哀愁日記
底に哀はあるの。
もしくは、
西紀2016年1月分
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
- 2016年1月1日(金曜日)
- 妹の子供達と弟の子供達と大人と合わせて13人とかいう大所帯での新年の挨拶。
いやはや、騷々しいことだった。
- 2016年1月2日(土曜日)
- 帰京。
ここしか切符が取れなかった関係で、2日の早々に帰ってくることになってしまった。
まあ、悪いことではないけども……。
で、早々に帰り着いてしまったので、映画「杉原千畝」を観に行ってきた。
ちなみに私、卒論は日本の対ユダヤ政策というトンデモな主題だったため、この手の話は少々詳しいわけですが、つまるところ「Based on a true story」というのは「この物語には一部真実が含まれています」という意味でありますから、基本フィクションですよ、フィクション。
杉原千畝の業績は彼個人のものであって、日本政府や日本人全体が栄誉を享受する類のものじゃないと思います。それ故に、尊いのですが。
- 2016年1月3日(日曜日)
- 映画でも観に行こうかと思いながらダラダラ過ごしてしまった。まあ、三が日だし、良いか。
明日が新年初のゴミ收集日なので、年末に溜まったゴミを纏めてゴミ置き場へ持って行ったら、ゴミ置き場の小屋の天井に届こうかとうず高く積まれたゴミ袋に圧倒される。
大丈夫なんだろうか、これ……。
- 2016年1月4日(月曜日)
- そういえば正月に帰省した際に、甥っ子にPENTAX X-5をあげてきた。やはり少々ならず大きかったのが敗因ということで。ただ、乾電池なので飛行機に持ち込めるという利点があるので、今度オーストラリアへホームステイに行くとか言う一番上の甥のお供には良いかと思って。
実家に持ってったL620は好評であった。
やはり乾電池デジカメは正義である。
- 2016年1月5日(火曜日)
- フランスで年に2回繰り広げられる火祭ですが、今冬も昨年末から今年年頭にかけて“聖シルベストルの火祭”が挙行され、804台の車が燃やされた由。これは昨年度に比べ14.5%減であり、若者の火祭離れが危惧される一方で、検挙者は倍増ということで、ルールを外れた参加者が早々に検挙されてしまったため祭りが盛り上がらなかったのではないかとも思われるところ。7月の革命記念日では是非ともルールを守って盛大な火祭を見せて頂きたいものである。
一方で自由の国アメリカでは、オレゴン州のMalheur国立野生生物保護区の管理事務所を、某Bundyファミリーを含む150人(主催者調べ)の民兵が襲撃してこれを占拠、放火の罪で勾留されている牧場主の解放を訴え、連邦政府の横暴に対して立ち上がることを求めているとかなんとか。
まあ、某国独立宣言にはいかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有する
と書いた挙句、憲法修正第2条では武装する権利を認めている国であるので、不平不満があったら実力行使、というのは国是というべきものなのかも知れない。
私個人としてはもう少し知的で文明的な方法論を国是としたい所ではあるが、他国の事情なので容喙はしない。
- 2016年1月6日(水曜日)
- 某北朝鮮が水爆実験を挙行したと発表。実際に地震波も検出されているので、何らかの爆発があったことは間違いない模様。大気中からトリチウムでも出れば確定だけど、今のところ自衛隊の集塵ボッドについては情報なし。
あの国が何を考えているかについては考えるだけ無駄という気もしますが、イランが一つの成功例になってるんでしょうなー。核兵器製造技術を持ってから、これの廃棄カードを使って他国と交渉し、成功した事例があるわけで、これを真似ようと思うのは致し方ないかと。
国際社会から制裁を喰らったとしても、これ以上悪い状態に陥ることはないでしょうしね。
- 2016年1月7日(木曜日)
- 雨が降りそうで降らなかった一日。
久しぶりにアカン感じの痛みに襲われて、トイレに籠る。
そういえば、昨日の「水爆実験」であるが、自衛隊のT-4が日本海上を飛行して集塵したが、それらしい放射性元素は検出できなかった模様。
果たして何が爆発したのか。
- 2016年1月8日(金曜日)
- 映画「ブリッジ・オブ・スパイ」なんぞ観てきたりして。
冷戦たけなわな頃に起きたU-2撃墜事件、その裏で行われたルドルフ・アベルとの捕虜交換交渉を描いた作品。
うーん。まあ、美談に仕上げるとこうなるんだろうなぁ……。正直、ジェームス・ドノバンって、経歴見ると、CIAのイリーガルじゃねぇのコイツ?って感じだし。
あと、スピード感が溢れてて、実際にパイロットが捕らえられてから捕虜交換まで1年半以上かかってるとか、とても思えない。
そういえば、“黒いジェット機”ことU-2ですが、現役でまだ使ってるんですね。しかも一部は本当に「大気観測機」として……。建前が本当になったというかなんというか。
数奇な運命だなぁ。
- 2016年1月9日(土曜日)
- kindle for PCがアップデートして、昨年11月のアップデートにより発生していた不具合が一部解消していた。
