哀愁日記
底に哀はあるの。
もしくは、
西紀2016年2月分
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
- 2016年2月1日(月曜日)
- 調子の悪くなってきていたHDDを更新。で、同時に2台のHDDを1台に集約。Blu-ray焼きのテンポラリ用に使ってた500GBのHDDを廃用にして、新HDDに集約したもの。よくよく考えてみればわざわざ独立したHDDにしとく必要もないかな、と。
データの移行作業は丸1日くらいかかった。HDD内のファイルはハードリンクを駆使した構造を持っていたため、普通のコピーだと容量が倍増してしまうため、FastCopyを利用した。このソフトはハードリンクやシンボリックリンク、ジャンクションを再現できるというありがた〜い機能があるので、こういう時には重宝する。
なくなったドライブレターをレジストリでリダイレクトしようかと思ってたんだけど、作業中に必要な設定変更が全部できてしまったので、結局やらなかった。
- 2016年2月2日(火曜日)
- 「肖像権に厳しいジャニーズタレントが掲載されている雑誌の電子書籍版はこうなる」がなかなか凄まじい件。
契約形態上こうなることがありうるのは理解できるんだけど、実際にやらせるジャニーズ事務所には戦慄を禁じ得ない。私が編集長だったら、そんなコスト高を産む芸能人なんて二度と使わないよ……。
なんというか、デジタル時代になっても一切自社IPを売りに出さず、自社製品搭載に拘り続けて凋落した某社なんかを思い出すわー。
先日「フランス語キーボードでフランス語を綴ることは不可能」という記事を見まして、フランスだなぁ、とか。
これはやはり、アカデミー・フランセーズ辺りが国定キーボードを制定して、フランス全土の学校での使用を義務付けたりする流れではなかろうか。
ちなみに近所の言語では、ドイツ語やポルトガル語で合字やアクセント記号を減らして入力の便を上げる方向を採ったことを考えると、言語を環境に合わせるのではなく、環境を言語に合わせるべきである、との強固な意思を感じるフランス語らしい考えであると私は感じます。
- 2016年2月3日(水曜日)
- 清原逮捕、な一日。
覚せい剤取締法違反での逮捕は昨夜だったそうだけど、その後の報道合戦によって詳細が報じられ、どうやら使用中に警察に踏み込まれた由。どうにもなりませんな。
覚醒剤は同一種の再犯者が有意に多い犯罪なので、今後が大変ですね。覚醒剤と縁を切るのは、それはそれは難しいのですよ。
それ故に、より效果的な再犯防止教育が必要とされるところなのですが、巧い方法がないんでしょうね。なにせ薬効による中毒症状が原因ですから……。
- 2016年2月4日(木曜日)
- 左肘の痛みと頭痛。なんだろう、風邪か?
視界もなんか搖れてる感じ。
暖かくして寝てしまうべきだな。
- 2016年2月5日(金曜日)
- 今日も体調はいまいちなり。
自宅からさほど遠くない所に、ギド・ミシュランに載るラーメン屋があるという話は以前から聞いていたのだが、ようやく場所を確認したので食べに行ってみた。
自家製麺の煮干しラーメンで、スープまで完食。ただちょーっとボリュームに欠けるので、次があったら大盛りにしましょう。
- 2016年2月6日(土曜日)
- 風邪が腹に来てトイレとの友情を深める。
「送水口博物館」なる奇矯な博物館があると聞いて出向いてみた。
新橋にあるエレベータもない雑居ビルの5階というか屋上にある6畳くらいの小部屋だった。
現物が並んでいて自由に触れるのが実に良かったですね。弁の構造とか、普通は見ることもないでしょうから。
- 2016年2月7日(日曜日)
- そういえば先日ようやく「ヤクザと憲法」を観てきました。
私自身は別にヤクザを好むものではないのですが、同時にある種の生態系を形成しているものを排除する時は、ニッチがどうなるかを考えながらやらないと駄目だと思ってるんですよね。ヤクザを排除したら華僑系マフィアが横行しました、とかじゃ困るわけです。
勿論、反社会的勢力は存在して欲しくないわけですが、症状を叩くのではなく、その病原病理こそを叩かなければいけないと常に思っています。
そこ間違えた政策って、しばしば見受けられますけどね。
- 2016年2月8日(月曜日)
- 春節。
母の検査結果が思わしくなかった模様。近々、東京に出てきてセカンド・オピニオンの予定とか。送迎が必要だなや。
- 2016年2月9日(火曜日)
- 「オデッセイ」観てきた。
