2019年8月1日(木曜日)
「不正ログイン続出の「7pay」、わずか3カ月で終了 セブン&アイHDが謝罪、再挑戦も示唆」だそうで。
当初から開発・運営の上層部がアカン奴や…という印象を持たれていましたが、この損切りの早さは評価できるんではないでしょうか。羹に懲りて膾を吹いたのかも知れませんが、無理に運用を続けて被害を増大させなかったことは評価できるかと。
ただ、それだけの決断力が元からあったのであれば、そもそもサービス・インしないという選択が可能であったのではないか?という思いは捨て切れません。
個人的には、QRコードを使った決済システムは可視シンボルを一方方向で使う以上、高いセキュリティを保つのが難しく、日本でならば既に普及しているFeliCa(またはその改良版)で充分だろうと思えてならないのですが。
2019年8月2日(金曜日)
日本の安全保障貿易管理に関する省令が改正され、韓国が“ホワイト国”(新名称グループA)から外されることが決定したわけですが、韓国側からはかなり苛烈な反応(全訳文)が返ってきているご様子。なんかこう、北の放送みたいですねぇ。
これって要は韓国を優遇対象国から外すという話であって、なお韓国の立場がその他国より良いことは、グループBの新設などからも一目瞭然だと思うわけですが……。シンガポールからは「日本は優遇国が少な過ぎる」と抗議を受けた模様だし。
随分前から告知もされていましたし、実質的な問題が発生するとは思い難い措置であって、傷つくのは韓国のプライドくらいでしょう?
これに対して韓国が過剰に反応すればするほど、ベネズエラやジンバブエのように、自ら自縄自縛の方向へ進んでいくだけではないかと思うのですが。
2019年8月3日(土曜日)
在韓国日本国大使館から安全情報が出てますな。
特に,事務所等においては,デモ,不審者の侵入を防ぐため,以下の措置をとることをおすすめします。
・建物の警備担当や警備会社による警備強化
・訪問者のチェック体制の確認
・事務室の出入口の施錠(常に開放状態としない)
・出入口付近に可燃物をできるだけ置かない
・消火器等の配備場所の確認
・侵入された場合の退避ルート,退避場所の確認
どうなっているのかと。
いやまぁ、大使館・領事館への侵入が繰り返されているような国なので、気をつけるには越したことはないのでしょうが、これでは日本企業は日本人に対して出て行けと言っているのと変わりないのではないか。いや、出ていけって言っているのだけど。
当面問題が落ち着くとは思えない状況ですが、本当にどこまで行ってしまうのですかね、韓国は。
2019年8月4日(日曜日)
「Unicodeのサイト刷新で、「新しい絵文字」の提案がもっと簡単になる」って、やめろよッ!
今でも充分混沌としてるのに、より一層Unicodeを地獄に近づけるのは悪しき方策ではないのか。
Unicode.orgには他にやることはないのか?
2019年8月5日(月曜日)
「誕生から40年、N-BASICが動く「PasocomMini PC-8001」が降臨!開発者に聞いた」。
懐かしいね、PC-8001。グリーンディスプレイとデータレコーダが接続されたPC-8001が実家にありました。
開発はHAL研究所で純粋な開発よりも権利処理が大変だった様子が窺えますね。大の大人の心が折れる
とか相当大変だった模様。
それにしても、中身はRaspberry Piなんですか。こんなちっこいワンボードコンピュータがPC-8001をエミュレートできるんですね。そんで実機のROMイメージをそのまま走らせる。
すごい時代だ。
それにしても、ここまでやれるんなら、やっぱりPC-9801 miniも作れるんじゃないですかね? まだまだ世の中には制御PCとしてPC-9801の需要があるそうですから、いっちょ本気でやってみたら有難がられるんじゃないでしょうか。>NEC
2019年8月6日(火曜日)
京大防災研究所の「2019年7月18日に京都アニメーション第1スタジオで発生した放火火災の分析」を読んで、こら駄目だ、と。
既に報道で、問題の建物が法的に適格で、訓練等も必要程度行っていたことが示されていますが、それらは当然ながら通常火災を想定していて、ガソリンを何十ℓも散布して着火することを想定していません。またその種の低層事務建物は店舗建物・住居建物に比べて要求が低いこともあって、今回の甚大な被害に繋がってしまったものかと。
分析中にあるように吹き抜けの竪穴空間を活かす場合には,屋外避難階段の設置や各階の全周に渡って連続したバルコニーを設置するなど,階段を通らずとも外気に開放された空間に早期に退避できるような計画が重要になる.