が、同時にまた新機能も搭載されて、既DL本と未DL本の区別が一層付き難くなった。
これはkindleのポリシーとも関わるのだろうけど、amazon kindleはローカルにデータを置くのではなく、端末は常にオンライン環境で、読者の要求によって適宜ダウンロードする、というポリシーを貫いている。故に、専用端末のストレージは抑え気味であり、読み終わった本はとっとと端末から消す使い方が“正しい”。
しかし現実的な問題として、100MBもあるようなコミックの場合ダウンロード時間も分単位でかかるので、「読みたい時にさっと読める」状況を維持するには事前のダウンロードが不可欠であり、それらはストレージを圧迫する。2.4GHzのWi-Fiが常に使えるとも限らず、専用端末の3G回線ではファイルサイズの大きなコミック類はダウンロード出来ない。
つまり、コンセプトは現実に即しておらず、無理がある。
このような現実の前では、既DL本と未DL本を端末上で区別して取り扱う必然性があり、実際そのように出来たのだが、今回のアップデートで既DL本と未DL本の区別が一層曖昧になった。改善かと言われると、改悪じゃないかと思わずにはいられない。
現実を無視したコンセプトを貫かれても、勝手が悪くなるだけだろうに。
- 2016年1月10日(日曜日)
- 頑張って録画の消化など。
ようやく「THE LAST WAR 〜完全版・カラーでみる太平洋戦争〜」を見終わったのですが、白黒フィルムへの着色ではやはり空が難関ですね。当時の白黒フィルムでは空が真っ白に写ってしまうので、後から着色すると常に雲一つない青空になってしまう。
当時の日本でもカラーフィルムは一応存在した筈なんですが(確かコニカが戦前に出してた)、普及どころの騒ぎじゃなかった筈なので、日本では殆ど残ってないんですよね……。
ちなみに、ミラーやプリズムを使った3板式のカラー撮影なんて豪快なものもあったのですが、これはかなり用途が限られていたかと思う。あ、でもドイツのナチはテクニカラー撮影してたような……。
総じて思うのは、やはり当時の日本ってのはかなり技術的に後塵を拝していたのだなぁということでしょうか。
あと、番組中で「長崎への原爆投下をカラー撮影した」とか言ってたんだけど、実は広島も撮影してたんだけど、現像に失敗したんだよね。
- 2016年1月11日(月曜日)
- なんか妙にお腹が空いた一日だった。
うーむ。食べ過ぎてる感。
米食ってないからかなぁ。
パンとか腹に溜まらないんだよなぁ。
- 2016年1月12日(火曜日)
- 急速な冷え込みに対して摂取熱量が足らんのかと思って、𠮷野家に行って牛丼を喰ってみるなど。
ついでに米炊いて三食米飯にしてみる。
やはり米は腹に溜まるなぁとか、昭和のオリンピック選手みたいなことを口走ってみる。
そういえば、東京では初雪が観測されたらしい。私は見なかったが……。
- 2016年1月13日(水曜日)
- 今日も冷える……。
昨年11月に名誉毀損で起訴されていた韓国の朴裕河世宗大学教授ですが、民事の方でまず地裁が賠償命令を出したそうな。
彼の国における学問の自由というものは、正常な学問の発展を阻害する状況だと思いますな。
反面教師としたい所です。
- 2016年1月14日(木曜日)
- 寒い。寒すぎる。12月まで暖かかったのに、ここ数日で急に冷え込んできた印象。
寒いせいか、電子ペーパーの反応が悪い……。
そしてこんな時に限って買い物に行かねばならなかったりする悲劇。
- 2016年1月15日(金曜日)
- 求職関係でお出かけ。
途中は寒いのに、現地は暖房なので、中々に厄介な。
用事が終わった後、秋葉原に行ってHDDを物色したり。HDDと光学ドライブを1台ずつ新調したいんだけど、うーむ……。
家の中にHDDがゴロゴロ転がっているんだけど、どれも容量が小さいんだよねぇ。
あと、5インチベイ用の光学ドライブって、事実上パイオニア一択なんだな。
これまで使ってきた中では、実のところ松下のが一番良い印象があるんだけど、今やPanasonicのドライブは外販してないっぽい。
困った困った。
- 2016年1月16日(土曜日)
- 「タイポグラフィの世界 特別企画「近代ハングル活字の誕生とその意味」」へ行ってきた。劉賢国先生の著書は昨年韓国で話題になったそうなので。邦訳本も準備中とかいう話なので、超期待。
ハングルが記号から始まって文字となっていく過程が垣間見えた気がした。
台湾総統選挙は前評判通りに民進党の蔡英文女史が勝利。初の女性総統に。また、台湾(中華民国)は2期振りの政権交代。
日本外交への影響も大きそうな政権交代だけに、今後の動きに注意が必要でしょうね。
- 2016年1月17日(日曜日)
- 腕時計が緩くなってきたので、ベルトの長さをちょっと調節。
金属ベルトの齣を一つ拔いてみたのだが、すると少々キツかった。なので齣を戻して、バックル部の取り付け穴で調節したら、良い感じになった。
元々ダイバーズバックルなので調整機構は入っているのだけれどもね。
- 2016年1月18日(月曜日)
- 東京降雪。5cm程も積もった模様で、朝の交通網は大混乱だったそうな。私には関係ないけどな!
