颱風接近で終日雨風強し。
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守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
颱風接近で終日雨風強し。
防衛省から「護衛艦「いずも」へのF-35B発着艦検証作業について」という発表があって、いよいよいずもにF-35Bが着艦する、と。
大規模な改装を行ってF-35Bの運用能力の獲得を目指しているいずも型護衛艦ですが、取り敢えず第一歩、というところでしょうか。いずもはこの後飛行甲板の形状を変更して、さらにその後艦内の区画整備などを行うことになっていて、大変な改修工事となっています。今回の試験は本当にF-35Bを着艦させるだけ、といった感じですね。それでもうっかりすると再度飛び上がれなかったりしかねないわけですが……。
空自へのF-35Bの配備もまだなわけで、実際に戦力として期待できるようになるのはまだ先でしょうが、取り敢えず着艦できることが保証されれば、場合によっては米海兵隊のF-35Bの臨時移動基地として使用するという手もないではないですからね。
「1日で38機 中国軍機が台湾の防空圏に進入 行政院長「不合理な行為」」と、台湾のCPTPP加盟申請に対する(と思われる)中国の嫌がらせが連日高止まりをしております。
中国側に自制する気がなさそう、という辺りでどこまでエスカレーションするか分からない状況なわけですが、流石に武力衝突は中国も望んでいないと思いたい。
思いたいんだけど、最近中国は国内で色々問題が起きていて、こういう時に国民の不満の目を外に向けさせる、というのもよくある手法なのでなぁ……。
あと、昨日書いたように日本がライトニングキャリアを持つ日が近づいてきており、台湾ではF-16V部隊の編成が始まっていて、現状の戦力的優位がいつまで続くか不透明なところもあり、賭けに出る可能性がないとも言えないのですよねェ、困ったことに。
平和が一番だなんてみんな分かっているけど、それぞれの平和は違うのよね。
祖母が亡くなったと連絡が来た。
岸田内閣発足。なお、100代目だとか。
外相防相が再任というのは、政治的連続性が必要という認識でしょうか。まあ、総選挙後にすげ変わりそうではありそうですが……。すぐに総選挙が待っていて、総選挙後には必ず内閣総理大臣指名選挙があるので(憲法70条)、この内閣は非常に短い間しか存在しない、言わば選挙管理内閣なので、ぶっちゃけ、全員再任でも良かったくらいではあるのですよね。それでも律儀に任命したのは、やはり初入閣が多く刷新された自民党を演出する目的でしょうかね。
「護衛艦「いずも」へのF-35B発着艦検証作業について」と、先日予告された通り、いずもに米海兵隊のF-35Bが着艦したらしい。
10月3日、海上自衛隊 #護衛艦「#いずも」🇯🇵が #米海兵隊🇺🇸の支援を受け、初のF-35B戦闘機の発着艦による検証作業を行いました。海上自衛隊は引き続き、航空自衛隊 に導入予定のF-35B戦闘機運用能力獲得に向け、「いずも」型護衛艦における所要の改修を進めて参ります。#F35B pic.twitter.com/Ri3LqjeiLN
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) October 5, 2021
見た所、艦上の運用員も皆米兵の様子で、自衛隊側は見学だったようですが(当然といえば当然)、第一歩としてはこんなものでしょうか。
格納庫に出し入れしたり甲板上でのハンドリングを訓練したり整備したり補給したり……と実際の運用ができるようになるまではまだまだ長い道のりですが、それまで某国が待ってくれますかね。それが気がかりです。
行きつけの病院へ行こうと思ったら、病院が移転していた。
ああ、なんか新病院建ててたっけなぁ……と思ってようよう出かけていくと、ちょうどこの10月から移転開業したばかりだとかで、病院内の導線等等がドタバタ。医師も看護師も事務員も新システムに習熟していないもんだからバタバタ。
ただ、なんというか……設計段階に問題あったんじゃね?的な部分も見えて……なんでこんな構造になってるんだろう?と首を傾げるようなところがないでもなく。
ともあれ検査を一通りやって、結果はまた来週。
22時41分頃に地震。
結構搖れたなとNHKを見ると東京23区最大震度5強と出ていて、ちょっとびっくり。体感では5弱くらいだったから。
