このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
NHKスペシャル「シリーズ日米安保50年 第1回 隠された米軍」を観て……えーと。
一視聴者としては「当時の安保鬪争をしていた連中は、先見の明のない馬鹿ばかりでした」という風にしか受け止められないんですが……。番組が考える「議論」というのは、低能どものタワゴトのことなんだろうか。
もっとも、メインキャスターが国谷裕子って辺りで、番組の方向性はかなり見えるんだけど。あの人、反米左派であることを隠そうともしないからなー。
こんな番組作ってる暇があったら、東アジアから極東にかけての軍拡競争を追ったドキュメンタリでも作った方が有意義だと思うがね。
自ら判断する番組ではなく、視聴者に判断する材料を与える番組が求められるのだと思う次第。
あと、番組の作り方で気になったのは、米軍が日本の自衛隊の基地で演習をしているとか昨日からやってるわけだけど、日本の自衛隊も米国本土の基地で演習してるってこと、知らない訳じゃないのに放送しないのは何でだろうね? 戦車や火砲の類は日本での大距離演習が難しいので米国の基地で行っていますし、またイージス艦の弾道ミサイル迎撃機能試験は米国の協力がなければ不可能です。
また、物品役務の提供は双務的なもので、PKOで国外に派遣される自衛隊が米軍から物品や演習場の供与を受けている、なんて話もあります。
一方的に米国が日本から利便を得ているような番組作りは、視聴者に予断を与えかねないと危惧します。
尤も、番組を作っている連中が知らない、というより恐ろしい話である可能性もありますが。
毎日電「仙谷長官、中国に事前通報 尖閣衝突「今日、船長釈放」」。官房長官はこれを否定。
しかしなー。一体誰が信じるんだ、官房長官の言い分をさ。
下野した後に、絶対追及されるだろ。となると、余計政権にしがみつくようになり、これがアフリカなんかになると対立政党を武力弾圧し始めたりする流れなんだよね。
民主主義はそのプロセスの正当性こそが重要なのに、民主党の人達は結果が手段を正当化すると誤った思い込みをしていて、なおかつ結果を残せないもんだから自己正当化のために躍起にならざるを得なくなるんだよな。
金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入のためのマニューバは、正常に完了せず。一時探査機を失探する事態に。
予定された中利得アンテナでの交信が確立せず、低利得アンテナによる通信(8bps)に頼っている状態。
探査機がセーフホールドモードに入って回転しているらしいことと、予定の軌道上にはいないらしいことが、現在分かっていること。
やはり宇宙探査は難しい。
Justsytemからモリサワフォントを買うと一太郎が付いてくるらしい。
うむ。フォント単体で買うより廉いというのは不思議だが、きっとおまけのソフトがマイナス価値なのだろうな。
Gran Turismo 5の一部の車の裏面にミニカー会社のロゴが入っていた話題。プロデューサーの山内氏曰く古いモデルのボディ裏面の資料は、オートアートさんに協力していただいています。その痕跡ですね。
だそうで、面白すぎるけど、次のアップデートで消えちゃうよ。恥ずかしいから。
なんだそうな。勿体無いなー。
まあ、この手のミスはあちこちで見られますからね。
日本のマンガでありがちなのは、銃火器を作中に出すに当たって、モデルガンやエアソフトガンを参考に描いたら、実銃にはないパーツ(改造防止用のインサート等)までしっかり描き込んでた、なんてのが結構あります。まあ、これが別に銃が小道具以上の意味のない作品なら良いのですが、「死がふたりを分かつまで」みたいな銃がバリバリ出てくる作品でやられると、読んでて辛いですよね。
模型を参考にするときは、実物とどこが違っているか把握していないと、微妙なものを描いてしまうという話題。私は絵描きじゃないから良いけどね。
現在都議会に諮られている青少年育成条例改正案に反対し、角川書店が東京国際アニメフェアへの出展を取りやめる事態に。今は角川書店のみのようですが、この動きが角川グループに波及すれば、角川書店から富士見書房、アスキー・メディアワークス、エンターブレインと、ライノベル/コミック界の一大グループですから、えらいことになるでしょうなー。
