哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2012年5月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2012年5月1日(火曜日)
 先日、「植木ロイド」なるボーカロイドの発表があったらしく。
 YouTube上の動画を見ると、案外似ている。この技術がある程度一般化すると、古の大スターの音声からボーカロイドを作って売る商売が生まれたりするのだろうか。
 しかし、こうやって故人のデータからボーカロイドを作れるようになると、所属事務所なんかが故人の音声データの権利を主張したりして、中々退っ引きならない事態に陥りやしないかと、余計な心配をしてしまう。関わり合いになりたくない分野だ。

2012年5月2日(水曜日)
 朝の電車とか、あんまり人が減っている印象がないんだけど、大型連休化してる人少ないんだろうか。

 韓国から「韓国で大規模GPS障害 北朝鮮から妨害電波か」というニュースがあったんだけど、なんというか、反応に困る。
 GPSは、ご存知の通り、元は軍用であって、現在もなお公開されていない軍用のチャンネルがありますが、一方で民間に公開されているチャンネルは非常に広汎に利用されています。船舶や航空機、自動車、自転車などのナビゲーションシステムから時刻の同期まで、受信機が非常に廉価に手に入ることから、今後共広く使われることは間違いありません。
 一方で、GPSをミッション・クリティカルな用途に用いる例は、ちょっと思い当たりません。大抵、補完手段として何らかのシステムと組み合わせて使用されるものです。GPSは非常に有用な技術である反面、周波数も仕様も公開されている技術で、妨害装置の方も僅か数千円で手に入るからです。また、衛星を使用する関係上、ビルの谷間や地下、水中など、電波が届かないところでも利用できません。自動車用のカーナビなども、慣性航法装置と組み合わせて利用されています。
 このような事情から、GPS信号が妨害されたからといって、即座に何か問題が起こることは少ない、と言えるかと思います。
 となると、北朝鮮側の妨害も、どの程度相手に損害を与える意図があったのか疑わしい、ということになります。
 真面目にやってたんだとすると、色々残念な話なんですけど……。


2012年5月3日(木曜日)
 連休後半戦の初日は雨。
 荒川の水位が警戒水位を超えたとか……。
 特にサイレンとかは鳴らなかった(と思う)んだけど。

2012年5月4日(金曜日)
 本日も雨日和。
 時々、雨が降っていない時間帯もあったのだけど、それっと自転車に乗ってみると、隣の区に辿り着く前に雨が本降りになってずぶ濡れになってしまったりと、今一つよろしくない一日であった。

2012年5月5日(土曜日)
 Comitia 100
 TRCやサンシャインの頃から参加している身としては、ビッグサイトの4〜6ホールぶち拔き5,600サークルというのは、巨大化極まれり、といった所。
 100回記念ということで、10年振りくらいに見えるサークルさんがあったりして、懐かしかった反面、最早全サークルを回ることもできず……。
 初期のコミティアって、300サークルくらいで、ジャンル分け配置をしないという特徴があったんですよ。

 日本文化が海外に広まることについては、喜ばしいことであると思うわけですが、「猫耳は国境を越える!エストニアに猫耳メイド寿司屋」ってのはちょっと……。
 なんか伝達途中でいろんなモノが混ざってしまっていないか……?


2012年5月6日(日曜日)
 連休最終日は……唐突に嵐がやって来たりする、目まぐるしい天気であった。
 筑波では台風が発生して家屋の倒壊・損壊が多数発生する事態となり、不幸にも死者も出た由。
 どうも今年はこのような、突如荒れる天候が目立つ。

