哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2016年3月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2016年3月1日(火曜日)
 本日より職業訓練スタートなり。
 久しぶりに何時間も座学となると眠たい。
 外が寒い日だったので中の暖房が效かせてあったせいかも。

2016年3月2日(水曜日)
 うーん、やはり世間ではスマホを持っているのが普通、という状態なのか。最低でもケータイを持っていることが前提で世の中の仕組みが整えられてきているというのは、私のような古風な人間には中々に不自由な社会になってきているなぁ。
 便利なのは知ってるけどね。

2016年3月3日(木曜日)
 急に気温が上がって湿度も降下。一日を過ごすと眼鏡にはびっしりと粉が吹いてる……花粉?
 そういえば擦った揉んだしていた北朝鮮への制裁決議がようやく通ったそうで、対抗して北朝鮮は日本海へ短距離ミサイルを撃ち込んだそうな。定例行事というかなんというか。
 そろそろ中朝国境の橋を全部落とせとか言われんのかね。

2016年3月4日(金曜日)
 へえ、辺野古の裁判って国が和解協議に応じるのか……。どういう和解案なのか報じられていないので、コメントし辛いんだけど、まあ、沖縄の人たちの選択だからなー、としか。
 正直、沖縄の人たちが「普天間返還」と「辺野古移転阻止」を両立させようと奮闘努力すればするほど、普天間の返還が遠のいていき、時間と金が浪費されていくだけなんで、どっかで肚括って欲しいんだけどな。
 最後に損益分岐点を割って損切りかけられてからでは遅いんだよ。

2016年3月5日(土曜日)
 国語研の第9回NINJALフォーラム 「ここまで進んだ!ここまで分かった!国立国語研究所の日本語研究」へ行ってきた。
 今回は日本語研究ということで、様々な知見を広く薄くといった風味。それでも大変面白かった。
 個人的には日本語学習者による誤用のコーパスを作ってる、ってのが面白かったな。典型的な誤用を收集することで、日本語学習に活かそうというのは、言われてみれば当然だけど中々やれないことだと思う。
 あと、トリの「安全な誤用」と「危険な正用」という考えは、これは単に日本語の問題というよりは日本社会の問題に近くて、文法的には全く正しいのに、実際の場面で使用するとコミュニケーションに支障を来しかねない、場面問題。日本語を学ぶ時は、場面による言葉の使い分けを身につけるためにも、ロールプレイが重要ですねー。
 労働市場解放をやったら絶対に問題になるな、これ、とか思いながら聞いてた。
 国立研究所時代より、良い感じで研究が進んでいるように感じられた。

2016年3月6日(日曜日)
 雨が降って寒い天候にめげて一日家で暮らす。
 夜、実家に電話をかけて母のセカンド・オピニオンの結果について話す。腫瘍は悪性の疑いが強く、膵頭十二指腸切除術になると。
 大手術やんけ。
 東京の大学病院で手術をする予定なのだが、私も職業訓練を全部キャンセルして待機しようと思ったのだが、それには至らぬと押し問答になってしまった。

2016年3月7日(月曜日)
 朝から風邪の諸症状。頑張って職業訓練には行ったが、頭が回らない。覚えたことがこぼれ落ちていく。これが老化か。

2016年3月8日(火曜日)
 熱は37.7℃まで上がり、職業訓練を休んで医者へ。
 幸いにもインフルチェックは陰性で、咽頭炎とのお達し。抗生物質以下お薬を処方。
 そしてあとは寝て養生。

2016年3月9日(水曜日)
 熱は下がったが、喉は痛いまま。痰には血が混じるが、咽頭から出血してるんだろうなー。
 天気は雨の予報で、予定通り降り始め、このあと冷えるという。
 風邪を悪化させないよう、早く寝てしまうべ。

2016年3月10日(木曜日)
 今日も咳が酷い。喉の痛みは引かない。抗生物質效いてないんかいな……。
 職業訓練でLANケーブルを作る実習。
 何度やっても5番が通電しない……。
「もしかしてこのケーブル断線してんじゃねぇか……?」(あるあるあるある……)

2016年3月11日(金曜日)
 抗生物質は今日までなんだけど、まだ喉は痛いし咳は止まらん。
 こりゃ明日もう一度医者行った方が良いな。

2016年3月12日(土曜日)
 改めて医者へ行って薬を貰ってくる。
 飮むとかなり良い感じで眠くなるようで、服用後ぐっすりと寝てしまった。
 しかるに、喉の調子はあまり良くなった感はない……。

