哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」

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西紀2017年12月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。


2017年12月1日(金曜日)

文字情報基盤国際標準化決定記念シンポジウム『激変する文字コードの世界。とりのこされないために』〜ご存じですか?ユニコード・IVS〜」とかいうシンポジウムに参加してきた。

国が汎用電子情報交換環境整備プログラムから文字情報基盤整備事業に至る15年に亘る文字コードのインフラ整備事業の成果が全部ISO 10646に入ったよ(出版がまだのものもあるけど)、という祝賀イベントということで、基本良くない話はしない方向で……。

この事業自体は大変意義のある仕事で、さらに成果を国際規格に押し込んだという点については全く毀貶するところがないわけですが、しかしですね、CJK Unified Ideographs Extension Fはともかく、IVDに登録したから「標準化」ってのは些か……。

今んとこどの程度IVSが使い物になるのか、とか、今年やってる戸籍外字の補遺調査の結果で新規に見つかった文字が数千字になりそうとか、死にそうな話は沢山あるわけですが……。

それでも多分、「これで解決するんだ!」という強い意志を以って遂行することは重要なのかも知れません。また、自治体の行政システムのベンダロックインを解消するため、またオープンシステム化、システム間連携を実現するために、中間データ形式として使用できる文字セットとしての価値は搖るぎないものがあります。

しかしそれにしては、IVSの実用性について口を緘して誰も述べないというのでは、「IVSで皆解決」と巧言令色を並べているだけじゃないかという気がしてならないのですよ……。


2017年12月2日(土曜日)

笹子トンネル事故から5年ということで、いくつかの番組で遺族の声が取り上げられていたのを見たのですが、責任者の刑事罰を求める声が強くてげんなり……。

刑法38条にあるように、刑法は基本的に犯意のない行為を罰しません。従って、故意に、ここでは即ち天井板を落とす意志を以って行為を為した者だけが罰せられます。素直に、そんな人はいなかっただろう、と思えます。

しかし例外的に過失責任を問うことが第28章に定めがありまして、日本では大抵の事故がこれで処理されています。しかし業務上過失致死傷では「予見可能性」が問われることになっていて、事故が起こることを予見しつつそれを防がなかったことが過失とされます。本件の事故を事前に予測していた人はいないと思われます。

日本は刑事被告人に弁護の権利を認めていまして、弁護士を雇い、自己に不利な証言をしない権利が憲法に認められています。つまり、罪を問うのならば原因究明・再発防止に必要な情報が集まらない危険性を制度的に持っています。これはどこの先進国でも同じですが。

これに対して、原因究明・再発防止を優先し刑事罰を諦めるか、飽くまで刑事罰を求めるかはお国柄というべきなのかもしれませんが、日本では刑事罰を求める声が強いと感じられます。刑事罰と原因究明・再発防止はトレードオフの関係にあるので、前者を求めるのであれば後者はある程度諦めることになります。

しかし、笹子トンネル事故の遺族は「再発防止のために刑事罰を与えねばならない」って言ってるんですよね……。

いや、それは無理だから。事故は人智を超えたところで起こることなので、必ずしも人間が防げるとは限りません。笹子トンネル事故で言えば、他のトンネルの検査が押していたので笹子トンネルの検査を簡略化したのは事実ですが、では笹子トンネルを重視して他のトンネルを後回しにすることが正しいと事前に予見できたかと言われると、それは神や仏の世界となります。

人間には不可能な判断を求め、あまつさえそれができなければ罰すると云うのであれば、人は事なかれ主義に陥っていくでしょう。その結果は、恐らくもっと悪い状況になります。

大切な人を喪った遺族が感情的になるのは分かりますが、そういった感情論を垂れ流すのが報道の仕事だとは思えないのですよね。


2017年12月3日(日曜日)


2017年12月4日(月曜日)

RAID箱のHDDを一本入れ替えたら、再構築にまる一日以上かかると表示されてやんの……。

マジですかい。


2017年12月5日(火曜日)

次期ファイルサーバについて考えることしばし。

やっぱサーバ用PC+Droboという手軽さ、管理の楽さ、容量拡張の楽さは捨てがたいなー。12TB×3でRAID 5とか……。

Windowsの記憶域プールにしろZFSにしろ、拡張が面倒ってのはいただけない。


2017年12月6日(水曜日)

NHKの受信料訴訟の最高裁判決が出て、判決文が出たら読もう…なんて思ってたら即日公開されてんでやんの。いいぞ、もっとやれ!