というくらいが精一杯でしょう。
しかしこれ、法改正まで行くかな……?
2019年8月7日(水曜日)
今年の広島原爆記念日のドキュメンタリ類は不作だったなぁ……。
なんといっても凄かったのは、NHK教育のETV特集「あの夏を描く 高校生たちのヒロシマ」とNTV系列(広島テレビ制作)「原爆の絵 高校生が描く"ヒロシマ"」という、公共放送と民放という枠を超えたネタ被りが発生したことでしょうかね。さすがに焦点を当てた生徒は違いましたが、両者の構図は殆ど同じで、被爆者の生の声を聞いた現代の高校生が苦悶しつつ絵を描くというもの。
いやね、取材対象が被ることはあるでしょう。報道なら切り口が似通うこともあるでしょう。でもドキュメンタリの内容が大差ない(ぶっちゃけ交換して放送しても違和感ないくらい)というのはどういうことかと。
つまりは制作側に「原爆ストーリーを伝えるにはこうあらねばならない」という固定観念が、局を超えて蔓延っているのでしょう。
なんという多様性の欠如、思考の画一化……。
さらにNHK BS1スペシャル「ヒロシマの画家 四國五郎が伝える戦争の記憶」やNHKスペシャル「“ヒロシマの声”がきこえますか 〜生まれ変わった原爆資料館〜」あたりを一通して観ると、今年の原爆資料館の大規模リニューアルとそのテーマである「共感(EMPATHY)」の喚起をドキュメンタリ番組も(無意識的に)後押ししてるんじゃないかと思わずにはいられない。
共感を呼び起こす、ってのは手法としてはアリでしょう。しかし個人的にはそれが手段であることをまた忘れていくのではないかという危惧を抱いていたりもするのです。
2019年8月8日(木曜日)
設営日。
いつもは東館なのですが、今回東感は使えないため西館の設営に参加したんですが、設営時間に入ってもホール内に機材搬入のトラックが大挙していて作業に入れない、机椅子が来ない、別ホールの机が届けられる、といったトラブル満載でした。
聞くところによると南館は比較的早く作業が終わったそうですが、西館はとうとう13時半までに設営が終了しない事態に。
南館じゃなくて西館がトラブルというのは、予想外でしたなー。
2019年8月9日(金曜日)
米国から制裁対象となっている華為ですが、携帯電話用の独自OSを発表とか。
てっきり、AmazonのFire OSみたいにAndroidのオープンソースの部分に独自サービスを乗っけて来るんだと思ってたら、オープンソースでマイクロカーネルの独自OSだとか。
マイクロカーネルのOSというのは難物で、色々と開発はされていますが商用レベルでモノになっているものは少ないわけで、華為がどこまで本気で開発リソースをぶち込んできたのか気になるところです。
オープンソースだと言っていますから、どこかでソースコードが公開されるんでしょうし、今から楽しみというか怖いもの見たさというか。どれくらい「独自開発」なのかと、興味津々といったところです。
しっかしHarmonyですか。習近平のスローガンだった「和諧」を引っ張ってくるあたりどんだけ中国政府を忖度してるんだろうとか思わないでもないが……。
2019年8月10日(土曜日)
プリンタの調子が悪くて四苦八苦。
紙を嚙んだり、ダブルフィードしたり。
一番辛かったのは、徐々に印刷速度が落ちていって、最後は1枚出力するのに5分とかかかるようになったこと。一旦電源切って少し時間を置くと元に戻るので、どっか部品の過熱か何かだろうかと思いつつも、原因は分からず。
そろそろ寿命なのかなぁ……。
2019年8月11日(日曜日)
サークル参加日。
南館は綺麗な上に空調が效いてて良いねぇ……。よくよく見たら、壁の空調ダクトの数(密度)が西館の倍以上ある。これは設計段階からかなり空調を強化してきたものと思われる。
今回、やはり導線の引き回しに難があったようで、上層から下層への移動がスムースだった反面、下層から上層へ上がるルートがかなり極限されてしまっていて、一度降りたら中々スペースに戻れなかった。
それと、西館という形状柄仕方ないんだろうけど、やはり列形成に無理があり、あちこちで小さな渋滞が発生していた。
2019年8月12日(月曜日)
NHK曰く『大和型3部作』のトリを飾るBS1スペシャル「幻の巨大空母“信濃”〜乗組員が語る 大和型“不沈艦”の悲劇〜」ですが、三部作で一番やるせない話でしたな。
