昨日の「東アジア戦略概観 2022」、朝になってダウンロードが終わってたんだけど、リトライ回数が200回超えてた。
しかし、見開き2面付状態のPDFとは……。
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
昨日の「東アジア戦略概観 2022」、朝になってダウンロードが終わってたんだけど、リトライ回数が200回超えてた。
しかし、見開き2面付状態のPDFとは……。
ニュースで改正動物愛護管理法施行に伴い、ペットとして販売される犬猫にマイクロチップの埋め込みが義務付けられたとかなんとか。
ISO 11785規格によるRFIDで、中のデータコードはISO 11784に従う、と。
ニュースの中にはマイクロチップ自体に飼い主の情報が入っているようなものもあったのですが確認した限りでは、マイクロチップに記録されているのは48ビットのIDだけですね。そんで指定登録機関のデータベースの方に、その他情報が記録される、と。
登録制度自体には異を唱えるものではないのですが、なんというか、飼い主の情報などはマイナンバーで記録して自治体と連携するとかした方が良かったんではないかという気がしますね。そうしたら、転居したときに自動で情報が更新されるようにもできたでしょうし……。
法律的に難しいのはわかるんですが。
下手に用途を限るとこういう時に不便なんですよね。
今般のロシア-ウクライナ戦争に伴う経済制裁で半導体の禁輸措置が取られたロシアですが、Intel/AMDのx86チップの代わりとして中国産のチップを輸入するとかいう話が暫く前にあったのですが、コアの部分はVIAのチップらしかった。台湾はまだ制裁に加わってなかったんだー、と思ってたら、今日になって台湾も対露半導体制裁に加わったと報じられていて、これで恐らくロシアがx86チップを正当な手段で入手することはできなくなったものかと。
ARMも既に対露制裁に含まれていて、組み込み系でよく使われるプロセッサはほぼ輸入・利用が不可能になってしまっています。
これらは民生品もそうですが、今戦場で消費されている先端兵器類の補充にも影響を及ぼします。ロシアは射耗した誘導兵器類を補充することが不可能になりつつあるわけです。
半導体産業は世界規模のサプライチェーンによって支えられており、一国でこれを賄うのはほぼ不可能です。例えば最終的に半導体チップを製造するファブは台湾、韓国にありますが、半導体を作り込む土台となるシリコンウェハーは日本で多く作っており、ステッパはオランダで……といった具合でして更にそれらを作るために必要な部材となると原材料から一次加工、二次加工、工具のための部材……とピラミッドの下は途轍もなく広くなっており、経済制裁を食らったからと自国で生産とはいかないのが現実です。
それでも中国などは頑張って国内で半導体を独力で製造するべく設備投資を続けていますが……。またいきなり完全封鎖ではなく、今回のロシアも段階的な経済制裁でしたから、その效果を漸減させるためにも、中国としては知財でx86やARMに頼らない、RISC-Vなどへ軸足を移していくのではないかと思われる所。これも一朝一夕にはどうにもなりませんけどね。
今年1月31日に航空自衛隊小松基地を離陸した直後に海に墜落したF-15DJについての事故調査報告書が出ていた。
教導隊のベテランパイロット二人が乗った機だったんですよね。雲中で右ロールしてその途中で機位の変化に気づかずに墜落、と。
当初からバーティゴの可能性は指摘はされていたのですが、実際にそういう結論になったのを見ると辛いものが。
空間識失調自体は生理的なものなので防ぐことは不可能で、どんなベテランパイロットにも起こりうることはよく知られています。近年では2019年4月9日に三沢沖で空自のF-35Aが墜落した件も空間識失調が原因であったとされています。
空間識失調等による墜落は特に高機動を行う戦闘機などでは問題になっていて、米空軍とNASAがAuto-GCAS (Automatic Ground Collision Avoidance System)なんて機構を開発していて、F-16やF-35Aに搭載が始まっています。空自でも先の事故を受けてF-35に搭載が始まっているとか。
