「我が国の防衛と予算-令和5年度概算要求の概要-」が公開されて色々話題を呼んでいます。
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「我が国の防衛と予算-令和5年度概算要求の概要-」が公開されて色々話題を呼んでいます。
次期装輪装甲車(人員輸送型)の取得としてパトリアAMVと三菱MAVが両方載ってましたね。現在比較検討中ということで、どちらが採用されるのかまだ未定ということなんでしょう。
見た目はパトリアAMVの方がスマートなのですが、三菱MAVは16式機動戦闘車とのファミリー化・コンポーネントの共用を謳っていて、それ故のあの見た目だったりします。
概算要求を見る限り、三菱MAVが有利かなぁ、という気がしますが。
というのも、概算要求の中で装備品の維持整備 部品不足等による非可動を局限し、保有装備品の可動数を最大化するため、十分な部品を確保し、確実に整備
や防衛技術基盤の強化
防衛生産基盤の強化
などを謳っておりまして、それを考えると16MCVとの部品共通化ができるMAVは望ましいわけです。(所定の性能を満たすのであれば)
パトリアが何か特段に悪いわけではないのですが……。
今回の概算要求ではやはり「持続性・強靱性」が目に付きますね。弾薬の備蓄量や火薬庫を増設するとか、自衛隊設備の抗堪性を増し、迅速な被害復旧のための装備を増備するなど、ウクライナからの戦訓と見られる事項がちらほらありますね。
良いことだと思います。
防衛省の文書には載っていなかったのですが、報道で報じられたところによると、「イージス・システム搭載艦」について「基準排水量は約2万トン、全長210メートル以下、全幅40メートル以下」という数字が出てきて驚かされました。
ましゅう型補給艦が全長221m(水線長205m)、全幅27m、いずも型護衛艦が全長248m、最大幅38m(水線幅29.6m)ということを考えると、相当LB比が低い艦(単純に上記の数字を使うと5.25!)になることが想定され、かつての戦艦クラスのLB比(戦艦大和のLB比が6.8とか)となり、かなりの鈍足艦となることが予想されます。
艦隊行動はしない艦ということなんでしょうな。
以前某所で地球深部探査船ちきゅうをベースにしたらどうか?と冗談を言っていたんですが、寸法(全長210m、全幅38m)見ると冗談でなくなりそうな感。
なんというか、真っ先に狙われる被害担当艦という印象もなくはなく……。
昨日、「反科学の人たちは自分の知識に高い自信を持つが、実際テストすると最低レベルだった」という記事があって、典型的なダニング=クルーガー効果だなぁと。
まあ他山の石というか自分を過信するのを戒める話題でもあるので、論文中の科学知識テストを自分も解いてみることにした。
結果は34問中3問不正解だった。間違ったのは17、22、23で17は単純に知らなかった。
Wikipediaによれば紫外線は人間の健康や環境への影響の観点から、近紫外線をさらに UVA (380–315 nm)、UVB(315–280nm)、UVC (280–200nm) に分けることもある。
と。でも気象庁のページではUV-Aが315-400 nmでUV-Bが280-315 nmなんで、定義に曖昧なところがある用語っぽい。
こりゃ忘れた方が無難かも。
22は靭帯と腱を混同していた。骨と骨を繫ぐのが靭帯で、骨と筋肉を繫ぐのが腱、と。
問題だったのは23で「人や動物の遺伝子の変異は、すべて不健康である。」に「偽」と回答したのですが、正解は「真」になってて、おかしいなぁ、と。遺伝子の変異と言っても、目の色や髪の色など健康に影響しないものも当然のようにあるので、「全てが」ではおかしいはず。
……と思っていたら、今日になって訂正があり、問23の正解は「偽」で良かったらしい。
というわけで、34問中32問正解で正答率94%だった。
それにしても、元論文のグラフとか見ると、ここまで見事に主観的知識と客観的知識が逆になるとはなぁと溜息を吐きたくなるくらいではある。
今年5月にBecky!がHTML描画をEdge WebView2(要はBlink系)にしたという記事を今頃見つけて、なんてこった!と。
Thunderbirdへの移行を決めた決定打がHTMLメールへの対応だったので、これが解決するんだったらBecky!に戻ってもいいな的な。