それはともかく、内容は実に平凡というか、取り立てて何か大きな判断があったわけでもなく。受信契約は自動的に締結されるわけじゃないけど強制性はあって、締結するとTV受像機設置時点からの受信料を支払う、と。

大法廷なので裁判官15人の合議で反対意見は一人だけ。その内容も、個人的には余り肯んずるところのない感じ。(反対意見への反対意見もある)

判決文の見どころは「放送法に基づく原告に係る制度の概要等」の辺りで、歴史的経緯を丁寧に追っていて、ここ読むだけでも価値があるかも。

現行放送法が最良の制度だと思っているわけではないのだけれども、そこそこ良好な制度だと思っていて、これ以上を求めるならば、慎重な検討が必要だろうとは思っているのよね。

例えば“公共放送”を廃止してNHKを民放化するというのであれば、民放に課せられず、NHKのみに課せられている各種任務は誰が引き継ぐのかを考えねばならないし、恐らく教育放送は国内から全滅する。ちなみに「教育放送」免許は民放にも解放されていて、かつては民放の教育放送も存在したのだけれども、結局全滅した。このことから、NHKが民放化したら、多分教育テレビは継続不能だろうと推測されるところ。国際放送も続けられるか怪しいもんですな。

放送技術研究所や放送文化研究所、放送博物館、番組ライブラリといったNHKのみが持つ各種研究教育関連施設なんか民放化したら維持不能なのは目に見えてるし、なくなった後にどうするか(どうなるか)を考えない施策は、正直勘弁して欲しい。

NHKを国営放送化するべきという意見もまた過去の経緯を無視した暴論に近くて、戦前のNHKが自主的な取材組織を持たなかったために、結果的に国の発表を垂れ流す宣伝媒体と化した反省に立って戦後のNHKは“公共放送”として国から距離を取ったわけで、改めて民放にはないこの巨大放送網を国の好き勝手に任せるには危険性が大き過ぎると私は思う。むしろもっと距離を取らせるくらいで丁度良いくらい。

個人的に「より良いNHK」を求めるならば、「公共性」をもっと全面に押し出して、著作権の保護・行使よりも公共へのサービス提供を優先するようにするのが良いのではないかと思う次第。


2017年12月7日(木曜日)

一度便利さに慣れると駄目だなー、と久々にB6版の紙書籍を購入して思う。

松前小島にやってきた北朝鮮船の問題、どうしたもんかね。

船は朝鮮人民軍の所有物で乗組員たちは默秘、そんで島の施設から家電等を盗難となると、果たして通常の民間人の犯罪として見做して良いものか……。かつては北朝鮮の漁船が水産庁の船に銃を向けた事件もあって、軍籍の船が武装してたら、それは民間船って言えるの?って面はあると思う。なお、これだけでは国際法上の「軍艦」にも該当しない。

国際法に則った戦争をしてくれない(ことが予測される)相手ってのは、始末に終えないよねぇ。


2017年12月8日(金曜日)

トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認め、大使館をテルアビブからエルサレムに移転させるよう指示したんだそうで……。

選挙期間中からの公約ではあるのですけれども、こういう複雑な問題について単純な解決を求めるのは悪手だと思うんですけどもねぇ……。

エルサレムではイスラム教徒の暴動・衝突が起こっているそうですし、アラブ諸国の反発も必至でしょう。

トランプ大統領は中東和平に今後共尽力すると言っているようですが、言ってることとやってることが食い違ってますよねぇ……?


2017年12月9日(土曜日)

松前小島の北朝鮮船、逃走を図ったり逮捕に抵抗したりと、中々大変な様相ですね。

とりあえず法的には「犯罪」として処理されるようですが、容疑者たちの行動は、よくよく記憶しておくべきでしょうね。というのも、恐らく彼らの行動は、彼らの社会の中で「合理的」であろうと推測されるからです。

現代日本は大震災の最中でも略奪に対する心理的抵抗感が強くなる社会でして、目の前に誰も見張っていない物品があったからといって持ち去ろうと考える者は稀です。また、警察等の司法に対し暴力で抵抗する者も稀です。

