2019年11月1日(金曜日)
来年の東京五輪のマラソンと競歩が札幌で行われる由。
いやぁ、そもそも8月の東京で開催するのに無理があるわけでな……。
ただ、移転の決定プロセスはなんとも釈然とせず、また開催都市として指名された札幌にしてもスケジュールってもんがあるわけで、そういった事前の調整はちゃんと行われたのか、大変気になります。
今回は特に負荷の大きな競技が涼所(とされる所)へ移転しましたが、このまま地球気象の変動拡大が続くと、そのうちこの種のスポーツ競技は全部屋内じゃないとできなくなるかも知れませんけどね。
夏の高校野球大会なんて、ドーム球場でやるべきだと思いますもの。
2019年11月2日(土曜日)
そのうち買おう、と思ってリストに放り込んでおいたkindle本が絶版(販売中止)になってた。
どういうことだろう?と探ってみると、どうやら紙書籍の出版社が変わって、新たな出版社では電子版を扱っていない、という事情のようだった。
実は電子書籍の絶版も、結構見受けられるんですよね。買った後に無くなるケースもあって、再DLもできず、手元のデータが唯一のデータ、なんて場合も。
再DLできないと、DRMの関係でHDDが飛んだら終わりだし、システムが死んでも終わりなんだよなぁ……。
ほんと、この辺どうにかならんものですかね。
2019年11月3日(日曜日)
文化の日で文化勲章の親授式があったわけですが、ノーベル賞受賞者は基本的に文化勲章の対象となるということで、吉野彰氏が受賞ということに。
しかしこの件に関して言えば、ノーベル賞は3人まで、という制約のもとに漏れてしまった日本人研究者が何人もいたわけですから、そういう人にも国の勳章である文化勲章を与える、くらいの芸は見せて欲しかったなぁ、とか。
そんな気の利いたことができていれば、ここまで日本の研究環境を破壊したりはしないか……。
2019年11月4日(月曜日)
「北朝鮮の木造船監視 全国初の部隊発足 青森海上保安部」と、北朝鮮情勢の悪化が察せられる記事。
昨年書きましたが、いよいよ専従班を作って対応しないといけない状況に陥りつつある模様。
今年は大和堆の上での衝突が相次いでおり、中には小銃で海保巡視船を威嚇、水産庁の取締船に北朝鮮漁船が体当りするなどの事案も発生しており、海賊行為も懸念される所。
北朝鮮の木造船の漂着は例年これからがシーズンですので、已む方ないとはいえ、しんどい話です。
何とかなって欲しいものですが、2017年の国連安保理決議によって新規の労働ビザの薄給が禁止された北朝鮮労働者を、受入国は今年一杯で送還しなければならない関係上、漁業を強化しているものらしく、被害が拡大する予想はあっても減る予感はないですからねぇ。
北もミサイルを何度も射上げてアッピールを繰り返していますが、実質的にもう時間切れでしょう。
日本には備えることしかできないのが辛いところです。
2019年11月5日(火曜日)
「惑星探査機「ボイジャー2号」太陽系の外へ NASAが発表」だそうで。
ボイジャー2号に先んじて同1号も既に“太陽系を離脱”していますが、これらの探査機からのか細いデータが、“太陽系”の姿を描き出すのに役だっているわけです。太陽系と言っても別に「ここから太陽系」と線が引いてあるわけではないので、今回はヘリオポーズを拔けて恒星間空間に突入した、ということですね。
それにしても、出力を落としながらとは言え、未だに電力を供給し続けているボイジャーの原子力電池(放射性同位体熱電気転換器)は出来物ですな。近年は材料の入手難が続いているようですが……。
2019年11月6日(水曜日)
「成田国際空港の基本計画を改定します~成田国際空港の更なる機能強化に向けて~」として、成田空港の整備計画が改定され、3,200mの横風用滑走路(C滑走路)の計画が破棄され、A、B滑走路と平行なC滑走路3,500mが新設されることに。またB滑走路も旧計画とは逆の北方向に延長され、2,500mが3,500mに。
B滑走路の南側への延伸を妨げているのはぶっちゃけ抵抗運動の残滓なわけですが、とうとうこれを迂回しての滑走路延長ということになりました。
成田空港は日本最大の航空貨物取扱量を誇る貿易港であり、特に貨物を満載したB747F(フレイター/貨物機)が余裕を持って離着陸できる滑走路を備え、金額ベースでも東京港を超える日本一の貿易額を誇ります。
ここを増強することは日本の経済にとって非常に大きな意味があるのですよね。横風滑走路よりも同時に使用できる3.500mを一本増やす方が、増強に繋がるという理由でしょうか。