個人的にリドリー・スコット監督が好きなんですが、予告編よりも圧倒的に軽い調子の作品で、好感が持てた。主人公の性格による所が大だろうけど、悲壮な覚悟でサバイバル、というよりは、あちこちにギャグが散りばめられていて笑いどころも多かった。
科学考証については……まあ、頑張りましたね、としか。1Gの火星があっても良いじゃない。嵐の時だけ1気圧になる火星があっても良いじゃない……。
あと、米国が窮地に陥った時に出てくるのが中国、って辺りが時代だな、と。これが以前ならロシアだったろうに。
ところでこの作品、原題が「The Martian」で翻訳書のタイトルが「火星の人」なんですが、なんで映画邦題が「オデッセイ」なんでっしゃろ? どこにも繫がりが見えないんですけど……。
なお、この映画から得られる教訓は、「ダクトテープは万能」である。
- 2016年2月10日(水曜日)
- 「不屈の男 アンブロークン」を観てきました。
反日映画とかの風評が立って、大手配給会社が手を引くという話題を呼んだ映画です。
で、だ。
かつてオリンピックの長距離選手だったルイ・ザンペリーニがB-24の爆撃手として戦鬪を生き残り、不時着水から長期間の漂流を経て日本軍に捕まり、大森、直江津の捕虜収容所で過酷な扱いを受け、しかしその間にも決して折れず諦めず矜持を貫いたというお話でした。
えー、確かに主人公が日本の捕虜収容所で虐待を受けるシーンはあるのですが、この程度でグダグダ言う向きは、「戦場にかける橋」とか「戦場のメリークリスマス」とか観たら脳血管切れて憤死するんじゃないかと思いますね。この作品は別に捕虜収容所が主題なわけでもないですし。
画竜点睛を欠く点としては、やはり微妙な日本語でしょうか。考証についてかなり頑張っているのが見えるだけに、階級の間違いとか細かいミスが気になりました。あと、戸田奈津子に軍事が絡む映画の字幕はやらせるべきじゃないでしょう。
ともあれ、良作であり、この作品が一部の心ない抗議によって大手配給を外されたことは大変残念な出来事であると思います。
映画は見てから批評すべきだよ!
- 2016年2月11日(木曜日)
- 読売に「はねても、とめても正解…漢字の細かい違い許容」という記事。
以前から色々問題になっていたところだけど、ここまで来たか、という印象。
本来、文化審議会は教育問題についてはOut of Scopeであって、学校教育における漢字の取扱いについては中教審の管轄とされるところでした。一方で、文化審議会国語分科会漢字小委員会には教育分野からの委員も参加しており、彼らなりの主張が会議の場で披露されるところもあったのですが、概ね学術系の委員からは首を傾げざるを得ない内容であったと記憶しています。
有り体に言えば、教育界における漢字教育は、学問的にはおかしな状態に置かれています。尤も、これは算数教育などにも見られる傾向なので、漢字教育の問題ではない可能性も小さくないようですが。
ここに至って国語分科会がこのような指針を出すのは、異常な漢字教育が生み出している社会的な損失が、看過し得ない迄に増大していると認められたのでしょう。
直ぐに方向修正がなされるとは思いませんが、遅くてもやらないよりマシな判断ではないかと思います。
- 2016年2月12日(金曜日)
- 「北朝鮮、拉致調査を全面中止へ 特別委の解体宣言」と。
先日の核実験と続くミサイル実験を受けて日本が独自制裁の強化に踏み切ったことを受けての仕儀らしい。
正直言って、現下の情勢で交渉が進展するとは思えませんし、そろそろ北朝鮮の維持コストが崩壊コストを上回るのではないかと思っているんですがどうでしょうか。
米国から重力波検出の報。日米欧が検出を競っていた研究ですが、米国に先を越されましたな。もっとも、世界に3つしか検出器がない話ですから、今後も研究には協力が不可欠。日本の研究チームからも賛辞が送られております。
これが重力波天文学の幕開けになる。一つの時代の始まりに立ち会えた幸福を嚙み締めながら。
- 2016年2月13日(土曜日)
- 温かい一日で、コートが暑くて困りました。
そろそろ春なんですかね?とか思ったけど、天気予報を確認する限りそんな感じでもなさそう。
今日は23区内で最も高い山に登ってきました。勿論徒歩ですよ。馬で挑戦するわけがありません。
江戸時代は本当に見晴らし良かったんだろうな、ここ。東京放送局がここに場所を定めたのもよく分かります。
で、目的地はリニューアルオープンした放送博物館。ここの売店で放送文化研究所の定期刊行物「放送研究と調査」が買えることはよく知られています。字幕の漢字遣いについての研究などは、目を通さないといけませんでしたからね、仕事柄。
