色々と特徴のある移動体通信システムだったんですがね……。マイクロセルの考え方などは5Gにも生きていると言えるんではないかと。
元が内線電話のシステムだったので、電波利用に厳しい医療機関での利用が多く残った印象がありますが、今後はどうするんですかね。IP電話のIP-PBXからSIP介してWi-Fiで飛ばしてスマホで利用したりするんでしょうか。最近病院内はWi-Fiだらけですから、システムさえ適切に構築できれば各人のスマホをSIP端末として利用できるように思えますが……。
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
色々と特徴のある移動体通信システムだったんですがね……。マイクロセルの考え方などは5Gにも生きていると言えるんではないかと。
元が内線電話のシステムだったので、電波利用に厳しい医療機関での利用が多く残った印象がありますが、今後はどうするんですかね。IP電話のIP-PBXからSIP介してWi-Fiで飛ばしてスマホで利用したりするんでしょうか。最近病院内はWi-Fiだらけですから、システムさえ適切に構築できれば各人のスマホをSIP端末として利用できるように思えますが……。
そういえば明治30年以来124年ぶりの2日節分だそうで。
国立天文台のページを見ると説明があるけど、平均太陽年が約365.2422日なのに対し、グレゴリオ暦が365.2425日で、かつ補正が大体4年に一度、一日単位であるため微妙な誤差が積算することによって生じるんですな。もっと言えば、西暦2000年が閏年だったことと去年が閏年だったことが直近の原因です。
「節分」は立春の前日で、立春は黄経315度ですので、地球が黄経315°地点を通過する日時が節分を決定するのですが、果たして2021年の立春はいつだったかと令和3年(2021)の暦要項調べてみると、2月3日23時59分でした。
うーん、ぎりぎりで3日ですね!
昼食に、普通にテーブル席のあるお店で外食をしたら、結構喋っている人が多くて驚いた。普段外食するにしてもカウンターばかりだったので……。
食事中の会話がSARS-CoV-2の感染拡大において大きな要因となっているという話は昨年中から何度も繰り返されていて、一部では「黙食」なるスローガンまで登場している昨今ですが、一般への浸透には限界もある模様。
以前も書いたのですが、テーブル席廃止の方が時短営業より効果あるんじゃないかなぁ……。
「中国で盗聴器の仕込まれたモバイルバッテリーが騒動に」とかいうニュースがあって、マジかいな……と。記事中にもロシアで毒殺未遂となった反体制派指導者、Alexei Navalny氏の支持者であるLyubov Sobol氏のiPhone本体の中にこの基盤が入っていた
なんて記述があり、あちこちで有効利用されている模様。
こういうことやってるから信頼されないんだよなぁ……。
中国製のモバイルバッテリなんて買えないじゃん、怖くて。モバイルバッテリくらいならともかく、既成品に仕込まれてたら目も当てられない有り様になりそうだし、モジュールとしてその手の人達に使われれば被害も甚大。
かといって、製品それ自体を取り締まる法規制も難しそう。(それ自体は別に違法性のある製品でもないから)
NHK放送のBS世界のドキュメンタリー「薄氷のシベリア 温暖化への警告」を観ていたら、2016年にシベリアの永久凍土から出てきた炭疽菌でトナカイの大量死が起きていたとか言ってて、調べてみたら当時のニュースがいくつも引っかかった(afpbb,cnn,日経サイエンス)。
生物兵器としての炭疽菌のニュースには注意していたと思ったけど、こんな話題があったとは。
しかし今回のCOVID-19もそうですが、未知の病原体との接触の可能性を思わせる話題というのは、今後のことを考えると無視し得ないものがありますね。今回は中国発でしたが、この手の事態はどこからでも起こり得ますし、シベリア辺りは人の目が届き難いのが厄介です。