反対している人たちの「お気持ち」は全く理解できない私ですが、それが日本経済に与えている損害ならわかります。早く成田がさらなる発着能力を備えますように。
2019年11月7日(木曜日)
昨年起きたUberの自動運転車による死亡事故。なんか事故調査報告が公開されて、「死亡事故を起こしたUberの自律走行車は、「車道を渡る歩行者」を想定していなかった:調査報告から明らかに」として話題になっております。
なんともはや。
“何もない車道を横断する歩行者なんかいるわけねぇ!”という実に豪快な割り切りが素晴らしいですね。(棒読み)
ノイズ除去とか判定優先順位とか色々理由はあるんでしょうが、本当に内部的に問題なかったのか、公道に出る前の、コース内テストではどうなっていたのかとか、もっと突っ込んで知りたい感じはありますね。
そしてもう一つ。この調査をNTSB(国家運輸安全委員会)が担当したということです。つまり刑事事件化されておらず、Uberと被害者遺族は民事で和解。それ故に、“罪を問う”のではなく“原因究明と再発防止”を優先させているわけです。
こちらの方こそ、日本は注意すべきでしょう。
2019年11月8日(金曜日)
某所でWindows 7→10のUpgradeをやろうとしたら、途中で「SAFE_OSフェーズで失敗しました」とか言われて失敗。
いろいろ調べたけど様々な対処法があふれていて、何が原因やら分からず。
せめてインストーラくらいノートラブルで動いて欲しいと願うのは、欲張りなんだろうか……。
2019年11月9日(土曜日)
「中国「教授拘束事件」の意味…内外の研究者に及ぶ管理・統制」と、招待されて中国に入国した外国人研究者を逮捕とか、一体なにやってるんでしょうかね。
中国が科学研究の世界で中心的役割を担うことはできないだろう、というのはこういうところですね。
こういうことをすると、中国が主宰する学会には人が寄り付かなくなりますし、中国国内で開催される学術イベントに参加することも忌避されるようになるでしょう。社会科学者のみならず、自然科学者だって、社会運動に参加している人だったら二の足を踏みかねません。
学問の自由を保証するためには言論表現思想信条の自由が保証されていなければならず、それができない国が覇権を握るのは人類の発展を阻碍することなのだよね。
2019年11月10日(日曜日)
買い物に行ったらたまたまカップヌードルSolt-offを見つけた。出てたのは知ってたけど、近所ではなかなか見なかったのよね。
そんで実食してみた。
これ、レギュラーのカップヌードルと置換えても良いんじゃないかな。
以前、カップヌードルLiteっていうローカロリー版があって、あれは麵がイマイチな感じだったけど、これは充分イケる。個人的には通常の醤油味がやや濃く感じる舌なので、このくらいがちょうど良い感じ。
ぜひ他の味にも展開していって欲しい。特にチリトマト。
2019年11月11日(月曜日)
NNNドキュメント「不信の棘 "徴用工"と日韓の行方」を観たんですが、目新しい情報はなく。
韓国側は感情を前面に出して日本に賠償を迫っていますが、それが条約的には根拠がないことは番組中でもきちんと触れられていました。番組の論調としては被害者の救済を志向していましたが、それを誰がやるべきかと言われたら、そりゃ韓国政府がやるしかないでしょう?としか言いようがなく。
韓国が外国企業の資産に手を付けるという、キューバやベネズエラ、ジンバブエが踏んだ轍を敢えて踏みに行くのは愚行としか思えませんが、最早韓国には振り上げた脚をそこに踏み降ろすしかなくなっているようです。
であれば、予想された通りに事態は推移し、予想された通りに韓国は破滅への坂道を転げ落ちることになるでしょう。
そして被害者の救済は忘れ去られるわけです。
2019年11月12日(火曜日)
「英「連合王国」、10年後はなくなる可能性 世論調査で半数が回答」とかいう面白おかしい記事。
日本では専ら“イギリス”と呼んでいる彼の国の正式国名が「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」(外務省訳:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)であるというのはよく知られているところです。
歴史的に複雑な経緯から、グレートブリテン島にあったイングランド王国がウェールズ公国を吸収し、スコットランド王国との同君連合を経てグレートブリテン王国が成立したのが1707年、日本では徳川五代将軍綱吉の時代でした。その後アイルランドをも吸收しグレートブリテン及びアイルランド連合王国となり、その後アイルランド共和国が独立し北アイルランドだけが残っているため、現在のグレートブリテン及び北アイルランド連合王国という国名になっております。
