このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
「電気自動車の充電方式標準化で世界大戦争勃発! 牙をむく欧米メーカーvs迎え撃つ日産・三菱連合軍 トヨタは援護射撃するのか、しないのか?」という、実に煽り気味の記事。
電気自動車用の充電コネクタは統一してくれた方が、統一されないよりは遙かにマシだし、望ましいことだけど、この調子だと難しいかなぁ、と。
以前から書いてるんですが、私はCHAdeMOが最善だと思っているわけではないんです。でも、この流れはそれ以上に悪いですな。
個人的には、もっと簡単かつ可能なら自動で挿拔ができる仕様にすべきだと思ってます。
電気自動車は、これまでのガソリン車より高頻度に充電(または放電)を行う運用が想定されます。車庫に戻ってきたら自動的に電力線が接続されてHEMSに接続される、そんな使途を実現できる規格が望ましいのです。
先月病気休職と相成った和歌山県白浜町長さんですが、療養の二ヶ月延長と、降格職員を復帰させるという、二つの報道。
こんなことは言いたくないですが、町長側が全面敗北の様相ですよね……。
なんか日本が英国と兵器の共同開発を始めるとかいう「首相、英国と武器共同開発の方針 榴弾砲の装填装置など打診 首脳会談で合意の意向」なんて記事が。
英国……。
よりによって英国か……。
兵器の英国面に墮ちないように願いたい。
むむ?
3月10日の番組表に、大科学実験「なわとび発電」「超風船力」「空飛ぶじゅうたん」「水のハイジャンプ」「水上競技会」があるのだが、過去26回の放送にないタイトルだ。
もしかして2012年春と予告されていた、第2期シリーズ?
どこにも情報がない……!
仕方ない。
撮ってみなくちゃ、分からない!
一方南米はベネズエラのチャベスたんは、昨年の癌治癒宣言も虚しく癌再発。
転移はないと主張していますが、一体どんなものやら。余命一年なんて情報も飛び交ってますけども。
個人的には圧政の果てに人民から恨まれて叛乱が起こって吊るされるまで生きて欲しいと願う所ですが……。
Appleから新iPadが発表。
個人的な目玉は264ppiのRetina Displayですかね。9.7inchで2,048×1,536pxというのは、PDFリーダとして見た時には、私の理想に近いものです。
iOSのQuartz 2DのPDF対応の問題は残るにしても、Adobe Reader for iOSを使うという回避策が今はあります。
自炊したPDFを読むのに、果たして新iPadは適任か。どこかで現物を見て判断することになるでしょうね。
さて、昨年独裁者が退場したリビアですが、「リビア:東部「自治」宣言 民兵組織など数千人が集会」と、国家分裂の危機。
敵がいたから結束していられたが、共通の敵がいなくなれば仲間割れ、内部分裂から抗争へ。実に人間的です。
民主的な社会では、独裁時代とは違い、合意形成が不可欠です。合意形成の手続きが発達していない社会に、突如民主主義が降って湧くと、大抵の場合、碌でもない結末を迎えるように私には思われます。
アメリカ海軍が開発中の人型ロボット。目的は、軍艦内での消火作業だとか。
乗艦したことがある人は分かると思いますが、軍艦というものは戦鬪艦であって通路は狭いし、階段は急だし、水密扉がそこかしこにあって通行が非常に不便です。キャタピラ付きのロボットが移動できるようにはできていません。
人間が身を捩りながらすれ違うような艦内で、自由に移動できる形を追求すると、人型になってしまうのは、ある意味必然かもしれません。(人間が動き回れるようには作ってあるんだから)
軍艦においては火災は平時における危機で、可燃物への引火や有毒物質の発生など、死者が出てしまうことも決して珍しくありません。そういった危険地帯に送り込むロボットの開発が行われている、ということのようです。
人型ロボットの開発では先行した日本ですが、実用化について言えば、使途が明確になっている分、米国の方が早いかも知れません。
東京都羽村市のコミュニティバス「はむらん」で、電気自動車が運行を開始した由。日野自動車自身による改造車だとか。
NHKの記事によると走行距離は10km程度と非常に短く、路線を一周したら、市役所で充電、という運用になるそうです。
responseの記事によると、バッテリはIHI製で、満充電状態でも航続距離は30kmとか。寧ろ航続距離を割り切ることによってバッテリ搭載量を減らし、全体として導入ハードルを下げることが目的だとか。
理屈は分かるんですけど、流石に10kmってのは少な過ぎるような気がしますがねぇ……。
