哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2019年12月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2019年12月1日(日曜日)

数日前に「オムロン、医療機器認証を取得した腕時計型血圧計」とかいう記事があったんですが、これ最初見た時、値段が一桁違ってるのかと思った。

一人暮らしなんで、なんかこういうデバイス付けて非常時にはどっか通報が行くシステムとか、将来必要になるかなぁとか思ってるわけなんですが、この値段ではねぇ……。いや、どっかのサービスで支給とかいう形になるのか。

しかし満充電で48時間しか動かないのでは……とか、色々とまだ先は長そうな感じ。


2019年12月2日(月曜日)

冷たい雨が降って気温が急降下した。一気に冬、という感じ。

こんな日に限って牛乳を買い忘れたりするんだよな……。ほげほげ。


2019年12月3日(火曜日)

馬毛島買収、地権者と再合意」と、馬毛島の買収問題がようやく決着した模様。いや、本当にこれで決着したのかは、契約書にサインするまで分からないのですが……。いや、サインした後も法廷闘争が続くかも知れませんが……。

とっとと決まって欲しい話なわけですが、ホントこの手の買収問題って拗れると際限がないですな。

もしかしたら日本自身が使うことになるかもしれない施設ですので、なんとか早手回しに進んで欲しいものです。


2019年12月4日(水曜日)

なんかここ数日、やけに有感地震が多いですな。震源地はみんな違うみたいなので群発地震というわけではないようですが、何かの前兆じゃなけりゃ良いけど、って感じ。


2019年12月5日(木曜日)

ネット提供の危険運転動画でドライバー初検挙 岡山県警」となかなか興味深い試み。

それだけドライブレコーダが普及したということもあるのでしょうが、警察の初動が悪いために被害者が自力救済に走ることを抑止できそう、という点も見逃せません。(当たり前ですが、法治国家においては自力救済は原則禁止です)

全国に広めるべき施策でしょうね。


2019年12月6日(金曜日)

個人情報が保存された神奈川県庁のHDD計54TB、転売される 処理会社の従業員が横領」とかいうニュースが流れておりましたが、勿論、横領を行った犯人が悪いってのは大前提の上で、某社のディスクシュレッダーといったディスク消去ソフトを使うくらいは県の職員くらいにもできるんじゃね?的な感想も。購入予算が取れなくても、BSDベースのフリーソフトもありますし。

私個人としては「これDo台」なんか持ってたりします。PCが立ち上がらなくても、ディスク消去ソフトが上手く動かなくても、HDDを取り出して無理くり消去できるので気に入っています。

何百台ともなればやってられない、というのも理解はするのですが、県の情報担当部署は最低限の措置は自分たちでやってから廃棄すべきではないかと思いますね。


2019年12月7日(土曜日)

痲疹、風疹のアウトブレイクが進行中のサモアから「はしか流行で緊急作戦中のサモア、陰謀説広めた反ワクチン活動家を逮捕」という豪快なニュース。

個人的には反ワクチンの言動も言論の自由であり、個人に関する限りは愚行権の範疇ではないかと思うのですが、国内で大流行が進行中で多くの人の命が危険に晒されているという事情を鑑みれば、非常事態宣言下での自由の制約はある程度仕方ないと承知するしかないのでしょう。

限りなく本音を言えば平時であっても科学的・医学的根拠を伴わないこの種の反ワクチン活動は、反公衆衛生行為として犯罪とすべきではないかと思わなくもないのですが、一方で言論の自由に対する影響が著しく、どうしてもそこまではできないというジレンマがあります。

とはいえ、この手の運動は運動をしている個人だけではなく、その子供や親戚、周辺コミュニティに広がっていくので、なんとか対処したいんですよねぇ……。


2019年12月8日(日曜日)

北朝鮮大使が声明 「非核化は交渉テーブルから下ろされた」」とかで、北朝鮮は非核化交渉の打ち切りを宣告。

北がここ暫くずっと「年末までに」と期限を切っていたように、北にとっての最大の外貨獲得手段である露中への出稼ぎが、今年一杯でできなくなります。これは国連制裁決議で就労ビザが発行できなくなり、既存のビザの期限が年末までに切れることから。中国東北部やロシア沿海州などでは北からの出稼ぎ労働者が低廉労働力として重宝されており、これが北の外貨獲得に繫がっていたことはつとに指摘されていたところです。

