土曜日、ROBODEXの帰り、横浜で一度降りて実験中のLED歩行者用信号機を観察した。遠くから見ても、現用の歩行者用信号機との違いは歴然で、単色光の鮮やかさが心に残った。
日曜日のWXIIIについては、「なぜこの作品は“パトレイバー”でなければならなかったのか」という疑問が、未だに解けない。作品としては、前作に遙かに及ばないと思う。
土曜日の夜にうちに泊まった某デンパ大阪だが、最近あさりよしとおに興味を示していたので、とりあえず基本だから「ラジヲマン」を読ませた。
なにやら奇怪な音を立てて笑い転げていた。
ついでなのでそのまま某来た挑戦のビデオを見せる。隨分昔のビデオなのだが、某国のテレビ番組が收録されているもの。なかなかまとめて見る機会がないものだが、なんか「自分に子供ができたら留学させたい」などと言っていた。
某来た挑戦関係といえば、拉致疑惑に関して駄目人外画伯が日記で「アメリカならどうするか」なんて書いてたけど、私に言わせると、相手がアメリカだったらそもそも拉致なんてしないって(笑)。相手が日本だからやった、やれた、でしょうね。イギリスでも二の足を踏みますな。
日本なら絶対に強気で外交してくることはないし、間違っても軍事的な報復攻撃なんてことはない……と、完全に舐められているからこそこういう事態になってるわけで。
これが「軍事力がないと解決できない問題」って奴です。(軍事力だけで解決できる問題でもないが、とにかくまず前提として軍事力がないと話にならない)
さて、某地方自治体ではアニメで村興し…じゃなくて殖産興業(笑)を狙っているそうで、また国政レベルでも「知的財産立国」とかいう妄言発言がまかり通る御時世ですが、経済産業省が「アニメーション製作に関する標準契約書案」なんてものをレビューに付していたりします。これはあくまでテレビ局と製作会社だけの契約で、製作会社と下請けや原作者、デザイナーなどとの契約はまた別途、ということですな。最近、こじれて放送中止なんてのもありましたからねぇ、そっちの方もそれなりに手厚く保護せんとあきませんな、これをやるなら。
じゅりちゃんの所で紹介されていた「おたく度チェック」をやってみる。
S.B.さんお疲れ様でした。あなたの総合おたくパワーは431パワー です! 詳細は次の通りになっています。 グラフ 結果値 (単位:パワー ) マニア度 67パワー 危險度 98パワー 萌え度 45パワー 煩悩度 52パワー さわやか度 9パワー 迷惑度 102パワー 潜在能力 58パワー あなたのマニア度は67パワー 。普通のマニア度です。 あなたは知らず知らずのうちに何かのマニアになってしまうかもしれません。 しかし、人間何かに関心を持つのは非常に良い事。 この程度のマニア度は丁度良いのかも。 あなたの危險度は98パワー !高いレベルの危險性を秘めています。 社会に不満はありませんか?友人に不満はありませんか?親に不満はありませんか?もしあったとしても、思うが儘に行動にうつすのではなく少し考えましょう。 それがあなたにとって一番幸せな選択でしょう。 あなたの萌え度は45パワー 。全然萌えていません。 あなたはおそらく「もえるって書いてみて」と言われれば「燃える」と書き、「萌える」なんて言葉は思いつきもしないでしょう。そのような生活をおくっている人にとっては知らない方がいい言葉かもしれません。 あなたは十分正常ですから。 あなたのさわやか度は9パワー です。さわやかとはちょっと縁遠いかも。 知らないうちにファッション等、人目を気にしなくなっているのでは? もちろん、外見なんて自分が気にしなければいいのです。人間は中身! しかし、外身を気にするのもたまにはいいかと思いますよ。 迷惑度102パワー !これは高い数値です。 あなたの行動は、知らず知らずのうちに他人を不快にしています。 自分を見つめなおして下さい。そして周りもよく見てください。 自分の事だけを考え、自分だけが楽しければいいという考えを捨て、もっと常識を持ちましょう。 それが嫌ならば止めはしませんが・・・。 あなたの煩悩度は52パワー 。一般人レベルです。 人間が生きていく上で、煩悩や欲はある程度必要なものなのでこれくらいは丁度良いでしょう。オタクとしては少ないかも? あなたの潜在能力は58パワー 。一般人レベルです。 あなたのオタクとしての潜在能力はほぼ普通の人と同じです。 これからの生活次第でどうとでもなるでしょう。 オタクになるかそうでないかはあなた次第。さぁ、どうしますか? |
政局いよいよ混迷の度を深め……って、国内もそうですけど、ヱルサレムの方はもっと酷いね……。はあ。
昨日のNHKのクローズアップ現代で、インド洋に派遣された海自のルポをやっていた。「戦鬪区域外」でテロの脅威と日々対面し続けていた自衛官の疲弊ぶりと、日本から視察にやってきた司令官の安穏とした発言が対照的だった。
以前見た、アフリカはゴラン高原に派遣された陸自部隊の隊長のインタビューもそうだったのだが、現場の緊張感と、後方(内地)の認識のズレが、非常に大きい。フィードバックとか、ちゃんとやっているのだろうか。知らず知らずのうちに、上層部は、現場に対し「死ね」と命令してはいないだろうか?
