素敵な弱兵ぶりで、実にファンタジーな弱さでした。敵地に侵攻して宿営地を作るのに、塹壕もなければ壁も作らないとか、一体その円匙は何のために背負ってるのかと……。
 ちなみに史実では、霧社事件での靖國神社への合祀者は49柱だそうな。


2013年5月19日(日曜日)
 「文字の学校」で丸一日フォントの勉強とか。

2013年5月20日(月曜日)
 疲れの取れない月曜日。
 頭が寝ていたためか、組んだスクリプトの動作不良に悩まされ、最後に判明したことは、変数名をtypoしていたという恐るべき間拔けであった。変数の宣言が要らない言語って、それでも動いてしまうから……。

2013年5月21日(火曜日)
 「車椅子を理由に入店拒否……乙武さん、人気レストランでの「屈辱」を告白し物議」が話題になっているようで。イネーブルウェアやバリアフリー、ユニバーサルデザインについて昔から興味を持っている人間としては、中々に興味深い事例だと言えます。
 まず、飮食店業として障碍者を拒絶するという選択は、法務省の人権救済措置の対象となり得ます。人権擁護局が乗り出してきてもおかしくありません。つまり、店側の対応はその時点でアウトです。
 ではどうすれば良かったのか?という話になるのですが、実はこれが非常に難しく、「どうしようもなかった」的結論になりそうです。
 というのも、店のあるビルはそもそも車椅子での乗り入れができず、エレベータは店のある二階に停まらず、ということでして、それではそもそも乙武さんに限らず、階段の昇降に支障があるレベルの人は軒並みアウトです。
 店員が抱えて登るのは、安全上あまり望ましくありません。障碍者が自身と介助者以外の力がないと出入りできないようでは、事故・災害時の安全確保もままならないわけですので。
 結局、そんなところに店構えるなよ、という結論しか出てきません。
 どうも東京都の飲食店業営業許可では、車椅子での利用などは定められていないようなので、これは東京都が規則を変更し、バリアフリー化がなってない店舗への営業許可を下ろさないようするのが適当ではないかと思料するところです。

 JAXAの新型固体ロケット“イプシロン”の初射上げが8月22日に決定した
 商業ロケットとしての前途は厳しいながらも、開発された新技術が謳い文句通りの性能を発揮すれば、日本のロケット技術に大きな足跡を残すことになるのは間違いありません。


2013年5月22日(水曜日)
 「乙武氏ツイートの銀座の店に行き、店主に取材しました」というblogエントリを読んで確信した。
 東京都は今後、バリアフリーアクセスが望めない立地の飮食店を許可すべきではない。
 オリンピック/パラリンピック招致運動をやっているわけですから、こういうところから改善しましょうや>都知事
 あと、πちゃんに言われたのですが、階段を昇降できる車椅子を作るべきだ、と。これは是非にも必要ですね。二足歩行と遜色ない運動性能を持った車椅子(車……?)は、事態をあっさりと解決する可能性があります。
 そういえばWL-16RVってどうなってるんだろう?
2013年5月23日(木曜日)
 待望の、「白」が特色として使えるプリンタ登場
 やはり沖データは市場ニーズというものをよく分かっていらっしゃる。
 この流れが早く他のプリンタメーカにも波及しないかなー。

2013年5月24日(金曜日)
 海の向こうから「米アマゾン、二次創作に対応した「Kindle Worlds」発表」と、Amazonがオンラインで同人誌を販売できるようにするとか言うニュース。二次創作というと日本の同人市場が恐らく規模的には世界有数であろうと思われますが、外国にそれが無い訳ではなく、「Fanzine」「Mary Sue」なんて単語があるように、規模はともあれ、存在はしています。
 日本の同人誌が「市場」を形成するまでに至った原因は色々と議論されているところですが、その一因として著作権者による“默認”があったことは間違いありません。著作権者が同人誌を(大きな問題がない限り)默認し、また同人達もその意を汲んで“適当に”対処する体制は、奇妙で微妙なバランスの上に成り立った慣習・風習であり、他所の国で明日から真似できるという類のものではありません。
 これに対して「Kindle Worlds」は、その辺の曖昧さを排して合法性を与えているところが、目に付くところです。著作権者が二次創作に理解がある場合、二次著作物が合法的に販売され、原著作権者にも利益が配分されるという、理想的なWin-Win関係を築ける可能性があります。
 一方日本では……「本・音楽・映像…全著作物をID管理 各界26団体構想」ですか。CCの利用とかに流れるんじゃないですか?