電子制御のFBW機であればそういう事もできるでしょうが、F-15はCASこそあれどもリンク操舵機ですからね……。
しかし昔はFBW機はPIOで墜落するなんてことがあったものですが、現代ではむしろFBW機の方が遙かに安全になったものですな。
今住んでる団地の中には医院もあれば歯医者もあると至れり尽くせりなんですが、本日医院の方にご厄介に。
思ったより混んでなかった。
初診だったので保険証を出す時に、窓口にマイナンバーカードの読み取り機があるのに気づいて「マイナンバーカードもありますけど?」と言った所、「その機械、ちゃんと動いてなくて……」と言われてしまった。
保険証との統合はまだ道半ばのようである。
引っ越しに伴って受診先を変えた時に、前のカルテが自動的に引き継がれるように、早くならないかなー。
薬を飮んで寝ているだけの日曜日。
薬の副作用で腹を下してしまったので、寝床と便所の往復という有様である。
この薬、よく効くんだけど、これが難点なんだよなぁ……。
関東入梅の報。
うーん。洗濯どうしようか。
部屋干しする準備が整ってないんだよなぁ。
コインランドリーも微妙に遠くて、雨の切れ目を狙ってさっと乾燥機、というわけにもいかず。
団地内にコインランドリーの一つもあれば良いのに、微妙に不便なんだよな、ここ。
Appleが新チップApple M2を発表したとか。
きっとM1チップみたいにProとかMaxとかUltraとか色々バリエーション展開してくんだろうなぁ……。
しかし自社製品に使うためだけにこれだけリッチなプロセッサを設計しちゃうのって、ホントAppleだなぁとしか。一昔前ならSunとかDECとかがやってたけど、近年見ないよね。
そのうちISAもARMじゃなくて独自にしちゃったりして。(やりかねん)
先にもちょっと書いたけど、政治的事情から中国勢はこれからRISC-V辺りへシフトしていく可能性があるのだけれど、Appleの場合は知財リスクというより支払うライセンス料が引き金になりそう。
まあ、ARMの先行きが買収と売却の連続でどうなるか分からんというのはあるけども。
政府の「骨太の方針」で防衛費をGDP比2%台まで段階的に増額するとか。
まあ、致し方ありませんね。今般の戦争を見れば分かる通り、国際秩序を無視して戦争をおっぱじめる国が出た以上、そしてその候補として考えられる国々と隣接している以上、短期的に日本の防衛負担が増すことはあっても減ることはないでしょう。
その辺の国々がとっとと民主国家になれば良いんですけど……。どこぞの国のように形ばかりの民主国家では困りますが。
「骨太の方針」では、一方で財政健全化を維持するとかで、矛盾したこと言ってるなぁ、という感想も。
管理通貨制度下において通貨発行権を持つ政府の財政の健全性って、殆ど自己矛盾に近いと思うんだけども……。
財務省解体論には余り贊同するものではなかったのですが、結構真剣に考えないといけないのかなぁ。
ウクライナが事実上の海上封鎖をされて穀物輸出ができなくなっている問題で、ルーマニアからの代替ルートが検討されているそうな。
問題になるのはウクライナからルーマニアへの輸送ですな。
この規模の輸送となると、船舶を除くと可能性があるのは鉄道輸送ですが、軌間の問題があります。ウクライナは旧ソ連であることからロシア軌間(1520mm)で、標準軌(1435mm)を採用する欧州地域と直接の乗り入れができません。隣国のポーランド、ルーマニア共に標準軌です。車輛の台車を交換するか、荷物を積み替えるかの作業が発生し、これがボトルネックとなってしまいます。
逆にロシア側は同一軌間というかもともと同一の鉄道だったので、ロシアからウクライナへの軍事輸送、またその逆の略奪品の輸送もシームレスに行えている、という事情があったりします。
この辺はもしかしたら戦後、ウクライナは改軌に走る可能性が無きにしも非ずですな……。バルト三国とフィンランドもロシア軌ですが、安全保障上良くないことが今回明白になってしまいましたから。