2012年5月7日(月曜日)
 連休明けて、世は事もなく回る。

 「なんとドイツ製、フリーの同人百合エロゲの日本語版が公開されている模様」……。
 世界は……どんどんおかしくなって逝っているな。

 EPA看護師受け入れの問題で「「試験より支援体制に不備」- インドネシア人介護福祉士、厚労省検討会で」という記事を見る。

現在、特別養護老人ホーム(特養)の「ケアポート板橋」(東京都板橋区)で働くメイダ・ハンダジャニさんは、問題のすべての漢字に振り仮名を振る案が検討されている点について、過剰な振り仮名は「読みにくいだけで意味がない」と指摘。母国語での試験の実施については、「母国語での試験に合格したところで、日本の介護現場で戦力となるのは難しいのではないか」と述べた。また、EPA介護福祉士候補者の合格者が少ないことに関して、「試験自体でなく支援体制に不備がある。日常的に学習支援を行っている施設への財政的な面も含んだ援助を行う方が、合格者は多くなるのではないか」とも指摘した。
 特養の「緑の郷」(横浜市)で働くティアス・パルピさんも、すべての漢字に振り仮名を付記したりするなどの対策について、否定的な意見を述べた上で、「日本人と同じ条件で試験を受け、合格したことをインドネシア人として誇りに思っている。(EPA介護福祉士候補者だけ)試験時間を延長し、合格したとしても、自分自身も周りの人も納得しない」と述べた。
 過剰な振り仮名は「読みにくいだけで意味がない」というのは、ある閾値を超えた日本語学習者によく見られる反応ですね……。
 それはともかく、日本において日本人職員と肩を並べて働く以上、日本人と同等の試験に合格することを要求するのは、然程おかしなことだとは思いません。試験問題を簡単にしたところで、根本的な問題は解決しません。職場に出たら、日本人と同等の日本語力が期待されるんですから。
 となれば、必要なのは日本語力の涵養であり、そのための施策方策対策であるということになります。
 この点について、本件ばかりではなく、以前から日本においては等閑になっていることは、過去にこの日記でも言及している所です。
 本気で労働市場を解放する気ならば、日本語教育にもっと力を入れなければ、今後も良くない状況が続くでしょうね。
 ところで、インドネシアからの介助士については、「介護福祉士に合格でも帰国へという報道もあり、一体何のために始めたのだったかと、かなり悩む向きもないでもない状況です。

2012年5月8日(火曜日)
 夕方は天気が悪くなるという予報だったが、それほどでもなく。
 しかし明日、明後日は雹や竜巻に注意とか……。
 どないなっとんねん。

 なんか関西電力域内の夏場は、とんでもないことになりそうだなー。
 非現実的な夢物語を吹聴する自称シンクタンクが権力者の隣で碌でもないことを吹きこんで現実を破綻させる事例が、最近目立つ気がする。
 思想信条はもちろん自由だけど、権力者は責任ある立場なんだから、もう少し、信じるべき人を選ぶには慎重であるべきだと思う。多数意見ってのは大抵の場合多数意見である理由があるわけで、少数意見が“銀の弾丸”である可能性は元より低いと私なんかは思うわけだけど。
 ま、もっとも、これは権力者に限らず、一般市民にしても同じ事ですね。ついつい“銀の弾丸”を見せられると、「これぞ解決策!」と言い出す輩が、一定数いるのです……。
 私なんかは寧ろ、「“銀の弾丸”を持ちだす奴は疑え」と思いますが。


2012年5月9日(水曜日)
 「日本、韓国が軍事面で2つの協力協定を締結へとかいう記事がありました。
 状況が平穏なら、歓迎だったんですけどねぇ……。
 勿論、日本と韓国はこれまでも資本主義・自由経済という理念を共有し、各々が米国との同盟関係を結んでいる、三角同盟国だったわけで、密接な関係にあったと言えます。しかし、にも関わらず直截の軍事協定を持たなかったのは、歴史的経緯とは言え、両国と軍事同盟を結ぶ米国としては色々思うところもあったでしょう。
 でまあ、普通であれば、過去の軋轢を乗り越えて、両国は直截協定を結ぶことになりました、彌榮!となるところなのですが、単純に喜ぶには北朝鮮情勢が悪過ぎますな。
 抑止力的な意味合いより、「すぐに役立つ」的面がありそうな気がして、憂鬱ですわ。

 「揖斐川町、選挙区廃止へ住民側が直接請求という記事を見て考える。
 合併町村における一票の格差の問題で、そりゃ人口が多かった町の住民から見れば、人口が少ない村の意見が偏重されているようで、面白くなかろう。
 かといって解決の方策は簡単ではない。
 単純に人口で選挙区を割り振れば、当然のことながら人口の多かった旧町が最大の発言力を持つことになり、合併した村としては「対等合併の筈が吸収になった」という思いを強くするだろうし、彼ら特有の事情が新町政に反映されにくくなる。一票の格差を解消しようという動きは、取りも直さず、少数者へ与えられている嵩上げ措置を奪うことになる、という現実は否定しようがない。そもそも嵩上げがあることがおかしいという意見は一理あるが、その嵩上げが町村合併に際して少数村側の決断を促した条件の一つだったりすると「約束が違う」という話になりかねない。約束までは行かなくても、旧村側が不満を鬱積させるであろうことは想像に難くない。議会定数を減らすとなれば、話はより険悪さを増すであろう。
 さても難しい話よな。
 現行法を無視して解決方法を考えると、旧町村から同数の議員を出す上院と、人口割で議席を割り振る下院の二院制にしたらどうかとか思うわけだが、決定的な解決には程遠いか。