その後情報を集めると、どうも川向うの足立区で震度5強を記録したようだった。一方で、対岸の北区は震度4の表示。
まあ、そんなもんか。
なんかニュース見てたら、米国がデフォルト回避とか言ってて、世界は奇妙だよなぁとか思う。
通常、国家がデフォルト(債務不履行)に陥るのは外貨建てで債権を発行していた場合ですが、米国の場合米ドル建てなので、支払い能力がなくて支払えないのではないのですよね。要するに政治的事情。
米国では予算不成立による政府閉鎖がしばしば発生しますが、同じ文脈で米国債の債務不履行が発生するわけですな。
日本と違い、行政府が予算案を出すことができない制度になっている上、先議権こそ下院にありますが議決権では上院と対等なので、上下両院で議決が捻れることもあれば、最後に大統領に拒否権があることもあり(米国では予算も法律の一種)、歳入法と歳出法が別だったり、義務的支出と裁量支出があったりと非常に複雑です。
複雑なので政治的駆け引きの結果新年度までに予算が成立しないことが時折起こるわけです。
個人的には制度的欠陥じゃないかと思うんですが……。
議院内閣制の日本では日本ではおおよそ起こり得ないことではあるのですが、一方で日本では予算原案の編成権を握っている財務省の力が強くなり過ぎているという問題は、常々言われているところでもあります。どのような制度にも、欠点はあるものですが。
「中国、民間企業の報道事業禁止案を公表 統制強める」とか報じられていて、はー、と感心するやら呆れるやら。
全体主義の統制国家ってのは凄いもんだな。
ところで市場経済においては情報流通の自由がないと経営判断が適切に行えないという問題が生じると思うわけですが、その辺は大丈夫なんでしょうかね。海禁するのかも知れんけど。
どうにもアレな感じの自衛隊関連報道が2件あった。
一件目は「防衛省、「宇宙巡回船」の建造検討 警戒・監視、衛星修理も」という記事。
いやまぁ、狙っているところはわからんでもないんだけど、軌道上を周回する衛星と違い、自由に航行できる
とはなんだろうか、とか。
衛星軌道上の宇宙機は厳密な物理学の支配下にありまして、軌道速度は高度によって決定され、増やすことも減らすこともできません。そしていつどこを通るかは軌道傾斜角と位相によって決定されてしまっておりまして、どうやっても自由に動くというわけにはいかんのですよ。それができるんだったら、ロケット射上げのローンチウィンドウなんて要らなくなりますわ。
勿論、現用の宇宙機は大抵軌道上でマヌーバをしますが、マヌーバを行うためには推進剤を噴射して⊿Vを稼がねばならず、そうすると推進剤を消費するわけです。つまり宇宙機に搭載されている推進剤の総量から総⊿Vは射上げ段階で決まっており、軌道上で可能なマヌーバは限界があるわけです。そして推進剤が尽きた時が、宇宙機の寿命とされます。
以前紹介しましたが、現在は推進剤が尽きた宇宙機に後付けで推進系をドッキングさせるなどという技術も登場してきていますが、自衛隊が何を想定しているのか、記事からは非常に読み取り難くなっています。
果たして自衛隊が物理学を無視した計画をぶち上げているのか、記事を書いた記者が分かっていなかったのか、はたまた高度な迷彩なのか。
そして二件目が「F2戦闘機、風防外れ落下 操縦室むき出しで緊急着陸」という記事。
操縦席を覆う風防(キャノピー)が外れ、落下したと発表した。
と書いてあるのですが、風防はWindshildでして、Canopyは天蓋で別の部品なんですな。
上はWikipediaの写真ですが、パイロットの前にあるのがウィンドシールド(風防)、跳ね上がっているのがキャノピー(天蓋)です。どちらが脱落したのかで話が全然違ってくるのが分かるかと思います。
あれこれ記事を漁っても、風防が脱落したという記事もあればキャノピーが脱落したという記事もあり、果たしてどちらが脱落したのか、あるいは両方脱落したのか、自衛隊の公式発表文も出てないため分からないままです。
なお、F-2の原型機であるF-16は風防一体型キャノピーなので、この区別がないのですな。(F-16からF-2へ改造開発される際に、バードストライク対策から分離式に改められた)
これも自衛隊がおかしなことを言ったのか報道側が分かってなかったのか、分からないままです。
困ったものです。
落下したのはキャノピー(天蓋)で決まりですね。