要は未成艦を無理くり移動させようとしたら(これも敵の攻撃を避けようとしたのですが)、不運に不運が重なって敵潜水艦に二度も補足され、雷撃を喰らったらこれまた未成艦故に水防不如意となり水防指揮所が水没して敢えなく沈没。
不運といえば不運なのでしょうが、負けが込んでいる時はこんなものだ、という気もしますな。
そも、軍艦というものは進水した後に艤装が始まり、竣工した後に公試が始まり、延々一年以上かけて就役に漕ぎ着けるのが通常ですから、作業を省略したらそりゃそれなりの結果が出るだろうと。
まあ、信濃が完成していたからといって戦局が覆ったわけもないでしょうし、何の活躍もせずに沈んだ、という辺りが、この艦の天命だったのかも知れません。(活躍せずに沈んだ空母というなら、天城なんかも含まれるしね)
2019年8月13日(火曜日)
「米海軍が駆逐艦からタッチパネルを撤廃、旧来のスロットル操縦に戻す」とかいう話題。
USS FitzgeraldとUSS John S. McCainと立て続いた衝突事故の事故調査からの教訓として、タッチスクリーンを使った複雑なユーザインタフェースと乗組員の訓練不足が相乗して事故に繋がったとされたことを受けてのことらしく。
元記事まで遡って行くと、どうも最近の米駆逐艦ではIBNS(統合ブリッジ・航法システム)と呼ばれる、言ってしまえば船のグラスコックピットを導入していたようで、これを一旦廃止し、旧来形式に戻すということのようです。
IBNS(またはIBS/INS)は民間船舶で導入が進んでいて、最近の船なんかだとブリッジにどーんとモニタースクリーンとキーボード、トラックボールが並んでいたりします(参考)。乗組員の省力化が至上命題である民間船舶での成功から、軍艦にこれを導入したものらしく。メリットとしては、従来ヘルム(舵担当)とリー・ヘルム(推進担当)で分担していた作業が一人でできるようになる他、二つのステーションの間で機能の入れ替え、分担も可能であり、抗堪性が増す面があるかと。一方でシステム全体としては複雑化するので、充分な訓練を積んだ乗組員でなければ使いこなせないようになってしまった、と。
どうもそういうことのようです。
翻って我が国ですが、比較的近年のあきづき型(参考)やひゅうが型(参考)でも伝統的配置を貫いております。
果たしてこれが意図したものなのか、それとも単に新技術の取り込みに後れを取っているだけなのか、悩ましいところです。
2019年8月14日(水曜日)
「XP以降、20年存在していたWindowsの脆弱性をGoogleが発見」って、TSFって日本語かな漢字変換とかでも使ってる部分やねぇ。
なんか修正は難しそうな予感。
2019年8月15日(木曜日)
「ルーター、エレベーターなど 2 億台のデバイスに影響を及ぼす脆弱性「URGENT/11」」とか、VxWorksのTCP/IPスタックにセキュリティホールが見つかったという、大変被害甚大な話。
こういう組み込み系OSに長期間セキュリティホールがあったとなると、被害がどこまで広がるか誰にも把握できません。何しろこういった組み込みOSが使われている製品では、中に入っているOSを一々表示したりしませんから、エンドユーザが気をつけるのは無理です。
また、製品を作る側も何処へ卸したかまでは分かっても、小売から先でどうなったか把握することは難しいでしょう。
かくして脆弱性が放置された機器が世に放置されてしまうのですな……。
2019年8月16日(金曜日)
「短距離離陸・垂直着陸戦闘機の機種決定について」とかで、航空自衛隊がF-35Bを採用とか。まあ、他に選択肢ありませんからね。
報道ではいずも型の空母化への布石ということになってますが、果たしてどんなもんですかね。所属が航空自衛隊、報道によれば調達数が42機という話なんで、いずも・かがに載せるだけにしては数が多いという気もするのですが……。
「空母」と言えるものになるのかどうかはともかく、十中八九艦上で運用することになるのだとは思うのですが、これからの長い道のりを考えると目眩がしますね。
「運用」ですよ、「運用」。
艦の上に飛行機を載せれば良いという問題じゃないわけです。甲板上の運用要員の訓練が必要ですし、航空機運用を統括する飛行長や着艦管制官の訓練をどうするのかという問題もあります。艦上での機体の整備や、燃料・弾薬の補給の問題もあります。勿論、指揮の問題もあります。訓練用の模擬甲板を陸上に用意して要員の訓練をやるにしても、毎回海空両組織から要員を集めて……とやるのは大変ですしね。
