哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2015年6月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2015年6月1日(月曜日)
 ちょっとした行き違いから必要のない出張をしてしまい、無駄足を踏むことに。
 案件自体は重要だったんですけどね!

 改正道交法が施行されて、自転車への罰則が厳しくなったとか。
 基本的には歓迎なんだけど、複雑怪奇な法律だけに、運用にミスが生じないか心配ではある。
 法律を厳密に守ると物理的に走れなくなるからねぇ……。


2015年6月2日(火曜日)
 Windows 10の発売日が7月29日に決まったらしい。
 夏休み中にアップグレードして動作検証で死ねということなのか。

 米惑星協会が先月20日に射上げていたソーラーセイル実証宇宙機「LightSail-A」ですが、22日に通信が途絶しました。原因が、時間とともに増えるテレメトリログファイル(beacon csv)が32MBを超えるとフライトシステムをクラッシュさせるという(既知の)バグが放置されていたためとかいう、どうしようかという話でした。
 再起動すれば動くということでしたが、リセット命令にも応答がなく、何かの拍子に再起動がかかるのを待つという素敵な状況だったようですが、30日に通信を回復。理由はよくわからないけど宇宙機が再起動したらしい。
 それ以後、一日一回リセットをかけながら運用しているらしい。
 このニュースを漁っていて驚いたのは、このLightSail-AがLinux-based Operating Systemで動いていると書かれていたことです。H/Wの方はわかりませんけど、そんなもん宇宙に持ってって大丈夫か?とまず頭に浮かびますが、よくわからない理由で再起動して復帰したり、あまり良い兆候には見えませんなぁ……。


2015年6月3日(水曜日)
 「チョー凶暴!テキサス暴走族の“仁義なき戦い”9人死亡の抗争現場に大量のAK47、過去には対戦車ミサイルも」とかいう記事を読むと、脳内イメージは完全に「北斗の拳」ですな……。
抗争に用意された武器には、殺傷性の高い自動小銃AK−47や、118丁の拳銃、157本のナイフがあった
 出てこないのは拳法だけというかなんというか。

2015年6月4日(木曜日)
 韓国が南沙諸島問題について旗幟を鮮明によせよと米国からせっつかれている
 結局は韓国の問題なので、日本としては韓国に何かを要求する筋合いはないものと思われますが(直接の同盟国でもないし)、米韓同盟を結ぶ米国としては韓国の煮え切らない態度に思うところもある模様。
 かつての盧武鉉政権以来の“バランサー”外交の難しさというか現実逃避具合ってのは病膏肓に入っている様相ですが、経済的にほぼ中国に飮まれた韓国としては、いっそ中国側に付いた方が良いのではないかと思ってしまいます。
 その方が色々と単純になりますしね。
 日本としては南沙諸島は海上輸送路のチョークポイントで、ここの自由航行が維持されることは必要不可欠なのですが、韓国がこれに同調しないというのは不可思議極まりないとは思うのですけれども。

2015年6月5日(金曜日)
 某所でサイネージ端末のお掃除などしつつ、一体どんな汚れた手で触ったんだろ、これ、とか。
 タッチインタフェースってのは直感的なのかもしれないけど、衛生面ではどうなんかなぁとか。医療現場で使うのは避ける程度?
 あと、外周センサの下側に埃が結構積もってた。うむー。
 個人的にはleap motionを下向きに付けて操作するのが良いのではないかとか思った。

2015年6月6日(土曜日)
 クレヨン社新PCセットアップ作業。
 MIDIに苦労させられる。Windows 8からはMIDIマッパーなくなったのね……。
 最終的にはなんとか音を鳴らすところまで辿り着くことに成功。
 しかし、MIDIがサポートされなくなる時代か……。
 現場ではまだかなり使われてるんだけどなぁ。
 あと驚いたことに、WSDとか言ってLAN上にあるプリンタが勝手に利用可能になるのな、こいつら……。きもーい。