しかし、恐らく今度増大すると見込まれる「難民」はそうではないのです。

これは米国の不法移民や、欧州の難民でもそうだったのですが、文化的水準の高い社会の常識・行動様式を弁えない人間が大挙して押し寄せた時に、そこに発生するのは低コスト社会の崩壊なのですよね。飲食店で席取りのためにバッグを置いておいたら、戻ってくるまでになくなってしまう社会、と分かりやすく言い換えても良いかと。

法治や法の支配が行き届かない社会からやって来た人々の行動様式は、大抵の場合、法治に馴染んだ人達からすると理解の果てにあります。当然のように、社会の統治コストが突然跳ね上がることになります。

実のところ、難民・移民に対する反対運動には、そういった実際的な問題が関わってくるんですよねぇ……。


2017年12月10日(日曜日)

日帰り帰省。

入院している父を見舞い、病室からインターネット接続が可能なように環境を整える。

病院内は今や医療機器が無線LANで通信しているので、Wi-Fiを使うモバイルルータは使いにくいんだよね。旧式のUSB接続の方が有難いんだけど、今やほとんど商品がないという……。

ピクセラの奴って、Wi-Fi止められるのかなぁ?


2017年12月11日(月曜日)

NHKの「体感!グレートネイチャーSP地球事変 ギガミステリー(1) 「地中海消滅」」を見てたら、アッサル湖の紹介の所で「ジチ共和国」なるナレーションとテロップを入れていた。あそこは「チ共和国」なんですがね……。

日本語的に発音し難いのは確かなんでしょうが、一応外務省が認めた国名は「ジブチ」なんだから、特に理由がない限り「ジブチ」を使う方がいいんじゃないかなぁ。一応欧文綴り上も「Djibouti」とb音なんだし。

ということでNHKに一報入れてみたんだけど、よく見たらこの番組制作会社はテレコムスタッフだった。


2017年12月12日(火曜日)

今年の漢字は「北」だそうで

記事中にもありますが、この字は元々二人の人間が背を向けあっているところから来ていて、「そむく」「せをむける」「にげる」といった意味があるのですが、転じて方角を表すようになりました。南面した際の背中側ですね。

後に、元々の意味の方は肉月が付いて「背」という字に転化しまして、現代では「北」の字は一般に方角を表すようになっています。

このような意味分化は漢字の長い歴史の中ではしばしば見られまして、分化した意味を特定するために偏や冠といった意符を付けるようになったことから、意符が文字学上でいうところの限定符的な意味合いを持っていたということになります。現代では意符を含めて一文字という扱いで、バラすことはまずありませんが……。

さて、現代では意味分化している「北」と「背」ですが、例外が一つあり、「敗北」の熟語では現代もなお「北」は原義で用いられます。

不思議ですね。


2017年12月13日(水曜日)

TRONSHOW初日。

沖縄の普天間飛行場にほど近い普天間第二小学校の校庭に、CH-53Eの窓が落下して児童一人が軽傷。軽症で済んだのは不幸中の幸いだったとしか。

普天間飛行場の移設はこのような事態を恐れてのものだったのですが、どういうわけか沖縄県における抵抗運動によって大幅に遅延しています。沖縄ではどうも児童生徒の安全よりも、基地移転の反対の方に重きを置かれているようです。理解し難いのですが。

四周を住宅地に囲まれた普天間飛行場の危険性は以前から議題になっていて、長い長い日米の折衝と検討によって辺野古沖の海上ヘリポート案で落ち着いて、予定通りなら今頃移設が済んでいた筈なのですから、今回のような事故は避けられた筈です。

事態を混乱させ、現在に至るまで移転の実現を阻害することになった、某首相の「最低でも県外」が余りにも悔やまれます。


2017年12月14日(木曜日)

“CDの父”中島平太郎氏が死去」との報あり。

幸いなのか不幸なのか、光学記録媒体の勃興と盛衰の時代を生きることになったわけですが、CDというのは色々と画期的な技術であったとは思います。

ただ、後年の知識で見ると、当初のCD、即ちCD-DAは余りにも「デジタルレコード」であり過ぎたとは思いますね。勿論、それは当時の発想の限界を示すものではあるのですが、CDが用途を広げる中で問題となっていったことは間違いありません。

