このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
夜、NHKスペシャルを見ていたら、急に速報テロップが流れて、オウム真理教信徒の菊地直子容疑者の身柄が確保されたとかなんとか。
先だって、日本市場ではCHAdeMO対応の意向を示したVWが、何故国際規格としてのCHAdeMOは支持しなかったか、という話が「VWのEモビリティ戦略…CHAdeMOを採用しない3つの理由」という記事に載っていた。まとめると、
「孤独なツバメたち デカセギの子どもに生まれて」が新宿K'sシネマで来週までらしい。
万難排して観に行かねばなるまい。
昨日積み残したネタ。
「TDSコースター事故、従業員指導の不足が原因」という記事が読売にあったので、オリエンタルランドのサイトに行って報告書を読んでみたんですが、これを「従業員の責任」とするのには無理があるんじゃないかな、と私は思いました。
問題となった乗り物「レイジングスピリッツ」の安全バーは、
という機構になっていると報告書で説明されています。
- 【出発操作前に一時停止操作が行われた状態】
- 安全バーを下げることができる
- 【出発操作後の一時停止状態】
- 安全バーを下げることはできない
出発操作と一時停止操作をほぼ同時に行ったため、当該乗り物は出発位置から動くことなく“一時停止状態”となりました。と説明されており、このコースタの状態(ステート)を従業員が見誤ったのが原因であると断じられています。
乗り物が動かなかったため、乗り場の業務に携わっていたキャストは“出発操作前に一時停止操作が行われた状態”という誤った認識を持ちました。
※実際には出発操作の方がわずかに早く行われていたため、乗り物は “出発操作後の一時停止状態”にありました
岩谷産業が5日の読売新聞関西版に「電力危機が招く経済的、社会的影響は深刻です」という広告を出したらしい。
電力危機が招く経済的、社会的影響は深刻です内容は、本来なら広告を打ってまで主張するほどのことでもないと思う。
日本のエネルギー制作における電力の役割は重要
暮らしと産業を支え、私たちの日常と切っても切れない関係にあるエネルギー。人類の明日を築き、未来を開くための命の源とも言うべき日本のエネルギーが、今危機に瀕しています。未曾有の震災と津波の脅威は、人々の命の営みのあり方そのものに大きな問題を投げかけました。そして我々はエネルギー政策の根幹に関わる重大な岐路に立たされています。英知を結集し、一日も早く再生可能エネルギーによる循環型社会を実現すべきであることは、国民共通の思いであり、言をまちません。
しかし、現在の危機を直視した時、景気の悪化、産業の空洞化など、原子力発電の停止による日本の深刻な電力不足は、わが国の産業に重大かつ深刻な問題を突きつけ、大きな影を落としています。
原子力発電への依存度は、わが国の近隣諸国をはじめ、世界の趨勢として日を追うごとに高まりつつあります。国際的に資源の争奪が激化する中、エネルギー自給が困難なわが国こそ、自らが勇気をもって、永年に亘り蓄積した原子力に関わる高度な技術力で、原子力発電の安全性の維持と向上に貢献するリーダー的役割を果たすべきではないでしょうか。
国内電力の3割を担う原子力発電の全機停止、生産活動の現象や消費の冷え込みなど、国民生活に大きな打撃を与えるばかりでなく、わが国の科学技術の衰退、国際競争力の低下を招きます。
- 今こそ冷静に現実と向き合い、原子力発電の安全性を高めた上で、安全が確認された原子力発電所を速やかに稼働させ、これを活用しながら、段階的に再生可能エネルギーへの移行を図っていく、そんな道をみんなで考えなければならない…。分散型で災害にに強いと言われるLPガス、水から生まれ、酸素と反応して再び水に還る、「究極のクリーンエネルギー・水素ガス」に、半世紀も前から取り組み、環境負荷のより小さな低炭素社会の実現を目指す。イワタニは、そんな思いでこの夏を迎えます。
岩谷産業株式会社
社長 牧野 明次
「明治38年までに納付を!放置違反金で警察ミス」という記事があって、一体これはどういうバグだろうかと首を捻る。
記事が正しいとすれば、文書作成日を入力すると自動的に期限等が計算されるそうなので、計算上のバグであろうと思われるわけだが、平成24年3月21日が明治38年7月18日になる間違いはどうやったら作れるのか、ちょっと思いつかない。
「新世代のロケットエンジン開発成功を発表 宇宙開発に弾み=中国」と、中国がケロシン‐液酸エンジン「YF100」の開発に成功したと発表したそうな。
RD-120ベースの推力120t級のケロシンエンジンですか……。
最近のロケットエンジンのトレンドは、めっきりケロシン‐液酸ですなぁ。
日本が拘っている液酸‐液水エンジンは、理論上比推力が化学ロケットの中では最も高いとか、燃焼ガスが無害なH₂Oだとか、良い面も確かにあるのですが、一方で燃焼ガスが軽いため推力が稼げない(だから固体燃料ブースタが必要になる)とか、液体水素の温度(-252.6℃)が低すぎて燃焼時との温度差が大き過ぎるとか、分子が小さ過ぎてどこからでも漏れるとか、比重が軽すぎてタンクが大きくなって構造重量が嵩むといった弱点もあります。