一般に、空母艦載機の所属が海軍とされる理由の一端ですね。艦上での運用のあれこれを考えると、所属は海軍とした方が面倒が少ないわけです。
とはいえ、海軍の空母の上に空軍の航空機を載せた例がないわけでもないわけですが。特に英軍では現在も空母搭載機は海軍と空軍の両方のF-35を搭載することになっています。このため英軍では空軍でもF-35はA型を導入せず、全てF-35Bになっています。英軍の場合さらに陸軍航空隊のアパッチを搭載したりと、統合運用が調達段階からかなり想定されているという特徴がありますな。
ただ、そういう特殊例を除くと、歴史上では余り巧く行かなかったのですよね。自衛隊がどちらへ行くのかは、これからではありますが、気になるところではあります。
2019年8月17日(土曜日)
NHKスペシャル「昭和天皇は何を語ったのか 〜初公開・秘録「拝謁(はいえつ)記」〜」ですが、ドキュメンタリ番組にしちゃったのがなー、という印象。
田島拝謁記は、これまでに世に出てきた入江相政日記、河井彌八日記、富田メモ、卜部亮吾侍従日記、小林忍侍従日記などと比較して、また他の史料類と検証されるべきもので、単独で読み込んで適当に摘み食いしたのでは、史料批判なしの「ドラマの原作」にしてしまったと批判されても致し方ないかと。
全文を翻刻した出版物の刊行が望まれます。
とはいえ、それでも当面は難しいだろうなぁ……。
2019年8月18日(日曜日)
久しぶりに江戸東京博物館へ特別展「江戸のスポーツと東京オリンピック」を見に行ってきた。
「スポーツ」というものが近代的な概念なので、“江戸のスポーツ”というのは形容矛盾みたいなところはあるんですが、まあ意味は通じますな。
ただ、やはり“娯楽としてのスポーツ”ではなく、打毬は武士の調練ですし、蹴鞠は伎芸、相撲は興業なわけです。
そして明治以降になると日本では“教育としてのスポーツ”——スポーツというよりは“体育教育”——に傾いていくわけで、そういう意味では日本では純粋な意味でのスポーツは余り根付いていないのかも知れない……。
2019年8月19日(月曜日)
「中国機、海自の護衛艦標的に訓練」とか、どうも中国側に事を荒立てたくて仕方ない連中がいるっぽいんだよなぁ。不測の事態を招きたい奴というか。
尤も、中国は海南島事件の頃から基本的に“軍事衝突を恐れない”という姿勢を貫いていますから、今更ではありますが……。
撃墜しろとまでは言わないのですが、与し易し、という誤解を与えるのは良くないのですよね。
まあ、このリークこそが警告なのかもしれませんけども。
2019年8月20日(火曜日)
久しぶりに猛暑が和らいだ……と思いきや、雷注意報が出て突然の雨が降ったりする荒れ模様。しかも湿度が高いので蒸し暑さが酷い。体感温度は余計高いくらい。
冷房が効いた屋内から外へ出ると眼鏡が曇るとか、一体どうなってるのか。
なんか予報だと明日まで天気が不安定らしいけど……。
2019年8月21日(水曜日)
ちょっと出かけたらちょうど雨に振られる運の悪さを発揮。
「F2後継戦闘機、「事項要求」で開発費計上へ」と、いよいよこの数十年の要素技術研究を集大成する動きが。
材料、エンジン、機体構造、ウェポンベイ、その他諸々が十何年もかけて開発されてきたことは、この手の技術開発を追ってきている人間には既知の話ですが、残る問題はそれらを統合して一つの戦闘機(システム)としてまとめあげられるか、インテグレーションへと移るわけです。
要素技術があることは必要条件ではありますが、充分条件ではありませんからね。これからまた茨の道が続くことになります。
US-2やP-1/C-2といった開発事例が近年あることにはありますが、戦闘機はまた違ったものがあるでしょうしね。
2019年8月22日(木曜日)
韓国が日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表して大騒ぎに。
いや、いくらなんでもそこまではしないだろ、という観測だっただけに。
元々この協定は米国の強い働きかけで締結された経緯があって、しかも韓国に至っては一度締結を1時間前にドタキャンするという後ろ向き加減だったのを、半ば無理やり米国が取り持ったんですよ。勿論それは日米韓の3ヶ国の協調行動に不可欠と考えられたからで、米国をピボットにした二つの二国間協定を三角形にする意図があったわけです。
そんな散々苦労して締結された協定をあっさり破棄。日本としては今後、韓国に対する外交的な労苦を惜しむでしょうよ。無駄になるの分かってるもの。