以前にも書いたんですが、東京都がアニメやコミックを一大産業として推進する一方で、このような表現規制を進めるのは、はっきり言えば自分で自分の首を絞める行為でしかなく、目敏い県知事辺りが「ウチは規制が緩いですぜ」と産業誘致に走りかねないくらいの愚行です。
上辺の上澄みだけを保護して、その下に重層をなす下積みを突き崩そうという非論理的な行動を、都知事一人の中でどう整合させているのか、全く理解できません。
記事を受けてlibrahack氏自身も「私にとって重要なポイント(朝日新聞記事)」というエントリを公開した。岡崎図書館問題 起訴猶予の男性、謝罪要求
2010年12月08日岡崎市立図書館のホームページで閲覧障害が起き、自作プログラムでアクセスした男性が逮捕され、起訴猶予になった問題で、同市の柴田紘一市長は7日、定例会見で「男性には気の毒な思いもあり、おわびをした」と話した。一方、男性は取材に「市から謝罪はない」とし、公式な謝罪と図書館が県警に出した被害届の取り下げを求めた。
市によると、男性は10月に中央図書館を訪れ、面会した大羽良館長は知識不足や対応が業者頼みになったことをわび、男性も「お騒がせしてすみませんでした」と話したという。大羽館長は7日、「問題は双方とも理解し合っている」と市広報を通じてコメントした。
男性は同日、取材に「大羽館長の気持ちは聞いたが、公式な謝罪とは受け止めていない。市に都合の良い解釈で、館長の言葉で私への謝罪が済んだような受け取り方には違和感がある」とした。
その上で、「閲覧障害は図書館システムの問題で起きたのに、今も図書館ホームページは私のアクセスが問題だったかのように記述している。これを撤回し、今回のことが犯罪ではなかったと公式に発表してほしい」と話した。
この問題で、システム業者は男性に謝罪している。(連勝一郎、神田大介)
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001012080002
朝日新聞の社説「離島防衛—「鎧」見せつけるだけでは」が空母機動艦隊創設を使嗾しているようにしか見えない件について。
日本で一番まともな軍事記事を書く新聞だけあって、その内容は最後段を除き至極真っ当です。
近い将来、中国が武力侵攻を起こすとは考えにくい。
というのは、即ち「近い将来でなければ中国が武力侵攻を起こすと考えられる」ということで、現在空母絶賛建造中である中国は、予想可能な将来において外征能力を獲得し、その力を行使することでしょう。中華人民共和国成立以来半世紀に亘る彼国の侵略の歴史からしてみて、その可能性は非常に高いと考えるのが安全です。そしてそれを日米の親密な同盟が抑止していることもまた事実です。日本は強大化する中国の軍事力に対し、米国との一層緊密な連携を以てこれを抑止せねばなりません。それこそが日本の平和と安寧を守る鍵となります。
洋上の移動手段もない陸上部隊を島々においても、中国海軍の艦艇に対する抑止効果は望めない。
というのも全く事実で、離島に小さな部隊を点々と配置しても效果は薄いことは疑いありません。しかしまた同時に、硫黄島のように軍事上重要な拠点となりうる島嶼にまとまった部隊が存在することは仮想敵国の侵略意図を挫くのに有效です。艦船は防げなくても上陸を防ぐことには有效ですから。全ての島嶼に軍を置くことはできませんが、獲られるとマズい島に一定規模の部隊を置くことには意味があります。また、機動的に部隊を派遣するにしても、ヘリコプタの航続力に限界がある以上、ある程度のエリアに区切って「洋上の移動手段を持つ一定規模の陸上部隊」を置く必要があることは誰も否定しないでしょう。そのためには現在師団単位でしか確保されていない(しかも完全に不足している)汎用ヘリコプタ/輸送ヘリコプタの増強が不可欠です。朝日はヘリコプタを増強した機動力のある陸上戦力配備の必要性を訴えているのです。