2016年3月13日(日曜日)
 通院のために上京してくる母を東京駅にお出迎え。
 総武線快速に乗り換えるというのに、荷物持ちもなくできるわけなかろう……と言ったのだが、そもそも総武線ホームがどこにあるか知らなかったというオチだった。本当に、出迎えなかったらどうするつもりだったんだろう……。
 錦糸町まで同行して、秋葉原へ戻って訓練に必要なブツを買ったりする。

2016年3月14日(月曜日)
 冬に逆戻りした一日。
 その上雨とか。
 咳は相変わらずで、しんどい。

2016年3月15日(火曜日)
 一部で話題のオフィシャルパチモンが近所のスーパーに入荷していたので記念購入。

 見つけた時には晩飯を食べた後だったので、喫食はまた後日ということで。

2016年3月16日(水曜日)
 昨日手に入れたペヨングを食べてみた。
 うーん。微妙に味が違うかな、とは思うけど、普段からペヤングを食べているわけでもなく、そういうものかと言われたらそこまでかも。
 まあ、小盛り、という意味で悪くないかもしれない。

 職業訓練で割り当てられたルータが10 Base-Tで、うっかりルータ同士をクロスケーブルで繋ぐのを忘れてストレートで繋いじゃって原因究明に数十分を費やす。
 Auto MDI/MDI-XはEthernetの偉大なる発明であり、1GbEにおいて必須とされたことはまったき幸いである。以後速やかに過去の技術が時代の闇に消え去ることを望んで已まない。


2016年3月17日(木曜日)
 やや旧聞になりますが、日立造船が「耐久性と安全性を向上させた全固体リチウムイオン二次電池を開発〜低温から高温まで動作可能かつ長寿命〜」というリリースを出していて、各社が競っていた全個体リチウムイオン電池が遂に登場か、と。
 その後「現実に近づいた夢の次世代バッテリー「全固体電池」を見た!」と続報が出まして、現用のリチウムイオン二次電池とエネルギー密度的には同程度であることが分かりまして、それならすぐにでも応用先が見つかるんじゃないかなぁ。
 先日も航空機へのリチウムイオン電池の持ち込みの規制が厳しくなりましたが、使用条件が酷な用途などにも、全個体リチウムイオン電池は特性上向きますので、航空・宇宙などの酷環境では早期に導入される気がします。あと、船舶ですか。
 問題は価格ですが、航空・宇宙や軍事なら二の次にできますからね。

2016年3月18日(金曜日)
 職業訓練がなぜかTA状態に陥っている……。
 俺だってCISCOのルータを扱うのは初めてなのに……。

2016年3月19日(土曜日)
 イギリスで運行される日立の鉄道車輛が「あずま」と命名された
 写真を見ると確かに車輛側部に「あずま」とか書いてある。なんか不思議な気分。
 まあ、逆の立場では日本の車輛に英文字が書かれていることは不思議でもなんでもないのだが、向こうの人達に取ってひらがなはどのように見えるのやら。
 ただまあ、機械的にはUnicodeの普及によってこのような非ラテン文字の扱いは楽になっているため、ハードルが下がっているという面はあるかと思う。今回のは日本趣味の一種だとは思うのだが…あるいは日本人観光客を呼びこむ目的でもあるのか。

2016年3月20日(日曜日)
 うっかり空腹時にスーパーに買い物に行ってしまって……食べ過ぎじゃ。

2016年3月21日(月曜日)
 振替休日か。
 路面に桜の花が散っていて、え?と思って見上げても、桜の木はまだ蕾。
 咲かずに散ったのか、咲いた途端に散ったのか。満開まではまだ時間がありそう。

2016年3月22日(火曜日)
 職業訓練が終わった後に1時間程授業をしてしまった。
 何やってるんだ……。
 給料貰ってるわけでもないってのに。
「俺を先生と呼ぶな!」

2016年3月23日(水曜日)
 ベルギーでテロか……。
 犠牲者に哀悼を。
 しっかし、ベルギーって欧州における治安問題のウィークポイントになってるよな、完全に。
 どんなに各国が頑張ってもベルギーに大穴が開いていて、ドバドバ漏れてるんだよねぇ。社会の統合が進んだ分だけ、“鎖は一番弱いところから切れる”を地で言っている感。
 どうしてあの国って、武器の密輸とか緩いんだろうか。歴史的経緯だろうか。