このような経緯があるため、英国は大きく四つの「Country」が存在し、それぞれ一部違った法律が施行されていたりします。特に大陸法体系を採るスコットランドについてはスコットランド最高法院なんてものがありまして、触れた法律によってはこちらで裁かれることになります。(英国ではどの地域でその法律に触れたかによって送られる裁判所が違ったりするわけです)
ちなみにスコットランドと北アイルランド(の特定銀行)には通貨発行権が残っていて、実際地域通貨を発行していたりします。
調べれば調べるほど、よくこれで同じ国としてやっていけているなと奇妙な感心を抱いたりするわけですが、その独立性の高さからか、ある日突然分離してしまう可能性も秘めているわけですな。特に今般のEU離脱については、イングランド地域が離脱賛成多数で、スコットランドも北アイルランドも残留が多数だったことを考えると、このグダグダを嫌気する向きもあるものかと。
本当に解体するかどうかは別として、起こるなら是非生きているうちにお願いしたいところですね。
2019年11月13日(水曜日)
Windows Updateの日で、終わらないマシンが……。
やっぱ古くて非力な機械だとWindows Updateそのものが負担だよ。そんなマシン後生大事に使っているな、と言われたらそこまでなんだろうけども。
そういえばv1911も来るんだっけ……
2019年11月14日(木曜日)
気がついたらメインマシンにNovember 2019 Update当たってた。一体いつの間に……。
今回の大型アップデートでの機能変更のうち、私にとって大きかったのが標準ブラウザ“Edge”からのEpubリーダ機能の削除でした。
電子書籍を多用している身としては、標準で手軽なEPUBリーダ機能があることは大変便利だったのですが、再びサードパーティー製のEPUBリーダが必要に。
ただ、EPUBリーダ選びというのは実に手間がかかるので、できればこんな面倒は避けて欲しかった。
外国製だとそもそも縦書のサポートがされているか?から確認しないといけないし、電子書籍ベンダが出しているような本棚ソフト一体型はDRMのかかっていないEPUBファイルを手軽に読むには向いていない。つまり、EPUBファイルをダブルクリックしたらすぐに立ち上がって読める、くらいの手軽さが欲しいわけで、そういった要望に答えるソフトを探すのも面倒だったり。
今のところ「超縦書」をメインにするつもりですが、こいつはどちらかと言うと表示チェッカに近い性格があって、ちょっとした構文間違いなどを見つけるとすぐにエラーメッセージを出して終了してしまうという頑固なやつなんだよね。
Edgeはその辺適度に緩かったので、少々問題のあるEPUBファイルでも表示してくれてたのが有り難かった。
果てさて、また果てしなきアプリ探しの旅が始まりますよ、っと……。
2019年11月15日(金曜日)
22日一杯で終了となる日韓GSOMIAですが、米国の統合参謀本部議長や国防長官が次々と訪韓して「考え直せ」と説いたのですが、文在寅大統領は「文大統領「日本との軍事情報共有は困難」 GSOMIAに関し米国防長官に」とこれを拒否。
文在寅大統領が変心でもしない限り、このまま終了でしょうね。
韓国は日本の安全保障貿易管理における韓国への優遇廃止を撤回しろ、と主張していますが、これについては既に行方不明の戦略物資についてその行方を知らせるよう日本側から持ちかけた協議を韓国が無視し続けたのが原因と明らかになっており、米側もこれについては日本側の主張を認めているようです。だからこそ、韓国側の「要求」に対してゼロ回答を続けています。
かの協定が米国の肝煎りで締結され、一度は韓国がご破算にしかけたものを散々な骨を折ってテーブルに着かせた経緯を考えれば、そりゃ米国からしてみりゃ怒り心頭になりますわな。恐らく韓国は日米韓の三国協調体制から日本を外せ、と言っているつもりなんでしょうが、実際には三国体制から韓国が脱退する、という行動になっているわけです。
しかし、ここまで頑なに輸出管理についての協議に応じないということは、相当に後ろ暗い所があるんじゃないかと邪推してしまうところですが、何が飛び出してくるか怖いですね。
2019年11月16日(土曜日)
NHKに「400年前の洋剣 謎解きを進めてみれば」という記事があって、なかなか興味深い話だな、と。