法務省が提出していた「刑法等の一部を改正する法律案」が可決成立の見込み、と。
大きな変更としては既存の懲役刑と禁錮刑を統合して「拘禁刑」を新設することと、拘禁刑の目的は改善更生であり、その目的のために作業(労働)や指導(教育)を行うという形に整理されたことですかね。後は関連する法律の関連条項の改正、と。
個人的には良い方向性だと思います。
刑罰というのは確かに社会正義に反した人間に対する懲罰という側面もあるのですが、一方で刑期を終えた人間には社会復帰をして貰わねばならず、そのバランスは尽きせぬ議論の的でもあります。また、長期収容が社会復帰を困難にさせ、再犯者を増やすという厳罰化のパラドクスが一般には理解されにくいことが、厳罰化を求める社会の風潮を押し留めにくくなっている面もあったりします。
社会における犯罪は減っているのに長期刑受刑者は増えているというのは、明らかに“厚生施設としての刑務所運営の失敗”を意味しているのですが、そのことに危機感を覚えている人は少ない、というのが社会の実情だったりするのですよね。
犯罪が減っているのであれば受刑者も相応に減るのが正しい社会だと思う次第。そのためには「罰を与える」ことに傾いてきた刑務所の機能を、社会復帰を目指す方向に変えていかねばならないのではないか、と考えるわけです。
言うは易く行うは難し、なんですけどね……。
「テスラ「Model Y」日本で販売開始。8月納車」とかいう記事に接して、そういえば暫く前に話題になってたよなぁ……と思い出して記事を確認してみた。
「テスラModel Yが炎上。電動ドア開かず、運転手は窓を蹴破って脱出:動画あり【Gadget Gate】」
えー、テスラ車は電動ドアを多用しているのですが、当然電源が落ちると使えなくなるわけです。勿論、非常時に備えて手動ドアリリースもあるにはあるのですが……。
とまあ、Model 3なんかでは後席には手動リリースがないよとか平気で書いてあったりします。
別に電気自動車が燃えやすい訳では無い、というのは記事中にもある通りで、実は普通のガソリン車でも発火事故は起こります。自動車の不具合による事故・火災情報検索辺りで検索してみると、実に様々な理由で火災が起こっていることがわかります。
というわけで、車輛火災が起こることそれ自体は問題ではないのですが、起こった時に安全に乗員乗客が避難できるか?は検討されなければいけない項目だと思うのです。
その点テスラ車は……えー。
異常系というか非常系の設計がお粗末なんではないか?という疑いを抱かずにはいられないところです。
テスラ車の攻めの設計は見ていて感心するところがないでもないのですが、人柱精神が必要な所は、できれば改めて欲しいものです。
団地の掲示板に貼られていたCOVID-19ワクチン4回目接種についての注意書に、4回目接種を希望される方は、原則接種券の申請が必要になります。
とか書かれているのを目にして、区のサイトで発行申請を出しておく。
接種券の発送が6月中旬以降で、3回目接種から5ヶ月以降で接種可能ということなので、最速で7月14日以降か。
そういえば団地内のクリニックでも接種やってたな。予約が取れれば良いんだけども。
「イタリア機、パイロット同時居眠りで通信途絶 テロ警戒で戦闘機2機待機のパニックに」という記事があって、色々難しいな、と。
問題となったのは5月1日、伊ITAエアウェイズのニューヨーク発ローマ行きAZ609便(使用機材:A330)で、このフライトの途中約10分間管制からの無線交信に応答しなかったため、ハイジャックの可能性が浮上し、戦闘機が準備される事態になった、と。
どうやら副操縦士がコントロールド・レスト(Controlled Rest)に入った後、機長が居眠りをしてしまった模様、と。
記事中にもあるのですが、当該便は最大で片道9時間45分の経路で、ざっと履歴を見ても8時間前後の飛行時間となっていて、米国の基準であれば第三パイロットを用意しておくべきなんでしょう。確かに第三パイロットがいれば避けられた事態だったかも知れません。