現場で人が死んでから、あるいは状況が挽回不可な状態まで悪化してから、認識の甘さを悔いても遅いと思う。
そういう意味では、みずほ銀行の仕儀もお粗末に尽きる。こうなることは、わかっていたのではないか? 中止、あるいは延期という決斷をしたくないがために、実現可能性すら検討しないままにスケジュールだけ先行させたのではないか?
実現可能性を正当に判斷しないまま裁可を下し、実行に移した責任はきちんととらなあかんと思う。
ところで、坂村先生からNortiaのスペルについて質問があったんですよ。
「NortiaとNortiaeってなってるのと両方あるけど、どっちが正しいの?」
って。
「Ordo Nortiae」ってのは、“Nortia Order”のラテン語表記で、Nortiaeとなっているのは単にNortiaが属格になっているだけなんですよ(正確には単数属格。変化は第一変化ね)。英語的にいうならば、「Iがmyに変化してても同じ名詞でしょ」って話です。ラテン語では単数主格を名詞の代表形とするので「Nortia」なんですね。
この程度は一般教養だろう、ということで工作者とは意見の一致を見ました。
一般教養と言えば、坂村先生の新刊「21世紀の日本の情報戦略」(岩波書店)に「巧言令色、少なし仁」(p149)なんて書いてあって、恥ずかしいなぁ、もう、とか思いましたね。「巧言令色、鮮なし仁」ですよ。原文は「巧言令色、鮮矣仁」で出典は論語。
まあ、漢文は基礎教養ではないというのが持論の坂村先生でございますから間違ってても別にいいんですがね、編集者は何してたんでしょう(爆)。
かように、ラテン語や漢文は教養として極めて重要なものであり……(以下省略)。
先々週、今年初めての夏日を迎えた日から突如フリーズを連発するようになった職場の私の機械。OS再インストール、HDDの完全チェック、メモリの交換……と手順をこなして、最後の最後にCPUを交換したら、直った。
どうやら熱気に当てられたかなんかして、熱損傷していたようです。
もともと排熱に難があるケースで、しかも風通しの悪いところに置いてあったもんで、熱が怖いなぁとは思っていたのですが。
でもなんというか、「まさかなぁ……」って感想でした。
で、折角池袋まで出てきたのだから、とシネ・リーブルへ出向き、WXIIIの第2回目鑑賞……というより、「ミニパト第2話」を観に行った、という方が正解だろう。
なお、そのまま勢いで「羊のうた」まで観てきた。原作知らないので、なんとも言えないです、はい。ただどうだろう、コミックだったのを実写にしたもののはずなんだけど……同じようなテーマなら別の材料もあったろうにと思えてしまうあたり、現実の持っている力の大きさを感じる昨今。
バトルロワイヤル法本当に作ってさ、重要な政治的問題の解決に利用するってのはどうだろうか? とりあえず生き残った奴の意見を聴くってことで。
ファイタースがフランチャイズを札幌に移す移転申請を、コミッショナーに届けたそうな。
個人的には大歓迎。っつーか、東京近郊に球団多すぎるっての。東京はジャイアンツだけで充分だ。スワローズもファイタースも出てけーっ(笑)。ベイスターズとライオンズとマリーンズも、もう少し離れても良いと思うのだが、まあ許そう。
首都圏に6球団もいる現状がおかしいので、もっと地方へ分散するというのには大賛成。希望を言えば、北海道、東北、そして四国に1球団ずつ欲しいものだ。
北海道なら札幌だろうし、東北なら仙台かな。
そんな話を友人としているときに、では四国はどうだろうか、となった。四国でフランチャイズが形成できそうな都市ってどこだろう。高松か?なんて話していたら、その友人が宣った。