2013年5月25日(土曜日)
 大学院で同期だった江草女史が東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅で番線を間違ったことから始まった「御茶ノ水迷宮奇譚〜その出口は何番だ?」が今日の成果であった。
 しかし、最終的にGoogle MapとYahoo!地図が間違っていてMapionが正しかった訳だが、同じゼンリンの地図をベースにしている筈なのになぜこのような違いが発生したのか、気になるところである。
 というか、一体誰に修正要求を出せば良いのやら。

2013年5月26日(日曜日)
 修理から上がってきたDR-6030Cの試運転。
 キヤノンのDRシリーズって、スキャナ側をリッチにする設計思想なんだろうけど、そのせいで本体メモリが決定的に足りないため、300dpiが実用上限解像度になってしまっている。600dpiでスキャンしようとすると、本体メモリが足りずにしょっぱい結果になってしまう。
 昨今はPC側のメモリ搭載量が天井知らずなので、スキャナ側は純粋に読取り機構に特化して、RAWデータをPC側に送りつけ、他の処理は全部PC側のドライバでやればいいのにとか思ってしまう。

2013年5月27日(月曜日)
 slashdotに「重たすぎて浮上できないスペインの新潜水艦「S-81」」という、スパニッシュユーモア(?)溢れる話題。
 果たしてコレは設計ミスなのか、建造ミスなのか。
 スペインのナバンティア社といえば潛水艦を含む軍艦の建造ではそれなりに実績も定評もある会社だと思うのですが……。
 S-81 Isaac Peralの未来はどっちなんでしょうか……。

 「公害デモ封じ? 地方政府が意味不明のマスク購入制限令=中国」という、愉快な話題が中国から。
 マスクで顏を隠してデモする連中を抑えこむために、マスクの購入に実名制の導入を試みるというのは、まさに中国・独裁国家の面目躍如といった所でしょうか。
 そんなことする暇があったら真面目に環境問題に取り組んだ方が万倍マシだと思うんですがねぇ……。

 、日本では普及しないだろうなーと思っていたベタープレイスの電池交換式電気自動車ですが、「8億ドルを集めた電気自動車バッテリーのスタートアップBetter Placeが会社精算へ—グリーン企業に試練続く」と会社生産に追い込まれたようで。
 まあ、技術的に筋が悪かったですからね。
 やっぱり電池性能の向上が本筋だと思うわけです。


2013年5月28日(火曜日)
 Impress WatchにソニーCSLオープンハウス2013の記事があり、「障碍をなくす技術」という項目が興味深かった。
 ソニーはかつて人型ロボットの研究をやっていましたが、その後事業化を断念してトヨタに売っ払った過去があります。今度は義足という分野にチャレンジしているのかと思うと、複雑なところがないでもありません。
 近年の義足はマイコン制御の上に油気圧制御でイールディングして階段が降りられるなど、健常者にも引けをとらない運動能力を持つに至っておりますが、これをさらに一段推し進めようという研究には声援を送らずにはいられません。
 また、上記のような義足が高価なのに対し、途上国用の安価な義足を開発している所も、見逃せません。
 成果が見られる日を心待ちにしたいものです。

 二足歩行ロボットといえば本田技研ですが、ホンダからは「「歩行アシスト」のモニター使用を開始」との報。
 サイバーダインのHALもそうですが、こういった装具がリハビリテーションに有效であることが分かってきています。
 医療方面以外への応用もあり得ると思っているので、これも将来を期待したいところです。


2013年5月29日(水曜日)
 関東入梅とか。

 エジプト出身力士・大砂嵐が十両昇進を決めて、晴れて関取に。
 角界の国際化も、ハワイから始まって今や東欧、ブラジル、エジプトやら、綺羅びやかになってまいりましたな。
 そのうちニジェールとかからも力士がやってくるかも知れん。……髷どうするんだろう。
 そういえば大砂嵐も入門当時から見て大分額が後退しており、最近は早く昇進しないといけないのではないかとやきもきしていただけに、ほっと一安心です。


2013年5月30日(木曜日)
 ここんとこの疲労がピークに来たのか、家に帰るとそそくさと布団に入ってしまった木曜日。
 なぜ6月には祝日がないのか。

2013年5月31日(金曜日)
 本日を以って、関東広域のテレビ放送の送出が東京スカイツリーへと移行し、東京タワーはその役目を終えたそうな
 この電波送出機器を置く賃料で成り立っていた日本電波塔株式会社の今後の経営が気になるところなのですが、やはり重要文化財に指定するなどして、税制面での優遇措置を講じるべきかもしれません。

 終業後に映画を見に行く。
 劇場公開初日に半券を持った人にDVD/Blu-ray販売をするというので出かけて行ったら、たまたまその回に監督の舞台挨拶があった。
 同時上映の「だれかのまなざし」は監督久しぶりの猫アニメだったな。