早速新版のBecky!をインストールしてみて起動したら……丸1年分のメールの受信を始めてしまい、えらいことに。
スパムメールフィルタの学習も飛んでたので凄いことになってしまった……。
でもまあ、やはりBecky!の方が「痒いところに手が届く」感が素晴らしい。Thunderbirdの押し付けがましさがないのもとても良い。
というわけで、1年半の回り道を経て、Becky!に戻ってきたのであった。
NHKスペシャル「玉鋼に挑む 日本刀を生み出す奇跡の鉄」は6月にBSで放送した「玉鋼の十二人」の地上波版でした。
なんというかBSのよりドラマ仕立てというか人間模様によりフォーカスした作風になっていて、個人的に製鉄という技術に興味のある自分にとっては退屈さが増した出来でした。
日本のたたら製鉄の特徴は何と言っても砂鉄を原材料に使うことで、これは世界的にも珍しかったりします。
砂鉄の主成分は四酸化三鉄ですが、通常の製鉄で使う鉄鉱石は三酸化二鉄が主成分になります。四酸化三鉄を製鉄する場合は一度三酸化二鉄に還元してからもう一度還元を行っておりまして、たたら製鉄はその2段の還元を一度の窯でやるのが特徴とされます。
……なんでこんな複雑な製鉄法が生まれたかと言えば、日本では三酸化二鉄の鉄鉱石が殆ど産出しないためでして、さらに言えば効率が良くない製鉄法でもあります。確かに玉鋼もできるのですが、それに数倍する銑もできるわけでして、かつてはそれらが等級に応じて鍋釜釘包丁といった生活用品に使われ、最上級の部分が日本刀に使われていたわけです。
……が、現代では玉鋼以外の部分の使い道がないのでね……。業として続けるのは難しいでしょうね。伝統芸能として続けるために、何らかの補助が必要かも知れません。
まとまった量の玉鋼を定期的に作っているのは番組で紹介された日刀保たたらだけなのですが、実を言えば自分で製鉄までやっている刀匠なんてのも日本には存在しまして、もしかしたら今後はそういう小規模たたらしか残らないのかも。
UNIX系のPDFビューワ「Okular」ってWindows版あるのかー、と思ってwinget search KDE.Okular
とか叩いてみるとインストールできそうだったのでインストールしてみる。
縦書きに対応しているのは評価点だけど、右→左のページ送りは自動じゃなくて手動設定なのはいただけないなぁ。あとショートカットファイル(.lnk)をドラッグ・アンド・ドロップできないのもやや辛い。
ただ、書き込み機能が多彩だったりと、他のPDFビューワにはない特徴もあるので、使い方次第かな、と。
EPUBリーダとしても使える、とあるんだけど、こちらは縦書きに非対応なので使い物にならなかった。やはりこういうオープンソースソフトウェアの開発陣って言語的多様性への理解にかなり欠ける印象があるなぁ。
「政府運営「e-Gov」などにサイバー攻撃か ロシア支持のハッカー集団「KILLNET」が声明 mixiやJCBへの攻撃にも言及」とか。
これが「犯罪」に該当するのか「攻撃」に相当するのかは分かりませんが、日本側が有効な対策を取れないというのも事実ですわな。
以前から何度か書いていますが、警察は原則として法域内でしか活動ができず、外国から国境を超えて行われるサイバー犯罪に対して根本的に無力です。捜査も容疑者の検挙もできません。国際的な捜査網を作り、容疑者の位置を特定し、その国と連携することは可能でしょうが、日本の場合警察が自治体警察であり外事連携の負担が重く、さらに言えば「相手国」が西側諸国でない場合、そもそも連携することが困難です。
米国のFBIのような、国家レベルでの捜査組織の設立が求められるところです。警察庁に設置されたサイバー警察局は、未だ限定的な権能しか持ちません。
さらに「攻撃」であるとするならば今度は軍事力の出番なのですが、日本の自衛隊はこれらの問題に対処することを任務としておらず(自衛隊の任務・行動は自衛隊法で定められた範囲に限られる)、自衛隊のサイバー防衛隊は自衛隊・防衛省のコンピュータシステム・ネットワークの防衛を任務とする部隊であり、国家の組織や機構を日常的に守るものではありませんし、ましてや国内の民間コンピュータ・ネットワークについては全くと言って良い程守備範囲外です。
国内の官民サイバー防衛ならびに場合によっては反撃については、国境を超える国家権力の行使が認められるのは通常軍事組織のみであるため、軍事組織(日本では自衛隊)がこれを行うのが適当であろうと思われますが、日本ではそのための法整備や組織づくりなどが全く議論されていないのが現実です。