しかしこれまた記事中にあるように、3人とも寝てしまうことがあるという話もあって、パイロットを増やすことが必ずしも解決につながらないことが見て取れます。実のところ、8時間のフライトではそれほど長い休息時間を取れるわけでもないという事情もあります。離着陸時と巡航高度までの上昇中は全操縦士がコックピットに詰めていなければならないので、3人でローテーションすると休息時間は2時間程度ということになるからです。(2時間でも休めないよりはよっぽど良いが)
そしてこのように複数の人間が小部屋の中で全員寝てしまう時、それは疲労による眠気や睡眠不足よりも、部屋の二酸化炭素濃度を疑ったほうが良い、というのは、労働衛生管理で言われるところです。実は旅客機のコックピットには二酸化炭素濃度がモニタされておらないようで、これを確認したほうが良いという話が数年前から持ち上がっていたりします。
さて、当該機は自動操縦のお陰で何の問題もなく目的地に到着しており、結果としては特に問題が生じませんでした。旅客機パイロットの業務が非常対応に限られてきた昨今、パイロットの能力が十全に発揮できる環境を維持することが求められているのかも知れません。
NHKの時論公論「アメリカ“銃の疫病” 規制強化は進むか」の中でアメリカ合衆国憲法修正2条を紹介していたのですが、なぜか条文の後半だけが抜粋されていた。
人民が武器を保有し 携行する権利は侵してはならない
これ、全文は以下の通り。(和文は駐日米国大使館による仮訳)
規律ある民兵団は、自由な国家の安全にとって必要であるから、国民が武器を保有し携行する権利は、侵してはならない。
A well regulated Militia being necessary to the security of a free State, the right of the people to keep and bear Arms, shall not be infringed.
これ前半部と後半部のどちらが重要かとか、両者の関係性とか、使われている単語の解釈とか、それはそれは大変複雑怪奇な判例が過去に積み上げられていて、全く簡単ではないのですが、それでも後半だけを引けるほど前半部が軽いわけではありません。
面倒な解釈はともあれ、米国という国にとって人民の武装する権利は自由な国家の安全にとって必要
であるとされている点は、押さえておかないといけない所だと思います。個人の武装の問題は国家の安全の問題に直結しているのです。(米国においては)
故に、憲法が改正でもされない限り、米国の銃規制は原則として銃を所持する権利を認めた上で行われるものにしかならない、ということは押さえておくべきだろうと考えます。
NHKのBS世界のドキュメンタリー「青い募金箱 イスラエル建国の真実」は良かったですね。
イスラエル建国期に植樹事業を推進し、“イスラエルの森の父”と称される曾祖父ヨセフ・ワイツの別名“移送計画の実行者”を知った曾孫が曾祖父の日記を読み解き、その光闇両面に迫るドキュメンタリでした。
ユダヤ民族基金の資金を使ってパレスチナの土地を地主から買い取り、現住のアラブ人を追い出してユダヤ人を入植させるとか、戦禍で避難したアラブ人の土地を接收して払い下げ、人が戻ってこれないように植林して森にしてしまうとか、やりたい放題。ワイツは日記に自覚的に悪を為していることを記録している。
当時を知る人達の悪びれなさも凄い。ユダヤ人は迫害されてきたんだからパレスチナ人を追い出しても良いだろうとか、国を失う苦しみがこれで分かるだろうとか、戦争で勝ったんだから当然の権利だ、みたいな発言がぽんぽん飛び出してくる。
イスラエルがロシアのウクライナ侵攻に際して当初強い批難を出さなかったこと、制裁に加わらなかったことなどは、心情的に近いものがあるからなんじゃないかと邪推してしまいたくなりました。
この番組が2021年に制作され、2022年に放送された意味を考えてしまいますねぇ。