三菱自工からは、以前から試作品が公開されていた、MiEV用の電源供給ユニット「MiEV power BOX」が正式発表。
写真を見るかぎり、本来は充電用のCHAdeMO端子から逆に直流を取り出して、インバータで交流にするといったもの。供給力が1500Wと大きく、結構本格的な用途に耐える物のようです。
被災地などで避難所にMiEVで支援物資を運びつつ、その場で電力供給までやるという用途なんですかね。普通のAC100Vコンセントしかないようですが、どうせなら充電用USBが10口とか付いてると、携帯電話の充電とかもできるんじゃないかとか。
ジュネーブモーターショーでは、あちこちからEVが出展されているようですが……。
一昨年ルノーがコンセプトカーを披露していたZOEは、殆どそのまんまで市販版が登場。つまらないデザインだ……。
デザインが良いという点ではタタ・モーターズのMegapixcelは面白い。四輪イン・ホイール・モータのレンジエクステンダで、Bピラーのないダブルスライドドアといい、趣味性が高い。これで運転席がセンターにあれば言うことがない(おいこら)。
もっともっと、電気自動車じゃなければできないデザインを追求してもらいたいものです。
ダニー・チューさん談。
日本語学習教材の殆どは白黒の世界でつまらないものばっかり。僕はそれを変えていきたい。アニメや漫画がきっかけで、日本語を勉強し始めたい外国人は多い。しかし今までの2次元 x 日本語教材はあんまり浸透していない。……。
今日は「カルチャージャパン」と言うブランドで始めての日本語学習コンテンツの案内が開始されます。その商品の名は「もえかな」。萌えに仮名!平仮名学習カードセットです!
日産がル=マン24時間レースに投入する「DELTAWING」が凄まじい格好をしている件について。
これ、本当に曲がるの?
直線番長じゃなくって?
中日メディカルサイト内にあった「「受け答え」の技術」が素晴らしかった件。
「申し訳ありません。当店においては現在、こちらのお札はご利用できなくなっております」あなたが店員だったとして、客として来た認知症の老人がくしゃくしゃのティッシュをお札だと思い込んで差し出したら、こんな切り返しができるだろうか?
「英国で裁けないなら米国に引き渡せ:英ビデオリンクサイト管理人、著作権侵害容疑で米国に引渡しへ」という記事を見て考えこむ。
日本ではこれまで、犯罪は基本的に被害が発生した場所が管轄権を持っていた。その点から見ても、被害が発生した国、即ち米国が管轄権を持つことはそれ程奇異ではない。
しかし、問題は行為を行った人間が海外に居り、そしてまたその行為が当該国に於いて違法行為ではない時、一体どのように判断されるべきなのだろうか。
日米間には「日米犯罪人引渡条約」があるので、うっかりするととんでもない罪状で米国へ引き渡される可能性があるって話になってしまいかねないんだけど。
「東電本店乗り込み時、菅氏怒声の録音停止指示か」という記事に、業界新聞だけに話半分としても、前首相のやり口はいいとこヤクザの手法であって、一国の首相の手管じゃないよな、とは思う。
「空母ワリヤーグがアレスティング・ワイヤー装着 殲15近く配備か」と、中国海軍の空母就役が近いことを覗わせる記事。
先日はモックアップを載せているとの記事があって、甲板上での航空機ハンドリングの練習も進んでいることを示していた。
陸上訓練施設が存在することは以前から知られていたので、アレスティング・ワイヤはそちらで実験していたんでしょう。
着々とやってるなぁ、という印象。
休職してた和歌山県白浜町長は辞任の意向、と。
正直申し上げまして、元高校教諭というこの町長氏は、残念ながら町長たる資質、能力に欠けておられたのではないかと思わずにはいられません。
そのことに誰も気づかないまま町長選に出馬し、選ばれてしまったことが悲劇の発端であったのでしょう。
白浜町には現在ごみ処理場問題に加え、白浜はまゆう病院の施工ミスという問題が重なり、町長の指導力が問われる状況にあり、鬱病と診断された氏に重責を担うことができる環境ではありません。
せめて次の選挙では、まともな結果が出ますように。
辞めるの止めた、って……。
混乱はまだまだ続くようです。
むむ。来週は大科学実験2期シリーズが6本(「ゴムこぷたー」「遠くても集まる」「一瞬の王冠」「木炭SL」「軽々あがるピアノ」「人間上昇気流」)放送か。
国立国語研究所主催第5回NINJALフォーラム「日本語新発見—世界から見た日本語—」へ行ってきた。
