ようやく梅雨明けらしい。
ずっと天気悪かったものなぁ……。豪雨災害もあったし。
しかし梅雨が明ければ今度は熱波がやってくるわけでな。
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
ようやく梅雨明けらしい。
ずっと天気悪かったものなぁ……。豪雨災害もあったし。
しかし梅雨が明ければ今度は熱波がやってくるわけでな。
「総スカンの大統領選延期ツイート、トランプ、郵政の不信感増大狙う?」とトランプ大統領の選挙延期の提案は大変な不評をもって受け止められた由。
ただ、トランプ大統領の思惑はともかくとして、アメリカ合衆国大統領選挙の制度が混乱含みなのは、過去何度かの選挙で明らかではあるのよね。訴訟にまで至ったこともありますし、落選した方が一般投票の得票数が多かったなんてことはちらほらあります。
米国の大統領選挙の制度を決めるのは合衆国市民の皆さんなので、私としては特に意見を言う資格もないわけですが、せめて揉めない程度に明瞭な制度にした方が良いとは思いますね。
そういえば日本では最近余り電子投票のこと聞かなくなりましたね。今こそ導入の好機じゃないかという気がしなくもないのですが。
5月に射上げられたSpaceX社のCrew Dragon Demoが地球帰還。
素晴らしい。
しかし、SpaceXの当初計画ではパラシュートを使わずに、側面についてるスラスタを使って着陸する予定だったんですよね。いずれそれもやるんだろうか……。
アボートロケット(緊急脱出ロケット)と着陸用逆噴射ロケットを共用しようという野心的な試みだったんですが……今のところパラシュート降下となっている。
「Microsoftの音声アシスタント「Cortana」、2021年にフェードアウト」と、MSが上手く行かなかったプロジェクトを切り捨てるのはこれが初めてでもないのですが、本件で気になったのはCortanaサービスを組み込んだスマートスピーカーの「Harman Kardon Invoke」のサポートも21年1月に打ち切る
の方ですかね。
この手のスマートスピーカは手元のハードウェアではなく、ネットワークの向こうのサービスが本体なので、手元のハードウェアが全く健全であっても、ネットワーク側のサービスが終了してしまうと、手元のハードウェアがガラクタになってしまうわけです。スマートスピーカだけではなくて、こういうプロダクトが増えてきているのが、思案のしどころです。
例えば通常の家電であれば全国家庭電気製品 公正取引協議会が定めている公正競争規約/製造業表示規約、補修用性能部品表示対象品目と保有期間などの業界基準によって最低限の性能発揮期間が保証されているわけですが、Cortanaのスマートスピーカって何年やってたっけ?の世界。
もとよりコンピュータ類はこの手の家電の規制の対象とはなっていませんが、そろそろネットワーク上のサービスにも、何らかの規制の網を広げた方がいいんじゃないかと思わなくもないです。難しいけど。
今のところ分かっている範囲で、どうも港の倉庫に保管されていた大量の硝酸アンモニウムに火が着いたものらしく。
時代ですかね、様々な機器でこの超巨大事故の映像が記録されて、報道・配信されています。
計算上の爆発力は広島型原爆の1/10~1/4ほどとのことで、被害はベイルート市全域に及び、死者は判っているだけで百人以上、負傷者数千名という大惨事です。衛星写真によるビフォー・アフターによれば、完全に地形が変わってしまっています。
Before and after images from the #explosion that happened in #Beirut, #Lebanon on August 4, 2020. Before image from June 2020 and after image from today, August 5, 2020. More imagery showing the devastation will follow. pic.twitter.com/dfj4ItyTXL
— Maxar Technologies (@Maxar) August 5, 2020
日本でも最近ガス爆発で店舗が吹っ飛んだりした事例がありましたが、せめて罹災者の支援には万全を期して欲しい所。
広島原爆記念日ということで、ここ暫く色々特番が放送されていて、片っ端から視聴していたんだけど、今年もネタ被りがあったなぁ。