かつて外貨が獲得できなかった頃は物々交換で物資を仕入れていたこともありましたが、今や制裁決議の網でそれも難しく、外貨による密貿易が必須なんでしょうな。

問題は、それができなくなった時に、果たして体制は維持できるのか?というところでして、日米韓は比較的楽観的なようですが、これ見込み違いだったら大変なことになるんですけどね。


2019年12月9日(月曜日)

IOC、WADA決定を支持 ロシア・ドーピング問題」と東京五輪にロシアは国として参加できないことに。

仕方ありませんな。

現在の国際スポーツの頂点近くの選手というのは、トレーニング場所のトレーサビリティだとか食べるもの出すものについて監視されているような状態で試合をやっているわけで、それが国家ぐるみのルール違反をやっているとなれば……。

それにしても、ドーピング逃れのためにFSBまで関与するってのは、一体何がそこまでさせるんでしょうかね?


2019年12月10日(火曜日)

元農相などを務めた玉沢徳一郎氏が銃で撃たれたとか

なんかいろいろあったみたいですからねぇ……。

政治家というのは必ずしも身綺麗であれば良いというわけではないとは思うのですが、後始末くらいはちゃんとして欲しいものです。

まあ、それが上手くできなかったから失脚の憂き目にあったのでしょうが。


2019年12月11日(水曜日)

自衛隊の新小銃・新拳銃が選定されていたらしく。

新小銃は、現用の89式小銃を開発・製造している豊和工業が新規に開発した“HOWA5.56”なる小銃を選定。対抗馬のH&K社のHKM416FN社のFN SCAR-Lを相手に回しての採用ですから、相応の性能があるのでしょう。というか航空新聞社掲載の写真を観る限り、HK416やSCAR-Lの良いとこ取りをしたように見えますね。

まあ、豊和工業は自衛隊の先進軽量小銃の研究に関わっていたわけで、それだけ自衛隊の要求をよく知る立場にあるわけですから、比較競争といっても一歩有利なところにいたことは間違いないわけで、これで採用されなかったらむしろ問題だという気もしますが……。

89式小銃も5.56mm口径の軍用アサルトライフルとしては最後発ということもあって、北は北海道から南は中東の砂漠まで、果ては水陸機動団でも問題なく動作する信頼性が知られています。ただ、二脚が標準装備されているなど、やや旧来の野戦に即し過ぎた点が見て取れ、その点が市街戦、屋内戦なども重視され、レールシステムによるオプションの交換など、現代的な小銃に求められる要件について(制式年代を考えれば当然とはいえ)、見劣りすることは否めません。

この点、新小銃は、二脚がなかったり、消炎制退器が簡素化されていたりと、用兵側の要求が大きく変わったことが見て取れます。公告類を調べたり情報公開請求をしたりしている人達が得た情報から、かなり多種多様な小銃を試験輸入して試験していたことが知られていますし、近年は多国間演習での相互情報交換もありますので、そういった戦訓がフィードバックされた……んだと思います。

一方の新拳銃の方ですが、一時期米軍のM17が採用されたとのガセが飛んでおりましたが、結局はH&K社のSFP9(米市場ではVP9)が選定された模様。こちらは比較対象がBERETTA APXGlock17など国産品はなし。この辺も近年の流行である、ポリマーフレーム、ストライカーファイアリング、手動安全装置ナシ(トリガーセイフティなど)、可変グリップサイズといった特長を兼ね備えた“モダンな”拳銃ですね。

輸入になるのか、現行の9mm拳銃同様ミネベアでのライセンス生産になるのかは不明ですが、もう予備を含めて輸入でも良い気がしますね、拳銃に関しては……。


2019年12月12日(木曜日)

日立とデンソーが自動判子捺しロボットを開発したと発表して話題沸騰

素晴らしいテクノロジーの無駄遣いですね。

契約書の契印捺しを自動化するものらしいんですが、契印を無くす方向で検討する方が良い気がしてなりませんが……。今なら電子透かしを入れたPDFとか、色々方法があると思うわけです。