韓国としては、正式な通告締切日である24日までの2日間で日米から何かしらの利益を引き出す心づもりがあるのかも知れませんが、そんなものが与えられるわけないでしょうしねぇ。
日本としては外交上アレコレあっても、軍事的には同一の陣営に属した準同盟国という考えだったのでしょうが、文在寅大統領の「日本は同盟国ではない」発言やらその後のレーダー照射問題やらで韓国の立ち位置が怪しく思われてきた果ての結末ですので、日本としては最早韓国を仮想敵として扱う他ないでしょうね。
しかしそれは、日本が最前線国家となることを意味もするのですよね。
2019年8月23日(金曜日)
一時期の酷暑が過ぎて多少過ごし易くなった感があったのですが、昼過ぎに頭痛と吐き気がしてきた。
もしや熱中症?と疑ってコンビニに飛び込んでポカリスエット500mℓを補給。暫く安静にしていたら体調が安定した。うーむ。水分補給を怠ったつもりはなかったのだが……。そういえば塩タブレットを切らしていたが、こっちが問題だったのか。
2019年8月24日(土曜日)
こんなtweetを見かけた。
うーん……。
調べてみると2001年のSuica登場からはや18年、PASMOからでも12年の歳月が経過しており、子供の中には切符というものを知らない世代も登場しつつあるということか……。というか、有人改札で切符に鋏を入れる/スタンプを捺す、ということすら、経験したことがないなんてこともあり得るわけか。
先に郷里に帰った時に、地元私鉄を利用したのだが、切符の買い方が非常に複雑で悩んだ覚えがあったんだけど、これはもう、公費を投入してでもサイバネ規格で全国を埋め尽くすべきなのかも知れない。
2019年8月25日(日曜日)
富士の総火演に19式装輪自走155mmりゅう弾砲が登場したとかで話題に。
なんっつーか、電話ボックス様に取って付けた後部補助座席がな……。
こういうのって、アーチャーみたいに完全自動化したほうが良い気がするのだけれども、色々あったんでしょうな、多分。(アーチャーはデカ過ぎる、というのは分からんでもなく)
この種の兵器はどうしても割り切りというか取捨選択が必要になるわけですが、本当にこれで大丈夫なんかいな?と思う所がないでもなく。
いや勿論、FH70に比べれば遙かに良くなってはいるのですけれども。
2019年8月26日(月曜日)
先日GSOMIAの破棄を通告してきた韓国ですが、今度は突如「日本の不当な措置 撤回なら軍事協定終了決定見直し」とか奇橋なことを言い出している模様。
ええと、破棄通告は既に23日に外交ルートで受け取っているので、今更何を言った所で協定通り粛々と破棄されますよ?
国と国の間の約束事が、そう簡単に破棄したり結び直したりできないというのは当然のことだと思うのですが韓国では違うんでしょうか。少なくとも日本ではそうですし、そのことはかつての日韓通貨スワップ協定の終了で韓国も学習しなかったのでしょうか。
どうにも韓国は外交というものを軽く考えているのではないかと、猜疑を搔き立てられますね。
2019年8月27日(火曜日)
先月起きた京都アニメーション第1スタジオ放火事件の被害者35名全員の氏名が警察から発表された由。これを受けて報道各社は実名報道を開始し、一方で顧問弁護士が遺憾を表明。
この問題はいくつかの問題があるのですが、一つは国民の知る権利について。これは警察(行政権)が恣意的に情報公開の取捨選択を行うことは極めて危険であるため、特に秘匿が必要な情報(例えば警察であれば捜査情報など)を除き、一般公開されることが基本でなければなりません。
しかし一方で、俗に「報道被害」などと呼ばれるように、犠牲者遺族に取材者が殺到し、親しい人を亡くしたばかりの遺族の神経を逆撫でし、“故人の為人を知らしめるため”と称して卒業アルバムや文集の文章を公に暴き立てる行為が横行しています。これらの行為は遺族の同意を得ていないのであれば死者の冒瀆ですし、本来公に曝すべきものでない、プライバシーです。
勿論、丁寧な取材を行い遺族の許諾も得て書かれたルポルタージュが上梓されるのであればそれは歓迎すべきですが、いわゆる報道が行っているのはそれではありませんし、また捜査や公判に資する何かでもありません。公益性は相当低いと考えざるを得ません。
事実、相模原障害者施設殺傷事件では報道各社は被害者の氏名を報道しませんでした。これは被害者氏名が報道において必須ではないことを意味し、また一方で報道側の主張には公益性がないことをも示しています。