テレ朝系のテレメンタリー2020「揺れる平和都市 ~被服支廠は残るのか~」(制作:広島ホームテレビ)と日テレ系のNNNドキュメント2020「煉瓦の記憶 広島・被爆建物は語る」(制作:広島テレビ)が同じ陸軍被服支廠跡を採り上げていたとか。切り口は多少違ったのですが、どうしても証言者が被るのは、存命な生存者を考えると致し方なく……。
構図的には、全棟保存を訴える市民・被爆者・広島市に対して、老朽化、耐震性の欠如などから費用が嵩むことを理由に一棟のみ保存の方向の広島県の対立、というもの。しかしこの建物、原爆ドームのように比較的初期から保存されていたわけではなくて、戦後は物流倉庫や大学の学生寮として使用されていた物が老朽化によって返却されたものという曰くがありまして、果たして遺構として良いものやら……。
どこぞの第五福竜丸のような感じを受けます。(私、あそこへ行って、第五福竜丸が被曝後に洗浄されて別の船として延々使用されていたことを知って、逆に衝撃を受けましたわ)
ただ保存するだけでは駄目で、遺構として意味のあるものにするためにはやはりお金がかかりまして、場所も爆心地から距離があって今ひとつ交通の便が良くないことを考えると、広島県の方針が現実的ではないかという気がします。
結局最後は金の問題ですからね、これ。
両者を見た感想としては、広島ホームテレビの方が是々非々に近い感じで好感が持てました。広島テレビの方は「ドキュメンタリを作り慣れてるな」という印象。
「マイナンバーカードを健康保険証に、来年3月開始に向け申込スタート」とかなんとか。
これ、マイナンバーカードの検討時点からあったアイデアなんですが、あの時は、読取り装置がない環境下で券面に必要事項が印刷されていないと困るとかいう話で流れたのですよねぇ、確か。何か劇的に状況が改善されたのか、記憶は定かではないのですが、個人的には歓迎しています。
特に保険証そのものよりも、お薬手帳が統合されるのが嬉しいですよね。あれ、持っていくの忘れ易いし、一冊終わると次の時に二冊出すことになったりとか、案外と面倒なんですよ。大切なのは分かっているのですが。
それが電子情報になって保険証と統合されれば、薬剤師さんにとっても有難いことではないかと。
で、それでは申込んでみよう!と思ってChromium Edgeを立ち上げポータルサイトへ赴いてみたのですが……。
ここからが長かった。
拡張機能のインストーラを立ち上げると、なぜかHTTP 404のページに飛ばされ拡張機能のインストールができず、散々あれこれ試した結果、Edgeを諦めることに。
そんで次はGoogle Chromeで挑戦してみると、拡張機能のインストールこそ成功したものの、カードを読み取るところでエラーが出る。
一応カードリーダをテストしてみるが、正常に動作している。
もうどうなってるんだか。
ともあれあれこれこねくり回した結果、Chromium Edge用のマイナポータルAPとChrome用マイナポータルAPを両方共Windowsの「アプリと機能」から削除し、改めてChrome用だけをインストールすることで難関を突破できた。両方インストールしたのが悪かったのか。
まあ、あの辺のサイト作る側にも塗炭の苦しみがあったことは仄聞しているのですが、私のような人間が四苦八苦するようでは、大多数のユーザには極めて困難な作業なではないのだろうか。いや、もうPC使わないで、NFC使えるスマホを使うのが正しいのかも知れない。
国立感染症研究所から「新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査2」という発表があり、なかなか興味深い。
6月以降、既存のクラスターとの連続関係が分からない新たなゲノム・クラスターが感染を広げている、と。
面白いもんだな。
人間側が編み出した必勝法“後ろ向き探索(Backward Tracing)”を擦り抜けるような変異が生まれていたのでしょうかね。生物多様性らしい話だといえばその通りで、人類はこれまで何度も疾病対策の“必勝法”を生み出しては逆撃に遭っていたわけで、これもまた新たな事例となるのかも知れません。
都市圏を中心に感染拡大に歯止めが掛からない昨今ですが、お盆の帰省をした家に怪文書が投げ込まれるとか言う事件が青森で起こったそうで。
まあ、こういうことも起こるんじゃないかなぁと思ってはいたのだけれども、実際に起ったのを目の当たりにすると暗澹たる気分になる。