そして国防とは何も直接的な軍事力だけで考えるものではなく、両国における軍事的交流を深めることは、相互理解を促進し、緊張の緩和に有效です。現在、軍艦の相互訪問くらいしかしていませんが、訓練の観戦や、防衛大学への留学など、相互にできることは少なくないでしょう。共同訓練に於いて自衛隊の練度を誇示することは、典型的な抑止力となりますからね。
そして素晴らしいのは海上保安庁の警察機能を充実
を謳っていることでしょう。海上保安庁は例年1,800億円程度の予算規模で、海上自衛隊の1兆600億円に比べれば1/6程度でしかありません。人員は1/4強ですが、実は艦艇数は海自の150隻に対して海保は455隻を有しています。これは一朝有事において集中運用される軍事力に対し、日常的に広範囲に展開することを任務とする警察力という性格の違いによるものではありますが、現有艦艇数はかなり逼迫しており、今般の尖閣の問題に於いては、他の管区から応援の船を回して貰って凌いでいる状態です。当然、応援を派出した管区は船が手薄になりますし、ローテーションにも影響を及ぼします。中国側が日本領海、排他的経済水域への公船派遣を続ける以上、日本側は海上保安庁の巡視船で対抗せざるを得ませんから、海保の増強は目下の焦眉です。この点に言及したことは素直に評価に値します。
しかし、一番最後の段落はいただけません。機動性の高い艦艇や航空機を遠方からでも投入できるよう即応性を高める方が賢明
というのは、軍事力の遠方投射能力を確保せよ、という意味であり、空母機動艦隊や原子力潛水艦、揚陸部隊や降下部隊による敵策源地の攻撃能力を持ち「鎧だけではなく、矛を見せつけろ」と主張していることに他なりません。
私は日本がそのような能力を持つことが現行憲法上可能であるとは思いません。主張するのは自由ですが、社説とするには余りにも無責任ではないかと思います。
ともあれ、朝日新聞が軍拡の必要性を理解しているというのは、実に心強いことです。
対応が姑息だとは思いますが、しないよりはマシ、と受け取っておきましょうか。本来であれば一度掲げた公式見解を撤回したのですから、その旨を告示すべきだと思いますが。岡崎市立図書館がHPの記載削除
2010年12月10日岡崎市立図書館のホームページ(HP)の閲覧障害をめぐる問題で、同館がHPのお知らせ「図書館のHPの大量アクセスによる障害について」を削除したことが9日、分かった。 お知らせは9月1日から掲載されていた。「大量のアクセスによってHPが閲覧できない現象がたびたび発生し、図書館も対応に苦慮していた」などとし、起訴猶予処分になった男性の行為が閲覧障害の原因と受け取れる内容になっていた。
男性は取材に対して「閲覧障害は図書館システムの問題で起きたのに、今も私のアクセスが問題だったかのように記述している」などと答え、8日付の朝日新聞に掲載された。同館によると、削除は報道を受けての対応という。http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001012100003
東京都のアレの件。
角川に引き続いて、コミック10社会が東京国際アニメフェアをボイコット。十社の内訳は、秋田書店、角川書店、講談社、集英社、小学館、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社。多くのアニメがコミックを原作として作られている関係上、これだけ離脱するとTAFの開催そのものが危ぶまれるレベル。
「有事なら自衛隊で拉致被害者救出? 首相発言に当惑の声」という記事に、当惑を通り越して、この人大丈夫か、と。
拉致被害者が何処にいるかも分からないのに闇雲に自衛隊を投入しても成果が得られる見通しはゼロですし、しかも現在の自衛隊の装備では北朝鮮まで進出して戻ってくるだけの能力がそもそもありません。
もしそのような能力を自衛隊に付与すべきであるというなら、場合によっては憲法の改正も視野に入れた根拠法の整備から始めて、必要な装備訓練を施し、北朝鮮内部の情報を情報機関で調べ上げ、拉致被害者や要救助者の場所を特定し、いつでも作戦が出来るよう準備を整えておくことができるよう、予算の手当を付けて下さいな。
口から言葉を発すればそれが実現するとか、首相の地位はそういうものじゃないんだ。