2012年5月10日(木曜日)
 「幅広い衛星、宇宙船に対応=次期ロケットH3で宇宙機構とかいうニュースが。
 うーん……。
 確かにその、多様な増強パターンで様々な射上げ需要に対応するってのは、現在の潮流なんだけどさー……。
 日本のロケット開発って、どうしてこう、流行の後追いかなぁ、というのは思うね。ロケットができあがる頃には、大分先行から引き離されてるんじゃないか?と。
 いつか日本独自のコンセプトをぶち上げる日がくるのだろうか。

2012年5月11日(金曜日)
 PRESSの腕章つけてESEC

2012年5月12日(土曜日)
 もじもじカフェ第35回「インド系文字,その未知との遭遇」へ。
 ブラフミー文字を先祖に持つインド系文字が、東南アジアの語族の違う地域に浸透し、借用されるに際して、どのような魔改造が行われていったかを二時間半堪能する。
 原型を留めぬまでの魔改造っぷりを学ぶにつけ、そこまでやるなら、いっそ自分たちの言語(発音)にあわせて文字を一からデザインした方がいいのではないか?という疑問を抱くわけだが、歴史上、それを成し得た文字がハングルしかないことに気づく。ハングルっていろんな意味で、歴史上珍しい文字ではあるのだよね。

2012年5月13日(日曜日)
 朝起きて、飯飯食って朝寝して、昼起きて、昼飯食って、昼寝して……。

 母の日ということで、杉勇無糖梅酒720mℓを発注しておいたのだが、無事届いたらしい。


2012年5月14日(月曜日)
 昨日のNHKスペシャル「キム・ジョンウン 北朝鮮 権力の内幕」は様々な証言が興味深かったものの、消化不良感が残る出来栄えだった。
 後どのくらいあの国が保つのかな、という点については、あまり楽観的にはなれない内容だった。
 生きている間に、あの国の崩壊が見れるかも知れない、という予感は、歴史学徒としては嬉しい半面、碌でもない未来に生きなければいけないことを考えると頭が痛くなる。

2012年5月15日(火曜日)
 本田技研のU3-Xが進化して「UNI-CUB」として日本科学未来館での実証実験に供されるそうな
 移動する椅子、といった様相なんだけど、果たして実際の利用シーンはどういうものになるのだろうか。

 「「通報制度」など大阪府市独自策」とかいう記事を見て思うわけだけど、正気か?と。

 一方、大阪府市エネルギー戦略会議は15日、独自の節電策を提示した。照明が明るすぎるオフィスや店舗を住民が見つけて通報し、中小事業者に節電を促す「節電通報窓口」の設置や、真夏の午後に役所を閉めて節電するなど、家庭や事業者、官公庁などを対象に計約110万キロワットの節電を目指す。
電力需給:「節電」新料金で不足2.6%改善 関電提示」より
 俺は今、何を見ているんだろう……。
 目を疑うというのは、まさにこのことか……。

2012年5月16日(水曜日)
 午前半休を取って、医者へ行く。
 所見は胃潰瘍。
 とりあえず薬を出され、30日に胃カメラ。

 「天冥の標VI 宿怨 PART 1」を読み終えた後、幾つかの固有名詞がどうにも気になって、「天冥の標I メニー・メニー・シープ〈上〉」「同〈下〉」を再読して……ああ、この物語は何処へ着地するのだろうか、と〈救世群〉への哀愁を感じた。

 日産が「日産自動車、「NV200」※をベースとした電気自動車「e-NV200」の実証運行をイオンリテール株式会社と開始」として、NV200バネットの電気自動車e-NV200を試験に供するそうな。NV200ニューヨークのタクシーに選定された、利便性の高いワゴン車ですが、i-MiEVに対するMINICAB-MiEVみたいなもんですかね。
 バッテリ容量は24kWhとLeafと同じで、モータも最大トルク280N・m、最大出力80kWということなので、Leafと同じものなのでしょう。これで100km程走るんだそうな。車重が重い分、航続距離は短くなりますわな。
 私個人の考えとしては、電気自動車はまだまだ制約が大きく、その制約条件が不利にならない(場合によっては利点になる)分野での普及・浸透が、今暫くは続くものと思っている。そう考えた時に、軽自動車というニッチの中に生息圏を見出そうとする三菱自工と、世界的な枠組みでの小型車を攻めようとしている日産自動車の、考え方の違いが興味深い所です。
 日産の姿勢は、現時点での電気自動車の能力から見ると背伸びをしている感はあるわけですが、吉凶やいかに、といったところですね。