「人魚構文」という角田太作先生が日本語に見出した特異な構文を軸に、この構文を持つ言語と持たない言語の共通性や相違性を縦横に聞くことができた。
実に面白かった。何かに活かせると良いなぁ。
「自動車:ナンバープレート形状変更、国交省が検討」とか、日本にユーロプレート(Europlate)を導入しようという動きがあるらしい。
目ぼしい利点が見当たらないな、と。
自動車メーカとしては、ナンバープレートの形状が世界でバラバラなために、設計、特にデザイン上の制約を受けていることは理解できます。ナンバープレート取付部を、最大のサイズに合わせて設計するか、地域ごとに交換できるようにしなければならないから。まあ、稀に日本で走っている欧州車などで、そんなこと知ったことじゃねぇとばかりに、横長の取付部に日本のナンバープレートを強引に取り付けている例がないでもないですが……。
日本の現行ナンバープレートは、北米の仕様に似た形になっていて、それはそれで、北米市場の重要性を考えればそれなりに合理性があります。それをわざわざユーロプレート型に変えることにメリットが読めません。北米も一斉にユーロプレート型に変更するというなら、理解もできるのですが、そのような話も聞きませんし。
ま、多分警察庁が反対してくれるでしょう。何しろ、某システムの改修に物凄いお金がかかりますからね!
そういえば昔、ナンバープレートをアンテナにしてアクティブタグに使うとかいうプランがあったような……。
SIM-Driveの試作第2号車「SIM-WIL」が公開、と。
SIM-LEIが、空気抵抗を減らすためにかなり「やらかした」デザインだったのに対して、SIM-WILは全長を詰めて幅に余裕を持たせた、より実用的な形状といえるんじゃないでしょうか。
メーカ | SIM-Drive | Nissan | |
---|---|---|---|
車種 | SIM-WIL | SIM-LEI | Leaf |
全長 | 4,150mmmm | 4,700mm | 4,445mm |
全幅 | 1,715mm | 1,600mm | 1,770mm |
全高 | 1,550mm | 1,550mm | 1,550mm |
ホイールベース | 2,950mm | 2,950mm | 2,700mm |
車重 | 1,580kg | 1,650kg | 1,520kg |
最大出力 | (不明) | 20kW×4(65kW/30sec) | 80kW |
最大トルク | 700Nm | 700Nm | 280Nm |
電池容量 | 35.1kWh | 24.9kWh | 24kWh |
航続距離 (JC08モード) |
351km | 333km | 200km |
最高速度 | 180km/h | 150km/h | 140km/h |
駆動輪 | 四輪 | 四輪 | 前 |
以前から懸念されていた、韓国陸軍の次期主力戦車「K2」のパワーパック開発が頓挫した模様。
国産化したい、という意図はわかりますし、努力もしたんでしょうけど、届かなかった、と。基礎工業力の不足が祟りましたかな。
日本も、昔、第二次大戦前夜に自動車製造事業法を制定したら、フォードやGMが日本から撤退しちゃって、基幹部品を輸入に頼っていた国産自動車の品質が後退するという笑えない話をやらかしたことがありますが、基礎工業技術ってのは、喩え最終製品を国内で作っていたとしても、本当に国内に備わっているか分かりにくいものではあります。
余談になりますが、この時にトヨタも本格的に自動車産業に参画したわけですが、この際作られたG1トラックの評判がどんなものだったかはリンク先を参照のこと。冶金、切削、溶接などあらゆる部分で問題があったと言われています。
これらの問題が解決されたのは実は戦後もかなり経ってからの話です。トヨタが戦後初めて米国に輸出しようとした初代トヨタ・クラウンがサンフランシスコの坂を登れなかった、寒い日にはエンジンがかからなかったなど、これまた笑うに笑えない話が残っています。
閑話休題。現在の日本は世界でも有数の基礎工業力を誇っていますが、これは戦前の反省から国内における基礎工業力の涵養に地道に取り組んだ果ての結果です。
自動車に使われる数万点と言われる部品は、一つ一つが高度な製造、加工、計測技術の結晶であって、それらを支える基礎興業技術力こそが本当に得難いものである、という教訓でありました。
なお、K2戦車とほぼ同時期に開発が始まった日本の10式戦車は、本年度13輛が納入されたそうです。
しかし……最終的に何輛生産されるやら。輸出できるなら輸出して生産台数を稼ぎたいものですが……。