過去数十万年人類が接触したことのない病原体とか、想像すると碌でもない事態が起こるとしか思えませんしね。
「富士通スピンオフのQDレーザがロービジョン用アイウェアを量産、価格も大幅低減」という記事の中に、レーザー素子を使った網膜投影システムが紹介されてた。
すげー……SFだぁ……。
記事中にもありますが、角膜や水晶体に頼らずに視覚を得られる
ため、網膜が無事であれば角膜や水晶体の損傷や病気に対応できる可能性がありますね。
その内視力補正デバイスの主流が、眼鏡からこういうデジタルデバイスになったりするんだろうか……。
NHKのBS1スペシャル「謎の感染拡大〜新型ウイルスの起源を追う〜」は、昨年末に放送されたNHKスペシャル「謎の感染拡大〜新型ウイルスの起源を追う〜」の百分拡大版だった。
悪いわけじゃないんだけど……なんというか他人事っぽい感じがして。
今回のSARS-CoV-2にしろ過去のMERSウィルスにしろSARSウィルスにしろ、未知の感染症が人-人感染をして大流行するという現象は起きていて、今度も当然起きる。
今回たまさか中国発だったことはともかく、中国の社会体制が世界的な初動の遅れにつながった可能性があるとされる所だけれども、新情報を鑑みるとあまり差はなかったかも知れないって感じ。
勿論、より素早い初動のためには、中国国内の情報流通体制は批判されるべきだけれども、同様に他国も自省する必要があったことは否めない。例えば新たな感染症が日本国内で発生したとして、初動体制において中国よりも早く全世界的な情報共有が出来たか?と問うてみて欲しいわけ。
日本は既知の感染症に対しては比較的強靭な公衆衛生体制を築いているけれども、それが“未知”であったときに、同様に機能するかどうかは、検証の必用があるんじゃなかろうかと今回の動きをみていて思うのです。
今回事故を起こしたのは「そうりゅう」で、相手は香港船籍のばら積み船「オーシャン アルテミス」だったとのこと。そうりゅうが潜望鏡深度へ浮上する途上で衝突し、三名負傷、潜望鏡やアンテナマストなどを損傷。オーシャンアルテミスの方は現状無傷との報告。
類似の事故としては、2006年に潜水艦あさしおが同様にパナマ船籍のケミカルタンカーに接触事故を起こしています。
こう言っては何なのですが、浮上中の潜水艦が水上船舶と接触する事故は、意外とありがちです。過去には死亡事故も起こっていますし……。
だからといって起こって良いというわけではなくて、事故原因の究明と再発防止策の立案構築は必要なのですが、それは海自と海保の仕事でしょう。間違っても司法がしゃしゃり出てこないことを祈ります。
日本カメラ博物館の特別展「デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年」なんですが、のっけから“デジタルカメラ”じゃないのが……。
トップバッターとして紹介されているソニーのマビカですが、これ“アナログ”の電子スチルカメラなんですよね。解説文でもCCDの画像を2インチフロッピーディスクにアナログ記録する
となっていて、間違えたわけでも誤認しているわけでもなさそう。
進化の歴史上どのように位置づけるかという問題なのかも知れませんが、電子スチルカメラはデジタルカメラの一歩手前までは来てましたわな。しかし技術的系譜としてはどちらかと言うと絶滅種で、現行のデジタルカメラについて言えばやはりQV-10を嚆矢とすべきではないかと思う次第。
そうして一時期は隆盛を極めたデジタルカメラでしたが、今や携帯電話に押されて、コンデジだけではなく、レンズ交換式ですら縮小状態とか。悲しいことですな。
「WindowsのTCP/IP実装に複数の重大な脆弱性、今月のセキュリティパッチはかならず適用を」と今月のWindows Updateには結構深刻な修正が含まれているそうな。というか、TCP/IP実装に脆弱性があって外部からブルースクリーンを起こせるとか、よく今まで見つからなかったな……。