個人的には、7月中に再度緊急事態宣言を出すべきだったろうとは思っていますが、政府はなんでこうも腰が座らないのですかねぇ。
韓国から「北朝鮮の長距離砲に備え迎撃能力強化 軽空母建造にも着手=韓国国防中期計画」とか威勢の良いニュースが。
3万トン級の軽空母やら4千トン級の潜水艦とか、誰を仮想敵にしてるんですかねェ、的な装備がちらほら。韓国版アイアンドームも、対象を間違えている感が強く……。
今も昔も、韓国の第一の対処対象は北の筈なんですが、どうも微妙に外している辺り、政治的に迷走しているのではないかと。ぶっちゃけ、北に対処するなら韓国に必要なのは空母でも大型潜水艦でもないよね、と。アイアンドームも無駄ではないにしろ、イスラエルが対処している数と韓国で想定される数にヒトケタほど差があるため(参考)費用対效果的に厳しいとされていたところ。10年前の事件を考えても、北の砲兵密度は相当なものですから、防ぐとなると大変でしょう。
F-35にしたところで、どこかのように所属不明のF-35が爆撃して回るわけでもなく北の核開発を傍観しているようでは、一体何のために保有しているやら。北を威圧せずに受け身に回るならF-35じゃなくてグリペンでもいいんじゃね?的な。
政治的に好感を集めやすい装備に力が注がれているのでしょうかねぇ。
まあ、日本も政治決定であれこれ混乱しているので、他国のことをとやかくは言えないのですが。
焦熱地獄みたいな一日だった。
最高気温が40℃近いとか、エアコン無しじゃ生きていけないよ。
ところで、こんな気候の中、オリンピックする予定だったんですよね?
午後、もの凄い雷雨になり、一時CATVが途絶。テレビが真っ黒に。
……。
「史上最大の作戦」がッ! 録画してたのにッ!
昼間、なんか今日は過ごしやすいなとか感じたけど、実際には最高気温が前日比-1℃程度でしかなかったという……。体感温度が狂ってきてるな。
そして午後には物凄い雷。
果たしてここはどこの国か……。
ふと思い立ってnasneに溜め込んでいた大科学実験をBlu-rayに書き出したりして。
その際にタイトルの照合をやってみたところ、どうやら全78回のうち、3回分、録画がないことが判った。
ちょっと惜しかったな。
とりあえず手持ち分をBDに書き出して、気長に再放送を待つことにしましょうか。
本日も猛暑日。
BS1スペシャル「果てなき殲滅戦~日本本土 上陸作戦に迫る~」はオリンピック作戦とその前哨戦における九州の被害を取り扱った、比較的目新しい番組でしたね。良い出来だったと思います。
果てしない憎悪の連鎖、といった構図は歴史家ジョン・ダワーなどが以前から指摘しているところですが、軍事力のみで敵を屈服させようとした結果、一般民衆をも巻き込む無差別攻撃が横行するようになり、巻き込まれた側は当然敵を信用できなくなる。降伏しても殺される、という言説に説得力が生まれるわけです。何しろ現に敵はこちらを無差別に攻撃している。
“日本に民間人などいない”という理屈は実のところ米軍の独創というわけではなくて、日本も重慶爆撃の際に似たようなことを言っていたわけだし、後のベトナム戦争でも繰り返されます。
戦争を終わらせるためには政治(外交)の力が不可欠であり、軍事力の行使とはやはり外交の一側面にしか過ぎないのだと、強く信じさせます。
さてその外交ですが、大戦終盤の日本がソ連を通じた講和条件の模索を行っている一方、連合国側はルーズベルトのゴリ押しによって“無条件降伏”を要求することになってしまい、8月14日を迎えることになったわけです。
チャーチルが喝破していたように、日本が降伏を受け入れやすい条件を提示していれば、具体的には天皇の地位の保全について日本側に言質を与えていれば、恐らくもっと早くに日本は降伏していたものと考えられ、その点についてはルーズベルトの外交的資質が疑問視されるところです。というか、そもそも日米間の戦争そのものがルーズベルトの外交的強硬策によって導かれた側面があり、米国の外交政策がもう少しだけでも柔軟だったら、あれ程の大戦争にはならなかったのではないかと思わずにはいられません。
ただし、その場合戦後世界の有り様は現在とは全く違ったものになっていたでしょうけども……。
TVerでSBC信越放送のドキュメンタリを配信しているのだけど、信越放送の戦争関係ドキュメンタリはかなり質が高いのですよね。ドキュメンタリの賞の受賞も多い。先週のBS-TBSのドキュメントJで放送されていた「淡煙 ~太平洋戦争 ある軍医の記録」もクレジット見たらSBC制作だった。