「徳島エイトックってのはどうだ?」
ツボにハマって爆笑してしまいましたよ、私ゃ。
身体のC整備希望。
一遍通りの健康診斷じゃなくて、人間ドックかなにかに入った方が良いかもしれない。
近所の医者が言うことには、「5月になったら整形外科の先生が来るから、そしたら膝もうちで診よう」。実験台かなにかですか?(苦笑)
まあ、近所に内科循環器科整形外科と揃ったら、あとは眼科があれば一通り私の用は足りるわな。泌尿器は既にかかりつけがあるから……。
なんか重病人みたいだ(苦笑)。
「人月の神話」の中の「銀の弾丸はない」に対して、「悲観的すぎる」と反論した人が多いなんて書いてあったけど、ちょっと信じ難い。私なんかはあれを「ちょっと楽観的すぎるのではないか?」とか思いながら読んでいたもんで。
みずほ銀行の統合を指揮した連中って、超楽観主義者だったか、空想世界の住人だったんではないでしょうかね。そりゃ挑戦は必要ですけど、成算が最初から立たないようなのは、唯の特攻ですよねぇ。
今日は東京シューレの学生ゼミでしたよ。
たまたま長野から東京に出てきていた予備校時代の友人Kを無理矢理拉致って連れていきました。
夜、きしもと君が家にジャンクパーツを引き取りに来た。かくしてソケ7のM/BやらATX電源やらキーボードやらが貰われていった。
昨日うちに泊まった予備校時代の友人Kだが、馬鹿話の最中に「原子力エンジン」という単語が登場した。
その時はそのまま通り過ぎてしまったのだが、今日になって不意に「原子力エンジン」とはどのようなものであろうかと気になって考え出した。やはりエンジンというくらいなので、レシプロ4サイクル内燃機関なのだろう。とすると、吸気、圧縮、燃焼、排気というサイクルをとる……。
幸いにも(?)核燃料は圧縮すると爆発するので(をゐ)、原理的にはなんらの問題もない、と思われる、ような気がする。
みずほ銀行の内部事情は、報道されればされるほど、どーしょーもない感じがします。事前にトラブル情報が上がってきていたにもかかわらず強行してこの結果ですか……。駄目駄目じゃん。
でもあんまりみずほのことばかり呆れてもいられないわけよ。私が関っていた某文字コードの問題だって、経済産業省の方からとにかく年度内にレビューをしろしろと急っつかれた結果、殆ど予告無しとも言える1月からの1ヵ月レビューに突入する羽目になったんだし、また某数省庁合同で進行している政府統一文字コードだって、某e-Japan計画のスケジュールに間に合わせる……ってできるわけないじゃんってくらいだし。
まともなトップって、実は国産松茸以上に稀少らしいと思うこの頃。
「ミニパト第3話」をシネ・リーブル池袋に観に行った。同じような人がかなり居たようで、本編に入ると寢ている人が……。
その後、今日こそは、とNortiaのお仕事。
実は購入後、ライセンス規約をきちんと読む暇がなくてモリサワのOpenTypeは自宅で放置されていた。
エンドユーザライセンスによると、一旦インストールすると、勝手にアンインストールもできないような内容なもんで、二の足というか、なんというか。インストールしたマシンを変更するのは有償とか書かれているのを見ると、一体どういう商売なんだと思わなくもない。
確かにフォントは著作権では守られていないのだが、別にだからといって法的な保護が全く受けられないわけではなくて、あくまで「著作物ではない」だけの筈。末端利用者が自由にアンインストールもできないような規約を作らんといけないようなものなのだろうか……?