デジタル庁がフロッピーディスクの廃止を作業している間にも、日本の電脳社会は外部からの攻撃にさらされ続けているわけですな。
某アニメの動画配信、今週分がなくてどうしたのかな?と公式サイトをチェックしてみたら、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、制作スケジュールに変更が生じたため放送延期だと……。そういえば8話で放送を一旦打ち切るって発表したアニメもあったっけ。
7月から続く第7波はようやく收束の兆しを見せ始めていますが、秋冬には第8波の到来が予想されており、今後もこの病気に付き合っていかないといけないんだろうなぁ。
とりあえず定期的なワクチン接種が不可欠なのですが、これもいつまで無料で続けられるかが気になるところです。インフルエンザみたいに自己負担になったら途端に接種率下がりそうなんだよなぁ。
「LINE、昭和前期以前の資料にも対応するOCRを開発」とかいう記事があって、へー、と思って元のプレスリリースを探して、さらに国会図書館のプロジェクトページまで辿り着いて分かったことは、目標値が低過ぎやしないか?という……。
19世紀の書物の目標値が軒並み0.9以下とか、流石にどんなもんかと。
まあ、達成値は0.9超えてましたけど、それでも戦後の書籍が軒並み0.95、物によっては0.99とか出しているのに比べると、やはり厳しい印象。
ないより遙かにマシなのですが、サンプルでこれだと、実際の作業だと人手での修正が大変そうだな。
現地時間8日、英女王エリザベス二世陛下崩御の報せが世界中を駆け巡った一日。
今年2月に在位70周年記念行事を行ったばかりでした。御年96歳。天寿でしょう。
崩御に伴いチャールズ三世が即位。なお、ja.wikipediaは既に「チャールズ3世」の項目が存在するため現在改名について議論中。
その他、国歌が「God Save the King」へと変更されたり、軍艦のPrefixが「His Majesty's Ship」になったり、紙幣や硬貨の肖像が変更されたりといった様々な変更が行われます。
ただ、どうも女王陛下の在位期間が長すぎたせいか、「King」という名称に英国人自身が不慣れな印象を抱きますね、ニュースなどを見ていると。あと英語では女王も王妃も「Queen」であるといった面もあり……。
それからRegnal Yearが改まりました。現在では議会公文書でしか使われていないというRegnal Yearですが、「70th year of the reign of Queen Elizabeth II」が終わり、2022年9月8日より「1st year of the reign of King Charles III」となりました。なお、このRegnal Yearは即位日にインクリメントされるそうなので、大変面倒な暦であり、誠にこれを利用し続けている英国議会の伝統には呆れんばかりの称賛を送らざる能わざる所です。
日本の元号だって流石にインクリメントされるのは元日ですからねぇ。
VM上のXubuntu 20.04LTSを22.04LTSへとアップグレード。あんまり深く使ってるわけじゃないけど、RubyとかはWindowsよりLinux上の方が面倒がなくて良いんだよね……。Ruby自体がアップグレードされた関係で飛んじゃったrubyパッケージをちまちまとgem install hogehoge
したりして。(そんでsudo付け忘れて怒られるなど)
Ubuntu派生ディストリビューションの中では軽量なところがウリのXubuntuだけど、最近Lubuntuの方がもっと軽いと教えられた。どのくらい違うか試してみようと思いつつも未だ手つかず。
VM上だととにかく軽い方が良いので、FirefoxがSnapパッケージになったりとかして重くなったUbuntuに律儀に付き合わない派生ディストロも試しておかないといけないんだろうな。
6日頃から始まったウクライナの反攻によって東部戦線のロシア軍が突破され、ほぼ潰走の様相、と。ハルキウ州の解放が報じられました。
この攻勢の前に南部方面で攻勢をかけ、クリミアにある航空基地を攻撃するなどの成果を上げていたわけですが、これは大規模な陽動だった模様。