まあリモートから任意のコードを実行できるとかじゃないから、あまり有用性が高くなかったせいかもしれない。
というわけで、今日は計画的に、順繰りにWindows Updateを当てていった。いつもこんな感じで余裕を持って対応できれば良いんだけどね……。
「韓国軍が自衛隊竹島侵攻シナリオ 最新型軍備導入の説得用」とかいう記事が。
いやまあ“仮想的”の侵攻に対応するシナリオを用意すること自体は軍の職務といえるので、別段どうということもないのですよ。日本だって対馬警備隊の編成など、何を想定してるんだかみたいな部隊はありますからね。
ですが、日本の兵器研究家が発表した仮想の侵攻シナリオを参考にした
ってのはなんですかね……。やるならちゃんと真面目にやって下さいよ。
どうやら報じたのは東亜日報で、さらに元ネタは軍事研究誌に掲載された寄稿記事らしいんですが、こんなん元にしてどうするん……。いや、新兵器調達・予算確保のためだって記事にもあるけど、だからっていって荒唐無稽な作文を元にしてどうすんねんな。
韓国にだってそういった外国の侵攻計画を真面目に検討する部署くらいあるだろうに。(真面目に検討したらお話にならなかった、ってことだろうけど)
春節。
TVerでガイアの夜明け「マイナスの世界へようこそ! ~コロナ禍で光る冷凍技術~」を見た。PfizerのSARS-CoV2ワクチンの輸送に必要な低温技術を扱っていたのだけれども、摂氏マイナス75度を「超低温」と言っていて、なんかなぁ……と。
いや、普通「超低温」って言ったら0.01ケルビンとかそういう世界じゃね? 少なくとも液体ヘリウムの絶対4度以下じゃないと科学の世界では「超低温」とは言わないと思う。
大体、摂氏マイナス75度なら固体化二酸化炭素(ドライアイス)で間に合うし、冷凍機もさほど特殊なものは必要ないと思う。もっとも、番組中でも触れられていたけど、日本のドライアイス製造能力は需要に対して元から不足していて、余剰能力がなかったりするのだけれども。
まああの辺の番組はビジネスPR番組なので科学性なんかはどっか横に置いて視聴者に訴求すれば良いということなんだろうけど、観る方としてはツッコミを入れざるを得ないよなぁ……。
夜。牛乳が切れたのでちょっと買い物に行って帰り道。マンションに入ろうかといったところでEEWの音が。
これは建物に入らない方が良いかと足を止めて待つこと数秒で搖れがやって来た。
初期微動がそこそこあって、ゆっくりとした横搖れが長く続く。徐々にマンションの中からも慌ただしい音が。
搖れが收まるのを待って階段で部屋に戻り、家財の無事を確認する。本の落下等はなし。食器棚の中で食器が少しずれていたくらい。
震度4とのことであった。
NHKのBS1スペシャル「自衛隊が体験した 離島防衛のリアル」はナビゲータが鎌田靖で、昨年放送された「軍事のリアル」の続編と言った風体だった。
今回は水陸機動団の練成過程を追いながら、切迫した危機と、現場だけでは足りないのだ、という点を強調するような番組になってました。前作ほどどっちつかずではなかったのは、危機が近づいているからですかねぇ……。
現場側は現状の法律と装備と練度でできることはやり切る、という覚悟でいることは分かったけど、では政治側はどうすりゃ良いんだ?という点について、政治側の人間が殆ど登場していないので分からず終いに。
単純な軍事力では勝てそうにない、外交で決着を付けなければいけない、中国はグレーゾーン(というか日本の対処能力の隙)を突いて日本に迫ってくる、と状況の悪化は積み上がっているのに、肝心の政治が見えて来ない辺りが……。
答えてくれる政治家がいなかったんでしょうか。
課題を投げっぱなし、といった様相でした。