戦国時代に伝来した西洋剣、という話だったのが、調べてみるとどうも日本国内で製造された模造剣であったらしい、という話なんですが、何が面白いかというと、当時の日本には(当然ながら)西洋の刀剣が伝来してきており、模造する製造技術もありながら、日本の刀剣文化には何の影響も及ぼしていないことなんです。
例えばこれがフィリピンなどですと、エスクリマという形で剣やその操法が伝来していたりしていて、大きな影響を与えたことがわかります。
翻って日本では、戦国時代から江戸時代を通して、西洋剣・西洋剣術が与えた影響を探すのは困難です。
特に日本の刀剣はほぼ日本刀に收斂しており、それ以外の刀剣を見出すことが甚だ困難です。僅かに海を隔てた中国では、多様な刀剣が様々な流派とともに伝わっていることを考えると、日本の画一性は際立っています。
ある地域の事物について、非常に多様性が低くなり、收斂が起こる現象を「文化」と呼ぶわけですが、日本における刀剣・剣術の文化的強度の高さを感じさせます。その中でこの刀剣がどのように位置づけられるのか、大変興味深いわけです。
2019年11月17日(日曜日)
NHKのBS1スペシャル「よみがえる悪夢~1973年 知られざる核戦争危機~」は凄い内容でした。第四次中東戦争の最中、米ソ両国が核戦争へ向けてどのようにしてエスカレーションを繰り返していったのか。そして首脳部のヘマがあと一歩で取り返しの付かないところへ転がり落ちる寸前だったことを描いていました。
それにしても、ブレジネフが常用する睡眠薬の副作用で精神が不安定になっており、一方のニクソンはウォーターゲート事件で追い詰められて飲酒の上泥酔、判断力に疑問を抱かれていたとか、これで大惨事に至らなかったのは幸運としか言いようがなく。
いや、エジプトのサダト大統領の決断こそが破局を回避した神の一手だったと言うべきか。後にエジプト・イスラエル平和条約を締結し、ノーベル平和賞を授与されることになりますが、それよりもこちらの方が功績としては大きいかも知れませんね。
残念ながら番組ではエジプトの公文書等が出てきませんでしたので、そこに至る道程がわからないのが画竜点睛を欠いたところでしたな。
2019年11月18日(月曜日)
今年韓国で一大旋風を巻き起こした「반일 종족주의 대한민국 위기의 근원」の邦訳「反日種族主義 日韓危機の根源」が出たので、頑張って読んでいました。
韓国近現代史、とりわけ植民地近代化論を専門とする研究者たちが書いた一般向けの本でした。そのためか、多少引用が少ない気がしましたが、その辺は注や参考文献に書かれている典拠を当たれ、ということなんでしょう。(しかし参考文献が「画像」なのはなんでなんだろう……)
全体としては現在韓国巷間に流布する植民地時代のあれこれが、嘘や偽りに満ちており、実態を反映したものになっていないことを証拠を挙げて指摘している本です。勿論日本の植民地支配を肯定しているわけではなく、事実に基づかない対日批判や攻撃に対して、これらの虚偽を否定するものです。
ただ、社会啓蒙書・啓発書としての性格もあるため、韓国の現在の捏造された歴史観を作り上げてきた日韓両国の“進歩的知識人”らへの非難の舌鋒は鋭いですな。
個人的にはもう少し学術よりの論調の方が好みですが、韓国ではこのくらい肩肘を貼らないと、「日帝強占期」の批判なんかできないのかも知れません。
私は日本現代史を専攻したわけで、大抵の情報は既知だったため、特に新しい知見が得られたわけではありませんでしたが、この本が韓国で出版された、そのことだけで充分に価値はあるのだと思います。
これが禁書になるようだと、いよいよ大韓民国も民主主義を返上しなきゃいけないと思います。
2019年11月19日(火曜日)
「イスラエルの入植活動 アメリカが方針転換 パレスチナは反発」と米国がこれまでの国際法的解釈を変更したとして大きな話題に。
もっとも、トランプ大統領の既定の方針ではあるのですが、ヨルダン川西岸地区へのユダヤ人の入植は国際法上不当であるという前提でこれまで進められてきたあらゆる合意、合意に向けた努力は灰燼に帰したわけです。
どう後始末を付ける気なのかさっぱり見当も付かないわけですが、考えてみたら今の大統領が責任を取るまで権力を握っていられるかそもそも不明瞭ですわな。
勿論、過去にも突如中華民国を見捨てて中華人民共和国を承認したとか、それまでの外交方針を一変させた大統領がいないでもないわけですが、かの大統領と同じ末路を辿ることになるのか、興味深いところです。
2019年11月20日(水曜日)
ローマ教皇の来日を目前にして、政府が日本語呼称を「ローマ教皇」に変更したとの報道が。
