沖縄県知事選は玉城デニー氏が当選。
途中の世論調査等から考えても、順当かと。ただ、知事に当選するというのはゴールではなくスタートラインに立つことなので、彼の実力が問われるのはまさにこれからかと。
交渉の手札もないのに要求だけ突きつけて、通らなかったと言って相手を誹謗するのはいい加減勘弁して欲しいんですが、これからも続きそうですね。
このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。
沖縄県知事選は玉城デニー氏が当選。
途中の世論調査等から考えても、順当かと。ただ、知事に当選するというのはゴールではなくスタートラインに立つことなので、彼の実力が問われるのはまさにこれからかと。
交渉の手札もないのに要求だけ突きつけて、通らなかったと言って相手を誹謗するのはいい加減勘弁して欲しいんですが、これからも続きそうですね。
自民党総裁選に伴う改造内閣発足だそうで、面子を見てみると、なんというか第一次安倍内閣を彷彿とさせる……。
明らかにミスキャストと思われるものは、柴山昌彦文科相(文教歴ナシ)、根本匠厚労相(自民党たばこ議員連盟)、岩屋毅防衛相(防衛費削減派)、平井卓也科学技術政策担当特命大臣(研究者歴ナシ)、片山さつき(論外)……。
一体何をするつもりなんですかねぇ。
小惑星リュウグウへ、はやぶさ2からMASCOTが投下され、無事着陸した模様。
MASCOTは太陽電池を積んでおらず、内蔵電池が尽きる15時間の間ひたすらに観測・調査を行ってそのデータを送信して息絶える予定なので、今頃はDLRは大わらわだろうな、とか思ったり。とにかくはやぶさ2を経由して送られてくるデータを受信して確保するのがまず先決で、解析なんか後回しでしょうからねぇ。DLRのtwitterアカウントもMASCOTのtwitterも、あまりアクティブじゃないのは、忙しいからだろうなぁ。
なんか毎日に「空自F2後継機は新規開発 既存改良はコスト高く」という記事が出て話題になったり。
8月には逆に既存機の改造開発が有力、なんて報道もあったので、まだまだ事態は流動的なのではないかと考えられるところですが、3つの選択肢、すなわち①既存機からの改造開発、②国内企業を主契約者とした新規開発、③外国企業を主契約者とした新規開発、のうち後二者になりそうな感じなんですかね。
まあ、以前書いたように、XF9にかけたお金を考えれば、バーゲニングパワーを得て事足れり、で終わるとは思えなかったわけで、このような決断に至ったということは、XF9の試験経過が良好なのかも知れません。
しかし、近年の戦闘機開発は10年以上の時間と巨額の予算を必要とし、一国による単独開発は困難になりつつあるのが現実です。完全国内開発にしろ、国際共同開発にしろ茨の道であるとは思われます。
果たして、どのような戦略的要求がそれを正当化するのか。興味のあるところです。
来週韓国済州島で開催される国際観艦式に海上自衛隊が招待されていたのですが、その際に自衛艦旗を掲げるのが気に入らないと韓国世論が吹け上がり、日本に対して不掲揚を要請していた件ですが、結局日本が観艦式への参加を取りやめて決着することに。
色々面倒なんですが、軍艦は国籍旗と軍艦旗を掲げていないと軍艦として扱われないので、これを掲げるなという韓国の要請は基本的に無理筋です。また日本の国内法でも掲揚が義務付けられているので、軍艦(船舶)の上は旗国の法令が適用されるため、沿岸国の要請があったとしても対応は難しいところです。実際、韓国側も一時は「国際慣例に従うほかない」などの発言も見られ、自分たちの「要請」が異常であることは自覚しているようです。また十年前の観艦式では問題になっていないなど、韓国側で「突如」問題が持ち上がった様相が見て取れます。
そのような異常な要請をせずにはおれなかった韓国政府の状態は、かなり悪いと思われるところです。