DVDはCDが多方面に展開する中で問題となって部分を数多く改良していて、Blu-rayはまたDVDが直面した種々の問題を反省して規格策定が行われました。

しかしBlu-rayに至っても、シェル(殼)だけはどうにも普及しなかったのですよね……。Blu-rayも当初1.0の頃はシェル必須だったのですが、いつの間にかベアディスクに。一般消費者の手に触れるものだけに、シェル有りの方が良い気がするのですけどねぇ……。


2017年12月15日(金曜日)

というわけで、STAR WARS Episode VIII観てきました。

THE LAST JEDIと銘打たれた作品だったわけですが、甥っ子に裏切られてすっかり偏屈ジジイになったルーク・スカイウォーカーがヨーダに説得(物理)されて銀河に最後のご奉公をする、といった感じのストーリーでしたね(なんか違う気も)。

ジェダイは失敗した、とか共和国を滅ぼしたのはジェダイだ、とか、すっかりジェダイに幻滅してしまい、自らを最後としてジェダイの滅亡を期するルークに、フォース感応者として恐れ知らずのレイが修行をつけろと迫るわけですが、最終的に偏屈ジジイを改心させたのはヨーダだったという辺りが肝かも。


2017年12月16日(土曜日)

突如kindleが本のダウンロードを始めたので、確認してみたら、3月刊の某書のアップデートがかかっていた。

しかしAmazonの「コンテンツと端末の管理」を確認しても告知は出ていなかったので、どうもサイレントチェンジらしい。

一体何を変えたのやら……と思って本文をcompareかけてみたら、あちこち誤字脱字の修正が入っていた。

ここまで変えるんだったら、きちんと告知出して欲しいよなぁ。というか、告知を出さずにアップデートをかける理由が良くわからない。


2017年12月17日(日曜日)

トランプ米政権、疾病対策センターに「禁止用語」指示か」という、何やら啞然とさせられるニュースが。

CDCのような医学の部門に「Science-based」や「Evidence-based」といった語を禁止したら、仕事にならんのと違いますかね。病気、とりわけ伝染病対策などというものには統計科学が武器になるわけでして、これらなしに仕事をしろというのは無理筋にも程があります。

近年日本でも「Evidence-based Policy Making」(実証分析に基づいた政策立案)という言葉が官僚から聞こえるようになってきているわけですが、政治が台無しにしかねない流れが世の中で起きているんですかねぇ。

むしろ今後の政党はEvidence-based Policy Makingを掲げ、オカルトや宗教・思想を排除すべきだと私などは思うのですが、昨今の政党を見ていると与野党共に怪しげな呪術師を重用する向きがあって困惑しますよね。

特に野党は、それらからきっぱり足を洗い、手を切るべきだと思うのですが……。

与党? 与党が日本会議と手を切るなんて今さら無理でしょ。


2017年12月18日(月曜日)

「外相専用機」、河野外相が導入に意欲」との報道。外相専用じゃなくても、閣僚級の外遊の際に気軽に使える機体は欲しいところ。

航空自衛隊入間基地所属の第2輸送航空隊がVIPの航空移動を担っているのですが、保有しているU-4は航続距離の問題で主に国内移動向けですからね。(海外に飛んだ例がないわけではない)

それより上となると特別航空輸送隊の政府専用機(現B747、次期B777)になってしまう……。その中間くらいで取り回しの良い政府専用機は、外交日程を考えれば望ましいものです。

米国の場合、コールサイン“エアフォース・ワン”として知られるVC-25の他に、閣僚級の移動はE-4C-32が用いられます。

ガルフストリームG650ERってのは悪い選択じゃないと思います。軽くて速くて小回りが效きますからね。U-4の代わりに導入して、閣僚級の外遊まで利用範囲を広げたら良いように思います。

超個人的にはP-1の電子兵装取っ払って座席を付けたVP-1とか作って飛ばすほうが好みですけれども! なんといってもETOPSの制約がない!


2017年12月19日(火曜日)

宇宙・サイバーに司令部新設へ」と自衛隊の仕事がまた拡大する模様。

いやまあ、仕方ないんですがね……。

ただ、国内法上軍人ではなく、交戦権もない自衛隊にできることには限界がありまして、いい加減憲法9条2項を削除するなりして国の交戦権を認め、交戦権の行為者としての軍人(武官)を定義しないと、サイバー空間での反撃とか、憲法解釈ではどうにもならなくなると思いますけどね。

自衛隊の任務が拡大する一方で、その法的基盤は脆弱なまま放置されていることが、気がかりでなりません。“自衛権”で対処できる範囲には限界があり、その限界の範囲内で自衛隊は活動すべきだ、というのが法的な見解にはなりますが、今やそれでは納まらなくなってきていると私には思えるのですよね。


2017年12月20日(水曜日)

9条改憲、両論併記=首相案と2項削除案−自民」という記事があって、憲法9条の改正案がその二つならば、2項削除以外選択肢がないと思うのですが……?