そこで、酸化剤は液酸のままで、燃料にケロシンを使った方が扱いやすいよね、推力も大きくなるし、という話が以前からあります。人類を月に送り込んだサターンVの一段目に使用されたF-1エンジンもケロシン‐液酸エンジンでした。
一方で、不完全燃焼で煤が出たり、比推力を上げるのが難しかったりという難点があったのですが、ソヴィエトはこれを克服し、RD-170という人類最高とも言われるロケットエンジンを開発しました。RD-170は大推力と高比推力を両立させたエンジンなのですが、酸素リッチなプリバーナを500気圧で燃やし、燃焼室圧力も250気圧に達する二段燃焼サイクルとか、過去ソビエトロシア以外で実現できなかった超技術を採用していることで知られています。なんせ冷戦後の米国がロシアからエンジンをライセンスして製造しようとして果たせなかったという話があるくらいです。
さすがにそこまで行かないにしても、第一段目に要求される性能を考えると、液酸‐液水よりも、ケロシン‐液酸の方が適切である、という意見は以前から存在しました。また、有人宇宙飛行を考えれば、点火したが最後、あとは打ち上げ花火な固体ロケットブースターを使用しない方が安全上望ましいことは言うまでもありません。
最近話題になったSpace X社のFalcon 9も、一段目にはケロシン‐液酸のMerlinエンジンを束ねて使用しています。
とまあ、これが現在のロケットエンジンのトレンドなのかなぁと思うわけなのですが、じゃあ日本はどっちに行くつもりなのか、と言われると、LE-Xとか、今一つ良く見えないのが難しいのですよね。
「改造B-CASカード販売で初の逮捕」、という記事(過去日記)。
まあ、有料放送をタダで見れるという性質上、いずれ逮捕者が出るとは思っていましたから、不思議はないのですが、しかしまた京都府警か。
個人的には、そろそろ警察組織の見直しをして、サイバー犯罪のような広域犯罪を担当するFBI的組織と、地方警察という形に分けたほうがいいんじゃないかと思いつつあり。
昨日「中之島図書館を廃止へ 橋下市長と松井知事」という衝撃的なニュースが走った。
府立中之島図書館は百年程前に住友家の寄付によって開設された図書館で、公共図書館としては珍しい古典籍やビジネス書などの専門図書館としての性格を有しています。建物は重要文化財であり、日本を代表する図書館の一つとして、海外での知名度も決して低くない図書館です。
ご存知の通り、図書館は公共教育を担う教育施設の一つで、民主主義を支える知の自由を保証する機能を有します。民主社会においては有権者一人一人が政治、経済、社会等の問題に関心を持つことが望まれ、その為の知識を得られる場所として図書館は機能します。また住民のより良い暮らし、より高度な活動を支える情報サービスの提供もまた重要で、中之島図書館のような専門性の高い図書館は、広く一汎に利用されるわけではありませんが、住民の諸活動をさらなる高みへ引き上げる力を持っています。
中之島図書館は大阪市役所、大阪市中央公会堂と並ぶ一等地に立地し、中之島を「芸術の島」にしようという構想とも決して矛盾しません。
それを「あんなところに図書館を置く必要はない」とは凄い物言いです。
どうやら大阪府知事や大阪市長にとっては、図書館とは文化施設とは成り得ないもののようです。
あるいは、府民・市民が知恵を付けることに、何か隔意のようなものでも抱いているのでしょうか。昨今、識字教育への支援を廃止するなどの報もあり、「民は知らしむべからず」的発想があるのではないかと勘ぐりたくなります。
「「失敗国家」ランキング、ソマリアが5年連続首位 日本は悪化」という、有り難くないニュース。
平和基金の失敗国家ランキングは、それが全てではないというものの、毎年決まった指標で国家を採点しているという点では、ひとつの目安となりえます。それが悪化したんですから、いい気分にはなりませんね。
で、全データが公開されている2006年から今年までのデータをDBにぶち込んで、日本の数値を拔き出してみました。
Year | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Mounting Demographic Pressures | 4.0 | 4.1 | 4.3 | 4.2 | 4.0 | 3.6 | 8.3 |
Massive Movement of Refugees or Internally Displaced Persons | 1.0 | 1.1 | 1.1 | 1.1 | 1.2 | 1.1 | 4.0 |
Vengeance-Seeking Group Grievance | 3.8 | 3.8 | 3.8 | 3.8 | 3.6 | 3.9 | 3.8 |
Chronic and Sustained Human Flight | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.1 | 1.8 | 2.1 |