それはともかく、久しぶりに展示物を堪能したのですが、タッチパネル式の展示解説が多くなって、時代だなぁ、とか。むしろ「タッチパネルではありません」とかいう注意書きがあるものまであり、世の中タッチパネルがどれほど普及しているのか伺い知れます。
そういえば、一台Leap Motionらしきデバイスを使って空中で指を動かして操作する端末が一台ありました。東大某所での展示に使ったブツより遙かに応答性が良かったのですが、改良されたんでしょうか。
- 2016年2月14日(日曜日)
- 朝から風が吹いたり雨が降ったり大荒れの天気。春一番の報。
午後になると晴れていたりと、本当に目まぐるしかったな。
- 2016年2月15日(月曜日)
- 自転車が気持ちいいくらいの気温で、春物を着て外に出た。
そろそろ本格的に自転車のメンテしますか。
- 2016年2月16日(火曜日)
- 急転直下で寒かったり。
しばらくこんな感じで寒かったり暖かかったりしながら春めいてくるんですかね。
「“Presto”搭載の「Opera 12」に約2年ぶりの更新、セキュリティ向上策を盛り込む」と、Presto Operaを今でも検証用途に使っている身としてはありがたい限り。
とは言え、一時は百花繚乱の感があったブラウザ界も、最近は独自エンジンはとんと聞かなくなりましたからね。Microsoft EdgeのEdgeHTMLが新しいっちゃ新しいですけど、Tridentからのフォークではありますからねぇ。
Braveも観に行ったらChromiumだったし。
- 2016年2月17日(水曜日)
- 今日は暖かいとか……体調を崩さないよう気をつけよう。
久しぶりに散髮に行って頭を軽くしてくる。
- 2016年2月18日(木曜日)
- 今日はちょっと寒い感じ。都庁までお出かけするのに、冬物を着ていった。
えー、PENTAXファン待望の(?)フルサイズ機が発表になったわけですが、あんまり後発の有利とかなさ気な感じ。ああ、でも液晶モニターの支え方は面白いかなぁ。
個人的にはファインダー交換式とか、誰が欲しがるんだそんなもん、みたいな方向性を打ち出して欲しかったですね。乾電池使用可、とか、PENTAXならコレ、というようなキワモノな特徴って色々あると思うんですよ?
- 2016年2月19日(金曜日)
- 映画「シャーロック 忌まわしき花嫁」を観てきました。
予め書いておくと、私はシャーロキアンでもホームジストでもない。
BBCのドラマ「シャーロック」のスペシャル版、という位置づけなんですが、21世紀に翻案したシャーロック・ホームズを再びビクトリア朝に翻案するという二重翻案案件。
うーん……。劇場で見る価値があるかと言われると微妙だったな。元々英国ではTVスペシャル版として放映されたものらしいので、それならば、まあ、って感じ。
あと、ドラマ「シャーロック」を観てないと基本的に内容が分からないので、単に原作の小説が好きという人が観に行ったら悲劇になる可能性大。
ある程度割りきって観に行く映画でした。
- 2016年2月20日(土曜日)
- 五反田にあるDNPミュージアムラボで「Globes in Motion フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」を観覧。
DNPの技術で旧い地球儀をぐるぐるVRで回したりして中々面白い。展示解説のディスプレイがもう少し大きければ良いのになぁとか思った。予約制なので人数は少ないのだけど、端末の数が少なくて中々全コンテンツを総覧できないのも難だったな。
前期と後期で展示品が変わるらしいんで、後期も予約始まったらどっか取らんとな。
- 2016年2月21日(日曜日)
- 突如思い立ってトヨタ博物館へ行ってきた。
10年前の記憶を頼りにLinimoに乗ってどんぶらこ。やっぱLinimoは良いな。新交通システム(タイヤ式)なんか全部辞めてコレにすりゃ良いのに、ってくらい素晴らしい。
それはともかくトヨタ博物館。
收蔵品はさすがのラインナップで、展示も中々。車の下にオイルパンが置かれていて、旧い車だから仕方ないよね、とか思いつつもニヨニヨ笑ってしまったり。ジャッキされてる車も多い。
ただ、個人的な好みの問題で言えば、エンジンルームを開けて見せてくれたり、床面を鏡にしたりして、メカニズムを見せる展示が欲しい。基本外観と内装だけで、機構面については余り掘り下げてない展示なので、車好きなら良いけど、メカ好きには少し物足りない。
私ならトランスミッションがずらっと並んでいたりすると凄く嬉しいですが……プリセレクタ・ギアボックスとか展示されてたら半日くらい潰せそうじゃありませんか?