ネットで流れてくる現地からの映像類は、ロシア軍の士気が相当低いことを窺わせます。多くの装備を遺棄して後退しているのは、ロシア側の「再編」という公式発表とはかけ離れたものを感じます。
とはいえロシアにはまだ予備兵力があるハズなので、ロシアもこのままズルズル下がっていくばかりではなく、どこかで流れを押し留めようとすることでしょう。
果たしてこの戦争の“終わり”へとつながる一手になるのか、注目ですね。
健康診断。
相変わらず採血で両腕に針を刺されてしまうなど。
「ワクチン接種装い委託料詐取か クリニックの院長逮捕 警視庁」とかで、最初はへー、って感じだったんだけど、都内北区のクリニックと言われて慌てて調べるなど。
自分がワクチン打った医院じゃなくてまずは一安心。
それにしてもとんでもない犯罪をする医師もいたものだな、と。
百万歩譲って、医師個人がワクチンに疑義を持っていることは思想信条の自由だとしても、それは医療行為を偽る理由にはなりませんからね。「ワクチン接種業務に従事しない」ならまだしも、「打ったことにして証明を偽造し、補助金を詐取する」となると擁護の余地もない。
どうやら記事によると当該医院は反ワクチン勢がワクチン接種を偽装するための窓口的な役割を担っていたようですが、一方でそうとは知らずに受診した人もいるようで、本当に迷惑極まりない。
私たちは医療従事者・医療機関を信頼して医療行為を受けます。治療というのは、非可逆的な侵襲行為を伴うことがある危険な業務であり、それゆえに医業独占が認められているわけです。そこには技術的な信用もさることながら、倫理的な信用もまた不可欠とされます。治療行為や治験行為として認められるプラシーボならばともかく、業としてのワクチン接種をこのような形で偽られると、医療行為への信用を毀損してしまいます。
今回の件で言うならば、ワクチン接種後に抗体値の確認を必要とするようになってしまいます。それは社会にとって大きな負担であり、社会機能の損失に繋がります。
また反ワクチンを信奉する人々についても、このような形で接種証明を詐取するのではなく、誇り高く反ワクチンを貫いて社会の爪弾きになっていただきたい。社会に入り混じって魔女狩りが始まったら目も当てられない。
「ドイツがウクライナに提供したゲパルト自走対空砲(1973年配備開始)が想定外の活躍をしているらしいがどのような運用がなされているのか」という纏めがあったのですが、以前私も「水平射撃で使われそうな予感が……」とか言ってたわけですが、本来の用途で役立っていたご様子。
やはり機甲戦においては、機甲戦力の突撃に隨伴できる対空兵装って重要なんだろうな。
ドイツのゲパルトの類似品として日本にはガンタンク87式がありますが、これもそろそろ後継車輛が必要でしょうかね。理想を言えばマークスマンのように砲塔側でシステムが完結していて、乗せる車台の方は自由に選べる形式だと、10式戦車や16式機動戦闘車の車台に載せる、といった使い方ができそうですが、どうだろうか……。
砲塔だけでシステムを完結させる利点は移植性を高められるところですが、一方で電力の問題やシステムサイズの問題に影響が出るので、得失は難しいところか……。
ふと、「オーブントースターで茹で卵が作れるのではないか?」と思いついてしまう。
実は茹で卵を作るのにエッグスチーマーを買おうかどうしようか悩んでいたのですが、鍋とキッチンタイマー以上の利便性があるんだろうか?と考えている最中に「要するに一定温度を一定時間持続できれば良いんだから、それってオーブントースターの機能じゃね?」と……。
味付きの煮卵ならともかく、単なる茹で卵においては周囲の水の必要性は温度管理のためだけなので、温度指定機能付きのオーブントースターならばその役目を果たせるはず。
我が家のオーブントースターは象印のET-SW80で、温度が指定できるのが特徴の機械で、ウチではトースターというよりグリル調理器としての使用がメイン。100℃以下で魚や肉を時間をかけて焼くと素晴らしいのである。
それはともかく、茹で卵。
もしもの時の飛散防止のためにアルミホイルで包んで、普段は沸騰したお湯に8分弱程漬けるので、温度を110℃でまず10分。
これでは全く固くなっていなかったので、もう10分。
そして出来上がったのは……温泉卵だった。いやはや、黄身は固く白身はとろとろの見事な温泉卵。狙ったものとは違うものができてしまったけど、これむしろご家庭で作るの難しいんじゃないか?