お出かけの予定は後にずらしたけど。
- 2016年1月19日(火曜日)
- 寒くって、出歩く→寒い→暖を求めて店に入る→買い食いという循環で思わず食べ過ぎてしまう。
本当ならこんな日は外に出歩かずに布団に籠っていたいわけだけど、そういうわけにも行かず……。
あと、kindleが冷えて持っていられない、などという事態が生じるとは思いもよらなかった。
- 2016年1月20日(水曜日)
- ヒュンダイ自動車が“プリウス超え”を謳って発表したIONIQ(アイオニック)ですが、未だに詳しい情報が分からんままとか……。
レスポンスの記事でも最低限度の情報もないくらい。論評に困る。
エンジンはヒュンダイのカッパシリーズってことですが、このエンジンはシリンダーの中心とクランクシャフトの中心がズラしてあるという珍しいエンジンで、ヒュンダイご自慢の低燃費エンジンではあるのですが……。これに直噴とアトキンソンサイクルとEGRをぶち込んで更なる低燃費を狙う、と。
そこにリチウムイオン二次電池を使ったハイブリッドシステムを搭載、ということなんですが、そちらの方が情報なしなので、一体どうなっているのかと。
トヨタ・プリウスのハイブリッドシステム(THS)は単純ながらよく出来ていて、制馭さえできるのであれば、ハイブリッドシステムとしては非常に優秀です。正直言えば、プリウスが普通に走っていられることについては、黒魔術の領域ではないかと思わないでもないのですが、とにかくプリウスは普通に走ることを実現した凄いシステムです。
トヨタの特許に抵触するためか、その後他社から色々なハイブリッドシステムが登場していますが、残念ながらプリウスを討つには至っていません。
果たしてヒュンダイは如何なるシステムによってこれを超えるのか、興味深く見守っている所です。
- 2016年1月21日(木曜日)
- えー、なんか突然な感じで「シミュレーションで推測、太陽系第9惑星存在の可能性」とか報じられているわけですが、うーむ……。
今のところシミュレーション結果ですが、これから惑星探しが本格化するんですかいのう?
なんか前にも似たような話はあった(東大からだったかと)と記憶していて、そちらの惑星探しも芳しくないようですので、これもどうなんですかいのう。まあ、見つかってから喜んでも遅くないって感じですかね。
- 2016年1月22日(金曜日)
- 映画を観に行ったら初日は明日だった事案発生。
タブレット端末のスクリーンキーボードでバッチファイルを作る苦行にチャレンジ!
