哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2015年5月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2015年5月1日(金曜日)
 午前中に最後の作業として古い古いPCをネットワークカメラ監視用PCに仕立て上げることであった……。
 遅いよ画面が狭いよ……。
 安いタブレットを買ってきた方が数倍良い気がするのだが、親父殿は旧PCを丹精に手入れして使うのが好きな人なのだ。

 午前中でなんとか作業を終えて、黒部宇奈月温泉駅からはくたかで帰る。
 それにしても空いている。
 富山県内での報道では新幹線が開通して観光客ががっぽがっぽみたいな報道がなされていたわけだが、その一方で新幹線の指定席が前日に余裕で買える事態は平仄が合っていないのではないかと思うな。
 実際に乗ってみると、乗車率はそれほど高くない。空気輸送というほどではないが……。
 元々シートピッチがゆったりしているので、乗り心地は良いんだがね。上越新幹線のMAXの6列シートみたいなのとくらべてはいけないけども。


2015年5月2日(土曜日)
 2日休んだので、休日ながらも職場に行って溜まってた仕事を片付けてくる。
 驚くべきことに、オフィスに誰もいなかった。そんなバカな。
 まあ、帰る頃には他に人いたんですけどね。

2015年5月3日(日曜日)
 一日読書して過ごす……というか、青空文庫のマークアップに慣れてきている今日このごろが怖い。
 気に入らない所をマークアップを直して再度.mobiに変換して…ということを何度も何度も繰り返す。
 そういえば以前から思ってたんだけど、kindleにあるエラー報告機能って、これダミーだよね? オフライン状態でもエラー報告を出せる辺り、読者を舐めてるのかと思うよな。

2015年5月4日(月曜日)
 昨日が憲法記念日だった関係か、電波ゆんゆんなニュースが多かった印象。
 私のような平和主義者にはよく分からない理由で、護憲を叫ぶ人たちの過激な攻撃性が際立っているように思われるわけだが、宗教戦争の尽きぬわけを体現しているのかも知れず。
 ちなみに私は、憲法なんて社会や技術の進歩に合わせて適当に変えていくもんだろう、くらいの感覚なので、不磨の大典とかあり得へんがな、と思いますけどね。
 スイスほど頻繁に憲法を改正するのもどうかとは思いますが、四半世紀に一回くらい見直しても良いと思いますよ。

2015年5月5日(火曜日)
 コミティア。

2015年5月6日(水曜日)
 ベラルーシでニート罰金法なる珍法が成立したとかなんとか
 えーと、なんと言いますか、「失業したら犯罪」とか実にソビエトでして、時代が時代なら秘密警察によってシベリアへ連れて行かれて強制労働で営林業に従事することになりそうな感じです。そういえば北朝鮮では就労しないのは犯罪で、矯正施設や炭鉱での労働が手配されるとか聞いた憶えが。
 共産主義では人民には等しく労働の義務と権利が保証されています。
 本当にスバラシイですね。
 偉大なる書記長同志の嚮導の下、赤い旗は人民を幸せにします。
 私個人は自由資本主義な日本で不幸せになる自由を満喫したいと思いますけども。

2015年5月7日(木曜日)
 「米 日本にオスプレイ17機売却へ」と自衛隊のオスプレイ配備がいよいよ迫ってきている模様。
 個人的には、V-22よりCH-47増備の方が良い気がしているのですが、自衛隊の専門家達は必要だと考えたんでしょうね。
 V-22は速度と進出距離に優れる一方で、搭載量と価格で見劣りがします。日本国内に限れば、国内各地に駐屯地が散在しますから、進出距離はさほどのメリットにはならないと思ったのですが、どうも違うようです。中央の即応集団を有事に長駆進出させるとかいう使い方を考えているんでしょうね。
 まあ、後は海外派遣でしょうか……。
 V-22に狂的に反対しておられる個人・団体も見られる昨今ですので、彼らにとっては抗議する対象が増えて喜ばしいのかもしれませんが。
2015年5月8日(金曜日)
 久しぶりに本屋で、シリーズ物の最終巻を買ってくる。電子化が遅いシリーズなので、取り敢えず紙で買ってるやつ。
 正直なところ、同日発売だったら電子書籍に切り替えるのになぁ、と思ってはいるのだけど。
 電子書籍化が速いとこと遅いところがあるのは分かるんだけど、同じ出版社でも部門によって違ってたりするというのは、やはり社としての統一的な方針に欠けているということなのだろうか。
 単純に電子化のための人的リソースが不足しているために、売上が見込めるところからやってるというだけか。
 それにしても、Webメディアとの連携を掲げて講談社の子会社として発足した星海社や、ネット小説の出版で躍進したアルファポリスが全く電子書籍を出していないというのは、実に興味深いところである。

