哀愁日記
底に哀はあるの。

もしくは、

「常識日記 文科系的日常」


西紀2012年9月分

Caution!

このページはあくまで小熊善之個人の責任において製作されており、坂村健先生及びTRONプロジェクト、パーソナルメディア社、並びにYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は関与しておりません。
守秘義務の関係上、伏せ字になっている箇所があります。伏せ字の中身を御推測なさるのは結構ですが、あてずっぽうの内容を他者に広めて誤解を拡大再生産することだけはないようお願いいたします。

目次 | 前月 | 初日 | 末日 | 翌月

2012年9月1日(土曜日)
 IBAF 18U Baseball World Championship第2試合は台湾戦。昨日と打って変わって、攻めれども攻めきれず、の展開になって、12安打を放ちながら最終スコアは2-0で辛くも勝利。ピッチャー藤浪が2安打13奪三振の完封なんだけど、途中本塁クロスプレーがあったりして、スコア程完勝って感じではなかった。
 こういう、打てども打てども点の入らない試合って、やっぱりあるけど、観てる方は辛いわな。
 しかしそれにしても台湾の守備……。台湾はプロですら守備が下手、という印象なんだけど……。

2012年9月2日(日曜日)
 コミティア

2012年9月3日(月曜日)
 IBAF 18U Baseball World Championship、昨日の対パナマ戦と本日の対イタリア戦は、安心して見ていられる内容。
 漸く打撃陣も木製バットに慣れてきたのか、ビッグイニングはないにしても、先制、中押し、ダメ押し、トドメ刺し、って感じでコンスタントに得点していって、横綱相撲で勝利、って感じ。まあ、格下相手だしね。
 しかし、“野球が盛んな国”の筈のパナマやイタリアでこのレベルとは、野球のオリンピック復活の道は遠いな……。

2012年9月4日(火曜日)
 夏風邪が順調に悪化中。

2012年9月5日(水曜日)
 IBAF 18U Baseball World Championship、第2ラウンドに駒を進めた日本は、対パナマ戦……3-0で敗北。
 なんっちゅーか……日本の自滅?
 向こうのピッチャーが良くて6安打しか打てなかったのはあるにしても、得点に絡むエラーとか勘弁して下さい。
 7回8回とチャンスを作ったものの、決定打が出ずに終わり。
 こういう我慢比べみたいな展開になると、急造チームは粘りが效かないのかなぁ。
 ここまでビッグイニングを作れていないのもあるけど、相手ピッチャーが良い時の戦い方に難がありそう。

2012年9月6日(木曜日)
 IBAF 18U Baseball World Championship、第2ラウンド第2戦の相手は、地元韓国
 応援が凄いんでやんの。
 それはともかく、試合は投手戦。お互い、守備の乱れから始まったチャンスが一回ずつ。その一度の好機に4点を取った日本が、2点しか与えずに、辛くも勝利。
 んー。やっぱ昨日のコロンビア戦は獲っときたかったなぁ……。

 UH-Xに絡む防衛省の談合疑惑に捜査が入った件。
 正直……お願いだから自主開発させて! ヘリは自衛隊(陸自)の要なの!って感じでしょうかー。
 いやもう、なんと言いますか、碌な実績もない商社が欧州ヘリ引っさげて値段で落札して部品が滞るとかね、勘弁して欲しいわけですよ。信頼と実績のあるメーカさんに、積み上げた技術を維持して頂くためにも、そういう操作が必要なこともあるんだと、政治家さんが言って下さい。尊敬しますから。


2012年9月7日(金曜日)
 夏風邪が気管支炎に発展して抗生物質を処方された金曜日。

 IBAF 18U Baseball World Championship、第2ラウンド第2戦、対米国戦。5-10で敗北。
 ひどい試合だった。
 米国チームの、接触プレーを全く厭わない“力強いプレー”に、日本は正捕手森が二度も吹っ飛ばされ、最終的に交代。三塁手も一度吹っ飛ばされた。
 勿論ルール的には違反ではないわけだけど、日本の高校野球では一般に忌避されるような、キャッチャーを吹っ飛ばして落球すればラッキー、みたいなプレーを立て続けにやられて日本側はなんか緊張感が切れちゃってましたね。そのあとはエラーやら何やら……。
 とにかく、エラーをすればすかさず力で付け込まれ捩じ込まれ、慣れていない日本が押し切られた印象。レスリングだと思ってたら相撲だった的終わり方であった。
 この18Uずっと見てきたけど、一番後味の悪い試合だった。
 かくして日本は5/6位決定戦に回ることに。相手は韓国。
 精神面を立てなおして臨んで欲しい。


