越塚先生、頑張ってます(^^;。これっていつぞやのBTRON Clubで配布された奴ですかね?
キーボードの掃除をする。キートップを全部外し、分解して洗えるものは洗い、輕く掃除機をかけてゴミを吸い出す。半年に一回くらいはやっている。
106個もキーがあると、外すだけでも一苦労だ。中古で買ってきたキーボードなので、どういう使われ方をしていたのか、螺子山が潰れかけてる。キートップは洗面器にまとめ、フレームはマジックリンを使ってごしごし洗う。
そういえば、「分解清掃が楽にできるキーボード」とかいう謳い文句は聞いたことがない。なぜだろうか?
キーボードといえば、多言語処理ではキーボードも結構重要な問題になる。
物理的なキー排列の問題や論理的なキー排列、キーコードから文字コードへの変換方法から、その文字コードのあり方、ひいてはOSの内部設計に至るまで、多言語処理で取り扱わねばならない入力関係の問題は幅広い。結果としてある種のオーソリティーと化してしまうのは、遺憾ながらも仕方のない事実である。(最初から全部知ってたんじゃないかという意見は却下する)
世の中にはキーボードから本体に向かって文字コードが送信されているなどというとんでもない誤解を抱いている人間も存在する。物理的なキートップを交換して、入力される文字が入れ代わらないとサポートにクレームを付けた人間もいたと聞く。恐ろしいことだ。
あるいは、将来的にはキートップを交換したら、その通り入力されるようなインテリジェントなキートップができるのかもしれないし、そうなった方が良いのかもしれない。その昔、キートップに液晶パネルを内蔵させ、現在のキートップを動的に変更できるようにしたものを試作した人がいるというが、同様だろう。
コンピュータが一般化していく過程において、そのような要求が大きくなれば、だが……。
坂村先生の近著「情報文明の日本モデル」の第4章の5で、コピーを前提とした著作権保護機構を、と提唱しているが、別にこれは坂村先生の独創ではない。森亮一の「超流通」はTRONと同じ時期から存在するし、さらに遡ればハイパーテキストの生みの親であるT.H.ネルソンもXanaduシステムで同じことを目指していた。i-modeなどもこれらの一部にいれて良いかもしれない。
これらの取り組みには、技術的な問題だけではなく、情報へ相応の正当な対価を支払う機構を共有することを常態とする社会を作る努力が必要になる。しかも、i-modeのような閉鎖型ではなく、オープンエンドでそれを実行しようとなれば、あらゆる末端機器にある種の機構を持たせねばならない。
例えば、電話は、当初から料金を徴收することを前提に作られたネットワークであり、全ての加入者に世界中で一意の番号が振られ、どこからどこへ電話をかけようと、誰かが必ず料金を負担し、利益が分配されるよう作られている。そうなるように事前から設計されているにしても、これは実にとてつもないシステムである。
eTRONや超流通などの取り組みは、このような仕組みを後からInternetに付け加えようという壮大な取り組みということになる。
文字の符号化処理は、基本的に暗号と理論的に同じ処から発生します。即ち、「文字列Aをfという規則で文字列Bへ可逆的に変換する」という、ただだけです。文字列は数値的に扱うことができると情報理論で証明されているので(笑)、まさにそれは数学でしかありません。
文字列をやりとりするのに、それを途中の通信方法に適した形に変換して、伝送先で元に戻す。途中がモールス信号であろうとISO-8859-1であろうと、入口と出口で同じ文章が出てくるというだけの話です。
で、問題はその「途中」にあって、第1に、入出力が同一にならないと困るわけです。日本語の文章を送ろうというときに、英文モールスを持ち出しても役に立ちませんよね。よって、通信目的とする文字列を過不足なく伝送できる規則・規約が必要なわけです。その規約に本当に過不足がないか、については常に問題がつきまといますが、それを語り始めるとアレですので、また別の機会に讓ります。
第2に、それは物理的な通信方式に適したものでないといけません。最近では光でも電気でもデジタル通信が全盛ですが、低品質な伝送経路ならばモールス信号は有効ですし、電波も電線もなく、生身の人間しかいないなら手旗信号は有効です(笑)。
第3が、その通信規約をどれだけの人間で共有するかという点です。つまり、広く遍く誰にでも読めないと困るのか、あるいはお互いに鍵を共有した極少数の人間だけに限るのか。
普通は第3点は考えません。しかしこれが政治・経済・軍事的に秘匿されるべき情報だということになると、俄に重要になってきます。これが暗号と通常の通信の分かれ目となります。
その先は『暗号解読』に讓り、ここでは話をさらに理論面に遷移させますが、実は文字を伴った記述言語そのものが通信規約であると言うことができます。記述言語は、記号とその並びのの意味用法を共有する者の間で情報を伝達するための規約であるわけです。