2012年5月17日(木曜日)
 「福井・大飯原発:再稼働問題 議論場当たり的、国の対応を批判−−知事 /岐阜とか、今更過ぎる指摘。
 私は、正当な手続きを踏もうとしない現政権与党について、場合によっては後々責任を問うこともあり得よう、と思っています。本来、そのようなことをすべきではないのですが、本来、手続きの正当性こそが権力の正当性を担保していることを、端から理解していないのではないかと思われる現政権与党の動きについては、どこかで釘を挿しておかないと、悪貨が良貨を駆逐しかねません。

 「本日のテレビ朝日「モーニングバード」での、今夏の電力需給に関する報道内容についての当社からのお知らせ」を読んで思うこと。昨今の為政者は、よく言えば斬新な意見、悪く言えば突拍子もない戯言を受信する人を重用する傾向があるようですな。恐ろしいことです。
 多様な意見を聞くことは必要ですが、既知外の譫言にまで耳を傾ける必要はないでしょう。時間の無駄ですからね。
 そんな人間を特別顧問などという役職に付けるとは、理解の果てです。


2012年5月18日(金曜日)
 H-IIA F21は無事射ち上がっていった。

 「国会図書館で番組保存=参院議運委、法改正目指すとあって、やっとか、と。


2012年5月19日(土曜日)
 お出かけしたいと思っていたが、アクティビティの低下が著しく、寝倒してしまった。

2012年5月20日(日曜日)
 昨日うっかり薬を飮み忘れたら、今日はずっと胃の調子が悪く、何も食べられなかった。
 膨満感が強い。
 夕方になって半ば無理やりお粥だけを流しこむ。
 その後、クレヨン社の加藤さん宅へ出向いてPCの障害対応。

2012年5月21日(月曜日)
 閏三月も終わり、四月。
 そして朝っぱらから金環蝕があって、ちょうど会社の最寄駅を降りた頃に、路上では遮光板を手にした人々が東の空を見上げていた。

2012年5月22日(火曜日)
 都内の自転車横断帯が廃止される意向とか。
 実に素晴らしいことです。
 だってねえ、機能してないもの、あれ。
 自転車横断帯にも歩行者が溢れていて、実際には自転車は通行できない上に、記事にも挙げられているように直進自転車を左折と誤認させる原因にもなっているわけですから、むしろこんなものを考えだした奴は指弾されても仕方ないでしょうね。

 先日、離床0.5秒前にアボートとなっていた、Falcon 9 / Dragon COTS2は無事射ち上がっていった模様。
 しかし、エンジン点火から離床までの1秒の間に異常検知→中止ができるってのは、本当に凄い。安全面では圧倒的。
 固体ロケットを使っていたら、点火したら後はどうにもならんからねぇ。
 全段液体、ケロシン‐液酸エンジンのクラスター化という方針は、今後のトレンドになるのかな。

 大爆笑させられたツイート。

@koukin_menbo
めんぼうちゃん 日本には八百万の神様がいるけど日本の人口を1億2千万人とすると、神様1人につき約15人が面倒を見てもらえる。これが日本全国の医師数となると30万人で、医師1人につき面倒を見なければならないのは400人。 だから股間を蹴られた男の子が、まず『神様助けてください』と念じるのは正解
Feb 04 via web Favorite Retweet Reply


2012年5月23日(水曜日)
 階段を登り降りしたら息切れして動悸がするとか、ちょっと走っただけで目眩がするとか、どっかから血が漏れてるだろ>自分の体
 飯食うと胃の辺りから脈動が感じられるとか、色々面白おかしい。

 在日中華民国大使館(をゐ)で開催されていた「八田與一展〜台湾を愛した日本人〜」を観覧してくる。
 大使館の一室でやっているので大した内容ではなかったのだけど、八田の作った烏山頭ダム、嘉南大圳の図面の集成があったので眺めていたら、寸法が尺貫法だったのが印象的だった。尺とか間とかの単位で図面が書かれているのは、なんというか、非常に斬新だった。
 もうメートル法は国内に入っていた時期の筈なのだが、やはり慣れ親しんだ単位の方が工事はやりやすかったのだろうか? 教育を考えると、ヤード・ポンド法の方がありそうだったんだけど。


2012年5月24日(木曜日)
 NHK放送技術研究所の一般公開へ有給を取って行った。
 昨年は構想だけだったSuper Hi-Visionの120fps化などが進行しているのを見て、技術は少しずつ進歩しているな、と感じる。
 個人的に興味深く見守っている手話通訳も、表情が追加されたりして順調に進歩しているのが分かって素晴らしい。
 LED照明も、昨年は通常の白色LEDで、カメラの方で色を合わせてたのが、きちんとした三波長タイプになってて、思わず「LEDの素子を見せてください」「企業秘密です」というやり取りをしてきたりした。