そもそも現行法上の義務じゃなないハズなんで、いい加減そういう「風習」を無くす方向で考えて欲しいものです。

ただまあ、機械としては夢がありますけどね! 馬鹿馬鹿しくて。


2019年12月13日(金曜日)

英国の総選挙は保守党の圧勝、単独過半数とな

というか、EU離脱に対して旗幟を鮮明にできなかった労働党の支持層が別政党に流れてしまい、単純小選挙区制の性格として保守党が圧勝してしまった、という感じだろうか。

まあ、これでやっとBrexitは実現するんだろうな。


2019年12月14日(土曜日)

いよいよ来年度から将来戦闘機の計画が走り始める模様

以前にも書きましたが、日本は長い年月をじっくりと時間をかけて要素技術の開発に邁進してきました。諸外国の次世代戦闘機計画が早い段階でモックアップを公開して耳目を集めようとしているのに対し、日本の将来戦闘機はデジタルモックアップ(DMU)の公開すら途中で止めてしまい、内部でどのような進展になっているのか、さっぱりわからない有り様でした。余程FS-Xの顚末がトラウマになっていたのでしょう。

この自主開発の決断までの間に、諸外国(主に米国)の企業との間で様々な共同開発の模索があったものかと思われますが、結局は日本側が求めるような条件は得られなかったのかも知れません。

戦闘機開発は茨の道で、計画開始から配備、作戦能力の獲得までに20年近い年月がかかることが珍しくなくなっています(参考)。日本の将来戦闘機はコンポーネントの開発が先行しているとはいえ、インテグレーションが簡単であるとはとても言えません。

茨の道を選んだ理由は、やはり“西側”のステルス戦闘機の中に、日本の要求を満たすものがない、という根本的な問題が解決できなかったからなのでしょうね。


2019年12月15日(日曜日)

フレデリック・クレインス/磯田道史「オランダ商館長が見た 江戸の災害」を読み終えた。クレインス氏の著作は以前も採り上げたが、日本国内で日本史を学んだだけでは手に入りにくい視点が手に入る希少な本だと思う。

本作でも個人的になるほどと膝を打ったのは、出島オランダ商館商館長が毎年行う将軍拝謁の儀式について、日本側から見れば阿蘭陀国の代表が朝貢に訪れたように装われながら、オランダ側からは東インド会社の地方商館長が重要取引先のトップに挨拶に行くに過ぎないというあたりで、実に両側からの視点の差異が見えて興味深かった。

それにしても毎年のように地震、火災、噴火、と天災のない年はない、というくらいの勢いで、そしてそれにもめげずに再建する日本というのは、18世紀から変わらぬ姿だったのですね。


2019年12月16日(月曜日)

ボーイング、737MAXを製造休止!? 縮小? 方向性発表へ」とか。飛べない現在も製造ラインは動いているので、作った737が駐車場にまで溢れているというなので、とうとう米国でも駐機場所が取れなくなったとかそういう理由ではないかと……。

ただ、どうせならスパっと737MAXを諦めてY1へ移行するのが良いと思うのだけれどもね。


2019年12月17日(火曜日)

中国が二隻目となる空母「山東」を就役させた、との報道。先日中国の空母計画の縮小が報じられたところではありますが、この002型(旧称001A型)、続く003型(旧称002型)は既に起工していますからね。その後の計画が多少変動するにしても、近い将来日本は空母三隻を擁する中国と軍事的に相対する必要が出てくるわけです。

空母に対抗するために空母が必要、というわけではないので、中国の空母の活動を制約できる軍事的何かがあればいいのですが、日本は将来戦闘機にそれを見出すんでしょうかね。


2019年12月18日(水曜日)

自動ブレーキ義務付け 国産新車、21年11月から―国交省」とか。

基本的には良いことではないですかね。この手の衝突防止装置が保険料に影響するくらいの効果があるらしいことは分かっているので、自動車がより安全になる流れは必然といえるでしょう。

個人的には、事故処理のためにもドライブレコーダの必須化もお願いしたいところですが。


2019年12月19日(木曜日)