温泉卵を堪能した後に、もう一度茹で卵に挑戦。
今度は温度を一気に上げて230℃で15分。どうやら周囲の空気が熱せられるだけでは、殼を通して温度が中まで伝わり難いと見えたのでこうしてみた。
すると見事に茹で卵が完成した。
素晴らしい。
これで毎度お湯を沸かすことなく茹で卵を作ることができるようになった。あとは温度と時間を適当に調節して好みの硬さになる組み合わせを探すところだな。
先日Amazonに報告したバグが、バグであると確認されたという連絡を受けた。まあこちらとしては100%再現できる手順を確立してから報告しているので、これでバグだと認定されなかったらどうしようかって感じではあるのだが。
それにしても現行のkindleのファームウェアは日本語周りにバグが多過ぎる……。8月リリースの5.14.3.2で以前報告した軽微なバグが一つ直っていたけど、大物の検索での濁点・半濁点のバグは直ってなかった。そんなに直すのが難しいのだろうかね。
kindleのバグの中には、本を開いた直後に画面が真っ白になって再起動し、再起動終了後に画面が真っ白な状態になってしまい、もう一度再起動する以外に方法がなくなるというかなり致命的なバグがあるんだけど、きちんとした再現方法が分からないもんだから、ちゃんとした報告ができないでいる。一応「こういう現象が発生している」とは伝えてあるんだけれども。
で、あれこれ再現方法を模索しているうちに、どうも回避方法らしきものは見つけ出せたっぽい。探していたのは確実に起こす方の操作だったんだが……。
問題は、なぜこれで回避できるのかが分からんということだが……。(本当に回避できているのかも厳密には分からんのだが)
中国の長沙市で高層ビル火災があったそうなんですが、中国の公的なメディアから報道がないのが凄い。
火災があったのはChina Telecomのビルだったようなのですが、写真を見る限り全焼の様相。中国では、消防法や建築基準法に当たる基準は一体どうなっているのか……。防火壁とかスプリンクラーとか、そういうものはなかったのか動作しなかったのか。
それでも報道によればけが人なしとのことなので、最低限の役割は果たしたのかも知れないけど。
いや、この場合「けが人なし」との発表を信じて良いものなのか……。
大惨事になりかねない燃え方だったわけで、犠牲がなかったことを喜びつつも、事故調査をきちんとして原因の究明と対策を講じねばならんだろうと思うが、果たして。
Amazonからの通知と自称する宛名の書かれていないメールが届いて、またいつもの成りすましメールだろうと思いながらヘッダを確認するもの、不審な点がない。メールの中のリンクも調べた限りAmazonのもの。
ここまで巧妙な成りすましメールは初めてだ……。
ううむ、一体どうなってるんだ。
と解析に行き詰まって悩むことしばし。
……。
まさか本物のメールだったとはな……!
Impress Watchの窓の杜で今週の人気記事として紹介されていたのが「Excelを使って複数のフォルダーを一括作成するウラ技 ~月別フォルダー作成が捗る!」。
PowerShellを使えば1..12 | %{md $_"月"}
って叩いて終わるんで、長くても30秒とかそんなもんじゃないですかね?
それを、Excelでコマンド列を作ってCSVで保存して拡張子を変更してコマンドプロンプトを立ち上げて……と大変煩雑な手順で実現しています。なんというか、ピタゴラスイッチ的な無駄な努力と言うか何というか。
他にもmd/mkdirコマンドでフォルダーの一括作成はできるがハードルは高い。Excelで処理してみよう
とか書いてあるわけですが、サンプルに示されているコマンドは……頭痛が痛い。
cmd.exeだってもう少し高機能ですよ。ループ使ってfor /L %i in (1,1,12) do md %i月
って書くとかさぁ……。
Office(Excel)を使わせることが目的の記事だからこうなるんだろうけど、ユーザの能力向上という点には全く資さないというのがね。cmd.exeもPowerShellもWindowsに標準で付いてくるツールなので、これらを縦横に駆使できるようになるのはユーザにとっても利益な筈なんだけど、そういう観点で記事は書かれてないようなんだよな。
Impress Watch全体を見てもPowerShellの解説記事ってないようだし、そういうユーザスキルを上げる方向性って、Impressにはないんでしょうかね。
颱風一過、とはならず、雨の天気。夕刻に晴れ間を縫って買い物に行ったら帰りに降られた。
というか昨夜牛乳が切れたので23時までやってるスーパーまで牛乳を買いに行ったら、颱風のため21時で閉店だったのよね……。その時雨はまだ降っていなかった。
なんともタイミングの悪い話である。
「プーチン大統領、軍の部分動員令に署名 「西側の核の脅しに対応」」とのことで、30万人の予備役を動員するとのこと。
凄いなぁ……。日本の自衛隊の定員が24.7万なので、予備役動員だけで自衛隊一つ分ですよ。なお、動員対象者は2,500万人だそうなので、この動員は全体の1%程度を対象とした『部分的な動員』なのだ
なんだそうで……。
ロシアの人口って1億4,680万なのに2,500万人も動員対象なんかい……。一体どうなってるんだ……?