あと、コクピット内にあった非常用はしごも一緒に飛んでいってしまった、と。F-16は軽量化のために機体にボーディング・ラダーが備え付けられていないので、例えば非常時に民間の空港に緊急着陸したりすると、ラッタルがなくて乗り降りできなくなってしまうのですよね。
ちなみにF-15にはラダーが付いているのですが、コクピットの内側から引き上げることができず、これを使う時は外部に人がいないと格納できないなんて仕様だったり。
以前から気になっていたS&B本挽きカレーを使ってカレーを作ってみた。
カレールーがパウダー状になっているという製品なんだけど、確かに凄く溶けやすくて、その点は素晴らしいと思った……んだけど、カレールーを投入するのって、カレーの製作工程の中で最後の最後なんで、確かに便利なんだけど、それで省かれる手間って全体のうちのごく僅かなんだなぁ、ということが確認できたと言うか……。
あと、多分パウダー化に伴う部分なんだろうけど、スパイスの香りが強く出ていて、好みの人は好みだろうけど、この辺はどうしても好き好きといったところがあるので……。
将来性を感じさせる技術でありながら、好みの味ではなかったのが残念、といった所。今後のバリエーション展開に期待ですかね。
通院の日だと言うのに雨。
傘を差してようよう歩いて病院へ。
結果は良好というか問題なし。ほっと一安心といったところ。
今月のWindows Updateを済ませた所、こんなメッセージが表示されていた。
いやまあ、ウチにあるPCでWindows 11の要件を満たすものはないので、当然といえば当然なんだけど、「現在」ってのはなんだろうね。将来的に要件が緩和されて動くようになるとでも言うのだろうか? あるいは何か設定を変えれば動くとでも考えているのか。(CPUからして要件を満たしていないのでどうやっても無理なんだけど)
なんかこう、メッセージの日本語がこなれてない感じが。
全部のPCで表示されていて鬱陶しいことこの上なし。
kindleで「法学者・法律家たちの八月十五日」を購入したのだけれども、いや、酷かった。内容がじゃなくて、そのデータ形式が。
“プリント・レプリカ版”なるものを買ったのは多分初めてだと思うのだけれども、※プリント・レプリカ形式のKindle本は、FireタブレットおよびKindle無料アプリ (Kindle for iOS、Kindle for Android、Kindle for PC、Kindle for Mac) でのみご利用可能です。Kindle E Ink端末およびKindle Cloud Readerではご利用いただけません。
と但し書きがあるように、kindle端末では読めず、うちの場合kindle for PCでしか読めない。
それはまあ仕方ないと諦めるにしても、見開きにすらならないページイメージがどん、と表示され、しかも綴じの左右が逆になっている……。本文は縦書きなのにページを送るのに▶ボタンを押さねばならないという……。
そして文字は黒じゃなくて微妙にグレー。まさかCMYKをRGBに単純変換したんではなかろうな、というくらいにグレー。
それでも一応はテキストが選択できるのは大したものだけど、これ単に元データがPDFなんじゃねぇのか。
いっそPDFでくれ!と言いたくなる出来栄えである。
テキスト抽出ができるんならEPUBデータにもできように、一体何の手間を惜しんだものか……。
Windows Updateの後、VMwareにもUpdateがかかっていたのでVMware Workstation Playerを16.2に上げたら、VM上の超漢字Vが異様に遅くなってしまった。
描画が目に見える程遅いとは……。
以前から遅くはなってきていたけど、ここまで遅くはなかったよなぁ。
で、あれこれ原因を探っていった所、Windows Hypervisor Platformを停止したら元の速度に戻った。
やっぱりこれか。
VMware側かWHP側のどちら側に要因があるかはわからないけど、HPV経由のVM動作で問題が生じてる。
近年、Hyper-VがWindowsに標準搭載され、いくつかの機能において必須とされるようになってきているのですが、この際問題になったのはHyper-Vが動いていると物理CPUの仮想化機能をHyper-Vが専有してしまい、他のVM(VMwareやVirtual-Box)が動作しなくなってしまうことでした。そこでMSはHyper-Vの一部の機能についてこれをAPI化し、他のVMはこちらを経由してCPUの仮想化機能等を使うようにしたわけですが、今回の問題はその辺りにありそう、と。