ただ、エリア外ではなかなかお目にかかれないのが難点なのだけど、こういう形で配信してくれれば良いのにといつも思う。
それにしても、ここまで質の高いドキュメンタリをコンスタントに制作している民放ってかなり少ないのよね……。
長野県は戦後反戦平和教育に力を入れたこともあるんだろうけど、戦前戦中に満蒙にかなり人を送り出したってのもあるんだろうな、きっと。
BS1スペシャルの「原子の力を解放せよ 〜戦争に翻弄された核物理学者たち〜」は、地上波で放送されたドラマ「太陽の子」の関連番組……という体裁だったようですが、なんか番組の印象は「フランケンシュタインの誘惑」だった。
海軍の原爆研究に携わった荒勝文策を採り上げた番組だったのですが、個人的には三発目の原爆が京都に落とされるとの噂に接し発したという「原子物理学者としてこれは千載一遇の好機だ。急いで比叡山の頂上に観測所を造って、原爆投下から爆発の状況など、あらゆる角度から、写真や計器を使って徹底的に観測してやろう」という名言が含まれていなかったのは残念ですね。
荒勝がどこまで本気で原爆を作ろうとしていたかについては疑問もあるわけですが、番組中で採られた説のように、原爆開発研究で金を貰って基礎研究を続けたかった、また学生、研究者を軍に取られないようにしたというのが妥当ではないですかね。一方で研究者として一定の魅力も感じていたであろうことは間違いないと私は思うのです。そうでなければあんなセリフ出てこないと思う。
ところで、ドラマの方は見てないんですが、面白いんでしょうかね……。
気象情報を見たら最低気温が29℃とか表示されててなんじゃそりゃ、と。
最高気温が29℃でも充分暑いのに、最低気温って……。
現在は最低気温が25℃を下回らない夜を「熱帯夜」と定義していますが、そのうち、最低気温が30℃の日を表す単語が生まれたりするんでしょうかね。
生きていけるんだろうか、そんな時代に……。
NHK経営計画へのご意見募集に意見提出すべく資料を読んでずっと考えていたのだけれども、ようやく自分の意見がまとまってきた。
要するにこれ、支離滅裂なんだ。
掲げている目標がそもそも相反的内容を含んでいるのだけれども、更にその目標に対する経営計画に至っては真逆と言って良い方向を向いている。
ぶっちゃけると、コンセプトとして掲げられている目標を達成するにはNHKの規模拡大が不可欠なんだけど、経営計画としては規模縮小を志向していて、目標に対する手段として適切性を欠いている。勿論効率化は必要なんだけど、効率化のためには当然そのためのリソースが必要なので、縮小局面での効率化は効率化と言うよりはコストカットに陥りやすい。というか、普通に陥る。
そしてチャンネル数を削減すれば制作本数が減って当然制作能力が落ちる。視聴率による選別も厳しくなるので多様性は減少し、視聴者に阿った内容の番組が増えていく。
変な喩えになるけれども、BS1スペシャルがNHKスペシャルに近づいていく改革なんて御免こうむる。目指すならば逆だよ、と言いたい。
しかしこれ、どうしたもんかな。一言で言うと「論外」になっちゃうんだけど……。
ちょっと前の話になるのですが「爆発せずに切り刻む忍者ミサイルことヘルファイアAGM-114R9X」という記事がありまして。
米国の代表的な空対地ミサイルであるところのAGM-114“ヘルファイア”に爆発せずに展開した刃で対象をぶった斬るという、真面目におかしな事をやってるモデルが加わったという……。
まあ、わからんでもないわけです。
オバマ前大統領は正規軍の投入に慎重だった反面、MQ-9等のドローンによるテロリストの爆殺が大好きだったという一風変わった好みを持っておられたわけですが、付随的損害(コラテラル・ダメージ)については色々と言われていた所。テロリストの乗った車を路上で撃てば、当然その周囲にいる車にも被害が及ぶわけでして、民間人の被害は避け得ないところです。それをネタにして「アイ・インザ・スカイ」なんて映画が作られたりして。
しかしこのR9Xなら爆発せずに危害範囲を極限できるので安心して爆撃ができるという寸法です。1発10万ドルとかいうヘルファイアの効率的な使用法なのかどうかは、私には判別つかないのですが。
ところでこれ、爆発せずに周辺危害が少ないという特徴は、別の用途にも使えたりはしないですかね。
熊狩りとか。