反日感情を煽り過ぎて制御できなくなっているのでしょうが、自ら煽った炎に焼かれる様を見るのは、実に無常なものです。
Windows 10 October 2018 Updateの配信が中止された由。
原因は、Updateの際にドキュメントフォルダを消去してしまうバグが発見されたから……。
なんでそんなバグ搭載してリリースする羽目になったんだろうか。
スクリプトが想定外の動きをしていたので原因を探っていったら、先日行ったバグ修正の結果だったことが分かって、しかも元のスクリプトの不備が先の間違いのせいで正常に動いていたことが判明し、苦笑いする他ない。
調べ物をしに都立中央図書館へ行ったら「東京150年 変貌しつづける都市 東京」なんて企画展示をしていて、片隅にVRコーナーがあって人もいなかったので体験してみた。
意外にヘッドセットが重いなぁという第一印象。操作は悪くなかったし、360度自由に動けるのも良かった。空から見ると、地上で感じる高低差があまり感じられず、あんなキツい坂なのに……とか思ったり。
某アニメ化作品、積読だったのを一気読み。
この種の続き物は一気に読んだ方が楽しい面があると思う……というか、最近ですね、半年もたつと前巻のストーリーがわからなくなることが多くて……。
区立の中央図書館へ出かけて調べたり書いたり。
この図書館、立地もあれなんだけど、周囲に食べ物屋が少ないのが困る……。
国際宇宙ステーションへの「ソユーズ」搭載ロケット 発射時に事故 乗組員は無事」とか。
まじかー。
ソユーズ(というか有人ロケットは)脱出ロケットが装備されているので射上げ途中で障害が発生しても脱出はできるのですが、過去に作動したことは一度しかない、というレアな装備です。恐らく、二度目の実績となったのではないかと思います。
空中で事故ったのも過去一例。この時も宇宙飛行士は一応生還しています。
やはりソユーズは全体的に、かつてのスペースシャトルなどよりフェイルセーフが充実していると感じます。
問題は、現在ISSへ人を往復させる方途はソユーズしかなく、原因究明と対策が取られるまでISSへ交代要員を送ることができなくなってしまうことなんですよね……。
Boston Dynamics社の人型ロボットAtlasがパルクールができるようになったとか。
相変わらず運動性能が高いなぁ。
今回のことで調べてみたら、このAtlas、電気油圧式アクチュエータを使ってるらしい。
日本の人型ロボットは大抵電気モータによる直接/間接駆動(確かASIMOの足なんかはベルト使ってたと思う)で、油圧というのはちょっと記憶に無い。
どういう狙いで油圧を使っているのだろうか。
「空自スクランブル、過去2番目の多さ 上半期561回 対中国機は58回増」とあまりよろしくないニュース。
やはり自衛隊の増強は不可避な局面ですね。
出動回数が増えるとそれだけ隊員の負担も増えますし、当然機体の寿命も進行します。整備が頻繁になり、訓練や教育にも影響が生じます。それを避けるには、より多くの数を揃えてローテーションに余裕をもたせる必要があるわけでして、今や冷戦期の最多出動回数(944回/1984年)を上回っているので、当時の戦闘機350機体制は最低限じゃないかと思う次第(現在は280機体制)。
あと、民間共用の那覇基地が限界なので、やはり自衛隊は下地島に移したいところ。
ニッポニテスの素晴らしさは、やはりかつては「異常巻き」と呼ばれ、アンモナイトという種の歴史の絶滅の前触れなどとも言われていながら、後に数学的なモデルで説明ができることが明らかになり、今では成長に合わせて生活環境を変えるように進化(適応)した種ではないかと言われているところですかね。
絶滅生物の研究ではよくあることとはいえ、ここまで劇的に立ち位置が変わったものも珍しく、栄えに栄えたアンモナイトの最後の時期に登場したこともあり、彼らがどのような生き物であったのか、大変興味が惹かれます。
頭足類の仲間なので、きっと食べたら美味しかったでしょうしね!