もっとも、Linux(Xubuntu)はそれほど顕著な速度低下を見せていないので、アップデートによって非対応OSがワリ食っただけという話もありそうですが……。あるいはもっとパワーのあるCPUで動かせとか。
WindowsのHyper-Vを使う機能を利用しないのであれば、WHPを無効化してしまえば良いのですが、Windows SandboxやWSL2などHyper-Vを有効化しないといけないシーンも増えてきています。今後のことを考えると、WHP無効化は一時しのぎにしかならないでしょうから、悩ましいところです。
急に冷え込んだ一日。
久しぶりに紙の本を読んでいて、うっかり栞を挟まずに本を閉じてしまい、再度開いた時に「どこまで読んだっけ?」と探す羽目に。
電子書籍に慣れすぎたな……。
かつては家の中、手を伸ばせばそこら中に栞が落ちていたものだけど、それもなくなってしまった。読書環境がすっかり電子書籍に適応してしまってたんだな。
選挙ドットコムの選挙特集ページから自分のところの選挙区を確認して絶望する。
維新と公明と共産党って、一体どういう罰ゲームですかね。この選挙区に住むことは、こんな仕打ちを受けなければならないほどの罪なんですかね。
共産党は今回明確に表現規制を打ち出したことで話題を攫いましたが、これまで地方議会選挙で青少年保護育成条例等に反対し、表現の自由を守ることを掲げてきた政党だったのですが。近年、ニセ科学への接近や反ワクチン活動、福島への風評加害など、共産党がおかしくなってきていることは指摘されてきていましたが、いよいよラディカル・フェミニズムへの迎合という悪魔合体に似た様相を呈してきた模様。
近年自民党非主流派がリベラル化してきている関係で、アンチ自民党を貫くために一部野党がラディカルな方向へ傾倒している様相が見られるのですが、そんなことをしても行き着くところは袋小路だと思いますがね。
腕時計をオーバーホールに出す。ここ暫く異音がして、時々止まったりしてたもので。
前回も思ったけど、普通はこんな風に修理に出したりはしないんだろうなぁ、と。明らかに保守・修理にかかる金額が、本体価格を上回ってしまってる。
でも気に入っている時計ってのは、なかなか代わりがないものでして……。予備の腕時計も悪くはないんだけど……考えてみたらこっちもバンド替えたりして結構手入れてるな。
結局自分でデザインでもしない限り、何かしら妥協が必要で、一度妥協したからにはそれ以上の物が出てくるまで大切に使うしかないんだよなー。
前回の羅老は、実体としてロシアのアンガラロケットの試験モデルでしたからねぇ……。あれから約10年の時を経て、ようやく“国産”と称しても構わない程度のロケットができ上がったことは、喜ばしいことなんじゃないでしょうか。
ただ、韓国の場合、衛星打ち上げ能力を得るというよりは、弾道ミサイル技術を入手する意図が赤裸様なのが難なのですが。
一方の北朝鮮は先日SLBMの射上げに成功したとのことで、両者の技術差が開いていることを感じさせます。日本としては頭の痛いことです。
本来であれば韓国は北朝鮮に対する防波堤として充分な抑止力を持つことを期待される立場の筈なのですが、現在のムン・ジェイン大統領は北朝鮮に非常に融和的であり、中国の靴を舐めることを憚らず、日本に反発し、米国と距離を置こうとしてます。このような状況では対馬海峡が最前線となることを日本は想定せざるを得ず、軍事的な負担は増加の一途です。
日本が弾道ミサイル防衛網を構築している間に、相手もそれを掻い潜るべく極超音速ミサイルなどの開発が進んでおり、これも頭の痛いところです。
余り衆院選では争点になっていないようですが、結構面倒な問題ですよね。
昨日書いた韓国のヌリロケットですが、本日17時の射上げの中継を見ていました。ちょっと中継技術に問題があったのか、カウントダウンが上手く合わなくて、カウント2くらいで離床していったりとか、取り敢えず第一段の燃焼が終わって第二弾が点火したらしいところまでカメラが追っていたのですが、その後はスタジオに戻って延々と離床映像をリピートしてるとか、もうちょっと中継技術を準備していて欲しかった。
ともあれ、射上げ後17分くらいしてペイロードであるダミー衛星を分離したと報じられ、取り敢えず成功か、と思っていたのですが、その後になって「衛星は軌道に乗りませんでした」と。
あらら。