猟師の高齢化や法規制の強化などで、特に北海道の羆退治については近年行政と猟友会の間での争議も絶えないご時世です。この際自衛隊にMQ-9とこのヘルファイアを導入して、空から駆逐する体制を作ってみたらどうでしょうかね。
Amazonで注文した商品が届くはず……と待っていたのだが届かず、よくよく確認したら明日到着だった罠。
15日にテレ東で放送された池上彰の終戦特番を録画で見ていたら、ふとインパール作戦に従事した元兵士の人が「下痢をしても竹を焼いた炭を薬の代わりに飮まされた」とか言ってて、最近どっかで聞いたな……と。
BS-TBSのドキュメントJで同じく15日に放送された「淡煙 ~太平洋戦争 ある軍医の記録」だった。その中で、インパール作戦に従事した軍医が、薬がないので竹を焼いて炭にして下痢の患者に飮ませたとか出てた。
処方した側と処方された側の証言が一致しているということは実際にそうだったんだろうけど、これ医師も患者も堪ったもんじゃないよな。
結石の痛みで目覚める午前五時。
二時間ほど煩悶して痛みが去った後に倒れるように寝込む……も、今日のうちに病院へ行った方が良いと判断して這々にて通院。
で、いつもの様に採尿とレントゲン……と採尿コップに放尿し始めたところで、ゴロリ、と石が流れ出て行く感触が……。
一応CTも撮って診察となった時に、CT画像を見ながら先生が「左には見当たらないねぇ」と言った所に上記告げた所、検査室からコップが取り寄せられ、額を寄せて中から石を取り出すことに。かくして今回は一件落着となった。
ただ、右の方は以前からあった石が更に成長し、かつ数も増えたということなので「次は右だろうね」というありがたいお言葉を頂いて帰って来た。
今日は過ごしやすいな……と感じたんだけど、それでも気温は30℃ほどあった模様で、体感温度がどうかしてしまってる感。
太平洋高気圧が強過ぎるのか、颱風は中国大陸や朝鮮半島の方へ行ってしまい、日本列島にやって来ない。例年颱風によって運ばれる水分が運ばれてこないとなると、それはそれで困るんじゃなかろうか。
昨日のBS1スペシャル「少年たちの連合艦隊〜“幸運艦”雪風の戦争〜」は面白かったなぁ。予告が出てもなおギリギリまで電子番組表に載らなくて、どうしたんだろうと思っていたけど、内部試写で結構揉めたんじゃなかろうか。
幸運艦として知られる駆逐艦雪風に乗り組んだ西崎さんと野間さんという二人の少年兵の回想で戦歴を辿るわけですが、親友だったという二人の立脚点の違いが凄い。
貧乏家庭で進学の代わりに海軍特別年少兵に志願し、必ず生きて帰ると思い決めていた西崎さん。一方、剣道道場の師範が軍艦乗りだったことから軍国少年として使命感に燃えて志願した野間さん。
レイテ沖では武蔵が沈むのに立ち会い、沖縄特攻では大和沈没に立会い、番組中には出てきませんでしたが信濃沈没も雪風は目撃することに。過酷な戦場で生き残るということは、戦場の有り様を最後まで見届けたということであり、死にゆく者たちをそれだけ見送ったということ。その体験は、生きて生き延びたからこそのものではありますが、証言だけでも悲惨の極みですな。
雪風は戦後は復員船となり、果ては中華民国に賠償として引き渡され、丹陽として中華民国海軍旗艦を務めるなどの数奇な運命を辿る。
これ、多分に野間さんが問題になったんじゃないかなぁ。かつて軍国少年であり、過酷な体験を経ても尚、国を守って戦うことの意義を説く人を放送波に乗せたことは、一つの冒険だったように思います。
「宇宙探査機の時間と空間をめぐる冒険:「現在」をどうやって決めるか?」とかいう記事を見て、地球上でも大変だけど、宇宙へ行っても時間って奴は人間を苦しめるんだなぁとか。
理論的には、この宇宙には統一された時間軸(等時性)というものはなく、あらゆる全ての物体は独自の時間を生きているのですが、人間社会では一般的に等時性を以って社会生活が営まれています。鉄道が出発地と到着地で違う時間を使っていたら事故の元ですから運行母体で統一された時間を使いますし、大抵の国では一つ以上の標準時を定めて国内で時刻を統制をしています。今では当たり前ですが、実のところこれもここ150年程のことに過ぎません。
地球は光の速度から見ると充分に小さかった(またかつては測定精度もそれ程高くなかった)ため、GMTやUTCといった標準時が有効とされて来ましたが、宇宙へ行くと相対論的効果が目に見える形で現れてくるため、時間を管理するだけで一苦労になるわけですな。
本格的に宇宙に人類が進出した後に、時間の管理ってどうなるんですかね。管理しきれないので放棄されるんでしょうかね?