朝のNHKニュースを見ていたら、「「インターネット エクスプローラー」きょうでサポート終了」とか流れていて、NHKでまで周知せねばならん程の問題なのかと呆れるやら感心するやら。良しにつけ悪きにつけ、一世を風靡したブラウザの終焉の形というものか。
かつての醜悪な「ブラウザ戦争」の果てに覇権を握ったIEが独自技術モリモリにして技術的囲い込みを図った結果、対抗策としてWeb技術の標準化が進めれたとか、シェアを握ったが故にセキュリティホールが多々見つけられ悪用されたとか、色々あってIEは時代に付いて行けなくなって後任のEdgeに道を譲り、消えていくことになった……というのはもう何年も前の話。
IEのサポート終了も1年も前から周知されていたことなので、余程の事情がない限りはEdgeなど他のブラウザに移行してるだろう……と思ったのですが、「「Internet Explorer」サポート終了に自治体「なんで急に」報道 Twitterで「さすがに草」などの声」と今になって慌てて対応を始めたところもあるとかないとか……。
まあ今回削除されるのは飽くまでアプリケーションとしてのIEだけで、IEのHTMLレンダリングエンジンであるところのTrident/MSHTMLはOSの中に残されたままで、EdgeのIEモードもこのエンジンを呼び出して描画を任せているわけですから、とりあえずIEモードで凌ぐというのはアリでしょう。……でしょうが、Trident/MSHTMLのサポートが終わっていることには変わりないので、セキュリティリスクは高く、とても推奨できるようなものではありません。
やはり新しくモダンでセキュアなブラウザへの以降が望ましいでしょう。
しかし昨今では「モダンなブラウザへの以降」が「chromeのみへの対応」になってしまいがちなのが心配の種です。
同じことの繰り返しになりかねませんからねぇ。
仏独伊羅の首脳がウクライナを訪問してさらなる支援を約束したところなのですが、個人的に興味深かったのはマクロン仏大統領がウクライナへ提供する兵器の種類に制約をかける非公式合意が存在することを認めたことですかね。
開戦当初よりウクライナは多種多様な兵器の供与を求めていますが、その中には潤沢に提供されたものもあれば、未だに提供がなされる様子がないものまで様々で、欧米に暗默的な秘密の制限があるという話はされてきたものの、実際にそれがあると明かされるとね……。
欧米諸国が事態のエスカレーションを避け、ロシアと西側世界の全面衝突の危険性を避けたいと考えていることは理解できるのですが、一方でそれはウクライナでの泥仕合を長引かせ、多くのウクライナ人の命を危険に晒す決定でもあるのですよね。
以前も書いたのですが、今回の泥試合の原因の一つがどちらの国も航空優勢を取り切れないことですが、他にも主要な陸上兵器が両国で共通しており大きな性能差がないこともまた原因の一端ではあります。兵器の性能が同等ならば数を揃えられる方が優勢になるわけでして、東部の砲撃戦でウクライナの劣勢が伝えられるところです。
量の面で劣勢となれば質で凌駕しないといけないわけで、ウクライナが西側の最新兵器を要求するのは自然なことで、過去の戦訓からしても、西側の地上兵器、とりわけ戦車などは東側のそれと比して隔絶した性能があることが期待されます。そういった兵器の投入は、より素早く戦況を好転させ、ウクライナの犠牲を減らすことに貢献すると考えられます。
個人的には、エスカレーションの危険を過小評価したくはないのですが、それでもなお今は、航空戦力や戦車などの兵器を供与し、ウクライナの攻勢を後押しする方が理に適っているのではないかと思うのですが……。
モスクワまで攻め込んで城下の盟を強いるわけでもないのですから。
ウクライナから購入した旧ソ連のワリャーグを改装して仕立て直した「遼寧」、遼寧をベースにイチから建造された「山東」に続くもので、就役の暁には中国初のカタパルトを装備したCATOBAR空母になる予定です。
とはいえ、電磁式カタパルトは米国でも苦労してますから、戦力化されるまでにはまだ年月がかかるでしょうが……。カタパルトに対応した空母艦載機の開発の問題もありますが、そちらはJ-15Tという形で数年前からちらほら姿が見え隠れしています。