それはともかくとして、水陸機動団の訓練風景はなかなかに素晴らしい映像でしたね。キャンプ・ペンドルトンでのアイアン・フィスト2020は実りの多い訓練だった様子が伺えました。
それにしても米軍は本当に訓練に金かけてるよな……。訓練に金かけた分、実戦で流れる血が減るってことなんだろうけど。
中国が自国産のワクチンを使って途上国等へ外交攻勢をかけている一方で、「偽物ワクチン、海外へ流出か 中国警察が複数人を拘束」なんて話題も。
まー、なんっつーか、中国らしいというか。
日本でも中国産ワクチンを自費で接種した人がいるとかいないとか言われているけど、こういうブツだったんじゃないだろうなぁ……。
COVID-19に関して言えばワクチンが決定打になるだろうと言われて、先発品の接種が世界各国で進められていますが、一方でその偏りも問題になっています。ワクチン開発に成功した国、遅れてはいるけれども自国で開発可能な国、そしてそれらを買わなければいけない国の間での不平等が問題になり、COVAXなどの枠組みも模索されつつも、欧州域内ですら醜い争いが繰り広げられています。
そしてそこに偽物が紛れ込めば、一気に悪貨が良貨を駆逐するでしょうなぁ。なんとしても取り締まってほしいものですが、そもそもやるなよという話でもあり……。
明日から日本でもCOVID-19ワクチンの接種が始まるそうな。
とはいえ、当面は医療従事者向けですが……その次が高齢者、そして基礎疾患のある人……と、まあ医療資源の確保のために重症化し易い人たちから対応というのは間違ってはいないのだろう。
それにしても、新型の感染症に僅か一年かそこらでウン千万人規模の接種が可能なワクチンを開発し、製造できる時代なんですな。
ところでギニアからエボラ出血熱再燃というお知らせが届いているのですが、こっちの方も国際協力して何とかして欲しいものです。
個人的にはスマホ持ってないので縁がなかったのですが厚労省謹製の接触確認アプリ“COCOA”にバグがあってAndroid版が正常に動作していなかったという話題が、iOSに延焼しているようで。
原因についてはあれこれ報道もあるようで、私は詳しい事情を知る立場でもないので案件自体には何も言えることはないのですが、なんというかこういった国の発注自体が上手くいかないようになっている状況ってのは感じることはあります。
近年公共工事なんかでも入札不調が増えていて、不落随契(入札不調から再入札を行わずに随意契約を行うこと)なんて言葉が踊っていたりします。これ、要するに入札要件がそもそも実情に合っていないから起こるんですよね。発注側が入札要件を整えることができなくなっている。
当然ですが適切な入札要件を設定するためには、その案件についての経済的な感覚が備わっていないといけません。この規模の発注なら何人を何ヶ月で幾ら、という大体の規模の把握をする感覚です。これが備わっておらず、手元のマニュアルをみて機械的に要件を設定すると、市場の変化等からマニュアルが乖離していたなどという時に入札不調なんてことが起こりますし、逆に入札でボラれていても分かりません。
しかしそういう“感覚”は結局は自分たちで実際にやっていないと身につかないものでして、自分たちがやっていないこと・できないことを外注するとなるとどうしても難しいものだと思います。
そういえば自衛隊の装輪装甲車(改)の開発失敗なんかもそんな印象ありましたね。道路運送車両法の枠内で開発せよと発注側が無理を言って、まともな開発力を持った会社は無理と判断して撤退、結局無理を呑んだ会社が迷走の果てに開発失敗となって防衛事業から撤退する羽目になっています。正直現代の装輪装甲車で車幅2.5mってのは無理がありますわ。
発注側が現場感覚を失うと“ぼくのかんがえたりそうのようけん”をぶち込んでしまいがちです。早く! 安く! 品質よく!の三拍子を求めたりね。