2015年5月9日(土曜日)
 「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の劇場版を観てきたのですが……よくもまあ、企画が通ったな、これ、って感じ。よく訓練された押井マニアしか観に行かねぇんじゃね?
 有り体に言ってつまんなかった。ここまでの短編(?)の方が適当に力が拔けてて良かったけど、これはなー……。

2015年5月10日(日曜日)
 クレヨン社の新PC導入計画。
 悩ましいのはWindows 10。10を待つか、7を導入するか……。非常に微妙過ぎるタイミング。
 7月だと思うんだけど、発売日が確定してないのも悩ましい。
 もちろん8/8.1を導入するという選択肢も理論上は存在するが、現実的ではあるまい。

2015年5月11日(月曜日)
 スペインにて9日、エアバスA400M輸送機が墜落したとのこと。亡くなった乗員にお悔やみを。重症を負われた乗員の早期回復を祈る。
 Flightraderによる航跡は以下の様なもの。

 トラブル発生からほぼ一直線に高度を失って墜落している。墜落前に非常事態の宣告があったということなので、何らかのトラブルが発生したのだろうが、何分あまり見ない墜ち方ではある。パイロットが回復動作をした印象が航跡から見つからないということは、逆を言えばあらゆる操作を受け付けないような状態で墜ちたのではないかと思われるところであり、かなり嫌らしい。
 国際共同開発の常として、参加各国の様々な要求が積み上げられた結果、要求仕様が幕の内弁当化し、おまけにエンジンまでもが新規開発。見事な炎上案件と思われていた所、期待を裏切らずに開発は難航。遅延、費用超過、性能未達成等々の問題を抱えております。
 当初予定された性能を満たしていないとして受領拒否を喰らったりしている機体なので、これで墜落ということになると、エアバスへの打撃は一方ならぬものと推察されます。もっとも、事故原因の究明はこれからですので、単なる製造ミスという結論が出るかも知れません。
 今後の展開を注視して行きたい所です。

2015年5月12日(火曜日)
 颱風が近づいているというので傘を持って出勤。帰りには大分雲行きが怪しくなっていたが、なんとか降り出す前に帰ってこれた。
 どうやら颱風は温帯低気圧に変わったらしい。
 考えてみると、5月に颱風が来るってのも珍しいな……。

2015年5月13日(水曜日)
 颱風一過で気温が急上昇。夏日に。

 Blu-ray Discの後継規格、「Ultra HD Blu-ray」の規格策定作業が終了したとか
 とは言え、全く新しいディスクメディアではなくて、BDXLを流用した物理規格の上に新しいアプリケーションフォーマットを載っけた感じです。
 まあ、エンコーダとしてHEVC/H.265とか色深度10bitとか、今ある高画質技術を全部盛り込んでみました的規格ですかね。そういう意味ではあまり未来的ではなく。

 Firefox 38でrubyタグサポート。
 chromeとfirefoxでサポートされたなら、使ってみても良いかなぁ。あ、でもHTML5だっけ。


2015年5月14日(木曜日)
 なんかアフリカのブルンジでクーデターが起きたとの情報と、クーデターは失敗したとの情報が。
 何分地の果てみたいなところで情報が少ない。
 原因は大統領の選挙出馬表明にあるようですが、単純にそれだけじゃないだろうなぁとは思う。民衆から支持されていれば終身大統領だって夢じゃないのが民主主義である。
 果たしてこの後、ちゃんと情報入ってくるのかね?