CATOBAR空母は米国を除くとフランスがシャルル・ド・ゴールを運用しているだけで、世界的に見ても稀です。戦力的にCATOBARの方が良いことは分かっていても、技術的困難さや運用コストからSTOBAR空母や、F-35Bを搭載するSTOL空母を選択することが多くなっています。そういった潮流に反してCATOBAR空母を開発・建造するところに、中国の強い意志を感じるところです。
空母の仕事は取りも直さず遠方への航空戦力の投射でして、陸上の基地からでは手が届き難い場所へ航空戦力を送り込むことができるようになります。我が国の防空網などでも、東・西・北に比すると南面の監視網がやや手薄であることが知られていますから、その手薄な部分を狙って攻撃をしかけることが可能になるわけです。
中国は二十年近い歳月と巨額の費用をかけて世界的に見ても米国に次ぐ規模の空母戦力の涵養に力を注いできました。これらの戦力を要求する目標を諦めるということは、短期的には考え難いのではないか、と思われるところです。
諦めてほしいものではありますが。
昨年10月に起きた徳島県つるぎ町立半田病院のランサムウェア被害ですが、調査報告書が公開されていたので読んでみた。
町立半田病院が本件について問題を包み隠さず公表し、かつ能う限りの努力を払ったことは認めるところなのですが……それにしてもそもそもの体制に問題がありすぎたというか。
サーバ15台クライアント200台(その他多数)に対してIT担当者が1人とか、無理を通り越して無茶苦茶ですがな。よく日々の業務が動いていたものだと、そのIT担当者氏の努力に頭が下がります。
4.6.1 現況
半田病院は、情報システム管理者が一人であり、管理者は 200 台を超える端末と十数台のサーバー、閉域 網ネットワークの管理に加えて、電子カルテシステムの不足を補うサブシステムの開発を行っていた。こう した状況で、日々更新される脆弱性情報の収集や、脆弱性対策を講じるのは困難と言わざるを得ない。
徳島県つるぎ町立半田病院コンピュータウイルス感染事案有識者会議調査報告書 ― 技術編 ― 17p
その上でインテグレータのA社、開発会社であるC社共にセキュリティに絡む保守契約をしていなかったようなので、いくら善管注意義務が~と書かれたところでできることには限度があります。救急までやってる24時間営業の100床規模の病院のコンピュータシステムを回すなら、4~5人は欲しいところです。
いや、無理だって書いてあるのは分かるんですけどね、現在の医療行政的に無理だ、ってのは。つまり国レベルでの制度設計に不備があるわけなんで、その責任を当該病院や自治体に押し付けてもどうにもならないというのもわかるのですが。
そんでA社とC社の関係もアレで、C社はソフトを開発するけどインテグレーションには責任を負わず、A社は導入するだけ導入して後は投げっぱ。こういうA社みたいな会社は私も見たことがあるんですが、開発元から言われた通りやるだけで、独自の技術力なかったりするんですよねぇ……。
そんでC社。Windows 7とIEを要求したりSilverlight使ったりと、既にサポートが終了している古い技術てんこ盛りのソフトウェアを更新もせずに使わせ続けてる辺り、商売としてどうなんだと。常に最新技術に追隨しろとまでは言わないけれども、流石にサポート終わったソフトで走らせ続けるのはどうよ?と。
病院内のネットワークのセキュリティもザルで、円滑な業務を優先したといえば聞こえは良いですが、短いパスワードや高い権限など、一度突破されたら大惨事になるよなー、と思わずにはいられない。(実際にそうなったわけだけど)
そんでそれらのガバガバなセキュリティを肯定していたのが閉域網であるという安心感だったのですが、当のVPNルータ(FORTINET社製FortiGate 60E)のセキュリティホールを突かれるという有様。そのVPNルータのファームのアップデートを誰が担当すべきなのか、責任分界が明確でないときた。
……。
もうどうしようもなくね?