2015年6月7日(日曜日)
 白黒の原稿をカラーで読み取ってRGBデータでPDF化したものを有料で販売するってのは、かなり勇気がいることだと私は思うのですが、不思議なことに時々見かけます。どこの販社だとは敢えて申し上げませんが、著者の許諾を貰って電子化から販売まで一貫でやっている某所。
 データの品質があまりにもピンキリなので、正直手を出すのが嫌なんだけど、ここでしか扱っていないものもあり……。
 ちなみに、一度あまりにも酷かったので著者に「これ本当に正規品ですか?」って問い合わせしたら、販売が停止されたことが……。
 著者も最低限、販売されるデータの品質は確認して欲しいと思うのであった。

2015年6月8日(月曜日)
 「東プレ、タイピングの強さで値が変わる“アナログ”キーボード」とかいう記事があり、一部の人が反応しそうだな、とか。入力の強さによって大文字と小文字を自動的に切り替えるとか、趣味的に過ぎる(笑)。
 キーボードがどのくらい高度になりうるか?というのは、結局のところ人間がどの程度タイピングを制御できるかというのと連動していると思うのだけど、ピアノの打鍵を考えると、強弱ってのはある程度付けても運用は可能なのかな。その日の体調とかで狂いが生じたりしそうではあるんだけど。
 まあ、最大の問題は現在のOSが全くそのようなキーボードを想定していないってことでしょうけどね!

2015年6月9日(火曜日)
 医療関係の逃散ネタは色々話題を呼びましたが、今度は医療と教育のコラボで「養護学校で看護師全員が辞職願 「学校側配慮なかった」とのお話。
 他の報道によると、この厳しい叱責とやらをしている保護者は「特定の」保護者だったらしく、いわゆるモンスター・ペアレントと呼ばれるソレであったことを窺わせます。また、本来必要な人員を定足しておらず、現場への過重な負担が現場の崩壊と結果としての児童の教育機会の逸失を齎したものと理解できます。
 最終的に最大の不利益を被ったのは児童生徒なわけですが、なんというかピタゴラ装置のように所定の場所にオチが着いた感があります。ひどいもんですな。

2015年6月10日(水曜日)
 「イラクに民主主義「非現実的だった」 元米国防長官語る……。
 えー、なんと感想を申し上げたら良いものか、胸がいっぱいで言葉が出ません。
 本当に、ええ、本当に……。

2015年6月11日(木曜日)
 業界に激震……。「太陽誘電、光記録メディアから撤退 「収益改善は困難」」。
 三菱化学メディアがアゾの使用をやめて以来、太陽誘電のフタロシアニンを使っていたのですがいよいよ次はどうしようかって状態に。相変化のCD-RWでも使うか……?
 DVDでは初期に事故を起こして以来頑なに-Rではなく+RWを使っていたのですが、こちらもメディアが手に入らなくなりつつあり。まあ、DVDはBDで代替もできるのですが、CDはなぁ……。

2015年6月12日(金曜日)
 「丑の日、ウナギ離れに歯止め? 稚魚高騰も安価で調達済み、店頭価格は値ごろに」というニュースを見て思うんですが、鰻は最早絶滅が危惧されるレベルで個体減少が進んでいる種で、概ねその原因は乱獲で間違いありません。人間が食べ尽くしつつある食料資源なわけですが、そういった視点が殆ど見られず、記事からは、なんというか「残り少ないなら早い者勝ちだ!」みたいな意気込みすら感じさせます。
 本来こういった報道媒体は、持続可能な漁業について考察を深め、読者を啓蒙するのが仕事ではないかと思うわけですが、そのような素振りが一切見えない辺り大層不安になります。
 まあ、もしかしたら野生の鰻が全滅すれば、完全養殖技術を持っている所の勝ちだ!くらいに考えているのかも知れませんが……。