国内法的にも国際法的にも誤解なく軍隊・軍人である存在を持つことが重要なのであって、中途半端な「自衛隊」を固定化することには反対です。

米政府「北朝鮮が関与」 5月の大規模サイバー攻撃」という記事もあったりして、「戦争」は今や物理的な世界に限らず行われるようになってきています。これらを自衛権の枠組みで自衛隊員に対処を押し付けるのは、限界に近いと私は感じています。少なくとも、日本国外へと対処の手を伸ばすのであれば、彼らが軍人として国の交戦権を体現する立場であることを明確にすべきであると私は考えます。

元々の「日本の国土が荒らされた段階で自衛権を発動する」という概念では、対処できる範囲があまりに限定され過ぎると思うのです。


2017年12月21日(木曜日)

ちょっと本(物理)を買いに出た筈が、近所の本屋に無く、最寄り駅側の本屋に無く、王子駅側の本屋に無く……結局赤羽駅前のブックストア談まで足を伸ばすことになってしまった。大冒険だよ。

こういう問題を物理書籍はどうしても排除できないんだよなぁ(当然だけど)。


2017年12月22日(金曜日)

「iPhoneは早ければ1年後に性能が落ち始める」のをAppleが正式に認める」とか。

ピーク性能を抑制することで不意のシャットダウンを抑制するとか、電源周りの設計に問題があるんじゃね?とか思いますが……。バッテリについても然り。

最初の一年程度しか最大性能が発揮できないというのでは、全体的に設計にリダンダンシーが足りないのではなかろうか。

まあ、あんな小さな筐体に詰め込むだけ詰め込んでれば、余裕もクソもないという意見もあろうかと思いますが。


2017年12月23日(土曜日)

朝、日本のH-IIAロケット(F37)とSpaceXのFalcon 9(F46)の射上げがほぼ同時(1分差くらい)であって、両方の動画配信を同時に観てた。

JAXAの味も素っ気もない射上げ映像に対し、SpaceXは民間企業ということもあってか色々見せる演出でしたね。というか、今どきオンボードカメラ映像なしというのは如何なものか>JAXA

両者の射上げは過去にもそれぞれ見たことがあったわけですが、今回同時に見て両者の飛行経路の大きな違いに気づきました。

H-IIAが射上げ後にまず高度を稼いでから徐々に対地速度を上げていくのに対し、Falcon 9は比較的低い高度の裡から対地速度を上げていく形なのですね。両者のロケットの性質上、そうなるのは分かるのですが、ほぼ同時に見ると改めて違いがくっきり見えましたな。

液酸/液水のため比推力は高くとも純粋な推力で劣るLE-7Aは離床時に固体燃料ロケット(SRB-A)を使わざるを得ず、当然推力はあっても比推力に劣るSRB-Aでは一気に上昇するしかないわけです。そういった不利を背負って採用した液酸/液水エンジンの效能って一体なんだったんだっけ……?


2017年12月24日(日曜日)

コンピューターで全漢字使用可に 6万字コード化」とかいう、どっかで見たことあるような内容のニュースが……。(追記:オフィシャルプレスリリース

要するにUnicode 10.0相当の漢字がISO/IEC 10646:2017になったよ、という話題。作業者のポカミスで遅れていた出版作業が終わった、と。

しかし苦難の道はこれからで、IVSによって定義された漢字の取り扱いについては、未だ碌でもないアプリケーションが蔓延っており、検索や置換で何が起こるか見当もつかないところはある。

そういやMSのWordとExcelは逸早くIVSへの対応を表明したんですが、DB系はどうなってるんでしょうかねぇ。

個人的にはBackSpace一発で異常になるようなアプリケーションをどうにかするために、国なりIPAなりが「望ましいIVSの取り扱い」について規則を作って、調達条件に放り込むべきだと思いますがどうなんでしょう。そうしなければ、意図しない動作によるデータの破壊が起きかねないと憂慮する次第。


2017年12月25日(月曜日)

共同電で「「空母」運用機を本格検討」とかいう刺激的な記事。

私個人としては「空母たる機能を実現できないものは姿形がどうあれ空母ではない」という立場ですが、それはともかく、日本がF-35Bを導入する目的、F-35Bによって獲得しようとする軍事的能力というのは何でしょうね?