NHKで年に一度、民放を含むドキュメンタリ番組各種受賞作を放映する「ザ・ベストテレビ」の2018年の放送が昨日・今日とありまして、まだ全部は見ていないわけですが、やはり民放のドキュメンタリ制作能力の低下は覆うべくもないかと……。
一番手がメーテレの「防衛フェリー 〜民間船と戦争〜」(平成29年度 第72回 文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門大賞受賞作)だったわけですが、ディレクタの知識不足と視野狭窄が露骨に露呈してまして、これ、史学科のレポートだったら不可だよ、って感じ。
ナッチャンWorldが防衛省とPFI契約して自衛隊の輸送に使われているとか、海自での予備自衛官補制度の開設辺りまでは良かったのですが、突如話は大戦中の民間徴用船の話に吹っ飛んでいき、小型船舶(漁船)並びに乗組員の徴用とその悲劇が続いたわけですが、これは一体なんだろうかと……。
ナッチャンWorldならびに海自予備自衛官補と対比するのであれば、戦前の優秀船舶建造助成施設と海軍予備員制度あたりを持ってくるのが適当で、突如大戦末期の根こそぎ徴用を持ち出すのは不適当ですよね。
また、似たような制度は英国のRoyal Fleet Auxiliaryや米国のMilitary Sealift Commandなどに見られ、国際比較もすべきだったでしょうが、米軍のSwiftが攻撃を食らって全焼したことがナッチャンWorldの同型艦として紹介されただけ。本来ならその立ち位置の類似性こそを比較検討すべきだったのに。
湾岸戦争の時に派遣された民間船きいすぷれんだあ号の話などは、むしろ話は逆で、そのような民間人の動かす民間船を危険地帯に送り込まないためには、予備自衛官や補助艦隊のような制度こそが必要なんですよね。徴用は、それでも間に合わなくなった時に行われるんですから、そういう制度もなく徴用がいきなり始まる方が悲劇的です。
まあ、番組中のコメンテータとして東京新聞の半田滋氏を持ってきている辺りでお察し案件だったんでしょうが……。とにかく「徴用」側から現在の自衛隊を結びつけて描きたい、という志向が先に立ってましたね。結論ありきで番組を作ってしまったように見えます。
結果として論理の飛躍が過ぎていまして、私だったらこの番組を大賞には推さないなぁ……と。
昨日に引き続いて「ザ・ベストテレビ2018」だけど、毎日放送「教育と愛国 〜教科書でいま何が起きているのか〜」(第55回ギャラクシー賞テレビ部門大賞)もなぁ……。
気持ちが先に出ている感が強く、視点が定まっていないというか、足元が浮ついているというか。
証言に頼るのはドキュメンタリの手法ではあるんだけど、歴史学徒として言わせて貰えば、証言は史料批判しないと意味がない。噓を吐いているというのではなく、証言はあくまでその人の認知範囲内で、しかも主観的なのですよ。しかも人間の記憶は大変改竄され易い。
証言は客観的な事実や他の史料との整合をチェックしないとそれだけでは使えないわけですが……。
「敵が強大であったが故に敗北した」という証言は、必ずしも敵の強大さを意味しないのですよ。
Amazonから新型kindleの案内が。
今使っているkindle Voyageが電子ペーパ画面にドット拔けが何箇所かできていて、そろそろ更新が必要かなと思っていたところなので……。
防水になったところやストレージ32GBモデルがあるところなどは好評価なのですが、ページ送りのための物理ボタンがないのが低評価なところ。画面のタッチやスワイプでのページ操作は、右綴じ/左綴じ時で動作が変わるなどして、良好ではないのですよね。Voyageの感圧ボタンは左右対称で常に操作が同一と素晴らしいUIだったと思いますが、これがOASISになると本体の向きによって動作が変わるというBAD UIに改悪されてしまいましたからね。
恐らくAmazonの開発にいる人間は、左横書きの本しか読んだことのない人たちなんではないかと憶測するところです。この世界にはアラビア語やヘブライ語のように右横書きや、日本語のように右縦書き、モンゴル文字表記モンゴル語のように左縦書き、といった様々な形態があるのですよ。
とはいえ、コストアップ要因になるのが嫌気されるのは分からないでもないのですが。
コストアップ要因といえば、Wi-Fiはここに至ってもまだ5GHz未対応。個人的にはLTE対応より5GHz対応の方が欲しかったなぁ。今3Gモデル使ってるけど、実のところあまり活用しておらず、不必要だったな、という印象が強いのだなぁ。つか、バッテリを消費する最大の要因じゃ。
米国が万国郵便連合(wikipedia)から離脱を検討、とかいう凄いニュースが。
トランプ大統領の考える「自国の利益」ってのはどんなものなんだろうな。国際的な郵便網から飛び出してでも、米国には影響がない、ってことなんだろうか。
最悪、米国からの国際郵便物を引き受けてもらえなくなるわけなんだが……。
「方言差別は違法、フランスで法案提出へ」とな。
時代は変わったなぁ。
「単一にして不可分のフランス」を掲げ、「正しいフランス語」の使用に邁進し、国内に少数言語が存在することすら否定していたフランスにおいて、「方言」の使用を認めようとは。きっと他の「方言」たとえばワロン語やブルトン語、コルシカ語なんかも保護されるに違いありません。
え? 言語系統が違う?