2012年9月8日(土曜日)
 IBAF 18U Baseball World Championship、順位決定戦。相手は韓国
 で、完封負け。日本は6位に終わった。
 この大会通じて、日本チームはとうとうビッグイニングを作り出せなかった。早い回から小刻みに点を取れる展開になれば強かったが、相手投手が非常に良かったり、相手の打撃力が莫大だったりした場合、どうにも手立てがなくなっていた。
 そして守備。エラーもそうだし、エラーとは記録されなかったレベルのミスも多かった。全体としては、最後まで「寄せ集め」のままで、チームとしてのまとまりを欠いていた。
 これはまあ、仕方ない面もある。俗に、野球がチームとして機能するようになるまで3週間程度かかるという話なので、甲子園が終わった直後に召集されて、チームとして機能しろというのが土台無理ではある。
 というわけで、課題の多かったIBAF 18Uであった。
 願わくば、この課題の解決を考えて欲しいんだけど、米国戦を見ていると無理かも知れん。

2012年9月9日(日曜日)
 IBAF 18Uも終わってしまって、気管支炎で外出もままならず、寝て起きて寝て起きての生活。
 読書を進めるには打って付けの時間なのだが、咳が出ると読書どころではなかったり、目脂がひどかったり(鼻腔内の分泌物が目からも出てくる)で、なかなか巧いこといかず。
 医者の見立てでは「まだ肺炎じゃない」ということだったんだけど、一度気管支炎まで進行してしまうと、治すのも大変……。

2012年9月10日(月曜日)
 今日も熱が下がらず、仕事を休む。
 医者に行くが、まだ少し炎症が残ってるとか言われる。
 明日には治ると良いなぁ。

 松下忠洋金融担当相が自殺したとの報あり。
 現職閣僚の自殺は日本憲政史上三人目となる。
 しかし、前二人に比べると、事由が明確には思い浮かばないところでもある。


2012年9月11日(火曜日)
 漸く熱が下がって出社。
 丸四日間熱出してたのか。
 しかしその四日間で大分消耗した……。

 家に帰る道すがら、ぽつぽつと雨滴を感じ、もしかして一雨来るのかと急いで自宅に駆け込んだ直後に、土砂降りに。
 しかもレーダー画像などから、極めて局所的なゲリラ豪雨だったらしい。
 なんともはや。


2012年9月12日(水曜日)
 「出土のガラス玉、古代ローマ帝国製か…広島という興味深い記事。
 三世紀前半というと、ローマでは五賢帝時代が終わり、セウェルス朝(C.E.193〜235年)を経て軍人皇帝時代(C.E.235〜284年)へと繋がる頃ですな。支那では後漢(C.E.25〜220年)末から三国時代(C.E.220〜280年)にかけて。ローマとのシルクロード貿易といえば後漢でしょうか。
 両帝国ともに黄昏の時代だったというのは面白いところですね。
 シルクロードの東の果て、倭国の当時の事情は後漢書東夷伝や魏志倭人伝などに僅かに伝わるばかりですが、考古学の進展により、古墳時代を通じてヤマト王権への権力の收斂が起きていた事がわかってきています。当時の広島に、漢に朝貢しガラス玉を得た豪族がいたんでしょうかね。興味が唆られます。

 電気用品安全法の技術基準の適合に課題があるとかで、「パナソニックのスマホ連携エアコン、外出先からの運転ON機能を削除」とかなんとか。
 家に帰り着く直前、最寄り駅からエアコンをONにする、とかいう使い方は恐ろしく利便性が高いと思うのだけど、適法とする方向で監督官庁が動かなかったのは残念ですな。
 スマートハウスって日本では違法なのかね?