Microsoftはこのような修行の果てにどのような境地があると考えたのか、担当者を小一時間ほど問い詰めたい気分になった。
K/B、PDナシで使えるようにしたい、という意気込みは分かったけど、MacOS / iOSみたいにきちんと分けて作り込む方が正解だと思うね。
- 2016年1月23日(土曜日)
- BTRON Club。
発表者が一人だったこともあって早仕舞いに。天気予報も雪だったしね。
それで帰りにコンビニに寄ったところ、イスラムな格好の女性に尋ねられた。
肉を使っていないおにぎりはどれか、と。
あったのは梅干しと昆布。
昆布を勧めておいたんだが、アルコールは使ってないよね? 確認しとけば良かったかも。
- 2016年1月24日(日曜日)
- 雪が降る、との予報だったが、台北やら奄美大島やら、普段は聞かない土地から降雪の報。
奄美大島は115年ぶりの降雪、沖縄本島は観測史上初の降雪(みぞれ)だとか。
台北に至っては雪見のために渋滞が発生とか、お前らちょっと落ち着け。普通タイヤだと危ないから。
私は寒すぎてもう家から出なかった。一歩も。
- 2016年1月25日(月曜日)
- 金曜日に馬鹿やった、映画「サウルの息子」を観てきました。カンヌ国際映画祭のグランプリを獲った作品なんですが、色々と技術面が凄かった。
第二次大戦中の欧州、ナチの絶滅収容所の中で“ゾンダーコマンド”として同胞の死体の片付け等の作業に従事するサウルは、ガス室の中で“息子”の死体を見つけ、なんとかしてユダヤ教の作法に則った葬儀をして埋葬したいと奔走し始める……という話なんですが、そもそも“息子”が本当に息子なんかいな?という辺りが狂気。
敢えて4:3の画角を採用し、焦点は主人公とその会話相手程度だけに合わせて被写界深度は浅く、山のような死体なども容赦なく映り込む前後はぼかしまくり。カットは長回しで演技は長く、言語はハンガリー語を中心に、ドイツ語やイディッシュ語が乱れ飛ぶ。ゾンダーコマンドの間では叛乱・脱出計画が主人公をもメンバーの一人として進行する。
そんな映像の中で、主人公は“自分のこと(息子の葬儀)だけ”に拘泥していて、視野狭窄に陥っている印象を強く持たせます。要するに、狂ってるんですよ。一歩間違えば叛乱計画を台無しにしかねない危ない橋をいくつも渡り、必死になってラビを探し、“息子の死体”を守り続けるサウルは、妄執に取り憑かれた狂人そのものです。
狂ってしまった状況の中で更に狂ってしまった男が、あたかも正常であるかのように見える、それがあたかも美しいものであるように見えるという、凄い作品でした。
- 2016年1月26日(火曜日)
- 寒いせいなのか、電子書籍のバッテリの減りが早い気がする。まさか購入一年ちょっとでヘタってきたというわけでもあるまい……?
電子書籍は電池切れで読めなくなるという問題があるんでなぁ。
北陸新幹線の福井以西ルートについて、新しい提案があったとか。
正直言えば、北陸新幹線なんて採算性を考えたら作る価値なんかなく、国土強靭化の観点からのみその存在意義を語れる代物だと思っているので、可能な限り東海道新幹線と線路を共有せずに東京‐新大阪間を結ぶべきではないかと考えています。
ぶっちゃけ、東海道新幹線のバックアップライン、ですね。
なので、京都を経由することにも、その利便性が高いことは認めた上で、否定的です。便が良いことは認めますが、京都‐新大阪間を複々線にするとかいうのでなければ、東海道新幹線との共用部が運行上のボトルネックになります。事実上京都止まり運用を行うしかないでしょうから。
やるとするなら、京都‐新大坂間を複々線化することが必要になると思います。
実現したら、それはそれで凄いですが。
- 2016年1月27日(水曜日)
- 「フォード、日本撤退を発表 輸入車シェアはルノーと同規模」と、フォードが2016年一杯で日本市場から撤退することが報じられて話題になってますな。それ自体は私企業の経営判断ですから、他人が容喙するものではないと思うのですが、「日本市場は閉鎖的」とか言われるとなんだかなー、と思いますな。
日本では輸入車のシェアが小さいのは事実で、日本自動車輸入組合の資料によると、2014年の輸入車のシェアは8.8%、軽自動車を含めた場合5.2%しかありません。
更にその中でメーカ別シェアを2014年度の統計で見ると、VWとベンツが二大巨頭で、ちょっと下がってBMW、アウディとドイツ社が続いていて、フォードの登場は15位です。