それにしても、12%もの人が非武装中立と答えってのは、頭が痛い話。なるほど、これまでまともに外交防衛問題が話し合われてこなかったわけだ。話し合うことが不可能な人が一割以上もいるんだから。
(重武装中立ならまだしも)
東京都のアレ。
何やら東京都と出版社が全面対決の様相。これはまず来年の東京国際アニメフェアは開催不能だな……。コミック10社と、それらを原作としたアニメが全面引き上げとなったら、ビジネスデーの版権取引が事実上成立しない。あれって、実はアニメコンテンツの海外版権商取引の場なんですよね。
都の産業労働局は大打撃だのう……。
恐らく深く考えた話ではないだろうと一蹴されて終わってしまっていて、全く相手にされていないことに安心するやら悲しくなるやら。
首相は現状でできること、できないことを知らないのではないかとの声が上がっている様子。
現状でできること、できないことを区別することは、政策を立案し、それを実行する上で極めて重要なことです。この世界は複雑に絡み合った因果やら法則やら原理原則やらで出来上がっていて、「ああしたい」「こうしたい」と思っても、それが実現可能であるとは限りません。「子ども手当」を実現したくても、財源がなければ支給できないわけですね。
KEKから放射能汚染された銅線を盜んだ馬鹿がいるらしい。
一般人並みの知識があれば、あそこから物を盜みだそうとは考えないと思うのだがなー。実験室内のあちこちに遮蔽材として鉛のブロックが転がっているような環境なのに。
放射能を帯びていると言うことは、融かして原材料にしても足が着くわけで捕まるのは時間の問題だな。
昨日、父から『以前は「松本」となっていた名前が、新しい保険証で「柗本」になっていて電子請求用のソフトに入力できなかった』とメールで相談を受けた。「柗」は「松」の異体字(の一つ)で補助漢字35区32点の漢字だからWindows 98の時分には使えるようになっていた筈だけど、ソフトの方は未だにShift-JIS範囲内しか受け付けないようになっていたらしく。
世間では人名異体字の処理をIVSでとか訴えているけど、実際の現場はこんなレベルだったりするわけだ。道のりの遙か険しきを思うと、全てを抛擲して山中に隠棲したくなるね。
ともあれ、最終的に分かったことは、支払基金側のシステムが「JISコード」(多分X 0208)にしか対応していない、という何の救いもない話であり、必要なのは端末アプリケーションの改修ではなく電子請求システムの仕様変更であったという、ちょっとタイムマシン持って来い的なオチであった。
4月に発表のあった本田技研の電動バイク「ev-neo」が、リース販売を開始。
車重が106kgですか……。原付一種の重さじゃねぇな。
やっぱりこれだけ重くなるなら、ジャイロ・キャノピーEVの方が良かったように個人的には思うなー。
首相が沖縄県を訪問して、普天間飛行場の辺野古移転を伝達したそうな。
そらそうだわな。
過去十数年の経緯を鑑みれば、辺野古移転か普天間継続か、選択肢は二つしかない問題で、普天間飛行場周辺の危険排除を優先するか、全てを台無しにするか、常識的に前者が選ばれただけの話だ。
ところで、存在しない第三の選択肢があたかも実在するかのように主張し、振舞った挙句、内政外交を散々に混乱させた男がいたはずなのだが、なぜ首相訪沖に同行していないのか、理解に苦しむ。かの人物こそ真っ先に沖縄に入り、県民の前で土下座し、腹を掻っ捌いて死ぬべきだろうに。
土曜日に観た映画でなんか違和感があったので原作を読み直してみたところ、猪山家の家族構成が史実と映画で異なっていた。演出の一環なのかも知れないが、理由がよく分からない。
どっちにしろ、原作の方が改めて良書であることを再確認できたのは良いことであった。
東京都のアレ。
とうとう、東京国際アニメフェアの運営委託先である日本動画協会が、このままの状況で推移いたしますと、実質的には実行不能な事態になる
と発表。
まさに「誰得」。
もともと、出版規制にしろ流通規制にしろ、出版・流通・小売の協力がなければ実現できないにも拘らず、充分な意思疎通も意見聴取もしないまま条例制定に突っ走ってこの様ですよ。