みずほなんですけど、一応今日の仕事は今日中に終わるようです。でもなんか東京電力への引落データの半分が消え去ったそーですけど……。
このまま倒産しても、誰も驚かんな、こりゃ。
いかん、BBBの4.011落とすの忘れてた。
さ、明日は折角有給とったんだし、たっぷりと「ほしのこえ」を堪能してきますか。
一旦Tolly Woodを離れて、13時の回に。新海さんの手慣れたツールの使い方に唸る。
同席したSio姐御と輕く昼食を取り、神保町をうろついて帰ってきたら、丁度弟が王子に到着したところだった。
もちろん、明日、シモキタに連れていくために郡山から呼び出したのである。
上映後、てんやに入り、Nortia TAD-WGのミッション。巻き込まれた弟と糸野は何やらほざいていたようだが私は気にしなかったのできっと些細なことだったに違いない。
本屋で、紺野キタの「ひみつの階段」が新裝版で出ていました。普通なら、「だからどうした」で通り過ぎるところなんですが、書き下ろしがあるとあっては仕方ありません。同人誌からの採録もあったり。
先週末のことになりますが、「ふたつのスピカ」の第2巻が出ていました。買いましょう>そのスジの人
4月23日はサン・ジョルディの日、すなわち「世界 本の日」……なので神保町へ。
ところで、なんで聖ジョージと本が関係あるんですかね? 聖ジョージというと、龍退治で有名な戦争の守護聖人だったと記憶してるんですけど。しかもよりにもよって十字軍の守護聖人ですよ。
ユネスコも変なことしますね。
野尻抱介の「太陽の纂奪者」が出ていました。ハヤカワの新レーベルの新書。内容はかなり加筆されているようです。
デンパ大阪に業務連絡。「花右京メイド隊」の5巻が出ている模様。
じゅりちゃん他へ業務連絡。鷹見一幸「アウトニア王国再興録 でたまか 英雄待望篇」が書店に並んでいました。
予定では朝日ソノラマが明日。
あー。時間が足りん。全然足りん。なぜだかわからんけど足りん。
Nortiaの仕事がはかどらんし、もうすぐコミティアだってのにそっちの準備も進まん。試験勉強もせにゃならんし。
おかしい。なぜこんなに忙しいんだ?
最高裁で、大阪高裁の方の中古ゲームソフトの上告審の判決が下った。判決文はこちら。
極めて真っ当な解釋により、ゲームソフトウェアの頒布権は、ユーザの手に渡った段階で消尽し、以後の中古取引については問題ないことになりましたとさ。
これについてACCSもARTSも、今日時点では何もコメントしていない(ARTSはとりあえず「完全勝訴」と報じてはいるが)。どっちもどっちなので敢えて先にコメントしておくが、判決文は正しく読みましょう。今回はゲーム製作会社側の主張が通らなかったのであり、中古ソフト業界の主張が通ったわけではない。
ゲームソフトの中古販売についての最高裁判決について、ACCSとARTSのそれぞれの声明を読んでいろいろ思う。
InDesignとIllustratorを同時に使用しようとすると、Athlon 1700+でもまだ遅い。主記憶512MBでもまだ足りぬ。解像度1600×1200でもまだ足りぬ……。なるほど、かくしてPCの能力は上げられていくわけか、と得心した次第。
先日の西荻灯台での会合の後で、歴史学におけるタブーという話題が雑談であった。πちゃんに贈ったジョン・ダワーの「War Without Mercy」の感想を含めての話だった。
私が専門とする近現代史に於いては、タブーとされる不可蝕領域が少なからず存在する。当然、不可蝕領域であるから、義務教育はもちろんのこと、高等学校程度でも教えられることはまずありえず、大学教育の中でも一部の物好きを除けば丁重に避けて通る。私の場合、卒論のテーマがテーマだったので、その不可蝕領域にわざわざ突っ込んでいった物好きの一人に数えられる。
別に不可蝕領域と言っても、秘密警察が見張っていたりするわけではないので、その気になれば接触することは、別段難しくも何ともない。しかしそれだけに、そのぽっかりと観察者がいない知的領域は、盲点とでも言うべき様相を呈している。
社会が、意識的にしろ無意識的にしろ、歴史の闇に葬り去ろうとしている事実だけに、その領域を知ると、色々と精神活動に影響があることは確かである。少なくとも、正義の不在を確信するくらいには、厭世的になれる。
W.Edwards Demingは、ぶっちゃけた話「品質に値段が付けられる」と言ったわけだが、これは実に深遠な背景を持っていて、消費者が品質を解する状態にしておかねばならないという意味をも含んでいる。廉かろう悪かろうの粗製濫造による市場崩壞を避けるには、高品質な製品を市場に供給しなければならないが、これは逆説的に、市場が品質を求めるように仕向けなければいけないという意味でもある。
品質というものは定量化が難しく、ある尺度による量子化が、別の側面から逆の判定を下されることも少なくない。誰かにとって高品質なものが、他の誰かにとっては価値のないものであることもある。しかし、これを放置すれば、消費者はいとも容易く価格へと傾倒する。
市場を長く継続させ、安定的に成長させるためには消費者教育が不可欠で、それを怠れば結局は廉物万歳となり、労働単価の廉い製造方法に敗けることになる。
教育コストをけちるとロクなことにならないというお話。