2015年5月15日(金曜日)
 夜間作業のため、一旦帰宅して仮眠を取って池袋へ。
 うーん。
 やはりああいうところに設置するサイネージ端末はファンレスじゃないと怖いよな。

2015年5月16日(土曜日)
 昨日買いそびれた本を買いにお出かけ。電子書籍に手を出していない出版社の本なので、紙で購入しないといけないのだ。
 別に悪いことじゃないんだが。
 「電子書籍化されない」ことが事前にわかるってのも、それはそれでアリだと思うので。
 最近よく見かけるのは、昔昔のソノラマ文庫が全然別の電子書籍専門レーベルで復刊してる例だなぁ。あれはちょっと探しにくいのが難点なんだ……。

2015年5月17日(日曜日)
 なんか大阪都構想の住民投票の日だったようで。
 事前の報道では賛否拮抗という話だったけど、どうやら否決っぽい。
 東京都の特別区って、歴史的経緯はともかくとして、現状ただの市と変わらないので、大阪府と大阪市を合併させても、かつての東京府と東京市の合併ほどの效果はあるまい、とは思っていた。
 正直、所詮大阪の話なので私個人としてはどちらでも良かったのだけど、これで政治家が一人退場するのであれば、それについては喜ばしいと言っておきたい。

2015年5月18日(月曜日)
 なんかハワイでオスプレイが不時着して死者が出たとかで、朝から吹け上がっている人達が。
 こう言っては何だけど、飛行機事故にしろ船舶事故にしろ、原因を究明して対策を検討して…という手順をすっ飛ばして感情の赴くままに反対運動をされる方々ってのは、知性に著しい問題を抱えているように見えるわけですが、何分馬鹿は犯罪ではないので取り締まるわけにもゆかず。
 ここ2年ほど事故を起こしてなかったんですが、そういう面で言えばこの半年で3機も落ちてるA320はどうするのかとか……。最近だとF/A-18Fも墜ちたんですが、日本では殆ど報道されませんでしたしねぇ。
 人間、こうやって見たいものしか見ない生活をするようになるんですね。

2015年5月19日(火曜日)
 「中国とタイ、マラッカ海峡回避するため運河を建設へ、メディア「米国の封鎖を破る」」と、中国がクラ地峡開削に手を着けるとの報道。先年にはニカラグア運河の建設も始めていて、中国の“既存覇権への挑戦”が留まるところを知らない感じ。
 次はスエズの代わりの運河でも掘りそうですな。
 シーレーン上にチョークポイントがあったときに、これを独占するとか独占を打破するとかの考えって超絶20世紀前半的思考で、結局第二次大戦後の殖民地独立やらスエズ動乱やらパナマ返還だのと、海上輸送の重要拠点については列強の単独支配は終わりを告げ、今や自由経済に基づく国際協調に則した管理が行われている。
 つまり、自由貿易を奉じて国際協調に努めていれば、チョークポイントを締め上げられる可能性は低いわけですが……。
 中国は少なからずそういった“弱点”を持つことを厭うているんでしょうなぁ。
 個人的にはクラ地峡もニカラグア運河も、それ自体に反対するわけではないのですけれども、その建設理由が覇権国家として振る舞うため、というのでは非常に困りますね。
 この世界に我儘な覇権国家は必要ないんですよ……。

2015年5月20日(水曜日)
 東大から「世界初 ワイヤレスで電力伝送する『ワイヤレスインホイールモータ』搭載車の走行に成功」というプレスリリースが出ていて、一体これはどういう技術なのか、と。
 いや、わかりますよ、メカニズムは。しかし、これの利点がどれほど大きいのか今ひとつ摑めなくて……。
 ハブ側の、つまり、バネ下重量は軽減したほうが良いと言われているところなので、そもそも重くなるIWMでは重量を軽減する方向で技術を進めるのが常道だと思うのですが、これは思いっきり増やしてますからねぇ……。
 あー、でもハブリダクション車が好まれるような用途なら、悪路走破目的で、ケーブルやシャフトが無くなるのはメリットかも……。
 IWMの可能性追及としてはありだと思うけど、ケーブル損傷リスクってそこまで大きいのだろうか?