2015年6月13日(土曜日)
 「ジンバブエが自国通貨を廃止、17.5京ドルを5米ドルに交換という衝撃的なニュースが。
 かつて私達に極めて貴重な経済学的体験を齎してくれたジンバブエ・ドルが、この度正式に法定通貨としての役割を終えることになったらしく。2009年から国内では外貨決済が始まっており、貨幣としては既に流通していなかったわけですが、とうとう書類上の存在すらも抹消されることになるとは、葬式鉄のようにその廃止を悼みたいと思わずにはいられません。
 もちろん流通貨幣でなくなったとしても、経済史上に燦然と輝く偉業である事実は搖るがないと固く信じるものであります。

2015年6月14日(日曜日)
 NHKスペシャル「沖縄戦 全記録」は悪くない作品だったなぁ。切り口を小さく限定して、話を発散させなかったのがまとまりの良さをもたらしていた。
 “なぜ”には殆ど斬まず、“いかにして”に拘った作りってのは、この種の番組では珍しい気がする。
 人によっては消化不良気味になるかも知れないけど、これが歴史学的な切り口だと私は思った。

2015年6月15日(月曜日)
 昨日の日経に「番組・本の2次利用しやすく 著作権法改正へ」という記事があって、内容自体はまだ検討中の話なのでスルーするとして、3面に掲載されていた関連コラムに記述のあった「一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構」の話が本当に酷かった。
 そりゃ古い番組なら出演者の行方がわからない場合もあるでしょうが、実際の探し人を見ると21世紀はおろか、2010年代の番組名までちらほら……。
 一体どういう契約形態で番組制作したんだろう? 2010年代ってもう番組のネット配信とか始まってたよねぇ?
 番組の再利用をしやすくする法改正には賛同なんですけど、それとは別に放送局の制作にまつわる問題はありそうだよな……。

2015年6月16日(火曜日)
 「さいとうさん漫画、無断「間引き」され意味不明とかいう記事にツッコミどころが多すぎて……。
 なんといっても大がかりな省略は、著作権者の了解を受けなければならなかった。というリイド社の言い分ですかね。
 著者には同一性保持権というものがありまして、読んで字の通り、作品の改変を受けない権利があります。
第二十条  著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
 本件はまさしくこの同一性保持権侵害事案であって、同一性保持権が著作者人格権に属することを考えると、問題は著作権者ではなく著作者に関わります。大規模であろうがなかろうが著作物の同一性を損なう行為は著者の権利侵害となり得るし、またその対象は“著作権者”ではなく“著作者”である、という二重の過誤をリイド社は犯していることになります。
 リイド社Webサイト上のお詫び文も、なんというか再編集自体は認められるような書きっぷりでして、もしかして自分たちには再編集権があるのだと思っている可能性もないではないのですが、リイド社はかつては確かに「さいとう・プロダクション出版事業部」でしたが、とっくの昔に別会社になってるんですから筋は通すべきだと思うのですよね。
 さいとう・たかをの親族企業ってこともあって、なあなあのずぶずぶだったんだろうな、とは推測できるのですが。

2015年6月17日(水曜日)
 「鶏ユッケで33人食中毒、加熱が不十分か」って、豚が禁止されたから鷄かよ……。
 鹿児島と大分の一部では鳥刺しの風習があるのはよく知られていますが、一方で鳥刺しを提供する店には厳しい衛生基準課せられています。それでも食中毒は起きています。
 もとより鳥獣の肉を生食するのはリスクが大きく、個人の責任の範囲内で食べるのならばともかく、飲食店において提供すべきものであるとは思えません。
 この風潮がこの先も続くようなら、次は鳥刺しが規制されることになるでしょうな。
 なんかそのうち元半導体工場で文字通りの無菌状態で飼育した豚とか鷄とかの飼育に電機大手が乗り出したりしそうだな(苦笑)。
2015年6月18日(木曜日)
 テストでは上手く動いていた機材が本番になると動かなくなるのはなぜなんだろうな……。

2015年6月19日(金曜日)
 一日で五反田と本郷を二往復するのは色々としんどい。
 しかも雨の日に。
 荷物を抱えて。
 家に帰り着いた頃には、なんか熱っぽい感じだった。