幾分分かりにくいかと思いますが、(記述言語としての)日本語は、日本語を解する者同士の間でしか通用しない、という話です。
「なんだよそんなの当たり前じゃないか」? はい、そうです。それは当たり前のことです。当たり前だけに、恐ろしい問題がここに潜んでいることに、多くの人は気付きません。
それは、記述言語でそれ自身の規約を指定することができないという問題です。
日本語で、日本語という記述言語を指定することは、有り体に言って自己矛盾なわけです。なぜならその記述言語指定を読むためには、既にその文章が日本語で書かれていることを判別し終えていないといけないからです。「この文章は日本語です」と日本語で書いてあることには意味がありません。
この問題がとりわけ深刻化するのは、その言葉の遣い手が死に絶えてしまった場合です。インダス文字などのように、文字は残っているが、一体何語を記述したものなのか全く分からないとなると、解読は殆どお手上げとなります。ヒエログリフも楔型文字も、既知の他言語との対訳や辞書の発見によって解読されたものです。それがなかった線文字Bであっても、古代ギリシャ語との相似性が立証されなかったら解読はできなかったでしょう。
さて、理論的に文字符号化が記述言語と同じ根を持つということは、文字の符号化も当然記述言語と同じ問題を抱えるわけです。すなわち、自身の中にその符号化規則の指定を含めることができない。
これはShift-JISだろーがISO-2022-JPだろーが同じことで、それぞれ最初からそれと知っていないと解読(復号)できるかどうかは確率論になってしまいます。その符号化方法がもし忘れ去られたならば、解読は困難を究めるでしょう。何かの冗談だと思われるかもしれませんが、既に「符号化方式不明の大型コンピュータのデータ資産」などというシロモノは発生していたりします。
根本的に致し方ないことであるにしても、できるだけ解読の確率を高めておきたい、というのが私のささやかな願いだったりします。
9日に警察庁が「けん銃・警棒使用・取り扱い規範」を変更したかと思ったら、沖繩で逃走車輛に向けて10発発砲などというニュース。捕まった犯人から覚醒剤の陽性反応が出たといいますから、拳銃でも射たなきゃ止められなかったシチュエーションであったろうことは推測できます。
凶悪犯罪が増加し、警官の殉職者も増加傾向にある今日、このような方向性は是認されることだとは思いますが、一方でチェック機構の方も充実させていかないといけないと思います。
野球のワールドカップで、日本チームが順調に勝っています。なんとキューバにも勝ちました。素晴らしい。
一方で悲しい訃報もあった。杉浦忠氏が亡くなった。ある種、伝説の選手であった。
イチローがアメリカンリーグのRookie of the Yearに選ばれました。そのこと自体は賞賛されてしかるべきなのですが、ちょっとだけ、未だにNPBの経歴って無視されるんだなぁとか思って悲しくもなる(日本の新人王の場合、米国で試合に出てたら対象になりません)。
ま、日本人選手がメジャーで新人王を獲得し続ければ、そのうち変わるかも(笑)。
Million Meansは白ラベルでした。
なんかあちこちで話題になってますね、新AIBO。河森正治デザインというだけで正気を失っている人が多数居られるようです。こういう時、ああ僕は真人間で良かったと思いますね。
私としては、AIBOはどーでもいいですから、永野護デザインのSDR-3Xとか見てみたいですね。もちろん、出渕裕でもカトキハジメでもいいんですけど。佐山義則ってのも渋くて良いかも知れず。
もっとも、私はその辺のことには全く詳しくないのですが。いや、本当。
そおいえば本田技研はASIMOを年2千万円でレンタルするとか。2千万/年と聞いて、スパコンより廉いじゃん、とか思ったのは一応秘密。
データウェアの互換性こそをば、もっとも重要視しなければいけないとするのはTAD至上主義なのか?(笑)
今日仕事帰りに秋葉原に寄ったのは、Logicoolの新マウス、OM-100Dを見物してみようと思ってのこと。前評判が非常に良かったので、もし気に入ったらその場で買ってこようかなどと思っていたのですが、幻滅でした。なんですか、この右手でしか使えないデザインは……。
別に私は左利きじゃありませんけど、状況に応じて右手でも左手でもマウスを使いますので、こういうデザインは不可なわけです。
どれほど良い機構を持っていても、デザインで台無しです。
朝、王子駅でJRに乗り換える。みどりの窓口でIOカードを買う。そう。SUICAである(爆)。
JR東日本がパスネットとの共通化を蹴って導入する非接触型ICカードなんですが、本日より運用開始ということで、朝一番で買ってみました。
窓口で2,000円払ってカードを貰いました。うち、500円はディポジットなので、カードには1,500円がチャージされている計算。で、まずはそのまま券売機へ出向いて、SUICA対応券売機でチャージを実行。5,000円ほどチャージしてみました。