常識的に考えると、動員した30万人に与える被服や武器が存在し、彼らが軍事活動をすることに対する兵站が存在することになるわけですが、これまでウクライナでのロシア軍の兵站状況を見ている限り、そのようなものが本当に存在するのか疑わしいところです。
動員限界を超えた動員を行うと何が起こるのか?という点については、過去に興味深い事例が存在します。
大東亜戦争において大日本帝国陸海軍は最終的に700万人以上(陸軍550万、海軍170万)を動員したとされるところですが、当時の参謀本部の試算によれば日本の動員能力は350万人が限界だったとされていたそうで、動員限界の倍の人間を動員したことになります。
戦争終盤の日本軍の惨状はよく語られるところですが、動員限界を超えた動員を行ったところで、支給できる武器もなければ訓練も充分にはできず、そもそも兵隊に向いた人間はとっくの昔に動員済みですから徴兵検査で乙種や丙種だった人が軍隊に引っ張られて不向きな仕事に従事させられるわけです。
当然ながら額面戦力よりも実兵力は相当に劣ることになり、敗戦間際のソビエト参戦に際しては、関東軍は民間人の脱出時間を稼ぐこともできずに潰走することになったわけです。
結局のところ、軍隊というのは数がなければいけないとは言うものの、数だけ足りても適切な装備や訓練がなされていなければ烏合の衆になるだけなのですよね。
果たしてロシアは赤軍のように戦うことができるでしょうか?
いきなり冷え込んで秋が来た様相。
天気も暫く悪い予報。洗濯物は昨日干したところだけど、次干せるのはいつの日か……と週間天気予報を見ながら考え込んだりする。
颱風も来てるんだっけ?
衣替えもしなきゃかなぁ。
朝の気象情報で颱風15号が発生したとの情報を聞きつつ、予報図を見たら東海道を舐めるようなルートになってた。
これは風雨がひどいことになりそうだな、と思ってたら、夜になって東海道新幹線が止まったりしていた。
新幹線といえば長崎新幹線が部分開業したそうですが、佐賀県なんで揉めてるんですかね?
もう全額国費で作って佐賀県内には駅ナシとかにすれば良いんじゃないでしょうか。静岡県のリニアも。
午前中までは颱風の影響が残りそうだったので、午後配達を指定した宅急便。
届いたには届いたのだけれども、箱は濡れ濡れでシワシワになってしまっていた。(中身には影響なかったけど)
思い切って一日くらい遅らせるべきだったかも知れない。
最近Windows Sandboxを使う機会があったのですが、便利ですね。
ちょっと素性のよろしくないプログラムを試しに走らせてみるのに最適というか。
クリップボード連携もできるので、使いやすい。
起動の度にクリーンインストール状態になるので、要再起動なアプリには使えないけど、Win11からはそのへんも改善されているとか。
ある程度整った環境が必要とか、もうちょっと凝った使い方をするときにはVirtualBoxのスナップショットの方が適切だとは思いますが、Windows Sandboxは手間いらずなところが良いですね。
韓国東亜日報に「国民の97%がコロナ抗体保有、「隠れた感染者」は1000万人」という記事があって……え?
あの米国でも58%とかいう話だったのに、なんか偉く防疫体制に拘ってた韓国で自然感染者が同レベル(57.65%)とか一体どうなってたの……?