NNNドキュメント「シリーズ戦後75年 民意再編 戦後75年 岩国の選択」は酷い出来だった。これほど露骨に作り手の意図が透けて見えちゃ駄目じゃない?
別にドキュメンタリは公正中立でなければならないわけでもないし、それができるわけでもない。むしろディレクタの意図があって初めて成立するわけだけども、それ故に見せ方には工夫が必要になるのよね。見せ掛けの両論併記なんかは駄目な見せ方の典型じゃないかと。
結局何を言ってもまず選挙で負けている、という事実を冷静に受け止められないようでは……。
あのロン・ポールの作った研究所が、トルーマンによる原爆投下を戦争犯罪とする記事を掲載したそうな。(元文書はこちらの模様)
至極真っ当な内容ですな。
現在知られている限り、日本は1944年の途中からソ連を通じた和平交渉を画策しており、その唯一にして最大の条件が「国体護持」別の言い方をすれば天皇の地位保全でした。このことは連合国側にも知られており、米国内にすら、天皇の処刑や処罰をしないと約束すれば日本は降伏するだろうという意見はありました。
これらを拒否したのがルーズベルトでありその後継のトルーマンだったわけですが、彼らがなぜ「無条件降伏」に拘ったのかは、私にはよく分かりません。戦争の常識として、無条件降伏を要求することは、敵の抵抗を激化させることはつとに知られていることだからです。ですからチャーチルもスターリンも、無条件降伏ではなく条件交渉の余地を残すことを提案しています。結局ルーズベルトが無条件降伏を押し通したのですから、少なくともルーズベルトには、日独に対し無条件降伏をさせようという何か確乎とした意図があったことは間違いありません。
そして日本がポツダム宣言の受諾を決めたのも、8月9日にソ連が参戦し、ソ連を介した交渉が不可能となったことを受けてのことであったことも、ほぼ定説です。
戦後、GHQ/SCAPが昭和天皇の罪を問わなかったことを考えれば、敵も味方も、結果的に何の意味もなかったことに拘泥して犠牲を積み上げていったと言わざるを得ません。
戦争は外交の延長に存在する実力行使です。外交で解決できなかった問題を力で解決するのが戦争ですので、外交側が十全に機能していなければ戦争は必要以上に苛烈になり、犠牲が積み上がることになります。現代の目から見れば、日本も、そして米国も、非常に外交が拙かったように思われます。
安倍総理の辞意表明で沸いた一日。
元々持病持ちでしたから、健康状態が悪化したというのでは、致し方ない面もあり、残念でもあり。
とりあえず自民党総裁選挙が行われ、その結果を受けて内閣総辞職、臨時国会の召集、内閣総理大臣指名選挙という手続きになるかと思われます。
問題は、後継総裁に誰が就任するか、ですが、どいつもこいつも皆んな緊縮財政派なんですよね。それが一番の問題。日銀が無制限の国債買取を宣言している今この時ばかりは、多量の国債を発行して国家事業として市中に送り込むのが正解なんですが、果たしてそれが出来る人が出てくるかどうか。
期待薄です。
友人との話の中で、NHKの「チコちゃんに叱られる」は外部プロダクションの制作だよ、という話をしたら驚かれた。
近年多いのですよね、NHKの外部制作・外部企画番組。昔は外部と言ってもエンプラとかNHK関連企業(子会社系)が多かったのですが、今ではアマゾンラテルナやテレビマンユニオンなど百花繚乱です。2006年に窓口ができてからというもの、相当な数の番組が作られているようです。
完パケを外部から購入してくるものではBS世界のドキュメンタリーなんかそれでしょうか。ただ、検索して調べると微妙に元番組から時間が短くなっていることがあり、放送時間に合わせて編集は行っているようです。