2012年9月13日(木曜日)
 「日産、パリショーに燃料電池車「TeRRA(テラ)」SUVコンセプト出展」とかいう記事に水素が広く普及すれば、すぐに燃料電池自動車を量産する準備が整っていると力強い言葉が書かれていたのだけれども、水素の普及って何時までたっても……だね。
 水素の運搬・蓄積技術が確立すれば燃料電池車輛の方が蓄電池車輛より高效率になりうるという研究は色々あるのですが、問題は水素の扱いの難しさ。
 分子量が2しかない水素は、どんなシーリングからも微妙に漏出しますし、液化しても70.8kg/m³ととにかく比重が軽く、体積エネルギー密度が稼げません。液体水素は-252.6℃で特殊なタンクが必要な上に、水素脆化を起こすといったタチの悪さがあるので、水素吸蔵合金による蓄蔵が期待されたのですが、残念ながら車載できる程に軽量で安定的な合金はまだ見つかっていません。
 となると炭化水素の改質による水素抽出という話になるのですが、これ又触媒の開発に手間取っており、それだったら最初から炭化水素燃やしちゃえよ、という話になってしまうのですな。
 何らかの技術的ブレイクスルーによって一気に改善する可能性がないではないのですが、現状では、展望として充電池車輛に劣る、というのが実際のところではないかと思います。

 「ウナギは乱獲で「絶滅危惧種」 環境省が指定へ、保護急務にというのは、大体こいつのせい。
 冗談はさておき、鰻資源の枯渇はここ数年急激に問題化しつつありまして、今後は資源保護が重要になることは間違いありません。
 これまでのように気軽に鰻が食べられなくなるのは残念ですが、子々孫々まで鰻を食べられる世界を残したいものですね。
 具体的には完全養殖で(おい)。


2012年9月14日(金曜日)
 「「こうのとり」3号機に搭載した再突入データ収集装置(i-Ball)のデータ取得について」と、i-Ballが無事機能を果たした模様。
 予算が多くないので遅々とした歩みとはなっていますが、いつか、日本が有人宇宙飛行を達成する日を、この目で見てみたいものです。

2012年9月15日(土曜日)
 川崎市長と報道各社のこの記者会見が、東京新聞の手にかかるとこんな記事に早変わり☆
 最初にtwitterのまとめを見た時に、こりゃちょっと会見全文が公開されるまで保留、と思ったんだけど、予想以上に酷い出来だった。
 東京新聞は何らかの意図を以って編集したとしか思えない。

2012年9月16日(日曜日)
 SonyのVAIOでしか動作しない「VAIO TV with nasne」を使うとnasneからBlu-rayディスクへの書き出しができるというので、実験してみたのだが、とにかく速度が遅くて閉口した。実時間以上かかった。
 とても実用になる速度ではないとは思ったものの、必要とあらばBDに書き出せることが分かったことは、一応收穫かねぇ。

 先日亡くなったトニー・スコット監督作「エネミー・オブ・アメリカ」がNHK BSで放送されていたので拝聴。
 トニー・スコット監督は、好きな映画監督だっただけに、残念でならない。遺作、と言って良いのか、最後に手がけた「JAPAN IN A DAY」は11月に公開される。


2012年9月17日(月曜日)
 PanasonicのBDドライブUJ-235Aを、スリムドライブ→5インチマウンタを介して光学ドライブ用エンクロージャに組み込んでPCに繋いでいたのだけど、こんなの美しくない、スリムドライブ用のエンクロージャに入れて繋ぐべきだ、という内なる声に従って、エンクロージャを探していた。
 しかし、12.7mm厚のスリムドライブ用のエンクロージャは市場に選択肢が少なく、出来ればこの際USB 3.0にしたいと思案していたのだが、妙案を思いついた。
 LogitecのLDR-PME8U3Lでも買ってきて、中身のドライブだけ入れ替えればいいじゃん、と。値段を調べてみれば5,000円を切ってる。中のドライブなんか捨てたって惜しくない。
 というわけで、通販で購入。ちなみにLogitecのブランドを所有するエレコムは、LaCieとの販売契約の関係で、Logitecブランドの商品を店頭に並べることができないので、現在Logitecブランドは全部通販である。
 さて。届いたLDR-PME8U3Lを裏返してゴム足を引っぺがすと、後ろ側二つにネジが隠されていた。これを拔いて、上蓋をスライドさせると、中はまるっきり光学ドライブエンクロージャ。ネジ無しでスリム光学ドライブが簡単な変換基板に接続されていた。付属のドライブはTEACのDV-W28S-Wだったが、燃えないゴミへ直行。
 さて、今回USB 3.0にしたのは、強化された電源供給力によって外部電源なしで動いてくれる事を期待したからだったのだが、残念なことにドライブを認識はするのだが、ディスクのスピンアップで電力が足りなくなるらしく、ディスクのマウントが出来なかった。UJ-235Aの消費電力が大きかったのか、当方のマシンのUSB 3.0の電力供給量が少なめだったのか。
 外部電源端子はEIAJ #2だったので、PSP用のACアダプタを流用。無事動くようになった。