運転免許の更新が迫ってきたので、眼鏡屋に行って矯正視力の確認をしてきた。結果、右は万全、左はギリギリ、という判定。

両眼視力に問題はないということなので、今回は眼鏡の更新はしないことに。


2019年12月20日(金曜日)

映画「この世界の片隅に」の長尺版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の初日だったので映画館へ。

主にすずさんとリンさんの交流が追加されたんですが、大分印象が変わりますよね。周作さんがすずを嫁にと言い出したのは、初めて連れて行かれた娼館で見初めた女郎を身請けするなんて言い出したのを周囲が必死で押さえ込んだせい、という事情が原作とはまた微妙に違う感じで描かれていましたな。

というかこの作品、映画見た後原作を読み直すと、かなり豪快に映像用に場面構成を弄ってるんですよね。それでいて原作読者に破綻を感じさせないのだから、片渕監督の原作への理解は凄まじい物がありますな。


2019年12月21日(土曜日)


2019年12月22日(日曜日)

えー、某STAR WARSの“最終作”ですが……ディズニーだからこれで終わりにはならないんだろうなぁ。

この三部作を通してのテーマがなかった感じで、なんかこう、「あれ? 前作でルークの言った“I will not be the last Jedi.”ってこれで良いの?」って感じ。


2019年12月23日(月曜日)

防衛省が20日に発表した「我が国の防衛と予算(案)-令和2年度予算の概要-」のp14に次期戦闘機の新たなポンチ絵が出てて大賑わいですね。これまで防衛技術シンポジウムなどで公開されてきたデジタルモックアップ(DMU)とは異なるデザインで、その姿から意図を読み取ろうと頭を捻っております。

これまでのクリップドデルタからラムダ翼に変わったアスペクト比が大きな翼平面形、水平・垂直尾翼を兼ねるラダーベーター、やや大きめに取られた左右エンジンの間隔など、このまま実現するわけではないと分かってはいても、その選択意図は武装搭載量と進出距離、滞空時間を優先したミサイルキャリアーに近いものではないかと思われます。別の見方をすると、格闘戦性能はある程度犠牲にしている、と。

明らかにF-22F-35とは違った戦術的要請に基づいていることは、確実です。それこそが日本が独自開発に踏み切った理由でもあるのでしょうが。


2019年12月24日(火曜日)

運転免許の更新に行ってくる。

更新期間が長いとさ、前回どういう手続きしたか思い出せなくなるよね……。

そういえば、写真の撮影機がコニカミノルタからDNPになってたなぁ。


2019年12月25日(水曜日)

我が家での最古参光学ドライブ、RICOH MP9200Aがディスクを読めなくなった。20年近く動いてたことになるなぁ……。色々あって手放せないドライブだったんだけど、読めなくなったのであれば已む方なし。

Plextorも死に、RICOHも死んだ。TEACのドライブも死にそう。メインで使ってるのは専らPioneerとPanasonic。特にPanasonicのドライブが良いんだけど、Panasonicも外販してないからな……。これ壊れたらどうしよう。今のうちにTEACのBD-W26SS-BM3でも入手しとくべきか……。


2019年12月26日(木曜日)


2019年12月27日(金曜日)

コミケ設営日。

館内での車輛を使う作業と机・椅子の設営作業は分離した方が良いと思うなぁ。お互いがお互いの邪魔になって、作業効率を落としている。勿論、諸般の事情があることは承知の上なんだけど、これ事故が起こりかねんよ、と今年は思った。


2019年12月28日(土曜日)

あっちへ行ったりこっちへ行ったりして所要を片付け。


2019年12月29日(日曜日)

サークル参加日。


2019年12月30日(月曜日)

帰省。

父のAsus EeeBook X205taのWinsdows Updateが失敗すると言うので診てみたのだが、どうにもならず。Windows 10 1709から先に進めない。1909はおろか、1803すら入らない。

ドライバをアップデートして常駐を殺して……とやってもやっぱり駄目。

結局匙を投げることに。


2019年12月31日(火曜日)

カルロス・ゴーン氏が国外逃亡を果たす。

亡命って形になるのかね?

日本で公訴されているので、犯罪人引渡条約が結ばれている米国には入れないと思うわけだけど、今後どうするのやら。出廷する気がそもそもあるのか、とか。

レバノン政府がどう出るかですなー。