Tokyo Geo-Site Project 2
沈黙のシールドマシン展
見学記
その7
シールドマシン、接近
もうこの距離まで来ると、唯の壁と大差ないです。
ちなみにこの外殻は無茶苦茶堅いです(当たり前だ)。
カッタービットの並ぶシールドフード
こいつが回転して土砂を削り取り、前に進んでいくわけです。
ジャッキ
シールドマシンの裏側に回って、これが推進力(?)となるジャッキです。
手前の黒いパーツがセグメントと呼ばれて、要するにトンネルの壁になります。その壁からジャッキでシールドマシンを前に押し出すわけです。なんでもこのジャッキの力は、
東京タワーを持ち上げられるほどだとか……。
1セグメント分進んだら、一度ジャッキを縮めてセグメントを配してボルトで結合し、またジャッキを当てる……という尺取虫行動を続けて前に進むわけです。
サイレン
非常用サイレン。しかも手回し。
本当の最悪の事態に於いて、最後まで活動するのが人間であることを暗示するような、ローテク機材。
一度も実用されないことを切に祈る。