でも世の中そんな旨い話はないわけで、その現実との妥協点を見出すためにも、自分たちである程度実務をやっていないといけないと思うのです。
外注って費用削減には效くでしょうが、それで上手く行くためには、上に書いたような見えない要素が必要なんじゃないかと思う次第。
昨日放送のETV特集「夫婦別姓 “結婚”できないふたりの取材日記」は最終盤まで特に驚きもなく、こんなもんだよね的な番組作りだったんですが、最後10分が凄まじかった。
夫の姓になりたくない妻に、じゃあ妻の姓にしようとしたら夫の両親がこれに反発し、親子の縁を切るとまで言い放つ。板挟みになった二人は事実婚を選び、その過程の中で夫婦別姓の議論へ身を投じていく……という話で、親の反発という些か時代がかった原因から始まっているところが、ちょっと物珍しかったですね。今時そんな理由で親子の縁を切ろうなんて親がいるんだなぁ的な。しかも一人っ子ならともかく、兄弟がいるらしかったので。
私が知っている事例では、やはり結婚前に築いたキャリアとの断絶を嫌がる向きが多かったように思うのですが、まあ事情は人それぞれでしょうが、夫の姓になりたくない、という妻の意見を夫が受け容れていたのに別姓を強いられたケースということでしょうか。
まあそれはともかく、過去の経緯を踏まえつつ、現在の議論に迫っていくドキュメンタリだったんですが、最後の最後に亀井静香が登場して全部ぶん殴っていった。
その余りの内容に、朝日新聞が番組の亀井登場部分を書き起こして記事にしているくらい。
番組中の亀井静香・元金融相へのインタビューで、放送されたやりとりは次の通り。
亀井氏「事実婚夫婦。ややこしいんだね。あんたたち、そんなややこしいことして生きていかにゃいかんの」
――夫 いまの法律ですと、ややこしいので、きょうはぜひ夫婦別姓というテーマで色々と話を。
「いやだからさ、あんたたちはこういうさ、ややこしいことして生きていかにゃいかんのと、俺から聞いてるんだよ」
――妻 お互い自分の名字で生きていきたいという理由でいま事実婚を。
「あんたたちは愛し合ってるんだろ」
――妻 そういうことです。
「愛し合ってるならね、姓が一緒じゃないと困るんじゃないの」
――妻 何に困りますか。
「やっぱしさ、一つになって当然だよ。あんたたち体も一緒になるんだろ。だから、心も一緒になったらいい。全部一緒になったらいい。無理して離すことはない」
――妻 そもそもなんで今、日本で夫婦同姓じゃないと結婚って認められないのか。それをいま。
「それはね、簡単に言うとね、国家の都合よ。勝手なことをやってる人に、国家が全部合わせていてたらよ、どうするんだよ。やりようがないよ。ひとりのわがままに合わせていてたらさ、国家というのは困っちゃうんじゃないかなあ」
――妻 少数派のわがままには付き合ってられないよということですか。
「それは付き合ってられないよ。だって1億人以上いるんだから」
――夫 妻の名字も妻の名字、夫の名字も夫の名字として、二つの名字を尊重していく家族を。
「だから、そこまでやるなら結婚しなきゃいいじゃん。簡単じゃん。あんたたち結婚しないんだろ」
――夫 ただ、結婚できないと子どもの共同親権を持てないとか。
「だから、あなたはね。国家の恩恵を受けたいと思うんであれば、国家のルールに対してある程度妥協せんと生きていけないだろうと俺は言っているんだ。常識的なことを言っているんだよ。国家の保護を求めながらね、一切ね、国家の行為に対して協力をしないというのは、これは得手勝手って言うんだよ。よく考えてみなさいよ。あなた方のためにね、他の国民がおるわけじゃないんだよ」
――夫 個人個人の思いを尊重できる日本になれるのか、あなたたちこういう家族にしなさいと一つの家族の形しか認めない社会になるのか。どちらが理想だと思いますか
「日本はな、天皇の国だよ。簡単に言うと。まぁだからね、民(たみ)がさ、夫婦が姓が一緒だ別だと言うこともないんだよ。みんな天皇の子だから。一緒なんだよ。俺なんか古い人間かもしらんけど。身も心もね、あなたにあげるわ、というんじゃないといかんよ。身も心も。君も同じことだ。身も心もやるよと」