2015年6月20日(土曜日)
 あちこち動きまわってお疲れの土曜日。
 かなり歩いたなぁ……。
 飯田橋から印刷博物館までとか。

2015年6月21日(日曜日)
 某クレヨン社でマシン移行作業の延長戦。
 大体にしてやね、チュートリアルに従って素人さんがアカウント作ったら漢字でユーザフォルダ作るOSとか、作った奴らの脳かっ捌いて電極挿し込みたいわ。
 さらにユーザフォルダ名が非ASCIIだと動かないアプリ作る阿呆とかな、お前一体何時の時代に生きとるんよ?って小一時間ほど説教したい。日本語で。
 挙句にユーザフォルダを別ドライブに移動させていると、設定ファイルのあるユーザフォルダをデフォルト値決め打ちでアクセスしに行って起動プロセスが止まるとかさ、神経疑うわな。CSIDLの解説百万遍読めとか。

2015年6月22日(月曜日)
 一日曇り空だけど晴れ間が出るでしょう、なんて天気予報を見て家の玄関扉を開けたら雨が降っていた。

 そういえば某keyboardioがいよいよKickstarterで資金集めの運びとか。
 この種のキーボードって、最後はどうやってOSに必要とされるキーを押しこむか、みたいな話になりがちで、ご多分に漏れずModel 01も色々大変だったご様子。
 ともあれ、ここまでたどり着いたことは評価に値するでしょう。
 底なしの泥沼にようこそ!


2015年6月23日(火曜日)
 えー、先日米国サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で白人の青年が銃を乱射したなんて事件があったのですが、その事件に関連して「州知事、南軍旗の撤去要求 教会乱射、白人優位の象徴とかいうニュースが聞こえてきました。
 南北戦争が何を要因としていたかについては、奴隷解放政策の是非が中心であったというのが定説なわけですが、個人的には雑過ぎる嫌いがあるな、とも思っています。細かい話をしだすと、Wikipediaに長大な項目が立つ程の複雑さなのですが、単純に黒人解放を善として奴隷解放が推し進められたわけではない、というのは押さえておくべき点であると思います。
 そんな単純な話なら、公民権運動が100年後の1960年代に起こるはずもない。
 さらに言えば、南北戦争は「連邦政府が州の意に沿わぬ政策を押し付けてきた時に、各州はアメリカ合衆国から自主的に離脱可能か?」という問題も孕んでおり、それ故に南軍旗が示すものは複雑で重いわけです。(抵抗の内容はともかく)
 というわけでして、私個人としては「ナチが憎けりゃ卍まで憎い」の類ではないかと思うわけですが、米国市民の皆様におかれましては、南軍旗掲揚の自由のために銃を持って立ち上がって頂く展開を期待しております。

2015年6月24日(水曜日)
 驚きの調査結果。
 twitterを使って誘導したアンケートで「インターネットを利用したことがない」と答える人が1/4もいるというのは、ネタ回答でないとすると、なかなか由々しき事態ではないかという気がしますね。もちろん、これは質問紙調査としての形式すら整っていない誘導質問の類ではあるのですが……しかし、一定程度、このような回答をするであろう人が存在することを窺わせます。
 つまり「インターネット利用時の注意事項」などを説明された際に「twitterはインターネットじゃないから大丈夫」みたいな理解をする人がいることを示唆しているわけで、一部の人達は頭が痛いでしょうな……。

2015年6月25日(木曜日)
 ウルトラ駅長たまが薨去の由、世界中から哀悼の意が捧げられている模様。
 なお、28日に和歌山電鐵による社葬が営まれるらしい。
 まあ、彼の猫の齎した経済効果を考えれば、社葬の果てに神社の一つも建てねばなるまいが、今後は「たま祭り」でも作って毎年人を呼びこむなどの方策になるんだろうかねぇ?