知る権利≠報道ではないことは自明です。前者を満たしながら後者を掣肘することは可能ではないかと思うのですが、どうでしょう。
例えば、住民基本台帳は公的なものなので閲覧が可能ですが、これを報道する人間はいません。都道府県公安委員会などで所定の手続きを取って知ることができる状態を担保しつつ、一般公衆に“報道”はしないという制度を整えるのが良い方策ではないかと思うところです。
2019年8月28日(水曜日)
FNNの独自取材で「【独自】竹島での韓国軍訓練を米が批判 国務省「生産的ではない」」なんて報道があって吃驚したんですよ。普段、米国の国務省が同盟国間の領土紛争等について言及することはないので。
独自取材だったんで何処まで本当かいなと思ってたのですが、NHKが「竹島周辺で韓国軍が軍事訓練 米国務省「生産的でない」と批判」、日経新聞が「米、韓国の竹島訓練に不快感 「生産的ではない」」と後追いで報道したので、恐らく米国務省の公式な見解と見て良いのではないかと。
これは、今般の日韓間の摩擦は韓国側に大きな問題があると米国が認識していることを意味しているわけですが、韓国側は明確なリアクションを見せていない模様。
一義的には韓国にとって非常に良くない状況なのですが、日本としてもフロントライン・ステート化(前線国家化)が思ったより早く到来しそうな様相で、困りものです。
2019年8月29日(木曜日)
「Microsoft、Linuxカーネルで公式に「exFAT」サポート」とかいう話なんですが、Linux云々よりも、exFATの技術仕様が公開されGPLv2とされたことの方が大きいんじゃないかと。
あちこちで使われている割にはライセンス形態が不明瞭で使いづらかったのが、これでGPL化ですからね。安心して使えようというもの。
ただ、個人的にこのファイルシステムそのものが余り素性が良いとは思わないのですがね……。
一から設計し直した方が良いファイルシステムができるだろう、的な印象があるというか。
ただ、そこまで大々的にゼロからやるんだったらUDFでも使えという話になるのでなぁ。
2019年8月30日(金曜日)
「米国防総省が「宇宙統合軍」を発足 宇宙空間で中露に対抗」とかで。
アメリカ軍は、陸海空海兵の4軍種(と沿岸警備隊)を10の統合軍(6つの地域軍と4つの機能軍)に編成して運用しているのですが、この度11番目の統合軍が誕生した、というお話。この場合復活というべきかもしれませんが。
そしてこれとは別に、6つ目の独立軍種としての宇宙軍も構想されているそうな。
独立兵科としての宇宙軍はかつてロシアに存在しましたが、現在はロシア航空宇宙軍(実質的空軍)になってしまっています。果たして独立させるほどの仕事が存在するのか、判断が難しいところです。
ただ、宇宙(技術)防衛の必要性はいや増しているので、全く無意味ということはないのでしょうが……。
2019年8月31日(土曜日)
Bookwalkerからひと月遅れで配信された「超ミニスカ宇宙海賊1 海賊士官候補生」を読み終えた所で、こんな感想を見かけたわけです。
Amazon kindleでは、主にライトノベルで、挿絵が低解像度のデータ(AZW3)と、高解像度のデータ(AZW6)に分けています。私の場合、kindle voyageでダウンロードするとAZW3ファイルのみがダウンロードされますが、kindle for PCでダウンロードするとAZW3に加えて.azw.resという拡張子のファイルが追加でダウンロードされ、こちらに高解像度の挿絵が含まれています。
恐らくkindle端末のストレージ容量が限られているためなんでしょうが、大変面倒くさいことです。
で、結果はtweetにある通り低解像度のイラストは731x1040pixelで、高解像度版は1440x2048pixelでした。
しかし、高解像度版でもモアレは出ているのですよねぇ。
画像をよく見ると24ビットカラーでセピアトーンになっているので、これは印刷用にグレースケールを網点に変換したCMYKデータを、更に電子書籍用に変換したのではないか?と推測されます。
原画データから電子書籍用のデータを生成すればこのようなモアレは防げるわけですが、どうやらKADOKAWAのワークフローは印刷機用データの作成過程の途中から分岐して電子書籍を作っているようです。
ワンソース・マルチユースの夢は遠いですな。