三段目の燃焼が予定より早く終わってしまった、と。三段目のエンジンはKRE-007と称する韓国独自開発のガスジェネレータサイクルの液酸・ケロシンエンジン。地上試験では問題なく動いていたようなのですが。
しかしまあ、こう言ってはなんですが、産みの苦しみですよ。失敗は成功の母だと割り切って原因究明と対策立案に邁進するしかありません。
韓国はようやくスタートラインに立ったところなんですから。
昨日放送のクローズアップ現代+「99%が”評価不能” ワクチン副反応検証の課題」は、冒頭の滑り出しでどうなるか戦々兢々といった感じだったんだけど、なんとか米国の予防接種安全性監視システム(VSD)を紹介して穏当なところに着地させていた。
いや本当に、冒頭部分で“被害者遺族”が公正世界信念をぶちまけているところを見たときにはどうなることかと思った……。
ただ、“被害者遺族”はあの番組では納得しないんだろうなぁと思うと、些かならず頭の痛い問題でもあり。
「バイデン大統領、中国が台湾を攻撃すれば台湾を防衛=改めて表明」とかで、事態が加速している感ありですね。あるいは加熱してる状況に冷水を浴びせようとしているのか。
米国は台湾関係法という法律で台湾との軍事的な関係を維持しているわけですが、一方でこれがどのくらい米国を拘束するものかについては曖昧なところがありました。
今回のバイデン大統領の発言は、これまで曖昧だった米国の線引を明確にしたと言えますし、台湾の武力統一を諦めない中国に対する誤解のない明確なメッセージとなってはいます。
この辺の“メッセージ”は難しいものがあって、発した側にどこまでの覚悟があるのかが問われます。もしこれがオバマ大統領だったら、真面目に取り合われなかったでしょう。バイデン大統領はどうでしょうか。またこれを受け取る中国はどう判断するでしょうか。
また、一方の当事者である台湾(中華民国)の本気度も問われます。アフガニスタン政府のようにタリバンが来たら総崩れ、みたいなことになっては困ります。
そして同様のことは日本にも言えるわけです。
こういった諸条件の積み重ねの果てに、錯誤は起こるんですけどね。
「米空軍、大気中の二酸化炭素+水+電力のみでジエット燃料を生成することに成功」とか、なかなか凄いニュース。既存のFT法とは異なり、二酸化炭素と水を原料とするため、地球上ならほぼどこでも可能という話ですね。
勿論軍用技術なのですぐさま民生で使われるようになるとは思いませんが(採算も取れないだろうし)、記事中にもあるように、僻地での軍事作戦において力を発揮するものかと。
現代の戦争では航空機や車輛の燃料が絶対的に必要ですが、それの輸送は本当に大変です。イラク戦争では燃料輸送のためにタンクローリーが長蛇の列を作っていた、燃料輸送のための燃料が総量の1/3を占めたとか、色々言われています。当然これらの補給車列は脆弱であり、攻撃側からゲリラ戦で狙われる対象となり、それを守るために兵力(しばしばそれは民間軍事企業)が投入されるという悪循環になります。ついでに言うと攻撃するのが「敵」というか現地住民というケースもあって……(現代的な生活には石油は不可欠なのである)。
そんなわけで、米軍にとっては燃料輸送というのは馬鹿にならないコストがかかるものになっているため、前線に近い基地にこういった設備がおけるようになれば、それは民間での採算とは違った価値を持つということになります。
希望としては、軍事で用いられて技術がこなれてコストダウンが起こって、民間まで降りてくると良いなと思いますが。
近年日本ではガソリンスタンド過疎が問題になっておりますが、実は石油供給網というのは、産油国から消費国の製油所までは大規模集約型で低コストなのですが、そこから各地のガスステーションまでは人間が運転するタンクローリーで運ばねばならないという、人件費が嵩むシステムになっています。このラストワンマイルが意外に難問で、先だって英国ではBrexitとCOVID-19の影響で主に外国人労働者に頼っていたタンクローリーのドライバーが確保できなくなり、軍が出動する騒ぎになっていました。
一国の中ですら製油所から消費者の所まで配送するのに難が起こるようになってきている現状を鑑みると、いずれ民需でも必要になるのではないかと思わずにはいられないのです。
普段Amazonで商品を買う時は、Amazonの倉庫から発送されるものを選択するようにしているのですが、うっかり先月購入した商品が中国から発送だった。うっかりしてて出荷まで気づかなかったもんで、急ぐものじゃないから良いか、と思っていたんですが、トラッキングデータを見ると今月3日に中国の輸出税関に入った切り動きがなくなって……。