2012年5月25日(金曜日)
 仕事の取材で『東京大学情報学環・空間情報科学研究センター シンポジウム 「空間を知る〜空間・情報・人間〜」』へ行く。
 山田育穂准教授による、医療健康地理学が実に面白かった。
 ソルトレークを主な舞台に、空間的な情報を持つ即時性の高い疫学データから、伝染病の広がりを極めて細かい粒度で把握しうるという研究は、巧く対策を結び付けられれば、防疫戦力のピンポイント集中投入を可能にしうるという点で、社会利益が大きいと感じた。
 私個人の興味と絡めると、例えば交通事故データを現在のような数字に落とし込んだものではなく、時空間情報を持ったデータとして提供して貰えれば、どこで、何時ころに事故が起こりやすいか、といった分析が可能になる。そういったデータから、原因を探ったり、あるいは危険地帯を避けたナビゲーションなどが可能になる可能性がある。
 とは言え、本日の主題の一つ、「ガバナンス」をどうするか、という点については色々問題になるのだけれどもね。

2012年5月26日(土曜日)
 大学入学時に買ったオーブントースターが先月、20年の月日を経て炭焼き窯にジョブチェンジした。
 で、代わりの品を探していたのだが、ET-SW80を選んでみた。
 前のオーブントースターで不満だったのが、餅焼き網がなかったことと、掃除がしにくかったことだったので、前扉も焼き網も完全に外せて丸洗いできる点がポイントが高かった。
 しかし、注文してから届くまでの間に胃潰瘍の悪化が著しく、とてもじゃないけど物食ってられる状態ではなくなってしまった……。まあ、体調が戻ってからだな。

2012年5月27日(日曜日)
 「1〜2人乗り「超小型車」、普及へ国が認定制度とかいう記事があって、かつて80年代に、タケオカ自動車なんかが作っていたマイクロカーを潰したのは一体何だったのかと……。
 あれ、当初は原付免許で乗れる気安さが受けてたんだけど、途中で要普通免許になって一気に廃れたんだよね……。
 免許制度ごと考えないと駄目なんじゃないかと思うよ、個人的にはね。

 昨日書き落としたのだが、Space X社のドラゴン宇宙船は無事ISSのカナダアームに捕らえられ、バーシングに成功。
 民間の力で、ISSまで到達する時代に乾杯!


2012年5月28日(月曜日)
 「DQNの教育問題について、またはわたしもDQNであるということ」と「環境という足枷」を続けて読んで、色々思う。
 本人に備わった天稟を、実力という形に育てるには、教育と機会が不可欠なんだけど、特に教育は、学校で与えられるものは本当に最低限で、大きな影響力を有しているのは家庭だと、かつてちょっとだけ首を突っ込んでいた時に、私もよく感じることがあった。
 親の考えは子供に伝染する。教育と言うものを学校と同一視し、家庭教育の必要性を理解しない親は、子供の将来を蝕むが、それを食い止める方法が本質的にない。
 子供の側に大人が、教育の意味と価値を知る大人がいれば、多少なりとも違った結果を生む可能性が生じるが、教師にそれを求めるのは極めて難しい。親の交友関係の中にそのような人物を見出すのもまた極めて難しい。
 かくして伯楽に見えなかった名馬は駄馬の群れに埋没するわけである……。
 可能ならば、親に、親たる人達に、知の意味と価値を知って貰いたいと思う。強く思う。

2012年5月29日(火曜日)
 朝食を食べた後、急激に体調が悪くなり、昼まで仕事はしたものの、耐えられなくなって早退。家で横になったら21時まで寝込んでしまった。

2012年5月30日(水曜日)
 胃カメラ初体験。
 痲酔の関係で鼻から入れたのだが、なんとも形容し難い感覚であった。
 ともあれ、良かったことと悪かったことが。
 良かったことは、潰瘍ではなかったこと。穴が開いていなかったのは幸いだった。
 悪かったことは、二週間薬飮んでたのに見事に炎症を起こしていたこと。十二指腸炎と診断された。
 薬は引き続き出されたが、ぶっちゃけ、今以上の改善は薬だけでは期待できないって話に。

2012年5月31日(木曜日)
 VWが将来日本で発売する電気自動車の充電プラグがCHAdeMOに対応する意向と、日経に書いてあった。
 まあ、こんだけCHAdeMOが普及してるんだから、対応するのが普通の対応だよね。どこぞの車はCHAdeMOは疎か、普通充電用のSAE J1772(IEC 62196-2 Type-1)にすら現状対応してないという、売る気あるのか状態。