そんな瑣末なことを気にしてはいけません。それらは全てフランスの「方言」なのです。公安委員会がそう言っていたのだから間違いありません。異論があったら革命裁判所経由断頭台で会いましょう〜。
それが今や国民議会の議員様が方言の存在を力強く主張なされるとは、アカデミー・フランセーズの役割も終わりつつあるのかも知れません。
昨日から喉の調子が悪いなぁと思って喉飴を舐めていたのに、Bクラに喉飴持っていくの忘れてかすれ声で喋ることになってしまった。
UPUの次は「トランプ氏、核廃棄条約離脱の計画認める ロシアが違反と主張」とか。
中距離核戦力全廃条約がロシア側によって破られている、という主張は以前からあるわけですが、ついでに言うとロシアと米国間の二国間条約では制約できない国が開発を進めてしまう、という問題もあるのですよね。
この辺りの問題は一筋縄ではいきません。
たとえば、かつて弾道弾迎撃ミサイル制限条約から米国が脱退したこともありますが、この時も弾道ミサイル技術が拡散して米露二箇国だけでは問題が解決しなくなったことが原因でした。
脱退を決めた米国のトランプ大統領を批難するのは簡単ですが、その背景事情にはかつては超大国によって独占されていた軍事技術が一般化し、拡散し、新興国が装備するようになったという事情が絡んでいるために、条約の存在それ自体が平和に寄与しなくなっている現実はあるのですよね。
台湾宜蘭県で21日、特急列車“普悠瑪号”が脱線事故を起こし、18人が死亡した事故。
車輛が日本車輌製TEMU2000型だったこともあって、事前にブレーキに不具合が生じていたことを運転士が報告していたなどが注目を浴びましたが、とりあえず公開された監視カメラの映像からすると、速度超過が第一要因っぽい感じ。
速度超過でカーブに突っ込んだ原因の方が究明対象なわけですが、しかしどうも台湾の報道を見ていると、検察が出てきて業務上過失で捜査しているとかで、台湾もどうやら事故を犯罪として捜査するらしぃ……。
事故調査と刑事捜査は切り離した方が良いと思うのだがねぇ。
先日のNHKのAsia Insight「Searching for Freedom of Speech in Taiwan」では、香港の銅鑼湾書店が言論の自由を求めて台湾に拠点を移そうとしているが、それも諸事情(含大陸からの干渉)でままならないという話を放映していた。
これ、120年前だったら確実に日本に来てるところだよなぁ……。
孫文に代表されるように、日本って戦前は東アジアの独立派やら改革派やらが屯する、結構アレな国だったのですよね。ベトナムのファン・ボイ・チャウとかインドのチャンドラ・ボースとか、幾人もの活動家が日本で雌伏していた時代がありました。
日本政府として表立って支援していたわけではないようですが、戦後はそのような様子もなく……。
悲しいといえば悲しいことですね。もっとも、台湾が受け皿になれるのであれば、その方が良いという見方も当然できるのですが。
「スマホ販売に「補償金」上乗せ 著作権者に分配検討。の時代錯誤」とかいう記事が話題に。
私的録音録画補償金は著作権法第30条2項に規定がありまして、私的使用を目的として、デジタル方式の録音又は録画の機能を有する機器(放送の業務のための特別の性能その他の私的使用に通常供されない特別の性能を有するもの及び録音機能付きの電話機その他の本来の機能に附属する機能として録音又は録画の機能を有するものを除く。)であつて政令で定めるものにより、当該機器によるデジタル方式の録音又は録画の用に供される記録媒体であつて政令で定めるものに録音又は録画を行う者は、相当な額の補償金を著作権者に支払わなければならない。
とされています。
長いので通常はそれぞれ「特定機器」「特定記録媒体」と呼びますが、これについては著作権法施行令に規定があります。読むとわかるのですが、アナログデジタル変換がなされる機器という規定であり、この文言を巡って東芝と管理団体が最高裁まで争った裁判は、2012年に上告棄却のため知財高裁判決が確定しています。現在の規定では、A/D変換を介さないデジタルオーディオ・デジタルビデオの直接録音録画は補償金の対象ではありません。
私的複製は「合法行為」であり、違法な複製は含まれません。たとえば、技術的保護手段(DRM等)を解除した複製は私的複製ではなく、違法行為です。あくまで補償金が対象とするのは合法的な私的複製であって、現在デジタル→デジタルの私的複製は補償金の対象足りえるかすら議論されていません。
そもそもDRMがかかっているのであれば、それは著作権者の複製権が及んでいるという見方が可能なわけで、複製行為は制御下にあるのですから私的複製ですらない(権利制限されていない)とも私には思えます。
果たしてPCやスマホにおいて法に言う「私的複製」はどの程度行われているのでしょうか。また、補償金を支払うことによって本当に「私的複製」(権利制限)が実現するのでしょうか。たとえば、補償金を支払えばDRMを用いた配信等が一切不可になるのであれば、私は諸手を上げて歓迎したいと思いますが、恐らく権利者側の主張はそうではないでしょう。