librahack事件→岡崎市立中央図書館事件→三菱電機インフォメーションシステムズ事件(過去日記1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21)について、18日に当の岡崎市立中央図書館で「ネット時代の情報拠点としての図書館─ “Librahack” 事件から考える─」というパネルディスカッションがあった。まだ議事録などは公開されていないのだが、講師の一人だった江草さんの覚え書きが公開されている。色々実り多かったパネルディスカッションだったようで、記録の早期公開を待ちたい。
被害届の取り下げは、どの様な影響を各所に及ぼすだろうか。librahack氏自身は17日に「検察庁で聞いてきました」というエントリを公開し、自身の起訴猶予処分について検察へ問い合わせた結果を掲載している。
この痛ましい事件を教訓に、二度と同様の事件が起きないようにするには、どうしたら良いのだろうか。関係各所全員が真剣に考えていると信じたい。
Honda Jetの量産初号機が初飛行に成功した由、慶賀に耐えない。初号機を注文していた黒川紀章も草葉の陰で喜んでいることだろう。
Justsystemが「一太郎 創のテーマソングつくった」と色々な面で終わっているのか始まっているのか。
思わず「そんな調子で大丈夫か?」と尋ねたくなるわけだが、信者にも訊いてみたいものだ。
個人的には、ALFINE 11Speedじゃないのが残念。>画伯
つか、最近、今の自転車のフロント/リア外装やめて、ALFINE 11Speedにできないかと妄想中。街乗りだと内装のほうが何かと便利なんだよね。
街乗りの理想はシャフトドライブ+内装変速機だなー。>画伯
高校時代はずっと丸石のシャフトドライブに乗ってたけど、ズボンの裾を気にしなくて良いのが素晴らしいんだ、あれ。今はラインナップから消えちゃったけどな……。
流石にbiomegaに手を出すほど酔狂でもなく。
でもブリヂストン・トランジット・カーボンT20SCFとか復刻されたら思わず買ってしまいそうではある。
政権交代をすればこのようなものはなくなる、と言われていた「年越し派遣村」ですが、公言通り、なくなるらしい。
政権交代によって問題が解消し、このような施策に頼らざるを得ない人々がいなくなったのであろう(棒読み)。
遺骨收集ボランティアか……。
応募方法がわかったら、申し込んでみようかな。
NHKプロジェクトJAPAN「第0次世界大戦」を視聴。
うーん?
特に何か目新しい情報もなかったような気が……。
日本では日露戦争を世界史的視点から見ることが少ないので、その角度から切り込んだところは珍しいかも知れないけれど、内容的には大学教養レベルだなー。
もっとも、日露戦争は研究分野によって様々な論評、評価があるわけで、今回は列強覇権競争からの番組というべきか。どうせなら「シリーズ日露戦争」とか作って、外交、金融、軍事、内政、社会、朝鮮、etc...と言った各方面から切り込んだ番組を作っても面白いかも知れない。
日露戦争後については、次のNHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第1回 孤立を招いた“外交敗戦”(仮)」辺りを見れば良いのかね。
「録画補償金訴訟で東芝勝訴 SARVHの請求棄却」とかいうニュースが流れているんだけど、個人的にはどんなもんかな、と。
東芝側が主張していた、アナログチューナを内蔵しないDVDレコーダは補償金の対象外である、という主張は退けられて、ただし徴收協力は義務ではない、という判断によってSARVH側の要求が棄却されたに過ぎない。
知財高裁への控訴が間違いなくあるだろうけど、前項をひっくり返せるかどうか。
東京都のアレ。
東京国際アニメフェアをボイコットした各社が、千葉の幕張メッセで「アニメ コンテンツ エキスポ」なるイベントを開くそうな。しかも同日開催。
最早仁義なき戦い。
つーか、千葉県が余りにも漁夫の利。
サーチナに「軍事大国へ邁進する日本 「新国防派」の野望(1)」「(2)」とか記事があって、何この陰謀論、と。
この10年ひたすらに軍縮を続けてきた日本に軍事的脅威を覚えるとしたら、精神の方を疑ったほうが良いと思う。日本の国防費が今なお多すぎるという人間がいるなら、算数からやり直したほうが良い。