2012年9月18日(火曜日)
 床に積まれた本の塔から途中の数冊を拔き出さんとして、慎重に作業を進めるも果たせず、雪崩れる。
 ええい、と崩れた本を再び積み上げ、ふと気づく。
 拔こうとしていた本はどこへ行った……?
 ああ、今の5倍くらい本棚が置けるところに住みたい。

2012年9月19日(水曜日)
 14日に「エネルギー・環境会議」にて「革新的エネルギー・環境戦略」とやらが決定され、その後各方面からの反発があったりしてどうすんのかなと思っていたのですが、「参考文書扱いで閣議決定しない」ことになったそうな
 まあ、実際の文書を見てみれば解りますが、トレード・オフの関係にあるものを両方達成するとか、正直頭おかしいんじゃないかと思うような文書でしたから、閣議決定されなかったことは、素直に喜びたいと思います。
 それにしても、民主党という党は、政策案を練るに当たって、実現可能性を検討しないこと甚だしく、今回も毎度のこととはいえ、頭が痛いところです。また、「閣議決定」していないことをいきなりぶち上げて撤回するところなどは、細川首相の「国民福祉税構想」を苦々しく想い出すところです。そういえば当時の連立与党の面子の多くは今、民主党に所属していましたっけ。
 何にせよ、早いとここの政治喜劇が終わってくれないかと、願うばかりです。

 中国側から「学術団体が声明「日本は琉球の植民統治をやめよ」=中国報道」というご大層なご意見。
 沖縄県民の方は、中華人民共和国琉球自治区となることできてとても幸せだなァとか思うのであろうか。
 まあ、中華人民共和国琉球自治区になったら米軍基地問題は解決するかも知れんがね。なんせ日米安保の対象からも外れるから、米軍は全部引き上げるだろうしね。ただし、中国じゃ土地の私有が禁じられているから、米軍が去った後の土地が地権者に返ってくることもまたないだろうけど。
 ま、どっちにしろ、県民が意思表示すべきことだろう。


2012年9月20日(木曜日)
 病院の検査から診察までが長くて長くて……。
 でも「ルパン、最後の恋」は読み切れなかった。

 「民主さらに4人が維新へ 20〜30人で会派結成模索」とか、放っといても野田政権には解散以外に手が無くなりそうな勢い。
 来月以降、マジでこの国どうなるんかね。
 それにしても、元民主党員で構成された日本維新の会に何かを期待する人達の思考回路ってのは、どういうものなんだろうか。


2012年9月21日(金曜日)
 民主党代表選は、野田首相が再選を果たした。まあ、このタイミングで与党内で首相が交代するよりは遙かにマシであろう。

 「北京市、日本人作家・関連書籍の出版停止通告という焚書坑儒な話題。
 自分たちに都合の悪い情報はどれだけでも隠蔽できる素敵政府が本気出してきた感じですが、これによって中国大衆の日本への理解が減少することが、中期的には事態を悪化させる素地となるでしょうね。
 彼らにとっての「想像上の日本」と、現実世界の日本を整合させる手段がなくなるというのは、控え目に言って良くないことですから。
 尤も、手段があっても採らず、あえて己の妄想の世界に浸って声を上げる人は、何処の国にも居るものですけれどもね。

 そしてジャイアンツはセントラル・リーグを制覇した。


2012年9月22日(土曜日)
 朝方、肌寒くて目覚める。
 例年より一日早い秋分。

 腕時計を、オーバーホールに出した。
 時計屋に持って行って見せると、「これ普段から使っておられるんですか?」と尋ねられる。
 何分、製造後45年程も経っている時計なので、とっくに部品なんかなくなっていて、竜頭も別の時計のパーツを無理くりくっつけてあるような代物。修理のしようなどもなく、できることといえば掃除くらいなもの。それでも数年に一度はオーバーホールに出してる。
 しかし、流石にもう駄目っぽい感じがひしひしと感じられてきていて、いつ駄目になるやら、と気をもんでたり。