で、ようやく税関を出てCarrierに引き渡されたとステータスが更新された。
20日以上も税関で何やってたんだよ。
で、どうもよく聞く話らしいと言われて調べてみた所、「【中国「封鎖管理」の衝撃】 上海浦東空港 上屋外にあふれ、搭載に最長2週間 能力低下で輸出パンク」なんて記事が。検疫強化のせいで税関が荷物で溢れ返っている、と。
なんとまぁ……。
うっかり中国から物買えないよな、こんなんじゃ。少し前だったら、某社のPCをネットで購入したら中国の倉庫から翌日には送られくるような世界だったのに、それが今はこれですか。こりゃコロナ禍が終わっても、世界が元通りになるかわからんなー。
昨日の件、あっという間に日本(の税関)に到着してしまったぞい……。
そういえば今日になって選挙公報が届いたのですが、既に一昨日期日前投票を済ませていた罠。いやまぁ、印刷配達の都合上日数がある程度かかるのは致し方ないのですが、もうちょっとなんとかならんものか。投票日31日ですよ。
昨日の件、本日配達されてしまったぞな……。
配送期間の大部分は中国の輸出税関で止まっていたことに。
……まあ、いいや。届いたから。
そんで何を買ったかと言うと、これ。
液体石鹸用のディスペンサボトル。ソープディスペンサとか言うらしいけど、こいつは普通のやつと違って上の押すポンプの天井部分が吐出口を兼ねていて、掌でプッシュすると……。
こげな花模様に石鹸が出る。
勿論普通に商品として売っているもので、花王のビオレuなどで採用例があり、お子様に大人気なんだとか。
花柄はともかく、これの良いところは片手で使えるところなんですよ。通常のディスペンサはポンプの横に吐出口があって、片手でポンプを押してもう一方の手で石鹸を受けなければいけないのですが、これは片手で上から押すだけで済む。片手が不自由な方にもお薦め。
普通に中身の入った商品を買ってくれば良いのでしょうが、別メーカの液体石鹸の詰替パックがまだ残量があって切り替えるのもなぁ……というところに、ボトル単体で売っているのを見つけて、えいやと買ってしまった次第。そんで中身を移し替えて運用開始。
まさか届くまで一ヶ月かかるとは思わんかったけども。
体調不良にて一日寝込む。太腿の筋肉が痙攣したり、肩が痛かったり、熱っぽかったり、喉が痛かったり。風邪か?
先日、沖縄の海岸に軽石が流れ着いたとか報じられていて、どこから漂着したものかと思って調べてみたら、小笠原の海底火山からだったらしい。そのうち黒潮に乗って本土まで到達するものと思われる、と。
遠く小笠原から海流に乗ってやってくるとは実に浪漫溢れる話ではあるのですが、船が動かなくなって漁業等に影響が出るというのでは喜ばしい話でもないな。
AftershokzのOpenCommを導入。
Bluetoothなんで上手く繫がるか心配だったんだけど、接続は上手くいった。ただ、増えたオーディオデバイスによってあちこちが混乱して、違うデバイスから音が出たりとか……。
ワイヤレス&骨伝導は良いねぇ。ただ、Bluetoothが思ったより飛ばない。金属の本棚に囲まれた部屋だからかも知れないけど、部屋から一歩出るとアウトな感じ。無線ヘッドホンは別に一つ持ってるんだけど、そっちは家の中ならかなり届くので、やはりBluetoothは弱いな、という印象。
とはいえ、私自身は既に期日前投票を済ませていたので、雨の中出かけることはなかったのですがね。
まだ結果は確定していませんが、情勢を見る限り、野党共闘は完全な失敗に終わり、自民批判票の受け皿になったのは維新の会という惨状であります。
いい加減立民の首脳部は、今のやり方ではどうやっても駄目なんだということを理解しないもんですかねぇ。強固な支持層に受ける政策ばっかり訴えて、浮動票、無党派層、自民批判層に支持が全く広がっていないんですよ。これは既に何度となく指摘されていることで、場合によっては現支持層を損切りしないと先に進めないのですが、それが出来ずに立ち竦んでしまっている。
結果として、それら「本来なら立民が得られたであろう票」を捥ぎ獲って行ったのは維新の会なんですよ。改選前の4倍に至ろうかという大躍進です。あの大阪を滅茶苦茶にした維新が国政の場で発言力を増すことに、慄然とする思いです。
今回の良かった探しをするとしたら、“野党共闘”によって自民の大物議員の小選挙区落選がちらほらあって、新陳代謝・世代交代が進みそうなことですかね。