Uneven Economic Development | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.6 | 2.3 | 2.0 |
Poverty, Sharp or Severe Economic Decline | 2.6 | 2.6 | 2.3 | 3.1 | 3.5 | 3.5 | 4.0 |
Legitimacy of the State | 1.8 | 1.8 | 1.8 | 2.0 | 1.8 | 2.0 | 2.5 |
Progressive Deterioration of Public Services | 1.0 | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 1.3 | 1.7 | 5.0 |
Violation of Human Rights and Rule of Law | 3.0 | 3.5 | 3.4 | 3.4 | 3.2 | 3.0 | 3.2 |
Security Apparatus | 1.0 | 1.0 | 2.0 | 2.0 | 2.1 | 2.0 | 2.0 |
Rise of Factionalized Elites | 1.3 | 1.3 | 1.7 | 2.0 | 2.2 | 2.6 | 2.6 |
Intervention of External Actors | 4.0 | 3.6 | 3.6 | 3.9 | 3.7 | 3.5 | 4.0 |
Total | 28.0 | 28.5 | 29.7 | 31.2 | 31.3 | 31.0 | 43.5 |
Rank | 135 / 144 | 164 / 177 | 163 / 177 | 164 / 177 | 164 / 177 | 164 / 177 | 151 / 178 |
Standard | 31.7 | 31.7 | 32.2 | 32.4 | 32.4 | 32.4 | 37.9 |
(目的)改正後(変更部分を強調)。
第一条 この法律は、原子力の研究、開発及び利用を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の振興とを図り、もつて人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与することを目的とする。
(基本方針)
第二条 原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。
(目的)第2条の1項はほぼそのままなので、原子力利用が平和目的に限られているのは変化がない。単に、「安全の確保」について、安全保障に資することを求めている。実は原子力規制委員会の方が、安全保障を設立意図に含めているので、こっちにないとそれはそれで片手落ちとも言えるわけ。
第一条 この法律は、原子力の研究、開発及び利用(以下「原子力利用」という。)を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の振興とを図り、もつて人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与することを目的とする。
(基本方針)
第二条 原子力利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。
2 前項の安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする。
裏付けと言えば、先日「国内民間シンクタンク、初めての「軍事力リポート」を発表=中国」というニュースがあって、中国の“民間”シンクタンクによる報告書が出たというので、日記のネタにしようかとあれこれ検索してみたのだが、原本どころか「中国战略文化促进会」なる組織にすら辿り着けず放擲していた。
で、海自のサイトに「中国の研究機関が発表した「2012年日本の軍事力評価報告」を読んで」というコラムが出て、流石は本職……と思って読んでみたら、自衛隊ですら原本が手に入らない、と書いてあってポカーン。こうなると、本当に現物があるのかどうか疑わしくなってくる……。
もともと放送は(録画・録音で)固定されることを前提にしていない。なんて意識で作ってるから、色んな問題が起きているのではないかと……。
先日たまたま観ていたNHKワールドWave Tonightでの特集「「医療保険改革」は合憲か違憲か 〜米大統領選挙の行方を左右する最高裁判決〜」が全文書き起こしになっていた。ありがたいことです。
それにしても、国民皆保険制度が違憲性を問われる国っつーのも、凄まじいものだな。
日本一発砲事件の多い街として知られる北九州市で、ロケットランチャーが発見されたとか……。
ううむ。どう見てもRPGです、ありがとうございました。
ヤクザの抗争に対戦車ロケット弾とか使うんですか。どこのホテル・モスクワだよ。