――夫 自分はもう彼女に。
――妻 2人でつくっていきたいんですよ。これからの家庭を。
「今だったらよ、簡単に言ったらかかあ天下になってるほうがいい。(夫に向かって)あなたが本当はな、いいか、なぁ。心から愛されてねえんだよ。間違いないよ」
――夫 それはないと思います。
「ないよって、それは自分で勘違いしている」
――妻 (夫に向かって)それはないよ。
「あー、うーん。がんばりなさい。まぁそのうち結婚して、今は結婚しないんだろうけど、赤ちゃんでもできたら見せに来てよ」
――夫 ぜひぜひ。
――妻 はい。
……なんという国家主義。民主主義もあったもんじゃないな。
旧来的な反夫婦別姓論を紹介するにしても、もうちょっと穏当な人はいたんじゃないですかね。しかも既に政界を引退しているから、選挙のことなんかも考えないで言いたい放題言えるんでしょうが、言論表現は自由だけれども、ここまで極端な意見をぶっ込むのはどうなのか。視聴者に反発を受けるだけではなかろうか。
近年の調査でも容認が4割という結果なので、ここまで激烈に反対する人は少ないと思うのですが、もう少し穏当に平凡な夫婦同氏制の利益を語る人は見つけられなかったのだろうか。
現在議論されている選択的夫婦別姓制度は“選択的”なので、別に同氏にしたい人は同氏にしたら良いという話で、既存の夫婦同氏による利益は侵害しない筈なんですが、どうにもそれを“国”に対する攻撃だと受け取っておられるご様子なのが気にかかります。この国は民主国家ですから、国民の幸福って結構優先順位上位の政策課題になるんですけれどもねぇ。
私個人としては“戸”を単位とした国民管理システムが最早時代にそぐわないものになっているので、個人とその関係性(続柄)を別々に管理するように制度を改めるべきだ、と考えていて、その考えの中に現行の法律婚の制度、すなわち「婚姻によって新たな“戸”籍が作られ、ひとつの戸に属する人は同じ氏を名乗る」という制度の廃止が実現されるのが適当だろうと考えている人間なのですが、超少数派なのは間違いないですね。
twitterでこんな記事を見つけたんです。
【新造船情報】ノルウェーのワレニウス・ウィルヘルムセン(WW)は2月17日、風力推進自動車船「Orcelle Wind」の運航を2025年から開始すると発表しました。ディーゼルエンジンを搭載した従来型船と比べ、温室効果ガスの排出量を90%削減します。
— 日本海事新聞写真部 (@kaijiphoto) February 19, 2021
(イメージ図はWWのHPから) pic.twitter.com/rNOXMFHflH
この種の現代船舶+帆という組み合わせは何度となくアイデアとしては出てきていて、日本も昔新愛徳丸とか初代カルビー・ポテト丸とかで試行しているところですが、どうも上手くいった事例はないようです。
建造コストが高いこと、重心を下げるためにバラストが余計に必要なこと、橋梁等の通過に制限が出ること、そして思ったよりも省エネにならないこと、などが理由のようです。
今回の「Orcelle Wind」は帆が伸縮式なので橋梁等の通過はなんとかなるかも知れませんが、重心の方はどうにもならないんじゃないですかね。特に自動車運搬船は中がスカスカで重心が高くて舷側が切り立っていて風の影響を受けやすく、数年に一度は転覆のニュースを聞く船です。これに帆を付けようというのは、なかなかに挑戦的な試みになるのではないかと。
帆船って現代の汽船と違って、風を受けて常に傾いて航行するのですが(これはヨットなどを見るとわかる)、自動車運搬船でそれをやるのは、私個人としてはあまり気が進まない所です。
昼食を食べたらお腹を下して午後一杯悶える羽目に。
なんか悪いもの食ったかなぁ……?