少し時間があったので、どうせならと西名古屋港線あおなみ線に飛び乗ってリニア・鉄道館にも足を伸ばしてみた。
うーん……ミニ鉄博+マグレブという印象。
ただ、大宮の鉄博にはない工藤式蒸気動車とか奇矯なものが展示されているのは良かったですね。ただどちらも国鉄/JRに偏りすぎている……名古屋に作るんなら名鉄の車輛とか置けば良いのに。他社製品も網羅するトヨタ博物館を見た後だと、些か偏りが過ぎるように思いますね。
トヨタ博物館が企業の枠を超えた博物館を志向しているとするならば、鉄博やリニア・鉄道館は企業の宣伝スペースといった印象ですね。
どちらが良いかと言われると、そりゃ前者でしょうが、株主に説明が付きやすいのは後者でしょうな。
- 2016年2月22日(月曜日)
- 昨日の荒行(苦笑)が祟ってバタンキュー。12時間も寝てた。
扁桃腺が微妙に熱を持ってて、こりゃ大人しくしてたほうが良いな、と諦める。
- 2016年2月23日(火曜日)
- なんか民主党と維新の党が合流するそうなんですけど、党内での意見統一ができない(意見集約プロセスが構築されていない)政党が二つ合併しても、数の力を発揮するには至らないのではないかと思いますな。
代議制民主主義において議席の数が物を言い、党議拘束による統一行動が重要なのは確かなのですが、議員個々人が党議拘束に服し得るかどうかは、納得し得る意思集約機構が党内に整備されているか、が問題になるでしょう。その点について、今のところ自民党はそこそこ上手く行っていると思っていますが、野党各党はどうもそれが上手くない。結果として離散集合を繰り返すことになり、その過程で段々と党勢を失っていくのですよね。
既存の意思決定プロセスに不満があるから自民党を飛び出したりするんでしょうけど、結果として自分たちで充分納得できる意思決定プロセスが作れないんでは、単なる不平屋であったのではないかとの疑いを免れ得ないかと思いますね。
- 2016年2月24日(水曜日)
- 「通称使用認められるか!? 40代職員「幼いころから嘲笑、侮辱された」と提訴 市側は争う方針」というのは、実は夫婦別姓と深く関係してくる点で、興味深い訴訟ですね。
まず事実として、日本には通称使用の自由があります。これは確定した判例なので議論の余地はなく、日本では戸籍氏名とは関係のない通称、即ち筆名や芸名、リングネーム、四股名、ハンドルネームといった名前を名乗ることができます。
一方で戸籍氏名は民法や戸籍法に定める制限を受けますが、それがどこまで強制されるか、つまり通称使用の自由はどの程度制約されるかについては、数多くの裁判により判例が形作られてきました。私がかつて在籍した某大学はその魁となったのですが、閑話休題。
とまれ現状、その使用範囲には限界があるとはいえ、日本では通称使用の自由があることになっており、それは自己決定権の一部として不必要に制限すべきではない、というのが法学界隈での主流な意見となっています。
そしてこの点が関係してくるのが夫婦別姓議論でありまして、先だっての最高裁判決でも、夫婦同氏の強制による不利益は、通称使用の自由によって一定程度緩和され得ると書かれています。つまり制度としての夫婦別姓は、通称使用の自由によって阻害されているという見方が可能です。
通称使用の自由の実態がどの程度か、というのは組織や自治体によって様々であり、国として一貫したポリシーがあるわけではありません。しかし、多くの場合、現状では不十分であるとの意見があるからこそ、制度的夫婦別姓を要望する意見が消えないわけです。
ぶっちゃけ、このような訴訟が起きることこそが、夫婦別姓訴訟における論理の欺瞞を示唆しているんですよね。
見た目以上に波及が大きそうな訴訟で注目ですね。
- 2016年2月25日(木曜日)