補償金は権利制限の補償である、という根本を見失ってはいけないと思います。
「経団連中西会長、初めて執務室にパソコンを導入「これが中西流だ!」」が話題に。
すげーな。これまで、パソコンも電子メールも使えなくても経団連会長ってなれてたんだ……。
そんな連中が政策に口出してたかと思うと、目眩がするな。
西澤潤一氏死去の報。東北大学の元学長ですが、一体何を主要な業績にしたら良いか、悩む人ですね。
光ファイバーの父、というのが私の場合一番手に来るかな。でも世界に与えた影響という点では、半導体製造技術や半導体レーザーの方が上に来るかも。
巡り合わせの不運からノーベル賞こそ受賞できませんでしたが、その業績はこれからも忘れられることはないと思います。
神保町の神田古本まつりに行こうかと思ったら朝から雨だったので明日行くことに。
……午後から晴れちゃったけどね。
「レオナルド、ティルトローターAW609初号機は20年納入」だそうで、紆余曲折の果てにとうとう2020年納入、と。
最初はベルとボーイングの共同開発だったのがボーイングが抜けてアグスタ・ウェストランドが加わり、ベルが抜けてアグスタの単独開発になり、気がつけばアグスタはレオナルドという社名に変わっていました。
途中には試験機の墜落事故もあり、決して順調とはいえない道程でしたが、30年越しの開発が果たして結実するか、今から楽しみです。
神保町ブックフェアへ。
最近はすっかり電子書籍しか買わなくなってしまったのですが、それでもこういう所でないと目につかない本はあるもので……。とはいえ、毎年何かしら買ってた青弓社や東海大学出版会はそれぞれ電子書籍に乗り出したので、今年は物理本は買わず仕舞い。
それ以外の出店で「電子書籍を出していますか?」と聞いて出していないところで何冊か本を買ってくる。
ただ、どの本も電子化して欲しいような本なんだよなぁ……。
去年NHKの地上波で放送された「人体 神秘の巨大ネットワーク」のBS版が放送された。
スタジオパートがなくなって同じ50分でも大分出来が違うなぁという印象。
ただ、ナレーションに不要な修飾語が多いという印象。「驚異の」とか「知られざる」とか「衝撃の」とか「驚くべき」といった、無意味に煽り立てる惹句がそこかしこに目立つのがなぁ……。
それでも個人的には地上波版よりこちらの方が遙かに好ましいと思うのだけれども、こちらを地上波で放送できなかった理由って何なんだろう。
「韓国最高裁 新日鉄に4千万円賠償命じる=徴用工訴訟で原告の勝訴確定」と、韓国で日韓基本条約に反する判決が確定したそうで。外務大臣は素早く談話を発表。条約と協定に基づき、韓国の請求は失当であると訴えています。
まあ、普通に条約を読めば「個人請求権は残っている」という主張が条約上は成り立たないのは明確です。
しかし韓国は韓国の憲法の規定を持ち出しており、憲法は国内において条約に優越することから、国内での請求を認めたものとなっています。
さて、憲法に違反するからと言って条約を反故にできるか?というと実は可能です。「条約法に関するウィーン条約」という条約があり、この46条に次のような条文があります。
いずれの国も、条約に拘束されることについての同意が条約を締結する権能に関する国内法の規定に違反して表明されたという事実を、当該同意を無効にする根拠として援用することができない。ただし、違反が明白でありかつ基本的な重要性を有する国内法の規則に係るものである場合は、この限りでない。
面倒くさい条文ですが、基本的な重要性を有する国内法は要は憲法のことで、憲法の規則に違反することが明白な場合は、当該同意(ここでは条約や協定)を無効にする根拠として援用することができるということになります。
別の言い方をすると、韓国は条約の無效を日本に通知しないとおかしなことになります。なにしろ協定で両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、千九百五十一年九月八日にサン・フランシスコ市で署名された日本国との平和条約第四条(a)に規定されたものを含めて、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認
した筈なのですから。「完全かつ最終的」という文言が韓国には通用しないってことなんでしょうが、そんなローカルルールを国体条約に持ち込まれてもね、と。
日本としては条約・協定の遵守か破棄かを迫ることになると思います。
正直、半世紀前に締結された条約を現行憲法に照らし合わせて違憲とするのは気が狂っていると思いますが、違憲だと思うなら締結当時に違憲判断を下すべきだったのですよ。(無理だけど)
「IBM、「RHEL」のRed Hatを約3.8兆円で買収」とか。
クラウドサービスでは出遅れ感のあったIBMですから、これで巻き返しを図るんでしょうかね……?