一体何を売っているのかと確認してみれば、「リンカーン・ナビゲータ」(全幅2m超のSUV)「リンカーンMKX」(全幅2m弱のSUV)、「エクスプローラ」(全幅2mのSUV)、「クーガ」(全幅1,850mmのSUV)、「エコスポーツ」(全幅1,765mmのSUV)、「マスタング」、「フォーカス」(全幅1,810mm)、「フィエスタ」(全幅1,720mm)と、どいつもこいつも小型車(5ナンバー)枠(全長4,700×全幅1,700×高さ2,000mmm)を超えています。
まあ、F-150とか持ってこないだけの分別はあるようですが……。
痛いのは、“コンパクトカー”として売り込んでいるフィエスタが3ナンバーになってしまうことで、対抗馬であるVW・ポロがきっちり5ナンバー枠に入れてきているのと対照的です。(VWには更に小さいUp!がありますが)
要するに、日本市場に適合する商品がないんでしょうね……。
とは言え、日本国内で売れている輸入車のモデルを見ると、VW・ゴルフ(全幅1,800mm)、BMW・ミニ(1,727mm)、メルセデス・ベンツ・Cクラス(1,810mm)と、クラス帯を考えるとフォーカスはもうちょっと売れても良い気がします。
ただ、日本車の車種別統計を見れば分かりますが、国内で売れている乗用車はもっぱらコンパクトカーでして、このクラス帯に入る車種が皆無、というのでは、最初から勝負にならんのと違いますかね。VWゴルフがそれでも30位のマツダ・アクセラを台数で抜いていることを考えると、商品がそもそも日本に合ってない可能性は指摘されようかと思います。
ちなみにフォードは日本参入が最も早かった自動車会社で、1925(大正14)年に横浜でノックダウン生産を始めた歴史があったりします。戦争による中断はありましたが、90年に亙る日本市場での戦いの幕が下りるわけです。
- 2016年1月28日(木曜日)
- ADT-X“心神”のフライアブルモデルがX-2と命名された由。
実機の前にシミュレーションやら模型飛行機やらがあるので飛ぶことは飛ぶと思いますが、問題は“所定の性能を達成できるか”ですので、できれば一機限りとせず、改良しながら何機か作って飛ばしたいところですが……そんな予算ないだろうなぁ。中国の殲撃20なんて6機くらい飛んでるらしいので、そりゃテストも順調に進むわな。Xプレーンとはいえ、2機くらい欲しいよね。一人の航空機技術者が一生のうち一度くらいしか開発に携われない、というのでは技術の継承も覚束ないわけでして。
もっともっと、航空宇宙に金回んないかなぁ。
- 2016年1月29日(金曜日)
- 昨日買ってきた「幼女戦記 5」なんだけど、久しぶりに物理的な本を読むと腕がしんどい。というか、寝床に入って上見上げながら読むのが辛い(するなよ)。
紙の本ってこんなに大変だったっけ……?(厚さ42mmとかいう本だから)
マジでこのシリーズ分厚いんで電子書籍化して欲しいんだけど、この作者の本は出版社に限らず全部電子化されていないので、恐らく著者が拒否してるタイプなんだろうなー。
しんどいなー……。
- 2016年1月30日(土曜日)
- 防衛省が船員・船長を対象に予備自衛官制度を創設しようとしているそうですが、「海員組合「事実上 民間人の徴用につながる」と反対」しているそうで。
現代に蘇る海軍予備員制度、ってところですが、真面目に戦争を考えると必要な制度でして、英国や米国にも類似の制度が存在します。かつての帝国海軍にもあったものですから、その存在意義・必要性については検討の必要が無いと思われます。
ただ、旧帝国海軍の海軍予備員は先の大戦でかなり悲惨な境遇に置かれまして、商船学校出身の民間の船乗りが時局に伴い招集されて(実際には船ごと徴用)、碌な護衛もないままに輸送任務に就いて撃沈されることもままあり、待遇の悪さもあって戦後設立された海上保安庁がこの海軍予備員を中心に編成されたことから、旧海軍出身者によって作られた海上自衛隊との仲が長らく悪かった、などといった悪影響を残しました。
ただ、私個人としては、真剣に戦争に備えるならこの種の予備士官制度は必要不可欠だと思いますので、過去の反省を活かした制度づくりが必要ではないかと思います。(航空自衛隊にも必要だと思います)
あと、反対意見の“事実上の徴用”というのがなんだかよく分かりませんが、志願はどこまで行っても任意だと思いますけどねぇ。
- 2016年1月31日(日曜日)
- コミティア。
トレーオープンができなくなって、毎回イジェクションホールに針金を突っ込んでいた光学ドライブを更新。
で、パイオニアのBDR-S09をチョイスして、センチュリーが売ってるUSB 3.0対応の光学ドライブケースにぶち込んで接続したのですが……ドライバのインストールでコケた挙句USBホストデバイスが死んでえらい目に遭った。
マウスすら動かないという極限状態から復帰するまでかなりの時間を喰ったわ。PS/2接続のキーボードは素晴らしいですね。末永くサポートされて欲しいものです。