F-35BはF-35のSTOVLモデルで主なオペレータは米海兵隊になります。英海軍の新空母・クイーン・エリザベスにも搭載される予定で現在試験中ですが、現状では運用者は米海兵隊のみです。

米海兵隊におけるF-35Bは専らAV-8Bの更新機の扱いですので、対地攻撃が主任務とされるところです。積載するのも空母ではなく強襲揚陸艦です。

F-35Bを搭載することになると予想されているいずも型が陸上自衛隊の兵員・車輛輸送能力を持っていることも合わせて考えると、空母としての運用というよりは、揚陸支援を目的としているのではないか?と思えてきます。いずも型ですら、F-35Bを載せるとなればほんの数機程度でしかないでしょうから、「空母」としての運用はもとより困難でしょう。

F-35Bは別に艦に載せなくとも、前線近くの野戦ヘリポートで運用ができるなど、前進する陸上部隊を近くから支援するには向いた性格があります。対地支援は前線近くから出撃する方が有利ですので、あるいは自衛隊はそのような運用が必要になることを考えているのかも知れません。


2017年12月26日(火曜日)

昨日の話題ですが、読売が一面で報じたようで。

記事の内容はともかく、やはり想定されているのは空母というよりは強襲揚陸艦のようですなー。おおすみ型の後継艦も視野に入ってくるでしょうか、これは。おおすみ型も建造からそろそろ20年で更新が視野に入ってくるわけで、そうなると航空機運用能力を増強した強襲揚陸艦化が見えてきますなー。

近年では、英オーシャンやら仏ミストラル級、西フアン・カルロス一世、豪キャンベラ級といったヘリコプター揚陸艦や強襲揚陸艦をベースとした多目的艦が花盛りでして、恐らく日本もこの流れに乗るものかと。

ただ、一箇大隊を載せて殴り込もうとすると、結果としてアメリカ級くらいのサイズになる気がしますわ。


2017年12月27日(水曜日)


2017年12月28日(木曜日)

あ、やっぱりそうですか……といった感じの「韓国大統領 慰安婦合意の再交渉を示唆」との報道。

一昨年の合意を後押ししたバイデン氏に感想を伺っている報道はないものかね。

日本としては一切交渉に応じる必要はないので、放置で良いんじゃないでしょうかね。

ただまあ、北の問題だけは韓国と連携しなければいけない辺りが痛し痒しですが。


2017年12月29日(金曜日)

石油禁輸措置が取られている北朝鮮に対し、中国船が瀬取りで北朝鮮に石油を受け渡していることが報じられ、「トランプ氏、中国の北朝鮮石油供給に「失望」 平和解決阻害」「香港籍の船舶、北朝鮮に海上で石油精製品を移転=韓国」とか。それに対する中国側の関連の船は今年8月以降、中国の港に出入りした記録がないってのはどういう抗弁なんでしょう?

直接中国から輸出してなくても、中国の旗を掲げた船が三角貿易やれば違反は明らかだと思うわけですが(そのための旗国主義なわけですし)。

まあ、中国の場合国の統制が末端まで行き渡らないことは往々にしてあるので、中国政府が主導して行っているとは限らないとは思いますが、それにしても言い訳としてどうよ?とは思いますね、これ。


2017年12月30日(土曜日)

北朝鮮への瀬取りによる石油密輸、ロシアもやってたとか情報が出てきて……。

経済制裁の実效性に関わってくる問題だけど、こういうことが続くようだと、軍事的対処の正当性が上がるだけじゃなかろうか。

中国やロシアが武力行使に反対するのは理解できる話なんだけど、ただ、その主張の裏付けを自分たち自身が毀損している印象。


2017年12月31日(日曜日)

帰省〜

なんか乗車率180%とか言ってたけど、北陸新幹線は長野を過ぎるとがたっと乗客が減って、自由席には空席が目立つように。

長野以遠の僻地振りが際立っている、とでも言えば良いのか。

実家に戻ってから松飾りを付けたりなんたり。

それでは皆様良いお年を。