日本国内のカトリック教会が以前から変更を求めていたものですが、これまで外務省は特段にこれに応対する意思を見せなかったところ、今回の来日に合わせての変更となったようです。
法王という名称が間違っているわけではないとのことですが、「法王」という単語はどうしても仏教用語由来ですからね……。(ダライ・ラマ法王とか。要するにpopeの訳語として当てたわけである)
個人的には、当人たちが望んでいることだし、混同の虞がない用語ですし、改称は良いことだと思います。
2019年11月21日(木曜日)
「Cray、2020年に富士通A64FX Armプロセッサ搭載スパコンを提供開始」とスパコン京の後継となる富岳に採用されたプロセッサが、クレイのスパコンでも使われることになった、と。
これまでのSPARCからARMへISAを変更したわけですが、それが奏効したんでしょうかね? マイクロアーキテクチャ的には従来の富士通チップの延長にあるそうですが。やっぱベクトル演算命令系がHPC-ACEという独自拡張から、SVEというARMお墨付きの拡張命令となったのが関係しているのかなぁ。
ただ、ARMの先行きもどうなるかわからない所があるので、将来的にはビッグエンディアン化されたRISC-Vとかも出てくるかも知れないけど。
2019年11月22日(金曜日)
今日を限りに終了するとされていた日韓GSOMIAですが、なんと本日18時という終了6時間前に土壇場での終了回避だそうで。
しかし訳の分からない状況です。
終了90日前の通告は去る8月23日に既に済まされており、それを「終了通告の効力を停止する」ことが可能なのかどうか、条文からは読み取れません。条文上存在しない状態となる韓国の我儘を日本側が呑んだ形になっています。正直これだけでも絶大なる譲歩ではないかと思いますが……。
その後日本の経産省が行った記者会見によると、日本からの求めにも拘わらず、ここ三年半に亘って開催されていない安全保障貿易管理の政策対話(実務者協議)に韓国が応じることをして韓国側の改善の意欲が見えたことを評価していましたが、どうも韓国では韓国が求めていたWTOの紛争解決手続における二国間協議が行われると理解されている模様。その代わりとして、韓国はWTOの紛争解決手続を「中断」する。
勿論GSOMIAの終了を回避する、という大目的があるためでしょうが、どうにも日韓間での「見ている光景」の違いがありそうなところは気になるところです。
2019年11月23日(土曜日)
冷たい雨が降りしきった土曜日。ローマ教皇が到着する日だってのにね。ああいう偉い人はボーディングブリッジを使えないから辛いやな。
そういえば乗ってきたのがタイ国際航空のA330だったんで驚いたんだけど、教皇は専用機などは持っておらず、出発国のチャーター機を使うのが常なんだとか。
へー。じゃあ帰りは日本の航空会社の機体に乗るのか。
2019年11月24日(日曜日)
コミティア。
しかしビッグサイトの西館って一つのイベントで専有して使うこと想定してないよな、あれ。
上下移動の導線がアレ過ぎる。
なんであんな建物になったんだか……。
2019年11月25日(月曜日)
帰趨が注目されていた香港の区議会選挙ですが、民主派圧勝という結果に終わったそうな。
とはいえ、香港の区議会は特段の権限を持っているわけではないのですが、全員が直接選挙で選ばれるという点が香港立法会とは異なります。
それにしても、香港立法会が完全な直接選挙ではないのは、元々英国の統治がそうだったからで、中国はそれを引き継いでいるだけなんですよねぇ。英国統治時代は社会保障もロクになく、議会も利権団体が中心で、総督は英国から派遣されてくるとか、とてもじゃないけど民主制とか言えない有り様だったわけで、返還されてからの方が余程マトモになってるだろ、というのは、一面事実だったりするんですよねぇ……。
2019年11月26日(火曜日)
IPv4アドレスが完全に枯渇したとかいうニュース。
思ったより長く保ったなー、という感じ。
IPv4も当初は枯渇なんて夢のような話だったんでしょうけど(だからこそそこいらにポンポンとクラスBを配布してたわけで……)、現実の問題として俎上に登るようになった2000年前後でしょうか。それ以前からすでにIPv6の検討は始められていたようなので、専門家の間ではもっと早い段階で危機感が持たれていたのでしょう。
一時はIPv6不要論を展開した“識者”も居たように記憶しますが、最早そのような人間は存在していないでしょう。
今後は一層IPv6への移行が進むものと思われますが、果たしてIPv4が使われなくなる日は来るのでしょうかね……?