晩ご飯は普通に平気だった。うーむ。何が悪かったのか。
原因はお前だったのか>牛乳
NASAが昨年打ち上げた火星探査機パーサヴィアランスが18日に火星への着陸に成功。最初の写真を送ってきたそうな。
このパーサヴィアランス、全体的には前任機キュリオシティの設計を踏襲しているようですが、あれこれ改良が加わった結果、質量が899kgから1,025kgに増加しているそうです。もっとも、火星の重力は地球の38%ほどなので、火星表面上で活動するにはあまり影響はないのかも……。
動力は原子力電池で発電力は初期110W。これも前任機と一緒ですね。というか設計を流用したんだろうけど。使用している放射性元素は238Pu。キュリオシティはロシア製のプルトニウムでしたが、今回は米国産のプルトニウムだそうです。
原子力電池用の放射性元素は原子炉で生成するのですが、これまでは、それ自体を目的にするというよりは核兵器開発の副産物だったりしまして、長らく米国の在庫が尽きており、ロシアからの輸入に頼っていたのですが、ロシアとの契約切れ・再交渉の結果米国内で再生産することとなったんだそうな。
キュリオシティの前の火星探査車であるスピリットとオポチュニティは電力が太陽電池だったのですが、太陽光は太陽からの距離の二乗に反比例して減衰してしまうため、火星大気の下では効率が悪いのですよね。そのため、キュリオシティ以降は原子力電池を採用しています。
さらに遠い外惑星系への探査となると原子力電池一択となるのですが、これを供給できる国って非常に限られているのですよねぇ……。
Becky!のメールデータをフォルダごとじゃなくてmbox形式にしてエクスポートしようとしたら、いつまでたっても終わらないヨ……。
単純に、数が多すぎるんだろうというのは分かるんだけどな。
ついでに古いメールのバックアップ、CD-RだったのをBD-Rにメディア移行したりして。というか、CD-Rに全部入ってたんだな……。流石に現在はCD-Rには入りきらないけど、DVD-Rなら間に合うくらい。しかしここで敢えてBD-Rを選んだのは、今ひとつDVD-Rの信頼性に信用を置いていないからだったり。
Blu-rayって書き込みさえ成功すれば意外なほど強靭という印象が、今のところある。
でもできればこういうバックアップメディアはシェル(殼)付きであって欲しいよなぁ……。
LTOやArchival Discを買うほどじゃないんだけど、もうちょっと保管しやすいメディアはないものか。
長らくの懸案だったThunderbird導入に踏み切る。
Becky!は良いメーラで、テキストベースのメールだけに限れば今でも間違いなく一線級の能力があって、乗り換える必然性なんか本来ないんだけども……最近、textパートのない(あるいは意味を持たない)HTMLメールで重要な連絡を送ってくる会社が多くて。この点で、HTMLパートの表示にWindowsの標準レンダラ(≒Trident)を使う辺りに弱点が。
GeckoやBlink対応になればなぁと思わなくもないんだけど、あのへんはまた物凄い勢いでバージョンアップを繰り返しているので、対応するのも大変だろうと。
Thunderbirdを使うのはかなーり久しぶりで、手元の記録を参照すると、ver.1.0.2の頃に一度使ってみた模様。その前後に多分Netscape Communicatorを使っていた時期があったかと……。
まあそれなら始めて使うようなもんだよな。
で、昨日超長時間かかってエクスポートしたBecky!のmboxデータを、ちょっとPowerShellで名前等を変更して一気にインポート。
まあ、ここまでは良い。
問題は長年積み上がった振り分けルールとアドレス帳で、これをちまちまと移し替えるのにどのくらいかかるやら。
あ、いかん、サブのアカウントのパスワードが分からない……。
なんか昨日から風がびゅうびゅう吹いて気温が急降下して、体調の方は頭痛がするんですけど、風邪気味なのかな?