2015年6月26日(金曜日)
 先日の南軍旗騒動が收まらぬ中、米国の大手小売が南軍旗の取扱を止める事態へと進行。さらにはAppleがApple Storeから南軍旗を使ったアプリを排除という方向に話は転がっております。
 もちろん店側に売る売らないを決める自由はあるのですが、この場合、一度審査を通って販売していたアプリケーションを後付の理由で一方的に排除するなどは、独占的地位の濫用になるのではないかと疑わしいところ。しかも「南軍旗を使っている」という理由だけで、どのように使用されているかは考えなかったらしく、単に南北戦争を扱ったアプリも削除の対象となったとか(のちにポリシーが一部変更されて、配布再開されたものもあるようですが)。
 事件そのものを支持するものでは全くありませんが、どうせ販売中止にするなら銃器の販売をやめりゃ良いのにとは思いますな。

2015年6月27日(土曜日)
 休出したら珍しく誰もいなかった。
 ぼちぼち仕事して帰る。
 某打ち合わせの後に本読んでたら時間を忘れてしまった。
2015年6月28日(日曜日)
 欧州連合はギリシャのケツを持たないことを決定
 ギリシャ経済が、なんというか、リットル単位の輸血で辛うじて命を繋いでいるような状態だったにも拘らず、患者自身に体質改善の意欲なしと看做され、この度の手仕舞いとなった模様。
 支援打ち切りは正直下策だとは思うんですが、これまでの流れからすると、どうにもこうにもギリシャには同情の余地がなく、EU側の堪忍袋の緒が切れるのもむべなるかなと言ったところ。
 個人的な興味としては、「ギリシャのユーロ」をどうやって分離して処理するのか、その技術的問題です。統合通貨に参加するのは比較的簡単でしょうが、そこから一地域を分離して資本的に隔離するのは難しい気がしますね。

2015年6月29日(月曜日)
 「セルビア首都にサラエボ事件暗殺者の銅像」というニュース。実は昨年にもサラエボにガヴリロ・プリンツィプの銅像が立って話題になっていたのですが、あまり良くない兆候のような気がします。
 言うまでもなく、サラエボ事件の主犯であってボスニア・ヘルツェコビナのオーストリア・ハンガリー二重帝国からの離脱とセルビア王国への帰属を求めるセルビア民族運動の活動家だったわけですが、ではその結果セルビア王国がどうなったかというと国破れて山河ありになってしまったわけで、セルビア民族主義な人達がユーゴスラビアに対してどんな気持ちを持っていた知りませんが、あまり好ましい結果を招いたとは言えないのではないでしょうか。
 勿論、サラエボ事件をきっかけとして発生した第一次世界大戦については言うに及ばず、非常に多くの人々を苦しめたわけで、自身の思想信条はともかくとして、他国から理解されるかというと難しいのではないかと思いますね。
 尤も、日本の隣にも、隣国の元首相を撃ち殺して結果として国を滅ぼしたテロリストを愛国者として祭り上げている国がありますので、歴史の評価というのは主観に偏りがちではあるのですが。

2015年6月30日(火曜日)
 東海道新幹線でガソリン放火自殺事件が発生し二人死亡とか。
 第一報では下り新幹線の1号車で火災発生、煙が…という話だったので、1号車は通常モータもインバータもない付随車なので一体何が燃えたのか? 油でも撒いて火を付けたのか?などと思っていたら、本当に放火だったという……。
 基本的に手荷物検査などやっていない(やれっこない)鉄道の話なので、このような悪意ある破壊行動に対しては脆弱なのですが、難燃化対策の成果か、延焼には至らず、被害の拡大が防がれたのは不幸中の幸いでありました。
 ただ、本州東西交通の要衝が数時間に亙って痲痹したことから、交通網への影響は大きく、やはりかつての計画の通り、東海道新幹線が東南海地震によって寸断された時のバイパスラインとしての北陸新幹線は、可能な限り新大阪までフル規格で通すべきなのではないかと感じました。