2015年5月21日(木曜日)
 えーと、何やら沖縄県知事が沖縄独立に言及したとかなんとか
 それを受けたものでもないんでしょうが、togetterに「【独立か】独立した後の沖縄【帰属か】」というまとめがありまして、皆様辛いこと辛いこと。夢見るくらい良いじゃない、って言ってあげたくなりますね。寝言は寝て言ってる分には無罪なんだよ!(意味不明)
 ともあれ、沖縄の「独立するぞ」という主張がブラフにもならないというのは衆目の一致するところですが、独立したら失敗国家へ一直線な土留色の未来図しか描く者がいないというのは実に示唆的であります。
 いやまあ、よっぽど楽天的な人間でないと薔薇色の未来図なんて描けないでしょうけども……。

2015年5月22日(金曜日)
 中国が絶賛埋立て中の南沙諸島の岩礁について、これを偵察飛行した米軍のビデオが公表された由。

 P-8ポセイドンの中って初めて見たけど、やはり旅客機(B737)ベースだけあって、居住性は良さそうだなー。
 米軍は「次は12海里以内を飛ぶ」とかぶち上げてるそーで、なかなか世界は緊張感の度を高めております。
 でも中国引っ込むかなぁ? その辺が非常に不安なんだよね。
 それにしても酷い環境破壊だ。

2015年5月23日(土曜日)
 中国から「中国版キラキラネーム?「自由な名づけの権利を」と訴えた両親に賛否両論—山東省済南市」というDQNネームの話題。
 中国の戸籍制度における氏名の登録がどうなっているのか判らないのですが、確か昔、一人っ子政策の関係で子供の苗字を両親から一字ずつ貰った複姓(双姓)にすることを認めるとかいう動きがあった筈ですが、本件については親とは何の関係もない4字の名前を申請して却下されたというもの。
 北雁雲依(きたかりくもい?)というなんとなく日本風漂う名前を何故付けようと思ったのかは親の脳内を探索してみないことには分かりませんが、中文のニュースを見た範囲では、法的には却下が妥当っぽい感じではあります。
 ただまあ、中国にはどうも、18歳以上の公民は一回改名できるという権利があるらしく、第2ラウンドの予感はひしひしと漂うところではあります。

2015年5月24日(日曜日)
 ノーベル賞受賞前にはチャリティマラソンに出場するなどして研究資金を集めていた山中教授ですが、「iPS細胞研究所の9割有期雇用 山中教授「民間企業ならすごいブラック企業。何とかしないと」 奈良で講演」と、ノーベル賞を取ってもあまり状況が改善されていない様子が。
 日本の研究開発基盤が痩せ細っているのは、関係者一同感じざる所にあらざる問題であると思料致しますが、何分政治の問題であり、引いては政治を御する“民意”の問題でもあります。
 昼のバラエティ番組などを眺めていると、この時間にもう少し教養を高めるような番組を流せば良いのにと感じるところしきりです。研究などは投資の一種ですから、無数の失敗と一握りの成功が生まれるのは仕方ないんです。
 無論不正は罰せられるべきですが、不正を防ぐために健全な研究環境が阻害されることは避けねばなりません。雑草を忌避して牧場を荒野にしてはいけないわけです。

2015年5月26日(火曜日)
 昨夜結石の発作が起きて、今日は病院へ。
 相変わらずといえば相変わらずの状態なわけですが、術後暫く快調だっただけに……。

 先日の米国のメッセージに対して、予想通りの反応が中国側から。国防白書もいい具合にはっちゃけているご様子
 一種のチキンレースなんで、先にブレーキを踏んだほうが負けなわけですが、同時に本気でぶっ千切っちゃっても負け、というどうにもならない状態です。
 戦争はしたくないけど、これ以上中国をのさばらせてもいけない。歴史的にはミュンヘンですよねー。
 主に米国の根性が試されているわけですが、はてさて。