Thunderbird、悪いメーラじゃないんだけど、やっぱりなんというか、僅かに痒いところに手が届かない感じが。それだけBecky!が良くできたメーラだった、ってことなんだろうけども。
なんか微妙に動作がトロいのが気になる……。
21日に発生した栃木県足利市の林野火災ですが、自衛隊も災害派遣されてヘリコプタからの放水など行っているものの、4日経っても鎮火の見通しは立たず、と。
この乾燥した季節に風が強いとあっては、消火が困難ですわなぁ……。
平地ならば木々を伐採して防火帯を作ろうかという話にもなるでしょうが、地図を見たところ非常に狭隘な地形なようで、禿山にするのも大変そう。
足利市はさらに東京消防庁に緊急消防援助隊の派遣要請を行った、とのことですが、近年増えつつある大規模災害への対応を考えると、消防は全国組織にした方がいいんじゃないかという気がしてなりません。航空機や特殊機材など、自治体で抱えて有事には越境して派遣するという現在の形は、無駄が多い気がします。
なんか昨日くらいから日本の当局による中国公船に対する危害射撃の問題が盛り上がっておりますな。
最初は「海保が危害射撃」とかいう話だったのが、今日になると「海自が危害射撃」という話に。
この件、尖閣諸島領有問題に絡む中国海警法に対応した日本側の動きなのですが、中国の法律、日本の法律(海上保安庁法、自衛隊法、ついでに警職法)と国際法(国連海洋法条約と慣習法)が複雑に絡み合った問題で、問題を理解することがまず難しいんですよね。
この辺の法解釈を議論しているとそれだけで時間が大量に消費されるんじゃなかろうかと思います。
極めて個人的な意見を開陳させて頂ければ、中国海警の船舶が日本の領海に侵入して無害でない航行をし、海保の指示に従わず、領土への接岸・上陸等を企図した場合、海上警備行動を発令して自衛隊を出動させて対処に当たり、もしもそれでも中国側の意図が挫けない場合、防衛出動を発出すべきであろうと考えます。
つまり、戦争です。
政府の言動からはどうも警察権の範囲内で事を收めたい様子が窺えますが、残念ながら国の警察権は他国には及ばないのです。ある国の意思を他国に押し付けるには、警察力ではなく軍事力を用いなければならない、というのが、悲しいかな国際秩序というものでありまして、中国がその領土的野心を日本に向けるならば、万事已む方なく、日本は軍事力を以ってこれに対抗しなければいけません。
この場合勝利条件は中国の侵略意図を挫くことで、別に中国を無条件降伏に追い込むなどの必要はありませんが、それでもかなり厳しいものになることでしょう。
でも、中国の盟下に入って領土を献上するのでなければ、そうせざるを得ないのです。
勿論、武力衝突に至らないようにあらゆる外交努力を惜しむものではありませんが、残念なことに、中国が外交交渉で侵略を諦めてくれる未来は、私には想像できないのです。
一昨日書いた足利市の林野火災、ようやく延焼が食い止められ、月曜日には鎮火宣言が出せるかも、というところまで至った模様。大変良いことですね。
ただ、問題というか、消火活動に支障があったようでして。
お願いです
— 足利市 (@ashikaga_city) February 27, 2021
現在、ヘリコプターによる林野火災の消火活動を行っておりますが、この活動の妨げになりますので、「周辺地域でのドローンによる撮影」を行わないでください。ご理解ご協力をお願いいたします。#足利市
消火活動のために各地から集まってきた防災ヘリや自衛隊のヘリが空中放水をやってるところにドローンが飛んできて消火活動が2時間半ほど止まったとか。
とりあえず航空法違反(無人航空機の飛行等に関する罪)ですかね。あとは消火妨害罪?(刑法114条)
ドローン自体は将来有望な航空技術の一つだと思っているのですが(それこそ消火活動にだって使えるだろう)、こういう事案のために悪い印象が蔓延って、規制が強化され、発展が阻碍されてしまうことが憂いの種ですなぁ……。
みずほ銀行のATMで障害が発生してカードや通帳が機械に呑み込まれてしまう人が続出したそうな。
2月末日、月末、日曜日、と面倒な処理が重なる日だけに、閏年バグかとも思ったのですが、みずほ銀行の発表によれば定期預金取引のデータ移行作業
とのことで……。
え? なんか2019年に新システムに全面移行したんじゃなかったでしたっけ? 実は内部的にまだ作業が残っていたとか?
日経BPの取材記事待ちかな。
それにしても、みずほ銀行は障害から縁が切れませんね……。