続いて改札へ向かい、財布にカードを入れたまま通過を試みるもうまく行かずにゲートを閉じられる。再度挑戦してなんとか通り拔ける。パスケースに入れたままでもOKという話でしたが、流石に財布の中にコイン類や他の非接触型ICカードと混在していては、少々難があるようです(笑)。
最期に改札を出た後で再び券売機で履歴の表示や印刷を試す。これまでの磁気IOカードやパスネットと違って、券裏面に印刷ができないので、券売機で履歴の表示/印刷をするのだそうで。印刷は、なんと切符用の磁気カードに印刷されて出てきます(^^;。
あとは払い戻しをすればサービスを一通り試すことになりますが、流石に手数料がかかるのでやりませんでした。
さて。BTRON Clubの発表申請の〆切は木曜か……。なにか相応しいネタはなかろうかと思いつつ、バージョンアップで実現されるモノとかち合ってもまずいし……。
そおいえば、ほぼ同時期に新交通日暮里舎人線なんつーものもできるとかできないとか。一方で営団の王子神谷車輛基地から出てくる作業員の方々の言葉の端々から13号線の見通しが暗いだのという声も聞こえてくる。
道路の方では道路四公団の統合民営化が叫ばれるが、果たして鉄道の方はどうなるのだろうか……。
もっとも、私は別に鉄な人ではないのでどーでも良いのだが。
国内で二例目の狂牛病。このくらいの頻度なら安心しても良いのではないかという気がするが……。
それより藥害クロイツフェルトヤコブ病を含め、病気自体の研究の方を優先的に進めて欲しい。
国産旅客機計画が動きだしたようです。
YS-11以来ですから、40年ぶりくらいですか。
新聞報道などによると、自衛隊の次期輸送機および次期対潜哨戒機と部品を共用するんだとか。まあ、それぞれ独自に設計するより安上がりにはなるんでしょうけど……予定通りの性能をきちんと満たせればいいんですが。
なにしろ全部が全部、用途も性能も違う輩なもんで、結果的に3機別々に設計開発した方が早くて廉かった、なんてことにだけはなって欲しくないものです。
Microsoftがeホーム構想をうんたらかんたらというニュースが流れているが、これは家の壁にCtrLとAltとDelキーを裝備しなければいけないということか?(笑)
米国の画像処理ソフトをネットのファイル交換プログラムで違法に讓渡したとして、さいたま市在住の専門学校生と東京都在住の学生が京都府警に逮捕された……というニュースなのだが、よくよく考えると、京都府警が一体何をどうやって関東くんだりまで搜査の手を伸ばしたのかと疑問にも思う。もちろん、その犯罪を発見した(あるいは告訴/告発を受けた)のが京都府警の管轄下だったからなのだろうが、わざわざ京都府警の警官が首都圏まで下ってきて逮捕状を執行したのかと思うと、その出張費は無駄ではないのか?と思わなくもない。警視庁あたりに引き継いでなんとか、とかできなかったのだろうか、と。
日本の警察の管轄主義というのは存外徹底していて、犯人がどこの人間であろうと、被害者の出た場所を管轄する警察が搜査を行うことになっている。だから、横浜で拉致された坂本弁護士一家が長野や富山に埋められていたとしても、現地で搜査を行ったのは神奈川県警だった。
これはそれなりに合理的なシステムなのだが、ネットワークを使った犯罪となると、途端に非効率な側面を露呈する。言うまでもないが、ネットワーク犯罪は物理的な場所に制約されない。それどころか、「被害が発生した場所」を特定できないことすらある。被害者が全国(or 全世界)に点在している場合だってある。犯人は当然のことながら物理的存在だが、それがどこにいるかなどという話になると、国内でない可能性もある訳だ。
これまでは広域犯罪=大規模犯罪であったのだが、今では犯罪規模に関らず広域化だけは進行している。警察だって年次予算の枠内で動いているので、予算を使いきったら身動きが取れなくなってしまう。出張費だって無尽蔵にあるわけじゃないだろうし。
素人目ながら、どうも現行の警察機構はこの現状に上手く対応できていないように見える。
昨日に、総務省で「迷惑メールへの対応の在り方に関する研究会」が行われたらしい。内容についてはまだ何もアナウンスがないが、メンバーを見る限り、あまり技術的な点について議論ができそうな雰囲気ではない。
極めて個人的な信条なのだが、目的と手段をきちんと区別できなければいけないと思っている。言い換えれば、手段にある程度以上は通暁してなければいけないと思っているわけだ。現行のシステムを頭から無視して、「じゃあメールの発信者が料金を負担するようにしよう」などと言い出されても困るわけで(爆)。
実現方法・手段・技術についての考察に移る前の素案段階ならそれでもいいんですが、往々にして方針として決定されてしまったりしますからね、そういうのって。
ある問答
Q:なんでJpeg圧縮だってわかるんですか?
A:見ればわかる。
自宅に帰ってきてテレビを点けたら、なんだかパンダが送られてきたような騷ぎになっていた。稀少という意味では、似たり寄ったりかも知れず。