家庭内のネットワーク機器、プリンタ等はIPv6非対応の機器も結構残ってるからなぁ……。
2019年11月27日(水曜日)
NHKのBS世界のドキュメンタリー「偽りのガリレオ 世紀を超えた古書詐欺事件」を見てて、途中までは凡作というか、まあ普通って感じの感想だったんだけど、後半に入って実際にガリレオの「星界の報告」を偽造した(とされる)マッシモ・デカルロが登場し、「自分が作ったのは新たな複製であって偽物ではない」「大事なのは中身であって物体ではない」「敢えて残した痕跡を見拔けないエセ学者ども」「偽物を売るのは犯罪だが完璧な複製なら犯罪は犯さない」とか言いたい放題で、番組が光を放っていた。
営利目的の偽造は博物館等で作られる研究・展示目的のレプリカとは違うわけでして、どう言い繕っても犯罪ですわな。鑑定を行う専門家と対決したいだけなら、他にも方法はあったでしょうに、それを売却して利益を得ていたという時点で、全ては言い訳に過ぎません。
しかし重要な内容を含んでもいるんですよね。古書を稀覯本として“必要以上に”有難がる風潮がこういった行為を後押しするのですよね。学術的には重要なのは中身であって、その物体ではない、というのは一面真実ではあるのですよ。
無論、博物学的な価値は間違いなくあるのですが。
2019年11月28日(木曜日)
オーストラリアで話題になっている中国人スパイの件。台湾ではこの男性の元上司が検察に勾留されているとか。
こういう話が沸いてくるのを見ると、日本国内でもやってるんだろうなぁとか思わずにはいられない。
勿論、陰謀論に浸るのは良くないのですが、実際中国がこういった調略を仕掛けて来ているのであれば、どうにかして対抗しなければいけないのですよね。
2019年11月29日(金曜日)
中曽根康弘元総理、死去。
功罪あれども、一時代を築いた宰相でしたな。
生前に大勲位を受章した数少ない人物の一人であり、その葬儀が国葬あるいはそれに準じたものになるかどうかが注目されるところです。
2019年11月30日(土曜日)
ジョークというか“ヴェイパー・プラン”なんだと思うけど、米ジェネラル・アトミクス社から「Leaked photo: General Atomics offers possible Japenese helicopter destroyer conversion into aircraft carrier」とかいう話題が。
いずもをF-35Cが搭載可能なように改造するという、ここまで改造するならイチから新造艦を造った方が絶対良いって……。
せいぜいF-35Bを何機か積めば御の字、というレベルのいずもを本格的な空母に、って、そりゃ見た目だけならなんとでもなるでしょうが……。
ただ、日米・米英によるクロスデッキ化構想が進展しており、三ヶ国での参謀長級会談が行われるなど、色々と連携が強まっていることもあり日本が空母を持つ日は近いのかも知れません。不幸なことに。
ところで、このクロスデッキ構想って、F-35Bの存在が鍵になっているのですよね。
F-35は同一の現設計からCTOL型、STOVL型、CATBAR型を派生させるという手法を取ったため、基本的な能力がほぼ同一であるため、F-35Bは前任機であるAV-8Bを遙かに上回る性能を有しています。英軍などはF-35Aを買わないで、空軍・海軍航空隊で両方共Bを使うことにしたくらい。また米国でも正規空母を廃してF-35Bを搭載した強襲揚陸艦を多数揃えてこれに替えようという意見が出てるくらい。
自衛隊もF-35Bを導入することになりましたが、案外とこのF-35Bが今後の航空軍事バランスの重要素なのかも知れません。