病院の経営体制が法律上どう規定されているかについては無知なのですが、企業でいいうCIO的な役職を用意して病院システムに責任を持つ役職と職員を用意しないと駄目でしょうし、技術的に時代遅れになったシステムは定期的に刷新していくような体制が必要でしょう。開発側は売り切りじゃなくて昔のような定期契約の形にしないといけませんし、その上で囲い込みを避けるためにはデータ形式の外部規格化、オープン化が求められると……。
つまりヒト・モノ・カネをもっと大量に投入して、国家規模の医療ITシステム共通基盤のような物を構築しないと根本解決に繫がらないんじゃないか的な感想を抱くところです。
「徳島県の病院がランサムウェア「Lockbit」被害 電子カルテと院内LANが使用不能に」と昨日の件と同じ徳島県でまた被害が。
単なる偶然なのか、徳島県の病院やインテグレータに問題があるのか……。
少なくとも徳島県警の手に余る事態なのは間違いないですね。
戯れにGoogleマップで経路検索をしたら走ったことのない道を提示され、物は試しと自転車を走らせてみたところ……微妙。
まあ、気づいてなかった道の存在を知らされた所は良かったんだが、常用するかどうかは微妙な所。最適化され過ぎてて、途中他の寄り道に使えない道なんだよなぁ……。自宅と目的地を往復するだけなら最短ルートなんだろうけど。
韓国の国産ロケットKSLV-IIの2号機が、なんとか射上げ成功、と。
2009年のKSLV(羅老号)から苦心惨憺、ようやくここまで来た、という感じですか。
ただ、報道を見ていると少々不穏なところもあって、「当初予想より切り離し時間が少し早く、切り離す高度も予想より高かった。」「予想より少しずつ早く進んだが、全体的な最終目標に成功」とかいう文言が踊っていたりします。前回の失敗も3段目だったので、どうも3段目の信頼性にはまだ疑問符が付きそうな感。
3段目に使っているのはKRE-007という推力7tf級のケロシン/液酸のガスジェネレータサイクルエンジンで、取り立てて特徴のあるエンジンではないのですが……。
KSLV-II自体がLEO 1.5tクラスということを考えると液体エンジン3段構成というのはコスト面でかなり不利な形式ではあるのですが、その辺は初めてのロケットなので仕方ないところもあるでしょう。千里の道も一歩から、です。
下段にはKRE-075という75tf級のケロシン/液酸ガスジェネレータサイクルエンジンを1段目には4機、2段目には1機という最近流行りの構成で、未来を見据えているのだろうと思われなくもないのですが、現状ではまだまだ商用エンジンの平均的な性能に到達していない、といったところのようです。
全体的に見て「よく頑張りました」という感じで、問題はここから、といった所なのですが、どうにも韓国国内の報道は全体的に不穏なんだよなぁ。“これで大陸間弾道ミサイルの技術を手に入れた!”みたいなのが多くて……。
投票券が送付されてきていて、いよいよ選挙だなぁ、と。
それにしても東京選挙区、相変わらず色物ばかりというか……。定数6なもんだから、滑り込みを狙った乱戦模様になるんだよなぁ。もうちょっとなんとかならんものか。
そもそも定数6で単記制っつーのがな。連記制か順位式投票制を導入して欲しい所。
今回引っ越して投票所が変わったので、できるだけ期日前投票はせずに、当日投票所へ行こうと思う。
流石に零票確認をするほどではないけれども。
「Kindleが「カップラーメンの重し」に 中国のKindle終了が日本にとっても他人事ではない理由」と、Amazonが中国での電子書籍ビジネスから撤退するとの報。