- 昨夜急に冷え込んで氷雨が降っていたわけですが、今日になっても冷え込みは相変わらずで、2月末にして寒の戻りか。いや、普通はこんなもんだっけ? なんか職安に行く日に限って天気悪い気がするわ。
少し前なんですが、「耐久性と安全性を向上させた全固体リチウムイオン二次電池を開発〜低温から高温まで動作可能かつ長寿命〜」というプレスリリースがあった模様。
全固体リチウムイオン二次電池って所謂“夢の技術”の一つだったんだけど、常温常圧下で動く所まで来たんだな。
勿論、実用品としては重量エネルギー密度や体積エネルギー密度の問題があるので、単に全個体であるというだけで普及するものではありませんが、航空機や潛水艦など、酷環境下での利用においては安定性が資する向きもあるでしょう。
応用先が広がると良いですなー。
- 2016年2月26日(金曜日)
- 「米国にメートル法導入の機運高まる?」とかいうネタが。
米国は恐らく世界で最もメートル法が普及していない国ですが、一般社会はともかく、科学や医学、軍事の世界ではそれなりにメートル法は浸透していたりします。特に医学の現場では、投薬量などの関係でメートル法が徹底されています。軍事面では、NATOなどの軍事同盟ではメートル法が使用されている関係上、メートル法が広く使用されています。
なので、Webで米国の公的な研究所の情報を調べたりすると、結構メートル法だったりします。
ただ、うっかりするとメートル法はメートル法でも非SIだったりしますが……。
あと、昨今の科学ドキュメンタリーで米国制作のものでも結構頑張ってメートル法を使っているものが見られ、徐々に浸透はしている気がしますね。
個人的には、とっとと連邦政府レベルで強制しろやと思うことは確かなんですが、それができないからあの国なんでしょうなー。米国にはメートル法を推進する団体がある一方で、メートル法に反対する団体もありまして、きっと政府が横暴を為す時に備えているでしょうからして……。
- 2016年2月27日(土曜日)
- 風が強くてペダルが重い一日。
こんな日は読書に耽るべし、ということで、火浦功の新刊を読了。
かの伝説の「キャロル・ザ・ウェポン」が收録されていて、ああ、こんな作品だったなぁ、とか。連載僅かに3回で書けなくなって第一部完という凄い作品でした。
まあ、火浦功から原稿を取ってきたら伝説の編集者になれるという曰くつきの作家ですからね。仕方ありませんね。
昭和な作品(とは言え殆どが平成に入ってからの作品でしたが……)を堪能しました。
- 2016年2月28日(日曜日)
- 外へ出ると微妙にぽつぽつと雨を感じたが、降っているという風でもなく、しかし路面は濡れていて、傘を差すか差さざるか、って感じだった。
久々に購入した四六判の紙の本を抱えて読書していると、やはり電子書籍の好ましさがいや増してくる。
結局のところ私は本という物体ではなくて、その中身にこそ価値を見出しているからなんだろうな。
- 2016年2月29日(月曜日)
- 時折風が強く吹く、荒れた天気。
春が近づいているんだなぁ……。
過日報道があった件について、文化庁から発表が出ていた。当日中にPDFが読めるとは、良い時代になったものだ。昔は虎ノ門の販売所まで買いに行ったものだが……。
ともかく、手書き文字と印刷文字との違いが理解されにくくなっている。
文字の細部に必要以上の注意が向けられ,本来であれば問題にならない違いによって,漢字の正誤が決められる傾向が生じている。
点について、社会への周知を図る目的のもので、実のところ何かが変更さわたわけではないというのは、強く報道されるべき点だと思います。
この世には、必要のない点画の正しさに拘る奇矯な人たちが居て、社会的な不利益をばら撒いているため、これに対処する必要性が生じたというのは、中々に鬱陶しい話ですので、できるだけ早期にこの問題が終息することを願って已みません。