2016年3月24日(木曜日)
 寒の戻りで寒い一日。朝、雨も降っていたので傘を持って出たのだが、帰りには止んでいた。
 職業訓練はVLANやってんだけど、CISCOのスイッチってマルチプルVLANできないのね。VLAN間ルーティングとか面倒くさいじゃん、それ……。

2016年3月25日(金曜日)
 「Microsoftの人工知能「Tay」が緊急停止 ネットで人種差別や陰謀論を学んでしまったため」という記事があったんですが、これは人工知能が余程人間臭くなってきたってことだよね。“人並み”というかなんというか。
 別の言い方をすれば、人工知能並みの知性しか持たない人間は珍しくないというか。
 そういやぁ日本のMSも似たようなことをやっていたような……と思って調べてみたら吹いた
 OIJ! OIJ!

2016年3月26日(土曜日)
 コーヒーが切れてたのを思い出して、スーパーのコーヒー棚に行ったら、普段買ってる豆がなかった。さて、コーヒーは嗜好品であるが故に、銘柄の乗り換えが難しい。ハズレを引くとえらいことになるから。
 次の入荷を待つ、という選択もあるわけだが、どうにかして乗り切るという手もある。
 そこで、間に合わせにインスタントコーヒーを買ってみた。昔飮んでいた銘柄だから、と。
 しかし、ドリップに慣れた舌は、インスタントコーヒーを泥水に感じるようになっていた……。
 やっぱ明日、別のスーパーで探そう。

2016年3月27日(日曜日)
 電子書籍を読んでいたら突然「■」(トーフ)が出てきて一体何事かと。
 幸い、前の文字が「薔」で「ばら」とルビが振ってあったので「薔薇」だろうと読めたわけだけど、一体どうなっているのか、とデータをバラしてみたところ、当該字が外字指定になっていて、指定先の画像が黒四角になっていた。
 このデータには色々と疑問があって、なぜ「薇」の字を外字にしているのか、そして外字データ(画像)がなぜ黒四角なのか、と中々に理解し難い。
 とりあえずkindleからコンテンツのエラーの報告はしたのだが、果たして修正されるだろうか。

2016年3月28日(月曜日)
 昨日の電子書籍、最後まで読んだら5〜6箇所が「■」(トーフ)になってた。これはマズイだろ。ちゃんとレポート書いてAmazonに提出した方が良いか……?
 というか、角川の校閲はどうなってるのか。

2016年3月29日(火曜日)
 結局「■」(トーフ)になっていたのは6箇所。全部確認して栞挟んで場所確認して纏めてAmazonのカスタマーサービスに投げてみた。
 「薇」やら「憐」やら「吉」やら、どうにも外字指定してある理由がよく分からん。余程異体字を使いたかったと思われるわけだが、紙の書籍用のデータを単純に流用して電子書籍を作るとどれほど残念な結末を生むか、サンプルとして挙げるにふさわしい代物であることは間違いなかろう。
 果たして何日で返事が返ってくるかな?

2016年3月30日(水曜日)
 昨日まで3日続いた電子書籍の件は、amazonに報告した所、取り敢えず300円のクーポンを賜った。

 朝、後楽園駅で降りると、東京ドームに長蛇の列。というか、入場ゲートへの入場待ちの列?
 一体何のイベントがあるんだろう?と思って職業訓練に向かったのだが、後でクラスメイトに教えられた。ラブライブのイベントだったらしい。
 数日前のプロ野球開幕戦より人いたんじゃねぇか、あれ……。


2016年3月31日(木曜日)
 今朝のラブライバーは昨日に倍する勢いで……駅前にはチケット求むの札掲げてる奴までいるし……。
 昨日は実は前日物販だけで、ファイナルライブは今日明日なのだとか。
 聚合したラブライバー達のせいで、コンビニや飯屋が蹂躙され、危うく昼食難民と化すところであった。
 帰りにドームの横を歩いていたら、ドームから野太い咆哮が響き渡り、女性たちが「やばい、やばいよこれ」とか言い合っていた。
 外国人ラブライバーが慣れない日本で右往左往している様も見えたわけだが、一体どこから集まってきているのか……。

 「WindowsにUbuntuのBashがやってくる」らしい。
 思い起こせば、Windowsを使うにはまずSFUを入れるのが常識だった時代があったわけですが、時を経て、Services for UNIXならぬSubsystem for Linuxが実装されるとは、デヴィッド・カトラーも思ってなかったんじゃないかね。
 Windows NTの基礎設計の良さが光りますねぇ。
 これならWindows 10へのアップデートに挑戦する価値があるかも知れず。