「自炊の森」について。
自炊機材のレンタルスペースだけならともかく、断裁済みのコミックの貸し出しはアウトだろう。明らかに「私的複製」の範囲を超えますがな。
私的複製は個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするとき
に限って認められるもので、原本を借りていたら「個人的」でも「家庭内その他これに準ずる限られた範囲」でもありませんね。図書館で借りた本を全ページコピーしたら、やっぱり私的複製じゃないですよね。
ただ、だとすると、多くの自炊派がそうであるように、スキャン後の原本を破棄した場合は私的複製に当たるのかとか、甚だしくはスキャン後の原本を売却(そんなもん需要あるのかどうかは知らないけど)した場合はどうなるのか、などのグレーな部分はあるのですが……。ただ、少なくとも一度は原本を所有することは、必須条件であろうかと思います。
店側の書籍を友人から借りて複製する行為も法的には問題ない
という主張は明らかに失当です。法に言う個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内
の「これに準ずる限られた範囲」とは特定少数の、例えばサークルやバンドなどが想定されているものであって、著作権者の経済的利益を不当に害しないことが前提です。この店の行為は「著作権者の経済的利益を不当に害しない」とはとても言えません。
この点が問題になるのは、著作権法の上位の条約であるベルヌ条約の第9条(2)に於いて(2) 特別の場合について(1)の著作物の複製を認める権能は、同盟国の立法に留保される。ただし、そのような複製が当該著作物の通常の利用を妨げず、かつ、その著作者の正当な利益を不当に害しないことを条件とする。
とあることに依ります。
店側はこれを「閲覧」であると主張しているようですが、閲覧か貸与かというのは本質ではなく、様態が当該著作物の通常の利用を害し
ているかどうかが問題になります。ドキュメントスキャナを揃えた自炊スペースで断裁済みのコミックを閲覧させるのが当該著作物の通常の利用を妨げ
ないと考える人は少ないでしょう。
また、断裁済みのコミックは明らかに客引きのための要素となっていますから、これは著作物の商業的利用であり、著作権者の許諾が必要です。これは店のBGMに著作権料が請求されるのと同じ理屈です。
以上のことからして、この「自炊の森」における断裁済みコミックの閲覧は、違法性が高い(少なくとも裁判で勝訴できる見込みは小さい)と判断します。
検察独自の判断だなんて誰も信じてなかっただろうけど、中国新聞の記事「事実上の指揮権発動 中国漁船衝突事件」を読むと頭が痛いね。
民主党は下野後に追及されること間違いない悪手を打ったわけだけど、もっと頭が悪ければ強権を以て政権維持を狙うでしょうな。野党に対する選挙妨害とか、アフリカの失敗国家並みの手段ということになりますが。
それにしても、政権与党が法を蔑ろにして好き放題やらかして、下野後に追及を受けるだなんて、日本も隨分と立派な国になったものじゃないか。韓国や台湾並だ。
「民主党、マニフェスト全面見直しへ 財源捻出が限界に」と、最初から無理だと分かっていたことがやっぱり無理でした、と言われても「それ見たことか」以外の感想など出て来ようもありませんが、事態を引っかき回して余計悪くしたことについて、誰か責任は取らなきゃならないでしょうなぁ。
最終的には、国民が責任を負うのだとしてもね。
中国の方は粛々と侵略の準備を整えているようで、朝日に「空・海から奇襲…中国軍が離島上陸計画 領土交渉に圧力」という秀逸な記事が。
今更、中国が侵略意図を持たない、などと寝言をほざくのは一部特殊な思想の持ち主だけでしょうが(勿論、言論表現思想信条の自由が日本にはあるので主張するのは自由である)、有権者諸氏は、我が国は今やこの侵略意図を隠そうともしない国家と、国境に於いて係争を抱えていることを自覚すべきでしょうな。
現政権はこの点について中国の姿勢を隠蔽しようともせず、日本側の対応も包み隠さず露見させているので、国民への周知だけは進んでいるのが不幸中の幸いであろう。