2012年9月23日(日曜日)
 急に涼しくなって、過ごしやすい反面、気温の変化にやられそうな予感。
 気をつけねば。

 突然、駿河台下の「ザ・ハンバーグ」のハンバーグが食べたくなって、雨の中をお出かけ。
 時々、自分は馬鹿でなかろうか。


2012年9月24日(月曜日)
 「「1天文単位は1億4959万7870.7キロ」、国際天文学連合が新数値という単位の補正があったのですが、3メートルの誤差があったとか言われても……。
 いえ勿論、太陽と地球の平均距離をメートル単位で算出できる計測能力は素晴らしいと思います。
 でもですねAUって単位で測るのは文字通り天文学的スケールの天体事象の話なんで、これまで3m誤差がありましたとか言われても、それが何か大きな影響を及ぼすとは考えにくく……ぶっちゃけ、文字通りの「誤差の範囲」ではないかと。

2012年9月25日(火曜日)
 Blu-ray Disc Playerとプラズマディスプレイモニターをコンポーネントケーブルで接続する簡単なお仕事×7台
 このご時世にコンポーネントか……。
 アナログ接続だと出力制限がかかるんだけどなぁ。(参考
 まあ、別に市販ソフト再生するわけじゃなからいいんだろうけど。

 「小さなトラブルが大ピンチに、いまだ綱渡りを強いられる電力供給体制」という記事があって、メンテナンスも碌にできない状態が未だに続いていると報じられていた。
 現在の日本の電力供給体制は、極端に供給余力が少なく、本来一旦停止して点検・補修を行う筈の発電所を無理やり動かして、なんとか帳尻を合わせています。
 これがまともな状態だと思っている人間がいたら頭がオカシイんじゃないかと私は思いますが、残念なことに、危機を乗り越えれば乗り越えるほど、「危機」が幻であると訴える人が力を持ち始めます。中には、原発を稼働させるための陰謀であるとぶち上げる人まで出てくる始末です。
 私は今、冬の北海道をかなり気にしています。北海道電力泊発電所の早期再稼働がほぼ絶望的となった今、冬の北海道を襲う電力不足が、いかなる事態を招来するか。それを避けるためにどのような手が打てるのか。
 人が死ななければ良いのですが。

 旧ソ連の空母・ワリャーグを営々十年以上かけて改装していた中国初の空母は、この度正式に軍に引き渡され、“遼寧”と名付けられた由。


2012年9月26日(水曜日)
 自民党新総裁は安倍晋三元総理の返り咲き。
 石破さんは党員票では圧倒的でしたが、決選投票で敗れる。敵が多かったかな。
 しかし、次期首相という職は、この3年の決算をせねばならんわけですが……

2012年9月27日(木曜日)
 西夏文字の解読で知られる西田龍雄先生が、昨日お亡くなりになられていた
 謹んで弔意を捧げる。

 博報堂より、「博報堂生活総研の20年間にわたる生活者観測データを一般公開」という素敵なニュース。
 この日記では社会の記憶力の無さ、変化の速さなどを採り上げることも珍しくないのですが、このデータを使えば、移ろいやあるいは逆に不変な部分を数値で分析できるようになります。活用できればこれ以上ないものですね。
 暇を見て頑張って解析しよう。


2012年9月28日(金曜日)
 珍しく、スロットイン式のスリムBD-REドライブの新製品が出たというので、いそいそと終業後に秋葉原へ。
 最後の一台だった。
 縦横の置き方を選ばない点からコンシューマ製品での採用は多い割に、PC用では人気がないのか、スロットインドライブはあまり出まわっていないので、高性能なのは特に即ゲットですね。
 あー、abeeのsmart P02とかで組みたいのう……。
2012年9月29日(土曜日)
 本年最大級の馬鹿映画「アイアン・スカイ」を観に行く。
 これが米国製B級映画であれば、最後は米国が悪漢を倒して世界平和が訪れてハッピーエンドになるんだろうが、なにせフィンランド映画。出来栄えはとてもブラックであった。
 ギャグと言うよりはブラック・ユーモアに彩られたブラック・コメディ映画で、とても不健全な笑いを終始提供してくれた。
 終映後、館内から拍手が沸き起こったのが、印象的であった。

2012年9月30日(日曜日)
 颱風次第で明日会社に出勤できるかどうか分からないから、という理由で午前中にちょっとだけ会社に出ておく。
 夕刻から台風接近に伴い大風。
 予報では、明日朝までに拔けていく模様だが……。

 田中眞紀子の文科相就任内定と聞いて絶望する。