2023年6月30日を以て、ユーザは購入した本の閲覧すらできなくなる、と。
以前から電子書籍ビジネスのあり方については色々言われていたところではありますが、Amazon程の大手であっても、市場から撤退することがある、という、また一つ嫌な事例ができてしまいました。しかも救済策なしです。
もしAmazonが日本市場から撤退したら……と、Amazonだけで蔵書数が1万3千冊を超えている身としては、恐れずにはいられません。
勿論日本と中国では環境の違いがありますし、単純に比較できるものではないのですが、何らかの法的な保護が必要なんじゃないですかね、これ。
なんか突然30℃を超えるようになって梅雨はどこ行ったのかと思ったら、今年は空梅雨で気温は高いとの仰せ。
電力供給不足が見込まれているというのに、辛いことだな。
せめて選挙では、マトモな電力対策を訴えている政党に投票しようと強く思う。
クレヨン社行。
サポート期間終わってライセンスサーバすら停止してるアプリをどうにかする方法って、ねえ……。
要は、もう使うな、って開発元が言ってるわけで、ローカルではどうにもならないと思うの。
例年より22日早い梅雨明けとなった本日、電力需給逼迫注意報が初発令。
朝の時点のでんき予報によれば、予備率が1%とか。
一時は注意報から警報への切り替えも検討されたようですが、なんとか最終的には大事には至らずに済みました。しかし予想最高気温が35℃を超えるような酷暑日に冷房を使わないというわけにもいかず、今後も綱渡りが続くと見られています。
せめて参院選では原発再稼働を訴えている政党に投票しよう、っと。
先だって申込んでいたCOVID-19ワクチン接種4回目の接種券が到着。
んで早速7月14日で区内の接種会場を検索した所、最寄りの医院には枠がなく、逆に1回目2回目を受けた旧居の近くの医院に空きがあった。現住所からはちと遠いんだけど、場所や流れが分かってるのは安心事項かな、と考えて予約。
雨さえ降らなければ……!(もう梅雨明けしたしね)
接種履歴を見ると、1回目を受けたのが昨年7月5日だった。そうか。もう1年か……。
朝のでんき予報で使用率100%となる……。
その後の手当で多少マシにはなったものの、これ一歩間違えば大停電になってた可能性があるわけで……。
今すぐどうにかなる問題じゃないのは承知の上なんだけど、点検の終わっている原発は順次再稼働させないと駄目だろ、これ。特に柏崎刈羽は機構的な問題ではなくて耐テロとかで駄目出しされてるわけで、こんなのとりあえず動かしながら対策取ろうや、としか言いようがない。
今凌げても、火力に無理をさせれば点検が必要になるわけで、次は冬が待ち構えてる。
選挙では真面目に電力対策を訴える政党に投票しようと、改めて思うのであった。
選挙公報が投函されていた。
都選管のページでPDFで見た後だったので、そのままゴミ箱へ直行してしまったのだけれども、世の中ネットで見れる人ばかりではありませんからね。公正な選挙を考えれば不可欠なものではあろうかと思うのですが……もうちょっとこう、候補者をなんとかならんのか的な。
個人的に怖いのは、売名のために立候補する輩ではなくて、何の目的か分からないけどそれなりにきちんとした組織を作り上げて選挙戦に勝ちに来ている謎めいた某政党ですね。そのくせ反ワクチンでスピリチュアル系とか、一体本当になんなんだか……。
既存の野党が反自民票を集めきれないからこういうのが抬頭してくるんでしょうけど……。