NHKの業務報告書に、令和元年度の衛星放送の外部制作比率が書かれていたので引用します。(p12より)
(イ) 衛星放送
(a) 高精細度テレビジョン放送
高精細度テレビジョン放送による衛星放送では、それぞれの波の個性を明確にする編成を行った。BS1では、広域性や大容量性といった衛星放送の特性を生かし、内外の最新の動向を伝える番組やスポーツ番組を中心に編成し、マルチ編成を随時実施した。BSプレミアムでは、過去の優れた文化の保存や文化の育成・普及を図る番組を編成した。BSプレミアムの総放送時間のうち、外部制作事業者への委託等により制作した番組の割合は21.8%であり、企画競争等を通じ制作委託したり外部制作事業者が制作参加したりした番組の割合は44.9%であった。 本年度の開始に際し、番組改定を行い、BS1では、オリンピック・パラリンピックに関連する番組を強化した。BSプレミアムでは、視聴者層の拡大を目指し、平日夜間を若い世代に向けた時間帯として強化した。
そういうわけでNHKは近年こういった外部企画番組や外部制作番組が多いのですが、これは国会等でのNHKの肥大化、民業圧迫の指摘を受けてのものだったりします。外部番組に名を連ねる制作会社は、日本の業界でも有名な会社が軒並み並んでいるわけですが、中には民放系列企業の名前まで……。門戸が広く公平に開かれているらしいことが窺えます。公共放送たるNHKの仕事として、一定の評価はなされるのではないでしょうか。
ただ、これが良い方向に作用しているのか、と言われると難しいところです。
本来であればNHKとの協業で力をつけた番組制作会社が、NHKの外部番組程度の品質の番組を民放にも提供するようになり、テレビ放送全体の質の向上に繫がる……というのが理想像だと思われるわけですが、民放の全面バラエティー化には歯止めがかかるどころか拍車がかかっているようですし、ドキュメンタリ番組の凋落は留まる処を知りません。
生態系を豊かにするための事業の筈が、むしろ絶滅危惧種の保護センター化しているわけで、この状況下で経営計画通りに縮小再編を行えば何が起こるかといえば、絶滅危惧から“危惧”の文字が消えるでしょうな。
昨日午後お出かけするのに東京メトロの24時間券を利用したので、残った時間で午前中に赤羽の本屋まで出かけたりして。
以前は、紙の磁気切符が改札から24時間、PASMOに付与できるタイプは発行日限定、という仕様だったのですが、今年3月から発行から24時間に統合された模様。
以前は午後過ぎくらいからだとpasmo付与タイプは購入するのを躊躇うところがあったのだけど、これで翌日午前に残りを使う、といった使い方ができるようになって利便性が増しましたよね。この手の周遊券は、途中下車を厭わずにできるところがありがたいのです。
先の土日に放送されたNHKスペシャル『パンデミック 激動の世界(1)「ウイルス襲来 瀬戸際の132日-前編-」』『同後編』観たんですが、なんというか政府の意思決定がアカン感じ。安倍総理への取材ができなかったようなので、行政の最高責任者がどう考えていたのかは詳らかにはなっていませんでしたが、専門家や現場の医師に比べると、政治側の状況認識が全体的に甘かった様子が見える。
それから、有事の対処ってのは、結局は平時の準備で決まるんだ、ってことですね。11年前の新型インフルエンザの教訓から纏められた提言が殆ど放置され、むしろ余裕を無駄と言って削減し続けてきたことが、対処能力の弱体化を招いていた。今回、もし日本が上手く行った原因があるとすれば、それは専門家たちの“賭け”が当たったからだ、ということになりそうです。
勿論賭けですから、外していたらとんでもないことになっていたでしょう。
できれば、“次”を見据えて、体制強化に乗り出して欲しいものです。