日本は第7波の前の段階で5%とかそこらだったので、一体何があったのかと。
フィナンシャル・タイムズの特設ページでグラフを出力してみたところ、今年の3月頃に感染者数の実数で韓国が日本を上回っていた。
どうも2月頃に防疫体制が崩壊してたみたいですね。そういえばその後北朝鮮もCOVID-19の国内発生を認めてたっけ。
3月の大統領選挙で負けた当時の政権が、残り任期、政治を放り出してたんですかね、これ?
日本も第7波で感染者数がどんと増えたので、次の調査では結構な数字が出そうではありますが。
週末列島を襲った颱風15号の影響で、静岡県静岡市の清水区を中心に大規模な断水が起きているそうなのですが、丸1日経過しても自衛隊への災害派遣要請が出されず、知事は何をやっているのかと疑問に思っていたのですが、本日なって静岡市長からの要求をうけてようやく10時半頃に災派要請とか。災害救助法に基づく国土交通省への支援要請は速やかに行われたとのことなので、何か知事の中で思うところがあったのではないかと推測されているところです。
静岡県と言えば“県庁要塞”などで知られる防災県で、将来予想される東南海地震に対する備えを万全にしている、とされてきたわけですが、知事の居竦みで丸一日を浪費とか、ハードウェアが万全でも首長一つで台無しにできるんだなぁと感慨深いところです。
今般のCOVID-19では“やった振り”が得意なポピュリスト首長が、実際の対策をそっちのけで毎日テレビに出演すると県の実情がズタボロであっても支持率が上がっていく様を見て呆れていましたが、ここまで凄まじいといっそイデオロギーに殉じる姿として支持率も急騰するのかも知れぬ。
故・安倍晋三元総理の国葬儀が行われた、らしい。
正直、興味なかったので……。
日本には現在国葬に当たる法令がいないので、この“国葬儀”が国葬に該当するのかどうかは不明ですが、手続き論としては吉田茂の国葬儀や中曽根康弘の内閣葬と同等なものでしかないので、特に反対する理由もない。
というか、反対している人たちは何か特殊な背景がありそうでな……。やる側が弔意を強制したりはしない、って言ってるのに、反対する側は参列者を猛攻撃する有様だし。
どっちがより全体主義的で権威主義的かと言われたら、どう見ても反対派がそれなんだよなぁ。
Wikipediaにあるように、将来的な地球への小惑星の衝突に備えた予備実験みたいなものなんですが、それにしても宇宙機を小惑星に突入させるというのはシンプルというか単純というかK=½mv²というか。計画段階では色々な案があったらしいのですが、最終的にこの案に落ち着いたとのことだったので、多くの知恵がこの運動エネルギーには込められているのでしょう。
それにしても、こういう実験が大真面目に行われるようになったことは喜ばしいのか危機感を覚えるべきなのか判断に困るところですね。学問の進歩によって、これまで考えられていたよりも遙かに高頻度で天体が落下してきていることが判かったのは良いんですが、判ったところでできることもない、という辺りがなんともかんとも。
秋めいてきたのでカレーを作ってみた。夏場はすぐに駄目になるので、レトルトで済ませてたけど、そろそろ大丈夫だろうかと。
で、今回はやや趣向を変えて、時短・手拔きを考えてみた……んだけど、成功したところと失敗したところと。味は悪くないので失敗したわけではないのだけれども、調理時間は短縮されたけど手間は増えた感じで、差し引きすると微妙な感じではあった。
反省点は次回に活かすとして、とりあえず三食カレーを喰うわけである。
最後にちょっとご飯が足りなくなって、サトウのごはんを1パック追加したりなんかして。
ロシアがウクライナ4州の併合を発表したそうな。一応プーチン大統領の演説は同時通訳で聞いていたのですが……聞いちゃいられない、って感じでした。
今後ロシアは、併合した“ロシア領土”への攻撃に対する“防衛戦争”を戦争の名目にするものと思われます。
しかし、現時点で編入を支持する国際世論はなく、中国ですら旗幟を不鮮明にしております。
まーそりゃそーだわな。武力で押し入った地域で「住民投票」を行って領土の編入が許されるんだったら、台湾独立すら可能になりますからね。中国としては認められないでしょう。
しかしこれによってロシアは祖国防衛を大義名分とした戦争に突入することとなり、恐らくロシア連邦が崩壊するまで戦争は続くことになると思われます。
事ここに至っては、ロシアの崩壊が一日も早いことを祈らずにはいられません。