2015年5月27日(水曜日)
 「豚肉の生食禁止が決定=牛レバ刺し規制で代用増−違反に刑事罰・厚労省とかいう、なんとも常軌を逸しているニュース。牛の生食が禁止されたから豚を出すとか、気が狂ってるとか。
 動物の肉の生食は元々推奨されませんが、特に豚はどれほど飼育に注意しても病原菌・ウィルスを排除することが難しく、生食可能な肉を提供することは困難です。現在一般に流通しているSPFはそもそも無菌ではありませんし、生産者からして生食を推奨していません。言うまでもなくこれは鮮度の問題ではなく、元々生食できるような品質ではないし、想定もしていないということですね。
 とまれ豚肉は火を通して食べろというのは当たり前の話で、牛生肉が食えないなら豚を食おう、で済まされる問題では無いわけです。
 結局法規制ということになってしまったのですが、個人的にはこのような物事を法で規制するのは、あまり良いことだとは思っていません。本来これは教育の敗北であり、このような規制が次々と打ち立てられることは、最終的に国民を愚民とするのではないかとの虞を拭えないからです。

 これも教育の敗北ネタなんですが、「「キケン! 水濡れ充電」 携帯各社、充電時の事故防止をロゴで啓発」とか、小学校からやり直せ的なネタ。むしろこんなことする奴はダーウィン賞にノミネートされた方が世のため人のためではないのか。


2015年5月28日(木曜日)
 「グルジアはジョージアが正しい? 国名呼称の不思議」とかいう記事があって、アラブ諸国や発展途上国などは、エクソニムを使用されることは当該国の人々にとって不愉快きわまりないので早急に解消すべきだと主張しているとかいう主張を聞いてげんなりする。エクソニムは気に食わないという意見は分からなくもないが、じゃあお前は他国のエンドニムを正確に発音できるのかよ?という話に帰結してしまうのですよね。
 昔ちょっと書きましたが、物事には限度があるというか、無理なものは無理というか、そりゃぁ相手国の言語を勉強して正確に発音できるのが理想でしょうが、少なくとも私にはできそうにはありません。出来る人もいるでしょうが、まあ、かなりの特殊事例ででしょう。
 恐らくエクソニム否定派の皆様は、IPAが書かれていたらその通り発音できるくらい音声学に通暁しているものと思われますが、できればそのような能力は限られた一部の人の特殊技能であると理解して欲しいものです。

2015年5月29日(金曜日)
 「週刊誌1ページ目などに謝罪広告命じる判決という、なかなか類例のない判決が出た模様。過去にも訂正記事を載せろとか謝罪を載せろといった判決が出たことはあるのですが、それを1年間続けろ、というのはちょっと記憶にありません。文藝春秋側が控訴したようなので判決はあくまで参考なのですが、メディア側に非常に重い判決であると感じます。
 近年、「嘘をつくのは低コスト、嘘を検証するのは高コスト」と指摘されているところで、新聞や週刊誌、ネット媒体などのトコロテン式メディアにおいては、情報の鮮度が非常に短いことから書き逃げがコスト的に有利という状態が続いていただけに、この非対称性に踏み込んだ判決だったのではないでしょうか。
 上級審で維持されるかどうかは不明ですが。

2015年5月30日(土曜日)
 NHK技研の一般公開へ。

 夜に地震があり、自宅にて書籍流が多数発生。体感的には震度5弱だった。公式には北区は震度4だったけど。
 本棚から本が落ち、色んなモノが散らばったのを片付けているうちに石の発作が起きて酷い目に……。


2015年5月31日(日曜日)
 已むなくロキソニンに手を出す。
 痛みを堪えている時間って、何もできないわけで、マジで時間の無駄だよな……。作業がいろいろ積み上がってるのに。

 昼間クソ暑いと思っていたら真夏日だったらしい。
 まだ5月なんだぜ……。